ネットカフェの事件と犯人の凶悪度ランキング12位：旭川料金踏み倒し事件

 

ネットカフェの事件と犯人の凶悪度ランキング、第12位は旭川市の料金踏み倒し事件です。

 

北海道旭川市豊岡4条7丁目にあるインターネットカフェに、2025年8月21日に男性が入店しました。

 

男性はネットカフェを2100円分利用した後、「時間までに戻ってくる」と店員に伝えて一時外出しました。しかし、男性は約束の時間までに戻ってこなかったので、ネットカフェが警察に被害届を出しました。

 

警察が男性の行方を追っていたところ、9月6日に旭川市内で男性を発見したため、詐欺容疑で逮捕しています。

 

 

犯人は22歳男性

この事件の犯人は自称・旭川市在住、自称無職の22歳の男性です。

犯人は犯行を認めています。

 

被害額は2,100円なので、「多額」というわけではありませんが、料金を踏み倒しているため「詐欺容疑」に当てはまります。

 

 

ネットカフェの事件と犯人の凶悪度ランキング11位：さいたま暴行事件

 

2019年3月24日、埼玉県さいたま市大宮区で24歳の男性2人が20代女性とカラオケ店に入店し、わいせつな行為をしました。その後、腕を引っ張るなどしてネットカフェに連れ込み、性的暴行を加えたのです。

 

被害に遭った後、被害女性は大宮駅で泣いていましたが、通行人に声を掛けられ、「乱暴された」と訴えたため、事件が発覚しました。

 

 

犯人は男性2人

この事件の犯人は千葉県市川市原木1丁目在住の無職の男（24歳）と栃木県小山市南飯田在住の職業不詳の男（24歳）です。

この事件が発生したのは2019年3月、逮捕されたのは2020年11月21日。事件から1年半以上かけての逮捕でした。

 

逮捕された男性2人は「弁護士が来るまでは話したくない」と認否を留保しているとのことです。

 

 

ネットカフェの事件と犯人の凶悪度ランキング10位：ネットカフェ10万円強奪事件

 

4月3日未明に、千葉県柏市にあるインターネットカフェで犯人の男がカッターナイフのようなものを突きつけて、店員に「金を出せ」と脅し、現金およそ10万円を奪って逃走しました。この時、店員は犯人と揉み合いに手の甲に軽いけがを負っています。

 

犯人はお金を奪った後に逃走しましたが、逃走後になぜか店の前に戻ってきました。捜査をしていた警察官に職務質問され逮捕されています。

 

 

ネットカフェ10万円強奪事件の犯人

ネットカフェ10万円強奪事件の犯人は自称・無職の川上大地（当時36歳）です。犯行動機については、「お金がなく生活が厳しかった」と話しています。

 

 

ネットカフェの事件と犯人の凶悪度ランキング9位：ネットカフェ天井裏盗撮事件

 

ネットカフェの事件と犯人の凶悪度ランキングの第9位はネットカフェ天井裏盗撮事件です。

 

2023年7月～11月に、東京国税局業務センター江東東分室職員の男が武蔵野市内のインターネットカフェ2店舗の天井裏に侵入し、シャワールームなど盗撮用カメラを設置しました。

 

この犯人は合計で32回侵入し、女性の着替えなどを合計で51回盗撮したとのことです。

 

逮捕された日は2023年11月9日。この日、犯人の男はネットカフェに来店し、長時間シャワールームを利用していました。

 

不審に思った店員がシャワールームの天井板が外れているの確認し、110番通報をしました。警察が駆けつけたら、天井裏から犯人の男が下りてきて、逮捕に至りました。

 

 

犯人は国税局職員

この事件の犯人は36歳の国税局職員です。

 

犯人は女性の裸を盗撮するのが目的だったことを認めていて、国税局の内部調査では「ネット動画を見ていくうち、自分でも盗撮したいと思った」と説明しました。盗撮することが気持ち悪いですし、そのために天井裏に忍び込んでいたのも気持ち悪いですね。

 

 

ネットカフェの事件と犯人の凶悪度ランキング8位：本庄市強制わいせつ事件

 

2022年5月2日、高崎北署の刑事課係長の警部補・篠宮嘉一（当時42歳）が、インターネットで知り合った埼玉県内在住の40代の女性とネットカフェにやってきました。

 

2人で個室を利用していましたが、篠宮嘉一は女性の身体を触るなどわいせつな行為をしました。女性はすぐに「個室内で襲われた」と店員に助けを求め、店員は110番通報し、駆けつけた警察官に現行犯逮捕されています。

