インターネット上には「検索してはいけない」とされる言葉があります。その中の1つに「生きたメキシコ」があります。
「生きたメキシコ」とは何か?検索してはいけない理由や動画の内容・ネタバレと本物かどうか、「生きたメキシコ」が生まれた背景の解説、動画のリンクなどをまとめました。
この記事の目次
生きたメキシコとはグロい動画
出典:twitter.com
生きたメキシコとはグロ動画で、検索してはいけない言葉の1つです。
生きたメキシコは、メキシコの麻薬カルテルが拷問・殺人を行う動画です。メキシコで生きたまま意識がある状態で拷問のように殺害されていく内容なので、「生きたメキシコ」と呼ばれるようになりました。
英語圏では、生きたメキシコは『Guerrero Flaying』『No Mercy in Mexico』と呼ばれています。
生きたメキシコはメキシコの麻薬カルテル同士の抗争や縄張り争い、警察の取り締まりへの見せしめのために行われた拷問虐殺で、麻薬カルテルのメンバー自身がその拷問時の様子を動画に撮っていて、それをインターネットにアップしたものと言われています。
生きたメキシコを検索してはいけない理由
出典:nikkei.com
生きたメキシコは検索してはいけない動画と言われています。なぜ、「生きたメキシコ」を検索してはいけないのか?それは、動画内容があまりにもグロテスクで残虐なものだからです。
「生きたメキシコ」という言葉を純粋に見てみると、一切グロテスクな残虐性は感じられません。しかし、「生きたメキシコ」と検索すると、本当にグロテスクで、ヤバい動画が出てくるのです。
「生きたメキシコ」と検索してヒットした動画を見てしまうと、精神的なダメージが非常に大きく、グロテスクなものに耐性がない人はトラウマになりかねないので、「検索してはいけない」と言われています。
生きたメキシコは危険度MAX!
インターネット上には検索してはいけない言葉がたくさんあります。グロいもの、ウイルスに感染してしまうもの、オカルト系などいろいろありますが、その中でも生きたメキシコは危険度MAXと言われています。
検索してはいけない言葉をまとめた「検索してはいけない言葉@ウィキ」というサイトでは、検索してはいけない言葉をその危険度1~危険度7の7段階に分けていますが、生きたメキシコは危険7。つまり、最も危険であるとランク付けされているのです。
検索してはいけない言葉の中には、ほかにも殺害動画・遺体動画が多数あります。しかし、生きたメキシコはグロテスクさでは別格なのです。
・首を切り落とす
・意識がある状態で皮をはぐ
・生きた状態で内臓を引きずり出す
・心臓を取り出す
このような動画なので、生きたメキシコはグロ耐性がない人は絶対に検索してはいけないのです。
生きたメキシコの動画内容&ネタバレ:男性2人の拷問
出典:twitter.com
生きたメキシコの動画内容・ネタバレ、まず1つ目は「生きたメキシコ」の動画の中でも最も有名な動画内容を説明していきます。
生きたメキシコでもっとも有名な動画は上半身裸にされた男性2人(中年男性と若い男性)が拘束され、その周辺を武装した複数の男たちが取り囲んでいるところから始まります。
この2人の男性は親子とも言われていますし、警察官で取り締まりをしようとしたところを拉致され虐殺されたとも言われています。
序盤は拘束された男性と少年が映される。
最初に男性が生きたまま首を切断される。
少年はそれを見て泣き叫ぶが、その後少年はナイフで胴体を切りつけられると生きたまま胴体の皮を剥がされていく。
少年がひどく苦しみあえぎながら抵抗する中、皮は完全に剥がされる。
皮を剥がされた少年の体は皮下組織が見えており、臓器まで飛び出している。
少年は虫の息だが、最後に生きたまま心臓をえぐりだされ、少年は絶命。 少年の遺体の上に抜き出された心臓が乱暴に置かれ、動画は終了。
もう少し詳しく内容を解説していきます。完全ネタバレになりますので、注意してください。
グロ画像・動画はこの記事にはありませんが、文字だけでもなかなかグロいので、グロ耐性がない人・グロテスクなものが苦手な人は自己責任でお願いします。
ネタバレ①:中年男性が首を切断される
中年男性の目隠しが取られて、その男性は木の棒で20回近く殴打されます。その後、ギャングたちがナイフを取り出し、中年男性の首を斬っていきます。この時、いわゆる「ギロチン」のようにスパッと一気に切断するのではなく、短いナイフで押し引きしながら切っていきます。
10回以上首にナイフを入れたところで、大量に出血しました。ここまで拷問されている中年男性は抵抗したり、声をあげたりすることはありませんでした。
そして、首切りが始まって約40秒後に中年男性の首は完全に切り落とされ、その首はギャングによって投げ捨てられました。
この様子を隣にいる若い男性は見せられ続けます。若い男性はタオルで口貸せされていますが、それでも悲痛な悲鳴・絶叫は続きました。
