1999年から2009年にかけて放送された大家族ドラマ「大好き!五つ子」の子役キャストたちの現在が話題です。
この記事では「大好き!五つ子」の桜井家の両親や五つ子を演じた子役らキャストたちと現在、死亡説の理由、その他のサブキャストたちやシリーズのあらすじなどについてまとめました。
この記事の目次
「大好き!五つ子」は1999年から2009年にかけて放送された大家族ドラマ

1999年から2009年にかけてTBS系列の「愛の劇場」枠で放送され、日本中の夏休みを彩った国民的昼ドラ『大好き!五つ子』。
桜井家の五つ子たちと両親が織りなす笑いあり、涙ありの大家族ドタバタ劇は、多くの視聴者の心を掴み、全11シリーズ、計349話にも及ぶ大ロングラン作品となりました。
この記事では、ドラマ「大好き!五つ子」について改めて詳しく紹介していきます。
「大好き!五つ子」とは
『大好き!五つ子』は、TBSテレビとドリマックス・テレビジョン(旧VSO)が制作し、平日13時からの30分枠「愛の劇場」で放送されたホームドラマです。
物語の中心となるのは、中学校の体育教師である父・桜井良介と、専業主婦(のちにパートなどにも出る)の母・桜井桃子、そして2人の間に生まれた「五つ子」たちからなる7人の大家族「桜井家」です。
放送開始の1999年当時、五つ子たちはまだ小学校1年生。そこから年を重ねるごとに現実の年月とリンク(一部設定変更あり)しながら成長し、最終シリーズである2009年には24歳の立派な大人になるまでの軌跡が描かれました。
「大好き!五つ子」が夏休みに放送されていた理由
本作の最大の特徴は、毎年「夏休み期間」に合わせて放送されていたことです。学校が休みに入った小中学生が、お昼ごはんにそうめんやチャーハンを食べながら親と一緒に見るドラマとして、これ以上ないほど完璧なタイミングで放送されていました。
視聴者である子どもたちは、画面の中で成長していく五つ子たちに自分自身や同級生を重ね合わせ、親世代は桃子や良介の子育ての悩みに深く共感したのです。
大家族をテーマにしたテレビ番組といえば、ドキュメンタリー番組(『痛快!ビッグダディ』や『石田さんチ』など)が有名ですが、本作はあくまでフィクションのドラマです。
しかし、五つ子という特殊な環境ゆえの金銭的な苦労、家が狭い問題、一人ひとりに愛情を注ぐことの難しさ、兄弟間の嫉妬や喧嘩、そして思春期の反抗期や進路への葛藤などが極めてリアルに描かれており、単なるファンタジーではない「大家族のリアルな人間模様」を描き切ったことが、長寿シリーズとなった最大の要因です。
「大好き!五つ子」キャストと現在① 桜井家の両親役の現在

桜井家の物語は、この両親なしには語れません。五つ子という未知の領域の子育てに奮闘し、時に悩み、時にぶつかり合いながらも、深い愛情で家族を包み込んだ桃子と良介。演じたお二人の当時の活躍と現在を紹介します。
「大好き!五つ子」の母親キャスト・森尾由美のプロフィールと現在
森尾由美のプロフィール
生年月日:1966年6月8日
出生地 :東京都豊島区巣鴨
出身地 :埼玉県草加市
身長 :162cm
血液型 :A型
1966年生まれの森尾由美さんは、1980年代にアイドルとしてデビュー。『大好き!五つ子』は間違いなく彼女の代表作の1つとなりました。実生活でも2人の娘を育てる母親であり、ドラマでのリアルな演技は彼女自身の子育て経験も活きていたと言われています。
2022年には実の長女が出産し、なんと50代にして「おばあちゃん」に!ご自身のInstagramやブログ(アメブロ)では、若々しく美しい姿とお孫さんとの微笑ましい日常を発信しており、「若くて可愛いおばあちゃん」、「娘さんと姉妹みたい」と度々話題になっています。
現在も女優としてドラマに出演するほか、長寿バラエティ番組『はやく起きた朝は…』などにレギュラー出演し、変わらぬ親しみやすさで活躍を続けています。
「大好き!五つ子」の母親・桜井桃子のキャラクター

