カラオケスナック店で元力士の男性の頭部をカラオケのリモコンで殴り死亡させた元プロボクサーの橋詰知明が話題です。
この記事では橋詰知明の井岡ジム所属のプロボクサー時代の経歴、兄弟や極道系の家族の噂、事件の内容や逮捕後の裁判と判決、現在などについてまとめました。
この記事の目次
橋詰知明は傷害致死容疑で逮捕された元プロボクサー
出典:https://irresponsibility.up.seesaa.net/
橋詰知明は、2019年2月18日の未明(17日深夜との情報も)に大阪府松原市高見の里のカラオケスナックで、居合わせた他の客の頭部をカラオケのリモコンで殴って死亡させ現行犯逮捕された男です。
橋詰知明は元プロボクサーで、元世界チャンピオンの井岡弘樹さんが主宰する「井岡ボクシングジム」に2011年まで所属していました。
ここではこの橋詰知明の経歴や家族、事件の内容や現在などを中心に紹介していきます。
橋詰知明の経歴① 井岡ジム所属の有力選手だった
橋詰知明の経歴については、複数のメディアが2011年にプロボクサーとしてデビューし2016年に引退したと書いていますがこちらは誤情報です。
ボクシング名鑑やスポーツ紙のサンスポなどによると、実際の橋詰知明の経歴は、1988年9月28日生まれ大阪府の出身で、2005年17歳の時に井岡ジムからプロボクサーとしてデビューし、2006年に西日本バンタム級新人王とMVPを獲得2011年に引退というものです。
橋詰容疑者は2005年に井岡ジムからプロデビューし、06年西日本バンタム級新人王・MVPを獲得。11年に引退した。
さらにボクシング名鑑などに掲載された経歴情報によると、橋詰知明は1988年9月28日の生まれで大阪府の出身です。
プロボクサーとしての戦績は「19戦14勝(7KO)3敗2分」です。
橋詰知明の現役時代については、井岡ジムでも期待されているボクサーの1人だったとの関係者からの証言も出ています。井岡ジムの井岡弘樹会長が将来は日本タイトルや世界ランク入りも狙えると見込んでいた程という事なので相当な実力者だったと思われます。
「ジャブとコンビネーションが抜群で、スピードが他の練習生とはケタ違い。井岡会長も世界チャンピオンになれる逸材だと期待していた。橋詰容疑者は亀田3兄弟と練習したこともあり、大毅とは同い年でライバル視して、負けへんとよく言っていた。連戦連勝で井岡会長も日本タイトル挑戦、世界ランク入りを想定していたほどです」
橋詰知明の井岡ジム時代の試合動画
YouTubeに井岡ジム時代の橋詰知明の試合動画が残されていました。
試合は2008年11月24日に大阪府立体育会館で行われたスーパーフライ級8回戦で、対戦相手は内海俊忠さん。試合は橋詰知明が6RTKOで勝利しています。
橋詰知明の戦績一覧
橋詰知明の井岡ジム時代の戦績は以下の内容です。
試合日 | 結果 | 内容 | 対戦相手 | 備考 |
2005年12月4日 | 引き分け |
4R判定 |
西正隼 | デビュー戦 |
2005年12月23日 | 勝利 | 1RKO | リーラユット・チャロエンカーセム | |
2006年5月3日 |
勝利 | 3R棄権 | 宮村裕司 | |
2006年6月4日 | 勝利 | 4R判定 | 安本祐太 | |
2006年7月9日 | 勝利 | 3RKO | 源甲斐幸三 | |
2006年9月2日 | 勝利 | 6R判定 | 山本幸史朗 | 西日本バンタム級新人王決勝 |
2006年10月1日 | 勝利 | 3RTKO | 大舘法久 | |
2006年11月4日 | 敗戦 | 6R判定 | 林孝亮 | 全日本バンタム級新人王西軍代表決定戦 |
2007年4月15日 |
引き分け | 8R判定 | 内山淳 | |
2007年7月14日 | 敗戦 | 8R判定 | 松元雄大 | |
2007年10月14日 | 勝利 | 10R判定 | 竹本裕規 | |
2007年12月9日 | 勝利 | 8R判定 | 橋口竣 | |
2008年2月29日 | 勝利 | 10R判定 | 丹羽賢史 | |
2008年6月22日 | 勝利 | 5RTKO | 武田高廣 | |
2008年11月24日 | 勝利 | 6RTKO | 内海俊忠 | |
2010年2月21日 | 勝利 | 6R判定 | 山本隆寛 | |
2010年5月2日 | 敗戦 | 8R判定 | ネストール・ウゴ | |
2011年4月10日 | 勝利 | 8R判定 | 安本祐太 | |
2011年7月17日 | 勝利 | 6RTKO | 藤木孝史 |
かなり連勝を重ねており井岡ジムでも将来を有望視されていた選手だったという情報は事実のようです。しかし、勝利を重ねていた2011年に、橋詰知明は突然ボクシングを引退しています。引退の理由は不明です。
橋詰知明のプロボクサーになる以前の経歴は明らかになっていませんが、ネットの匿名掲示板などでは中学時代から素行が悪かったといった書き込みも確認できます。
橋詰知明の経歴② 井岡ジムを辞めた後は運送業
橋詰知明は2011年にプロボクサーを引退して井岡ジムからも去っているようです。
プロボクサーを引退後は運送業などをしながら地元で働いていたとの事ですが、酒を飲むと些細な事でキレて殴りかかる事があったようで、2016年に警察沙汰になっているとの証言も出ています。
この2016年の事件をきっかけにボクシング界から姿を消したとの情報が出ていますが、実際には2011年にプロボクサーを引退しています。
「ジャブとストレートのコンビネーションが抜群で、スピードが他の選手とは桁違いでした。井岡会長も世界を狙える逸材だと期待していましたが、’16年に警察沙汰を起こし、ボクシング界から姿を消しました。昔から酒を飲むとキレるヤツでした」(ジム関係者)
橋詰知明の兄弟や家族など
出典:https://koku-byakunews.com/
橋詰知明の家族についての情報はほとんどありませんが、傷害致死事件での逮捕が報道された当時、ネットの匿名掲示板「爆サイ」に兄弟は弟がいるとする情報が書き込まれています。
昔っから素行悪かった。
十代の頃のボクシングは強かった。
腕のワールドチャンピオンと書いたタトゥーが泣いてるぜ。
それ以上に弟が気の毒だな
あくまでも匿名掲示板に書き込まれた情報で本当に橋詰知明に兄弟がいるのかは不明です。
また、橋詰知明の家族については、結婚や嫁、子供などの情報も特に明らかになっていません。
ただ、こちらも匿名掲示板ですが、「ママスタ」にて橋詰知明の家族についての以下の一連の書き込みが確認できます。
私も知り合い。
というか最近親戚になりました
あなた大丈夫なの?
