歴代の人体実験30選・有名&恐ろしいランキング【最新決定版】

現在は、1947年に行われたニュルンベルク裁判の結果として生まれた「ニュルンベルク綱領」や世界医師会によって採択された「ヘルシンキ宣言」によって、非人道的な人体実験は行っては行けないとする倫理的原則が生まれましたが、数十年前まで、特に第二次世界大戦までは非人道的な恐ろしい人体実験が行われていました。

 

人体実験の中で、歴史上有名で、さらに歴代恐ろしい実験をランキング形式でまとめました。

人体実験の歴史上有名&歴代恐ろしいランキング:第30位~第26位

歴史上有名な人体実験の中で歴代恐ろしい実験をランキング形式で紹介していきます。まずは第30位~26位を見ていきましょう。

 

 

第30位:アメリカによるフィリピン人への人体実験

出典:daily.jstor.org

アメリカによるフィリピン人への人体実験

実験時期:1900年~1906年

実験内容:感染症に罹患させる

場所:フィリピン

 

1900年、米比戦争(アメリカとフィリピンの戦争)中に、フィリピンにいたアメリカ軍の医師たちはフィリピン人捕虜5名に腺ペストに感染させ、さらに29名に脚気を誘発させる人体実験を行いました。この結果、捕虜4名が死亡しています。

 

さらに、1906年にはハーバード大学のリチャード・P・ストロング教授は腺ペストに感染していた24名のフィリピン人囚人に対して、コレラに感染させました。この人体実験では24人全員がコレラを発症し、13名が死亡しています。

 

 

第29位:ナチスによるスルフォンアミド実験

出典:twitter.com

ナチスによるスルフォンアミド実験

実験時期:1942年7月~1943年9月

実験内容:故意に傷を負わせて薬の効果を確かめる

場所:ドイツ

 

スルフォンアミド(サルファ剤)とは抗菌薬のことです。

 

1942年5月にナチスドイツでは、国家保安部長官のラインハルト・ハイドリヒがイギリスに襲撃され死亡する事件が起こりました。

 

襲撃後はハイドリヒは一命をとりとめましたが、敗血症を発症して死亡しています。この時、有効な抗菌薬があればハイドリヒは救命できたかもしれないとして、ハイドリヒの治療に当たったナチス親衛隊の顧問外科医のゲープハルト博士はスルフォンアミドの人体実験を行うことになりました。

 

1942年7月~1943年9月にかけて、強制収容所では収容されていた囚人たちに意図的に傷を負わせ、その傷に連鎖球菌やウェルシュ菌、破傷風菌などを感染させてから、スルフォンアミドやほかの薬剤を投与されています。

 

また、戦場で傷を負った時のことを再現するために、傷の両端の血管を縛って血流を阻害させたり、木片やガラスなどを傷口に入れて人体実験を行ったとのことです。

 

 

第28位:神戸医科大学付属病院小児科乳児室の乳児栄養実験

 

神戸医科大学付属病院小児科乳児室の乳児栄養実験実験時期:1956年

実験内容:乳児に対する栄養実験

場所:日本・神戸医科大学付属病院

 

1956年、神戸医科大学付属病院小児科は、2年後に神戸で開催される予定の日本小児学会で報告をするために、教授の指揮下で医局の総力を挙げて乳児に対する人工栄養実験を始めました。

 

この人体実験に参加させられた乳児は、生活保護で入院している乳児や乳児院から連れてこられた両親がいない乳児でした。

 

乳児たちは大学病院内の秘密の部屋に集められ、乳糖の濃度が異なる人工乳を与えられ、どのくらいの濃度で消化不良になるかの実験台となりました。乳児たちが人工乳を飲まない場合は、ビニール管を鼻から胃に挿入して、強制的に投与しています。

 

消化不良を起こした乳児は頻回の下痢・下血・嘔吐などを起こし、危篤状態に陥った子もいたそうです。

 

