2021年6月に発生した大阪カラオケパブ殺人事件。この犯人の宮本浩志は被害者のストーカーだったことがわかっています。
一体なぜ宮本浩志は凶行に及んだのか?事件の概要や犯人の宮本浩志の生い立ちや実家・親、結婚した家族や子供、会社の住友電工での経歴や被害者の稲田真優子さんへのストーカー、事件の動機や裁判での発言・主張、現在をまとめました。
この記事の目次
宮本浩志は大阪カラオケパブ殺人事件の犯人
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宮本浩志(みやもとこうし)は、2021年6月に起こった大阪カラオケパブ殺人事件の犯人です。
大阪市北区のJR天満駅近くにあるカラオケパブ「ごまちゃん」の店内で店長の稲田真優子さんが殺害される事件が起こりました。この事件で、カラオケパブの常連だった56歳の会社員・宮本浩志が逮捕されました。
宮本浩志は以前から被害者の稲田真優子さんにストーカー行為を行っていて、一方的な恋愛感情がエスカレートして、犯行に及んだものと見られています。
宮本浩志が起こした大阪カラオケパブ殺人事件
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事件の発覚
2021年6月14日10時40分ごろ、大阪市北区のJR天満駅前にあるカラオケパブ「ごまちゃん」の店内で「店のオーナーの女性が血まみれで倒れている」という通報が入りました。
通報したのは被害者の知人の女性で、店を訪れた時に、カラオケパブ「ごまちゃん」の経営者である稲田真優子さん(25歳)が血まみれで倒れているのを発見しています。
司法解剖の結果、被害者の稲田真優子さんの死亡推定時刻は6月11日の午後、胸に刺し傷、首には複数の切り傷があるなど全身10ヶ所以上を刺されて、失血死したことがわかっています。
第一発見者の知人女性によると、店には内鍵がかかっていました。また、稲田真優子さんは11日夜以降はSNSやLINEで「既読」がつかなくなり、6月12日には15時に開店する予定でしたが、男性客が17時30分ごろに来店した時には営業しておらず、ドアのカギがかかっていたことがわかっています。
さらに6月13日の15時前にも従業員が出勤したらお店にはカギがかかった状態で、従業員から「稲田さんが昨日から出勤していない」と110番通報が入っていました。警察が稲田真優子さんのスマホに電話をかけたところ、電源が入っていない状態だったとのことです。
そして、14日に知人女性が稲田さんの遺体を発見して、事件が発覚しました。
常連客の宮本浩志が逮捕される
警察の捜査の結果、6月18日に宮本浩志(当時56歳)が逮捕されました。宮本浩志は稲田真優子さんが経営するカラオケパブ「ごまちゃん」の常連客で、稲田真優子さんにしつこく言い寄っていた客として、ほかの客の間でも知られた存在でした。
宮本容疑者は、パブを連日のように訪れる常連客としてほかの客の間でも知られていたが、稲田さんに執着し、一方的な好意を寄せる「やばい客」「しつこい客」との声も上がっていた。
宮本浩志は逮捕直後は容疑を否認していましたが、宮本浩志が逮捕された理由・証拠は、常連客でストーカーだったというだけではありません。
・宮本浩志の上着や靴から被害者の血液が検出された
・事件で使われた粘着テープから宮本浩志の指紋が検出された
・パブが入っているビルの防犯ビデオに怪しい動きをする宮本浩志が映っていた
・現場には宮本浩志の結婚指輪が残されていて、稲田さんの血液や皮膚片が付着していた
宮本浩志は6月11日に「ごまちゃん」に行き、お店を後にしました。その後、そのままお店が入ったビルを出ることなく、非常階段に潜んで閉店を待ち、従業員が帰宅して、稲田真優子さんが1人になったのを見計らって、犯行に及んでいます。
ビルの防犯カメラから、6月11日に宮本浩志以外に犯行を行える人物はいなかったことが明らかになっています。
宮本浩志はお店の防犯カメラのSDカードを抜き取って持ち去ったり、稲田真優子さんのスマホをアルミホイルで包んで電波を遮断したり、店外に保管してあったお店のカギケースを店内に移動させるなどの隠ぺい工作をしたと見られています。
宮本浩志の生い立ちや実家の親・家族
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宮本浩志は2021年の逮捕当時は56歳でしたので、1965年生まれだったと思われます。
