日本では毎年2万人以上の自殺者が出ています。これだけ自殺者が多いと、「自殺の名所」と呼ばれる場所が全国各地にたくさんあります。
自殺の名所と呼ばれる場所の有名ランキングをまとめました。その場所に関する事件や事故のエピソードも併せて紹介しています。
この記事の目次
- 自殺の名所の有名な場所ランキング:第63位~第61位
- 自殺の名所で有名な場所ランキング:第60位~第56位
- 自殺の名所で有名な場所ランキング:第55位~第51位
- 自殺の名所で有名な場所ランキング:第50位~第46位
- 自殺の名所で有名な場所ランキング:第45位~第41位
- 自殺の名所で有名な場所ランキング:第40位~第36位
- 自殺の名所で有名な場所ランキング:第35位~第31位
- 自殺の名所で有名な場所ランキング:第30位~第26位
- 自殺の名所で有名な場所ランキング:第25位~第21位
- 自殺の名所で有名な場所ランキング:第20位~第16位
- 自殺の名所で有名な場所ランキング:第15位~第11位
- 自殺の名所で有名な場所ランキング:第10位~第6位
- 自殺の名所で有名な場所ランキング:第5位~第1位
- 自殺の名所の有名な場所ランキングのまとめ
自殺の名所の有名な場所ランキング:第63位~第61位
第63位:地球岬
地球岬
場所:北海道室蘭市母恋南町4丁目
北海道室蘭市にある地球岬は100mの断崖絶壁が連なり、太平洋を一望できる日本有数の景勝地です。しかし、実は自殺の名所としても有名な場所です。
この地球岬は夜になると真っ暗になり、人もいなくなります。また、断崖絶壁なので、自殺者があとを絶たず、東尋坊の次に飛び降り自殺者が多いとも言われています。
第62位:丸山ダム
丸山ダム
場所:岐阜県加茂郡八百津町と可児郡御嵩町
丸山ダムは木曽川の中流部に作られた高さ98.2mのダムです。
日本初の高さ100m級のダムということもあり、飛び降り自殺が多い自殺の名所として知られていて、2009年から2017年まで18人の自殺者が出ています。
この丸山ダムでは1994年~1995年に山口益夫が2人を殺害し、死体を遺棄した(古美術商ら2人殺害事件)場所でもあります。犯人の山口益夫は死刑判決を受けましたが、現在も死刑は執行されていません。
第61位:不通橋
不通橋
場所: 群馬県甘楽郡富岡市
不通橋(とおらずばし)は、 群馬県甘楽郡富岡市を流れる鏑川に架かる橋です。不通渓谷を一望できる景勝スポットで、上信電鉄の列車も見えるので、鉄道の撮影スポットとしても人気の場所です。
しかし、下の渓谷まで高さが20mあり、夜間は人通りがほとんどなくなることから、飛び降り自殺をする人が相次ぐ自殺の名所になりました。現在では自殺防止のために、高さ2mある金網が張り巡らされています。
自殺の名所で有名な場所ランキング:第60位~第56位
第60位:上蓬莱橋
上蓬莱橋
場所:福島県福島市
福島県福島市南部を流れる阿武隈川にかかる上蓬莱橋は、飛び降り自殺が多い自殺の名所です。近隣には大学病院があり、そこでがん宣告をされた人が飛び降り自殺をするとも言われています。
2011年には6歳の孫と2人暮らしの女性が飛び降り自殺したという事件がありました。孫は自宅で遺体となって発見されています。
第59位:錦ヶ浦
錦ヶ浦
場所:静岡県熱海市
静岡県熱海市の市街地沿岸部にある錦ヶ浦は断崖絶壁が続く景勝地です。断崖絶壁でそこから飛び降りたら遺体が上がりにくいこと、道路からアクセスしやすいことなどから、自殺の名所と言われるようになりました。
2020年10月には錦ケ浦下の岩場で、海に浮いている下着姿の身元不明の男性の遺体が発見される事件がありました。
第58位:青蓮寺ダム
出典:s-budou.jp
青蓮寺ダム
場所:三重県名張市青蓮寺
青蓮寺ダムは三重県名張市の青蓮寺川に位置するダムで、この青蓮寺ダムができたことで青蓮寺湖が作られました。この青蓮寺ダムは高さ82mという高さがあることから、飛び降り自殺をする人が多く、地元では自殺の名所として知られています。
