南条あやの死因は?生きてる?父親など家族・高校・病名や自殺の真相まとめ

南條あやさんは精神疾患の心情を日記で公開し話題になったネットアイドルです。

 

この記事では南條あやさんのネットアイドルになるまでの経歴、父親など家族、出身高校、南條あやの保護室で公開された日記、病名や死因の自殺経緯と原因、生きてるとの話題についてまとめました。

南條あやは1990年代に人気だったメンヘラ系ネットアイドル

 

南條あやのプロフィール

 

本名  :鈴木純(すずき・じゅん)

生年月日:1980年8月13日

没年月日:1999年3月30日(18歳没)

出身地 :東京都世田谷区

身長  :153cm

 

 

南條あやさんとは、インターネット黎明期である1990年代後半にネット上でカルト的な人気を誇った女性で、いわゆるメンヘラ系(当時は「メンヘラ」という言葉は無かったが)ネットアイドルの先駆けとも言える存在です。

 

南條あやさんは高校3年生だった1998年、当時、薬事ライターの肩書きで活動していた町田あかねさんのウェブサイト「町田あかねのおクスリ研究所」で募集されていた「精神病と向精神薬に関する体験談」にメールを送ったのがきっかけで、同ウェブサイト上で日常を綴った日記を後悔するようになりました。

 

精神病を患う心情を赤裸々に綴ったその内容は、同じように精神に病を抱える人々を中心に支持を集め、ファンクラブが結成されるなどカルト的な人気を得るようになりました。

 

その後、南條あやさんはサブカル系雑誌「GON!」で連載を持ち、テレビの取材を受けるなどネットアイドル化。

 

南條あやさんは1999年3月30日に18歳で死去(死因については後述)しますが、その死後に生前の日記をまとめた書籍「卒業式まで死にません」が発表されてロングセラーとなり、同じような悩みを抱える若者のバイブル化しました。

 

 

 

南條あやがネットアイドルとなるまでの経歴

 

出典:https://m.media-amazon.com/

 

南條あやさんがメンヘラ系ネットアイドルとなるまでの経緯については、本人の日記やメディアインタビュー、死後の特集などで明らかにされています。

 

南條あやさんは3歳だった1983年に両親が離婚し、経済的な理由から父親に引き取られます。しかしその後、4歳だった1984年に父親がイタリアンレストランを開業し、母親が名古屋で再婚したため、母親の元へ行き養父(母親の再婚相手)に育てられるようになります。

 

しかし、折り合いの悪さもあって5歳だった1995年には再び父親に引き取られ、以降は父子家庭で育ちます。

 

南條あやさんは都内の小学校へ入学しますが、卒業するまでいじめに遭い、不登校にもなっています。同級生からのいじめから逃れるために地元の公立中学には進まずに私立中学へと進学しますが、そこでもいじめに遭い、中学1年生の頃からリストカットをするようになります。(さらに大きな苦痛を麻痺させ和らげるために物理的に身体を傷つけた)

 

その後、オーバードーズ(合法薬物の過剰摂取)や瀉血(注射器を使って血液を抜く自傷行為)も繰り返すようになっています。これらの行為から南條あやさんが自殺未遂を繰り返していたと紹介するものがありますが、南條あやさんに実際に自殺をする意思があったのかはわかりません。(多くの自傷行為はそもそも死のうとして行われるものではない)

 

高校進学後、パソコンを手に入れ、当時黎明期であったインターネットを利用するようになり、既に触れたような経緯にて、自身の日記をインターネット上で公開するようになったところ人気となりネットアイドル化しました。

 

1998年7月27日から10月2日まで、南條あやさんは大学病院の精神科の閉鎖病棟に入院し、その時の経験も「入院日記」として公開。そこで接した人々とのエピソードがコミカルかつポップに描かれ話題になりました。

 

 

 

南條あやの家族① 父親の健司さんはイタリアンレストラン経営

 

南條あやさんの家族については上でも触れたように、離婚した父親と母親で、兄弟はおらず一人っ子でした。

 

南條あやさんの父親は健司さんという名前で、南條あやさんが4歳の時に都内でイタリアンレストランを開業していますが、現在このお店はもう営業されていません。

 

南條あやさんの日記でも、頻繁にこの父親についての内容が書かれています。日記を読む限り、この父親は南條あやさんの精神疾患についてはあまり理解がなく、高圧的に押さえつけるような面もあったようです。

 

