死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（海外編）：第54位～第51位

第54位：エルロイ・チェスター（5人殺害）

 

 

エルロイ・チェスターは1997年から1998年にかけて5人を殺害し、レイプなども行った殺人犯です。殺人の動機については、「白人を憎んでいたから」と供述しています。

 

裁判の中で彼のIQは70未満であることが判明しましたが、責任能力はあるとみなされて、2012年10月に死刑が確定し、翌年に死刑が執行されています。

 

 

第53位：ラモン・ヘルナンデス（3人殺害）

 

 

ラモン・ヘルナンデスはアメリカのテキサス州で1994年から2001年にかけて、3人を殺害した連続強姦殺人犯です。1994年には12歳と13歳の2人の少女をレイプ・殺害し、2001年には37歳の女性をレイプ・殺害しました。

 

そして、41歳の時、薬物注射で死刑が執行されています。

 

 

第52位：バーバラ・グレアム（強盗殺人）

 

 

バーバラ・グレアムは1953年3月に、セレブの未亡人であるモノハン邸に強盗目的で押し入ります。現金や宝石を出すように脅しますが、モノハンはその要求を拒否したため、バーバラ・グレアムはモノハンをピストルで殴りつけ、頭蓋骨を砕き、枕で窒息死させました。

 

逮捕後は、アリバイを偽装して、罪から逃れようとしましたが、死刑判決を受け、ガス室で死刑が執行されています。

 

 

第51位：リチャード・アーロン・コブ（1名殺害）

 

 

2002年9月2日、アメリカのテキサス州で、リチャード・アーロン・コブは共犯者と一緒にコンビニに強盗に入りました。そのコンビニで現金を奪い、店員2名と客1名を車で拉致します。そして、店員の女性1名をレイプした後、拉致した3人を膝まづかせて、ショットガンで撃って逃亡しました。

 

コブは3人とも死亡したと思っていましたが、実際は2人は生き残っていて、2人の証言により、コブと共犯者は逮捕されています。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（海外編）：第50位～第46位

第50位：リサ・モンゴメリー（1名殺害）

 

 

リサ・モンゴメリーは2004年に友人や家族に「妊娠した」と嘘をつき、妊婦に接触して犬を引き取りたいと申し出ました。そして、その妊婦を殺害し、おなかの中から胎児を取り出して、連れ去ったのです。警察がモンゴメリーの自宅を訪れた時、彼女は奪った赤ちゃんをあやしていました。

 

死刑執行前に何か言い残すことはないか聞かれた際、リサ・モンゴメリーは「ない」と一言答得たそうです。

 

 

第49位：ロバート・ドリュー（1名殺害）

 

 

ロバート・ドリューは1983年に強盗殺人を犯して、死刑判決を受けていますが、最後まで無罪であることを主張していました。

 

無罪であると主張していたが故の最後の言葉だったようです。

 

 

第48位：ロドニー・ベルゲ（看守殺害）

 

ロドニー・ベルゲは誘拐などの罪で終身刑を受けていましたが、脱獄を企て、その際に看守を殺してしまいます。そして、死刑判決を受けました。

 

ロドニーの弁護士は、知的障害があることを理由に死刑の執行を延期させるように申請しましたが、刑の執行は6時間だけしか延期されませんでした。ロドニーはこの6時間の延期を「渋滞」と言い表しています。

 

 

第47位：ジョニー・フランク・ギャレット（1名殺害）

 

 

ジョニー・フランク・ギャレットは17歳の時に、修道院の修道女である76歳の女性を強姦して絞殺しました。その後、逮捕浚えて、死刑判決が言い渡されています。

 

ギャレットの母親は結婚・離婚を繰り返していて、ギャレットは継父や祖父母から虐待を受け育ちました。継父からはレイプされ、売春までさせられていて、精神は完全に破綻していたという事情があったこともあり、ローマ法王から恩赦の要請がありました。

 

一時的に死刑が延期され、終身刑に減刑すべきか検討されましたが、最終的には死刑判決は維持され、1992年2月11日に薬物注射で死刑が執行されました。

 

 

第46位：カーラ・フェイ・タッカー（2名殺害）

 

 

1983年6月14日、恋人と一緒に強盗に押し入ります。カーラは就寝中の家主を28回もつるはしで刺し、さらに家主と一緒に寝ていた女性も殺害しました。

 

カーラは死刑判決を受けましたが、収監中にキリスト教の信仰に目覚め、牧師と結婚します。このことでカーラの死刑執行を回避するための運動が起こり、ローマ法王も死刑回避を要請しましたが、1998年2月3日に死刑が執行されました。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（海外編）：第45位～第41位

第45位：エドマンド・ザゴルスキー

 

 

1984年4月23日、ザゴルスキーはドラッグの取引で強盗目的で2人を射殺し、喉と腹部を切り裂きました。電気椅子での死刑執行は、ザゴルスキー本人が選択したとのことです。

 

 

第44位：ゲアリー・バリス（1名殺害）

 

 

ゲアリー・バリスは、1980年にアメリカのインディアナ州でタクシードライバーを強盗目的で殺害し、1987年に死刑が執行されています。

 

 

第43位：レナ・ベイカー（1名殺害）

 

 

レナ・ベイカーは白人男性のメイドとして働いていましたが、その男性から何度もレイプされ、奴隷として厳しい環境で働くことを余儀なくされていました。ある日、その男性はベイカーを鉄の棒で脅し、ベイカーは逃げようとします。その時、ピストルを巡ってもみ合いとなり、ベイカーはその男性を撃ち殺してしまったのです。

 

ベイカーはすぐに男性を殺してしまったと通報し、正当防衛であると主張しました。

 

しかし、1944年に死刑判決が言い渡され、1945年に死刑が執行されました。2005年になって、ようやく恩赦が与えらえ、正当防衛が認められています。

 

 

第42位：ゲイリー・ギルモア（2名殺害）

 

 

ゲイリー・ギルモアは1976年7月に2人を殺害して逮捕され、死刑判決を受けました。しかし、当時のアメリカは死刑廃止の機運が高まっていて、死刑執行は停止されていました。ゲイリー・ギルモアは「死刑になる権利」を主張し、睡眠薬を飲んで自殺を図りますが失敗します。

 

家族や死刑廃止団体が最後までゲイリー・ギルモアを説得しますが、最終的には死刑になる権利を獲得し、1977年に本人の希望で銃殺刑になりました。

 

ゲイリーの最後の言葉は、NIKEの「Just Do It」に影響を与えたとされています。

 

 

第41位：カルロス・グラナドス（2名殺害）

 

 

1998年9月13日、カルロス・グラナドスはガールフレンドと口論になって彼女を殺害し、その3歳の息子も殺害しました。警察が来た時、彼は警察に向かって「自分を撃ってくれ」と懇願していたとのことです。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（海外編）：第40位～第36位

第40位：ネヴィル・ヒース（2名殺害）

 

 

1946年6月にロンドンで、1人の女性が全裸で乳首をほとんど噛み切られ、膣は激しく損傷した状態で遺体となって発見されました。その2週間後乳首や性器が髪切られた女性の遺体が発見されています。どちらも、ネヴィル・ヒースの犯行でした。

 

ネヴィル・ヒースは精神異常を主張しましたが、死刑判決が下され、1946年10月に絞首刑となっています。

 

 

第39位：マーク・エイセイ（2名殺害）

 

 

マーク・エイセイは1987年に黒人2人を殺害して死刑判決を受けています。マーク・エイセイは白人至上主義者でした。

 

