2003~2004年にインターネットを利用していた人は、「Winny」というファイル共有ソフトの名前を聞いたことがあるかもしれません。このWinnyの開発者は冤罪で逮捕されました。
また、この逮捕によって、日本は天才プログラマーを失い、さらに日本のアプリ開発・日本の経済に大きな打撃を与えたとも言われています。
Winny事件を経緯や開発者の金子勇について、開発者を犯人として逮捕した問題点、裁判の争点や冤罪、金子勇の死因やWinny事件後の現在・映画化などをまとめました。
この記事の目次
Winny事件とは
Winny事件とはファイル共有ソフトのWinnyの開発者である金子勇氏が逮捕された事件です。
Winnyを悪用することで、著作権法を違反する可能性があり、実際にWinnyを使用して著作権法違反で逮捕された人はいます。
また、Winnyを通じてワーム(コンピューターウイルスの一種)に感染し、情報が流出することもありました。
金子勇氏はあくまでWinnyを開発しただけで、著作権法違反をしたわけでもありませんし、ワークをばらまいたわけでもありません。
そのソフト開発者の金子勇氏が逮捕されたことは、大きな社会問題として報じられました。
金子勇氏は7年半にも及ぶ裁判の末、無罪を勝ち取り、冤罪であることを証明しました。
Winnyの開発者は金子勇
出典:ascii.jp
Winnyの開発者は金子勇氏です。
金子勇氏は小学生のころからプログラミングに興味を持っていて、高校在学中に第一種情報処理技術者試験に合格しました。高校卒業後は茨城大学工学部情報工学科に入学し、同大学工学研究科情報工学専攻修士課程・博士課程を修了しています。
卒業後は日本原子力研究所に博士研究員として勤務し、2000年1月にはソフトウェア開発会社のエクス・ツールスに入社し、2002年1月には東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻情報処理工学研究室の特任助手として任用されます。
そこでWinnyの開発を行い、Winny事件で逮捕されることになりました。
Winny事件をわかりやすく説明①:金子勇がWinnyを開発
Winny事件は金子勇氏がWinnyの開発を手掛けるところから始まります。
金子勇氏は、2002年から東京大学大学院情報理工学系研究科助手に任用されましたが、2002年4月からWinnyの開発を始めました。
Winnyは中央サーバーを必要としないP2P型(Peer to Peer、ピア・ツー・ピア)のファイル共有ソフトです。中央サーバーを必要としない完全P2Pネットワークを作ることを目的としていました。
出典:cxr-inc.com
Winnyは匿名のままで、簡単にファイルを共有・やり取りできます。
金子氏は2002年4月にWinnyの開発をスタートさせ、2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)のダウンロードソフト板に書き込みを行い、スレ住民とやり取りをしながらWinnyの開発を進めました。
最初の金子勇氏の書き込みは、以下のものです。
「暇なんでfreenetみたいだけど2ちゃんねらー向きのファイル共有ソフトつーのを作ってみるわ。もちろんWindowsネイティブな。少しまちなー」
金子氏は最初のレス番である「47」から「47氏」と呼ばれるようになります。そして、開発スタートから1ヶ月後の5月6日にはβ版(試供作)を2ちゃんねる上で公開したのです。
公開後もスレ住民の意見を聞きながら開発を続けました。2003年秋にはBBS機能を兼ね備えたWinny2も開発されて、金子勇氏が逮捕されるまでバージョンアップ回数は238回にも及んだのです。
Winny事件をわかりやすく説明②:Winnyの利用者が逮捕
出典:wired.jp