ただ、この南條あやさんの父親は、南條あやさんの死後に初めて南條あやさんの日記を読み、「南條あやの保護室」にメッセージを寄せられています。その内容を読むと、この父親なりに南條あやさんの事をたった1人の娘としてとても大切に思われていたようです。

 

私、南条あやの父親として今までの18年間はあやが全てという気持ちで生活してきた親でした。一方で子離れ出来ていなかったのかとも思い返しましたが。あやの亡き後、初めて日記を知るにあたり、またそれを読み、自分が嫌われている部分も読むに至り、とはいってもまだ苦しく全部には目を通せ無いところが事実であります。

 

引用:南條あやの保護室 あやパパよりご挨拶より

 

そして、南條あやさんの父親は、その後「南條あやの保護室」にて、「あやパパ掲示板」というネット掲示板を開設し運営されていました。南條あやさんのファンや精神疾患に苦しんでいる方と掲示板上で交流していましたがその書き込みからは温かい人柄が窺えました。

 

 

 

南條あやの家族② 年上の婚約者・相馬ヰワヲ

 

南條あやさんには年上の婚約者がおり、婚約者は「相馬ヰワヲ」のハンドルネームでネット上で活動し、ウェブサイト「南條あやの保護室」の運営も担当していました。

 

南條あやさんはこの婚約者の相馬ヰワヲさんと自殺関連サイトで知り合い交際していたようです。

 

南條あやさんはこの婚約者の相馬ヰワヲさんと自身が20歳になったら結婚する約束をしていました。

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また、南條あやさんはこの相馬ヰワヲさんの前には「栗」のハンドルネームで活動していた男性とも交際していた時期がありました。

 

 

 

南條あやの出身高校は「成徳学園高校」(現在の下北沢成徳高等学校)

 

出典:http://web.archive.org/

 

南條あやさんの出身高校は東京都世田谷区の「成徳学園高校」(現在の下北沢成徳高等学校)でした。

 

南條あやさんの出身高校が成徳学園高校である事は当時からファンの間で周知されていました。

 

 

南條あやの日記は「南條あやの保護室」(アーカイブ)で閲覧可

 

南條あやさんが生前綴っていた日記は、ウェブアーカイブ化されている「南條あやの保護室」で現在もほぼ全て閲覧可能です。

 

南條あやさんの日記は終始明るい文体で綴られていますが、自傷行為や類似の精神疾患について少しでも知識のある人が読めば、その明るい文体の行間から、南條あやさんがどうしようもない苦しさと1人で戦い続けていた事が伝わってくるかと思います。

 

 

 

南條あやの病名はあえてつけるなら境界性パーソナリティ障害

 

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出典:https://encrypted-tbn0.gstatic.com/

 

南條あやさんは公開していた日記では、具体的な病名については明かしていません。定義が難しい精神疾患という事で、具体的な病名の診断があえてされなかった可能性も考えられます。

 

現在も南條あやの保護室で公開されている日記の内容などを見る限り、あえて病名をつけるならば「境界性パーソナリティ障害」の症状が最も南條あやさんの状態に近しいのではないかと思われます。

 

南條あやさんの病名である可能性が考えられる「境界性パーソナリティ障害」の主な症状として、「自殺のそぶりや自傷行為を繰り返す」、「薬物のODなど事故を損なう行為に依存しやすくなる」、「気分や感情が目まぐるしく変わる」、「ちょっとした事で怒りの感情が起こり、傷つきやすい」、「人に見捨てられる事に強い不安を抱く」、「対人関係が激しく変わり、関係性が安定しない」、「強いストレスがかかった時に一時的に記憶障害が起こる場合がある」などがあり、南條あやさんが日記で書き残した内容と一致する部分が多くみられます。

 

 

 

南條あやの死因は推定で自殺とされるが本当に死ぬ意思があったのかは不明

 

南條あやさんは、1999年3月30日に18歳でこの世を去っています。死因は推定で「自殺」とされています。

 

南條あやさんは高校の卒業式から20日後のその日の正午過ぎ頃、1人だけで下北沢のカラオケボックスに入りました。その個室内にて、南條あやさんは向精神薬を大量に摂取した昏睡状態で見つかり病院に搬送されました。

 

その後心肺停止となり、蘇生措置を受けるも病院で死亡が確認されました。

 