 

第27位:イギリス軍によるマスタードガス実験

 

イギリス軍によるマスタードガス実験

実験時期:1930年代~1940年代

実験内容:毒ガスダメージ実験

場所:イギリス領インド

1930年代~1940年代にかけて、イギリス軍はマスタードガスの効果を調べるために、イギリス人とインド人に対してマスタードガス実験を行いました。

 

マスタードガスはびらん剤であり、人間の皮膚や粘膜を冒し、細胞分裂を阻害し、さらに発がん性を持っています。このマスタードガスは毒ガス史上一番多くの命を奪ったと言われています。

 

マスタードガスがイギリス人とインド人の肌のどちらによりダメージを与えるかを実験したとのことです。

 

 

第26位:ナチスによる海水実験

ナチスによる海水実験

実験時期:1944年7月~1944年9月

実験内容:海水だけを飲まされ続ける

場所:ドイツのダッハウ強制収容所

 

ナチスドイツは、撃墜されて脱出した空軍パイロットを救出するために、海水だけで生き延びられないか?海水を飲めるようにできないかを実験するために人体実験を行いました。

 

強制収容所の90人の囚人たちは、食事や飲み物は一切禁止され、海水だけを飲まされ続けました。

 

海水を飲むと、塩分が強すぎるために、極度の脱水症状に陥ります。あまりにひどい脱水症状だったために、被験者たちは掃除用のバケツの水を飲んだり、モップがけをされた直後の濡れた床を舐めようとしたりして、何とか水分を得ようとしましたが、多数の死者が出ています。

 

 

人体実験の歴史上有名&歴代恐ろしいランキング:第25位~第20位

第25位:ナチスによる低温実験

出典:afpbb.com

ナチスによる低温実験

実験時期:1941年

実験内容:低温環境下で人間は生き延びられるか

場所:ダッハウ強制収容所・アウシュビッツ収容所

 

1941年、ドイツ空軍はパイロットが雪山や海に墜落した時にどうやったら生き延びられて救出できるかの参考にするために、ダッハウ収容所で低温実験を行いました。

 

この実験はドイツ軍がロシアでの東部戦線でロシアの強烈な寒さに苦しんでいたこともあり行われています。

 

・氷を入れた低温の水に被験者を入れてどの程度で死亡するかを実験する
・タンク内の氷水の中に監禁されて5時間耐えさせる
・マイナス6度の屋外に裸のまま放置して、肉体的な影響を調べる
・マイナス6度の屋外に裸のまま放置して、復温する方法を実験する
・1回の実験で生き残っても、死亡するまで何回も実験に参加させる

 

このような低温事件を行った結果、被験者の多くは凍死したとのことです。

 

 

第24位:ビペホルム実験

出典:edition.cnn.com

ビペホルム実験

実験時期:1945年~1955年

実験内容:虫歯に関する人体実験

場所:スウェーデンのビペホルム病院

 

スウェーデンのルンドにある精神病院(知的障碍者のための病院)で436名の患者に大量をお菓子を与え、砂糖・炭水化物が虫歯の形成にどのような影響を与えるか、どのような食環境だと虫歯ができるのかを調べる人体実験が行われました。

 

食事の時間に甘いものを食べた時と、食事と食事の間(食間)に甘いものを食べたときとのむし歯の発生率の違いを調べたものですが、この人体実験では虫歯についてたくさんの知識・データを得ることができ、等を摂取すると虫歯ができるリスクが上がるというデータをもたらしました。

 

この人体実験は製糖産業と歯科医コミュニティが後援していて、その後の虫歯ケアにおいて有用なデータを得ることができたので、それほど批判は集まっていませんが、「知的障碍者をわざと虫歯にさせた」という非人道的な恐ろしい人体実験だったことは間違いありません。

 

 

第23位:北朝鮮の囚人実験

出典:sankei.com

北朝鮮の囚人実験

実験時期:1990年代?