2002年5月にWinnyが2ちゃんねるで公開されたことで、Winnyを使うユーザーが増えてきました。それと同時にWinnyを使って違法行為をする人も増えてきたのです。
Winnyは匿名性が高いファイル共有ソフトでしたので、違法アップロード・違法ダウンロードが簡単に行える仕組みにはなっていました。また、違法なファイル(児童ポルノや個人情報)をやり取りするのに適していたのです。
2003年11月27日に2人が京都府警察ハイテク犯罪対策室によって逮捕されました。
・愛媛県松山市の無職少年A
・群馬県高崎市の自営業男性B
無職の少年Aははゲームボーイアドバンス用ソフトのスーパーマリオアドバンスなど26本のデータをインターネット上に公開して、不特定多数の人がダウンロードできるようにしました。
自営業男性Bは映画2本(ビューティフル・マインドとアンブレイカブル)を不特定多数の人がダウンロードできる状態にしたことで、著作権法違反(公衆送信権の侵害)で逮捕されています。
無職少年Aは懲役1年執行猶予3年、自営業男性Bは懲役1年執行猶予3年の有罪判決が言い渡されています。
Winny事件をわかりやすく説明③:Winnyで情報が流出
Winnyを使った違法行為は違法アップロードだけではありませんでした。
Winnyの中にワーム(インターネットウイルスの一種)を潜ませて、Winnyを使ってファイルを閲覧すると、感染するように仕込んだユーザーもいました。そのことで、2004年3月から情報漏洩が社会問題になってきました。
このワーム(暴露ウイルス)に感染することで、次のようなものが流出しました。
・一般企業の業務データ
・個人のチャットログ
・電子メールデータ
・デジタルカメラの画像
・漫画家の下書き原稿
・その他の個人情報のメモ
さらに、Winnyによって流出した情報は民間企業や個人のものだけでなく、官公庁の重要な情報も流出したのです。
・警察
・陸上自衛隊
・海上自衛隊
・航空自衛隊
・日本郵政公社
・刑務所
・裁判所
・日本の原子力発電関連施設
・一部の地方公共団体
金子勇氏が開発したWinnyはユーザーが増えることで、悪用されることも増えてきたのです。
Winny事件をわかりやすく説明④:Winny開発者の金子勇が逮捕
2004年5月9日、Winnyの開発者である金子勇が著作権侵害行為を幇助した共犯の疑いで京都府警察に逮捕されました。
金子勇氏は直接的に著作権法違反を行ったわけではありません。それでも、金子勇氏は逮捕されてしまったのです。
この逮捕で、金子勇氏の自宅や東京大学の研究室が警察の家宅捜索を受けて、証拠品としてアプリ開発に使われたノートパソコンやWinnyのソースコードが押収されました。そして、5月31日に著作権法違反幇助で起訴されたのです。
この開発者の金子勇氏が犯人として逮捕・起訴されたのは、IT関係者・インターネット利用者に大きな衝撃を与えました。
違法ファイルをアップロードした利用者ではなく、アプリケーションの開発者が逮捕・起訴されたというニュースは、金子氏がテストの場としていた2ちゃんねるの住人をはじめ、インターネットのコミュニティーに大きなショックを与えた。
引用:小説で読む「Winny」~ 栄光無き天才プログラマー「金子勇」が無罪を勝ち取るまでの7年半 ~ – INTERNET Watch
この逮捕に対しては、IT業界内外から大きな批判が巻き起こった。ソフトウェア開発者が逮捕されるというのは、前代未聞の事態であり、将来のソフト開発に対する影響も予想されたからだ。
Winnyの開発者の金子勇が逮捕されたことで、壇俊光氏らによる「ウィニー弁護団」が結成され、2ちゃんねるやサイトなどで裁判費用などの支援を呼びかけ、たった3週間で1600万円が集まりました。今でいうクラウドファンディングのようなものですね。今のようなクラウドファンディング制度がない中、3週間で1600万円の支援が集まったというのは、金子勇氏を支持する人が多かった、金子勇氏の逮捕に疑問を抱く人が多かったということでしょう。
