SNS発の炎上事件はたくさんありますが、その中の1つに神戸大学バドミントンサークルのBADBOYSによる旅館破壊事件があります。
神戸大学バドミントンサークルのBADBOYSの旅館破壊事件の概要や炎上経緯、メンバーの顔や名前の特定について、被害に遭った旅館、過去の同様の事件やその後と現在をまとめました。
この記事の目次
- BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)は春合宿で大炎上
- BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)の旅館破壊事件
- BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)が炎上した経緯
- BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)のメンバーの顔や名前は特定されている?
- BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)の旅館は「ホテル寺尾温泉」で特定
- BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)のメンバーは苦しい言い訳
- BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)は以前にも同様の事件を起こしていた
- BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)のその後と現在①:退学処分にはならず
- BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)のその後と現在②:旅館側とは示談が成立
- BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)のその後と現在③:事実上の解散か
- BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)のまとめ
BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)は春合宿で大炎上
神戸大学のバドミントンサークルのBADBOYSは、2024年3月に富山県の旅館で春合宿を行っていましたが、そこで宿泊していた旅館を障子や天井を破壊したことが発覚し、大炎上しました。
このBADBOYSの旅館破壊行為は、誤って壊してしまったというものではなく、調子に乗って面白半分で破壊し、それを写真に撮って自慢していたことで、ネット民の反感を買い、写真や動画がSNSを中心に拡散されています。
神戸大学が謝罪
このバドミントンサークルBADBOYSは神戸大学の非公認サークルという立場であり、「神戸大学」という名前が出ていて、顧問が同大学の教授だったことから、謝罪会見を開き、さらに大学のウェブサイトでも謝罪文を掲載することになりました。
謝罪会見には教育担当理事の大村直人副学長とBADBOYSの顧問である宋明良教授が出席し、謝罪と、経緯と今後の対応を説明しています。
神戸大学は25日午後会見し、「被害を受けられた宿泊施設の皆様には大変ご迷惑をおかけするとともに、多くの方にご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
引用:【速報】神戸大学が謝罪会見「厳重、厳正なる対処を」バドミントンサークル旅館破壊動画SNS拡散…被害弁済は相談中|FNNプライムオンライン
このBADBOYSの旅館破壊事件は、国立大学が謝罪しなければならないほど大きな問題として各種メディアで報道されました。
BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)の旅館破壊事件
神戸大学のバドミントンサークルのBADBOYSの旅館破壊事件とは、どのような事件だったかを見ていきましょう。
BADBOYSは、2024年3月10日~16日まで富山県で春合宿を行っていました。
この合宿には1年生12人、2年生12名、3年生13名、4年生が14名、修士1年が4名、修士2年が6名、既卒が1名の62名が参加したことが分かっています。
この合宿の中でBADBOYSは次のような旅館の破壊行為・迷惑行為を行っていました。
・障子をビリビリに破く
・旅館の備品を荒らして粗末に扱う
・胴上げをして天井を突き破る
・スタンドタイプの灰皿を倒して破損する
しかも、これらの破壊行為・迷惑行為を行って反省するわけではなく、調子に乗っている・ふざけていることが見て取れる画像・動画がSNSで公開されています。
障子を笑いながら破る動画や破れた障子の隙間からみんなで顔を出し笑顔で写真を撮る画像があります。
