伝説的グルメ漫画でドラマ版が大ヒットしている「孤独のグルメ」の数々の噂が話題になっています。
この記事では「孤独のグルメ」にまつわる黒い噂、俳優が死亡の噂、度々報じられる松重豊さん降板の噂とその理由、降板した場合の後継候補の俳優などについてまとめました。
この記事の目次
孤独のグルメは伝説的グルメマンガでテレビドラマも絶大な人気を獲得
「孤独のグルメ」とは、1994年から1996年にかけて「月刊PANJA」で、2008年から2015年にかけて「SPA!」に掲載された、原作・久住昌之さん、作画・谷口ジローさんによる伝説的グルメマンガです。
「孤独のグルメ」の作品概要
「孤独のグルメ」(ドラマ原作の漫画版)は、個人で輸入雑貨商を営み、自由を愛する中年の独身男性・井之頭五郎が、仕事の合間に腹を空かせて飲食店に立ち寄って、ただ1人孤独に食事を楽しむ様をただひたすら描いた作品です。
食する料理が読んでいるだけで腹が減ってくるほど美味しそうに描かれているだけでなく、食事中の井之頭五郎の心理描写が絶妙な言葉で淡々と綴られるのも作品を特徴づけていて、そこから生まれた数々の名ゼリフは「孤独のグルメの名言」としてファンの間で伝説的に語り継がれています。
「孤独のグルメ」は松重豊主演でのドラマ化で大ヒット
出典:https://www.tv-tokyo.co.jp/
原作もカルト的人気を誇っていた「孤独のグルメ」でしたが、2012年にテレビ東京が実力派俳優の松重豊さん主演でドラマ化したところ大ヒットを記録し、2023年の現在までに10のシリーズと9本のスペシャルドラマ版が制作されるほどの国民的なグルメドラマ作品として知られるようになりました。
現在は、「孤独のグルメ」という場合、一般的にはこの松重豊さん主演のドラマ版を指す事が多いです。
そんなドラマ「孤独のグルメ」ですが、黒い噂や俳優死亡の噂、松重豊さん降板の噂など様々な噂がネット上に存在するようです。
この記事ではそんなドラマ版「孤独のグルメ」の噂についてまとめていきます。
孤独のグルメの黒い噂とは
「孤独のグルメ」には原作漫画の初期の頃から囁かれている“黒い噂”があります。
この黒い噂とは、原作の漫画「孤独のグルメ」の第12話「東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ」のモチーフとなったとされる某洋食店(迷惑しているという事なので店名は伏せます)が、エピソードの内容のせいで原作ファンが訪れて迷惑なので「『孤独のグルメ』のファンはもう来ないでほしい」と訴えているというものです。
しかし「頼むからもう『孤独のグルメ』ファンは来ないでくれ」という店もある。それは漫画の「東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ」の回に登場する、洋食屋とおぼしき店だ。
この「孤独のグルメの黒い噂」の原因になった、「孤独のグルメ」第12話「東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ」は、東京都板橋区にあるとある洋食店の店主が、アジア系の外国人従業員に終始怒鳴り散らしているのを見かねた主人公の井之頭五郎が店主を諌めるも、「出て行けここは俺の店だ」と突き飛ばされたため、五郎がプロレス技のアームロックをかけて反撃するというエピソードがあり、原作ファンの間では伝説回として知られています。
この洋食店のモデルとなったお店も特定されていて、一時期はこのお店の名前を検索すると関連ワードとして「アームロック」などと表示されたため、ドラマの放送が開始される以前から一部のファンが店を訪れるようになり、その中の一部のタチの悪い者が「アームロックをかけさせろ」などと要求したり、隙あらば店員にアームロックをかけようと狙ったりしてお店が辟易しているという噂が広まりました。
さらに、原作の孤独のグルメはお店に許可を得ずに態度の悪い店主のエピソードを載せたため、わざわざモデルの店が特定されないように、五郎が歩いている道の背景を違う場所にして、お店にたどり着けないようにしていたなどの黒い噂に発展しました。
この黒い噂は、ドラマ版「孤独のグルメ」の放送がスタートする以前からネット上でよく噂されていたものでした。
だからわざわざ五郎が歩いている風景が駅の反対側だったりするという黒い噂があった。 QT @nirvanaheim: ●『孤独のグルメ』に出てきた 「板橋区大山のハンバーグランチ」 の店 http://j.mp/aC48la
— 翠星石ですぅ (@kbl_30) August 21, 2010