2017年にも女性の遺体がうつぶせで浮いているのが発見されています。また、2007年にはこのダム湖の駐車場で首切断による自殺事件も起こっています。
第57位:呼続駅
呼続駅
場所:愛知県名古屋市南区呼続1丁目
呼続駅は名古屋鉄道名古屋本線の駅ですが、愛知県内でも特に飛び込み自殺が多い駅として知られています。
2010年から2023年までに隣駅との間で起こった飛び込み自殺を含めると合計で16件も自殺(未遂も含む)が起こっています。2023年12月25日にも飛び込み自殺がありました。
第56位:恵那峡大橋
出典:jalan.net
恵那峡大橋
場所:岐阜県中津川市蛭川
恵那峡大橋は岐阜県中津川市の木曽川にかかる橋です。川面まで50mの高さがあることから、自殺の名所として知られていて、飛び降り自殺をする人があとを絶ちません。
2010年には自宅を放火して娘を殺害したとして殺人容疑で逮捕されていた石原茂容疑者が入院先の病院から逃走し、恵那峡大橋の歩道に石原容疑者が来ていたTシャツやジャージ、遺書などが発見され、飛び降り自殺をしたと見られる事件も発生しました。
自殺の名所で有名な場所ランキング:第55位~第51位
第55位:平和の滝
平和の滝
場所:北海道札幌市西区平和
平和の滝は北海道札幌市にある滝で、自殺の名所として知られています。平和の滝では過去にトイレで焼身自殺や首つり自殺の事件もあったほか、滝つぼに飛び込んでの投身自殺もありました。平和の滝への入り口には、自殺防止のための案内表示があります。
第54位:高砂駅
高砂駅
場所:北海道江別市高砂町
高砂駅は北海道の函館本線の駅で、1986年に開業しました。実は、この高砂駅ができる前からこの場所では、列車への飛び込み自殺があとを絶たないエリアで、昭和3年には遺族らによってお地蔵さまが建てられたという逸話もある自殺の名所です。
駅ができた後も飛び込み自殺は多いままとなっています。この高砂駅がなぜ自殺の名所になっているのか?自殺が多いのか、その明確な原因はわかっていません。
第53位:日御碕
日御碕
場所:島根県出雲市大社町日御碕598
日御碕は島根半島の西端にあり、日本海に面する場所にある岬です。灯台の下は断崖絶壁になっていて、自殺の名所として有名です。飛び降り自殺をする人が多く、さらに近くには有名な廃墟の「かもめ荘」があったことから、心霊スポットとしても知られています。
この日御碕の崖下では、身元不明の遺体が見つかることもあります。
第52位:野沢踏切
野沢踏切
場所:東京都立川市
東京都立川市のJR中央線にあった自殺の名所が野沢踏切です。この野沢踏切は飛び込み自殺をする人が多く、「魔の踏切」と呼ばれたこともある自殺の名所です。あまりにも自殺者が多かったためか、踏切の脇にはお地蔵様が建立されていました。
しかし、中央線の高架化されたことで、野沢踏切は現在なくなっています。
第51位:安堂寺橋
安堂寺橋
場所:大阪市中央区
安堂寺橋は大阪市の東横堀川にかかる橋で、橋の上を阪神高速1号環状線が通過しています。現在でこそ、この安堂寺橋で自殺があったという事件・事故は聞きませんが、江戸時代には自殺者が相次ぐ自殺の名所として有名でした。
この安堂寺橋ではあまりにも自殺者が多かったため、落語の有名な演目「まんじゅうこわい」にも取り上げられています。
自殺の名所で有名な場所ランキング:第50位~第46位
第50位:深谷大橋
出典:mapple.net
深谷大橋
場所:山口県岩国市と島根県吉賀町
深谷大橋は山口県岩国市と島根県吉賀町と結ぶ赤いアーチ状の橋で、渓谷の美しい景色を楽しむことができる景勝地です。しかし、水面から端までは80mの高さがあるためか、全国有数の自殺の名所として有名で、一説では全国で3番目に自殺者が多い場所とされています。
