渋谷のスクランブル交差点で発生した「ぶつかりおばさん」による台湾人児童への暴行事件が注目されています。
この記事では「ぶつかりおばさん」の名前や正体は特定されているのかや、台湾人の子供を狙った心理、警察の捜査や逮捕はあるのかや、対策、現在についてまとめました。
この記事の目次
ぶつかりおばさんは渋谷スクランブル交差点台湾人女児暴行事件の犯人

2026年2月、東京・渋谷のスクランブル交差点で発生した「ぶつかりおばさん」による台湾人女児への体当たり事件は、SNSを通じて瞬く間に世界中へ拡散され、国内外で大きな波紋を呼びました。
これまで日本社会の暗部として「ぶつかりおじさん」が問題視されてきましたが、今回の加害者は女性であり、しかも無抵抗な小さな子どもが標的となったことで、その悪質性に批判が殺到しています。
この記事では、この事件の概要を振り返るとともに、ぶつかりおばさんの名前や正体の特定、なぜ台湾人の女児を狙ったのかという心理、対策や警察による捜査や逮捕はあったのかや現在についてを詳しくまとめていきます。
ぶつかりおばさん事件の概要…渋谷で起きた台湾人観光客への凶行
事件が起きたのは2026年2月24日から25日にかけての夜、世界で最も有名な交差点の一つである「渋谷スクランブル交差点」でのことでした。
日本旅行の最終日を楽しんでいた台湾人観光客の親子が、交差点の真ん中で記念撮影をしていました。
小学校低学年ほどと見られる女の子がカメラに向かって満面の笑みでピースサインをしていたその直後、背後から歩いてきた水色のロングコートにマスク姿の中年女性が、故意に肘を突き出し、女児の肩と腕に強烈な体当たり(エルボー)を食らわせたのです。
女児はバランスを崩して転倒し、加害女性は振り返ることも謝罪することもなく、足早に群衆の中へ消えていきました。
さらに、スローモーションによる映像検証では、この加害女性は女児にぶつかる直前にも、すれ違った成人男性や別の親子の子供に対して、不自然に肘を張り出して連続的に体当たりをしている様子が確認されています。
被害女児の母親であり、台湾のインスタグラマーでもある女性(甜點兒林佩佩氏)が「日本最後の夜に意地悪な人に強く押された」と動画をInstagramに投稿したところ、わずか数日で1000万回以上再生される大炎上騒動に発展しました。
【迷惑度C+】
渋谷スクランブル交差点
ぶつかりおばさん備考 : 常習犯
pic.twitter.com/CY0TyMZkla— DEATHDOL NOTE (サブ垢) (@deathdolnote) February 25, 2026
ぶつかりおばさん事件の加害者の正体と名前の特定

出典:https://yuu-yuu-infonews.com/
ネット上では、この「ぶつかりおばさん」への怒りが爆発し、有志による特定作業が激化しました。結論から言うと、2026年7月現在に至るまで、加害女性の名前や身元は特定されておらず、正体は不明のままです。
ネット上では、加害者の正体や国籍について主に以下2つの見方に分かれています。
「日本人説」:服装が「典型的な日本のオフィスワーカー(OL)」に見える点や、これまでも日本特有の現象として「ぶつかり男」が存在してきたことから、仕事帰りのストレスを抱えた日本人女性であるという見方。
「外国人(中国人・韓国人)説」:「ダサいコートと安っぽいバッグを持っている」「日本人がこんなことをするはずがない」という偏見や願望から、加害者も外国人観光客であると主張する声。
しかし、これらはすべて確証のない憶測に過ぎません。顔の大部分がマスクで覆われていたこと、そしてスクランブル交差点という1回の青信号で数千人が行き交う極度の密集地帯であったことが、名前や正体の特定を困難にしています。
一方で「毎日渋谷を通勤で使っている人なら見覚えがあるはずだ」といった声や、「サイレント通り魔的な常習犯に違いない」といった指摘も相次いでいますが、決定的な証拠には至っていません。
渋谷のぶつかりおばさんによく似た女性が、コンビニで韓国人の子供にぶつかっている動画もSNSに上がっていますが、同一人物かどうかはわかっていません。