五つ子を一度に出産し、休む間もなく育て上げてきた肝っ玉母さん。明るく前向きな性格ですが、子どもたちが成長してそれぞれの自我を持ち始めると、親の心子知らずな態度に涙したり、良介と教育方針を巡って衝突したりと、等身大の母親としての葛藤が描かれました。彼女の口癖や、子どもたちを叱る際の「拓也!剛!慎吾!紀香!美穂!」と5人の名前を一気に呼ぶシーンは名物でした。
「大好き!五つ子」の父親キャスト・新井康弘のプロフィールと現在
新井康弘のプロフィール
生年月日:1956年12月5日
出生地 :東京都
出身地 :神奈川県川崎市高津区板戸
身長 :179cm
血液型 :A型
1956年生まれの新井康弘さんは、元々1970年代に一世を風靡したアイドルグループ「ずうとるび」のメンバーとして活躍した人物です。
その後、俳優に転身し、『大好き!五つ子』の良介役で全国的な知名度を確固たるものにしました。
現在は60代後半を迎えられ、黒髪だった当時からは一変、ロマンスグレーの白髪とダンディーな髭を蓄えた素敵な紳士的なキャラクターを確立しています。
2020年には「ずうとるび」の再結成にも参加し、音楽活動も再開。2025年2月にはご自身のX(旧Twitter)で『大好き!五つ子』当時の集合写真を投稿し、「懐かしい」、「ずっと見ていました」とSNS上で大きな反響を呼びました。
「大好き!五つ子」の父親・桜井良介のキャラクター

中学校の体育教師(後に教頭などに昇進)。熱血漢でありながらも、家庭では妻の桃子を支え、子どもたちに寄り添う理想の父親です。
しかし、思春期を迎えた子どもたち(特に長男の拓也や次男の慎吾)が道を外れそうになった時や、未成年喫煙などの問題を起こした際には、容赦なく鉄拳制裁を下す昭和の頑固オヤジ的な一面も持ち合わせていました。
家族を養うために給料の良い学習塾への転職を悩むエピソードなど、一家の大黒柱としての苦悩も深く描かれました。
「大好き!五つ子」キャストと現在② 桜井家初代子役(小学生時代)

出典:https://asset.catalog.play.jp/
1999年の第1シリーズから2004年の第6シリーズまで、小学生時代の五つ子を演じたのが「初代」の子役たちです。彼らの成長ぶりは、まさに視聴者が親戚のおじさん・おばさん目線で見守るような感覚でした。それぞれの特徴と、現在の姿に迫ります。
初代子役キャスト① 拓也(長男)役・谷野欧太のプロフィールと現在
谷野欧太のプロフィール
生年月日:1992年6月23日
出身地 :東京都
血液型 :O型
長男・拓也の初代子役キャストである谷野欧太さんは、『大好き!五つ子』卒業後も俳優として活動し、嵐の大野智さん主演のドラマ『魔王』(2008年)などに出演していました。
しかし、その後は所属事務所(サンミュージック)のプロフィールから名前が消えており、現在は芸能界を引退しているとみられています。
初代長男・桜井拓也のキャラクター

五つ子の中で一番の秀才であり、真面目で責任感が強い長男。兄弟たちのまとめ役でありながら、それゆえに「長男としてのプレッシャー」に押し潰されそうになる繊細な一面もありました。少年野球チームで活躍するスポーツマンでもありました。
初代子役キャスト② 剛(次男)役・金澤翔太のプロフィールと現在
金澤翔太のプロフィール
生年月日:1991年7月23日
出身地 :神奈川県
血液型 :A型
次男・剛役の初代子役キャストである金澤翔太さんは、現在は芸能界を引退しているようです。
しかし、森尾由美さんの2016年のブログにて、すっかり立派な大人の男性へと成長した姿で再会したことが報告されています。(上画像の向かい側真ん中のメガネの男性が成長した金澤翔太さんと思われる)
初代次男・桜井剛のキャラクター

