動物保護ハウス「さかがみ家」も運営する坂上忍さんが司会を務める、動物系教育バラエティ「坂上どうぶつ王国」に打ち切りの噂が出ています。
この記事では「坂上どうぶつ王国」の打ち切り説が出ている理由として、視聴率や度重なる炎上騒動、現在の状況などについてまとめました。
この記事の目次
坂上どうぶつ王国の打ち切り説がネット上で話題に
出典:https://i.fod.fujitv.co.jp/
フジテレビ系列で毎週金曜日の19時〜20時のゴールデンタイムに放送されている動物バラエティ番組「坂上どうぶつ王国」が打ち切りの危機にあるという説がインターネット上で話題になっています。
「坂上どうぶつ王国」は、動物好きで知られるタレントの坂上忍さんを中心に、動物と人間が幸せに触れ合える「どうぶつ王国」の建設を目指すというコンセプトでスタートした教養バラエティ番組です。
坂上忍さんは実際に私費を投じて2022年4月に動物保護ハウス「さかがみ家」をオープンさせていて、この「さかがみ家」での出来事が、番組のメインコンテンツの1つとなっています。
坂上忍さんの動物保護ハウス「さかがみ家」の、動物保護活動の取り組みに関しては応援する声が多いのですが、フジテレビのバラエティ番組「坂上どうぶつ王国」に対しては一部から批判的な声が出ていて、それに関連してネット上で打ち切り説が囁かれています。
ここでは、そんな「坂上どうぶつ王国」打ち切り説が出た理由などを中心に紹介していきます。
坂上どうぶつ王国に打ち切り説が出た理由① 番組内容への批判的な意見
「坂上どうぶつ王国」に打ち切り説が出てきた理由として、ネット上に番組内容への批判的な意見が多くみられる事が挙げられます。
特に単なるバラエティ番組としてではなく、純粋に動物を愛でたいと思ってみている方からの批判的な意見が多くみられます。
坂上どうぶつ王国は、動物番組に似せた素人人間番組だから正直みてらんないわ。動物好きアピール人間坂上忍がやりたかったのって、こういうことなの??(笑)って、冷めちゃう。つまらないバラエティ感が酷い。
みんなの動物園はちゃんと主役が動物たちだからなんぼでも見てられる。
わかります??
— あい君 (@aikunVSaikun) May 20, 2023
「坂上どうぶつ王国」では、動物の映像を見ながら芸能人がアテレコをあてる企画がありましたが、これにも賛否両論がありました。
人間に動物の本当の気持ちがわかるわけがないし、ましてや飼い主や日頃接している飼育員でもない人間が適当に動物の気持ちを想像して面白おかしくアテレコをあてる事に対して批判的な声が多く見られました。
また、動物が何かトラブルに遭って困っているときに、芸人がアテレコをあてて面白がっている事に対して不快に感じたという意見もあります。
坂上どうぶつ王国ルンバに尻尾吸われた犬を見て笑ってアフレコもしてって
笑い事じゃないでしょ
この映像を流しても問題ないと思ってるスタッフ達可笑しいよね
多分本気で動物好きな人たちじゃないでしょ
前の花の木シェルターの坂田さんの件もそうだけどなんでもっと調べないで放送するの— みん (@__miko_miko_) October 8, 2021
確かにアテレコ企画に関しては人間の都合で番組を面白くするために動物を見せ物にしているような印象も受けます。
坂上どうぶつ王国に打ち切り説が出た理由② 視聴率の低迷
「坂上どうぶつ王国」の打ち切り説が囁かれている理由としては視聴率の低迷も挙げられます。
実は坂上どうぶつ王国には、番組がスタートしてからわずか半年後に1度、本当に打ち切りが決まりかけたという情報が出ていました。
坂上どうぶつ王国は2018年10月にスタートしましたが、初回の3時間スペシャルは視聴率が「9.1パーセント」とそれなりのスタートを切ったものの、2回目以降は5パーセント〜6パーセントとゴールデンタイムの放送としては視聴率が低迷しています。
10月12日の初回3時間SPは9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とまずまずの数字だったが、それから1ヵ月、現在はどんな状況にあるのだろうか?