マーク・エイセイは薬物注射で死刑が執行されていましたが、今まで使用されていたミダゾラムでは不必要な苦しみを与えるということで、新しい薬で死刑が執行されました。

 

 

第38位：ショーン・パトリック・フラナガン（2名殺害）

 

 

ショーン・パトリック・フラナガンは同性愛者を嫌悪するあまり、2人の男性を殺害して、死刑判決を受けました。

 

同性愛者を殺害することで、社会に奉仕していると感じていたと供述しています。

 

そんな彼が死刑執行直前に刑務官に対し、にっこりと笑って「I LOVE YOU」と言い残したそうです。

 

同性愛者を殺害した彼が、同性の刑務官に「I LOVE YOU」。考えれば考えるほど怖くなりますね。

 

 

第37位：ウィリー・フランシス

 

 

ウィリー・フランシスは薬剤師のアンドリュー・トーマスの殺害容疑で死刑宣告を受けました。1945年に16歳で電気椅子で死刑が執行されましたが、椅子が故障したため生き延びています。その後、1947年に2度目の死刑が執行され、18歳で亡くなっています。

 

2回も死刑を執行されたウィリー・フランシスですが、実は証拠が不十分で、実際は無罪の可能性が高いと言われています。

 

 

第36位：ウェストリー・アラン・ドッド（3名殺害）

 

 

ウェストリー・アラン・ドッドは1989年に3人の男の子に性的暴行を加えて殺害した罪で、死刑判決を受けています。

 

死刑判決後に、彼は反省したようで、獄中で「脱走するか、獄中で誰かを殺す前に、私は処刑されなければなりません。もし脱走したら、看守を殺して、また強姦することでしょう」と発言しています。この状態から、キリスト教への信仰に目覚め、平穏を手に入れたようです。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（海外編）：第35位～第31位

第35位：ジェフリー・ウィリアムズ（1人殺害）

 

 

ジェフリー・ウィリアムズは1999年5月19日、盗難車を運転していたところを警察官に見つかり、逮捕されそうになったため、その警察官を銃で撃ち、射殺しました。ウィリアムズの片方の手首にはすでに手錠がかけられている状態で、すぐに逮捕されています。

 

 

第34位：ハンベルト・リール（1名殺害）

 

 

ハンベルト・リールは1994年5月21日に16歳の少女を誘拐してレイプし殺害しています。元々メキシコ生まれで2歳の時にアメリカから移住してきたリールは、最後に「メキシコ万歳」と述べました。

 

最後の晩餐はフライドチキンのほかにサルサやタコスだったことから、メキシコへの思いが強かったのでしょう。

 

 

第33位：マルセル・プショー（26人以上殺害）

 

 

マルセル・プショーは第二次世界大戦下でユダヤ人に対し、国外脱出を手配すると宣伝しましたが、実は彼らを監禁して毒ガスで殺害し、死体を焼却するという犯行を繰り返しました。わかっているだけでも26人以上、本人の自白によると63人を殺害したとのことです。

 

1944年10月31日に逮捕され、1946年5月18日に死刑判決が下りました。そして、1946年5月25日に死刑が執行されています。

 

 

第32位：アイリーン・ウォーノス（7名殺害）

 

 

アイリーン・ウォーノスは1989年から1991年にかけて7人の男性を殺害した連続殺人犯です。

 

最初はレイプされそうになったからと正当防衛を主張しましたが、それが認められることはありませんでした。また、裁判の中で恋人（女性）から裏切りに遭い、それからは殺害を認めるようになりました。さらに、死刑判決を受けた後、早く死刑が執行されるように働きかけています。

 

 

第31位：クレアレンス・レイ・アーレン（4名殺害）

 

 

クラレンス・レイ・アレンは殺人罪で終身刑に服していた時に、さらに3人の殺人が明るみに出て死刑判決を受けています。

 

アレンは重度の糖尿病を患っていて、刑務所内でも車いすが必要な状態で、弁護人は減刑求めましたが、カリフォルニア州知事はこれを拒否し、2006年1月17日に死刑が執行されました。

 

最後の言葉の「ホカヘイ」とはネイティブアメリカンの言葉で、「死ぬのによい日」という意味とのことです。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（海外編）：第30位～第26位

第30位：スコット・ミンク（2名殺害）

 

 

スコット・ミンクは麻薬を買いに行くために車に乗ろうとしましたが、両親がミンクに麻薬を買わせないために、車のカギを隠していました。それに起こったミンクは就寝中の両親を殺害します。その後、両親のクレジットカードを盗み、コカインを買うために、家財道具を売り飛ばしました。

 

逮捕後、ミンクは自ら死刑を望み、その望み通りに死刑が言い渡され、2004年7月20日に死刑が執行されました。

 

 

第29位：ロバート・ハリス（2名殺害）

 

 

1978年、ロバート・ハリスは弟と一緒に銀行強盗を計画して、逃走用の車を盗むために16歳の2人の少年を殺害しました。それからすぐに銀行に押し入りましたが、30分後に警察に逮捕されています。弟は共犯証言を行い懲役6年でしたが、ハリスは死刑が言い渡されています。

 

 

第28位：ゴードン・スチュアート・ノースコット（3名以上殺害）

 

 

ゴードン・スチュアート・ノースコットは1926年から1928年の間に少年を連続で誘拐し殺害しました。確定しているのは3人ですが、20人以上の犠牲者がいるとも言われています。

 

このノースコットは逮捕された後も、嘘をつきながらのらりくらりと訊問を交わしていき、裁判でも同様の態度だったために、死刑判決は出たものの、事件の全貌は明らかになることはありませんでした。

 

死刑判決後は、ノースコットは徐々に精神の均衡を失っていき、死への恐怖にさいなまれるようになりました。

 

 

第27位：ベニー・デンプス（3名殺害）

 

 

1971年にベニー・デンプスは共犯者と一緒に2人を殺害して金庫を奪いました。その後、逮捕されましたが、その時は終身刑を受けています。刑務所に収監されたベニー・デンプスでしたが、刑務所の中で「密告者」として仲間と一緒に1人を殺害しました。その後、死刑判決を言い渡されています。

 

2000年6月7日に死刑が執行されたのですが、この時の死刑が拷問のようなものでした。
薬物注射による死刑執行でしたが、注射をする静脈がなかなか見つからず、33分間も苦悶を味わうことになったのです。

 

 

第26位：ヴォーン・ロス（2名殺害）

 

 

2001年1月31日にテキサス州で53歳の白人男性と18歳の黒人女性の2人を射殺しました。その後逮捕され、2002年に死刑が宣告されています。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（海外編）：第25位～第21位

第25位：マーク・ストローマン（2名殺害）

 

 

マーク・ストローマンは2001年9月15日にアメリカのダラスでコンビニに強盗に押し入り、店員を射殺しました。その6日後にショットガンを持ち、違うコンビニに押し入ると、再び店員を撃ちます。さらに、またその約1週間後にガソリンスタンドの店員を射殺しています。この3人は南アジアからの移民で、「9.11テロ」の復讐が動機でした。

 

 

第24位：ドニー・リー・ロバーツ・ジュニア（1名殺害）

 

 

2003年10月15日に、ドニー・リー・ロバーツ・ジュニアはガールフレンドを殺害しました。殺害理由は、ガールフレンドが彼に麻薬を買うためのお金を与えることを拒否したからです。ドニー・リー・ロバーツ・ジュニアはコカイン中毒で無職、しかも彼女を殺害した時には酔っぱらっていたそうです。

 

 

第23位：ジョン・スペンケリング（1名殺害）

 

