小学生女児を狙って性的暴行を加えた最低かつ卑劣な犯行に及んだ柳本智也が逮捕されました。
大阪女児10人暴行事件の概要と柳本智也の生い立ちや実家、親・家族、高校や大学時代のヤバいエピソード、経歴や勤務先の病院、結婚の有無、事件の判決と現在をまとめました。
この記事の目次
柳本智也は大阪女児10人暴行魔
柳本智也は大阪女児10人暴行事件で逮捕された犯人です。逮捕当時26歳で、病院職員でした。
柳本智也は2016年~2022年にかけて、自宅で1人で留守番をするなどしていた女子児童10人に性的暴行・わいせつ行為をしていたとして、2022年8月に逮捕されました。
柳本智也が起こした大阪女児10人暴行事件の概要
大阪女児10人暴行事件は、柳本智也が2016年~2022年にかけて大阪府吹田市内、小学生女児を狙って10人に性的暴行・わいせつ行為を行った事件です。
・1件目(2016年3月29日):10歳女児宅に電気業者を装って侵入し性的暴行を加える
・2件目(2017年11月16日):9歳女児をカッターナイフで脅して犯行に及ぶ
・3件目(2018年3月13日):12歳女児宅に押し入りカッターナイフで脅し犯行に及ぶ
・4件目(2018年3月30日)
・5件目(2018年4月11日):警察官を装い犯行に及ぶ
・6件目(2018年9月14日):女児を裸にさせてスマホで撮影
・7件目:詳細不明
・8件目:詳細不明
・9件目(2021年3月):カッターナイフで脅し目隠しをして性的暴行を加える
柳本智也は2016年~2022年にかけて、当時8歳~12歳の女児合計10人に対して、性的暴行・わいせつ行為を繰り返しました。
卑劣な犯行手口
柳本智也の犯行手口は非常に卑劣なものでした。
自宅で1人で留守番をしているような女子小学生を狙い、次のような手口を使って犯行に及びました。
・電気業者を装う
・警察官を装う
また、次のようなセリフで被害者女児を脅しました。
・泣いたら殺すぞ
・言うこと聞いてたら刺せへん
・誰かに言ったらもう終わりや
・誰かに言ったら、この写真ネット上にばらまくよ
・警察に言ったら殺す
・お母さんとかも殺す
・ずっと見ている
・ほんまはお母さんに言わなあかんかなあと思ってんけど。言うこと聞いてくれたら黙っといてあげようかなあと思って
カッターを持った成人男性にこんなことを言われて脅されたら、小学生女児は抵抗できなくなったはずです。
このような犯行の手口は、大学生の頃に見たアダルトサイトの漫画の内容を真似したと供述しています。その漫画の内容は「留守番をしている女の子に乱暴をする内容だった」とのことです。反吐が出ますね。
異常な「探偵ごっこ」
柳本智也は狙った小学生女児の行動を把握するために、「探偵ごっこ」と称したストーカー行為を繰り返していました。
各犯行に先立つ数日ないし相当長期間を通じ、被害女児の自宅や付近を見張って人の出入りなどの行動確認をし、在宅状況などを把握してスマートフォン内のメモに残し、近くに潜んで様子を撮影するなどしていた
引用:(2ページ目)大阪女児10人性的暴行〈判決文入手〉「保健体育の授業を」「写真をネットにばらまく」柳本智也被告(28)の卑劣な“脅し文句“ | 文春オンライン
女児が本当に自宅で1人なのか、家族は帰ってこないのかなどを確認して、スマホにメモしていたなんて怖すぎです。
また、防犯カメラの位置を調べて、できるだけ映らないように動き方を決めていました。
これらの下調べは長い時では1年以上かけて行われていて、柳本智也本人は「探偵ごっこ」と称していました。とにかく気持ちが悪いです。
防犯カメラ映像で逮捕
2022年5月の事件後、警察は付近の防犯カメラを精査した結果、事件の発生時刻前後に自転車で行き来する男の姿が映っていたため、カメラの映像をつなぐ「リレー捜査」をして柳本智也が容疑者として浮上し、強制性交等致傷や強制性交等などの疑いで逮捕されました。
逮捕当初は「記憶にない」と供述していましたが、その後は犯行を自供しています。また、柳本智也は小学生女児への強制性交だけでなく、成人女性の寮に侵入して盗撮を行っていて、その件も立件されました。
性的暴行をする相手に小学生女児を選んだ理由については、「成人女性だと抵抗される」と供述しています。
女児を狙った理由については「成人女性だと抵抗されて警察に通報されるかもしれないという考えがあった」とも話している
つまり、ただ単に自分よりも弱い人を選んで、性欲解消のためだけに犯行を繰り返していたというわけですね。