実験内容:囚人に対する様々な人体実験

場所:北朝鮮の会寧強制収容所

 

北朝鮮の会寧強制収容所では、日常的に人体実験が行われていたと強制収容所の元警備員であり1998年に脱北した安明哲が証言しています。

 

強制収容所では、若い医師の医療行為の練習のために、麻酔をせずに囚人の手術を行ったり、意図的に餓死させて身体への影響を調べる実験を行ったりしていたとのことです。

 

人体実験を行うための囚人がいなくなったら、収容所から黒いバンで囚人を連れ去っていくと証言していました。この黒いバンでは1ヶ月に1回、40~50人もの人を連れ去っていくそうですので、かなりの頻度で人体実験が行われていると見られています。

 

 

第22位:新潟大学におけるツツガムシ病原菌の人体接種問題

出典:pref.toyama.jp

新潟大学におけるツツガムシ病原菌の人体接種問題

実験時期:1950年代

実験内容:ツツガムシ病の病原菌を注射

場所:日本・新潟精神病院

 

1955年に新潟精神病院で看護人がストライキを起こし、解雇された問題で、病院側と看護人側が裁判で争うことになりました。

 

この裁判の過程で、新潟大学の内科医たちがこの精神病院の患者149人に対して、ツツガムシ病の病原菌(リケッチア)を注射して人体実験を行っていたことが明らかになりました。

 

看護人の証言によると、内科医たちは患者にリケッチアを注射し、皮膚を削いだりしていたとのことです。新潟大学内科の桂教授は「精神病院と共同で行った発熱療法である」と弁解していましたが、その後「ツツガムシ病の研究のために注射をした」と認めています。

 

この精神病患者に対する人体実験の結果、8人が死亡し、1人が自殺しています。ジャーナリストの高杉晋吾によると、この人体実験にはアメリカ軍の関与があった可能性があるそうです。

 

 

第21位:ナチスによる毒物実験

出典:ja.wikipedia.org

ナチスによる毒物実験

実験時期:1943年以降

実験内容:人体への毒物の影響を調査

場所:ブッヘンヴァルト強制収容所など

 

ナチスドイツでは、様々な毒物実験も行われています。

 

親衛隊のムルゴウスキー博士は、トリカブトなどに含まれる毒物・アコチニンを含む弾丸を5人の被験者に発砲しました。5人のうち3人が毒物の中毒症状が出て、約2時間で3人とも死亡しています。

 

また、ブッヘンヴァルト強制収容所では、被験者に黙って食事に毒を入れられて、どの毒がどのくらいで死亡するのかという実験が行われました。

 

この実験では生き残った人もいましたが、生き残った人も毒の効果を解剖して確認するために殺害されています。

 

 

人体実験の歴史上有名&歴代恐ろしいランキング:第20位~第16位

第20位:ナチスの双子への実験

出典:tocana.jp

ナチスの双子への実験

実験時期:1943年~1944年

実験内容:人体を人為的に操作できるか、双子の遺伝子の類似性と相違性を示す

場所:アウシュビッツ強制収容所

 

ナチスドイツのアウシュビッツ強制収容所で、医師のヨーゼフ・メンゲレたちは、双子の子供合計3,000人に人体実験を行いました。

 

・双子の目から異なる薬品や染料を注入して色の変化があるかを確認
・背中から縫い合わせて、結合双生児を作る
・麻酔なしで人体解剖を行い、臓器の摘出実験を行う

 

これらの双子の人体実験は、優れたアーリア人(優れたドイツ国民)を増やすことを最大の目的とした人体実験でしたが、被験者の双子たちはほとんどが死亡し、3,000人中160人しか生き残りませんでした。

 

 

第19位:ジェイムズ・マリオン・シムズの人体実験

ジェイムズ・マリオン・シムズの人体実験

実験時期:19世紀後半

実験内容:麻酔なしの手術

場所:アメリカ

 

