自分の娘を低血糖症にして入退院を繰り返させ、共済金詐欺で逮捕された縄田佳純。この記事では、縄田佳純の生い立ちや実家の親、子供など家族、中学や高校、元旦那との結婚など経歴、逮捕歴や事件の動機と現在、かわいいと噂になった顔写真を紹介します。
この記事の目次
縄田佳純とは【共済金詐欺事件の母親】
2023年7月18日、当時8歳の娘に食事を与えずに低血糖症に追いやり、意図的に入院をさせて共済金や保険金を詐取した疑いで、大阪府大東市に住む縄田佳純容疑者(34歳)が詐欺の疑いで逮捕されました。
事件が発覚したきっかけは2023年2月5日、低血糖症で入院していた娘に、母親の縄田容疑者が電話で「泣くなよ、食うなよ、寝とけ」「なんで泣いてるのか看護師に聞かれたら、『YouTubeばかり見ていて怒られた』って言いや」などと、信じがたい声掛けをしていたことでした。
娘は携帯電話をスピーカー状態にして通話していたことから、近くにいた看護師が虐待を確信して病院と相談したうえで児童相談所と警察に通報。すぐに児童相談所によって保護されることとなりました。
その後の調べで、縄田容疑者はこの発言のほかにも娘に対し「夜も『しんどくて食べれない』って言えよ」「もう、あんたなんか育てられんわ」といったメールを送っていたことが明らかになります。
警察の調べに対して、娘は縄田容疑者から下剤を飲まされていたと思われる以下のような供述をし、共済金や保険金をだまし取るために娘を入院させたのではないか?という疑いが浮上。
「しんどくない時も、急にママからピンク色の変な薬を飲まされる。気持ち悪くなってゲー(嘔吐)する」
3月29日に強要・強要未遂罪容疑で縄田容疑者が逮捕されることとなったのですが、なんとこれまでに40回以上に渡って娘を入院させ、総額約570万円以上にもなる共済金・保険金を詐取していたことが明らかになったのです。
幼い娘をわざと入院が必要なほど不健康な状態に追いやり、それを使って金稼ぎをしていた縄田佳純容疑者。
事件が大々的に報じられるようになったのは、7月18日に正式に詐欺罪で縄田容疑者が逮捕されてからでした。
ニュースで取り上げられるようになると社会の関心は娘への虐待に注がれ、「こんな残酷なことができるなんて、人間とは思えない」「何があってもお子さんは母親のもとに返さないでほしい」といった声があがりました。
また、縄田容疑者の両親や学校はこの少女の異変に気づかなかったのか?といった疑問の声も出ています。
縄田佳純の生い立ちと経歴① 美人で有名だった中学生時代
縄田佳純容疑者は大阪府大東市出身で、家族構成は両親と3人の兄の6人家族。学区内の小学校と中学校に進学したことが明らかになっています。
2003年、中学2年生の頃に大東市内の一軒家に家族で移り住んでおり、近所の住民からは「通りで会うと、元気に挨拶をしてくれる子だった」との証言が出ています。
縄田容疑者の中学時代の卒業文集もニュースや週刊誌で紹介されているのですが、「でも200M走デェ①位になれたから、うれしかったぁ。」など、独特な文章が目立ちます。
また、この文集では最後に「将来、私は『保育士』になろうと思います。」と綴っており、末尾にクラスメイトと担任の教師への感謝の言葉も添えられていました。
文集からはクラスメイトに恵まれて楽しい学校生活だったのだなという印象を受けますが、保育士が夢だった中学生が20年後に我が子を痛めつけて共済金詐欺事件を起こし、逮捕されたのかと思うと複雑な気持ちになります。
さらに中学校の同級生からは、中学生時代から異性関係が派手で、かなり激しい性格であったことが窺える証言も出ていました。
「美人で有名やったから、彼氏は2人ぐらいおったと思う。交際期間はそれぞれ半年ぐらいかな。ただ、キレやすくて、先輩に刃向かったりすることもあった」
縄田佳純の生い立ちと経歴② 結婚・元旦那は中学生時代の先輩だった
2008年に高校を卒業した縄田容疑者。2011年から住居型老人ホームで働き始めたことが、自身のFacebook(現在はアカウントを削除している可能性が高い)によって明らかになっています。
その後も障がい者福祉施設などに勤務していたとのことですが、介護関係の仕事に就く前、少なくとも20歳になる前には夜の仕事もしていたといたそうです。
小学校時代の同級生からは、下のような証言が出ていました。