渋谷スクランブル交差点で台湾人の子供を突き飛ばした、ぶつかりおばさんに似た風貌の水色の女性らしき人物が
日本のコンビニで韓国人の子供にアタック。 https://t.co/RTMppcOFC1 pic.twitter.com/fZldHDuOxb— のうまにあ願榮光🏴🇯🇵☀ π (@FreeAll_protest) March 10, 2026
ぶつかりおばさん事件に対する警察の動きと逮捕の可能性
これほど悪質な映像が残っているにもかかわらず、現在も加害者は逮捕されていません。
法律上、歩行中に故意に体当たりをする行為は立派な犯罪です。相手が怪我をしていなくても「暴行罪(刑法第208条)」が成立し、転倒して怪我を負わせた場合は「傷害罪(刑法第204条)」に問われます。
警察がすぐに動けない、あるいは逮捕に至らない背景には、以下のような理由が考えられます。
被害届の提出ハードル:被害者が外国人観光客であり、事件直後に台湾へ帰国してしまったため、日本の警察に正式な被害届を出して捜査に協力することが物理的に困難であること。
故意の証明の難しさ:人混みの中での接触は「うっかりぶつかってしまった(過失)」と言い逃れされやすい性質を持っています。今回は映像があるため故意である可能性が極めて高いですが、加害者を特定して尋問しない限り立件のハードルがあります。
防犯カメラの追跡限界:渋谷には無数の防犯カメラがありますが、マスク姿で地下鉄などの公共交通機関に紛れ込まれると、リソースを割いて徹底的な足取り捜査を行わない限り、身元特定は容易ではありません。
ただし、映像がこれだけ拡散され、国内外で報道されたことで、警察内でも「悪質な事案」としてマークされている可能性は高く、今後別の場所で同様の行為を働き、現行犯で逮捕された際に余罪として追及される余地は残されています。
ぶつかりおばさんの心理
「ぶつかり男(おじさん)」だけでなく「ぶつかりおばさん」が出現する背景には、現代の日本社会が抱える病理と、個人の歪んだ心理状態が絡み合っていると考えられます。
専門家やネットの意見を総合すると、以下の3つの心理が浮き彫りになります。
ぶつかりおばさんの心理① ターゲットの選別と「絶対的な卑怯さ」
ぶつかりおばさんとぶつかりおじさんの最大の共通点は、「自分より弱そうな相手」をピンポイントで狙っていることです。今回の被害者は無抵抗な小さな子供でした。
これを如実に証明したのが、オーストラリア出身で身長194cm・体重190kgの怪力コンテスト優勝者、エディ・ウィリアムズ氏の行動です。彼は事件後、「自分もぶつかられる体験をしよう」と渋谷の交差点に行きましたが、誰も彼にぶつかってくることはありませんでした。
彼は「どうやら小柄な人だけが体験できるらしい」と皮肉を込めて動画を投稿しました。ぶつかり族は無差別に見えて、実は「絶対に反撃してこない相手(女性、子供、小柄な人、スマホを見ている人)」を瞬時に見分けて攻撃しているのです。
ぶつかりおばさんの心理② ストレスの八つ当たりと「サイレント通り魔」
職場や家庭での強いストレス、社会への不満を抱えている人間が、それを真っ当な方法で解決できず、路上で見知らぬ他人に物理的ダメージを与えることで優越感や鬱憤晴らしを得ている可能性です。
刃物を使わないだけで、通行人に次々と危害を加えるその姿は「サイレント通り魔」だと言えるでしょう。
ぶつかりおばさんの心理③ 歪んだ正義感(マナー警察化)
交差点の真ん中で立ち止まって写真を撮る行為に対して、「他人の迷惑になっている」、「ルール違反だ」と勝手に認定し、「お仕置きをしてやってもいい」という歪んだ正義感を暴走させる心理です。
たとえ観光客の行動が推奨されるものでなかったとしても、暴力(体当たり)で制裁を加える権限は誰にもありませんが、彼らの中では「ルールを守らない相手への正当な鉄槌」へと変換されてしまっていると考えられます。
ぶつかりおばさん事件の現在…海外メディアの反応とイメージの悪化

ぶつかりおばさんの動画は台湾だけでなく、中国や英語圏のSNS(Redditなど)でも爆発的に拡散され、CNNなどの大手メディアも報じる事態となりました。