アメリカ医師会長であり、現代産婦人科の父と呼ばれる医師のジェームズ・マリオン・シムズは黒人奴隷の女性に麻酔なしで実験的な手術を行いました。

 

出産後に膣に穴があく膣瘻ができた女性に対して、麻酔なしで治療の実験を行っています。「治療のための手術」ではなく、治療法を確立するための実験的な手術だったため、感染症に苦しみ、何度も手術を繰りかえすことになりました。1人の女性は30回も手術を受けていたとのことです。

 

 

第18位:ナチスによる毒ガス実験

出典:natgeotv.jp

ナチスによる毒ガス実験

実験時期:1939年9月~1945年4月

実験内容:毒ガスの治療方法の研究

場所:ザクセンハウゼン強制収容所やナッツヴァイラー強制収容所

 

ナチスドイツでは毒ガスに関する恐ろしい人体実験も行われていました。

 

びらん剤であるマスタードガスやルイサイトなどを被験者に暴露させ、そこから治療法を確立することを目的としていました。マスタードガスやルイサイトを被験者の腕に塗ると、化学熱傷が起こり、どんどんその部位が広がっていきます。暴露から10時間程度で化学熱傷は全身に広がりますが、その様子を写真に撮られて、観察されるだけでした。

 

化学熱傷は耐え難い痛み・苦しみで、何人もの被験者が亡くなっています。

 

マスタードガスだけでなく、焼夷弾から取り出された白リンを塗布する人体実験も行われていました。

 

 

第17位:名古屋市立乳児院の乳児に対する人体実験

出典:wikiwand.com

名古屋市立乳児院の乳児に対する人体実験

実験時期:1952年11月

実験内容:乳児への特殊大腸菌の服用

場所:名古屋市立乳児院

 

1952年11月、名古屋市立乳児院には2歳以下の健康な乳児20名が収容されていて、これらの乳児に特殊大腸菌を服用させるという人体実験が行われました。

 

この実験は院長や関係医が把握していて、故意に、そして組織的に行われたことがわかっています。

 

特殊大腸菌を服用させられた乳児の中にはひどい下痢になり、重体になった子や死亡した子もいました。

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組織的に行われた人体実験でしたが、32歳の小児科医局員が乳児院での人体実験が行われていることを医学誌で批判し、さらに1955年には名古屋弁護士会人権委員会を訪ね、この人体実験に関して調査依頼を行い、この人体実験が公に知られるようになりました。

 

この内部告発をした32歳の医局員は、教授から「精神分裂病」と批判され、ほかの医局員からは暴行を受けたとのことです。

 

また、この人体実験は戦後に731部隊に関与していた医師が所長を務めた国立予防衛生研究所の細菌第二部の乳児への人体実験に追随する形で行われたと言われています。ということは、この名古屋市立乳児院で行われた人体実験よりももっと大規模で恐ろしい人体実験が行われた可能性があるということになります。

 

 

第16位:ナチスによる断種実験

出典:nhk-ondemand.jp

ナチスによる断種実験

実験時期:1933年~

実験内容:強制不妊手術

場所:ナチスの強制収容所

 

ナチスドイツで行われた断種実験は、優生思想に基づく「アーリア人にふさわしくない人間」を強制的に断種・不妊化できる「断種法」が1933年に可決されたことで行われるようになりました。

 

人間を「低コストで迅速に」断種・不妊化できるように、強制収容所の収容者を対象に様々な実験を行っています。

 

・子宮頸部に様々な薬品を注射
・X線照射
・外科的手術

 

コレラの実験の選択基準を満たさない女性は、すぐにガス室に送られて殺害されています。これらの断種実験の結果、1993年から終戦までに約40万人に強制不妊手術が施されました。

 

また、同時期の1939年~1941年ごろまではT4作戦という精神障害者や身体障害者に対して行われた「強制的な安楽死」政策も行われていました。

 