 

もともとジョン・スペンケリングは強盗などの罪で服役していましたが、1972年に脱獄します。その後、共犯者と口論になり、背中を銃で撃って斧で殴り殺害しています。それから約1週間後に強盗・殺人の疑いで逮捕され、死刑が言い渡されました。

 

 

第22位：ジェームズ・D・フレンチ（2名殺害）

 

 

ジェームス・D・フレンチは1958年にヒッチハイクをして運転手を殺害しました。元々、人を殺す目的でヒッチハイクしていたようです。

 

逮捕された後、ジェームス・D・フレンチは刑務所内で自殺を図りますが、失敗に終わりました。

 

自分では死ぬことができなかったため、強制的に死のうと思って、死刑になるために刑務所内で殺人を行います。そして、1966年8月10日に電気椅子で死刑が執行されました。

 

 

第21位：ジョン・ウェイン・ゲイシー（33名殺害）

 

 

ジョン・ゲイシーは1972年から1978年の間に33人を殺害したシリアルキラーです。普段は子どもたちを楽しませるために、ピエロのコスプレをすることが多かったため、キラー・クラウン（殺人ピエロ）と呼ばれていました。

 

殺害した33人のうち29人が自宅から遺体で発見されています。また、ゲイシーは少年に狙いを定め、家に連れ込んでレイプした後に殺害していたことがわかっています。

 

ゲイシーは1980年3月13日に死刑判決を受け、1994年5月10日に死刑が執行されました。しかし、すぐには絶命せず、絶命までに18分もかかったとされています。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（海外編）：第20位～第16位

第20位：トーマス・Ｊ・グラッソ（2名殺害）

 

 

トーマス・J・グラッソは1990年に強盗殺人を犯し、半年後に再び強盗殺人を犯して逮捕され、死刑判決を受けています。

 

彼が有名になったのは最後の晩餐と最後の言葉が奇妙なものだったからです。

 

最後の晩餐は蒸したムール貝2ダース、蒸した貝2ダース（レモン付き）、バーガーキングのダブルチーズバーガー、半ダースのバーベキュースペアリブ、Lサイズのイチゴミルクセーキ2杯、ホイップクリームとイチゴを盛り付けたパンプキンパイでした。

 

 

第19位：エドワード・H・ルロフ（3名殺害）

 

 

エドワード・H・ルロフは1845年に妻と子供を殺害し、1870年に強盗殺人を犯しました。彼は記録上2番目に大きい脳を持つ人物であり、 医師・弁護士・校長・写真家・発明家など天才的な才能を持っている殺人者でした。

 

 

第18位：エリック・スコット・ブランチ（1名殺害）

 

 

1992年11月に、エリック・スコット・ブランチは14歳の少女をレイプして逮捕され、有罪判決を受けましたが、手違いで釈放荒れてしまいました。そして、1993年1月11日、エリック・スコット・ブランチは、スーザン・モリスをレイプして殺害しました。数日後に逮捕され、1994年に死刑判決を受けています。

 

2018年2月22日に薬物注射で死刑執行されています。

 

手違いで釈放されていなければ、スーザン・モリスは殺害されずに済んだはずです・・・。

 

 

第17位：ジョセフ・クラーク（2名殺害）

 

 

ジョセフ・クラークはガソリンスタンドの店員2名を殺害した罪で1984年に死刑判決を受けています。

 

そして、2006年5月に薬物注射による死刑が執行されましたが、薬物を注射するための静脈をなかなか見つけることができず、最初に薬剤を入れた血管は破裂してしまったとのこと。

 

その後、再び血管を探しますが、なかなか見つからず、血管を探すだけで90分もかかりました。ジョセフ・クラークの最後の言葉は、最初に薬剤を入れて、その血管が破裂した時の言葉でした。

 

 

第16位：アンリ・デジレ・ランドリュー（10名殺害）

 

 

アンリ・デジレ・ランドリューはフランスの連続殺人犯です。女たらしで結婚詐欺の常習犯であり、10人の女性を殺害して、金品を巻き上げています。逮捕後の裁判でも上品で皮肉の聞いた発言が多かったことから、裁判の傍聴には人が殺到して、熱狂的なファンも多かったとされています。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（海外編）：第15位～第11位

第15位：リッキー・レイ・レクター（2名殺害）

 

 

1981年3月21日、レクターはクラブで人を射殺してしまいます。家族に警察に出頭するように説得され、出頭することを決めますが、警察官が家に来た時、怖くなってその警察官を射殺してしまいます。そして、レクターは逃げ場がなくなったと思い、その場で自分のこめかみを撃ち自殺を図りました。

 

しかし、レクターは一命をとりとめます。しかし、脳に重大な損傷を受け、知的障害を患うことになります。そのような状態でも死刑判決を受けて、1992年1月24日に死刑が執行されます。

 

最後の晩餐にはステーキやフライドチキン、チェリークールエイド、ピーカンパイを選びますが、レクターはピーカンパイには手をつけません。

 

なぜ、ピーカンパイを食べないのかを聞くと、「後で食べるから」と答えたのです。知的障害があるために、これが最後の晩餐になることを理解できておらず、そのまま死刑は執行されました。

 

 

第14位：カンパティマール・シャンカリヤ（70名以上殺害）

 

 

インドのラジャスタン州ジャイプールに生まれたカンパティマール・シャンカリヤは1977年～1978年にかけて、70人以上を快楽目的で殺害しています。殺害方法は耳下の首の部分をハンマーで撲殺するというもので、「カンパチマール」と呼ばれるようになりました。

 

1979年初頭に死刑判決を受け、1979年5月16日に絞首刑になっています。

 

 

第13位：テッド・バンディ（30名以上殺害）

 

 

テッド・バンディは1974年から1978年にかけて30人以上の若い女性を殺害したシリアルキラーです。

 

少女や若い女性を誘い出し、殴りつけて意識を失わせてから性行為を行い、殺害した後も屍姦を行いました。逮捕後の裁判中はバンディのファンがファンレターを送るなど異常な状態になりましたが、1989年1月24日には電気椅子による死刑が執行されました。

 

 

第12位：H・H・ホームズ（9名殺害）

 

 

Ｈ・Ｈ・ホームズの本名はハーマン・ウェブスター・マジェットです。ニューヨークからシカゴに引っ越したＨ・Ｈ・ホームズは、1893年のシカゴ万博のために、ホテル事業に乗り出し、3階建てのホテルを建築します。しかし、このホテルは、Ｈ・Ｈ・ホームズが殺人・拷問をするためのホテルだったのです。

 

1892年にオープンした殺人ホテルは、宿泊客が絶えませんでしたが、Ｈ・Ｈ・ホームズは宿泊客の中から獲物を探し、殺人を犯していきました。本人は27件の殺人を供述していますが、立証されたのは9件のみ。しかし、200人もの被害者がいるとも言われていて、その実態は明らかになっていません。

 

 

第11位：ティモシー・マクベイ（ビル爆破・167名殺害）

 

 

ティモシー・マクベイは1995年4月19日に発生したオクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件の主犯です。この事件でビルの前半分80％が崩れ落ち、167名が死亡、850名以上の負傷者が出ています。

 

1995年10月20日には死刑判決が下り、2001年6月11日に死刑が執行されました。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（海外編）：第10位～第6位

第10位：ペーター・キュルテン（9名殺害）

 

 

ペーター・キュルテンは9歳の時に初めて殺人を犯し、1929年1月から11月まで連続殺人を犯し、妻に罪を告白して、警察に出頭しました。9件の殺人・3件の強姦・7件の殺人未遂で死刑判決となり、1931年にギロチンで処刑されています。

