森野実空の現在!父親など家族・事件の判決・賠償金やその後まとめ【女子大生スマホ自転車死亡事故】

森野実空は、2017年に発生した「女子大生スマホ自転車死亡事故」の加害者です。この記事では非常識だと批判を集めた森野実空の生い立ちや父親などの家族、経歴、事故時に通っていた大学、就職先や現在を紹介していきます。

森野実空が起こした女子大生スマホ自転車死亡事故の概要

 

 

 

出典:https://twitter.com/

 

2017年12月17日の15時35分頃、神奈川県川崎市麻生区上麻生新百合ヶ丘で、電動自転車に乗っていた20歳の女子大学生が77歳の女性・米沢晶子さんに衝突し、死亡させるという事故が起こりました。

 

事件現場となったのは「新百合ヶ丘マプレ専門店街」という、小田急新百合ヶ丘駅南口から徒歩約4分の位置にある商業施設の前の歩道です。

 

事故を起こした加害者の名前は、森野実空(もりのみく)。事故当時、マプレで買い物を済ませた森野実空は左手にカフェで購入したカップ入りの飲み物を持った状態で電動自転車に乗っていました。

 

それだけでも簡単に速度が出る電動自転車の運転は十分危険だったのですが、森野実空はなんと左手にはスマホを持ち、左耳にはイヤホンを装着していたのです。

 

しかも自転車にまたがって駐輪場を出た後、マプレの入り口にある「バイク・自転車侵入防止柵」を抜け、歩道まで侵入。

 

バイク・自転車侵入防止柵はバイクや自転車での乗り入れを禁止するエリアに設置されているもので、防止柵の手前で降りて手押しで通行することが義務付けられています。

 

ところが森野実空は防止柵の手前から自転車に乗って歩道に出ており、ちょうど歩道を歩いていた米沢晶子さんに衝突してしまったのです。

 

衝突の瞬間までスマホの操作に気をとられていた森野実空は、米沢さんの存在にまったく気づいていませんでした。

 

そのためブレーキをかけずに時速約9.3㎞の速度で米沢さんにぶつかり、衝撃で米沢さんはコンクリートの歩道に転倒。頭を打ちつけ、動かなくなってしまいました。

 

米沢さんが倒れてはじめて事故に気づいた森野実空は、慌てて救急車を呼んだといいます。

 

すぐさま米沢さんは救急搬送されましたが、頭を強く打ち付けた衝撃で脳挫傷を起こしており、意識を戻すことなく亡くなりました。

 

この事故が報道されると、世間からは「左手にスマホ、右手にも飲み物を持ってどうやって自転車に乗っていたのだろう?」「何重にも交通ルールを破っていて怖すぎる、どうしたらこんな非常識な人間になるのか」と批判の声があがりました。

 

また重大な過失で人の命を奪っておきながら、事件後にも友人と飲み会を開き、遊んでいる様子をSNSにアップするなど非常識な行動が目立ち、ネットでも森野実空は炎上しました。

 

 

森野実空の生い立ち・経歴・通っていた大学

 

出典:https://ja.wikipedia.org/

 

森野実空の生い立ちについては詳しく明かされていません。

 

事故当時のSNSアカウントなどからわかっているのは、1997年10月8日生まれであること、中学校は川崎市立柿生中学校卒業で、高校は神奈川県立湘南台高等学校ということくらいです。

 

湘南台高校では吹奏楽部に所属し、カラーガードを担当していたといいます。

 

また、事故当時は事故現場の東百合丘にある私立田園調布学園大学の、子ども未来学部子ども未来学科に通っていました。

 

 

森野実空の事故発生時の対応やその後の行動に批判集中

 

出典:https://twitter.com/

 

事故を起こした後、森野実空は警察に嘘の供述をしていたといいます。

 

1つ目は事故を起こした際の自分の状況についてです。片手にスマホを持っていたいたことは認めたものの、もう片方の手にも飲み物を持っていたこと、イヤホンをしていたことは隠していたとされます。

 

事故直後、森野実空は被害者遺族やマスコミに対しても弁護士を通して「スマホをポケットにしまおうとして気をとられてしまい、前方に注意が払えなかった」と嘘をついていました。

 

また、両手に物を持った状態では不可能なはずなのに「ハンドルはしっかり両手で握っていた」との供述もしていました。

 

しかし、すぐ近くにあった防犯カメラが両手に物を持った状態で、かつスマホを見ながら自転車乗り入れ禁止のエリアを走行する森野実空の姿をしっかりと捉えていたため、これらの嘘はすぐにバレることとなります。

 

出典:https://ameblo.jp/

 

さらに、衝突事故を起こしてすぐに救急車を呼んだというのも嘘で、なんと米沢さんをはねた後にLINEで友人に連絡をしていたことが、スマホの通信履歴から明らかになったのです。

 

