「ファンと仁とのEternal(エターナル)」とは、2chで生まれた有名コピペです。
この記事では「ファンと仁とのEternal」の意味や2chで生まれた経緯、内容全文やコピペ、なんJまとめでの話題、赤西仁さん本人が使用して話題になった件や現在の使われ方などについてまとめました。
この記事の目次
ファンと仁とのEternalとは2ch発祥のコピペで赤西仁のファンの書き込み
出典:https://image.news.livedoor.com/
「ファンと仁とのEternal」とは、2012年2月に、当時ジャニーズの人気タレントだったKAT-TUNの元メンバーの赤西仁さんと女優の黒木メイサさんの電撃結婚(デキ婚だった)が発表された時に、ファンと見られる人物によって2chに投稿された書き込みを元ネタとした有名なコピペです。
その書き込みの内容があまりにも秀逸で面白く、強烈なインパクトを残したため、瞬く間に拡散され2ch内で有名なコピペになりました。
その後、有名人が結婚するたびに「ファンと仁とのEternal」の内容や人名を一部改変したコピペを2chに投稿するというのが流行り、いずれのバージョンでも最後はオリジナルの書き込みの最後のフレーズである「ファンと仁とのEternalだし」で締めるのがお決まり(何に対して使う場合でも最後は必ず「ファンと仁とのEternalだし」で締めるのがルール)となり、「エターナル構文」として知られるようになりました。
ちなみに「Eternal」とは、赤西仁さんのソロデビュー曲のタイトルで、「ファンと仁とのEternal」の内容はそれに掛けたものです。
ファンと仁とのEternalの意味
「ファンと仁とのEternal」の意味は、ジャニーズJr.時代からの赤西仁さんのファンを名乗る書き込み主が、自分は黒木メイサさんとの結婚は別に気にしていないとした上で、その理由について、自分は赤西仁さんの音楽=魂を支えて行く、そしてそれは自分の子供や孫に受け継がれていき、いつかその魂が赤西仁さんの(子孫の)DNAと混ざり合うからだ、そしてそれこそがファンと仁とのEternal(永遠)なのだという意味です。
若干意味不明ですが、赤西仁さんの魂(音楽)を愛し続け、自分の子供や孫などの子孫にもそれを伝えていけば、いつか自分の子孫が赤西仁さんの子孫と出会い結ばれるだろうといった意味ではないかと推測されます。
この書き込み主は、他のファンや黒木メイサさんを一切攻撃せずに、今後も赤西仁さんを変わらず応援して行くという意味をこの書き込みの中に込められたのではないかと思われます。
ファンと仁とのEternalの内容(2chに書き込まれたオリジナル全文)
「ファンと仁とのEternal」の2chに2012年2月10日に最初に書き込まれたオリジナルの内容です。
デビュー前からのファンだけど別に発狂してないよ。
もともと「結婚したい」「子供が欲しい」ってよく言ってたし、
仁に振り回されるのは馴れてるし。こんな奴だけど好きなんだからしょうがない。
型に嵌らないのが仁だしね。プライベートはメイサが支えればいい。
私達は仁の音楽=魂を支えるから。その魂は私から子供へ、子供から孫へと受け継がれていくし、
そうやっていつか仁のDNAと混ざり合うから。
それがファンと仁とのEternalだし
引用:2ch 既婚女性板 「■■芸能有名人の噂1145TV実況禁止■■」スレ 2012年2月10日0時22分の投稿
アイドルの結婚や熱愛が発表された際には、2chなどの匿名掲示板にはアイドルや結婚相手に対する罵詈雑言が書き込まれるなど殺伐とした雰囲気になる事が多い中で、こうした穏健かつユニークな内容でアイドル個人の幸せを祝福する姿勢に好意的に見る声も多いようです。
一方で、のめり込みすぎたファンが赤西仁さんの結婚のショックに必死に整理をつけようとしている、思い入れの強くなりすぎたアイドルファンの成れの果てだとして、嘲笑するような声も見られます。
いずれにしても、インパクト大な内容に加えて文章もポエムのようにリズミカルで、なぜか耳に残る感じで10年以上も残るコピペ化したのもうなづける内容です。
ファンと仁とのEternalはなんJやTwitterでも人気のネタ
2ch発祥の有名コピペである「ファンと仁とのEternal」ですが、なんJの他、Twitter(現在はX)など他の媒体でも人気のネタにされています。
特に、2021年に赤西仁さん本人がTwitter(現在はX)で「だから結果ファンと仁とのEternalなんだよ結局は。」と投稿した事が話題になった時にもなんJまとめ系のサイトやTwitterでかなり大きく話題にされていました。
赤西仁さん本人が「ファンと仁とのEternal」を知っていてTwitterで使った事については次の見出しで紹介します。
ファンと仁とのEternalを赤西仁本人が使用しついに混ざり合ったと話題に
出典:https://news-careerconection-image.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/
「ファンと仁とのEternal」は、赤西仁さんと黒木メイサさんの結婚について2chで話題になった際にジャニーズJr.時代からの赤西仁さんのファンだという方が書き込んだ内容が元ネタの有名コピペですが、2021年1月13日に赤西仁さん本人が自身のTwitter(現在はX)に「だから結果ファンと仁とのEternalなんだよ結局は。」と投稿し大きな話題となりました。
これは、「嵐」の二宮和也さんが、2019年に結婚した元フリーアナウンサーの伊藤綾子さんとの間に子供が生まれる事が2021年1月に発表された際、Twitterに「ファンと仁とのEternal」の構文が使われた事に対して、赤西仁さん本人が反応したものでした。
赤西仁さん本人による「ファンと仁とのEternal」の投稿は現在も確認できます。
だから結果ファンと仁とのEternalなんだよ結局は。