台湾の反応:当然ながら「悪意に満ちている」、「どうして子供を突き飛ばせるのか」と激しい怒りの声が上がりました。「日本は安全だと思っていたのに」というショックを受けた人も多くいます。
中国の反応:中国のSNSでは「日本人のほうが民度が低い」、「これが偽りのない日本の姿だ」と、日本を批判する格好の材料として拡散されました。中国語圏ではこの現象が「撞人族(ぶつかり族)」という言葉で広く認知されるようになってしまいました。
欧米の反応:Redditでは5300件以上のコメントが寄せられ、「日本の奇妙な社会現象」、「ストレス社会の歪み」として分析される一方、「なぜ日本のネットは犯人を必死で中国人にしようとしているのか」という、国籍論争の醜さに呆れる声も上がりました。
ぶつかりおばさん事件の影響
2026年現在、急速に回復したインバウンド需要の中で、この事件は日本の「安全神話」や「おもてなしの国」というブランドイメージに泥を塗る結果となりました。外国人観光客に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)ではないかという見方すら出ており、(多くの国民が望んでいるのかは別として)観光立国を目指す日本にとって看過できない深刻なダメージを与える事案となってしまいました。
ぶつかりおばさんの被害に遭わないための対策
こうした「ぶつかりおばさん」、「ぶつかりおじさん」の被害に遭わないために、また被害に遭ってしまった場合に備えて、以下の対策を徹底することが推奨されています。
ぶつかりおばさん・ぶつかりおじさん対策① 歩行中の「隙」を見せない
彼らはスマホの画面を見て歩いている人や、周囲への注意が散漫になっている人を「反撃してこない」と判断して狙います。人混みでは歩きスマホを絶対に避け、顔を上げて周囲を見渡し、「自分は周りを警戒している」というオーラを出すことが最大の防衛になります。
ぶつかりおばさん・ぶつかりおじさん対策② 子どもや高齢者を物理的に守る
今回の事件のように、ターゲットは弱者に向かいます。混雑した場所では、子どもの手をしっかり握り、自分の体の前か横の「守れる範囲」に置くこと。ベビーカーを利用する際も、すれ違いざまの体当たりに警戒する必要があります。
ぶつかりおばさん・ぶつかりおじさん対策③ 人流を妨げない場所選び
被害者に落ち限度はないものの、スクランブル交差点の真ん中や、駅の改札口付近など、人の流れが激しい場所で立ち止まることは、標的にされるリスクを格段に跳ね上げます。記念撮影や立ち話は、人通りから外れた安全なスペースで行うべきです。
ぶつかりおばさん・ぶつかりおじさん対策④ 被害に遭った場合の「事後対応」
もし体当たりされた場合は、相手のペースに巻き込まれず、すぐに大声を出して周囲の注意を引くことが重要です。報復や直接の喧嘩は、さらなる暴行やトラブルに発展する危険があるため避けるべきです。
可能であればその場で「スマートフォンで相手の姿を動画撮影」し、速やかに最寄りの駅員や警察に通報してください。今回の事件も動画があったからこそここまで問題提起されました。
泣き寝入りせず、被害届を出し、周辺の防犯カメラの映像保全を依頼することが、社会からぶつかり族を排除する第一歩となります。
まとめ
今回は世界的に拡散されてしまった「ぶつかりおばさん事件」についてまとめてみました。
渋谷スクランブル交差点での台湾人女児に対する「ぶつかりおばさん」事件は、決して偶発的な事故ではなく、弱者を狙った極めて悪質な暴行事件です。
現在に至るまで加害者は特定・逮捕されておらず、法の網をかいくぐっている状態ですが、この映像が世界中に拡散されたことで、日本の路上に潜む異常な攻撃性が白日の下に晒されました。
ストレス社会やインバウンドへの鬱憤(マナーの悪い外国人観光客が非常に多いのは紛れもない事実)など、加害者側にいかなる不満があろうとも、無抵抗な子供に危害を加えることは決して許される行為ではありません。
この事件を他岸の火事とせず、自身の防犯意識を高めるとともに、このような子供をターゲットとした暴力行為を絶対に許さない社会を築いていく必要があります。

