何よりも優先すべき119番通報を後回しにして、森野実空はこの後遊ぶ約束のあった友人に「すぐに行けなくなった」というメッセージを送っていました。

 

この間、33秒。自分のせいで頭を打って意識を失っている人が目の前にいるというのに、一刻を争う事態だというのに、あまりにも非常識な行動です。

 

これらのことから、「反省している」「被害者に申し訳なく思っている」などという言葉を発していたと報じられていたものの、本当は反省などしていなかったのではないか、と森野実空に対する批判があがりました。

 

 

刑事裁判が始まる前にSNSに笑顔の写真をアップ

 

出典:https://mamastar.jp/

 

森野実空は警察の事情聴取を受けた後、重過失致死罪で在宅起訴されることになりました。

 

仮に警察に身柄を拘束されなくとも、罪を犯して起訴されるような状況であれば大人しく、反省しながら粛々と生活するものでしょう。初犯で、予期せず加害者になってしまったのであればなおのことです。

 

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しかし、森野実空は事故を起こした3ヶ月後には友人らとお花見に行き、酒盛りをしていました。

 

このことは一緒に花見をした友人が Instagramに写真をアップしたことで発覚し、しかもよりによって被害者である米沢さんの家族の目に入ってしまったのです。

 

一緒に花見をしていた友人らは高校時代の部活仲間だったとのことですから、森野実空が事故を起こしたことを知らずに遊びに誘った可能性もあります。おそらくこんな大事になるとは思わず、悪意なく写真をアップしたのでしょう。

 

裁判が始まる前に、まるで事故などなかったかのように友達と遊んでいたことが明らかになるとネット上でも森野実空を非常識だと指摘する声があがり、炎上騒ぎになりました。

 

 

森野実空の父親の言動にも非難の声

 

出典:https://twitter.com/

 

さらに裁判を傍聴したという人がネットに書き込んだ傍聴記録の内容や、その後の報道で森野実空が米沢さんの葬儀にさえ行っていなかったことが明らかになりました。

 

遺族であり、米沢さんの夫である茂さんも葬儀について下のように話しています。

 

「棺桶には娘が、家内の書いていた日記を入れていた。加害者の女性や親族は、参列しなかった。お詫びに来たのは、葬儀の後です」

 

引用:女子大生スマホ自転車死亡事故遺族、ながらスマホ放置に怒り

 

このことについて裁判で証言台に立った森野実空の父親が弁解をしたのですが、それが酷いとさらなる炎上を引き起こしました。

 

森野実空の父親の森野よしかつさんは、裁判で葬儀に娘が葬儀にさえ行かなかった理由について、「家族で葬儀に行こうと思ったが、家の前にマスコミが大勢いたから娘は家に残して親だけで向かった」「葬儀場にもマスコミが来ていたから、すぐに帰った」などと、まるで自分たちこそマスコミの被害者だといわんばかりの言い分を述べたとされます。

 

マスコミがいて怖くて家から出られなかったといいますが、そもそも森野実空は事故を起こした後も学校にバレるまでは、何食わぬ顔で大学に通っていました。

 

しかも遺族は裁判の前に森野実空が友人とお花見に行っていたことも知っているわけですから、「マスコミが怖くて葬儀に出られなった」と言われても到底信じることができないでしょう。

 

米沢さんの夫の茂さんは、裁判の前に「あれだけの事故を起こして、裁判の前にお花見に行っていたんですね」と森野実空の父親を問い詰めたそうです。

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すると森野実空の父親は謝罪するどころか「交通事故を起こした人間は花見禁止という法律でもあるのか?」と開き直ったとの話も明らかになっています。

 

これらの言動があまりにも非常識すぎる、我が子に非があって起きた事故が原因で人が亡くなっているのに無責任だ、と父親の態度を疑問視する声もあがりました。

 

 

森野実空のその後① 刑事裁判の判決

 

出典:https://www.google.com/

 

森野実空の刑事裁判は2018年8月27日に判決が下り、禁錮2年執行猶予4年が言い渡されています。

 

悪質な危険運転の末に被害者が亡くなっていることにくわえ、逮捕後も反省が見られないことから、検察は執行猶予なし・禁錮2年の求刑をしていました。

 

しかし、一審を担当した横浜地裁川崎支部の裁判長は以下のように重大な過失があったことを認めながらも、執行猶予つきの判決としました。

 

「歩行者を死傷させ得るとの自覚を欠いた運転は自己本位で過失は重大」

 

引用:危険しかない「自転車スマホ」:死亡事故で有罪、禁錮2年

 

この理由について裁判長は、時速約9㎞と低速での走行であったことをあげています。

 

森野実空は重過失致死罪で起訴されていますから、もっとも重い刑ならば懲役5年を課すこともできます。

 

そのためこの判決に対しては世間からも「軽すぎる!」「人が死んでるんだぞ!」という怒りの声が寄せらました。

 

しかし、交通事故が原因の過失致死罪や重過失致死罪は不起訴となるケースも多く、執行猶予付きでも有罪判決というのは、非常に重い量刑であったとされます。

 

 

森野実空のその後② 大学は中退・就職先は?