 

人体実験の歴史上有名&歴代恐ろしいランキング:第15位~第11位

第15位:シンシナティ大学放射線実験

出典:ryugaku.co.jp

シンシナティ大学放射線実験

実験時期:1950年代~1972年

実験内容:大量放射線照射実験

場所:アメリカ

 

アメリカ国防省は、核戦争が勃発した時のことを想定し、被爆兵士がどのくらい戦力として使えるのかを調べるために、シンシナティ大学で治療費を払えない貧困がん患者80人に大量の放射線を浴びせる実験を行ったとロサンゼルス・タイムズが報じました。

 

一部の患者には危険量(250ミリシーベルト)の10倍もの放射線が照射され、大学から国防省への実験結果報告には「2,000ミリシーベルトまでの被曝線量であれば、継戦能力は維持できる」、「この実験で8人の死期が早まった可能性がある」と書かれていました。

 

また、ほかの報道では90人以上のアフリカ系アメリカ人に対して、同意書を偽装して全身放射線照射実験を行いました。1,000ミリシーベルトの放射線を照射し、被験者たちは激痛や吐き気、鼻・耳からの出血などの症状が出て、この実験により、8~20人が死亡しました。

 

 

第14位:ナチスによる飢餓実験

ナチスによる飢餓実験

実験時期:1940年前後

実験内容:どのくらいの栄養不足で死に至るか

場所:ナチスの強制収容所

 

ナチスドイツでは、飢餓実験も行われました。

 

強制収容所の収容者たちに対して、どのくらいのカロリーを与え、どのくらいの栄養を与えれば、人間は生きていけるのか?逆にどうすれば収容者たちに強制労働をさせながら効率よく餓死させることができるのかなどの実験を行っています。効率よく働かせ、効率よく殺害する方法の実験として、飢餓実験が行われたのです。

 

この飢餓実験はナチス親衛隊上層部とドイツ医師会の協力によって行われましたが、強制収容所にいたユダヤ人だけでなく、捕虜になったソ連人に対しても行われていました。

 

 

第13位:海軍生体解剖事件

海軍生体解剖事件

実験時期:1944年1月末~1944年7月末

実験内容:生体解剖

場所:西太平洋のトラック島

 

第二次世界大戦中の1944年1月末から7月末にかけて、日本軍の拠点が置かれていた西太平洋のトラック島にある海軍の病院で捕虜になったアメリカ軍関係者を生体解剖し、その後に殺害しました。

 

・止血帯を長時間充てる
・ブドウ球菌を注射して敗血症を発症させる

 

止血帯を長時間充てる実験では2人の捕虜が生き残りましたが、その2人はダイナマイトの爆風を当てる「爆風実験」が行われ、その後に絞殺されました。

 

それ以外にも生体解剖をした末に何人ものアメリカ人捕虜を殺害しています。この生体解剖事件はトラック島事件とも言われていますが、戦後のアメリカ海軍によるグアム裁判で裁かれ、主犯の院長は絞首刑、その他の関係者全員に終身刑や有期刑の判決が言い渡されました。

 

 

第12位:タスキギー梅毒実験

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出典:courrier.jp

タスキギー梅毒実験

実験時期:1932年~1972年

実験内容:梅毒の臨床研究

場所:アメリカのアラバマ州タスキーギ

 

タスキギー梅毒実験はアメリカの中でもアフリカ系アメリカ人の人口比率が圧倒的多数を占めるアラバマ州タスキーギでアメリカ公衆衛生局が主導して行われた梅毒の人体実験です。

 

この人体実験では梅毒を治療しなかった場合、どのような経過で梅毒が進行していくのかを長期的に観察することを目的とされていました。

 

この人体実験には貧しい黒人600人が参加しましたが、399人は実験前から梅毒に感染、201人は未感染の状態で、201人には故意に梅毒に感染させています。

 