 

取り調べに対し、犯人の警部補は「間違いありません」と容疑を認めているそうです。

 

 

 

犯人の警部補は不起訴

この事件の犯人は高崎北署の警部補です。現行犯逮捕されて、犯人も容疑を認めているのですが、不起訴処分になっています。

 

さいたま地検は22日、強制わいせつの疑いで逮捕された元群馬県警高崎北署刑事課の警部補男性（43）を不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。

 

引用：すでに退職…女性にわいせつ行為、ネカフェ個室で　警部補を逮捕、刑事課43歳　その後、なぜか不起訴に｜埼玉新聞｜埼玉の最新ニュース・スポーツ・地域の話題

 

なぜ不起訴になったのか？被害者と示談が成立したからかもしれませんが、「警察官だから」という理由もあったのか？と勘ぐってしまいます。ただ、この犯人は2022年6月10日付で退職しているとのことです。

 

 

ネットカフェの事件と犯人の凶悪度ランキング7位：横浜ネットカフェ暴行事件

 

ネットカフェの事件と犯人凶悪度ランキングの第7位は、横浜ネットカフェ暴行事件です。

 

2023年1月22日、SNSを通じて知り合った犯人の中国籍の男性と被害者の20代女性は2人で飲食店に行きました。そこで犯人は女性の飲み物に睡眠薬作用のある薬物を飲ませ、意識朦朧の状態にして、ネットカフェに連れ込み、そこで性的暴行を加えました。

 

いわゆるデートレイプドラッグという手口ですね。

 

しかも、ネットカフェでの暴行は1月22日午後10時20分ごろから同23日午前5時50分ごろまでの間続いたそうなので、かなり悪質です。

 

女性は被害届を出し、SNSやネットカフェの利用履歴から犯人の男性が浮上し、2024年4月に逮捕されました。

 

 

犯人は覚えていないと供述

2024年4月に逮捕された中国籍の犯人は取り調べに対して、「覚えていない」と供述しています。女性に薬を飲ませてレイプしたのに、覚えていないなんてことがあるのでしょうか。

 

 

ネットカフェの事件と犯人の凶悪度ランキング6位：川越立てこもり事件

 

ネットカフェの事件と犯人凶悪度ランキング第6位は埼玉県川越市のネットカフェ立てこもり事件です。

 

2022年6月21日午後10時頃、埼玉県川越市「快活CLUB川越脇田新町店」を利用していた犯人の長久保浩二（当時42歳）は、自分が使っていた隣の個室を清掃していたアルバイトの女性店員（当時22歳）を人質に取って個室に立てこもりました。

 

別の店員が「女性店員が客の個室に行ったが戻ってこない」と110番通報し、事件が発覚します。犯人はカッターナイフのようなものを持っていたため、警察はインターホンを使って人質の女性を解放する説得していました。

 

しかし、犯人は人質を解放しなかったため、事件発生から約5時間後の6月22日午前3時20分ごろに、容疑者がドアを開けた隙に捜査員を突入させ、犯人を制圧し、人質を保護しました。

 

人質の女性は全治7日の打撲のケガを負っていましたが、命に別状はなかったとのことです。

 

 

犯人は以前にも立てこもり事件を起こしていた！

この川越立てこもり事件の犯人の長久保浩二は、以前にも似たような立てこもり事件を起こしていました。その事件とは、2012年11月の愛知県豊川市の信用金庫での人質立てこもり事件です。

 

この事件では長久保浩二は職員4人を人質にして13時間も立てこもりましたが、愛知県警特殊班（SIT）が突入して逮捕されています。

 

最初の立てこもり事件では懲役9年の実刑判決を受け、2022年4月に出所したばかりでした。出所から約2ヶ月後、ネットカフェを転々としていましたが、所持金がなくなり、「後世に名前が残る事件を起こそう」と考え、ネットカフェでの立てこもり事件を起こしたとのこと。

 

川越ネットカフェ事件では、懲役17年の有罪判決を言い渡されています。

 

 

ネットカフェの事件と犯人の凶悪度ランキング5位：愛知東海市殺人未遂事件

 

2015年3月19日愛知県東海市大田町にあるインターネットカフェ「サンローゼ」で、店長の天野順子さん（当時63歳）が犯人の田口直也（当時22歳）に、刃渡り17センチの包丁で顔や頭を切りつられて負傷しました。

 

当時、店内には被害者の天野さんしかいませんでしたが、事件が起こり天野さんの悲鳴を聞いた客が駆けつけ、犯人を取り押さえています。

 