「成人式の前に飲んだ時、『何の仕事してるの?』と聞いたら、『夜職』と。あいつはホストクラブにも通ってたけど、あまりお金に困っている様子はなかった。ブランドの洋服を何枚も買っていたけど、きっと金を貢いでくれる男がいたんやろう」
そして2013年には中学生時代の先輩と結婚し、その1年後か2年後に子供が誕生。後に低血糖症で繰り返し入院させられることとなる少女です。
しかし、結婚して子供が生まれても縄田容疑者の夜遊びは続き、それが原因で夫婦仲も冷めていったといいます。
元旦那は自分の母親のサポートを受けながら乳児の世話をしていたとのことですが、そのような生活に耐えきれなくなり、2015年に離婚を切り出しました。
縄田佳純の生い立ちと経歴③ 離婚・元旦那を脅す
こうして元旦那の申し出により離婚することになった縄田容疑者ですが、離婚に際して信じられないような行動をしていました。
家庭を顧みない縄田容疑者の生活態度が原因となって離婚を言い渡されたにもかかわらず、その一週間後に「離婚に応じてほしければ500万円を支払え」と弁護士を挟んで元旦那を脅してきたのです。
弁護士がこのような請求をしてきたことから察するに、縄田容疑者はホスト遊びなどはしていたものの特定の不倫相手はいなかったのでしょう。
元旦那の親族らは「なんでこんなことを要求されなければいけないのか」「話が違う」と怒った様子ですが、元旦那は「娘のために」と一括で500万円と共有の通帳を縄田容疑者に渡したといいます。
そして、ここまでしてくれた元旦那に対して縄田容疑者は「子供にはもう会わせない。あんたは死んだって伝えとくわ」と言い残して、娘を連れて家を出て行ったとのことです。
縄田佳純の生い立ちと経歴④ 離婚後も元旦那に金の無心をする
離婚した後の縄田容疑者は、介護施設などでパート従業員として働きながら生活費を稼いでいたと報じられています。
しかし、やはり金遣いが荒かったのか離婚から2年が経った2017年には、元旦那に「娘が難病になった」と嘘をついて金の無心をしていました。
「『娘が難病になったから入院費などを支援してほしい』と電話があり、2回ほど数万円を渡したと聞きました。B君も『少しでも娘のためになるなら』と工面してあげたそうです」
「死んだことにする」という非情な言葉をぶつけられていながら、娘が心配で縄田容疑者にお金を渡していたという元旦那。
縄田容疑者の共済金詐欺が発覚し、自分のところにも警察が聴取に来てやっと、娘は難病ではなく、自分は騙されていたのだということを知ったそうです。
シングルマザー(ファザー)による虐待事件が報道されると、「離婚した父親(母親)は、なぜこんな人間のもとに我が子を残して去っていったのか」との非難の声があがります。もっともな批判です。
ただ、縄田容疑者の元旦那については「こんなことをされたら、『親権は諦めるから、もう二度と元配偶者にかかわりたくない』と思ってしまっても不思議ではないな」という印象を受ける方も多いのではないでしょうか。
おそらく元旦那と別れた後に、脅して手に入れた500万円をあっという間に豪遊して使い切ってしまったのでしょう。
2022年から2023年の1月まで、縄田容疑者は特定の男性から援助を受けていたとのことです。
府警によると、縄田容疑者は障害者福祉施設でパート従業員として勤務する一方、令和4年から知人の男性から月数十万円の支援を受けていた。だが、男性は今年1月、縄田容疑者に金銭を渡すのをやめた。
縄田佳純の犯行動機と逮捕歴
縄田容疑者は娘を入院させて騙し取った共済金や保険金を、エステや外食、岩盤浴、旅行、ホストクラブなどの遊興費に充てていました。
このことから考えて、遊ぶ金欲しさの犯行だったのは明らかです。
なお、縄田容疑者は2023年3月から7月までの間に、4回に渡って逮捕されています。それぞれの時期と罪状は以下の通りです。
・2023年3月29日…入院中の娘をメールや電話で脅したとして強要、強要未遂罪で逮捕。
・2023年4月19日…入院期間を延ばすために、医師や看護師の目を盗んで処方されていな下剤を娘に飲ませたとして、傷害罪で逮捕。
・2023年6月19日…娘に食事を与えずにわざとケトン性低血糖症にさせたとして、傷害罪で逮捕。
・2023年7月18日…娘をケトン性低血糖症にさせて入院を繰り返し、共済金や保険金を詐取していたとして詐欺罪で逮捕。
縄田容疑者は2018年頃から、共済金詐取目的で娘に食事を与えずにケトン性低血糖症で入院させていたことが明らかになっています。
縄田佳純による娘の虐待はなぜバレなかったのか?