この実験は当初6ヶ月の予定で、その後は治療が行われる予定でしたが、実験期間は40年と長期にわたり、さらに治療費提供は実験開始直前に打ち切られたため、有効な治療を施されないまま研究は進むことになっています。

 

マスコミへの内部告発があったことで、1972年で人体実験は終了しましたが、梅毒で亡くなった被験者は多かったですし、梅毒の夫を介して梅毒に感染した妻は40人、さらに19人の子どもが先天性梅毒で生まれてきました。

 

 

第11位:北朝鮮の毒物実験

出典:news.yahoo.co.jp

北朝鮮の毒物実験

実験時期:1995年以前

実験内容:毒物・毒ガス実験

場所:北朝鮮の強制収容所

 

北朝鮮では毒物実験が行われていました。

 

元囚人で脱北者である李順玉によると、北朝鮮の収容所では健康な50人の女性が集められ、そこで毒キャベツの葉を与えられるという実験がありました。このキャベツの葉を食べた後、女性全員が約20分間にわたり嘔吐・吐血・下血の症状が出て、その後死亡しています。

 

キャベツを食べることを拒否すると、家族たちに報復が行われるため、拒否するという選択肢がないとのことです。

 

また、強制収容所では窒息ガス実験も行われたとのこと。家族全員でガス実験室に閉じ込められ、そこにガスを送られるのですが、親は何とか子供たちを救おうと最後まで人工呼吸をしていたそうです。この実験では研究者たちが毒ガスの被験者の精神状態への影響を観察していました。

 

 

人体実験の歴史上有名&歴代恐ろしいランキング:第10位~第6位

第10位:ナチスによる感染症実験

出典:news.yahoo.co.jp

ナチスによる感染症実験

実験時期:1942年2月~1945年4月

実験内容:感染症を故意に発症させる実験

場所:ナチスの強制収容所

 

ナチスドイツは感染症の人体実験も行っています。感染症の治療方法を研究するために、次のような感染症に故意に感染させています。

 

・マラリア
・チフス
・結核
・腸チフス
・黄熱病
・感染性肝炎

 

これらの感染症に感染させて、どんな薬が効果があるのかを確かめるために、様々な薬剤が投与されました。この実験には1,200人以上が参加させられて、半分以上が亡くなっています。

 

 

第9位:グアテマラ人体実験

出典:jp.quora.com

グアテマラ人体実験

実験時期:1946年7月~1948年12月

実験内容:性病の人体実験

場所:グアテマラ

 

 

グアテマラ人体実験は1946年7月~1948年12月にかけて、アメリカ政府がグアテマラ政府の協力を得て、1942年に実用化された抗生物質ペニシリンの薬効確認を目的として行われた人体実験です。

 

グアテマラの受刑者や兵士、売春婦、孤児、精神科病院の入院患者など少なくとも1,160人に梅毒や淋病の淋菌の接種が行われました。

 

被験者は性病に感染させられたことを知らなかったため、売春婦に感染させてそこから性交渉を介して感染を広めたとも言われていますし、家族への二次感染もあったとされています。

 

この人体実験で少なくとも69人が死亡しています。しかも、ペニシリンの薬効確認の実験だったにも関わらず、ペニシリンによる治療は一部のみで、処方されなかった被験者もいました。

 

 

第8位:ナチスの骨、筋肉、神経の移植実験

出典:bizspa.jp

ナチスの骨、筋肉、神経の移植実験

実験時期:1942年9月~1943年12月

実験内容:骨の移植実験・骨や筋肉、神経の再生実験

場所:ラーフェンスブリュック強制収容所

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1942年9月から1943年12月にかけて、医師のカール・ゲプハルト博士主導で、負傷したドイツ兵の治療目的で骨や筋肉、神経を再生する実験や他人への骨の移植実験を行いました。

 