 

 

第9位：ロバート・タワーリー（1名殺害）

 

 

1991年9月4日にアメリカのアリゾナ州で、タワーリーは強盗殺人を犯しました。そして、2012年3月8日に死刑が執行されています。

 

死刑が執行される直前、タワーリーは家族を愛していると言って泣きだしたとのこと。「ポテトポテトポテト」の意味は不明ですが、薬物を打たれたことで意識がもうろうとしたのかもしれません。

 

 

第8位：ドクター・トマス・ニール・クリーム（5名以上殺害）

 

 

トマス・ニール・クリームば売春婦など最低5人以上を毒殺した連続殺人犯で、ランベスの毒殺犯と呼ばれていました。1892年に逮捕された後、死刑判決からわずか1ヶ月後には絞首刑が執行されました。

 

最後の言葉は立証されていませんが、これを最後の言葉としたことで、「切り裂きジャックを死刑執行した」という宣伝に使われることになりました。

 

 

第7位：パトリック・ブライアン・ナイト（2名殺害）

 

 

パトリック・ブライアン・ナイトは23歳の時に殺人を犯し、16年後の2007年6月26日に死刑が執行されました。

 

パトリックが注目を集めたのは、死刑判決を受けた後に「最後の言葉でジョークを言う」と予告して、「最後の言葉のジョーク」を広く公募したためです。そして、最終的に上記の最後の言葉を述べたのです。

 

 

第6位：チャールズ・スタークウェザー（11名殺害）

 

 

チャールズ・スタークウェザーは1957年12月から1958年1月の間に11人を殺害した（1月21日～29日までに10人を殺害）連続殺人者です。14歳のガールフレンドができましたが、その両親に交際を反対されたため、両親・家族を殺害し、2人で逃避行します。その後、警察とカーチェイスの末に逮捕され、死刑宣告を受けました。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（海外編）：第5位～第1位

第5位：カール・パンズラム（22名以上殺害）

 

 

窃盗や強盗、放火、強姦などで逮捕・投獄されていましたが、脱獄を繰り返し、南北アメリカ・ヨーロッパ・アフリカを転々としていました。1920年ごろから殺人を繰り返すようになり、最低でも22人を殺害した殺人鬼です。ただ、快楽殺人というわけではなかったようです。

 

 

第4位：ジョージ・アペル（1名殺害）

 

ジョージ・アペルはニューヨーク市警の警官を殺害した罪で死刑判決を受けています。死刑は電気椅子で執行されましたが、最後の言葉は「あなたは焼き立てのアペルを見ようとしています」という狂人めいたものでした。

 

 

第3位：ジョナサン・グリーン（1名殺害）

 

 

2000年6月21日、ジョナサン・グリーンは12歳の白人の女の子を誘拐してレイプし、殺害しました。グリーンは被害者の少女を殺害した後に庭に埋め、その後に掘り起こして、バッグの中に詰め込んでいます。その遺体をFBIが発見し、逮捕されました。

 

 

第2位：アルバート・フィッシュ（大量殺人）

 

 

アルバート・フィッシュはアメリカで史上最悪の殺人鬼・満月の狂人と呼ばれているシリアルキラーです。正確な人数は不明ですが、多数の子どもを殺害し、その肉を食べています。また、子どもだけでなく、成人も殺害しています。1934年に逮捕され、精神鑑定も行われましたが、責任能力ありと判断され、死刑が宣告されました。

 

 

第1位：アンドレイ・チカチーロ（52名殺害）

 

 

アンドレイ・チカチーロはロシア（当時はソ連）で52人を殺害した殺人鬼でロストフの殺し屋・赤い切り裂き魔と呼ばれていました。彼の犯行はソ連全土に及んだため、同一犯とは思われず、捜査が進みませんでしたが、KGBの介入により、1990年にようやく逮捕されました。

 

1992年10月14日に死刑判決を受け、1994年2月14日に銃殺により死刑が執行されました。最後の言葉通り、チカチーロの脳は日本人が買い取ったそうです。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（国内編）：第62位～第61位

第62位：前上博（自殺サイト殺人事件）

 

 

前上博は自殺サイト殺人事件の犯人であり、快楽殺人者です。2005年に自殺サイトを通じて自殺志願者と知り合い、「一緒に死のう」と言葉巧みに誘い込んで3人を殺害しました。2005年に逮捕され、2007年7月5日に死刑が確定しています。

 

2009年7月28日に死刑が執行されました。この死刑は死刑確定から2年での執行という異例の速さでした。

 

 

第61位：日高信子（夕張保険金殺人事件）

 

 

1984年5月5日に北海道夕張市で保険金詐取目的の放火殺人事件が起こりました。日高信子は夫と共に、この事件の首謀者として逮捕され、1988年10月に第一審で死刑判決が言い渡され、死刑が確定しています。

 

日高信子と夫はともに死刑判決を受けました。控訴する権利はありましたが、控訴せずに死刑が確定しています。これは、死刑を受け入れたというわけではなく、当時は昭和天皇の病状が重く、崩御すれば恩赦を見込めると考えたからです。しかし、昭和天皇が崩御されても恩赦はありませんでした。

 

日高信子は死刑執行当日、大暴れをしたと言われています。死刑執行を告げられた後、大暴れをして、一度はおとなしくなったものの、再び大暴れをしたようです。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（国内編）：第60位～第56位

第60位：関光彦（市川一家4人殺害事件）

 

 

関光彦は1992年3月5日に市川市のマンションの一室に侵入し、一家4人を殺害します。高1の長女は殺害せずに負傷させ、ラブホテルに拉致して何度も強姦しました。警察が現場に踏み込んだ時、この長女は関に抗うことができない状態になっていて、彼女を犯人に仕立て上げて、関は逃げようとしましたが逮捕されています。

 

犯行当時19歳で未成年でしたが、2001年に死刑が確定し、2017年に死刑が執行されました。

 

 

第59位：津田暎（泰州くん誘拐殺人事件）

 

 

1984年に広島県福山市で津田暎はソフトボールチームのコーチをしていましたが、そのチームの当時9歳の男の子を身代金目的で誘拐します。殺害した後に自宅に8回も身代金要求の電話をかけて1000万円を要求しましたが、逮捕されています。

 

津田は収監後にキリスト教の洗礼を受け、聖書を読んで過ごしていたとのことです。

 

 

第58位：渡辺健一（寝屋川夫婦殺害事件）

 

1975年8月23日、渡辺健一は大阪府寝屋川市のマンションに強盗に押し入り、2人を殺害しました。

 

渡辺はタクシー運転手をしていましたが、乗客がカギを車内に忘れたことがありました。渡辺はこの時、マンションのカギを客に帰さずに、所持したままでした。そして、借金などで首が回らなくなった時に、この鍵を使うことを思いついて、犯行に及んでいます。

 

 

第57位：松田幸則（熊本県松橋町男女強盗殺人事件）

 

 

松本幸則は2003年10月16日に借金返済のために強盗に押し入り、男性・女性の2人を殺害して、現金や腕時計を奪って逃亡しています。

 

 

第56位：神田司（闇サイト殺人事件）

 

 

神田司は闇サイトで知り合った2人と共に、女性会社員を拉致してキャッシュカードを奪い、殺害して遺体を遺棄しました。神田は前科はありませんでしたが、被害者が殺さないでと懇願しているのを無視し、ハンマーで頭部を30回も殴るなど残忍な方法で殺害し、死刑判決を受けています。