現在は飛び降り防止のフェンス・ワイヤーがつけられています。
第49位:秋ヶ瀬取水堰
秋ヶ瀬取水堰
場所:埼玉県さいたま市桜区~志木市
秋ヶ瀬取水堰はさいたま市と志木市の荒川にある可動堰です。この秋ヶ瀬取水堰は、入水自殺が相次いでいる自殺の名所で、2020年にも男性の遺体が発見されています。
第48位:宮城県県民の森
宮城県県民の森
場所:宮城県利府町
宮城県県民の森は昭和44年に開園した広い森林公園です。遊歩道が合計30kmもあるなど、とにかく敷地が広いことが特徴です。この宮城県県民の森は森の中で首つり自殺をする人が多いと言われていて、戦前は防空壕があったことなどから、心霊スポットとしても有名です。
第47位:鵜ノ尾岬
鵜ノ尾岬
場所:福島県相馬市
鵜ノ尾岬は太平洋にある岬で、鵜ノ尾埼灯台が立っています。この鵜ノ尾岬では飛び降り自殺が相次いでいて、福島県内でも有数の自殺の名所として有名です。
1986年には鵜ノ尾岬沖で海洋調査船が沈没する事故が起こり、その霊がよって自殺志願者が鵜ノ尾岬に集まってくるのではないかとも言われています。
第46位:大洞川吊り橋
出典:yamap.com
大洞川吊り橋
場所:埼玉県秩父市
大洞川吊り橋は秩父の大洞川にある長さ120m・高さ50mの大きなつり橋です。50mという高さがあることから、飛び降り自殺する人が多く、自殺の名所になっています。
2018年9月には20代の男性2人が吊り橋の下で死亡しているところを発見されました。争った形跡がなく、自殺と見られています。
自殺の名所で有名な場所ランキング:第45位~第41位
第45位:六方沢橋
六方沢橋
場所:栃木県日光市瀬尾
日光市の霧降高原と大笹牧場を結ぶ霧降高原道路にある六方沢橋は谷底からの高さが134mもあり、雄大な景色を楽しむことができる観光名所の1つです。
飛び降り自殺が多い場所として有名で、年間10件以上の自殺騒ぎが起こることもありました。2011年にはなんと16人の自殺者が出ています。現在は転落防止柵がつけられていて、簡単には乗り越えられないようになっています。
第44位:九重”夢”大吊橋
九重”夢”大吊橋
場所:大分県玖珠郡九重町田野1208
九重”夢”大吊橋は2006年10月30日に開業した歩行者専用の橋です。全長は390m、高さが173mで橋の上からは絶景を眺めることができる観光スポットですが、自殺の名所にもなっています。
開業からたった2ヶ月後の2007年1月には早くも自殺者が出ていますし、それ以降も飛び降り自殺が相次いでいます。
第43位:船岡山
船岡山
場所:京都府京都市北区
船岡山は京都府京都市北区にある標高111.7mの小さな丘で、五山の送り火の見晴らしがよいことで知られています。
しかし、同時に自殺の名所としても有名で、首つり自殺が多い場所と言われています。しかし、実際に首吊り自殺があったという証拠はほとんどなく、あくまでも噂レベルになります。
第42位:八木山橋
八木山橋
場所:宮城県仙台市青葉区川内と太白区長町
八木山橋は広瀬川支流にかかる高さ70mの断崖絶壁に架かる橋です。この八木山橋は日中は交通量は多いものの、夜間は人通り・交通量が少なくなり、さらに高さ70mもあることから、飛び降り自殺者が多い場所です。これまでに100件以上の自殺・事故が発生しているとも言われていました。
現在は飛び降り防止柵がつけられていますが、心霊スポットとしても有名で、「水曜日のダウンタウン」でも取り上げられていました。
第41位:三段壁
三段壁
場所:和歌山県白浜町
三段壁は和歌山県の白浜町にある断崖絶壁の景勝地です。
昔から自殺者が多い場所でしたが、柵や監視カメラを設置したり、パトロールをしたり、タクシーの運転手や土産物屋の店員が声を掛けたりすることで、自殺者は減ってきていて、恋人の聖地としても知られるようになりました。
しかし、まだ年間15~20人の自殺者は出ているとのことです。