ネタバレ②:若い男性が皮をはぎとられる
中年男性の首が切られて惨殺された直後、若い男性は髪の毛を掴まれて引きずられます。
この時点で若い男性はパニックのようになっています。
若い男性はナイフで胸を少しずつ刺されていきます。手首を拘束されている若い男性は腕で必死に胸をガードしますが、その時、手首の拘束が解けます。男性は必死で抵抗しますが、ギャングたちに押さえつけられました。その後、ギャングたちは胸の傷に指を入れて、皮を切り取っていきます。若い男性の内臓や肋骨が見えていきます。
この時点で、若い男性は抵抗する気力もなくなりますが、目は見開いたままです。
ギャングたちは肋骨にナイフを入れ、肋骨の隙間から手を入れ、心臓を取り出し、血管から切り離します。切り離された心臓はまだ動いていましたが、その心臓は若い男性の体の上に落とされて動画は終わりです。
生きたメキシコの動画内容&ネタバレ:その他の動画
出典:agora-web.jp
「生きたメキシコ」の動画は、上記の男性2人の虐殺動画がもっとも有名ですが、ほかにも「生きたメキシコ」の動画はあります。「生きたメキシコ」はメキシコの麻薬カルテルのギャングたちが、生きたまま拷問・虐殺する動画ですので、その条件に当てはまる動画はインターネット上に多々あるんです。
両手両足をマチェットで切断
「生きたメキシコ」の動画内容のネタバレ1つ目は、両手両足をマチェットで切断する動画です。マチェットとは、中南米で使われる山刀です。大型のナイフですね。
このマチェットで拘束された男性が足首を切断され、さらに腕も切断されていくのです。足首を切断される時には痛みに耐え声をあげなかった男性ですが、両腕を切り落とされる時には痛さのために悲鳴を上げています。その後、男性はぐったりとして絶命したと思われます。撮影しているギャングは、この男性の拷問される様子を笑いながら撮影していました。
この「生きたメキシコ」の動画は、メキシコの麻薬カルテルの中でも最凶とされるロス・セタスによるものです。また、ロス・セタスは四肢を切断した後に、首を切り落とす動画もあります。
胸部を四角形に切断
メキシコの麻薬カルテルの1つである「LOS VIAGRAS」は対立組織のメンバーを拘束して拷問する動画も、生きたメキシコの動画の1つで、かなりグロいです。
まず、胸部にナイフを入れて、四角形に切り込みを入れます。その後、その切込みから手を入れて、肉を引きちぎっていきます。この拷問をしているギャングは非常に手慣れた様子で、最終的に心臓を取り出して、潰してしまいます。
生きたままお腹を割く
「生きたメキシコ」の中でもグロい動画の1つが、生きたままお腹を割いていくという動画です。メキシコの麻薬カルテルによる拷問動画で、1人の男性を押さえつけて、腹部を切りつけて、内臓を取り出していきます。腸をズルズルと引きずり出す様子もアップされています。
この生きたメキシコの動画は途中で終わっているので、最終的にこの拷問された男性がどうなったかは不明ですが、ほぼ間違いなく殺害されていると思われます。
生きたメキシコの動画は本物?
出典:bbc.com
生きたメキシコの動画は、本当にグロい動画です。私たちの常識を超えた残虐なことを、時には撮影者が笑いながら撮影しています。
・皮膚をはぎとる
・腸などの内臓を引きずり出す
・心臓を取り出す
・手で肉を引きちぎる
こんな拷問を笑いながらやるなんて、「生きたメキシコの動画は、実はフェイク動画なのでは?」、「こんな残虐な動画が存在するはずがない。本物の動画ではなく、フェイク動画確定でしょ!」と思う人も多いです。
でも、この生きたメキシコの動画は本物の可能性が高いです。「生きたメキシコ」の一番有名な動画である2人の男性の拷問殺害動画の被害者である2人の男性遺体が発見されているからです。しかも、その2人の男性の遺体はバラバラな状態で発見されたそうです。
この2人の被害者は実際に遺体がバラバラにされた状態で見つかっていることを考えても本当にあった事件と言えるでしょう
また、メキシコの麻薬カルテルは軍隊のような武力を持ち、拷問殺害することは珍しくありません。
メキシコの麻薬カルテルの中でも残虐性が高いロス・セタスは、麻薬栽培を拒否するなど自分たちに従わない農民を拉致・拷問・殺害・解体することで知られていますので、「生きたメキシコ」の動画が本物であることは疑いようがないとされています。
もちろん、インターネット上には「生きたメキシコ」のフェイク動画もありますが、男性2人の虐殺動画は本物のグロ動画と考えて良いでしょう。
生きたメキシコの動画の流出背景を解説
出典:gigazine.net
想像を絶するほどの残虐でグロテスクな動画の「生きたメキシコ」。なぜこんな動画が生まれ、なぜこんな動画がインターネット上に流出することになったのでしょうか?