そして、2012年にドラマ版「孤独のグルメ」の放送が始まり大ヒットすると、ドラマで「孤独のグルメ」の原作を読んだ人が、再び“聖地巡礼”としてこの黒い噂の洋食店を訪れるようになり、再びこの黒い噂がネット上で盛り上がったため、一部のネットメディアが孤独のグルメファンの来店にお店側が迷惑しているとの内容を報じたという経緯でした。
ちなみに、黒い噂に発展した原作の第12話に登場した洋食店ですが、店員を怒鳴っていたと思しき当時の雇われ店長は1995年に辞めており、現在の店主は1999年に独立しており、当時のお店と現在のお店は全く関係がないのだそうです。
そのため、現在の店主の方は「孤独のグルメ」にあったような外国人店員いびりやアームロックに発展するような事件が本当にあったのかどうかすらもわからないとし、「孤独のグルメの内容のせいで、態度の悪い店長のいる店と思われて迷惑している」とかなり困惑されている様子でした。
「孤独のグルメ」に登場した怒鳴り散らす店主のモチーフとされた人は、昔1年間、雇われ店長をやっていた別の人だ。当時の店長は1995年に店をやめているうえ、後任として来た佐久間さんが1999年にチェーンから独立したため、まったく別のお店になっている。今となってはアームロックをするようなトラブルが本当にあったのか「知る由もない」という。
孤独のグルメの俳優が死亡したという黒い噂も
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「孤独のグルメ」の黒い噂の中には、ドラマに出演した俳優が、ドラマ内容が関連して死亡したという噂もあるようです。
結論から言えば、孤独のグルメに出演した俳優が孤独のグルメに関連して死亡したなどという事実はなく、こちらの黒い噂は完全なデマ情報となっています。
「孤独のグルメ」の作画を担当していた漫画家の谷口ジローさんや、ドラマ版「孤独のグルメ」のオープニングナレーションを担当されていたリポーターでタレントの柏木厚志さんが若くして亡くなった事が俳優が死亡という黒い噂につながった可能性があるようです。
孤独のグルメの漫画家(作画担当者)の谷口ジローさんが死亡
漫画「孤独のグルメ」の作画を担当されていた漫画家の谷口ジローさんは、2017年2月11日に69歳の若さで死亡しています。死因は「多臓器不全」と発表されています。
『孤独のグルメ』『「坊っちゃん」の時代』などの作品で知られる漫画家の谷口ジローさんが、11日に死去した。69歳だった。
「孤独のグルメ」は全32話、単行本にして2巻の短い作品で、ドラマ版の大ヒットによって続編を望む声も多くありましたが、原作者の久住昌之さんは、谷口ジローさんの作画あってこその「孤独のグルメ」という意味も込められてか「絵を描く人がもう旅立ってしまった。3巻が出る事はもうありません」と発言されています。
ドラマ「孤独のグルメ」のOPナレーション担当の柏木厚志も若くして死亡
ドラマ版「孤独のグルメ」のオープニングナレーションをシーズン1、シーズン2、シーズン4で担当されていたリポーターでタレントの柏木厚志さんは、2014年11月3日に45歳という若さで死亡しています。死因は「大腸がん」と発表されています。
情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)のリポーターで、ドラマ「孤独のグルメ」のオープニングナレーションも務めた実演販売師でタレントの柏木厚志さんが、11月3日に大腸がんのため亡くなった。45歳だった。
柏木厚志さんは若い頃に俳優として活動されていた時期もあったため、孤独のグルメの俳優が死亡という噂へとつながったのかも知れません。
孤独のグルメのドラマ版の俳優はずっと松重豊
孤独のグルメの俳優・松重豊のプロフィール
生年月日:1963年1月19日
出生地 :長崎県長崎市
出身地 :福岡県福岡市東区
身長 :188cm
血液型 :AB型
ドラマ版「孤独のグルメ」の俳優が死亡という噂がネット上にありますが、孤独のグルメのドラマ版に第1シーズンから現在までずっと主演されているのは俳優の松重豊さんで、当然ながら死亡したという事実はありません。
「五郎役は松重豊さんしか考えられない」との声も多数上がるなど、松重豊さんにとって当たり役となっていますが、実はドラマ化の話が持ち上がった当初は別の俳優を主演にキャスティングする話が持ち上がっていたようです。
その俳優とは、元プロ野球選手で引退後はタレントや俳優として活躍されている長嶋一茂さんでした。
2010年2月4日、漫画「孤独のグルメ」の原作者である久住昌之さんがTwitterで「『K独のグルメ』のテレビドラマ化の話が来たが、主演が長嶋一茂ということなので、丁重にお断りする。長嶋一茂は嫌いではありませんが、ちょっと」と投稿されています。(この投稿は現在は削除)