自殺の名所で有名な場所ランキング:第40位~第36位
第40位:琵琶湖大橋
琵琶湖大橋
場所:滋賀県大津市と守山市
琵琶湖大橋は琵琶湖にかかる有料道路です。水面からは最高26.3mとそこまで高くはありませんが、自殺者が多い自殺の名所として知られています。
2006年に母親の介護で生活苦に陥った男性が母親の首を絞めて殺害し、自らも包丁で自殺を図った(自殺未遂)京都伏見介護殺人事件がありましたが、この犯人の男性は2014年に琵琶湖大橋から飛び降りて自殺しています。
第39位:早稲田大学大久保キャンパス(理工学部)51号館
早稲田大学大久保キャンパス(理工学部)51号館
場所:東京都新宿区大久保3-4-1
新宿区大久保にある早稲田大学大久保キャンパス(西早稲田キャンパス・理工学部)51号館は、自殺の名所と言われています。以前は、ストレスからノイローゼになった学生の飛び降り自殺が相次いでいました。現在は自殺防止の鉄格子が設置されているとのことです。
第38位:軽井沢大橋
軽井沢大橋
場所:長野県北佐久郡御代田町
信濃川水系湯川にかかる軽井沢大橋は長さ110m、幅6mの橋ですが、深い渓谷にかかっているため、川面からの高さは100mもあります。
自殺の名所として有名で、飛び降り自殺をする人が相次いでいたため、現在は自殺防止のために有刺鉄線付きのフェンスが取り付けられています。
第37位:支笏湖
支笏湖
場所:北海道千歳市
北海道千歳市にある支笏湖は昔から自殺の名所として知られていて、「死骨湖」と呼ばれることもあるほどです。入水自殺をした遺体は湖底の木や藻に引っかかって上がってこないため、実際の自殺者数はわからないとも言われています。
第36位:新宿駅
出典:suumo.jp
新宿駅
場所:東京都新宿区・渋谷区
日本有数のターミナル駅であり、世界一の乗降客数を誇る新宿駅は自殺の名所と言われる場所です。線路への飛び込み自殺が多いのはもちろんですが、それ以外にもいろいろな自殺・事故・事件が起こっています。
2020年には新宿駅南口の歩道橋でマフラーで首を吊って自殺をした事件もありましたし、2014年には焼身自殺未遂がありました。
自殺の名所で有名な場所ランキング:第35位~第31位
第35位:秋ヶ瀬公園
出典:parkful.net
秋ヶ瀬公園
場所:埼玉県さいたま市桜区
秋ヶ瀬公園は埼玉県さいたま市桜区にある埼玉県営の都市公園です。100.1haという広大な敷地で荒川が増水した時の遊水地・貯水池として機能しています。
広大な敷地のため、公園の中で首つり自殺をする人が相次いでいて、令和3年には2件の自殺が起こっています。また、公園内の水門ではバラバラ遺体が流れ着いた事件があったそうです。
第34位:鳴門海峡
出典:jocr.jp
鳴門海峡
場所:徳島県鳴門市と兵庫県南あわじ市の間
鳴門海峡は兵庫県と徳島県を結ぶ海峡で、「鳴門の渦潮」を生じる難所でもあります。この鳴門海峡は渦潮が生じることから、自殺の名所として知られていて、上を通る明石大橋から飛び降りる自殺が相次いでいます。
2021年には2日連続での飛び降り自殺があり、2022年には鳴門市側から車が転落する事故、2023年には下着1枚で飛び降りる自殺がありました。
第33位:阿蘇大橋
阿蘇大橋
場所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村
阿蘇大橋は黒川をまたぐ形でかけられていた橋でしたが、2016年の熊本地震で落橋したため、2021年に新阿蘇大橋に付け替えられました。
この阿蘇大橋は谷底からの高さが76mあったこともあり、1971年の開通後は自殺者が相次ぎ、1981年から2011年までに59件の投身自殺が確認されています。そのため、いろいろと自殺防止策が取られ、地元住民からは「まてまて地蔵」が設置されました。
第32位:中の島大橋
中の島大橋
場所:木更津市中の島2番地