 

犯人は過去の店員

この事件の犯人は派遣社員の田口直也（当時22歳）です。この犯人は約2年前まで現場となったネットカフェ・サンローゼでアルバイトをしていたことが分かっています。過去の恨みから犯行に及んだと見られていますが、詳細は報じられていません。

 

 

ネットカフェの事件と犯人の凶悪度ランキング4位：ソウル江西区ネットカフェ殺人事件

 

韓国のソウル市内にあるネットカフェで、2018年10月14日に凶悪な殺人事件が起こりました。

 

犯人のキム・ソンスはネットカフェの席が汚れていると店員にクレームをつけます。店員はすぐにキレイに片づけますが、犯人は「基本ができていない」などの理由で文句をつけ、店員に謝罪させました。

 

その後、犯人の弟もネットカフェにやってきて、2人で店員を襲撃しました。弟が店員を捕まえている状態で犯人はナイフを抜き取り、顔や首を約80回もめった刺しにして殺害したのです。

 

被害者の手は防御創で手の形が分からないほどになっていたとのことです。

 

その後、犯人は駆け付けた警察官に逮捕されています。この事件で犯人には死刑が求刑されたものの、懲役30年の実刑判決を言い渡されています。

 

 

この犯人は暴力事件を何度も起こしていた

この韓国ソウルで起こったネットカフェでの殺人事件の犯人は、以前からキレやすく暴力事件を起こしていました。子供の頃から父親のDV被害に遭っていて、高校3年生の時に父親にナイフを持って襲い掛かっています。

 

その後も何度も理性を失って手が付けられなくなることが何度もあり、兵役で軍に入隊していた時も上官に対して怒りを爆発させて暴力事件を起こし、入隊から1ヶ月以内に退役させられていたとのことです。

 

精神科で薬物治療を受けていたこともあったようですが、治療の甲斐なく、このような悲惨な事件を起こしてしまったのです…。

 

 

ネットカフェの事件と犯人の凶悪度ランキング3位：大宮立てこもり事件

 

ネットカフェの事件と犯人凶悪度ランキングの第3位はさいたま市大宮で起こったネットカフェ立てこもり事件です。

 

犯人の林一貴は2021年6月17日に午前10時頃にネットカフェに入店しています。そして、入店から約4時間半が経過した午後2時25分ごろ、女性店員を「部屋の中の備品が壊れたから見に来てほしい」と呼び出し、個室に来た女性店員の首を背後から絞めて監禁しました。

 

この事件が発覚したのは発生から約2時間後です。2時間経っても戻って来なかったのをほかの店員が不審に思い、合鍵で開けようとしたのですが開かなかったため、警察に通報しました。

 

警察は部屋のインターホンを通じて犯人とやり取りしていましたが、「怪しい動きをしたら、女と一緒に死ぬ」と話していたこともあり、警察はなかなか手出しができませんでした。

 

監禁は事件発生から約32時間も続きましたが、犯人が寝たのを見計らって、警察が突入し、犯人を逮捕し、人質を保護しています。

 

犯人は被害者の店員女性を監禁していただけでなく、性的暴行を加えました。被害者は心的外傷後ストレス障害（PTSD）を発症したとのことです。

 

 

犯人は過去に服役していた

犯人の林一貴は、過去に別の事件を起こしていて、2020年8月に秋田刑務所から仮出所しています。仮出所から1年未満で凶悪事件を起こしたことになりますが、その動機は仕事が見つからなかったことによる不満があったようです。

 

だが、仕事は見つからなかったといい、「（事件の）１時間ぐらい前、立てこもって自分の不満を伝えようと決めた」という。

 

引用：ネットカフェ立てこもり男「仕事見つからない…事件１時間前に不満伝えようと決意」 : 読売新聞

 

自分勝手な動機ですよね。しかも、被害女性への性的暴行は同意があったと主張しています。

 

被告「していないです。『（性交を）してもいいですか？』と聞いた。断るならしませんでしたが、首を縦に振ったんで、ま、いいのかなと」

 

引用：「同意はあった」人質女性に性的暴行を加えた被告のヤバイ言い分 | FRIDAYデジタル

 

とんでもない思考回路です…。この犯人は懲役20年の実刑判決を言い渡されました。

 

 

ネットカフェの事件と犯人の凶悪度ランキング2位：名古屋漫画喫茶殺人事件

 

2018年5月17日、愛知県名古屋市錦3丁目にあるネットカフェ（漫画喫茶）で、無職の稲田府見洋（当時22歳）が客として来店していた銀行員の大竹智之さん（当時35歳）をナイフで殺害しました。