Winny事件の問題点は開発者を犯人としたこと
Winny事件の問題点はどこにあるのでしょうか?Winny事件の問題点を抽出しました。
Winnyはあくまでも「ファイル共有ソフト」
Winny事件の問題点の1つ目は、Winnyはあくまでも「ファイル共有ソフト」であることです。
Winnyが著作権法違反を目的としたソフトなら、著作権侵害行為を幇助したとして逮捕されるのは納得できます。
しかし、Winnyはあくまでもファイル共有ソフトなのです。
ほかのファイル共有ソフトよりも匿名性が高いという特徴はありますが、だからといって著作権侵害のためのソフトというわけではありません。金子勇の弁護団である壇俊光は次のように述べています。
「誰かが、不特定多数の人が悪いことをするかもしれないとを知っていて、技術を提供した者は幇助なんだということを、裁判所が真っ向から認めてしまった。これは絶対変えなければならない。高速道路でみんなが速度違反をしていることを知っていたら、国土交通省の大臣は捕まるのか」
ソフト開発者が逮捕されたというのは前代未聞のことでしたので、この辺りの法的な解釈は裁判でも争点となっています。
金子勇は著作権法違反をしたわけではない
開発者の金子勇が逮捕された問題点の2つ目は金子勇自身は著作権法違反をしたわけではないことです。著作権違法をしていたら、逮捕されても仕方がありません。仕方がないというよりも、逮捕は当然のことと言えるでしょう。
ただ、金子勇は著作権法違反はしていません。むしろ、著作権法違反をしないように気をつけていました。金子勇氏はダウンロード専用のWinnyを使っていたのです。
公開されている通常のWinnyはファイルをほかの利用者に提供するアップロード(送信)機能も備えている。府警は、金子容疑者が開発当初からファイル送信すれば著作権法に違反すると認識し、摘発逃れを図っていたとみて追及する。
引用:SANSPO.COM
当時は違法にアップロードすれば著作権法違反になりましたが、ダウンロードに関しては著作権法違反になることはありませんでした。だから、金子勇氏はダウンロードしかできないWinnyを使うことで、絶対に著作権違法はしないようにしていました。
ただ、ダウンロード専用のWinnyを使っていたということで、金子勇氏は著作権法違反はしていなかったものの、金子氏は開発者としてWinnyは著作権法違反のリスクがある。著作権法違反を助長する可能性があると認識していたことになります。この辺りが、裁判で争点になる部分です。
今後のソフト・アプリ開発の停滞
Winny事件で金子勇氏が逮捕された問題点の3つ目は、今後のソフト・アプリ開発の停滞です。
それまではソフト・アプリを使用して犯罪が起こることはありましたが、ソフト・アプリの開発者が罪に問われることはありませんでした。それなのに、このWinnyでは開発者が著作権法違反幇助で逮捕されてしまったのです。
となると、今後何かしらのソフト・アプリを開発して、それが自分の知らないところで犯罪に使われたら、開発者も「幇助」ということで逮捕される可能性があるということになります。
そうすると、誰もソフト・アプリを開発しなくなる、日本のソフト・アプリ開発が停滞するリスクがあるということになります。
判決を報じたニュースに対しては「包丁を使った強盗事件が起きたら,包丁職人も幇助の罪に問われるのか」などの批判が数多く書き込まれていた。特にソフト開発者からは,「このような判決が出されたら,今後PtoPソフトの開発はできなくなってしまう」などの危機感が表明されていた。
確かに、逮捕される可能性があるなら、誰もソフト開発をしなくなりますよね。
Winny事件の裁判の争点
Winny事件では最高裁まで争われました。Winny事件の裁判では何が争点となったのでしょうか?
