2002年に岡山県津山市で発生した「高橋妙子さん行方不明事件」の不可解さが話題です。
この記事では高橋妙子さん行方不明事件の概要、家族、ネット上での事件の真相とされている犯人とされた吉田好江の後ろに黒幕がいるのではないかとする説、現在の状況などについてまとめました。
この記事の目次
高橋妙子さん行方不明事件(岡山県津山市)の概要
出典:https://www.pref.okayama.jp/
「高橋妙子さん行方不明事件」は、2002年6月3日に岡山県津山市弥生町で発生した、連れ去り行方不明事件です。
2002年6月3日の昼頃、岡山県津山市弥生町に住む主婦の高橋妙子さん(当時54歳)が、何者かに自宅から連れ去られました。
その日、高橋妙子さんの夫で医師の高橋幸夫さん(当時59歳)が仕事から帰ると、自宅に高橋妙子さんの姿はなく、風呂場のシャワーが出しっぱなしになっていたそうです。
しばらくして自宅に高橋妙子さん本人から電話があり、「身の危険はないから心配しないでください」、「車で連れまわされて、どこまで行っているかよく分からないけど、多分岡山ぐらいだと思います」、「警察に言わないでください」などと高橋幸夫さんに伝えた後、電話を切りました。
そしてその後、銀行のキャッシュコーナーで高橋幸夫さんの口座から現金合計700万円が引き出されました。
その後の警察の捜査により、口座から金を引き出したのは当時33歳の無職・吉田好江である事が判明。さらに、津山市内在住の元タクシー運転手の男性(当時52歳)である事が判明しています。
当時の警察の発表では、この元タクシー運転手は岡山県奈義町の出身で、吉田好江と密接な関係にあり事件に深く関わっていると断定したという事でしたが、それ以上の情報は報じられていません。
事件当時の報道では、この元タクシー運転手の車が高橋妙子さんが連れ去られた事件の後に岡山県西部の新見市内を走行していたとの情報も報じられていました。その後、6月24日にこの元タクシー運転手が津山市内の公園で首吊り自殺しているのが発見されています。
さらに、2002年9月には、犯人と見られていた吉田好江も岡山県岡山市内の山中で自殺しているのが発見されました。
その後、岡山県警察はこの犯人と見られる2人を窃盗で書類送検したものの、被疑者死亡のまま不起訴処分となりました。
犯人と見られていた2人が死亡した後も、高橋妙子さんは見つかっておらず、現在も行方不明のままとなっています。
事件は2002年6月3日、妙子さんから「車で連れ回されている」と自宅に電話があり、夫名義のキャッシュカードで現金約700万円が引き出された。県警はキャッシュコーナーの防犯カメラに写っていた女と知人の男が事件に関与したとみて捜査したが、男は自殺。女は岡山市の山中で遺体で見つかった。県警は2人を容疑者死亡のまま窃盗容疑で書類送検した。
高橋妙子さんの家族は現在も行方を探しており夫で医師の高橋幸夫さんはメディア取材にも応じている
出典:https://nordot-res.cloudinary.com/
高橋妙子さんの詳細な家族構成は不明ですが、夫は医師の高橋幸夫さんである事が事件当時から公開されています。
現在も家族は行方不明になっている高橋妙子さんを探しており、夫の高橋幸夫さんはメディアの取材にも応じていて、その中で子供の存在も明かしています。
高橋幸夫さんは高橋妙子さん行方不明事件発生から6年後に子供達が住んでいる場所に近い神戸市内に移住し、現在は市内の診療所で働かれているという事です。
事件から6年後、高橋さんは自宅を逃れ、子供たちに近い神戸に移り住んだ。
事件から17年、高橋さんの机に最新の医学書が加わった。週に1回だが、神戸市の診療所で新しく働き始めた。犯罪被害者ではない自分の居場所だ。
高橋妙子さん行方不明事件の真相の噂…自殺した吉田好江とタクシー運転手以外に犯人がいる
高橋妙子さん行方不明事件では、警察が犯人の可能性が高いと発表しているのは、吉田好江と元タクシー運転手の2人ですが、インターネット上では、この2人以外に黒幕の犯人が存在し、その黒幕によって2人が口封じのために自殺に追い込まれたのが真相ではないかといった考察がよくされています。
この事件では、高橋妙子さんの夫の高橋幸夫さんの口座から現金700万円が引き出されていますが、その行方は現在もわかっていないようです。
また、犯人と見られている吉田好江と元タクシー運転手の男には2000万円の借金があったとの情報も一部から出ています。
こうした内容をつなぎ合わせて、高橋妙子さん行方不明事件の真相は、吉田好江と元タクシー運転手は2000万円の借金をした何者か(事件の黒幕)に脅されて、医者の夫人である高橋妙子さん誘拐を強要され、700万円を引き出させたところで、高橋妙子さんを殺害の実行犯にさせられ、その後さらにこの黒幕によって口封じのために自殺に追い込まれたのではないかとする説が囁かれています。
高橋妙子さん行方不明事件は現在も未解決のまま
高橋妙子さん行方不明事件は現在も解決していませんが、岡山県警津山署では現在も捜査本部が置かれており、22人態勢で捜査が続けられているという事です。
事件発生から19年が経過した2021年6月3日には、津山署の捜査員が情報提供を募るチラシを入れたポケットティッシュ1500個を市内で配った事が報じられています。
津山市の主婦高橋妙子さん=当時(54)=が自宅から連れ去られ行方不明となっている事件は3日、未解決のまま発生から19年がたった。津山署捜査本部は同市内でちらし入りのポケットティッシュ約1500個を配り、あらためて情報提供を呼び掛けた。
まとめ
今回は、2002年6月3日に岡山県津山市弥生町で発生した「高橋妙子さん行方不明事件」についてまとめてみました。
高橋妙子さんはその日の昼間に何者かに連れ去られ、その後、夫の高橋幸夫さんの銀行口座から700万円が引き出されました。現金を引き出したのは、当時33歳の吉田好江と判明しており、共犯として当時52歳の元タクシー運転手の男も浮上しましたが、事件後に2人とも自殺しています。
こうした不可解な経緯から、吉田好江と元タクシー運転手の男を操っていた黒幕の真犯人がいるのが真相ではないかとする考察もインターネット上で行われています。
現在も高橋妙子さんは発見されておらず、事件は未解決のままとなっています。