 

最後の言葉を見る限り、罪と向き合い反省しているように見えますが、死刑制度に対して批判的な意見を述べていたこともあり、本心は不明です。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（国内編）：第55位～第51位

第55位：坂本登（福岡連続強盗殺人事件）

 

 

坂本登は満州の奉天で生まれ育ちます。敗戦後、父親はソ連に抑留されて行方不明、母親は病死し、14歳の時に幼い弟・妹を連れて日本に引き揚げてきました。福岡の伯父のもとに身を寄せますが、邪魔者扱いをされたため、家を出て、職を転々としていました。

 

そんな時に知り合ったのが古谷惣吉です。古谷と一緒に2件の強盗殺人を犯しました。この犯行の後、坂本は古谷と別れ、坂本だけが逮捕されました。そして、この2件の強盗殺人は古谷の存在は明るみに出ず、坂本が主犯ということで裁判が進み、19歳の未成年ながら死刑判決が出ています。

 

死刑確定後、坂本は荒れていましたが、キリスト教に帰依し、徐々に落ち着きを取り戻していったそうです。

 

死刑執行後、ようやく古谷が逮捕されましたが、共犯ということで懲役10年の実刑判決となりました。しかし、出所後に8人を次々に殺害する事件を起こしたのです。共犯が捕まる前に坂本の死刑を執行しなければ、この8人殺害の事件も起こらなかったと言われています。

 

 

第54位：中村覚（島秋人・強盗殺人）

 

 

中村覚は非行少年で、労働意欲がないことから刑務所に入るために放火したり、精神病院に入院したりしていました。1959年には家族と一緒に生活していましたが、家出をして、農家に強盗に押し入り、1人を殺害しました。

 

1960年に第一審で死刑判決を受けた後、島秋人という名前で短歌を詠み続け、1963年には毎日歌檀賞を受賞しています。彼の作品に感銘を受けた女性と養子縁組までしていました。

 

 

第53位：古屋栄雄（人違いバラバラ殺人事件）

 

 

古谷栄雄は1954年9月5日に、以前から親しくし、ストーカー行為をしていた7歳年下の女性を殺害し、死体をバラバラにして遺棄しました。しかし、被害者女性はそのストーカーをされていた女性ではなく、何の面識もない女性で、人違いで殺害されています。

 

 

第52位：田本竜也（大学生誘拐殺人事件）

 

 

1987年9月、田本竜也は不良仲間と共に幼馴染の大学生を殺害した後、誘拐に見せかけて身代金を奪おうと、被害者の父親に身代金5000万円を要求して逮捕されています。

 

共犯者は死刑にならなかったことを不満に思っていた田本は、上告中に脱獄を試みますが未遂に終わっています。しかし、このことに責任を感じた刑務所所長が自殺をする事態になりました。死刑執行時は春田に改姓しています。

 

 

第51位：金川真大（土浦連続殺傷事件）

 

 

金川真大は土浦連続殺傷事件の犯人です。2008年3月19日・23日に通り魔事件を起こし、2人が死亡・7人が重傷を負っています。金川は自ら通報し、逮捕されました。金川は死刑を望み、死刑判決が出た時には「完全勝利と言ったところでしょか」と発言しています。

 

東京拘置所に移送される際、金川は大暴れしています。その後は落ち着いた生活をするようになり、死刑の早期執行を要求していました。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（国内編）：第50位～第46位

第50位：大谷高雄（3人組拳銃強盗殺人）

 

 

1948年に共犯2人と共に歯科医の自宅に強盗に押し入り、駆けつけてきた警察官を拳銃で銃撃して殺害しました。逮捕後に死刑判決が言い渡され、1953年に死刑が執行されています。

 

死刑判決後、死刑が執行されるまでの53時間の様子をテープに録音することに了承しています。死刑確定から死刑執行までが異常なスピードですね。

 

 

第49位：小林カウ（ホテル日本閣殺人事件）

 

 

小林カウはホテルを乗っ取るために、1960年に2人を殺害した罪で逮捕されました。のちに、小林カウは自分の夫もこの事件の9年前に殺害したことが発覚し、再逮捕され、死刑判決が言い渡されています。1970年に死刑が執行されましたが、戦後初めて死刑が執行された女性死刑囚でした。

 

死刑判決後、自分の死刑執行はないと思っていたようで、死刑執行を告げられた小林カウは状況を飲み込めない様子だったと言われていますが、死刑執行前には落ち着いた様子になっていたそうです。

 

 

第48位：陸田真志（SMクラブ下克上殺人事件）

 

 

陸田真志は1995年に双子の兄と共謀してSMクラブを乗っ取るために店長を殺害、さらに経営者も殺害しています。暴力団に遺体の処理を依頼し、コンクリートに詰めて海に捨てました。陸田はSMクラブを乗っ取った後、1億円以上の利益を上げたと言われてします。

 

陸田は獄中で哲学に目覚め、自分の罪と向き合い反省していましたが、裁判では死刑が言い渡されています。

 

池田晶子さんとは哲学者であり、陸田と「死と生きる」という哲学対話の本を出した方です。

 

 

第47位：加納恵喜（名古屋市スナック経営者強殺事件）

 

 

武藤惠喜は強盗目的でスナックに客として入り、無銭飲食をした後、経営者の女性を殺害して、金品奪いました。

 

元々武藤には殺人の前科があり、1998年に仮出所していました。その後、窃盗などで再び服役し、2002年1月に出所したばかりで、その2ヶ月後に事件を起こして逮捕されています。

 

死刑確定後、武藤は養子縁組をして、加納に改姓しています。加納は死刑執行後に臓器提供できるような法整備を望んでいたと言われています。

 

 

第46位：陳徳通（川崎中国人6人殺傷事件）

 

 

陳徳通は同居していた中国人とトラブルになり、1999年5月25日に復讐のために3人を殺害、3人を重軽傷を負わせています。

 

陳徳通の死刑は、在日中国人初の死刑執行でした。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（国内編）：第45位～第41位

第45位：栗田源蔵（おせんころがし殺人事件）

 

 

栗田源蔵は1948年には交際中の女性を殺害、1951年8月には主婦を強姦殺害しました。さらに、1951年10月には偶然駅で出会った母子4人を誘い出し、長男と長女を断崖絶壁から投げ落とし、さらに母親を強姦して、背中に背負っていた子どもごと投げ落としました。

 

 

第44位：長谷川敏彦（名古屋保険金殺人事件）

 

 

長谷川俊彦は共犯者と共に、保険金詐取目的で3人を殺害しました。死刑判決後、長谷川はクリスチャンになり、聖書をイラストに描き起こすなどしています。遺族から「もっと話したい」と

死刑執行停止や減刑を求める声がありましたが、2001年に死刑が執行されました。

 

 

第43位：杉村サダメ（女性連続毒殺魔事件）

 

 

借金の返済を迫られていた杉本サダメは1960年11月から12月にかけて、農薬入りの食べ物を食べさせて、3人を殺害し、1人を植物状態にしました。杉本サダメは愛人の男がいて、その男に貢ぐために謝金を重ねたとのことです。1963年に死刑が確定し、1970年9月19日に死刑が執行されました。

 

 

第42位：秋山芳光（秋山兄弟事件）

秋山芳光は兄と共謀して、知人の会社社長をバットで殴り殺し、現金を奪いました。また、自分の妻にも多額の保険金をかけて殺そうとしたとされています。

 

死刑執行から19年後の死刑執行でした。

 

 

第41位：奥野清

 

 