兵庫県西宮市に生まれた宮本浩志の父親は弁理士の仕事をしていて、大阪のミナミに事務所を構えていました。父親が弁理士で事務所(しかも大阪の中心部のミナミ)に事務所を持っていたということは、実家はそれなりに裕福で、経済的には余裕があったと思われます。
宮本浩志は西宮市の公立小学校・中学校・高校に通っていました。サッカー部に所属していて、サッカー好きでしたが、基本的には教室の隅にいるような目立たないタイプでした。同窓会にも顔を出したことはないそうです。ただ、サッカーは社会人になってからも、プレーしていたので、部活もしっかり取り組んでいたものと思われます。
大学は地元を離れ、徳島大学の工学部に進学します。電気工学を学びました。国立大学に進学したということは、勉強は得意な方だったようです。
宮本浩志の経歴|会社は住友電工
宮本浩志は徳島大学を卒業後、1992年に大阪に本社がある住友電工に就職しました。住友電工は住友グループの中核となる一流企業ですから、宮本浩志はいわゆるエリート街道を歩んでいたと思われます。
入社が1992年ということは、宮本浩志は27歳前後になっています。当時は、一流企業は新卒採用が当たり前で、ちょっとフラフラしてから入社とか、転職組というのは少なかったはずです。
少しフラフラしてから入社したり、ほかの企業に入社してから住友電工に入社した可能性もありますが、入社年齢を考えると、もしかしたら宮本浩志は大学院の修士課程・博士課程に進学して修了してから、住友電工に就職したのかもしれません。
勤務態度は真面目で、朝は7時ごろ、職場でも一番最初に出社していました。仕事の愚痴も言わず、足を怪我していた時も、周りには何も言わずに黙々と働いていたようです。
ただ、入社時期が遅かったためか、昇進は遅く、同期入社の社員の中では一番遅いという情報もあります。
住友電工では早い人で10年目で係長に、15年目で課長に、22年目には部長に出世するのですが、彼は入社27年目にようやく課長に昇進した。およそ400人いた“九二”の中で、もっとも昇進が遅い社員だと思われます。
引用:《カラオケパブ殺人事件》「主人がワイシャツを漂白剤につけていたことがありました」宮本被告(57)の妻が語る、事件があった6月の“深夜の出来事” | 文春オンライン
同期社員の多くは、海外の重要拠点などに転勤をしていますが、宮本浩志は海外拠点への転勤はなく、国内部署を転々として、現在は子会社の住友電工情報システムに出向していて、コンピュータのソフトウェア作りにエンジニアとして関わっていました。
新大阪にある職場で、生産効率を考えるシステムや、売り上げを管理するシステムの構築をしていたようです。事件前はコロナ禍だったこともあり、リモートワークの設定の相談などで忙しくしていました。
昇進が遅く、子会社に出向していても、年収は1000万円を超えていましたので、世間一般ではエリート社員だったと言えるでしょう。
宮本浩志の結婚した嫁や子供
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宮本浩志は結婚していて、妻と娘2人がいました。2001年に結婚したという情報があります。
・嫁:小柄で美人
・長女:20歳くらい
・次女:高校生
被害者の稲田真優子さんは25歳でしたので、宮本浩志は自分の娘とほぼ同じ歳の女性に一方的に思いを寄せてストーカーし、殺害したことになります。
宮本浩志は2000年に西宮市高須町にある総戸数1000戸を超えるマンモス団地の一角にある新築の集合住宅を約4500万円で購入しています。60歳まで支払う予定で2400万円のローンを組んで、家族4人でそこに住んでいました。
宮本浩志の年収は1000万円以上でしたが、お小遣い制で月3万円のお小遣いを奥様から渡されていました。
「私たちの家庭は主人の給料が私の管理する三井住友銀行の口座に振り込まれ、その日のうちに月3万円の小遣いを主人に渡していました。主人は小遣いを前借りするようなことはなかったので、私は3万円のお小遣いでやりくりしているものとばかり思っていました」
引用:(2ページ目)《カラオケパブ殺人事件》「主人がワイシャツを漂白剤につけていたことがありました」宮本被告(57)の妻が語る、事件があった6月の“深夜の出来事” | 文春オンライン