また、客室に備え付けてあると思われる金庫やテレビのようなものを抱えながら笑顔で写真を撮り、「旅館の物品荒しすぎでしぬ」というキャプションをつけています。
天井を突き破った行為については、歓声を上げてはしゃぎながら1人を胴上げして、胴上げされた人が天井に思いっきり頭をぶつけて天井を破壊している動画がありますし、壊れた天井の下で小首をかしげる男性の画像に「本気でおかしい」というキャプションをつけた画像があります。
ボコボコになった灰皿の隣で、灰皿の状態をまねた姿勢をとっている男性の写真には、「どんだけ物損したら気がすむねん。これ持って帰って私物にしてんのほんまに笑う」というキャプションがついていました。
これらの画像・動画から、明らかに調子に乗っていて、これらの破壊行為・迷惑行為を反省しておらず、むしろ武勇伝のように思っていることを見て取ることができます。
BADBOYSには未成年飲酒疑惑も・・・
神戸大学のバドミントンサークルのBADBOYSは、春合宿で宿泊した旅館を破壊しただけでなく、未成年飲酒をしていた可能性があります。
こちらのXの投稿をご覧ください。
これを現役で入った一女が上げてる時点で未成年飲酒は明らかやね pic.twitter.com/rfDvPqVuo9
— イム浪 (@imu_rounin) March 26, 2024
一年生女子が「アルハラ以外にも飯ハラが存在します。BADBOYSには」という画像をSNSにアップしていたようです。大学一年生女子は現役なら20歳にはなっていません。
このご時世、未成年飲酒はご法度ですよね。この「アルハラ」が一年生女子に向けられたもの、つまり一年生女子が飲酒させられたと決まったわけではありませんが、限りなくクロに近いように思えます。
このBADBOYSの合宿には大学生だけでなく、大学院生(修士)、さらに既卒の社会人も参加していました。それなのに、旅館の破壊行為が行われ、さらに未成年飲酒疑惑+アルハラがあったとなると、BADBOYSの悪質さが目立ちますね。
BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)が炎上した経緯
神戸大学のバドミントンサークルBADBOYSはなぜこんなに炎上することになったのでしょうか?
BADBOYSがこれほど炎上することになったのは、被害を受けた旅館がマスコミ等に訴えたわけではありません。
BADBOYSが炎上した経緯は、現代のSNS文化そのものを体現しているように思えます。BADBOYSが炎上した経緯を見ていきましょう。
自らSNSで晒す
BADBOYSの旅館破壊行為は、画像や動画が残っています。なぜ、画像や動画が残っているのか?それは、BADBOYSのメンバー自身が悪ふざけで行った旅館破壊行為を画像や動画に残していて、それを自らSNSにアップしたからです。
旅館の破壊行為を自らふざけたキャプションをつけてSNSにアップしたということは、このBADBOYSのメンバーは旅館を破壊したことを「悪いこと・恥ずべきこと」とは認識しておらず、むしろ「面白いこと・自慢できること」と認識していたことになります。
それを第三者がSNSで告発
BADBOYSの旅館破壊行為は、メンバー自らSNSにアップしました。この時点ではまだ炎上していません。仲間内で楽しんでいた状態です。
それに目をつけた人がいます。それがXのイム浪(@imu_rounin)というアカウントです。
このイム浪さんは仮面浪人をしていて、神戸大学への入学を目指している人のようですが、3月18日に次のようなポストをしました。
神戸大学バドミントン同好会「BADBOYS」の春合宿の写真です
旅館の物品を荒らしたり障子を破ったりなどの迷惑行為が散見され、また今後大学の新歓が始まる中このようなサークルがあることを神戸大学の新入生に知っておいて欲しいため拡散して欲しいです
#春から神大 #春から神大 #サークル pic.twitter.com/sBF7oO1xMe— イム浪 (@imu_rounin) March 18, 2024
このポストは瞬く間に拡散されるようになり、Xのインフルエンサーである「爆サイ.com【公式】ツイッター」や「進撃のJapan」、「滝沢ガレソ」などが取り上げて、さらに拡散されていきました。
このBADBOYSの炎上は誰かが暴露したというわけではなく、メンバー自らSNSに載せていたものが拡散されたという形で炎上したんですね。
BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)のメンバーの顔や名前は特定されている?
インターネット上で炎上すると、「特定班」と呼ばれるネット民が炎上した人たちの名前や顔写真、その他の個人情報を特定し、ネット上に晒す行為が行われます。ネット上に個人情報が晒されると、それは「デジタルタトゥー」として半永久的に残り続けます。
BADBOYSのメンバーは名前や顔などの個人情報は特定されたのでしょうか?
