大川原化工機事件と現在!女性検事の塚部貴子・冤罪の原因・被害者の逮捕と死亡原因まとめ

警視庁公安部が手柄を立てたいがために、証拠を捏造した冤罪事件がありました。大川原化工機事件の概要や冤罪が起こった原因、冤罪での逮捕で死亡した被害者、検事の塚部貴子氏、冤罪事件後の国家賠償請求訴訟の裁判と現在をまとめました。

大川原化工機事件は警察・検察による冤罪事件

大川原化工機事件は公安主導による杜撰な捜査で起こった冤罪事件です。

 

大川原化工機が生物兵器の製造に転用可能な噴霧乾燥機を経済産業省の許可を得ずに輸出したとして、2017年から警視庁公安部が大川原化工機に対する捜査を行い、2020年3月に社長ら3人を逮捕しました。

 

大川原化工機の社長らは逮捕前から一貫して無罪を主張していたものの、起訴され、しかも保釈は認められず、長期勾留を強いられることになり、その間に病気が悪化して亡くなった方もいました。

 

2021年7月30日に東京地検は公訴取り下げを申し立て、裁判は終結しています。逮捕・起訴・長期勾留されたにもかかわらず、検察から公訴取り消しになったことでっこの大川原化工機事件は冤罪であることが証明されています。

 

また、その後の国家賠償請求訴訟でも公安部の警部補が事件は捏造だったと証言しています。

 

 

公安が大川原化工機に目をつけて捜査を開始

出典:weekly-economist.mainichi.jp

 

噴霧乾燥機は兵器への転用が可能であるため、2013年10月に貨物等省令が改正され、以下の3つの要件を満たす噴霧乾燥機は輸出する時には経済産業省の許可が必要になりました。

 

1.水分蒸発量が1時間あたり、0.4キロ以上400キロ以下のもの。
2.平均粒子径10マイクロメートル以下の製品を製造することが可能なもの。または噴霧乾燥機の最小の部分品の変更で平均粒子径10マイクロメートル以下の製品を製造することが可能なもの。
3.定置した状態で機械内部の滅菌または殺菌をすることができるもの。

 

この法改正に当たっては、噴霧乾燥機の国内トップシェア(70%)を誇る大川原化工機が全面協力していますので、大川原化工機はこの輸出に関するルール改正を熟知していました。

 

そのうえで、2016年6月に中国に噴霧乾燥機(RL-5)を中国に輸出しています。もちろん、大川原化工機はルールに違反していないと確信した上での輸出でした。

 

大川原化工機が輸出した噴霧乾燥機は3.の能力、つまり「定置した状態で機械内部の滅菌または殺菌をすることができる」能力はないから規制対象には該当しません。だから、輸出に際し、経済産業省の許可は必要ないのです。

 

それなのに、警視庁公安部は「ヒーターを空焚きして装置内部の温度を上げれば、一部の菌を殺すことは可能では?」として、2017年5月ごろに警視庁公安部は「経済産業省の許可を得ず、大川原化工機は噴霧乾燥機を輸出した」として、捜査を開始しました。

 

ここまでをまとめると・・・

 

大川原化工機が噴霧乾燥機を輸出
→経産省の許可を得る必要はない輸出であることを大川原化工機は確信
→公安が「実は許可が必要な輸出だったはずだ」と疑う
→警視庁公安部が捜査を開始

 

ということになります。

 

 

調書などを捏造しての取り調べ

出典:tokyo-np.co.jp

 

警視庁公安部の警部補は防衛医科大学校を訪れ、四ノ宮成祥教授と何度も面会して、2018年3月28日に四ノ宮教授の供述調書を取りたいと申し出ました。

 

この供述調書は公安部があらかじめ作成した文書で、四ノ宮教授はノートパソコンの画面では内容を確認しましたが、プリントアウトしたものはきちんと確認せずに署名押印したのです。

 

しかし、この供述調書は四ノ宮教授が発していない言葉が捏造され記載されていました。

 