ただ、稲田真優子さんのカラオケパブは1回の来店で1万円程度のお会計になり、宮本浩志は2日に1回のペースで通っていましたので、3万円のお小遣いでは足りないことになります。
奥様の裁判での証言によると、宮本浩志は独身時代からある家族には内緒の銀行口座を持っていて、そこからカラオケパブに通うお金を捻出していたようです。
ただ、カラオケパブに通い、稲田真優子さんを何回も刺して殺害したような宮本浩志ですが、家族仲は良かったという情報があります。近所の住民によると、宮本浩志と娘さん2人は一緒に電車に乗って出かけたところを見かけたそうです。また、裁判で奥様は次のように証言していました。
「私は主人から暴力を振るわれたこともありませんし、そのような素振りを見せられたこともありませんでした。主人は娘に対しても暴力を振るうようなことはなく、娘とも仲が良かった。私にも優しい主人でした。私は主人が人を殺すようなことはしていないと思っています」
引用:(3ページ目)《カラオケパブ殺人事件》「主人がワイシャツを漂白剤につけていたことがありました」宮本被告(57)の妻が語る、事件があった6月の“深夜の出来事” | 文春オンライン
宮本浩志の家族は、ごく普通の真面目な父親という印象しかなかったようですから、まさか25歳の女性にストーカーしていて、刺し殺すという凶行に及んだとは思いたくないのでしょう。そう思わないと、自分たちの家族の思い出・生活は一体何だったんだということになってしまいますから。
宮本浩志に殺害された稲田真優子(被害者)は美人店長
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稲田真優子さんは宮本浩志に殺害された被害者です。
尼崎出身で、経済的には苦労したようです。実家の家計を支えるために、高校にはほとんど行かずに次のようなアルバイトを転々として、高校は中退しています。
・葬儀屋
・クレープ店
また、頑張り屋さんだったようで、自分で高等学校卒業程度認定試験を受け、通信制の大学に入学し、心理学を学んで心理療法士を目指していたこともありました。
ただ、20歳のころから天満駅前にある「ラブリッシュ」というカラオケバーで働き始め、自分のお店を持ちたいと思うようになります。
身長は150mくらいで元女優の堀北真希に似ている、モデルの田中美保さんに似ていると言われるほどの美人でした。
そして、2020年7月にラブリッシュを辞めて、大学も退学し、2021年1月に自分の店「ごまちゃん」をオープンさせました。コロナ禍という大変な時で、アルコールを出せなかったり、カラオケの提供を辞めたりしていたこともありましたが、それでもいろいろな工夫をしてお店を続けていました。
宮本浩志は稲田真優子(被害者)のストーカーだった
宮本浩志は稲田真優子さんのストーカーでした。
出会いのカラオケバーで出禁を喰らっていた
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宮本浩志と稲田真優子さんと初めて出会ったのは4年前。天満駅近くにあるカラオケバー「ラブリッシュ」でした。
その頃、稲田真優子さんは「まゆ太郎」という源氏名でラブリッシュで働いていて、宮本浩志はそこに客として訪れていました。
宮本浩志は最初から稲田真優子さんに執着していたわけではなく、週に1回程度、1時間だけ飲んで帰っていくよう状態でした。宮本浩志が変わったのは、新型コロナウイルスが流行してからです。
緊急事態宣言が出たことで、客足が「ラブリッシュ」から遠のくようになります。そんな時に、お店に行くと稲田さんを独占することができるため、どんどん来店の頻度が増えて、お店にいる時間も伸びていきました。
宮本浩志は稲田真優子さんに執着するようになり、自分が来店した時に稲田真優子さんが忙しくてなかなか接客できなかった時には急に怒り出して帰ってしまったことがあったそうです。
一度まゆさん目当てのお客様が5~6組集中したことがあって。特定のお客様ばかり接客するわけにはいかないので、なかなかヒロシさんにつけなかったんです。しびれを切らしたヒロシさんが『もうええわ!』と急に怒り出し、まだ時間が残っているのに会計を済ませて帰ってしまって……
引用:(4ページ目)「もうええわ!」大阪カラオケパブ女性オーナー刺殺 容疑者がキレた“身勝手すぎる理由”――2021上半期BEST5 | 文春オンライン