奥野清は強盗殺人の前科（共犯）があり、大阪刑務所に15年間服役していました。出所後、奥野清は母親の言いなりになり、母親に従順で歯向かうことが一切できない関係性になっていました。そんな母親を奥野は殺害して遺体をバラバラにして遺棄します。

 

1964年2月7日に死刑が確定し、1967年に死刑が執行されています。最後の言葉に母親へ愛や複雑な感情を感じずにはいられません。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（国内編）：第40位～第36位

第40位：小原保（吉展ちゃん誘拐殺人事件）

 

 

小原保は1963年に吉展ちゃん誘拐殺人事件を起こしました。小原は身代金奪取に成功したものの、吉展ちゃんを殺害していて、事件から約2年半後に逮捕されました。

 

小原は死刑確定後に教誨師に勧められて短歌を始め、小原の短歌は朝日歌壇に選ばれ、死刑執行の前日にも短歌を詠んでいます。。

 

 

第39位：大石国勝（隣家親子3人殺人事件）

 

 

大石国勝は隣の家の子どもが水道ホースの金具を盗んだと思い込み、自宅から持ち出した包丁でその子の両親を刺し殺し、さらにその子を追いかけてめった刺しにして刺殺しました。大石は精神科の通院歴があり、精神状態が争点となりましたが、責任能力はあると認められ、死刑判決が言い渡されています。

 

 

第38位：坂巻脩吉（鏡子ちゃん強姦殺人事件）

 

 

1954年4月19日、東京都文京区の小学校のトイレで授業中に2年生女子がレイプされて絞殺されるという痛ましい事件が起こりました。犯人の坂巻修吉はヒロポン中毒者で、小学校の近くでたまたま鏡子ちゃんを見かけていたずらしようと犯行を思いついたようです。

 

犯行から薬投下後の5月1日に坂巻は逮捕され、1956年10月に死刑が確定し、翌1957年6月22日に死刑が執行されました。

 

 

第37位：加藤智大（秋葉原通り魔事件）

 

 

2008年6月8日に加藤智大は秋葉原の駅前の交差点に2トントラックで突っ込み、通行人を次々はねた後、トラックを降りて、ナイフで通行人を刺し殺しました。この事件で7人が死亡、10人が重軽傷を負っています。犯行現場で逮捕されました。第2次再審請求中の死刑執行でした。

 

 

第36位：正田昭（バー・メッカ殺人事件）

 

 

1953年7月27日、新橋のバー・メッカの天井から血がしたたり落ちてきて、屋根裏を調べると撲殺された遺体が発見され、現金41万円が奪われていることが判明し、主犯として正田昭が逮捕されています。

 

正田は獄中でカトリックの洗礼を受け、さらに死刑確定後は1人の女性と文通交際を始め、それをきっかけに拘置所の中で小説を書くようになりました。

 

死刑執行は前日に知らされていて、家族や神父と面会したり、知人・友人に手紙を書いていたとのことです。

 

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（国内編）：第35位～第31位

第35位：林泰男（オウム真理教事件）

 

 

林泰男はオウム真理教の幹部で松本サリン事件ではサリン噴霧車の製造を担当し、地下鉄サリン事件では撒布実行犯になり、犯行に加担しました。1996年12月に沖縄で逮捕され、2008年に死刑が確定しています。元信者の女性と獄中結婚していますが、2018年7月26日に死刑が執行されました。

 

 

第34位：端本悟（オウム真理教事件）

 

 

端本悟はオウム真理教の信者で、坂本弁護士一家殺害事件や松本サリン事件の実行犯でした。
端本悟は死刑判決後も再審請求をせずに、静かに自らの死を受け入れたと言われています。

 

 

第33位：広瀬健一（オウム真理教事件）

 

 

早稲田大学理工学部卒・修士課程修了の秀才だった広瀬健一は、ボツリヌス菌を培養したり、自動小銃を製造したりしていました。さらに、地下鉄サリン事件では実行犯としてサリンを撒布しました。

 

獄中では神秘体験は脳内物質による生理現象に過ぎないと考えるようになり、洗脳が解けています。裁判での証言を見る限り、広瀬健一は洗脳が解け、自分の罪としっかり向き合っていたようです。

 

 

第32位：土谷正実（オウム真理教事件）

 

 

サリンやVXガスなどの製造方法を確立し、多くの化学兵器・違法薬物を生成しています。地下鉄サリン事件などの実行犯ではありませんでしたが、危険な化学兵器を生成したことで、殺人罪等で逮捕・起訴されました。

 

土屋は2004年ごろから教団・麻原に対して疑いが生じるようになり、2006年ごろからは洗脳が解けたと言われています。アレフ関係者とも2010年3月以降は関係を断つようになりました。2008年には古くから知る女性と獄中結婚をしています。

 

 

第31位：井上嘉浩（オウム真理教事件）

 

井上嘉浩はオウム真理教の事件の中でも、駐車場経営者VX襲撃事件、会社員VX殺害事件、被害者の会会長VX襲撃事件、公証人役場事務長逮捕監禁致死事件、地下鉄サリン事件などに関与していました。

 

第一審では無期懲役でしたが、控訴審で死刑判決、2010年1月12日に死刑が確定しています。井上は死刑が近づく中で礼儀正しく振舞っていましたが、失禁したり異常に汗をかくなど、情緒不安定になっていたと伝えられています。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（国内編）：第30位～第26位

第30位：豊田亨（オウム真理教事件）

 

 

東京大学大学院出身の豊田亨は教団の核開発を担当し、地下鉄サリン事件ではサリン散布の実行犯になっています。さらに、東京都庁小包爆弾事件や新宿駅青酸ガス事件などにも関与していました。

 

最後の言葉もただの死刑囚の思考ではなく、論理的な思考能力を持つ東大卒らしさがうかがえます。

 

 

第29位：中川智正（オウム真理教事件）

 

 

医師の国家資格を持っていた中川智正は坂本弁護士一家殺害事件の実行犯であり、さらに教団の科学者として、池田大作サリン襲撃未遂事件、滝本太郎弁護士サリン襲撃事件、松本サリン事件やVX事件などにかかわり、1995年5月17日に逮捕されました。

 

 

第28位：新実智光（オウム真理教事件）

 

 

新実智光はオウム真理教の信者で坂本弁護士一家殺害事件、松本サリン事件の実行犯で、地下鉄サリン事件では運転手役を務めていました。

 

死刑が確定した後は、2012年8月にアレフ信者の女性と獄中結婚をしていましたが、その妻は知人を脅迫してアレフ信者にしようとした罪で逮捕されたことがありました。新実はほかのオウム真理教幹部とは異なり、最後まで反省や後悔、被害者への謝罪などは一切ありませんでした。

 

 

第27位：堀越喜代八（堀強盗母子殺し事件）

 

 

1967年3月15日、堀越喜代八の結納の日でした。

 

しかし、堀越喜代八は結納金をお酒で使い込んでしまい、顔見知りの母子の家にやってきて、借金を申し込みました。借金を断られると、かっとなった堀越喜代八は母親の首を絞めて殺害し、その後に乳児も殺害しています。その後、放火をして自殺を偽装し、現場から逃走しています。

 

死刑が確定した後、一時期は半狂乱になりましたが、短歌と出会ったことで落ち着きを取り戻したそうです。それにしても、最後の言葉は虫が良すぎるように思います。

 

 

第26位：久間三千年（飯塚事件）

 

 

久間三千年は小学1年生女児2名をレイプし、さらに殺害した罪で死刑判決を受けています。

 