メンバーの多くは海洋政策学部の学生
BADBOYSのメンバーの多くは、神戸大学の海洋政策学部の学生であることが分かっています。
神戸大学の海洋政策学部は、神戸大学のメインキャンパスである六甲台キャンパスではなく、深江キャンパスにあります。海洋政策学部はもともと神戸商船大学が2004年に神戸大学に統合されてできた学部です。神戸大学の中では少し異色であり、キャンパスも離れています。
そして、BADBOYSは海洋政策学部がある深江キャンパスを拠点に活動しているんです。そのため、BADBOYSのメンバーの多くは海洋政策学部であることは間違いないでしょう。
顔と名前は特定されず
BADBOYSのメンバーは神戸大学の海洋政策学部の学生が多いことはわかりましたが、それ以上の名前や顔は特定されていません。
BADBOYSの旅館破壊行為を告発したイム浪さんがXで公開した写真や動画では、メンバーの顔にはモザイクがかかっていたり、スタンプで隠れていて、顔が特定できないようになっていました。イム浪さんがモザイクやスタンプ処理をしたようで、イム浪さん自身はモザイク・スタンプなしの写真・動画を持っているようです。
ただ、イム浪さんはモザイク・スタンプなしの写真・動画は公開しなかったため、悪ノリでメンバーの顔・名前の特定をしようとしたネット民たちの特定作業は進まず、結局は特定することはできませんでした。
もし、メンバーの顔・名前が特定されてしまったら、ネット民たちによるネットリンチが行われ、就職や結婚などに響いてくることになりますので、イム浪さんが節度を持った告発をしたことは、非常に良識的であり、「個人を攻撃する」のではなく「サークルを告発する」という姿勢を保ったことになります。
また、神戸大学の学生やBADBOYSの関係者・OGOBからの暴露もありませんでした。BADBOYSの関係者・メンバーの周辺人物も良識を持った人たちだったということでしょう。
BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)の旅館は「ホテル寺尾温泉」で特定
神戸大学のバドミントンサークルのBADBOYSが春合宿を行い、迷惑行為・破壊行為の被害を受けた旅館は、富山県砺波市にある「ホテル寺尾温泉」であることが分かっています。
このBADBOYSの行為が炎上した時には「富山県の旅館」としか報道されていませんでした。
「畳や花瓶に嘔吐」「石を窓に投げつけストラックアウト」「未成年の新入生と屋外不同意性交」…神戸大「BADBOYS」だけじゃない、令和の大学サークル“不適切”飲み会事情「コロナで教える先輩がいなくなった」 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
「BADBOYS」は大学非公認のサークルで、そのメンバーたちが狼藉を働いた現場は富山県砺波市内にある老舗旅館だ。
しかし、画像等から旅館の特定行為が進み、「ホテル寺尾温泉」であることが分かったのです。
ただ、実は早い段階で富山県の地元紙には「ホテル寺尾温泉」が被害旅館だったことが掲載されていたようです。イム浪さんがBADBOYSの破壊行為を告発したのが3月18日。そして、19日には神戸大学がウェブサイトで謝罪しています。
そのことが3月20日には地元紙に取り上げられ、「宿泊先は砺波市井栗谷のホテル寺尾温泉」と書かれていました。
BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)のメンバーは苦しい言い訳
神戸大学のバドミントンサークルのBADBOYSの旅館破壊行為が拡散されて大炎上したことで、神戸大学は迅速に対処しました。
BADBOYSは非公認とはいえ神戸大学のサークルですし、海洋政策学部(海事科学部)の教授が顧問になっていますので、大学の名誉のためにも早急に動かなければいけなかったのでしょう。
大学側はBADBOYSの幹部学生4人に聞き取り調査を行いましたが、まさかの言い訳をしたようです。その言い訳とは、『「自分たちで剥がして良い」と言われたと思った』というものです。
大学の謝罪会見で顧問の教授が説明した内容は次の通りです。
1.学生が旅館の部屋に入室した時にすでに障子に穴が開いていた
2.学生は「自分たちが破ったと言われるのは嫌だから、写真を撮って確認してください」と旅館に伝えた
3.旅館は「後で張り替えるので大丈夫。写真は撮らなくても良い。気を付けてください」と学生に伝えた