また、稲田さんがラブリッシュを辞める直前には、宮本浩志は稲田さんから直接「もうお店に来ないで下さい」と出禁を喰らっています。
その後、稲田真優子さんがラブリッシュを辞めて、ほかのエリアのお店で働いていたことがありました。宮本浩志はラブリッシュに来て稲田さんがどこで何をしているのかを気にしていたとのことですので、もしかしたら稲田真優子さんがラブリッシュを辞めたのは、宮本浩志とのトラブルが原因で、宮本浩志から逃げるためだったのかもしれません。
ごまちゃん開店日は連続着信
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稲田真優子さんは2021年1月18日に、自分のお店である「ごまちゃん」をオープンさせました。
オープンの日、宮本浩志は「ごまちゃん」に来店します。しかし、お店がオープンの日ですから、オーナーである稲田真優子さんはかなり忙しかったようで、宮本浩志の接客に時間を割くことができませんでした。
そもそも、ラブリッシュの時に稲田真優子さんは「もうお店に来ないで」と宮本浩志に伝えていたくらいですから、できるだけ避けたい相手だったはずです。
宮本浩志はお店を後にした後、稲田真優子さんに次のようなLINEを連投しています。
「最後におめでとうって言いたかったけど、それも聞いてくれないぐらい、僕はゴミなんだね。今日来てごめんね。」
「記念の日に写真も撮らせてくれないなんて、まゆさんにとってはゴミなんだなー。残念でした。これからは、ゴミなりに接するようにしますね。」
「まゆさんの扱いを再確認できました。今日はありがとう。まゆさんはこれからも大丈夫だよ。」
このLINEに対して、稲田真優子さんは、次のように返信しました。
「ひろしさん今日はありがとうございました!!あの後結局お会計でバタバタしてしまって今ようやく閉店になります!」
その後、「また、あとで電話するね。」などのメッセージを挟みながら、16回も着信を入れています。これ、もう恐怖ですよね。この日以外にも、宮本浩志は稲田真優子さんに対して、異常なほどのLINEを送っています。
稲田さんは「いっぱい掛かってきて怖いんですが、何が聞きたいんですか?」とか「電話は控えて、LINEメッセージで連絡ください!」のように伝えても、宮本浩志はただ一方的に「電話に出ないまゆさんに問題がある」と一方的にメッセージを送り、電話をかけ続けました。
毎日通って裏声カラオケ
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稲田真優子さんがお店をオープンしたのは2021年1月18日のこと。それから、半年で83回もお店に通い続けていました。2日に1回のペースです。そして、アニメソングを大声&裏声で歌うような客でした。
稲田真優子さんのスマホには、宮本浩志の注意点として『カラオケの時にマイクの音量を下げる』と書いてありました。よほど大声で歌い、ほかのお客さんに迷惑になるレベルだったのでしょう・・・。
LINEでは次のようなメッセージを送っています。
・「天使なのか妖精なのか小悪魔なのか。。。」
・「めっちゃかわいいよ。好きだなぁ~」
また、次のようなストーカー行為も行っていました。
・プレゼントを渡すと言って、稲田さんを店外に呼び出す
・稲田さんと同じ電車に乗ってお店に行こうとする
・一緒に写真を撮る時に体を寄せてくる
30歳以上も年下の女性に、56歳・2人の娘の父親である宮本浩志は執着していて、恥ずかしいという羞恥心はなかったのでしょうか。
ツイッターでも毎日チェック
宮本浩志はTwitterアカウントを持っていたという情報があります。
・稲田真優子さんのアカウント:まゆ太郎(@orz___5)
・ごまちゃんのアカウント(@Goma253)
たけのこというTwitterアカウントを持っていた宮本浩志は稲田真優子さんの個人アカウントやお店アカウントのツイートにすぐに反応し、褒め殺しのようなリプライを返していました。
https://twitter.com/jOQn7O1V0QkCpDc/status/1398295346338435072
https://twitter.com/jOQn7O1V0QkCpDc/status/1377026111750565892
そして、宮本浩志が犯行に及んだ2021年6月11日にも、稲田真優子さんのツイートにリプライしています。