この話が「『孤独のグルメ』には松重豊さんの前に主演に決まっていた俳優がいた」という部分だけがピックアップされ、孤独のグルメに主演する予定だった俳優が死亡したという噂へと発展したようです。
孤独のグルメのドラマ版は豪華なゲスト俳優でも話題
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ドラマ「孤独のグルメ」にレギュラー出演している俳優は、主人公の五郎役を演じる松重豊さんのみですが、毎回、ゲストとして出演する個性的な俳優陣も作品の魅力となっています。
これまでに出演した有名俳優はざっとあげるだけでも、小沢真珠さん、斉木しげるさん、温水洋一さん、長谷川博己さん、眞島秀和さん、不破万作さん、角替和枝さん、大杉漣さん、筒井真理子さん、西田尚美さん、小日向文世さん、寺島進さん、笹野高史さん、石橋蓮司さん、寺田農さん、竜雷太さん、向井理さん、北村総一朗さん、谷村美月さん、濱田岳さん、柄本明さん、鶴田真由さん、坂井真紀さん、伊東四朗さん、八嶋智人さん、岸谷五朗さん、安藤サクラさん、宅麻伸さんといった大物や演技派がズラリと名を連ねています。
また、俳優だけでなくお笑い芸人やミュージシャン、元スポーツ選手、人気アイドルやタレントなど幅広いジャンルの有名人がゲスト出演する事でも度々話題になっています。
孤独のグルメドラマ版の俳優・松重豊の降板の噂も
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ドラマ版「孤独のグルメ」のファンからは、五郎役は松重豊さん以外考えられないという声が多く上がっていますが、松重豊さんが降板を考えているという噂があるようです。
一部のサイトで、2023年7月20日にテレビ東京が「孤独のグルメ」の第10シーズンで松重豊さんが主演を務める孤独のグルメはこれが最後になると発表したとの情報が書かれていますが、そのような事実は確認できず誤情報の可能性が高いようです。
孤独のグルメでは松重豊の恒例のネガティブコメントが降板の噂につながった面も
主演俳優の松重豊さんが「孤独のグルメ」を降板したがっているという噂は以前からありました。
これについては、松重豊さんが「孤独のグルメ」の新シーズン制作が決まるたびに、本当はやりたくないと感じられるようなネガティブなコメントをしているためです。
松重豊さん孤独のグルメの収録めちゃくちゃ嫌がってんじゃねぇかwww pic.twitter.com/Jk0oNIUJxl
— どんぐり陸士長 (@Dongurihou) February 12, 2023
ただ、当たり前ですが、これは松重豊さんの自虐を交えたジョークで本当にそのように思われているわけではありません。
こうした松重豊さんの冗談もあってか、これまでにも度々、孤独のグルメから松重豊さんが降板の噂は流れてきましたが、その度に松重豊さん主演継続での新シリーズが発表され、降板の噂は否定されてきました。
孤独のグルメの俳優・松重豊の降板の噂の理由
松重豊さんの「孤独のグルメ」降板の噂が流れた理由については、いくつかのメディアが報じています。
2018年に降板の噂が流れた際には、松重豊さんが撮影のたびに毎回3人前から4人前も食べる必要があるのが辛くなってきたのが降板の理由だと報じられました。
また、松重豊さんが、1回(1話)で35万円という人気作の主演とは思えないような安い出演料や、ただ食べるだけという無芸な作風に不満を持っており、それも降板の理由になったとされていました。
テレビ東京の人気ドラマ『孤独のグルメ』の“シーズン7”が去る6月に終了したが、これをもって主演の松重豊の降板が濃厚だという。「松重は身長188センチの大男。ちょっとヤセ気味で、毎回3人前、4人前食べるのがいいかげんつらくなってきたようです。それに加えて1回35万円という激安出演料が不満。朝から腹を空かせ、知らない店で思いっきり食べるだけ。人気ドラマなのですが、その無芸を嫌っているとも」
別メディアでは、元々、松重豊さんは188cmと高身長ながら痩せ型で少食だそうで、「孤独のグルメ」の撮影で食べる必要があるため体型を維持するためのダイエットにも日々苦労されていて、それも降板を考える理由になったとも書かれています。
ただ、この報道後も松重豊さんは「孤独のグルメ」に主演として出演し続けており降板は誤情報でした。
その後、2022年末「週刊実話」(2022年12月22日号)で、松重豊さんの降板の話が持ち上がり、「孤独のグルメ」が始まって以来の危機を迎えているとする記事が掲載されました。