五つ子の中で最も気弱で泣き虫、心優しい性格の持ち主。動物が好きで、争い事を好まないマイペースな少年でした。兄弟喧嘩ではいつもオロオロしていましたが、シリーズを通じて精神的に逞しく成長していく姿が感動を呼びました。
初代子役キャスト③ 慎吾(三男)役・中野勇士のプロフィールと現在
中野勇士のプロフィール
生年月日:1991年11月8日
出身地 :東京都:
身長 :175cm(日本タレント名鑑掲載情報)
血液型 :A型
三男・慎吾役の初代子役キャストである中野勇士さんは「大好き!五つ子」以外には、大河ドラマ「北条時宗」や映画「源氏物語 あさきゆめみし」などに出演。
その後も俳優として活動していましたが、現在は表立った芸能活動は確認されておらず、引退した可能性が高いです。
初代三男・桜井慎吾のキャラクター

桜井家のトラブルメーカーにして初代問題児。直情型で手が出やすく、兄弟げんかの火種になることもしばしば。しかし、根は誰よりも純粋で家族想いであり、喜怒哀楽がはっきりしている愛されキャラでした。サッカーに熱中する活発な男の子です。
初代子役キャスト④ 紀香(長女)役・荒井千歩のプロフィールと現在
荒井千歩のプロフィール
生年月日:1991年10月24日
出身地 :埼玉県本庄市
身長 :161cm
長女・紀香役の初代子役キャストである荒井千歩さんは「大好き!五つ子」出演後に芸能界は引退しており、現在は地元の埼玉県本庄市でダイエット専門サロンを経営されています。
大人になってからも「大好き!五つ子」のキャスト陣との交流は続いており、森尾由美さんのブログでも再会時の事が紹介されています。
初代長女・桜井紀香のキャラクター

出典:https://encrypted-tbn0.gstatic.com/
五つ子の中で一番のしっかり者で、お母さん(桃子)の良き理解者。ぽっちゃり体型で食べることが大好き。兄弟たちが自分勝手に振る舞う中、文句も言わずに家事を手伝ったり、損な役回りを引き受けたりする健気な女の子でした。
初代子役キャスト⑤ 美穂(次女)役・新穂えりかのプロフィールと現在
新穂えりかのプロフィール
生年月日:1991年10月9日
出身地 :福島県会津若松市
身長 :150cm
血液型 :A型
次女・美穂役の初代子役キャストである新穂えりかさんは、「大好き!五つ子」の子役卒業後は『仮面ライダー』シリーズをはじめ、多くのドラマや映画に出演するなど精力的に女優業を継続していましたが、現在は引退されています。
大人になってからのキャスト陣の集まりには参加しており、テキパキとした性格は当時のままだと森尾由美さんもブログなどで話しています。
初代次女・桜井美穂のキャラクター

おませでオシャレが大好き、少々わがままな末っ子気質の次女。「玉の輿に乗る」ことを目標にし、トラブルの引き金になることも多い進行役的存在でした。しかし、家族への想いは誰よりも強いという一面もありました。
「大好き!五つ子」キャストと現在③ 桜井家二代目子役(中高生〜社会人)

出典:https://asset.catalog.play.jp/
2005年、五つ子たちが小学6年生から一気に高校1年生へと成長したという設定のもと、『大好き!五つ子Go!!』としてリニューアルされました。
ここで子役キャストは一新されます。思春期特有のリアルな悩み(進学、恋愛、非行、将来の夢)がテーマとなり、より大人向けのドラマチックな展開となりました。
二代目子役キャスト① 拓也(長男)役・栁澤貴彦のプロフィールと現在
栁澤貴彦のプロフィール
生年月日:1987年9月24日
出身地 :神奈川県
血液型 :A型
長男・拓也役の二代目キャストである栁澤貴彦さんは、『花より男子2』や『ブラッディ・マンデイ』などにも出演しイケメン俳優として人気でした。その後、2013年に芸能界を引退。現在は自身の才能を活かし、画家(アーティスト)として活動個展を開くなど芸術の道に進んでいます。
二代目長男・桜井拓也のキャラクター

成績優秀で医学部を目指す秀才。しかし、成績が伸び悩んで挫折を味わったり、親からの期待と自分の本当の気持ちとの間で葛藤したりする姿が描かれました。最終シリーズでは、見事に研修医として第一歩を踏み出しています。
二代目子役キャスト② 剛(次男)役・鈴木藤丸のプロフィールと現在
鈴木藤丸のプロフィール
生年月日:1988年3月28日
出身地 :神奈川県厚木市
身長 :170cm
次男・剛の二代目キャストである鈴木藤丸さんは子役として長く活躍後、「大好き!五つ子」に出演。ドラマ終了後は2010年のドラマ『インディゴの夜』などに出演しましたが、2011年に芸能活動の無期限休止を発表し現在も芸能活動は再開していません。
二代目次男・桜井剛のキャラクター