https://twitter.com/jOQn7O1V0QkCpDc/status/1403154721242718220
「リフレッシュ完了 今日からがんばれ~」とツイートしたこの日に稲田真優子さんをめった刺しにしたと考えると、めちゃくちゃ怖いですよね。
宮本浩志は稲田真優子さんから出禁を告げられるが・・・
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6月7日は、宮本浩志の誕生日でした。稲田真優子さんは宮本浩志の誕生日を祝うために、2人で食事に行くことになりました。カウンターのお店で、二人きりにならないように配慮したようです。
稲田さんは宮本浩志に誕生日プレゼントとして白ワインをあげましたが、食事が終わった後に「もうお店には来ないでいただけますか」と出禁を伝えたそうです。
これは、稲田真優子さんの交際相手が裁判で証言しています。
自分の誕生日に出禁を告げられたなんて、宮本浩志はショックのはずですが、その日の夜に次のようなLINEを稲田真優子さんに送りました。
全くかみ合わないLINE。出禁を言い渡したのに、「まゆの声を聞けてぐっすり眠れそう」というメッセージ。恐怖でしかありません。この時、稲田真優子さんはどれほどゾッとしたのでしょう。
宮本浩志の犯行動機
宮本浩志が稲田真優子さんを殺害した動機は、拒絶されたことと思われます。宮本浩志は裁判で動機については語っていません。
ただ、宮本浩志が稲田真優子さんに執着し、ストーカーしていたことは間違いありません。また、稲田真優子さんが宮本に対して出禁を伝えたのは6月7日のこと。そして、犯行は6月11日でした。
このタイミングを考えると、稲田真優子さんに拒絶されたことがショックで、宮本浩志は犯行に及んだのでしょう。
この動機については、裁判でも認められています。
被害者への好意や強い執着心がみてとれ、それが受け入れられなかったことが動機と考えられる。
引用:「迷惑かけずに死ねる」傍聴から見えた男の『不可解さ』常連客に懲役20年 遺族は謝罪なく判決に無念「妹は25歳で亡くなったのに…」カラオケパブ殺害事件【裁判を振り返る】 | 特集 | MBSニュース
自分のことしか考えていないストーカーらしい最低な動機と言えます。
宮本浩志の裁判
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宮本浩志は裁判でも身勝手な主張をしています。
初公判の時に「被害者家族の意図を汲むなら、ぜひとも死刑を下していただきたい。」と話していました。しかし、罪状に関しては黙秘を続けていて、殺人を認めたり、動機を話したりすることはありませんでした。
しかし、裁判で検察が無期懲役を求刑した時、突然宮本浩志が話し出し、検察側が提出した証拠を否定したのです。
・LINEはそれなりに送っていたが、稲田さんから了承を得ていた
・LINEを送っていたのは天気情報を送ったら、「助かる」と言われていたから
・誕生日プレゼントをもらったのに出禁にされるはずがない
・店外のキーボックスのダイヤル番号は知らない
・防犯カメラの存在は知らない
・店内に1人残った稲田さんがカギをかけずに店内で過ごすはずがない
このような主張を宮本浩志はしています。
死刑にしてほしいと言いながらも、検察の証拠を否定しているなんて、矛盾していますよね。
宮本浩志の現在|懲役20年
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宮本浩志は2022年10月20日、懲役20年の判決が言い渡されました。検察は無期懲役の求刑でしたが、有期刑で最長の懲役20年の判決でした。
裁判では宮本浩志の犯罪行為は認定されたものの、前科がないことやほかの事案との公平性を考慮して、無期懲役ではなく、懲役20年の判決となっています。
この判決後、宮本浩志はこの判決を不服として控訴しています。死刑を望んでいたのに、判決を不服として控訴。よくわからない行動に出ています。今後、大阪高裁で控訴審が行われます。
宮本浩志のまとめ
大阪カラオケパブ殺人事件の犯人である宮本浩志の生い立ちや家族・実家の親、結婚した嫁や子供、会社の住友電工での経歴、稲田真優子さんへのストーカー行為と事件の動機や現在をまとめました。
稲田真優子さんとご遺族の気持ちを思うと、懲役20年では軽すぎるように思えますね。