 

被害者の大竹さんは、資格取得の勉強のためにネットカフェに来ていて、特に物音を立てるなどの迷惑行為はしていませんでした。しかし、犯人の稲田府見洋は突然、2つ隣のブースの扉を開け、中にいた大竹さんに言いがかりをつけて襲いかかったのです。

 

2人は通路でもみ合いになり、逃げる大竹さんを執拗に追いまわした末に殺害しました。被害者の手や腕には防御創があったそうです。

 

逮捕された犯人の稲田府見洋と大竹智之さんは、全く面識はありませんでした。犯人の稲田は、大竹さんを襲った動機について次のように供述しています。

 

 

完全な逆恨みであり、無差別殺人と言えるでしょう。

 

また、犯人は駆け付けた警察官に対しても襲い掛かり、殺意を持ってナイフを振り下ろしています。

 

 

犯人の稲田府見洋は精神疾患？

犯人の稲田府見洋は千葉県松戸市出身で、中学卒業後はアルバイトをしていましたが、事件の約1年前には父親の実家がある福島県で農業を手伝うようになります。

 

しかし、事件の約1ヶ月前には「京都に行く」と言って農業を辞め、岡山のキャバクラで働き、各地を転々とするようになりました。

 

名古屋で仕事を探していましたが、不採用になっています。

 

また、幻覚や幻聴の症状があり、20歳の頃に統合失調症と診断されていて、一時期は服薬していたものの、事件前は薬を飲んでいなかったとのことです。

 

しかし、裁判では犯人の責任能力が認められ、懲役25年の実刑判決を言い渡されています。

 

 

ネットカフェの事件と犯人の凶悪度ランキング1位：大阪個室ビデオ店放火事件

 

ネットカフェの事件と犯人の凶悪度ランキングの第1位は大阪個室ビデオ放火事件です。厳密には、個室ビデオ店はネットカフェとは異なりますが、似た構造・営業形態であり、この事件はあまりにも凶悪なので、このランキングに入れました。

 

大阪個室ビデオ放火事件は、2008年10月1日午前3時ごろに起こりました。雑居ビルの1階にあった個室ビデオ店「試写室キャッツなんば店」から出火しました。

 

当時、店内には3人の店員と26人の客がいましたが、当時は深夜で寝ていた客も多く、逃げ遅れた人が多かったこともあり、16人が死亡、9人が重軽傷を負っています。

 

犯人の小川和弘は同日午前1時半ごろに現場となった個室ビデオ店に来店します。利用中に「部屋が狭い」と感じたり、他の客の大便をきばる声やもだえ声が聞こえてきたことから、「こんなやつらと同類か」「自分の人生とは何なのか」と考え、生きていくのが嫌になり、放火することを思いつきました。

 

そして、ライターでティッシュに火をつけ、自分の荷物に延焼させて、火事を起こしたのです。

 

犯人の小川和弘は下着姿で避難していて、現場から立ち去ろうとしていたところを、他の客から「あの男が犯人」と聞いた店員に止められ、警察に引き渡されました。事情聴取では『死にたかった。火をつけて怖くなり逃げ出した』と自供したため、逮捕されました。

 

 

大阪個室ビデオ店放火事件の犯人は冤罪を主張

犯人の小川和弘は第一審で死刑。控訴審と上告審でも死刑判決となり、死刑が確定しました。16人が死亡した放火事件の犯人ですから、死刑判決は当然と言えるでしょう。

 

しかし、小川和弘は冤罪を主張しています。警察の取り調べでは犯行を認めたのですが、裁判が始まると、「火は付けていない」「自分のタバコによる失火だと思い認めてしまった」と主張したのです。

 

冤罪・無罪を主張していた小川和弘ですが、前述のとおり、死刑が確定しました。ただ、現在でも冤罪を主張していて、日本弁護士連合会（日弁連）が再審支援をしています。

 

第1次再審請求は棄却されていますが、その後は第2次再審請求が行われていて、再審が開かれるかどうかはまだ未定となっています。

 

 

ネットカフェの事件と犯人の凶悪度ランキングのまとめ

ネットカフェ事件と犯人の凶悪度ランキングをまとめました。ネットカフェは個室が多く、閉ざされた空間であり、経済的・社会的に追い込まれた人も多く利用します。このような特性があるので、どうしても凶悪犯罪が起こりやすいのかもしれません。

今後、ネットカフェの個室利用は何らかの形で法規制の対象になる可能性はありますね。