四ノ宮教授は週刊新潮の取材に対して次のようにコメントしています。

 

噴霧乾燥機が100度以上にいきわたるなどということは言ってもいないし、機械の専門家でもない私にわかるはずもない。第一、噴霧乾燥機を私は見たこともないのです。ですからどの辺がどんな温度になるということも分かりません。『熱風を送り込めば装置内が100度以上になる』なんて言うはずもありません

 

引用:警視庁公安部の闇 報告書に「私が言ってもないことが書かれている」 防衛医大校長がずさんな捜査に怒り(2ページ目) | デイリー新潮

 

四ノ宮教授の供述調書が捏造されていたということになります。

 

公安による捜査が進む中、2018年2月19日、大川原化工機は韓国に噴霧乾燥機(L-8i)を輸出します。

 

そして、同年10月から大川原化工機の家宅捜索と差押えを開始し、役員や社員に対する任意の取り調べを始めました。2020年3月に逮捕されるまで、大川原化工機の役員と社員は警察に協力し、膨大な数の取り調べを受けました。

 

・代表取締役社長:大川原正明→39回
・常務取締役:島田順司→35回
・相談役:相嶋静夫→18回

 

その他、会社関係者47名が合計で291回の取り調べを受けることになりました。

 

この取り調べでは警察が供述の言葉尻をとらえて調書を改ざんしたこともあったそうです。

 

田村警部補はAさんの言葉尻をとらえては調書を改ざんし、警察の意に沿うように仕立ていたという。

 

引用:閉所恐怖症の私が窓のない部屋で連日、取り調べられて…大川原加工機「女性社員」が証言する“警察庁公安部の恐ろしい手口”(2ページ目) | デイリー新潮

 

防衛医科大学校の教授の供述調書も、大川原化工機の社員の供述も、全部警察の意を沿うように変えていたのでしょうか。

 

 

外為法で大川原化工機社長らを逮捕&勾留の長期化

出典:news.yahoo.co.jp

 

2020年3月11日、警視庁公安部は外為法違反(外国為替及び外国貿易法違反)の容疑で、大川原化工機の3人を逮捕しました。

 

逮捕後は厳しい取り調べが行われましたが、ここでも警察は弁解録取書の改ざんを行おうとしたのです。

 

しかし、署名指印後、弁解録取書を念のために読み返してみると、正しく修正してないことを発見したわけですね。
→はい、その部分が、「社長らと共謀して無許可で輸出した」というふうに書き換えられてました。

 

引用:原告島田 本人調書|和田倉門法律事務所

 

2020年3月31日、検察は逮捕した大川原化工機の3人を起訴しました。その後、韓国に輸出した「L-8i」の件でも再逮捕・追起訴しています。

 

逮捕された3人は何度も保釈請求をしていましたが、勾留は長期化しました。

 

社長ら2人が釈放されたのは逮捕から約11ヶ月後の2021年2月5日のことでした。

 

 

公訴取り下げ

出典:smart-flash.jp

 

2021年7月15日に第1回公判期日が開かれることになり、弁護側は公安が捜査初期に経産省などから事情聴取した内容が書かれている捜査メモの開示を求めました。

 

検察側は7月30日までに開示するとしていましたが、その期日である7月30日に東京地検は何の説明もなく公訴取り消しを申し立て、裁判は終結しました。

 

だが、3人を起訴した東京地検は初公判直前の21年7月、「法規制に該当することの立証が困難」と突然起訴を取り消し、東京地裁は公訴を棄却。刑事裁判は終了した。

 

引用:手柄のために中小企業を血祭りにあげながら、偽証罪で起訴はされないと高を括る警察 | 週刊金曜日オンライン

 

つまり、大川原化工機は法律に違反していない、罪に問えないと検察が認めたことになり、大川原化工機事件は冤罪事件だったことになります。

 

 

大川原化工機事件の争点:噴霧乾燥機で滅菌・殺菌できたのか?