柳本智也の生い立ち:小3で性被害
出典:bunshun.jp
柳本智也の詳しい生い立ちはわかってません。
しかし、小学3年生の時に柳本智也は性被害に遭っていました。
法廷では、自身も「性被害に遭った」と話した。小学3年の時、1人で帰宅する際に成人女性に突然抱きかかえられ、団地の階段の踊り場で性的暴行を受けたという。「振り返ってみると、怖いというよりは変な感じだった」と話した。
小学3年生の時に、柳本智也自身も見知らぬ成人女性から性被害を受けていたというのは少しは同情すべき点なのかもしれません。
しかし、自身も小学生の時に性被害を受けていたから、同じような犯罪をしても許されるということでは決してなく、むしろ痛みを知っているからこそ、犯行をすべきではないですよね。
裁判でも、柳本智也はこの子供の頃の性被害を理由に減刑を訴えましたが、裁判官は減刑することなく、「非難が減じられることはなく、かえって強まるというほかない」と断じています。
柳本智也の実家や親・家族
4人家族で育つ
柳本智也は4人家族で生活していました。
・父親
・母親
・柳本智也
・弟
裁判では、子供の頃は父親からは起こるたびに頭を殴られ、母親からはダンスや片付けができないことを「恥ずかしい」と言われたと供述しています。
このような供述を見ると、いわゆる「毒親」の可能性が高いですが、減刑してもらう目的で、親を「だし」にして自分をかわいそうに見せている可能性もありますので、この柳本智也自身の供述だけでは、「毒親」とは決めつけることはできません。
分譲マンションで3人暮らし
柳本智也は事件を起こしていた頃は、分譲マンションに母親と弟と3人暮らしでした。父親は離婚したのか、死別したのかは不明です。
柳本智也の自宅に関しては、次の情報があります。
・約11年前に新築されたオートロック式分譲マンション
・ファミリータイプの大型マンション
・住所は大阪府吹田市桃山台一丁目
この条件に該当するマンションは、「グランファースト千里桃山台」しかありません。おそらく、柳本智也はこのマンションに住んでいたのでしょう。
このマンションは小学校・中学校が徒歩10分以内にあり、子供がいる家族も多く住んでいます。そんなところに、小学生を狙って性的暴行を繰り返すレイプ魔が住んでいたなんて、同じマンションの住人は本当に「身の毛もよだつ」思いがしたでしょう。
柳本智也の家族は経済的には裕福だったようです。この分譲マンションをローンなしで購入していて、近所の人も「裕福だった」と話しています。
ローンなどの借金もない裕福なお宅で、トラブルも聞いたことがなかった。事件を聞いて本当に驚いています。
経済的には恵まれた家庭で育ったのに、あんなにひどい事件を起こすようになるんですね。
柳本智也の高校・大学時代のエピソード
高校では屋外で自慰行為
女子小学生を狙った卑劣な犯行を繰り返していた柳本智也は、中学生の頃から盗撮を行うようになっていました。そして、高校に入ると、そのヤバさはエスカレートしていきます。
高校生になると、なんと屋外で全裸で自慰行為をしていたそうです。
高校に入ってからは性欲がエスカレート。外で全裸になって自慰行為をしていたようです。
高校生の時点で、もう完全にヤバい奴であることがわかります。
「探偵ごっこ」をスタート
出典:youtube.com
高校生の頃、柳本智也は自称「探偵ごっこ」のストーカー行為を始めました。
高校生の時に好きな幼馴染がいて、その子と「偶然」を装ってすれ違うために、探偵ごっこをして行動を把握するようになりました。ただただ、気持ち悪いです。
この頃から、「探偵ごっこ」は柳本智也にとって日常的な作業になり、小学生女児に暴行するためにも使われてしまったのでしょう。
大学生で犯行を始める
出典:ktv.jp
大学生になった柳本智也は大学2年生(20歳)の頃から犯行を始めるようになります。
裁判では犯行のきっかけは、「社会に自分の居場所がない」という感覚を抱えていたことのようです。
・大学で仲間外れにされた
・大学時代のバイト先で「仕事ができない」と年上女性に罵倒された
・バイト先の女性に振られて、バイトに行きにくくなった
このように大学生活がうまくいかないストレスがあり、卑劣な犯行に及んだのでしょうか。
でも、バイト先で「仕事ができない」と叱られることや振られることなんてよくありますので、それだけで小学生女児を暴行した言い訳にはなりませんよね。
柳本智也の経歴:病院はどこ?