4.さらに旅館は「穴を開けたら言ってください。キレイにするのを協力してもらいます」と伝えた
このやり取りの中で、BADBOYSのメンバーたちは「自分たちの不注意で穴を開けたら、勝手に剥がして良い」と解釈したというのです。
しかし、学生が会話を伝聞する間に齟齬が発生。学生の不注意で穴が開いてしまった際、「穴を開けてしまったら(自分たちで)剥がしてください、と言われたと勝手に学生たちが解釈してしまって。
どうやったら、上記のやり取りで「自分たちで穴を開けたら、障子を勝手に破いて良い(剥がして良い)」と解釈できるのでしょうか。この時点でかなり苦しい言い訳になります。国立大学生なら、日本語能力・会話の中での読み取り能力もそれなりに高いと思うのですが・・・。
しかも、百歩譲って、「勝手に剥がして良い」と本当に勘違いしたとしても、ビリビリに破いてふざけながら写真を撮って良いことにはなりませんし、天井に穴を開けて良いとは言われていないし、部屋の備品を粗末に扱って良いとも言われていません。
このような苦しい言い訳をするのは、何とか自分たちの行為に情状酌量を与えてほしい、何とか重い処分を免れたいという思いが透けて見えてしまいますね。
BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)は以前にも同様の事件を起こしていた
神戸大学のバドミントンサークルのBADBOYSが合宿を行った旅館・宿泊施設に対して迷惑行為・破壊行為をしたのは、実は今回のホテル寺尾温泉が初めてではありませんでした。
今回の大炎上によって、過去にも同様の事件を起こしていたことが掘り返されました。
BADBOYSというサークル名はまさに「名は体を表す」というものだったのかもしれません・・・。
5年前に破壊行為
出典:fnn.jp
BADBOYSは5年前にも同じような事件を起こしていました。2024年の5年前ですから、2019年ごろ。新型コロナウイルス流行前のことでしょうか。
5年前の9月に5泊6日の合宿を行いましたが、その時に次のような迷惑行為をしていました。
旅館のスタッフによると
・クローゼットの中に落書きをする
・部屋に備え付けのシャンプーを廊下にまき散らす
・毎日飲み会をして、無理やりお酒を飲ませて吐く
・花を飾る花瓶の中にタバスコを入れる
など、あまりに常識外れな行為が多数行われていたという。
引用:「ここまでひどいサークルはなかった」迷惑行為は5年前にも…神戸大学「BADBOYS」の合宿先が明かした常識外れの行為|FNNプライムオンライン
以前から、非常識な破壊行為・迷惑行為をしていたんですね。調子に乗った悪ふざけは、BADBOYSの伝統なのでしょうか。落書きやシャンプーを廊下にまき散らすなんて、あまりにもひどい行為です。
今回、マスコミの取材に旅館が答えて、しかも過去にたくさんのサークル合宿を受け入れてきた旅館のスタッフが「ここまでひどいサークルはなかった」というなんて、BADBOYSの行為・態度は本当にひどいものだったのでしょう。
5年前からこんなことをしていたとなると、「今までも同じようなことをやってきたし、別に大問題にならなかったから、今回も同じようなことをやっても大丈夫だろう」と思ってしまったのかもしれません。迷惑行為が日常化し、「それが迷惑行為」という認識がなくなってしまった可能性があります。
2023年9月にキムチ投げ
出典:fnn.jp
BADBOYSは今回の炎上の半年前にも、同様の事件を起こしました。
2023年9月に、BADBOYSは兵庫県たつの市で合宿を行いました。その時に、部屋の壁にキムチを投げつけたり、畳に直接嘔吐したという迷惑行為を行っています。
しかも、壁にキムチを投げつけた動画が残っていて、その動画には「ほんまに障害やねんけど、壁についたキムチ食べに来てんのがち笑う(カメムシ食った人と同じ人)」というキャプションをつけていました。このように迷惑行為を面白がっているところは、今回の大炎上事件と同じですね。
このBADBOYSの迷惑行為によって、被害を受けた旅館はその部屋を2週間利用できなくなってしまったそうです。
迷惑行為を受けた旅館スタッフ:(キムチが)この一面にありまして、こちら(ふすま)の方にもかかった。張り替えをしている。においも取れず、1週間、2週間、お部屋の(予約を)停止。
引用:神戸大学「BADBOYS」迷惑行為 旅館の壁にキムチ投げ一面真っ赤に 旅館は一時予約受けられず 「集まると怖いものがないのか…」苦しい胸の内語る|FNNプライムオンライン