大川原化工機事件では、大川原化工機が輸出した噴霧乾燥機は「定置した状態で機械内部の滅菌または殺菌できたのか」が争点になりました。

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「定置した状態で機械内部の滅菌または殺菌できる」のであれば、輸出の時には経済産業省の許可が必要です。でも、「定置した状態で機械内部の滅菌または殺菌できない」のであれば、許可なく輸出することができます。

 

大川原化工機は、輸出した噴霧乾燥機は「定置した状態で機械内部の滅菌または殺菌できない」という認識でした。だから、経産省の許可をとらずに輸出したのです。

 

しかし、公安・検察は噴霧乾燥機を空焚きすれば内部は110度に上昇する。大腸菌O157は50度で9時間保てば死滅する。だから、噴霧乾燥機は「殺菌できる」と主張しました。

 

弁護側は噴霧乾燥機で実験をしたところ、空焚きしても90度未満の部分があること、粉体化した大腸菌は外部温度が50度で9時間乾熱処理をしても死滅しないことがわかりました。

 

このことから、大川原化工機の噴霧乾燥機は「定置した状態で機械内部の滅菌または殺菌できない」、つまり公安・検察の主張は的外れだったということになります。

 

 

大川原化工機事件の原因①:公安部の暴走&出世欲

出典:www3.nhk.or.jp

 

大川原化工機事件では、なぜ冤罪事件が起こったのでしょうか?

 

この事件の原因の1つ目は公安の暴走です。

 

この冤罪事件を主導した警視庁公安部第五係は部内から「目立った成果を上げていない」とみなされていました。「このままでは人員を減らされて縮小させられる」とみなされていて、危機感を持っていたと思われます。

 

また、次のような背景があったという指摘もありました。

 

・第2次安倍政権における警察官僚の重用
・警察官僚と政治権力中枢の関係強化
・外事警察の存在意義

 

このような背景があり、危機感を持っていた警視庁公安部第五係が手柄を立てようと暴走した結果、大川原化工機が巻き込まれ、冤罪事件を生んだと言えるでしょう。

 

捜査員
「輸出規制のルールが曖昧で、上司がむしろチャンスだと思っていた。こっちで決められると。上からの強い圧力があったというよりは、上司たちの個人的な出世欲だった」

 

引用:「事件はねつ造」証言も 捜査員が抱いていた“疑問” 「大川原化工機」国賠訴訟…27日に判決(日テレNEWS NNN) – Yahoo!ニュース

 

個人的な出世欲で、1年にわたり拘留されたら、たまったものではありませんね。

 

 

大川原化工機事件の原因②:経産省が公安を黙認

出典:abema.tv

 

大川原化工機事件の原因の2つ目は、経産省が公安を黙認したことです。

 

経産省は、大川原化工機の噴霧乾燥機の輸出に許可は必要ないという認識を持っていました。

 

経産省は捜査初期から警視庁公安部と連携を取っていて、大川原化工機が輸出した「RL-5」は規制対象外の可能性を公安部に何度も伝えていました。

 

また、経済産業省は「問題があるのであれば直ぐにでも止めさせたいのでそのように指導する」と公安に進言しています。

 

それでも、公安は経産省の言うことを聞かず、供述の捏造などを行い暴走しました。そして、最終的には経産省は公安の暴走を黙認したのです。ここで、経産省がきちんと公安を止めていれば、冤罪事件は生まれなかったはずです。

 

 

大川原化工機事件の原因③:塚部貴子検事が部下の報告を無視

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出典:toyokeizai.net

 

大川原化工機事件の原因3つ目は、検事の塚部貴子氏が部下の報告を無視したことです。

 

この大川原化工機事件では、塚部貴子検事が担当しました。

 

塚部貴子検事は、大川原化工機事件で社長ら3人が逮捕された後、部下の検事たちに社員の取り調べをさせました。

 

その結果、前述の通り、噴霧乾燥機を空焚きしても温度が上がりきらないという報告を受けていました。

 

「塚部検事は大川原さんらの逮捕後、部下に大川原化工機の社員を聴取させました。その結果、5人から噴霧乾燥機の温度が上がり切らない部分があると話しているという報告を受けていました」