被験者は強制収容所に収容されていたポーランド人の精神疾患の若い女性で、実験では麻酔なしで骨や筋肉、神経を切り刻まれ、場合によっては細菌を注入されたこともありました。

 

被験者は激しい痛みと身体的な障害で、長年苦しむことになったという恐ろしい人体実験です。

 

 

第7位:ナチスによる高高度実験

出典:ja.wikipedia.org

ナチスによる高高度実験

実験時期:1942年

実験内容:高度21,000mでの人体実験

場所:ダッハウ強制収容所

 

ナチスドイツは1942年からダッハウ強制収容所の収容者を対象にして、医師のジクムント・ラッシャー主導で高高度実験が行われました。当時、ドイツ軍は高度12,000mまで上昇できるジェット機を開発し、高高度の環境が人体に与える影響を調べる目的で、人体実験がスタートしています。

 

高度21,000mと同じ環境を作り出せる低圧チャンバーに入れられ、高高度に達するとどのくらいの時間で死亡するか?どのくらいのタイミングで蘇生措置を行えば蘇生できるかなどの実験が行われています。

 

この実験では200人が強制的に参加させられ、120人が死亡しています。生き残った80人は生体解剖されたので、人体実験参加者200人は全員死亡したことになります。

 

 

第6位:マンハッタン計画人体実験

マンハッタン計画人体実験

実験時期:1945年4月10日~1947年7月18日

実験内容:プルトニウム注射実験

場所:アメリカ

 

マンハッタン計画とは、アメリカ・イギリス・カナダが原子爆弾開発・製造のために科学者・技術者を総動員した計画です。

このマンハッタン計画の一環として、18人にプルトニウムが注射され、またプルトニウム239で汚染された水を与え、どのように消化管で放射性物質が吸収されるかを見る実験が行われました。

 

被験者のうち1名は、「胃がんで余命半年」と診断されていましたが、本人に無断で大量のプルトニウムを注射された結果、21年間生きることができたそうです。ただ、この被験者は実はがんではなく誤診だったとも言われています。

 

 

人体実験の歴史上有名&歴代恐ろしいランキング:第5位~第1位

第5位:ロックフェラー医学研究所の梅毒人体実験

ロックフェラー医学研究所の梅毒人体実験

実験時期:1911年~1912年

実験内容:梅毒の皮膚検査法の研究での人体実験

場所:アメリカのロックフェラー医学研究所

 

 

医学博士の野口英世は1911年~1912年にアメリカのニューヨークにあるロックフェラー医学研究所で梅毒の皮膚検査法の研究を行っていました。

 

被験者571人(梅毒患者315人と健康な対照群256人)を集めてルエチンと呼ばれる梅毒の抽出物を上腕皮下に注射しました。健康な対照群として集められたのは2~18歳の孤児ばかりで、しかも被験者に実験の説明をせずに承諾を得ていませんでした。

 

この野口英世の人体実験は、生体実験反対主義者らから批判を集め、1912年5月にはニューヨーク児童虐待防止協会の会長から暴行容疑で刑事告発されています。しかし、この件に関しては不起訴となりました。

 

 

第4位:九州大学生体解剖事件

出典:nicovideo.jp

九州大学生体解剖事件

実験時期:1945年5月

実験内容:生体解剖

場所:福岡県福岡市の九州帝国大学医学部

 

九州大学生体解剖事件は第二次世界大戦中の1945年5月に起こりました。グアムから九州を爆撃するために飛来したB29の2機を撃墜し、アメリカ兵合計11名が捕虜となりました。機長1名は東京に移送され、8名が生体解剖に回され、残り2名は斬首刑となっています。

 

この生体解剖は不足する代用血液開発、結核の治療法確立、人間の生存に関する探究、新しい

手術法の確立を目的としていて、次のような手術が行われました。

 

