魔人があなたの頭の中を言い当ててくれるアキネーター。アキネーターにはそのすごさから色々な都市伝説が噂されています。
アキネーターの仕組みや危険という噂、死神や死の怖い回答、罠などの都市伝説をまとめました。
この記事の目次
アキネーター当たりすぎて怖いアプリ
アキネーター(Akinator)とは、スマートフォンやパソコンで楽しめるゲームです。
アラジンと魔法のランプの「魔人」のようなキャラクターのおじさんが出す質問に答えていくことで、頭の中に追い浮かべているものを言い当てられるゲームで、「当たりすぎて怖い!」と人気になりました。
アキネーターは2007年にフランスで開発されたゲームで、2009年にスマホ用のアプリとして発売されました。現在は英語・フランス語・ドイツ語・ヘブライ語・ポルトガル語・スペイン語・アラビア語・ロシア語・日本語・中国語・韓国語・イタリア語・オランダ語・ポーランド語・トルコ語・インドネシア語と多言語に対応していて、世界中で楽しまれています。
アキネーターの遊び方
パソコン用のアキネーターなら、「キャラクター」か「動物」のどちらかのテーマを選択して、それに沿った何かしらのものを思い浮かべます。
そして、魔人の質問に次の5つの選択肢を選んで答えていきます。
・いいえ
・分からない
・たぶんそう部分的にそう
・たぶん違う そうでもない
そうすると、早くて10問以内、たいていは20問以内で魔人があなたの頭に浮かんだものを言い当てます。もし、違う場合はまた質問に答えていくことになります。
アキネーターは「当たりすぎて怖い!」と言われるほど正答率が高いゲームで、「頭の中を読まれているのでは?怖すぎる」など感想を持ち、アキネーターにはまっていく人も少なくありません。
アキネーター人気が再燃した理由
アキネーターはスマホ版のアプリがリリースされた2009年から1~2年間、日本でも話題になって流行しました。それ以降は、少しずつ下火になっていました、2020年になって再び注目を集めるようになったんです。
再び注目を集めるようになったきっかけは、Youtubeです。2018年にクイズノックがが「東大クイズ王の頭脳はランプの魔人AIに勝てる?推理力&知識力バトル!」という動画をアップしました。
そして、東大クイズ王ブーム、伊沢さん・クイズノックの人気が高まったことで、アキネーターが世間一般に知られていくことになりました。2010年当時はまだ子供で、スマホを持っていなかった世代にも、アキネーターの存在が知られるようになってきたのです。
そして、2020年になって人気Youtuberであるヒカキンさんがアキネーターで遊ぶ動画をアップして、一気にアキネーターの人気度がアップしました。ヒカキンさんのアキネーター動画は再生回数1500万回超です。
さらに、人気コンビのかまいたちも、Youtubeでアキネーターを取り上げています。
このようにYoutubeでアキネーターがたびたび取り上げられてきたことで、アキネーターの人気が再燃してきたのです。
アキネーターの仕組み
アキネーターは魔人の質問に5つの選択肢「はい・いいえ・分からない・たぶんそう部分的にそう・たぶん違う そうでもない」のから選ぶだけで、頭の中に思い描いたものをピタッと言い当てています。
ヒカキンさんの動画を見るとわかりますが、ヒカキンさんのお母さんである「ママキン」」や祖父である「ジジキン」もアキネーターはピタリと言い当てているんです。
アキネーターはどんな仕組みで正解を導き出しているのでしょうか?アキネーターの公式サイトでは、次のように説明しています。
What’s Akinator’s secret?
Akinator uses the program Limule published by Elokence.com. The algorithm we use is an original creation. How we created it is our little secret.