しかし、それを認めなかった。

 

引用:公判4日前に起訴取消し、それでも「謝罪はしません」と強弁した東京地検・女性検事の行状【大川原化工機冤罪事件】(2ページ目) | デイリー新潮

 

「温度が上がりきらなければ、滅菌・殺菌できない=大川原化工機は違反していない」ということがすぐにわかるはずです。それなのに、塚部貴子検事はその部下の報告を無視して、公安の思い通りに起訴してしまったのです。

 

 

大川原化工機事件では逮捕後に死亡した人も・・・

逮捕されたのは社長ら3人

出典:mainichi.jp

 

大川原化工機事件で逮捕されたのは、大川原化工機の社長・幹部ら3人でした。

 

・代表取締役社長:大川原正明
・常務取締役:島田順司
・相談役:相嶋静夫

 

この3人は逮捕後に一貫して容疑を否認していました。弁護士は3人の保釈請求を何度も行いました。社長と常務取締役の保釈請求は合計6回、相談役の保釈請求は7回も行わています。

 

社長と常務取締役は6回目の保釈請求でようやく保釈許可が出て、逮捕から11ヶ月後に釈放されています。

 

ただ、相談役の相嶋静夫さんは、拘留中にがんで死亡しています。

 

 

相談役は進行性胃がんで死亡

出典:dailyshincho.jp

 

相嶋静夫さんはずっと保釈請求をしていましたが、保釈が認められることはなく、拘置所内で体調を崩しています。そして、逮捕されてから約半年後の10月7日に拘置所内で診察を受けたところ、進行性の胃がんであることが発覚しました。

 

大学病院では執行停止中の入院・手術ができなかったため、弁護側は保釈請求をしましたが、この時ですらも保釈は許可されませんでした。弁護側は勾留・執行停止中に入院・手術ができる病院を探し出し、相談役は11月になってようやく入院することができたんです。

 

しかし、2021年2月に病院で胃がんのために死去しました。

 

もし、もっと早く保釈されて治療を受けることができていたら、違った結果になったかもしれません。

 

遺族は拘置所で適切な治療を受けられなかったため、がんの発見が遅れたとして、国に賠償機を求める訴訟を起こしていましたが、一審では遺族の請求を退けています。

 

遺族は、拘置所で適切な検査や治療を受けられなかったため、がんの発見が遅れ死期が早まったとして、国に1000万円の賠償を求めていました。

 

引用:えん罪事件 勾留中がん発覚で死亡 遺族の訴え退ける 東京地裁 | NHK | 神奈川県

 

拘置所内で輸血を受けるほど体調が悪化していたのに、保釈請求は「証拠隠滅の恐れがある」として保釈請求が却下されたという経緯があるのに、遺族の請求が認められないんですね。

 

 

取り調べでうつ病になった女性社員もいた

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出典:tokyo-np.co.jp

 

大川原化工機事件では逮捕された3人だけでなく、社員も取り調べを受けました。

 

取り調べを受けた社員の中には精神的なストレスからうつ病を発症した人もいました。

 

取り調べが数十回続いたある日、声を荒げた田村警部補に対して心の限界が来てしまいました。体調も悪くどうにもならず、帰らせてくれと言ったと思います。その時の事は自分でもよく覚えていません。とにかく頭の中で何かが壊れるような大きな音がして、倒れてしまったと思います。

 

引用:閉所恐怖症の私が窓のない部屋で連日、取り調べられて…大川原加工機「女性社員」が証言する“警察庁公安部の恐ろしい手口”(3ページ目) | デイリー新潮

 

長時間の聴取を終えたある日、疲れ果てて、思わず地下鉄の駅のホームで身を投げようとしてしまって……

 

引用:現役捜査員も「捏造だった」と証言、捜査を仕切った関係者らは事件後に昇進 女性を自殺未遂に追い込んだ警視庁公安部の暴走(2ページ目) | デイリー新潮

 