— JIN AKANISHI 赤西仁 (@Jin_Akanishi) January 13, 2021
「ファンと仁とのEternal」のオリジナルは、いつか自分の想いを受け継いだ子孫が、赤西仁さんのDNAを持つ子孫と混ざり合うという内容でしたが、最初に投稿された2012年から9年の時を経て、Twitter上である意味で混ざり合ったとして、2chだけでなく、なんJまとめやTwitterでも話題になり、一部大手のネットニュースサイトでも配信されたほどでした。
2021年1月13日、赤西仁のツイートでネット民は興奮の渦に包まれた。一時は「ファンと仁」がトレンド入りするまでのお祭り騒ぎになったわけだが、あの伝説のコピペ“エターナル構文”を本人が認知していたことが10年越しにわかったのだから、それも当然だろう──。
また、赤西仁さん本人が使用した事により、「ファンと仁とのEternal」は本人公認のコピペという事になって、他の有名コピペと比べても一段格が上がった感があります。この事でさらに人気となりネット上ではかなり頻繁に使われるコピペとなっています。
ファンと仁とのEternalの現在① ネットで変わらず人気のコピペ
「ファンと仁とのEternal」は現在もネット上でかなり人気のコピペです。
2023年のプロ野球くらいマックシリーズで横浜DeNAベイスターズが敗退した時にもファンの方が「ファンと仁とのEternal」の構文をTwitter(現在はX)に投稿されていました。
大洋ホエールズからのファンだけど別に発狂してないよ。
もともと「優勝したい」「日本一が欲しい」ってよく言ってたし、
ベイに振り回されるのは馴れてるし。(略)
そうやっていつかTBSのDeNAと混ざり合うから。
それがファンと仁とのEternalだし。 https://t.co/XNaaSXyuXm
— 良介 (@ryosukesfc) October 16, 2023
DNAとDeNAをかけた点でも評価の高いコピペとなっています。
このように、現在では、別にジャニーズのファンではない人でも「ファンと仁とのEternal」の事は知っているというほど人気のコピペとなっています。
上の例のように「ファンと仁とのEternal」の構文は、現在では有名人の結婚や熱愛などに限らず、人ではなく出来事に対してもよく使われています。
上の例ではDeNAベイスターズの敗退という大きな出来事でしたが、日常な些細な出来事に対しても使用する事ができます。
例えば下の人は、強い風による飛んでいってしまったミニテーブルの収納袋を探さなくてはならないため同窓会に行けない(あるいは行かない理由にした)というエピソードを「ファンと仁とのEternal」の構文を使って見事に表現しています。
ごめん、同級会には行けません。
いま、草むらにます。
7m/sの風で飛んでったミニテーブルの収納袋を私は探してます。本当は、100均で買えば早い、でも……
今はもう少しだけ知らないふりをします。私の探すあの袋もきっといつか、誰かのテーブルを包むから。
それがファンと仁とのEternalだし— mado (@mado_pino) October 6, 2023
ファンと仁とのEternalの現在② ジャニーズ名称変更を受けて一時トレンド入り
現在、ジャニーズ事務所は元社長のジャニー喜多川による所属タレントに対して性的加害が問題になっていますが、それに関連して2023年10月17日に「ジャニーズ事務所」から「SMILE-UP.」に社名が変更となりました。
この改名に対して多くのファンらが、例え名前が変わっても永遠にジャニーズ事務所を応援して行くという意味を込めて「ファンと仁とのEternal」をネットに投稿され、一時はトレンド入りして話題になっていました。
うちらはジャニーズの魂を引き継いで愛していくしかねンだわ。
それがファンと仁とのeternalだし。
— もん💐 (@momo0429m) October 2, 2023
ジャニーズの名前がなくなっても、その魂は一人一人に受け継がれる
という文章を見て、思わず(ファンと仁とのEternalじゃん…)となった。— アールグレイティーラテ (@WmM22TLf5582222) October 2, 2023
ジャニーズは小さい頃からのファンだけど別に発狂してないよ。
社名はいくらでも変えてやり直せばいい。
私達はジャニーズの音楽=魂を支えるから。
その魂は私から子供へ、子供から孫へと受け継がれていくし、そうやっていつかジャニのDNAと混ざり合うから。
それがファンと仁とのEternalだし。— れこ☃︎ (@bleco_sm) October 2, 2023
まとめ
今回は、2012年の赤西仁さんと黒木メイサさんの電撃結婚がきっかけなって2chで生まれた有名コピペ「ファンと仁とのEternal」についてまとめてみました。
「ファンと仁とのEternal」の内容や意味は、例え結婚したとしても赤西仁さんの音楽=魂を支え続け、その魂が自分の子供や孫にも伝わって行く事で、いつか未来に自分と赤西仁さんのDNAが混ざり合うのだから、変わらず応援してくと壮大なスケールで宣言するものです。
「ファンと仁とのEternal」のコピペはなんJまとめやTwitterなど他の媒体でも人気となり、これを元とした通称「エターナル構文」を駆使した様々な名コピペが生まれています。
さらに、2021年1月には、なんと赤西仁さん本人が自身の公式Twitter(現在のX)で「だから結果ファンと仁とのEternalなんだよ結局は。」と投稿。赤西仁さん本人がこのコピペを認知していたばかりか自ら使用したことで、「ファンと仁とのEternal」は本人公認のコピペという事になり、さらに人気となりました。
現在も「ファンと仁とのEternal」の構文はネット上でよく使用されており、有名人の結婚や熱愛発覚時などだけに限らず、社会的な出来事や日常の些細な出来事などをエターナル構文を使って表現されています。