「How we created it is our little secret=どんな仕組みかは秘密です」ということなので、公式ではアキネーターの仕組みは明かされていません。
ただ、アキネーターの仕組みは「膨大なデータベースからの絞り込み」と言われています。例えば、次のように絞り込んでいきます。
Q2:男ですか?→「はい」なら6250万人に絞り込める
Q3:東京都に関係していますか?→ここでもかなり絞り込める
このように質問によってどんどん候補を絞り込んでいくことで、アキネーターはその人が頭の中に思い浮かべたものを言い当てることができるのです。クイズノックの動画で伊沢さんはアキネーターと対決していますが、伊沢さんが頭の中でやっている絞り込みをアキネーターはAIでやっているというわけですね。
アキネーターのすごいところは、どんどん新しいデータを取り入れていくことです。アキネーターで遊んだユーザーから得たデータを取り入れて、アップデートしていくことで、さらに正解を出す確率を上げていっているのです。
また、かなり細かい情報まで取り入れています。ちなみにヒカキンさんがアキネーターでやったところ、ママキン(母親)・ジジキン(祖父)・まるお(ペット)・もふこ(ペット)もアキネーターは言い当てています。
アキネーターはどんどん成長していき、正答率を上げていくゲーム・アプリと言えるでしょう。
アキネーターに勝つ方法
アキネーターはなんでも言い当てるゲームです。アキネーターがユーザーが頭の中に思い浮かべたものを言い当てられないことはほぼありません。でも、「なんとかアキネーターに勝ちたい!」という人も多いと思います。
Youtuberの中にも、アキネーターに挑戦した動画をアップしている人はたくさんいます。いろいろな動画を見た結果、アキネーターに勝つためには・・・
・マイナーなキャラクター
この2つの条件を満たすものを頭の中に思い浮かべるしかないようです。有名かつ昔からいるものだと、アキネーターはたくさんのデータを持っているので、正直に答えてアキネーターに勝つことはほぼ無理です。
まだ、アキネーターがそれほどデータを持っていない新しく、マイナーなものを思い浮かべると、アキネーターに勝てる確率は高くなります。
アキネーターが危険と言われる4つの理由
アキネーターは危険という噂がありますが、なぜ危険なのでしょうか?アキネーターが危険と言われる4つの理由を見ていきましょう。
誰でも登録できてしまう
アキネーターは誰でも登録できてしまいます。アキネーターが正答を導き出すことができず、ユーザーが勝つと、最終的に「誰だと思いますか?」という質問が出てきます。
それに名前を登録すると、次からはアキネーターがその人物(キャラクター)を覚えて、その人物(キャラクター)を正解の選択肢に組み込むことができるのです。
自分の知らないうちに、アキネーターに自分のことを登録されている可能性もあります。
昨日の出来事…
アキネーターで俺が出てきた…
ちょっと怖い…wwwwww pic.twitter.com/skKVurctxE
— ありあchannel【ノート販売中】【Cantis Lazy】 (@A_053108) January 31, 2021
えっ。こわ。怖い!!!
アキネーターに能美ゆみな出てきた
能美ゆみなで
既にプレイしたやつ誰だよw pic.twitter.com/6NOSsM2D2R— 能美ゆみな/おきょー (@yumina_noumi) September 27, 2021
もちろん、重要な個人情報(メールアドレスやSNSアカウント、電話番号、住所)などはアキネーターの質問で出てくることはありません。
でも、自分のことをアキネーターが知っていて、誰か知らない人が自分を頭に思い浮かべて、アキネーターで遊んでいるかもしれないと考えると、ちょっと気持ち悪いですよね。
スパムツイート
アキネーターが危険と言われる2つ目の理由は、スパムです。2016年ごろに、アキネーターを装うスパムツイートが出まわったことがありました。
アキネーターを装うツイートが出まわり、リンクをクリックして、Twitterと連携してしまうと、自分のアカウントから同じようなスパムツイートが投稿される仕組みです。
スパムツイートのリンクをクリックすると、「akinator.」と名乗るアプリからアカウント連携を求めらます。連携を許可すると、自分のTwitterアカウントから同じようなスパムツイートが投稿されてしまいます。
このアキネーターのスパムツイートは、Twitterのアカウントとの連携を解除すれば、アカウントの乗っ取りを解決することができますが、「アキネーターのスパムツイートがあった」というだけで、「アキネーターは危険なんだ」と誤解してしまうことはあります。
偽アキネーター
人気ゲームアプリのアキネーターですが、アキネーターを装った「偽のアキネーター」のアプリが出現したことがありました。
2014年にApp storeで「Akinator Genie」というアプリが、アキネーターの魔人そっくりのキャラクターと共にリリースされたんです。
・偽:Akinator Genie
「the」が入っていないだけの偽アプリです。このアキネーターの偽アプリの価格は200円で、購入してもきちんと作動しない詐欺アプリでした。
このアキネーターの詐欺アプリに騙された人にとっては、「アキネーターはとても危険なアプリ」という印象が強くなるはずです。
トロイの木馬に感染?
アキネーターが危険な理由の4つ目は、アキネーターでトロイの木馬が検出されたというものです。
おいおい…アキネーターからトロイの木馬検出されたぞ
— ホタテ (@hotate0518) April 26, 2014
アバストがアキネーターでトロイを検出するんだが…
— 竹の空き地 (@mikainochi) September 6, 2014
やばいアキネーターさんで遊ぼうと思ったらめっちゃトロイの木馬にひっかかるんだけどなにこれ。なんなの。
— 十姉妹@パーク難民 (@Sorairo479) March 18, 2014
2014年ごろにアキネーターで遊ぼうとしたら、セキュリティソフトがトロイの木馬を検出したという報告が何件もありました。
トロイの木馬とはマルウェアの一種で、一見無害のように装いつつ、何らかのきっかけで攻撃を開始するようにプログラミングされています。
2014年ごろに日本語版のアキネーターにトロイの木馬が仕込まれていたのかもしれません。ただ、セキュリティソフトの誤作動だったという可能性も捨てきれませんが。
現在のアキネーターは、トロイの木馬は検出されず、安心して遊ぶことができます。
しかし、一度トロイの木馬が検出されたとセキュリティソフトから警告を受けた人にとっては、「アキネーター=危険なもの」という認識になっているはずです。
アキネーターの都市伝説①:死神の出現
アキネーターには、様々な都市伝説があります。アキネーターの都市伝説の1つ目は、死神の出現です。アキネーターに勝とうと思って、全部「分からない」や「いいえ」の回答を選んでいると、最終的に死神が画面に出てくるという都市伝説ですね。
この前アキネーターで適当に答えてたら答えが「死」になって死神の絵が出ました。めっちゃ怖かったんですけど出たことある人いますか?