ただ、この久間三千年は冤罪であり、冤罪を隠すために、早く死刑が執行されたのではないか？とも言われています。久間の妻が再審請求を行っていますが、現在のところ、まだ再審は認められていません。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（国内編）：第25位～第21位

第25位：藤波芳夫（今市4人殺傷事件）

 

 

藤波芳夫は1981年3月29日に栃木県今市市で前妻の居場所を探して前妻の実家を訪れ、前妻の親族を襲い、2人を殺害・2人を重軽傷を負わせています。

 

逮捕された時、藤波は自殺を図りましたが、命に別状はありませんでした。死刑確定後はキリスト教の洗礼を受けていました。75歳という高齢での死刑執行でした。

 

 

第24位：菊池正（栃木雑貨商一家殺害事件）

 

 

1953年3月17日、菊池正は栃木県で雑貨商一家の3人と使用人1人を殺害して逮捕されました。
死刑判決を受けますが、上告中に母親に会うために脱獄します。そして、1分だけ母親と会うことが許されました。

 

その後に再逮捕されて、死刑確定・死刑執行となりました。

 

菊池正が栃木雑貨商一家殺害事件を起こしたのは、母親の目の治療費のためだったとされていますので、菊池正は母親思いだったようですが、殺害しただけでなく強姦までしていますので、単に母親想いだったというわけではなく、ただの殺人鬼だった可能性も高いと思われます。

 

 

第23位：小平義雄（小平事件）

 

 

小平義雄は太平洋戦争末期から戦後の1946年まで、7人の若い女性を食糧の提供や仕事の斡旋等で言葉巧みに誘い出し、強姦して殺害した連続殺人犯です。小平は1932年に妻の父親を殺害したこともありました。

 

1948年11月16日に死刑が確定し、1949年10月5日に死刑が執行されました。死刑確定後は粗暴な態度が目立ちましたが、徐々に落ち着きを取り戻し、辞世の句も残しています。

 

 

第22位：横山真人（オウム真理教事件）

 

 

横山真人はオウム真理教の信者で、地下鉄サリン事件の実行犯の1人です。横浜真人が撒布した車両では死者は出なかったものの、2007年7月20日に死刑が確定し、2018年に7月26日に死刑執行されました。

 

 

第21位：尾形英紀（熊谷男女4人殺傷事件）

 

 

暴力団員だった尾形英紀は不倫相手の16歳の少女に「元カレに姦淫されそうになった」と言われて、その少女の元交際相手を殺害します。そして、口封じのために3人の女性を殺害しようとして、1人を殺害、2人に重傷を負わせています。

 

尾形英紀は逮捕され、2007年7月18日に死刑が確定、2010年7月28日に死刑が執行されました。死刑判決直後は死刑に納得し、反省をしていたとのことですが、最後の言葉を見ると、反省はしていないのかもしれません。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（国内編）：第20位～第16位

第20位：木村修治（名古屋女子大生誘拐殺人事件）

 

 

木村修司は1980年12月2日に愛知県名古屋市で女子大生を身代金目的で誘拐し、殺害しました。殺害後に木村は身代金要求の電話をかけて3000万円を要求しましたが、翌1981年1月に逮捕されています。

 

木村は1987年8月6日に死刑が確定し、元々木村は自ら死刑を望んでいましたが、控訴審中にキリスト教に帰依し、さらに死刑廃止運動に参加するようになりましたが、1995年に死刑執行されました。

 

 

第19位：大久保清（大久保清事件）

 

 

大久保清は1971年3月から5月までの2ヶ月の間に、若い女性に声をかけて言葉巧みに誘い出し、8人を強姦・殺害しました。大久保は第一審で死刑判決を言い渡され、控訴しなかったため、1973年3月9日に死刑が確定しています。その後、1976年1月22日に死刑が執行されました。

 

大久保は焦点の合わない虚ろな暗い瞳でタバコを吸った後に、最後の言葉を言って、静かに死刑が執行されたそうです。

 

 

第18位：篠沢一男（宇都宮宝石店放火殺人事件）

 

 

2000年6月11日に栃木県宇都宮市の宝石店が爆発音とともに火事になり、焼け跡から店長ら6人の遺体が発見されました。犯人の篠沢一男はこの事件で1億4千万相当の貴金属を奪っています。篠沢は借金を抱えていて、金銭目的での犯行でした。

 

 

第17位：勝田清孝（勝田清孝事件）

 

 

勝田清隆は1972年から1983年前でに8人を殺害した連続殺人事件です。1977年には強盗殺人を犯しましたが、その6日後に、ABCテレビのクイズ番組『夫婦でドンピシャ!』に出演して、優勝しています。勝田の殺人は22件が疑われていて、本人もそのように供述していますが、証拠が不十分で8人のみが立件されました。

 

逮捕後に第一審から死刑判決となり、1994年2月5日に死刑が確定しています。死刑執行までの1年間は重度の腰痛で、ほとんど寝たきりの状態だったとのことですが、2000年11月30日に死刑が執行されました。

 

 

第16位：李珍宇（小松川事件）

 

 

1958年8月17日に16歳の女子高生が行方不明になりました。3日後の8月20日に読売新聞社に、その女子高生の遺体遺棄現場を知らせる電話が入り、その場所で腐乱死体が発見されました。

 

それからも、犯人を名乗る人物から世間をあざ笑うかのような電話がかかってきて、警察が逆探知し、目撃証言等から在日朝鮮人の李珍宇が逮捕されています。

 

李珍宇は18歳でしたが、殺人と強姦致死で死刑が宣告され、1962年11月16日に死刑が執行されています。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（国内編）：第15位～第11位

第15位：佐藤虎美（藤沢市女子高生殺害事件）

 

 

1967年1月13日、神奈川県藤沢市で佐藤虎美が帰宅途中の女子高生を襲い、強姦後に殺害しました。佐藤虎美はこの事件の前にも強盗強姦の前科があり、1972年に死刑が確定しています。

 

死刑執行は1982年11月25日でしたが、死刑執行を告げられた時、佐藤虎美は大暴れをして激しく抵抗しました。佐藤虎美はその時、100kg前後の巨漢だったため、死刑執行前の教誨どころではなくなり、死刑執行完了まで50分の時間がかかったそうです。

 

 

第14位：西口彰（西口彰事件）

 

 

西口彰は1963年10月に2人を殺害、その後2ヶ月半にわたり逃亡を続け、大学教授や弁護士などを騙って80万円をだまし取り、合計で5人を殺害しました。熊本で弁護士を装い冤罪防止に取り組む教戒師・古川泰龍の家を訪問しますが、11歳の娘に偽物の弁護士であることを見抜かれ、逮捕されました。

 

第一審から死刑判決が言い渡され、地裁の判決文では「悪魔の申し子」と形容されていて、当時は戦後最悪の連続殺人と言われました。

 

 

第13位：片桐操（少年ライフル魔事件）

 

 

片桐操は子どものころから銃に興味を持ち、中学卒業するころに姉からライフル銃を買ってもらっています。所持許可証は15歳の片桐は持てなかったため、姉名義にしていました。そして、18歳になると自分名義に変更し、自分用のライフル銃を購入して、射撃場に通う日々を送ります。

 

1965年7月29日、ライフルを持って山道を歩いていた時、不審に思った警察官に声をかけられたことにイラつき、ライフルで警察官を撃ちます。その銃声を聞いて駆けつけてきたもう1人の警察官も撃ち、ピストルや警察手帳、制服などを奪って警察官になりすましました。

 