「生きたメキシコ」の動画が生まれた背景・流出背景を解説していきます。
メキシコ麻薬戦争と麻薬カルテルとは?
「生きたメキシコ」は、メキシコの麻薬カルテルが行った拷問・殺害動画ですので、「生きたメキシコ」とメキシコの麻薬カルテル・麻薬戦争を切り離すことはできません。
メキシコは麻薬の主要な生産国・中継国で、特にアメリカで消費される麻薬の供給元となっています。ベトナム戦争時はアメリカ兵の戦闘力を奪うために、アヘンが流通しましたし、ヒッピー文化全盛時もメキシコの麻薬がアメリカに流通しました。
そのような中でメキシコ国内には、麻薬の製造・売買を行うマフィア・ギャング組織が作られ、それら組織は麻薬カルテルと呼ばれるようになりました。
もちろん、麻薬カルテルは非合法ですので、政府・警察からは取り締まりの対象とされています。また、麻薬カルテル同士の縄張り争い・勢力争いも起こるようになりました。
このような背景があり、麻薬カルテルは武装化していき、警察・軍部をしのぐ武力を持つようになり、高性能のボディアーマー、ヘリコプター、機関銃、対空ミサイル、自作の装甲車や半潜水艇などを持っている麻薬カルテルもあります。
2006年に就任したメキシコのフェリペ・カルデロン大統領は大規模な麻薬カルテル掃討作戦を展開し、民間人を巻き込みながら、20,000人規模の逮捕者・処刑者を出しました。このカルデロン大統領の麻薬カルテル掃討作戦によって、メキシコ政府VS麻薬カルテルの対立構造がはっきりと出来上がり、メキシコ麻薬戦争に突入します。
このような状況で、麻薬カルテルは摘発され、さらに麻薬カルテル同士で抗争が起こり、メキシコの麻薬戦争は現在でもまだ続いています。
見せしめのために残虐性アップ
メキシコ麻薬戦争が始まると、麻薬カルテルはどんどん武装化していきました。また、残虐性もアップしていったのです。
なぜ、残虐性がアップしたのでしょうか?それは見せしめのためです。対立している麻薬カルテル、自分たちを取り締まろうとする警察に対し、残虐な拷問殺害をすることで、脅しをかけようとしていたのです。
だから、残虐な動画を撮影し、それをインターネットにアップして拡散させる。それで、自分たちの力を誇示し、敵対勢力に脅しをかけようとしたと思われます。
警察も動けないほどの危険性
でも、民間人があんなに残虐な形で殺害されているのに、なぜ警察は取り締まらないのか不思議に思うかもしれません。メキシコの場合、警察は取り締まらないのではなく、「取り締まれない」と思われます。
下手に警察が動くと、麻薬カルテルから襲撃を受け、拉致されて拷問・殺害されることなる。家族が巻き込まれて、拷問殺害される。民間人を巻き込んで、さらに治安が悪くなり、本当の内戦状態になる。
これらの懸念から、警察はある程度見て見ぬふりをするしかないのだと思います。
そもそも、メキシコでは日本のように「警察=信頼できる組織」というわけではありません。
麻薬カルテルやギャングの横行により治安が悪化している中米メキシコで、地方の地元警察が武装解除させられる事態が相次いでいる。犯罪組織が警察内部に浸透し、機能不全に陥っているためで、代わりに軍や連邦警察などが警察業務に当たっているが、犯罪捜査などに不慣れなことから効果を疑問視する声も出ている。
メキシコでは警察は犯罪組織に乗っ取られることもあるようです。そのようなメキシコ情勢だから、「生きたメキシコ」のような残虐極まりない動画が生まれたんですね。
生きたメキシコのリンクは?
出典:cnn.co.jp
生きたメキシコの動画は、「生きたメキシコ」と日本語で検索しても普通にはヒットしません。日本語検索でヒットする「生きたメキシコ」の動画は、誰からアップロードしてもすぐに削除されているものと思われます。
また、外国語で「生きたメキシコ」の動画を指す「Guerrero Flaying」や「No Mercy in Mexico」で検索しても、リアクション動画やほかのグロ動画はヒットしても、本物の「生きたメキシコ」の動画にはなかなか行きつきません。
「生きたメキシコ」は検索してはいけない言葉の中でも危険度MAXですし、本当にヤバいので、アングラ系のサイトにしかないようです。
本当にグロい動画なので、精神的ダメージは大きいですし、トラウマどころではない痛手を負う可能性もあります。また、アングラ系の動画にはウイルスが仕込まれていることもあります。
そのため、生きたメキシコの動画を見るなら、完全に自己責任でお願いします。
生きたメキシコのまとめ
生きたメキシコの概要や検索してはいけない理由、動画内容のネタバレと本物かどうか、動画の背景の解説とリンクなどをまとめました。
生きたメキシコは本当にグロい動画ですので、興味本位で見ないようにしましょう。