悪用される可能性があれば違法か
Winny事件では「開発したソフト・アプリが悪用される可能性があれば、開発者も罪に問われるか?」が争点となりました。
「包丁を使った強盗事件が起きたら,包丁職人も幇助の罪に問われるのか」というものです。
裁判で検察側は次のように述べています。
「Winnyは機能に注目しても、著作権侵害を助長させるソフトである。匿名のまま送受信させる機能を持ち、送信者の特定を困難にする機能を有し、無限かつ加速度的に著作権侵害を拡散させている」
つまり、「Winny自体が著作権侵害を助長させている=Winnyは悪」と主張しています。それに対し、弁護側は「Winny(ソフト)には罪はない。罪があるのはソフトを悪用した人である」としていました。
悪意はあったか
Winny事件の裁判のもう1つの争点は、開発者の金子勇に悪意があったかという点です。Winnyというソフトを公開した時に、「これで犯罪が起こると良いな!」と思っていたかどうか?悪意を持ってWinnyを開発・公開したかというものです。
この辺りは、金子勇氏の供述によると、結構グレーのようです。
金子元助手は思いもよらない供述を行った。「著作権を侵害する行為を蔓延させて、著作権を変えるのが目的だったんです」などと言ったのである。
金子勇氏は次のような意見をWinny公開後の2ちゃんねるに書き込みました。
個人的な意見ですけど、P2P技術が出てきたことで著作権などの従来の概念がすでに崩れはじめている時代に突入しているのだと思います。
著作権システムを変える必要があるという考えのもと、Winnyを配布したと考えられるのです。
インターネットが普及してから、違法ダウンロード・アップロードが多く行われるようになり、著作権システムはボロボロになってしまった。コンテンツ作成側にお金がきちんと入るシステムにするにはどうすれば良いのか?ということを彼なりに考えていたと思われます。
ただ、著作権法という法律が現在進行形で施行されている以上、著作権を変えることを目的としてWinnyを公開・配布したとなると、かなりグレーであり、だからこそ裁判で争点となったのでしょう。
Winny事件の裁判で金子勇は冤罪が確定
出典:internet.watch.impress.co.jp
第一審は罰金150万円の有罪判決
開発者の金子勇氏は2004年5月31日に起訴され、翌日に保釈されました。2004年9月に第一審の公判がスタートしました。
裁判では検察側は懲役1年が求刑されましたが、判決は罰金150万円でした。
Winny(コンピュータプログラム)事態の違法性などは言及せずに、Winny開発者・配布者である金子勇氏に幇助の故意があったと認めました。また、違法に使われていることを知ってからも開発されていることから、悪意があったとしています。
氷室裁判長は、「Winnyはさまざまな分野に応用可能で有意義なものであり、技術自体は価値中立的なものである」とも述べ、Winnyの存在意義について理解を示している。その前提に立って、「ファイル共有ソフトが著作権侵害に使われることを知りながら公開し、それによって新しいビジネスモデルが生まれることを考えてWinnyを公開した」と述べた。
ソフト自体に罪はないから、開発者には罪はない。だけど、著作権侵害に使われていることを知っていたし、それによって新しいビジネスモデルが生まれることを期待していたという微妙ラインです。
だから、懲役刑ではなく罰金刑にしたのでしょう。
第二審は無罪・最高裁も無罪で冤罪
第一審では罰金150万円の有罪判決となりましたが、原告・被告共に控訴しています。
大阪高裁では「悪用される可能性を認識しているだけでは、幇助罪には足りず、専ら著作権侵害に使わせるように提供したとは認められない」として、金子勇氏に無罪を言い渡しました。
さらに、事件から7年半経った2011年12月19日に最高裁は上告を棄却し、金子勇氏の無罪が確定。つまり、金子勇氏の冤罪が証明されたのです。
・金子勇氏は具体的な著作権侵害を認識・認容しながらWinnyの公開・提供をしたのではないことは明らか
・Winnyを著作権侵害のために利用することがないように警告を発していた
この2つの理由で、「被告人には著作権法違反罪の幇助犯の故意が欠ける」として無罪となりました。