勉強が苦手で進路に迷い、一度はドロップアウトしそうになるなど、最も将来について苦悩したキャラクター。しかし、職人の世界に飛び込み、最終シリーズでは一人前の「左官職人」として汗を流して働く立派な青年へと成長しました。
二代目子役キャスト③ 慎吾(三男)役・山内秀一のプロフィールと現在
山内秀一のプロフィール
生年月日:1987年4月11日
出身地 :東京都
身長 :172cm
血液型 :O型
三男・慎吾役の二代目キャストである山内秀一さんは、子役として活動をスタートし、NHK朝ドラ『ちゅらさん』への出演でブレイク。「大好き!五つ子」に出演後も俳優として精力的に活動し、2022年からはフリーランスへ転向。
現在は俳優業の傍ら、ラジオパーソナリティ、ライター、インタビュアー、さらにはメディアプロデューサーとしても多岐にわたる才能を発揮しています。
二代目三男・桜井慎吾のキャラクター

サッカー推薦で大学進学を目指すものの、現実の壁に直面する体育会系男子。高校時代にはタバコを吸ってしまい、良介から本気で殴られるという衝撃的なエピソードもありました。最終シリーズでは、父親と同じ「体育教師」となり、かつての自分のような生徒と向き合います。
二代目子役キャスト④ 紀香(長女)役・永岡真実のプロフィールと現在
永岡真実のプロフィール
生年月日:1989年8月16日
出身地 :千葉県千葉市
身長 :167cm
血液型 :A型
長女・紀香役の二代目キャストである永岡真実さんは、ローティーン向けファッション雑誌「ラブベリー」専属モデルを経てグラビアアイドルとして人気を博していました。
「大好き!五つ子」の出演により人気の幅を広げて、写真集やDVDも多数発表しましたが、ドラマ終了後の2010年、学業専念のために芸能活動を休止しました。現在も芸能活動は再開していませんが、結婚をして家庭を築いているとの情報もあるようです。
現在は表舞台から退き、結婚して家庭を築かれているとの情報があります。
二代目長女・桜井紀香のキャラクター

初代のぽっちゃりキャラから一変、スリムな優等生タイプの美少女に成長。アメリカへの留学を決意し、行動力を発揮します。最終シリーズでは、留学先で出会った外国人の中年男性アンソニー(ジョン・カミナリ)を結婚相手として連れて帰り、両親を気絶寸前にさせるという大騒動を巻き起こしました。
二代目子役キャスト⑤ 美穂(次女)役・笹岡莉紗のプロフィールと現在
笹岡莉紗のプロフィール
生年月日:1988年1月10日
出身地 :東京都
身長 :154cm
血液型 :O型
次女・美穂役の二代目キャストである笹岡莉紗さんは、『天才てれびくん』や『おはスタ』のおはガールとして出演し、『ニコラ』の専属モデル「ニコモ」を務め、特にローティーン女子から絶大な人気を誇る存在でした。
2008年に短大卒業を機に芸能界を引退していますが、「大好き!五つ子」だけは番組終了まで出演。その後は、アパレルブランド「ROSE BUD」のWEB担当及び販売員になり、現在はPRを担当するモデルとしても活躍しています。
二代目次女・桜井美穂のキャラクター