南條あやさんはこの日のおそらくカラオケボックスに入店する直前の昼の12時10分頃に、親友の「Yさん」という方に携帯電話で「これから死にに行く」と連絡しています。Yさんは必死に止めたそうなのですが、南條あやさんは居処さえ言わず、30分ほど押し問答した末に「じゃあ、自殺に失敗したらメールするね」と泣き笑いのような声で言い電話を切ったそうです。

 

これが、南條あやさんが友人の気を引くために自殺を仄めかしただけだったのか、あるいは本当に死を決意していたのかはわかりません、状況から見て、死因が自殺である事は間違いないのですが本当に本人に死ぬ意思があったのかはわかりません。

 

というのも、南條あやさんの遺体は司法解剖されているのですが、その結果、日常的に自傷行為(リストカットや瀉血)を繰り返していた影響で心臓の弁に穴が空いていた事がわかり、それが直接的な死因に結びついた事がわかっていて悪い条件が偶然重なったとも見られるためです。

 

南條あやさんはそれまでも日常的にオーバードーズをしていましたが、この時はいつもと比べて少ない薬物の摂取量だったようです。南條あやさんはマニアといわれるほど薬に関する豊富な知識を持っていたことを考えると、この時、本当に自殺をしようとした可能性は低いのではないかとも考えられます。

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南條あやが精神を病み最終的に自殺をした原因は両親の不和

 

南條あやさんが精神を病むようになり、最終的に自殺によりこの世を去った原因は、明らかに両親の不和だと思われます。

 

南條あやさんはまだ3歳の頃に両親が離婚し、おそらく経済的な理由による最初は父親に引き取られるも、4歳の時には再婚をした母親に引き取られます。しかし、結局、義父の元で養われる環境では邪魔にされたのか、5歳の時に再び父親に引き取られて、以降は父子家庭で成長しました。

 

南條あやさんは3歳から5歳までのまだ幼い時期に、何度も両親の間を、まるで押し付け合いのように行ったり来たりさせられています。幼い頃にこのような仕打ちを受ければ、誰であれ、自分は誰にも必要にされていないいらない人間なのだと感じてしまうのではないかと思います。

 

南條あやさんは自己肯定感を全く持てないまま成長し、精神的に不安定な状態であった事が小学校や中学校でいじめを受けた事にも繋がった可能性が高いと推測されます。

 

これらの原因が積み重なり、南條あやさんはリストカットやオーバードーズを繰り返すようになり、それが最終的に自殺という最期に繋がったように感じられます。

 

 

 

南條あやが生きてるといった話題も

 

南條あやが生きてるといった話題もネット上で見られるようです。

 

これは、南條あやさんが現在も実は生きてるといった都市伝説的な内容ではなく、人々の心の中で生きてると言った意味合いで話題にされているようです。

 

また、純粋に南條あやさんが亡くなった事を知らず、過去にその存在を知っていた人が「南條あやはまだ生きてるのだろうか」と気になり、検索されている面もあるようです。

 

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まとめ

 

今回は、1990年代後半にカルト的な人気を集めたメンヘラ系ネットアイドルの南條あやさんについてまとめてみました。

 

南條あやさんは、両親の離婚や小中学校でのいじめ経験などから、中学生の頃にリストカットを常習的に行うようになり、次第にオーバードーズなどもするようになりました。高校生になり、南條あやさんはインターネット上で日々の日記を公開するようになり、その内容が話題を呼んでネットアイドル化していきました。

 

南條あやさんの家族については、5歳の時から父親に引き取られ父子家庭で育っています。母親は名古屋で再婚していますが、その後、南條あやさんとは交流なく絶縁していたようです。

 

南條あやさんの日記は、Webサイト「南條あやの保護室」で全て公開されていました。現在はこのサイトは閉鎖されていますが、ネットアーカイブ上にほぼ完全な形で残されています。

 

南條あやさんは精神疾患を患っていましたが、具体的な病名は明かされていません。あえて病名を当てはめるのならば「境界性パーソナリティ障害」の症状が当てはまるかと思います。

 

南條あやさんは18歳で死去していますが、死因はオーバードーズによる自殺でした。精神を病み自殺に至った原因は、両親の不和と離婚やその後の人間関係などもあって極度の人間不信に陥った事だと推測されます。

 

南條あやさんと「生きてる」というワードが関連づけられていますが、これは実際に南條あやさんが生きてるという事ではなく、人々の記憶の中で生きてるといった意味合いや、まだ生きているのかと気になり検索する方が多いために関連づけられているというだけのようです。

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