冤罪なのに、こんな状態になるまで取り調べを受けなければならないなんて、怒りを感じずにはいられません。

 

 

大川原化工機事件の検事・塚部貴子は「正義の検事」だった

 

出典:dailyshincho.jp

 

大川原化工機事件を担当した検事は塚部貴子氏です。この塚部貴子氏は部下からの報告をきちんと取り合わず起訴したことが、この冤罪事件を引き起こした原因の1つとされています。しかし、塚部貴子検事は以前は「正義の検事」だったのです。

 

塚部貴子検事は、2010年の郵便不正事件で主任検事の証拠改ざんを告発した人物です。

 

郵便不正事件は、厚生労働省の元局長村木厚子氏が虚偽有印公文書作成・同行使の罪で逮捕・起訴された冤罪事件です。この事件では特捜部の主任検事が証拠データを改ざんしたことが発覚して、大きな問題になりました。

 

塚部貴子検事は上司である主任検事の証拠改ざんを告発し、正義を貫いたのです。

 

しかし、今回の大川原化工機事件では公安の暴走による冤罪に加担する形になってしまいました。もし、塚部貴子検事が、警察から送検された後に、きちんと部下の報告に耳を傾け、自分なりにきちんと捜査して疑問点を明らかにしていなかったら、大川原化工機の社長ら3人は起訴・長期勾留されることはなかったはずです。

 

 

「謝罪しない」と断言

検察が公訴取り消しを申し立てて、大川原化工機事件の裁判が終結した後、国家賠償請求訴訟の裁判が行われましたが、この裁判では塚部貴子検事も証人として出廷しました。

 

この裁判の中で、塚部貴子検事は、「今でも同じ判断をする(起訴する)」として、自分は「間違っていない」、「謝罪しない」と断言しています。

 

さらに、大川原社長らへの謝罪について問われると、「間違いがあったとは思っていないので謝罪はしません」と言い切り、原告の大川原化工機の幹部らが並ぶ席に向かって頭を下げることもなかった。

 

引用:「判断間違ってない」「謝罪しません」…起訴取り消し巡る国賠訴訟で証言した担当女性検事の正体 12年前との落差に驚き(全文) | デイリー新潮

 

起訴前にもう一度すべての証拠を確認すれば、起訴をすることはなかったと思われます。もし、

 

起訴したとしても、結局は冤罪だったのですから、判断は間違っていた可能性が高いです。しかも、起訴したことで約1年間勾留し、1人はがんで亡くなってしまった。それなのに、「間違っていない」「謝罪しない」と断言するのは、純粋に「間違っていない」と信じ込んでいるのか?それとも、検事としてのプライドがから謝罪できないのでしょうか。

 

 

大川原化工機事件後に国家賠償請求訴訟の裁判が行われる

大川原化工機事件は2021年7月30日に東京地検が公訴取り消しをして、裁判を終結させました。これで、大川原化工機と逮捕された3人は罪に問われることはなくなりました。

 

その3ヶ月後、2021年9月8日に逮捕された社長と常務取締役、そして胃がんで亡くなった相談役の遺族が国と東京都を相手に合計5億6500万円の損害賠償を求めて東京地裁に国家賠償請求訴訟の裁判を起こしました。

 

 

裁判では警察官が「捏造」との証言あり

出典:news.yahoo.co.jp

 

この裁判では現役の公安警察官が「事件は捏造」と証言して大きな話題になりました。

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今年6月30日、大川原社長らが国と東京都を相手に起こしている損害賠償請求裁判で、公安部で捜査を担当した2人の警部補が高田弁護士の尋問に捜査の実態を証言した。浜崎賢太警部補は「捏造でした」「動機は上司らの出世欲」とまで明言。時友仁警部補は「上司に再実験するなど慎重な捜査をするように進言すると『事件を潰す気か』と叱責された」と証言した。

 

引用:閉所恐怖症の私が窓のない部屋で連日、取り調べられて…大川原加工機「女性社員」が証言する“警察庁公安部の恐ろしい手口”(4ページ目) | デイリー新潮

 