 

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出典:https://www.pakutaso.com/

 

事故後も大学に通っていた森野実空でしたが、花見写真などの件でネットで炎上したことがきっかけとなって死亡事故を起こしていたことが大学にも知られてしまったそうです。

 

そのため大学は退学処分となっています。

 

森野実空の弁護士は裁判で「事故が原因で大学を退学することになり、ネットでは個人情報も特定されている。被告はもう社会的な制裁を受けている」と訴え、執行猶予付きの判決を求めていました。このことも判決に影響したのかもしれません。

 

また、森野実空は裁判の直前になってこれまで連絡しようとさえしなかった米沢さんの娘たちに、謝罪の手紙を出していました。間近に迫った裁判が怖くなって保身に走ったとしか思えませんが、こちらも一応、裁判では反省として考慮されたのかもしれません。

 

執行猶予付き=身柄を拘束されない=無罪放免と勘違いされることもありますが、執行猶予がつこうがつくまいが、森野実空に下されたのは有罪判決です。

 

有罪判決を受ければ「前科持ち」ということになりますから、就職しようにも履歴書やエントリーシートに賞罰の欄があれば、前科を書かないといけません。そうなると就職も決して楽ではないでしょう。

 

仮に前科を隠して就職しても、自分たちがネットに写真をあげたとはいえ顔とフルネームまで拡散されてしまっていては、就職後にバレてしまう可能性も大いにあります。

 

執行猶予付きの判決といっても、罪を背負って生きていかなければならないことに変わりないのです。

 

米沢さんの夫の茂さんによると、「加害者に将来の夢について尋ねたところ、『幼稚園の先生』と答えた」とのこと。前科を隠しながら就くには、教育関係はハードルの高すぎる職業です。

 

 

森野実空のその後③ 被害者の家族への賠償金

 

森野実空の家族は損害保険に加入しており、賠償金を支払う意向はあるとのことです。米沢さんの夫の茂さんも、「賠償金については保険会社と加害者の弁護士に任せている」とインタビューに応じていました。

 

この賠償金がいくらになるのか、保険会社が間に入っているのなら1円も支払われなかったという最悪の展開だけは起こらないはずです。

 

「亡くなられた被害者の逸失利益は別として、慰謝料だけを考えてみますと、独身者や高齢者では民事裁判における慰謝料は、2000万円から2500万円になることが少なくありません。報道では被害者女性が働いておられたのかどうかは分かりませんが、もし仕事を持っておられたら逸失利益が発生しますので、損害賠償の金額は上がります」

 

引用:「ながらスマホ自転車」で老女を死なせた女子大生「裁判と就活」どうなる?

 

米沢さんの遺族が受け取る賠償金の金額について、専門家は上のように説明しています。

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米沢さん夫妻は非常に仲睦まじい夫婦で、茂さんが定年退職を迎えてからはセカンドライフをどう過ごすか、大好きな海外旅行にも行こうと2人で話し合っていたそうです。

 

森野実空が起こした事故は、そのような夫婦の夢を奪う悲劇でした。2000万円の賠償金をもらったところで、到底許せるものではありません。

 

しかし、茂さんは刑事裁判を前にした時に森野実空に対して同情的なコメントを寄せていました。

 

憎いか憎くないかでいえば、もちろん憎い。でも、彼女もまた不注意で人生を棒に振った。そう考えると、“ながらスマホ”を放置している社会だったり、電動自転車をなんの規制もせず野放しにしている国に対して、強い怒りがわいてくるんです

 

引用:女子大生スマホ自転車死亡事故遺族、ながらスマホ放置に怒り

 

森野実空には、長年連れ添った妻を奪われた茂さんがどのような気持ちでコメントを出したのか、しっかりと考えてほしいです。

 

 

森野実空と女子大生スマホ自転車死亡事故についてのまとめ

 

今回は2017年12月に神奈川県川崎市で起きた女子大生スマホ自転車死亡事故の加害者・森野実空にについて、大学や批判を集めた本人や父親の言動、現在について紹介しました。

 

この事故が起きた後はスマホを見ながらの自転車運転が取り沙汰されましたが、後年にも似たような事故が複数起きています。

 

2022年には自転車の悪質な運転に対しても厳しい措置が取られるようになりましたが、それでも歩いている時や車を運転している時に、自転車相手にヒヤリとした経験を持つ方は多いのではないでしょうか。

 

類似の自転車事件を防ぐためには、米沢茂さんが指摘したように国がさらに強い規制やルールを設けるしかないのかもしれません。

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