セレブ婚を夢見る派手好きな性格は健在。有名短大への進学を目指したり、恋愛に奔走したりと、常に桜井家をかき回すムードメーカーでした。最終シリーズでは持ち前の語学力とコミュ力を活かして「ツアーコンダクター(添乗員)」として世界を飛び回るキャリアウーマンになっています。
「大好き!五つ子」キャストの死亡説とその理由
『大好き!五つ子』についてインターネットで検索すると、なぜかサジェスト(検索候補)に「死亡」というショッキングなワードが出現します。「えっ、あの仲良し家族のキャストの誰かが亡くなってしまったの?」と驚く方も多いようです。
しかし、「大好き!五つ子」の両親役や子役などメインキャストの誰かが死亡したという事実はありません。なぜ死亡というワードが関連づけられているのでしょうか。
「大好き!五つ子」のキャスト死亡説の理由① 実在の「五つ子大家族」との混同
まず1つにドラマのモデルや題材となった実在の五つ子大家族が死亡した事と混同されている可能性があります。
「大好き!五つ子」のモデルや題材となった実在の五つ子大家族としては、1976年に鹿児島県で誕生した日本初の五つ子「山下家」と、東京下町で誕生し、本作『大好き!五つ子』の番組制作に実際に協力(監修)した「湯浅家」です(第1シリーズのクレジットにも「協力:湯浅さんご一家」と記載されています)。
実は、この現実世界の山下家、湯浅家ともに、一家の大黒柱であるお父様が後に若くして他界されています。この現実のニュースやドキュメンタリー番組の記憶が、ドラマ『大好き!五つ子』のお父さん(桜井良介)と視聴者の頭の中で混同されてしまい、「五つ子のお父さんが死亡した」という検索に繋がった可能性が考えられます。
「大好き!五つ子」のキャスト死亡説の理由② 祖母・良枝役の岩本多代の死去

キャストの中で実際に亡くなられた方がいらっしゃいます。良介の母親であり、五つ子たちの父方の祖母・桜井良枝を演じた名女優・岩本多代(いわもと・ますよ)さんです。
岩本さんはドラマ内で、時に桃子に厳しく小言を言いながらも、孫たちを深く愛する姑役を見事に演じていました。
岩本さんは2020年8月17日、虚血性心疾患により80歳でこの世を去りました。一人暮らしの自宅で倒れているところを発見されるという悲しい最期でした。
この訃報が大々的に報じられたことで、「大好き!五つ子 キャスト 死亡」という検索データが蓄積された可能性があります。
「大好き!五つ子」のキャスト死亡説の理由③ ドラマ劇中でのキャラクターの死
フィクションであるドラマのストーリー内でも、「死」を扱う重いエピソードが存在しました。
第5シリーズ(小学生時代)の第20話にて、三男・慎吾が所属する少年野球チームの親友であり、バッテリーを組んでいた「前川くん」という少年が、病気により幼くして亡くなるというエピソードが描かれました。
命の尊さや、友人の死という受け入れがたい現実に直面した五つ子たちが、涙を流しながらそれを乗り越えようとする姿は視聴者の涙を誘いました。こうした劇中でのセンセーショナルなエピソードも「死亡」というキーワードが関連づけられる要因と考えられます。
「大好き!五つ子」には桜井家以外にも名脇役キャスト多数
桜井家の物語に深みを与えていたのは、個性豊かな親族たち(本家や楠家)の存在です。彼らもまた、家族のあり方を問う重要な役割を担っていました。
楠千絵子役/茅島成美(かやしま・なるみ)

桃子の実母であり、五つ子の祖母。桜井家のすぐ近く(のちに同居や近所)に住んでおり、いつもドタバタの桜井家を強力にサポートしてくれる頼もしい存在でした。茅島さんは『3年B組金八先生』の国井先生役でも有名ですが、本作では愛情深いおばあちゃんを見事に演じきりました。現在も女優として第一線で活躍されています。
楠健一役/天田俊明(あまだ・としあき)

桃子の実父。優しく穏やかな性格で、暴走しがちな妻・千絵子や娘の桃子をなだめるバランサー。孫たちにとっても優しいおじいちゃんでした。
桜井周平役/見栄晴(みえはる)

良介の弟。少々お調子者で金銭的にルーズなところがあり、桜井家にお金を借りに来たり、トラブルを持ち込んだりして良介の頭を悩ませるトラブルメーカー。しかし憎めないキャラクターでした。
桜井恵役/長谷川真弓(はせがわ・まゆみ)

周平の妻。ダメ夫の周平に呆れながらも支えるしっかり者の妻。彼女自身も子育てに悩み、桃子と愚痴をこぼし合う関係性でした。
「大好き!五つ子」のシリーズ全11作の桜井家の歴史とあらすじ
「大好き!五つ子」は10年間、11シリーズ計349話にわたって放送された大長編作品です。
これだけの長編を全て見るのが大変という方のために大まかなあらすじを紹介していきます。
【フェーズ1】ドタバタ子育て奮闘記(第1期〜第3期:1999年〜2001年)