それによると、松重豊さんは年齢を重ねて食欲が落ち、量が食べられなくなって「孤独のグルメ」に出演し続ける事が難しくなりつつあるという事で、こちらでも松重豊さんの食べられる量が降板の理由として書かれています。
ところが、そんな『孤独のグルメ』に番組始まって以来の危機が訪れている。「松重が食べられなくなってきたんです。最近はやたらと胃がもたれて食欲がどんどん落ちている。食べられない松重は井之頭ではないですから…」(番組制作関係者)
孤独のグルメの松重豊の後継の俳優候補
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松重豊さんが年齢を重ねて食欲が落ちた事などを理由に「孤独のグルメ」の降板の噂が何度か報じられています。
こうした松重豊さんの孤独のグルメ降板の噂が立つ度に、後継の俳優は誰になるのかという話題も持ち上がっています。
孤独のグルメの松重豊の後継俳優候補① 川原和久
上でも紹介した「週刊実話」(2022年12月22日号)の記事では、松重豊さんの後継として「相棒」シリーズなどで知られる演技派俳優の川原和久さんの名前が上がっていると書かれています。
現在、テレ東内では松重の処遇をめぐり、話し合いが行われているという。
「降板か、あるいは『孤独のグルメ』終了という議論も始まった。おそらく松重の代わりに誰か代役を立てることになる。ここだけの話、有力視されているのが、テレビ朝日系ドラマ『相棒』で伊丹刑事を演じる川原和久です。60歳ながら大食漢で有名なんです」(同)
孤独のグルメの松重豊の後継俳優候補② 香取慎吾
2018年に松重豊さんの「孤独のグルメ」降板の噂が報じられた時には、元SMAPの俳優・香取慎吾さんの名前が上がっていました。
香取慎吾さんは食べ物を美味しそうに食べるイメージがあり、大食いのイメージもあるため白羽の矢が立ったようです。
「いまテレビ東京は『新しい地図』の香取慎吾と交渉中です。香取は身長182センチあり、迫力は松重にも負けない。香取は以前に食べ過ぎの“太め”を女性誌にネタにされたことがありました。でも、その香取がガツガツ食べるシーンは絵になると思います」(テレビ東京関係者)
孤独のグルメの松重豊の後継俳優候補③ 遠藤憲一
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「孤独のグルメ」のファンの方からは、松重豊さんがもしも降板するのなら後継の俳優は遠藤憲一さんがいいという声も出ています。
孤独のグルメの松重豊さん降板説出てるけど、もし2代目が誕生するなら遠藤憲一さん希望。遠藤さんならなんとも言えない雰囲気が出るんじゃないかって思ってる。
でも松重さん頑張ってほしい😂♥️ pic.twitter.com/wupvmr1r3U— Lilia (@Lilia_and_cosme) February 19, 2023
確かに、松重豊さんの「孤独のグルメ」での圧倒的な存在感を考えると、後継を務めるのは遠藤憲一さんのような唯一無二のキャラクターと演技力を兼ね備えた俳優でないと難しいかも知れません。
まとめ
今回は、原作・久住昌之さん、作画・谷口ジローさんによる伝説的グルメマンガで、松重豊さん主演のドラマ版が大ヒット作となっている「孤独のグルメ」にまつわる黒い噂や俳優死亡、松重豊降板などの数々の噂についてまとめてみました。
「孤独のグルメ」の黒い噂とは、原作で主人公の五郎が店主にアームロックをかけたエピソードのモデルとなった洋食店に、ファンが大勢訪れて、店主にアームロックをかけさせろと言ったり、従業員にアームロックをかけようとするためお店側が困惑しているというもので、「孤独のグルメ」がドラマ化される以前から噂されているものです。
「孤独のグルメ」の俳優死亡の噂については、原作の作画を担当されていた谷口ジローさんや、ドラマ版初期のオープニングナレーションを担当されていた柏木厚志さんが共に若くして亡くなった事から出てきた噂です。
また、ドラマ版「孤独のグルメ」の主演俳優・松重豊さんの降板の噂はこれまで何度も大手週刊誌系メディアやウェブメディアが報じています。ただ、最終的にはいつも松重豊さん主演継続による新シリーズが発表され降板の噂は事実でなかったという結果になっています。
松重豊さんが「孤独のグルメ」を降板する噂の理由としては、松重豊さんが年齢を重ねて食欲が低下している事や、人気作の主演とは思えないような格安のギャラに不満を抱いている事などが挙げられています。
松重豊さんが「孤独のグルメ」を降板した場合の後継俳優としては、川原和久さん、香取慎吾さん、遠藤憲一さんの名前が候補として上がっています。