母親に丁寧語で話しかけていたという縄田容疑者の娘。入院する直前の1月20日には、あまりの空腹から以下のようなことを思ったそうです。
「ママはもやしを食べていた、いいなと思ったけど怒られると思って言わなかった」
引用:縄田佳純容疑者の娘「ママはもやしを食べていた、いいなと思ったけど怒られると思って言わなかった」低血糖症について小児科医は『症状だけでは故意性が認めにくい』【MBSニュース解説】
8歳の子どもがもやしを羨ましがるというのも胸が詰まる話ですが、「怒られると思ったから欲しがらなかった」という話から、虐待が日常化していたのだろうことが窺えます。
周囲の大人はなぜ虐待に気づかなかったのでしょうか?ここでは縄田容疑者の虐待がバレなかった理由や、娘の様子について紹介していきます。
学校での娘の様子
縄田容疑者は娘を小学校に入学させる際、学校や周囲に対して「娘は難病で検査入院をすることがある」と説明していたといいます。
娘が入退院を繰り返しても怪しまれないように先手を打ったのでしょう。
しかし、本当に子供が難病であった場合、ほとんどの親が万一の時を考えて診断書を見せて注意して観察してほしいことや、かかりつけの病院の情報などを学校側と共有するはずです。
学校側が縄田容疑者に対して「お子さんの病気について詳しく知りたいので、診断書を見せてください」と言っていれば、もっと早い段階で嘘だと見抜けたのではないかとの指摘もあります。
ただ、学校側から診断書の提出や病状について保護者に聞くことはできるのですが、保護者のほうから情報の開示を拒まれてしまったら何も対処ができなくなるのだそうです。
そのため学校側は縄田容疑者の口頭からしか、娘の健康状態について情報が得られなかったのではないかと思われます。
また、学校側は「健康診断の結果に問題はなく、頻繁に保健室に行くこともなかった」「給食も普通に食べていた」として、虐待を疑うような不審な点は見られなかったと発表しています。
2022年に虐待を疑う通報があった
出典:https://www.azarea-navi.jp/
2022年10月の時点で、大東市には縄田容疑者の虐待を疑う匿名の通報メールが2件届いていました。
メールの内容は「母親が大声で子供に罵声を浴びせているのが聞こえる」「子供に食事を与えていない」「子供は何度も入院しているが、栄養失調なのではないか」というものだったとのこと。
この通報を受けて市は学校や縄田容疑者と娘、周辺住民に話を聞いたといいますが、虐待は確認できなかったと説明しています。
ところが翌月の11月には児童相談所が参加する協議会で、縄田容疑者の娘は「要保護児童」に登録されていたのです。
また、事件発覚後に縄田容疑者の知人の女性は以下のような証言をしています。
かなり子どもはガリガリでした。子どもが同い年ですが全然違いますね。毎日ご飯を食べていないだろうなというのは見ていてわかるぐらい。給食しか食べていないのかなと。骨が浮き出ているような感じ。お腹が痛いとよく言っていました。実家の家の前で泣いていたこともありました、『鍵がない家に入れない、ママがいない』と。
引用:「食うなよ、寝とけ」縄田佳純容疑者の知人が抱いた違和感「ガリガリで骨浮き出ていた」娘に食事与えず下剤強要し低血糖症に…母親が共済金詐取か 5年で入退院は40回以上
今どきの小学生、とくに女の子は華奢な子も多いので学校も気づかなかったのだろうかと思いきや、実際には縄田容疑者の娘は虐待を疑われる瘦せ方をしていたとのことです。
であれば、学校も市も、児童相談所ももっと早く保護してあげることはできなかったのでしょうか。人手不足、予算不足などの事情はあるのでしょうが、残念でなりません。
病院や共済組合・保険会社は不審に思わなかったのか
持病を抱えているわけでもない子供が何度も入退院を繰り返していたことについて、受け入れ先の病院は不信感を持たなかったのでしょうか。
調べてみたところケトン性低血糖症は、体質によって新生児期から10歳頃まで繰り返し発症することが見られるそうです。
そのため病院側も、電話の内容を聞くまでは虐待を疑っていなかったのかもしれません。
一方で共済組合や保険会社は5年の間に40回以上、共済金や保険金の請求があれば怪しく思いそうなものですが、特別な調査や対応はしていなかったようです。
縄田佳純の実家は?家族や両親は虐待を知っていた?