木更津市の中の島公園にある中の島大橋は「恋人の聖地」として有名ですが、同時に自殺の名所でもあります。橋の一番高いところには花が手向けられていることもあり、飛び降り自殺が相次いでいるそうです。
第31位:飯田ダム
飯田ダム
場所:茨城県笠間市飯田地先
飯田ダムは茨城県笠間市に作られたダムで、ダム湖は笠間湖として親しまれています。飯田ダムでは飛び降り自殺が多く、自殺の名所と言われています。また、笠間湖周辺の山中では首吊り自殺が起きることもあり、飯田ダム周辺は心霊スポットとも言われています。
自殺の名所で有名な場所ランキング:第30位~第26位
第30位:ヤセの断崖
出典:tabi-mag.jp
ヤセの断崖
場所:石川県羽咋郡志賀町笹波
ヤセの断崖は能登金剛と呼ばれる複雑に入り組んだ海岸線にある断崖絶壁です。松本清張の小説を原作とした映画「ゼロの焦点」の舞台にもなっています。この「ゼロの焦点」で自殺の舞台になったことから、映画公開後には自殺が相次ぎ、自殺の名所として知られるようになりました。
第29位:金比羅橋(琴平橋)
金比羅橋(琴平橋)
場所:埼玉県児玉郡神川町矢納地内
群馬県と埼玉県の県境にある神流湖にかかる金比羅橋は風光明媚な風景を楽しめる景勝地ですが、飛び降り自殺が多い自殺の名所です。
現在は自殺防止のためのネットが張られていますが、それでも自殺する人がいるようで、橋には花などが供えられていることがあります。
第28位:高松埠頭
高松埠頭
場所:宮城県仙台市宮城野区港4丁目10
高松埠頭は宮城県仙台市にある仙台塩釜港にあります。この高松埠頭では車での自殺が多く、自殺の名所と言われています。高さがある車止めがないために、車でそのまま海に突っ込んで入水自殺をする事件が起こっていて、2018年11月には2件の自殺・無理心中が起こっています。
第27位:城山大橋
出典:enasan.net
城山大橋
場所:岐阜県中津川市
中津川市を流れる木曽川にかかる城山大橋は、飛び降り自殺が多いと言われている自殺の名所です。自殺者があまりにも多かったため、地蔵か観音を置いていたけれど、それを抱えて飛び降りてしまった人もいたという逸話も残っています。
第26位:川崎駅
川崎駅
場所:神奈川県川崎市川崎区駅前本町
JR川崎駅は日本の駅の中でも有数の自殺の名所です。川崎駅の飛び込み自殺は年に1回のペースで起こっていますし、2005年~2014年までの10年間では31件の自殺が確認されています。2010年には川崎市の職員が駅構内で飛び込み自殺をしました。
自殺の名所で有名な場所ランキング:第25位~第21位
第25位:犬吠埼
出典:jalan.net
犬吠埼
場所:千葉県銚子市
犬吠埼は関東平野の最東端に位置する岬で太平洋を一望できる景勝地です。
この犬吠埼は断崖絶壁になっていることから、飛び降り自殺者があとを絶たない自殺の名所となっています。2014年には母子の無理心中事件がありましたし、2022年には飛び降り自殺をしたと見られる男性の遺体が発見されています。
第24位:弘明寺駅
出典:hamarepo.com
弘明寺駅
場所:神奈川県横浜市南区弘明寺町
弘明寺駅は京浜急行の駅ですが、ほかの駅に比べて自殺者が多い駅と言われています。2020年には4件の人身事故が起こっていて、自殺の名所になっています。弘明寺駅のすぐ近くには踏切がありますので、この踏切の存在と飛び込み自殺が多いことは何らかの関係があると思われます。
第23位:雪割橋
雪割橋
場所:福島県西白河郡西郷村
雪割橋は阿武隈川に架かる橋で、谷底からの高さが509m程度あり、素晴らしい景色が楽しめるということで、人気の観光地になっています。
しかし、その一方で飛び降り自殺をする人も多く、自殺の名所としても有名です。以前には、この雪割橋からの自殺をネット掲示板で実況中継をした19歳の男性もいました。この男性は亡くなっています。
第22位:五月山
五月山
場所:大阪府池田市