Winny事件の開発者・金子勇の死因
出典:twitter.com
Winny事件では、開発者の金子勇は7年半もの間、裁判で闘って冤罪を証明しました。冤罪が証明されたのは2011年12月のことです。
2011年12月にようやく自分の無実が証明されたのに、その約1年半後の2013年7月6日に亡くなりました。死因は急性心筋梗塞です。
無罪になった後、2012年12月には東京大学情報基盤センタースーパーコンピューティング研究部門特任講師として、後進の育成にも力を注いでいましたが、急性心筋梗塞で急逝されました。そのことは、Winny事件の担当弁護士がブログで公表しています。
金子勇さんが、平成25年7月6日午後6時55分 急性心筋梗塞にて御逝去されました。
心よりお悔やみ申し上げます。
告別式等の連絡はまだ入っておりません。
金子勇氏はまだ42歳の若さでした。冤罪が証明されてから1年半後に42歳という若さで亡くなったことと考えると、逮捕・裁判のストレスが大きくて、そのストレスから解放されたことで、張り詰めていたものがプツっと切れてしまったのかなと思ってしまいます。もしくは、冤罪が証明されたからこそ、それまでの7年半のこと、失ったものの大きさに打ちのめされたのかもしれませんね。
Winny事件後の現在
出典:twitter.com
Winny事件後の現在、開発者の金子勇氏は冤罪だったものの急性心筋梗塞で死亡していますので、Winnyの開発は完全に終了しています。
また、現在はこのWinny事件は日本に大きな損失をもたらしたとも言われています。WinnyのP2Pの技術は仮想通貨のビットコインにも応用されているものです。
1台のサーヴァーが多数の端末に提供するサービスが主流だった2000年頃に、金子は「P2P(ピア・ツー・ピア:端末同士によるネットワーク)」を基礎におくWinnyを手がけた。のちに仮想通貨の基となるブロックチェーン技術を生み出し、これからのIoT社会を支える基盤技術と目されているP2P──。金子には、まるで2020年頃までインターネットの未来が見通せたかのようだ。
しかも、開発にかけた時間はたったの1ヶ月!しかもその開発方法はグーグルのやり方を先取りしていました。
2ちゃんねるの掲示板を活用して、試作品を公開し、見ず知らずのユーザーからの意見を募って、改良する…。いまどきのITコンシューマライゼーション(消費者主導型IT)を、グーグルより先にやったのが金子なんです。
もし、Winny事件が起こらなかったら、金子勇氏が逮捕されなかったら、日本のIT分野・経済はもっと伸びていたかもしれません。ビットコインとは違う仮想通貨がもっと早くできたかもしれません。(インターネット上ではビットコインの創設者サトシ・ナカモト=金子勇説あり)
これ #ビットコイン を彷彿とさせる。
金子勇氏を逮捕した司法は日本経済に兆単位の損害を与えたかもしれない。#Winny pic.twitter.com/GbDNDtO0Sj— ガリガリめろん (@W4N6GD3tFDa1BoM) March 1, 2021
Winnyを1ヶ月で開発し、さらに開発を続けた金子勇氏は天才。
この金子氏がWinnyの開発を続けていたら・・・?
現在のインターネットの世界はもっと変わっていたのかもしれませんね。
Winny事件は映画化された
Winny事件は映画化されます。
2018年に山田孝之さんや堀江貴文さんらが審査員を務めた「CAMPFIRE映画祭」で、このWinny事件の映画化の企画がグランプリを獲得し、映画製作がスタートしました。
金子勇氏役に東出昌大さん、弁護士の壇俊光氏役に三浦貴大さんというダブル主演で、2023年に公開予定となっています。
映画が公開になったら、またWinny事件が再注目され、金子勇氏が再評価されるかもしれません。
Winny事件のまとめ
Winny事件をわかりやすく解説してきました。天才プログラマーの金子勇氏が開発したWinnyは著作権侵害を加速させたものの画期的なソフトだったことは間違いありません。
もし、金子勇氏が逮捕されなかったら?現在も第一線でソフト・アプリ開発をしていたら?と思うと、法律・司法の難しさを感じずにはいられません。