大川原化工機事件の捜査をした警察官が「捏造だった」と証言したことで、大川原化工機事件は完全な冤罪事件であり、警視庁公安部の暴走が招いた事件だったことが証明されたのです。

 

 

公安の論功行賞も取り消し

出典:twitter.com

 

この大川原化工機事件では社長ら3人が起訴されると、公安の外事第一課が警察庁長官賞と警視総監賞を受賞しています。また、捜査の中心だった宮園勇人警部が警視に、安積伸介警部補が警部に昇進しているんです。

 

ただ、公訴取り消しになり、国家賠償請求の裁判で「捏造だった」という証言が出た後、警察庁長官賞と警視総監賞は取り消されました。

 

しかし、2人の昇進は取り消されることはありませんでした。それぞれ、警視・警部に昇進したままです。

 

捜査を指揮した宮園警部は警視に昇任し現在は亀有署に勤務。安積警部補は警部に昇任し蒲田署にいる。

 

引用:大川原化工機「冤罪事件」、国と都がまさかの控訴 捜査・立件を主導した「渦中の人物たち」の今 | 経営 | 東洋経済オンライン

 

ただ、警視庁の公安部から、所轄に異動になっていますので、「左遷された」という形になったものと思われます。

 

 

「違法」という判決&国と東京都に賠償金支払い命令

出典:news.yahoo.co.jp

 

この国家賠償請求の裁判は2023年12月27日に「違法である」という判決が出て、国と東京都に合わせて1億6200万円あまりの賠償を命じました。

 

この判決で、大川原化工機事件は完全に冤罪であることが証明されたことになります。

 

 

大川原化工機事件の現在:裁判は続く&社長の「あきれた」

国と都は控訴

出典:kinyobi.co.jp

 

2023年12月27日に大川原化工機事件の国家賠償請求訴訟の判決が出て、国と東京都に対して1億6200万円の賠償命令が言い渡されました。

 

その後、2024年1月10日に国と東京都は、「捜査を違法」とした判決を不服として控訴しています。つまり、国と東京都は「違法捜査はしていない」という考えということになります。この控訴を受けて、大川原化工機側も控訴しています。

 

国と都が控訴したことで、この裁判はまだまだ続くことになります。

 

 

社長は会見で「あきれた」

出典:newsdig.tbs.co.jp

 

国と都が控訴したことを受けて、大川原化工機の社長が会見を開き、「あきれた」と率直な思いを口にしました。

 

大川原社長は「控訴しない可能性もあるのではないかと思っていたが、控訴してきた。『やっぱりか』というのが第一の感想」と振り返った。

 

引用:大川原社長ら「あきれた」「落胆」 都と国側の控訴に 起訴取り消し事件 – 産経ニュース

 

この社長たちの気持ちはよくわかりますよね。冤罪で11ヶ月も拘束されていたのに、違法捜査を認めることなく、公訴して来るというのは、「あきれた」という言葉以外に、何も思い浮かびません。

 

 

公安の警察官2人を刑事告訴

出典:mainichi.jp

 

大川原化工機は、捜査の中心で起訴後に昇進した2人(宮園勇人警視・安積伸介警部)を公用文書毀棄と虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで刑事告発しました。

 

この告発は、常務取締役の島田順司氏への取り調べで、改ざんしようとして失敗した弁解録取書を故意に破棄したことなどを訴えたものです。

 

警視庁側はこの弁解録取書の破棄は過失であるとして違法性を否定していますが、今後どうなるのでしょうか。きちんと検証してもらいたいですね。

 

 

大川原化工機事件のまとめ

大川原化工機事件の概要や冤罪事件が起こった原因、社長など逮捕された3人や死亡原因、塚部貴子検事の過去、裁判の判決や現在をまとめました。

 

警官の出世欲で、こんな大きな冤罪事件が起こるなんて、恐ろしいですよね。もう二度と、このような冤罪事件が起こらないことを祈ります。

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