五月山は大阪府池田市から箕面市にまたがる315m小さな山で、夜景を楽しめるデートスポットとして有名です。しかし、自殺の名所とも言われている場所でもあります。
焼身自殺があったり、展望台から飛び降り自殺をしたり、駐車場のトイレで首つり自殺があったりしていて、大阪屈指の心霊スポットの1つになっています。
第21位:阿蘇山
出典:tabiiro.jp
阿蘇山
場所:熊本県阿蘇地方
熊本県阿蘇地方に位置する阿蘇山は標高1592mの活火山です。有名な観光地で、中岳の火口見物は火山の迫力を感じることができ、多くの観光客が訪れています。
しかし、その火口に向かって飛び降り自殺をする人も少なくなく、自殺の名所となっています。ただ、阿蘇山はマグマが噴出しているわけではなく、ガスが充満しているので、簡単には自殺できない環境とのことです。
自殺の名所で有名な場所ランキング:第20位~第16位
第20位:竜飛崎
竜飛崎
場所:青森県東津軽郡外ヶ浜町三厩龍浜
竜飛崎は、津軽半島の最北端に位置していて、北海道の松前半島を見渡すができる観光地・景勝地です。しかし、昔から入水自殺が多い自殺の名所であり、断崖絶壁で飛び降りたら極寒の海という条件のため、「確実に死ぬことができる」と言われています。
第19位:桶川駅
桶川駅
場所:埼玉県桶川市南一丁目
JR高崎線の桶川駅は、日本有数の自殺者が多い駅です。新宿駅や川崎駅に比べて知名度は低く、乗降客も少ないのですが、2005年から2014年までの10年間で自殺者数は34件、全国で6番目に自殺者が多い駅でした。
なぜ桶川駅で自殺者が多いのかはわかっていませんが、踏切が近くにあり、さらに列車がトップスピードで走ってくるエリアだから、確実に自殺できると考える人が多いのでは?と言われています。
第18位:西八王子駅
出典:townu.jp
西八王子駅
場所:東京都八王子市千人町二丁目
JR中央本線の西八王子駅は、全国でもトップクラスに自殺者が多い駅・エリアになっています。隣の八王子駅でも自殺者が多いのですが、西八王子駅は2005年~2014年までに39件の自殺者が出ています。
2019年にはいじめが原因で不登校になっていた中学2年生の女子生徒が西八王子駅で電車に接触して死亡した事件がありました。
第17位:天理ダム
出典:damnet.or.jp
天理ダム
場所:奈良県天理市
天理ダムは布留川の治水対策として昭和54年に完成したダムで、周辺は家族で楽しめる公園になっています。天理ダムは高さ65mで、飛び降り自殺が多い自殺の名所です。
ダムの湖底からは車が発見され、車の中から遺体が見つかったこともありますし、ダムの周辺には花束が置かれていることもありました。
第16位:神戸市須磨区
神戸市須磨区
場所:神戸市須磨区
神戸市須磨区は1928年の1年間で、自殺者が67人、自殺未遂者が127人発生しました。このデータは須磨区の公式サイトに記載されていました(現在は削除済み)。なぜ、これほどの自殺者が多発したのか、その明確な原因は不明なままです。
自殺の名所で有名な場所ランキング:第15位~第11位
第15位:西海橋
西海橋
場所:長崎県佐世保市と西海市
西海橋は長崎県の佐世保市と西海市を結ぶ橋で、高さは43mで下が海面になっていますので、竣工直後から飛び降り自殺をする人が多く、自殺の名所と言われていました。現在は自殺防止のための柵が設置されて、自殺者は少なくなっているものの、それでも飛び降り自殺をする人はいます。
第14位:残波岬
残波岬
場所:沖縄県中頭郡読谷村宇座1861
沖縄県最西端の残波岬は2kmの断崖が続く絶景の観光地です。しかし、断崖絶壁のために、自殺志願者も集まってくる自殺の名所でもあります。飛び降り自殺する人が多く、その自殺者の霊が彷徨っているためか、釣り人が誤って転落した事故もありました。
また、2019年には残波岬から突き落として殺害した殺人事件も起こっています。
第13位:奥多摩湖