柳本智也は大学卒業後、民間企業に就職しました。本人は公務員を希望していましたが、公務員試験に合格せずに、民間企業に就職したようです。
柳本智也は大学4年生から就職時期にかけて、犯行を重ねていますが、本人曰く「不安が大きかった」とのこと。
柳本被告は、『就職を目前に控えて不安な毎日を送ったり、就職先でうまく人間関係が築けるか(心配だった)』と当時の心境を振り返っています。
引用:《無期懲役の判決》女児10人性的暴行の柳本智也被告(28)「死刑があれば、されて当然」法廷で涙まじりに語った懺悔の言葉|NEWSポストセブン – Part 2
ただ、就職に関する不安なんて、被害女児には何の関係もありません。ただ言い訳をしているにすぎませんよね。
民間企業では約3年勤務して、病院に事務として転職しました。逮捕当時26歳ですから、転職後1年ちょっとで逮捕されたことになります。
柳本智也の勤務病院は?
柳本智也が勤務していた病院は、どこなのか明らかになっていません。
柳本智也は大阪府吹田市に住んでいるので、吹田市内の「大阪大学医学部附属病院」や「大阪府済生会千里病院」ではないかとも言われてますが、吹田市の隣にある豊中市にある精神病院に勤務していたという情報があります。
#6 2022/09/19 11:54
>>4
桃山台にすんで、豊中の精神科勤務やった。という情報。小曽根病院かさわ病院やな。恐らくさわ病院とみた。
ただ、あくまでも「ネット上の噂」なので、実際にはどこの病院に勤務していたのかはわかりません。
柳本智也は結婚していない
出典:sankei.com
柳本智也は結婚していません。未婚です。
ただ、交際経験はあります。
その後、対象は女児らに広がり、同年代の女性と交際しながら性的暴行を行ったのは全て女児。
同年代の女性と交際しながら、小学生女児を暴行していたんですね。とにかく気持ち悪いです。柳本智也と交際していた女性も、この事件を知って、ショックを受けたはずです。自分の元カレが小学生女児をレイプしていたのですから…。
柳本智也は精神疾患を詐病?
出典:bunshun.jp
柳本智也は裁判で、被害女児に暴行した時の様子を動画に撮り、あとで見返していましたが、そのことを「自分がやったことではなく、アダルト動画の作品を見ている感覚」と供述していて、犯行時の記憶がないと主張していました。
また、逮捕された時も「なぜ責められているのかわからなかった」と供述しています。
柳本智也は自分が「解離性障害」や「統合失調症」であると主張しています。精神疾患を主張することで、減刑を狙ったのかもしれません。
しかし、柳本智也の精神鑑定をした精神科医は「詐病である」と一蹴しています。
ただ「別人格」「記憶が抜けている」といった被告の説明について、精神鑑定を行った精神科医は、解離性障害や統合失調症を「詐病だ」と断じていた。
この精神疾患を主張したのは、本人が本当にそう思っていたのかもしれませんが、柳本智也の弁護士が入れ知恵したのかもしれません。
柳本智也の現在:判決は無期懲役
強制性交致傷などの罪に問われた柳本智也は、2025年2月に大阪地裁で法定刑の上限である無期懲役の判決が言い渡されました。
大阪地方裁判所は「人格の根幹を傷つける卑劣で悪質な犯行で、有期刑の範囲内にとどめるのは困難だ」として求刑どおり無期懲役を言い渡しました。
前科がなく、反省の弁を述べ、被害弁償を続けることを約束し、さらに幼少期に性被害を受けたことを踏まえても、有期刑ではなく無期懲役が妥当であると判断されたということです。それほど、柳本智也の犯した罪は重かったのです。
10人の被害女児、そしてその家族の被害・心の傷を思えば、当然の判決と言えるでしょう。
控訴するなら判決から2週間後に控訴しなければけませんが、2週間過ぎても控訴したというニュースはありませんので、無期懲役で判決は確定という可能性が高いです。
柳本智也のまとめ
大阪女児10人暴行事件の概要と犯人の柳本智也の生い立ちや実家の親・家族、高校・大学時代のヤバいエピソード、経歴や職場の病院はどこなのか、結婚の有無や判決と現在をまとめました。
被害女児と家族のことを考えると、無期懲役は妥当だと思います。刑務所の中で罪を償ってほしいです。