https://twitter.com/t1a8p/status/212922176519671808
これはインターネット上のYahoo!知恵袋やTwitterなどにいくつか報告例がありました。報告例が複数ありますので、この都市伝説は本当なのかもしれません。でも、死神が出てきた時の画面のスクリーンショットは、インターネット上に1つもないんです。
また、「アキネーター、死神の画像がでると噂なので検証してみた結果、ガチでヤバい事態に」のように実際に死神が出るか検証した人もいますが、死神は出なかったようです。私も同じように何度かやってみましたが、「誰だと思いますか?」という画面や、「技術的な問題が発生しました」という画面しか出てきませんでした。
アキネーターの都市伝説②:知りすぎは注意
アキネーターの都市伝説の2つ目は、上級国民に関することです。アキネーターはユーザーからデータを取り入れて、どんどん新しいことを学習していく仕組みですが、知りすぎたことでサイトが消去されたのでは?と噂されるようになりました。
https://twitter.com/FROST0420/status/1121617070628593665
とあるTwitterユーザーは、頭の中に「池袋暴走事故の加害者である飯塚幸三」を思い浮かべて、アキネーターで遊んだら、「飯塚幸三」にたどり着いたものの、その後アキネーターのサイトにアクセスできなくなってしまったようなんです。
現在は、アキネーターで飯塚幸三を思い浮かべて遊んだ後も、アキネーターにアクセスできますし、アキネーターは現在も存在し続けていますが、当時は「アキネーターは上級国民のやばいことを知りすぎてしまったから、アキネーターは消されたのではないか?」と噂されていました。
アキネーターの都市伝説③:怖い回答「死」
出典:twitter.com
アキネーターの都市伝説の3つ目は、「死」という怖い回答です。アキネーターで遊んでいると、「思い浮かべているのはDead」と魔人が答えてくることがあります。
理想のキャラを思い浮かべてアキネーターをやると推し候補を教えてもらえるやつをやったら死をサジェストしてくるのやめてほしい pic.twitter.com/kQgS57mPfo
— とりい (@kinakobooster) May 13, 2019
アキネーターで推しを探そうチャレンジしてみたけど何これ?"死"そのもの? pic.twitter.com/73nnO6PJtS
— 風のやん三郎 (@y_yummy2) May 14, 2019
どうやら、「推し」を頭に浮かべてアキネーターをしていると、「Dead(死)」と出てくることがあるようです。しかも、日本語バージョンで遊んでいるのに、なぜか「Dead」という言葉だけ、なぜか英語・・・。不気味さが増していますよね。
しかも、推しを頭に思い浮かべているのに、魔人からは「Dead(死)」と回答される。
これは、「推しなんて頭に思い浮かべてるんじゃないよ!お前にはもっと考えなくてはいけないことがあるだろう!」というアキネーターからの皮肉なのかもしれません。
この都市伝説は画像がしっかりありますので、デマではなく本当です。
アキネーターの都市伝説④:罠がある?
出典:twitter.com
アキネーターの都市伝説の4つ目は「罠」です。アキネーターの中には罠が仕掛けられているのです。
アキネーターで遊んでいると、突然「君のゲームが有効かチェックするためにわなを仕掛けました。よくやった!君は罠にかからないね。」という画面が出てくることがあります。
「ゲームに罠?」と思うかもしれませんが、これは本当なんです。
答えがわかってるにもかかわらず、1、2回ほど違うことを言って「いいえ」を押すと「実は罠を仕掛けていたんだ」と的なことを言われます。
ふざけて適当な答えを選んでいると、アキネーターから罠を仕掛けられてしまうようです。そして、罠に引っかかると、ポイントがなくなってしまうんです。
これ何回かやるとアキネーター側が罠張ってきて引っかかると暫く遊べなくなるんですよ…
— 快眠丸 (@KAIMINMARU) June 30, 2021
Twitterのツイートを見ていると、2019年ごろからアキネーターの罠はゲームの中に実装されたようです。
アキネーターのまとめ
アキネーターの仕組みや危険という噂、死神や怖い回答などの都市伝説をまとめました。アキネーターは一度遊んでみると、そのすごさに驚くこと間違いなしです。ちょっと「魔人」の表情などにムカつくことはありますが、一度遊んでみてはいかがでしょうか?