奥多摩湖
場所:東京都西多摩郡奥多摩町と山梨県北都留郡丹波山村・小菅村
奥多摩湖は東京都西多摩郡奥多摩町と山梨県北都留郡丹波山村・小菅村にまたがる人造湖です。小河内ダムが作られたことで、奥多摩湖が完成しました。奥多摩湖は入水自殺はもちろん、周辺が山・森なので首つり自殺をする人も多いようです。
第12位:中央線
中央線
場所:東京~長野
中央線は東京駅から山梨県、長野県を結ぶ鉄道です。この中央線は自殺者が非常に多い路線として知られていて、特に新宿から高尾駅までは人身事故(自殺)が頻発しています。
この中央線はほかの都内の路線に比べて直線が多く、電車のスピードが出るし、飛び込みのタイミングをつかみやすいからではないと言われています。
第11位:足摺岬
足摺岬
場所:高知県土佐清水市足摺岬1349
高知県の足摺岬は古くから自殺の名所として知られている場所です。足摺岬は一部を除いて、鬱蒼としていて人目に付きにくく、さらに断崖絶壁で柵がないところも多いため、自殺志願者が確実に自殺できることから、自殺の名所になっているものと思われます。
田宮虎彦の短編小説「足摺岬」でも、主人公は足摺岬に自殺するためにやってきて、そこから物語が展開していきます。
自殺の名所で有名な場所ランキング:第10位~第6位
第10位:林田港
林田港
場所:香川県坂出市林田町
林田港は香川県坂出市にある港で須賀、自殺の名所として有名です。2003年には海底に沈んでいた車5台を引き上げたところ、それぞれ1体ずつ白骨化した遺体が発見されました。
また、2021年にも海底から白骨化した遺体が発見されています。この林田港は車止めが低いため、車で海の中に飛び込みやすく、自殺の名所になっているのかもしれません。
第9位:横浜ベイブリッジ
出典:shutoko.jp
横浜ベイブリッジ
場所:神奈川県横浜市中区本牧ふ頭 – 鶴見区大黒ふ頭
横浜ベイブリッジは1989年に竣工した斜張橋で、高さは海面から橋げたまで55mあります。横浜のランドマーク的存在であり、横浜の夜景を代表する存在ですが、自殺の名所にもなっています。
08年にベイブリッジから飛び降りた自殺者は10月時点で6人。04年~07年は年間0~2人程度だったので、08年から急増している形だ。
なぜ、自殺者が増えているのか、その原因はわかっていません。
第8位:三原山
三原山
場所:東京都大島町
東京都大島町の伊豆大島にある火山です。標高は758mで伊豆大島の最高峰にもなっています。この三原山は現在は自然豊かな観光地になっていますが、戦前は自殺の名所として有名でした。
1933年1月9日に実践女子校の生徒が噴火口に投身自殺をしています。その1ヶ月後の2月12日にも同じく実践女学校の生徒が投身自殺をしました。この2件の三原山での投身自殺は、どちらも同じ生徒が立ち会っていて、それがセンセーショナルに報道されました。
この報道により、1933年は三原山で129人が投身自殺してるんです。最初の2件に立ち会った同級生は同年4月に髄膜炎で死亡しています。
第7位:高島平団地
出典:muji.net
高島平団地
場所:東京都板橋区高島平
高島平団地は昭和40年代に作られた巨大団地で、8,287戸の賃貸住宅と1,883戸の分譲住宅から成っています。
この高島平団地には昭和52年には12人、昭和53年には15人、昭和54年には18人が自殺しています。この高島平団地の自殺者は住人ではなく、自殺するために高島平団地を訪れる外来者がほとんどです。
昭和52年の入試失敗を苦にした女子高生の自殺と親子3人の心中自殺事件がセンセーショナルに報じられたことで、自殺志願者が全国から集まるようになりました。
ピークは昭和55年~昭和56年で50人以上の飛び降りがありました。その後、団地・行政・警察が共同で自殺防止策に取り組み、フェンスの設置やパトロールの強化、マスコミを通じての「高島平では飛び降りができない」というPRをしたことで自殺者は徐々に減少しています。