「放送2回目の19日は6.1%、26日は5.0%に低下。11月に入ってからも、5.2%、5.5%、5.7%とほぼ5~6%で推移しています。
視聴率低迷を理由にフジテレビ側が打ち切りを提案するも坂上忍が激怒して阻止
視聴率が上がらない事を見たフジテレビは、番組スタートからわずか半年後の2019年3月で「坂上どうぶつ王国」を打ち切りにする方針を決めたそうです。
これには、ライバル番組とも言える日本テレビ系「天才!志村どうぶつ園」(みんなの動物園の前身番組)の視聴率が12パーセント前後だった事も関係していたようです。
フジテレビ側は、新たに坂上忍さん司会のクイズ番組をスタートさせる事に決めて、それを坂上忍さんに伝えたそうです。
視聴率は毎回5~6%台。対して『志村――』は12%前後ですから、フジ上層部は『どうぶつ王国』を今年3月で打ち切り、坂上司会で別の新番組をスタートさせるという方針を一旦は決めて、それを坂上側に打診したそうです
坂上忍さんは新番組には乗り気だったものの、続けてフジテレビ側が坂上どうぶつ王国の打ち切りを伝えたところ、坂上忍さんは約束が違うとして大激怒したのだそうです。
というのも、フジテレビ側は坂上どうぶつ王国の企画を坂上忍さんに持ち掛けた際に、「最低でも1年は続けたい」、「『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』のような長寿番組にしたい」と伝えており、坂上忍さんも「それならば」と引き受けた経緯があったためだったようです。
当時、坂上忍さんはフジテレビに「バイキング」をはじめ多くの番組を持っていていずれも高視聴率を維持する人気番組であったため、フジテレビ側も坂上忍さんが激怒した事に焦り、「坂上どうぶつ王国」打ち切りの話は流れたという事でした。
結局、2024年6月の現在も「坂上どうぶつ王国」は打ち切りにならずに続いていますが、視聴率が改善したという事実はなく、むしろさらに低迷しているようなので、この当時報じられていた内容が事実かどうかは微妙なところです。
坂上どうぶつ王国に打ち切り説が出た理由③ 放送内容が虐待ではと炎上
「坂上どうぶつ王国」の打ち切り説が出ている理由としては、番組内容についてネット上で炎上騒動が何度か起きている事も挙げられます。
直近では、2024年4月5日放送回で、坂上忍さんの動物保護ハウス「さかがみ家」が取り上げられた際に、新たに保護された犬「レオ」くんと、元々いた保護犬の「ギン太郎」くんの間に生じたトラブルが炎上に発展しています。
炎上が起きた放送では、元々いたギン太郎くんが、新しく来たレオくんを警戒し、敵対視するような様子を見せていて、おとなしい性格のレオくんの方もギン太郎くんの事を少し怖がっているような様子が見られました。
こうした様子は犬を飼っている人や、飼った経験がある人であればすぐに見抜けるものでしたが、番組ではあろう事か、レオくんとギン太郎くんを一緒にドッグランに放ってしまいました。
案の定、ギン太郎くんがレオくんを追いかけまわし、飛び掛かると馬乗り状態になって噛みつきました。噛まれたレオくんは悲痛な鳴き声をあげて、慌ててスタッフが止めに入るという展開になってしまいます。
これは、襲いかかったギン太郎くんが悪いという事ではなく、縄張り意識の強いオス犬同士を仲良くなる前に同じ空間で放せばこうした事態になる事は当然で、動物を飼育する立場の人間であれば当たり前に予想して避けなければならない事です。
番組ではこの事態を見せ場のようにして放送したばかりか、煽るような演出も入れられていたため、一部の視聴者から批判が殺到して炎上騒動に発展しました。
「 坂上どうぶつ王国」みてたら目を疑った👀
相性が悪いとわかっている「ギン太郎」と新入りの「レオくん」をあんな形でドッグランに離すなんておかしいと思う!ああなる事は予想がついたはず!「レオくん」可哀想!スタッフの対応に怒りが込み上げてきました💢#坂上どうぶつ王国 pic.twitter.com/4pkozD0jgM— 青龍 (@akm_mkj) April 5, 2024
坂上どうぶつ王国って番組さすがに動物虐待になるんじゃないか?
ギン太郎がレオくんに執着して襲いそうな場面があったのに、2匹をドッグランに放すって…
案の定レオくん襲われて咬まれて…
スタッフ「レオ逃げろ」???