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五つ子が小学校に入学し、低学年だった時代。毎日が戦争のような桜井家。
第1シリーズ(1999年):小学校入学を控えた五つ子たち。二段ベッドの奪い合い、おねしょ問題、初めての宿題、そして「自分だけが愛されていないのではないか」という子ども特有の不安と向き合う両親の姿が描かれました。
第2シリーズ(2000年):小学2年生。いじめ問題や、初めてのおつかいならぬ「初めての子供たちだけの留守番」、そして祖父母との世代間の教育方針の対立などがテーマ。
第3シリーズ(2001年):小学3年生。体が大きくなり、物理的に家が手狭になってきた桜井家。良介と桃子が「マイホーム購入」という現実的な壁に直面し、節約生活を強いられるエピソードが共感を呼びました。
【フェーズ2】自我の芽生えと成長の痛み(第4期〜第6期:2002年〜2004年)

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五つ子たちも高学年になり、ただ「可愛い」だけでは済まなくなってきた時代。
第4・5シリーズ(2002〜2003年):反抗期に差し掛かる子どもたち。親友の死(慎吾の野球仲間のエピソード)や、中学受験へのプレッシャー、女の子同士のグループの対立など、より複雑な人間関係が描かれました。
第6シリーズ(2004年):小学6年生。「家族の責任」がテーマ。最上級生となった五つ子が、親を頼るだけでなく、お互いをフォローし合いながら家庭内のトラブル(親戚の離婚問題など)に向き合う頼もしい姿を見せました。
【フェーズ3】青春の光と影、そして自立へ(Go!!〜最終シリーズ:2005年〜2009年)

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キャストを一新し、より大人向けで深い社会問題に切り込んだシリーズ。
Go!!(2005年):高校1年生。携帯電話の普及、喫煙未遂、初恋、そして進路の迷い。親の手から離れていく子どもたちに対し、桃子と良介が「親としてどう向き合うべきか」を深く苦悩する姿がリアルでした。
Go!!2・Go!!3(2006〜2007年):高校2年〜3年生。大学受験、スポーツ推薦の挫折、留学の準備など、将来の夢に向けた「自分探し」がメインテーマに。
2008(2008年):大学生・社会人編。親元を離れて一人暮らしを始める者、職人の道へ進む者など、それぞれの道が分岐していきます。
最終シリーズ(2009年春):五つ子が24歳に。「愛の劇場」枠の終了に伴い、シリーズ完結作として夏休みではなく2月〜3月に放送されました。
研修医、体育教師、左官職人、海外留学、添乗員と、見事に別々の道を歩み始めた5人。紀香の国際結婚宣言や、桃子自身のボランティア活動への目覚めなど、子供の「自立」と親の「子育てからの卒業」が感動的に描かれ、10年の歴史に美しく幕を下ろしました。
まとめ
今回は、1999年から2009年にかけて放送された昼ドラ『大好き!五つ子』と子役らキャストと現在などを中心にまとめてみました。
1999年のスタートから10年。視聴者はブラウン管(のちに液晶テレビ)を通して、桜井家の五つ子のバーチャルな「親戚」として彼らの成長を見守り続けました。
放送終了から15年以上が経過した現在でも、TVerやU-NEXTなどの動画配信サービスで過去のシリーズが配信されると、当時の視聴者がこぞってSNSで思い出を語り合うほど、色褪せない人気を誇っています。
子役たちキャストはそれぞれの道を歩み、引退した者もいれば、今も表現の世界で生きる者もいます。祖母役の岩本多代さんのような悲しい別れや、ネット上の「死亡」という心ないサジェストワードの存在もあります。
しかし、森尾由美さんや新井康弘さんを中心に、歴代キャストたちが今なお強い絆で結ばれ、定期的に再会して笑顔の写真を届けてくれる現実は、桜井家がドラマの世界を飛び出して「本当の家族」になっていたことの証明でもあります。
『大好き!五つ子』が私たちに教えてくれた「家族の絆」の尊さは、これから先も決して忘れられることなく、日本のテレビドラマ史に燦然と輝き続けることでしょう。もし日常の疲れや家族関係に悩むことがあったら、ぜひ配信サービスで桜井家の賑やかな声に耳を傾けてみてください。






