・血管へ薄めた海水を注入する実験
・肺の切除実験
・心臓の停止実験
・その他の脳や肝臓などの臓器等の切除実験
・どれだけ出血すれば人間が死ぬかを見るための実験

 

九州帝国大学は組織的関与を否定していますが、無関係ではなかったという見方も根強く残っています。

 

 

第3位:ソ連特務機関の毒物人体実験

出典:karapaia.com

ソ連特務機関の毒物人体実験

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実験時期:1921年~1990年代後半

実験内容:暗殺用の毒物を製造

場所:ソ連特務機関の第1研究所・第12研究所

 

ソ連秘密警察機関では、強制収容所の囚人を被験者にして、あらゆる毒物の研究・人体実験が行われていました。この人体実験の目的は死後に検出できない無味無臭の毒物を見つけることで、最終的にその特性を備えたC-2という毒物が生成されました。

 

収容所では飲み物や食事、薬剤などに毒を混ぜて、毒を摂取した後の収容者の様子を観察していたとのことです。たくさんの犠牲者が出ていますが、具体的な犠牲者数などは明らかにされていません。

 

この人体実験によって作られた毒物はたくさんの暗殺で用いられていて、ソ連の指導者ヨシフ・スターリンもこの人体実験で作られた毒物で暗殺されたと見られています。

 

 

第2位:MKウルトラ計画

出典:tocana.jp

MKウルトラ計画

実験時期:1953年~1960年代後半

実験内容:洗脳実験

場所:アメリカ、カナダ

 

MKウルトラ計画とはCIAの極秘プロジェクトで、「マインドコントロールの効果を立証するための実験」です。

 

アメリカでは自白を引き出す実験のために、LSDや薬物を軍人や医師、妊婦、精神病患者らに事前の同意なしに投与されていた。77日間連続でLSDを投与したこともありましたが、LSD服用による自白は個人差が大きいので実験は打ち切りとなっています。

 

カナダでは電気ショックを与えて昏睡状態にした上で、目隠し・手袋を装着させて、被験者が嫌がることを何十万回と繰り返し聞かせることでマインドコントロールできるかの実験を行いました。

 

この実験で記憶喪失や失禁、暴力的になる、幼児退行などの性格・人格が変わってしまう人もいました。

 

このMLウルトラ計画ではマインドコントロールや洗脳、自白などで有効な成果を上げることはできませんでしたが、拷問の手法として有用であることがわかり、イラク戦争などでテロリストに対して、似たような手法で拷問が用いられています。

 

 

第1位:731部隊

出典:nhk.or.jp

731部隊

実験時期:1940年~1945年

実験内容:生物兵器の開発や治療法の研究

場所:満州国ハルピン

 

太平洋戦争中、大日本帝国陸軍の研究機関の1つに731部隊がありました。この731部隊は生物兵器の開発や治療法の研究を名目に、恐ろしい人体実験を繰り返していたんです。

 

人体実験の被験者は捕虜やスパイ容疑者などの朝鮮人、中国人、モンゴル人、ロシア人、アメリカ人などでしたが、軍人だけでなく一般市民や子供も含まれていました。

 

・ペスト患者の生体解剖
・ガス壊疽実験
・凍傷実験
・銃弾実験
・ガス実験
・細菌爆弾の効果測定
・梅毒の性病実験(+性行為の強制)

 

このような人体実験を731部隊は繰り返していたとされています。731部隊による人体実験の犠牲者は3,000人程度とされています。

 

 

人体実験の歴史上有名&歴代恐ろしいランキングのまとめ

人体実験の歴史上有名で歴代恐ろしい実験をランキング形式でまとめました。医学的な面で言えば、人体実験があったからこそ進歩してきた側面もあると思います。しかし、同意を得ない人体実験はいかなるものであろうとも、絶対に行われるべきではありません。

 

特に、戦争に絡んだものは人体実験の恐ろしさ・残虐さが飛びぬけていますので、絶対にやってはいけないものだと思います。

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