第6位:天ケ瀬ダム
天ケ瀬ダム
場所:京都府宇治市
天ヶ瀬ダムは高さ73mのアーチ式コンクリートダムで、1964年に竣工した特定多目的ダムです。元々自殺者が多い自殺の名所でしたが、2008年7月から11月まで7名の自殺者が出ました。
この自殺者の頻発でダム構内への立ち入りを禁止し、天ヶ瀬ダム全体で自殺防止対策を講じることになりました。
その後は監視員の方が未然に声をかけて保護するなど、自殺者は減ってきています。
自殺の名所で有名な場所ランキング:第5位~第1位
第5位:虹の大橋
出典:its-mo.com
虹の大橋
場所:神奈川県相模原市緑区と清川村
虹の大橋は神奈川県の宮ヶ瀬湖にかかる330mの橋です。橋から水面までの高さがあり、夜間は交通量も少なくなることから、飛び降り自殺が頻発する自殺の名所でした。
現在は高さ約2mのフェンスが建てられ、自殺防止策が取られていますが、それでも自殺者はゼロにはなっていません。
第4位:華厳の滝
出典:clubgets.com
華厳の滝
場所:栃木県日光市
栃木県日光市にある落差97mの華厳の滝は、日本三名爆に数えられています。この華厳の滝が自殺の名所になったのは1903年のことです。
1903年に藤村操が華厳の滝から投身自殺をしました。この藤村操が自殺現場に残した遺書「巌頭之感」が大きな話題になり、後追い自殺をする人が続出し、藤村操の死後4年間で185名にも登っています。
現在でも華厳の滝から投身自殺をする人は後を絶ちません。
第3位:東尋坊
出典:jalan.net
東尋坊
場所:福井県坂井市三国町安島
東尋坊は福井県坂井市にある断崖絶壁に雄崖です。最も高いところで25mの垂直の壁になっていて、2時間ドラマで警察や探偵が犯人を追い詰める場所としても有名になっています。
この東尋坊も自殺の名所になっていますが、2021年にはこの東尋坊でリンチ殺人事件が起こりました。当時20歳だった男性が少年ら6人に監禁され激しい暴行を受けた後、車で東尋坊に連れていかれて、強制的に飛び降りさせたというひどい事件でした。
第2位:新小岩駅
出典:j-cast.com
新小岩駅
場所:東京都葛飾区新小岩一丁目
JR総武本線の新小岩駅は自殺の名所として全国的に有名な場所です。新小岩駅が自殺の名所になったきっかけは1つの飛び込み自殺でした。
2011年7月12日、新小岩駅を通過する成田エクスプレスに女性が飛び込み、跳ね飛ばされたその女性はホーム上のキヨスクにガラスを突き破って激突し、キヨスクの利用客数人が重軽傷を負いました。これをきっかけに1年程度で11人の自殺があり、新小岩駅は自殺の名所になっています。
あまりにも自殺者が相次いだため、JRはホームドアを設置して、自殺防止対策を取っています。2019年~2021年までは3年連続で自殺者は0件でしたが、2022年は3件に増えています。まだまだ自殺の名所と思っている人は多いようです。
第1位:青木ヶ原樹海
出典:asahi.com
青木ヶ原樹海
場所:山梨県富士河口湖町・鳴沢村
青木ヶ原樹海は富士山の北西に位置する森です。この樹海は「抜け出せない」、「方位磁針が使えない」などの噂があり、自殺者が全国から集まってくることで有名です。
特に、松本清張の『波の塔』で取り上げられてからは、自殺の名所として知られるようになり、2019年には1年で37人、年間数十人のペースで自殺者が出ています。
この青木ヶ原樹海での自殺防止は山梨県と警察が精力的に取り組んでいて、少しずつ自殺者は減っているようですが、それでも全国トップの自殺の名所であることには変わりありません。
自殺の名所の有名な場所ランキングのまとめ
自殺の名所の有名な場所ランキングを事件や事故などのエピソードなどと共にまとめました。自殺の名所はたくさんありますが、自殺をしたくなったら、自殺の名所に行くのではなく、まずは誰かに相談しましょう。