そこから渋谷の鉄砲店に人質を取って立てこもり、16人を負傷させた後、ようやく逮捕されています。

 

未成年の犯行でしたが、事件が凶悪だったこともあり、実名報道するマスコミもいました。また、犯行時は未成年でしたが死刑判決となり、1969年に死刑が確定し、1972年7月21日に死刑が執行されました。

 

 

第12位：西武雄（福岡事件）

 

 

終戦直後の1947年、福岡市で日本人と中国人の商人2人が殺害された事件がありました。警察は西武雄さんをこの事件の主犯として逮捕し、死刑が言い渡されています。しかし西さんは関与を否定していて、冤罪の疑いがありましたが、1956年に死刑が確定、1975年に死刑が執行されました。

 

 

第11位：山地悠紀夫（大阪姉妹殺害事件）

 

 

2005年11月17日、山地悠紀夫が被害者姉妹に狙いをつけ、最初に姉が帰宅したら背後から襲って、胸をナイフで刺し、強姦しました。その後すぐに妹が帰ってくると、同じようにナイフで胸を突き刺して、再び強姦します。その後、姉妹の胸をもう一度ナイフで刺して、室内に放火し、現金を奪って逃走しました。

 

この山地悠紀夫は16歳の時に母親を殺害していて前科がある人物でした。2007年5月31日に死刑が確定し、2009年7月28日に死刑が執行されました。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（国内編）：第10位～第6位

第10位：大米龍雲（大米龍雲連続殺人事件）

 

 

大米龍雲は僧侶でしたが、1915年に逮捕されるまでに司法で裁かれただけでも、強盗殺人3件、強盗強姦5件、強盗7件、窃盗9件を犯していました。ただ、殺人や強姦はもっとあったと言われています。

 

1916年5月22日に死刑判決が下り、1916年6月26日に死刑が執行されています。死刑が執行される時も堂々とした態度だったそうです。

 

 

第9位：孫斗八（神戸洋服商殺人事件）

 

 

1951年1月17日、神戸市の洋服商に在日朝鮮人の孫斗八が入店します。真冬なのに薄着だったため、洋服商の店主は同情して温かいぜんざいを振舞い、お酒まで奢りました。その1時間後、再び孫斗八がやってきます。洋服商はすでに寝ていて、その妻が対応し、就寝していることを伝えました。しかし、孫斗八は勝手に上がり込んで洋服商を起こそうとしました。その時、金づちが目に入り、殺意が芽生え、洋服商夫婦を撲殺したのです。

 

1955年12月に死刑が確定しましたが、犯人はいろいろな理由をつけて訴訟を起こし、何とか死刑を回避しようとします。しかし、1963年7月17日に死刑が執行されました。

 

 

 

第8位：服部純也（三島女子短大生焼殺事件）

 

 

服部純也は2002年1月22日短大生の被害者女性を拉致・強姦します。そして、「覚せい剤を打つのに邪魔になった」という理由で、被害者に灯油をかけて、生きたまま焼き殺しました。

 

死刑確定後は死刑廃止を必死に訴え、「一生悪いことをしない」、「被害者遺族と同様に死刑囚も苦しんでいる。被害者遺族とは同じ立場ではないが『死刑囚の苦しみ』もわかってほしい」などと話していました。

 

 

第7位：宅間守（附属池田小事件）

 

 

2001年6月8日、宅間守は附属池田小学校に侵入し、児童8人を殺害し、教員を含む15人を負傷させました。

 

逮捕・起訴後に、宅間は死刑を望んでいて、第一審で死刑判決が出ると、控訴せずに死刑が確定しています。その後、6か月以内、出来れば3か月以内の死刑執行を望み、それが実現しなければ、国家賠償請求訴訟を起こすとも言っていました。

 

死刑確定後、宅間は支援者の女性と獄中結婚をしていましたが、2004年9月14日に死刑が執行されました。

 

 

第6位：天津七三郎（仙台幼児誘拐殺人事件）

 

 

1964年12月21日、仙台市内の5歳の子供が誘拐されました。犯人の天津七三郎は子どもが暴れたため殺害しています。身代金要求の電話をかけ、身代金の受け渡し時に逮捕されました。

 

この犯人の天津七三郎は元映画俳優だったことで話題になっています。

 

一審では無期懲役でしたが、二審では死刑判決となり、1968年に死刑が確定しています。1974年には死刑が執行されました。天津七三郎の最後の言葉は、北原白秋が作詞した「城ヶ島の雨」でした。

 

 

死刑囚の最後の言葉 衝撃度ランキング（国内編）：第5位～第1位

第5位：中島一夫（東京埼玉連続強盗殺人事件）

 

 

中島一夫は1966年9月4日、東京の田無で強盗放火殺人をして、その約2週間後に9月16日に埼玉県で新たに強盗に押し入り3人を殺害しました。中島は自分で警察に自首し、自白しています。裁判では死刑が確定し、に死刑が執行されています。

 

 

第4位：小林薫（奈良小1女児殺害事件）

 

 

小林薫は奈良小1女児殺害事件の犯人です。帰宅途中の小学1年生の女の子を強姦目的で誘拐・殺害し、遺体を遺棄しました。さらに、その女の子の携帯電話を使って、両親に「次は妹だ」などの脅迫メールを送っています。

 

第一審で死刑判決が出る前、ガッツポーズやほくそ笑む態度をとったことでニュースになりました。死刑判決後、弁護人は即日控訴しましたが、小林本人が控訴を取り下げています。

 

死刑前には小林は反省していたとされていますが、最後の言葉を聞く限り、本心はどうだったのか不明です。

 

 

第3位：永山則夫（連続ピストル射殺事件）

 

 

永山則夫は1968年10月から11月にかけて、拳銃を使って4人の男性を殺害し、1969年に逮捕されました。獄中では小説家として活動し、1983年2月には「木橋」で第19回新日本文学賞を受賞しています。

 

また、1980年には以前から文通していた女性と獄中結婚をしていて、それをきっかけに真摯に反省・謝罪をするようになりました。しかし、1990年5月9日に死刑が確定しました。

 

1997年8月1日に死刑執行を告げられた永山は激しく暴れましたが、刑務官に制圧され、死刑が執行されました。

 

 

第2位：麻原彰晃（オウム真理教事件）

 

 

麻原商工はオウム真理教の教祖で、オウム真理教の事件を指示していた首謀者です。1995年5月16日に、山梨県の教団施設で逮捕されています。最終的に殺人26人と逮捕監禁致死1人（17事件）で立件され、2006年9月15日に死刑が確定し、2018年7月6日に死刑が執行されました。

 

裁判中・拘置所内では奇行が目立ち、拘置所内では隔離された独房でオムツで排泄し、接見室で自慰行為をするなど廃人のような生活を送っていたと言われています。

 

 

第1位：宮崎勤（東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件）

 

 

宮崎勤は1988年から1989年にかけて4人の女児を誘拐・殺害した罪で逮捕されました。死刑確定後も、宮崎勤は拘置所内でアニメのビデオを鑑賞することが許可されていたため、最後の言葉につながったものと考えらえます。

 

それにしても、最後の言葉が「あのビデオまだ途中だったのにな…」というのは、宮崎勤の本性を現しているかのようで、ゾッとしますね。

 

 

死刑囚の最後の言葉のまとめ

死刑囚の最後の言葉を衝撃度ランキング形式でまとめました。反省し、罪を後悔している言葉もあれば、まったく反省している様子が見られないものもあり、いろいろと考えてしまいます。

 

日本と海外では最後の言葉の傾向が違うのも、興味深いですね。