壁紙の張替え費用などで、BADBOYSのメンバーは旅館に25万円を支払い謝罪したそうですが、この時から何も学習せず、また同じことをしたんですね。
BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)のその後と現在①:退学処分にはならず
BADBOYSの破壊行為が拡散されたことで、神戸大学は「厳重、厳正なる退所を行います」と発表し、BADBOYSの活動停止を通告しました。
春合宿に参加した学生への聴き取りを早急に終了させ、大学としての調査結果をまとめた後、厳重、厳正なる対処を行います。
この発表によって、BADBOYSのメンバーに退学処分等が言い渡されるのかと思っていた人も多かったようですが、結局は退学処分にはなっていないようです。
この合宿に参加していた4回生は卒業取り消しにはならないと大学側が発表しています。
26日が同校の卒業式で、現場にいた4回生について「卒業基準を満たしていれば卒業する。留め置くとかそういうことは考えておりません」とし、卒業資格取り消しまでの厳しい処分にはならないようだ。
つまり、4回生はきちんと卒業することができたということですね。また、ほかの学生に関しても退学処分になったというニュースや発表はありませんし、退学処分は難しいという見解を示す弁護士もいます。
しかし、神戸大学法科大学院を卒業した早矢仕麻友弁護士は「大学側が退学処分を下すことは容易ではない」といい、その理由について以下のように語る。
引用:神戸大非公認サークル“旅館破壊”騒動「#退学処分」トレンド入りも弁護士「容易ではない」指摘のワケ(弁護士JPニュース) – Yahoo!ニュース
大学側としても、刑事事件になっていない以上、むやみに「退学処分」は出来ないのでしょう。退学処分にしてあとから「不当な処分だ!」と学生や保護者から訴えられるのは避けたいでしょうから。
BADBOYSのメンバーは大学内で何らかの処分を受けた可能性はありますが、退学処分にはなっていないと思って良いでしょう。
BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)のその後と現在②:旅館側とは示談が成立
BADBOYSの大炎上後、神戸大学の顧問教員たちが旅館に直接謝罪に行きました。また、その後は旅館側との示談が進んでいるようです。
旅館側からは現時点で、被害届は出ていないというが、学生と弁償の話し合いを行うとしている。
また、BADBOYS内では、弁償用の集金が行われている様子です。
4回生5000円
3回生3000円
2回生2000円
1回生1000円
が弁償代として徴収されてます https://t.co/q56ZpLeA3m— イム浪 (@imu_rounin) March 18, 2024
旅館側としては、とりあえず弁償をしてもらえればそれで良いということなのでしょう。サークルの合宿はホテル側にとっても、大きな収入源なので、BADBOYSにはもう来てほしくはないけれど、他のマナーの良い大学サークルには来てほしいはず。そのためには、事を荒立てたくはないと思われます。
BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)のその後と現在③:事実上の解散か
BADBOYSは旅館破壊行為が拡散されて炎上した後、大学側から無期限の活動停止を言い渡されています。その後、新入生歓迎祭の出展を取りやめています。
新歓祭実行委員会はBADBOYSの出展取り消しについて、「理由は特に告げられず、(BADBOYSの)代表から辞退を告げる旨の連絡がございました」とサークル側から出展辞退を申し出があったと回答しました。
これだけ炎上して大問題になると、わざわざBADBOYSに入ろうとする新入生はいないと思われますし、仮に新歓祭に出展していてもサークル加入者はほぼいないでしょう。
となると、事実上のサークル解散になっているものと思われます。
BADBOYS(神戸大学バドミントンサークル)のまとめ
神戸大学バドミントンサークルのBADBOYSの炎上事件の概要や内容、メンバーの顔・名前の特定状況、旅館の特定や過去の事件、退学処分の有無などのその後と現在をまとめました。
国立大学生は賢いというイメージがありますし、過去のSNSでの様々な炎上事件から学んでいるはずなのですが、なぜこのような炎上事件が起こってしまうのか不思議でなりません。