縄田容疑者の実家は、事件発覚時に彼女が住んでいた大阪府大東市内にあることがわかっています。
縄田容疑者は「大阪府大東市御領2丁目にある家賃8万円弱、2LDKの賃貸アパート」に住んでいることが報道で明らかになっており、ネット上では詳細な住所も特定されている様子です。
実家については『爆サイ』に「大東市〇福(諸福?)にある」といった書き込みがありましたが、匿名掲示板の情報ですから真偽は不明です。
離婚後、縄田容疑者は娘を連れて両親と兄夫婦が暮らす実家に身を寄せていたとのことで、近隣の人からは「庭先でプールやバーベキューをしていて、仲の良い家族に見えた」と語っていました。
親と絶縁状態で頼れなかったというわけではなかったようで、2023年1月21日、入院する直前の娘に縄田容疑者の父親が梅の駄菓子を与えていたことが明かされていました。
この駄菓子は93kcalで、21日にはほかのものを口にしていないとのこと。
周囲が見てわかるほど孫が痩せていたら、自宅か店に連れて行って食事を食べさせるのが普通な気がしますが、縄田容疑者の親も虐待を黙認していたのでしょうか。
ちなみに93kcalの梅味の駄菓子というとどのようなものがあるのだろうかと調べてみたとこ
ろ、上の商品がヒットしました。
縄田容疑者の娘が祖父から与えられたものと同じ駄菓子なのかは不明ですし、美味しそうではありますが、8歳の子供がこれで1日をしのいだのかと思うと痛ましいとしか言えません。
縄田佳純の中学や高校は特定されている?
話題の縄田佳純さん。大東市御領近辺でこの制服は谷川中学校(谷中)の方かしらねぇ。あそこの卒業アルバムは個人写真はなくてクラス全員写真なのよね。環境的にはあまり良いとは言えない場所だから残念な気持ちになりますね。 pic.twitter.com/ptTqX6E8wD
— yuki (@yuki00409527) July 20, 2023
縄田容疑者が通っていた中学については、『文春オンライン』やニュース番組で卒アルの写真が報道されたことから、「谷川中学ではないか」という意見があがっています。
谷川中学は大東市谷川にある公立中学校で、調べるとたしかに女性徒の制服は赤いスカーフのセーラー服です。
高校に関してはまったく情報が出ていないため、少なくとも現在の段階では不明です。
縄田佳純がかわいいという声も
縄田佳純かわいいな〜 pic.twitter.com/aOSvjL14NF
— 眼のない顔 (@iki_ningyou) July 19, 2023
中学生時代から美人と評判だったという縄田容疑者ですが、逮捕後にInstagramに投稿されていたという画像が報じらると、ネット上でも「かわいい」との声があがりました。
ただ、単純に容姿をほめるというよりは「清楚で優しそうに見えるのに、人は見た目じゃわからないな」「かわいくても中身が鬼畜すぎる」といった意見が目立ちます。
縄田佳純の現在
縄田容疑者は逮捕後も「わざと娘を低血糖にさせたわけじゃない」と主張しており、4回の逮捕に対してすべての罪状を否認しています。
娘については、保護された後にきちんと3食の食事をとっているとのことで、体力も回復して走り回るくらい元気になっているとのこと。
現在は9歳になっており、今後どこで生活をするのかは不明ですが温かい環境で衣食住の心配なく暮らしてほしいです。
縄田佳純と共済金詐欺事件についてのまとめ
今回は2023年3月に娘への虐待が原因で逮捕され、7月に娘を利用して共済金や保険金を騙し取っていたことが明らかになった縄田佳純について、生い立ちや経歴、犯行発覚までの流れをふくめて紹介しました。
縄田容疑者については「虐待が始まったのは、一時的に身を寄せていた実家を出て、娘と2人暮らしを始めてからではないか?」との証言も出ており、当初は育児ノイローゼを疑う同情的な声も少ないながらあったようです。
しかし、犯行動機や離婚までのいきさつを見る限り、ノイローゼになるほど真剣に育児をしたことなどなかったのではないか?と思われます。
しっかり自分の罪を認めて、何よりも娘に対して償っていってほしいですね。