害悪番組いらん生き物大切にしよ
#坂上どうぶつ王国— Roki_miu (@RokiMiu3) April 5, 2024
最近はこうした炎上がきっかけになって番組が打ち切りになるケースもあり、「坂上どうぶつ王国」も打ち切りになるのではという噂も出ている様子です。
坂上どうぶつ王国の現在…被災地猫保護活動が誘拐だとしてまた炎上中
2024年4月に、先住犬のギン太郎くんと、新入り犬のレオくんのドッグランでのトラブルを引き起こしたシーンが放送された事で動物虐待ではないかとして炎上に発展した「坂上どうぶつ王国」でしたが、この炎上からわずか1ヶ月後の5月3日放送回の内容でも炎上が起こっています。
この回の放送では、能登半島地震の被災地での猫の保護活動が紹介されました。7日間の保護活動で合計41匹の猫が保護されたとの内容が紹介されたのですが、保護した猫をどのように扱うのかの説明が十分にされていなかったため、飼い主がいる猫を勝手に保護して連れ去り譲渡会に出す事になるのではないかとの懸念が生まれました。
この放送後、能登半島地震の被災地で飼い主さんから依頼を受けて飼い猫の捜索も行なっているという災害時ペット捜索・救助チーム「うーにゃん」の代表をしている方が、この放送後に「あの中に家族がいたらどうしよう。譲渡されてしまったら会えなくなる」と不安の声が上がっている事をXに投稿されました。
この方は、番組で取り上げられていた団体に連絡したが、保護した猫の情報の提供もしてもらえなかった事も明かされていました。
「あの中に家族がいたらどうしよう。譲渡されてしまったら会えなくなる」
番組で取り上げられていた、2団体にコンタクトを取りましたが、保護した猫の情報提示提供はしてもらえませんでした。
→
— うさ-Usa- (@____Usa) May 5, 2024
また、テレビ局にも連絡を取ったものの、「当たり障りのない、心ないマニュアル通りの返答しか返って来ませんでした。」と訴えられています。
能登半島地震の影響で猫が逃げてしまった飼い主の方に落ち度はありませんし、サポート団体に依頼してまで懸命に愛猫を探しているところに、番組の企画のような形で猫が連れ去られてしまった可能性があるのに、その確認もできないというのでは飼い主さんは心配で仕方がない事でしょう。
この炎上騒動は現在も続いており、実際に自分の飼っていた愛猫が保護されて番組で放送されていたという方もいるようです。一部メディアによれば、この保護猫たちが既に譲渡会に出されているとの情報も出ていて、愛猫を返却して欲しいと訴えている本来の飼い主さんもいるようです。
坂上どうぶつ王国の番組で、能登半島地震の被災地の猫を捕獲した、大網避難所さんと、坂上忍さんの団体が、飼い猫まで捕獲し、飼い主さんに返却しません❗坂上どうぶつ王国の番組と大網避難所さんに、飼い主さんに猫を返すように、メールをお願い致します‼️#拡散希望 #坂上どうぶつ王国 #大網避難所 pic.twitter.com/If5HnBGyx5
— ねろりん (@sZ6vkJCVro21387) May 13, 2024
坂上どうぶつ王国普通にやってるけど能登のネコ誘拐の顛末は話してくれるんかね
— 春菊(Coronaria) (@FxyR7auGi7niSN9) June 7, 2024
この件では、災害で離れ離れになった飼い猫を勝手に保護(飼い主から見れば誘拐)し、感動ストーリーのように演出しているとして「坂上どうぶつ王国」への批判も高まっていて、打ち切り説が出る理由の1つとなっています。
まとめ
今回は、打ち切り説がネットで流れているフジテレビのどうぶつ系教育バラエティ「坂上どうぶつ王国」についてまとめてみました。
坂上どうぶつ王国の打ち切り説が流れている理由については、番組内容への批判が多く出ている事や、視聴率の低迷、度重なる炎上騒動などが挙げられています。
特に炎上については現在も続いており、保護犬同士のトラブルをスタッフ側の不手際により起こした事が普通に番組の見せ場のように演出されて放送されている事や、能登半島地震で被災した猫を勝手に保護して、飼い主がいるかの確認も取らないまま譲渡会に出していて、本来の飼い主や被災地でペットの救助活動を行っている団体などとトラブルになっている事などがわかり、炎上しています。