あの家族で前科ついてないの
母親くらいでしょ。
こちらもあくまでも匿名掲示板の書き込みなので真偽は不明ですが、仮に事実であれば橋詰知明の家族はあまりガラの良くない家族という印象を周囲に持たれているようです。
橋詰知明が逮捕された傷害致死事件の内容
出典:https://scontent.fkix1-1.fna.fbcdn.net/
橋詰知明が逮捕された傷害致死事件の内容についても改めて紹介しておきます。
2019年2月17日の深夜、元力士でアルバイトの浅田宗佑さん(事件当時41歳)と、浅田さんの友人の3人が松原市高見の里のカラオケスナックで飲食をしていました。
そこへ、橋詰知明が友人らと来店。浅田さんの友人Aさん(事件当時40歳)がカラオケを歌っている最中に誤って橋詰知明にぶつかってしまったという事です。
すると、橋詰知明は突然「こらぁ、おまえ!」などと激昂し、Aさんの顔面を殴りつけたとの事。そこへ、元力士の浅田宗佑さんが止めに入りましたが、橋詰知明はカラオケのリモコンを手に取ると、それで浅田さんの頭部を殴りつけました。
殴られた浅田さんは膝から崩れ落ちるように倒れてそのまま意識を失い、店員が119番通報して救急搬送されましたが、およそ1時間後に死亡が確認されたという事です。
浅田さんの死因は頭部打撲によるくも膜下出血および脳挫傷と報じられています。被害にあった浅田さんは身長185cm体重112kgの巨漢だったとも発表されています。
また、最初に橋詰知明に殴られたAさんも顔面打撲などの重傷を負っています。
橋詰知明は事件を起こした後、駆けつけた大阪府警松原署の警察官に傷害の容疑で現行犯逮捕されています。橋詰知明と浅田さんらの間には面識はなく、橋詰知明は取り調べに「酔っていたので覚えていない」などと供述して容疑を否認していたようです。
しかしその後、橋詰知明は傷害致死容疑で再逮捕されています。
橋詰知明の傷害致死事件の被害者で元力士の浅田宗佑さんの経歴
橋詰知明がカラオケのリモコンで頭部を殴打し死亡させた浅田宗佑さんは、1978年2月16日生まれで、事件のあった大阪府松原市の出身。
中学時代まで柔道をやっていて、その実績を見込まれて高田川部屋に入門し力士になりました。
現役時代は身長185cm体重135kgの体格で、四股名は「杉の山」。1993年に初土俵を踏み、三段目優勝して幕下に上がって地元でも期待の力士だったそうです。しかし、優しすぎる性格と怪我によって幕下止まりで1999年に引退しています。通算戦績は133勝119敗で、最高位は西幕下20枚目でした。
力士引退後は地元の大阪府松原市で真面目に働いていたとの事です。
橋詰知明の現在…懲役7年の実刑判決で服役中
元力士の浅田宗佑さんやその友人のAさんに対する暴行や傷害致死などの容疑で逮捕された橋詰知明は、その後起訴され、2019年12月19日に阪地裁堺支部での裁判員裁判で懲役7年(求刑は懲役8年)の実刑判決が下されています。
裁判では、橋詰知明の弁護側は、先に相手から頭突きをされたため正当防衛だったなどと主張しましたが、裁判長は「逮捕直後の被告にそのような負傷は確認できず信用できない」と述べ、「重さ約1kgの鈍器(カラオケ用リモコン)で頭部を殴打し、脳に激しい損傷を生じさせ悪質だ」として、懲役7年の実刑を言い渡しています。
橋詰知明の出所の予定は2026年という事になり、現在はまだ刑務所に服役しているはずです。
まとめ
今回は、2019年2月18日に傷害致死事件を起こして逮捕起訴され懲役7年の実刑を受けた元プロボクサーの橋詰知明についてまとめてみました。
橋詰知明の経歴については、17歳だった2005年に井岡ジムからプロボクサーとしてデビューし2011年に引退。通算戦績は「19戦14勝(7KO)3敗2分」で、2006年度西日本バンタム級新人王を獲得しています。プロボクサー引退後は運送業などで働いていたようです。
橋詰知明の家族について詳しい情報は不明ですが、ネットの匿名掲示板では、兄弟は弟がいる、母親以外は前科持ちの極道系の家族といった書き込みが見られます。(あくまでも匿名掲示板の書き込みで真偽については不明)
橋詰知明が起こした事件の内容は、2019年2月18日の未明に大阪府松原市高見の里のカラオケスナックで偶然居合わせたAさんという男性に肩がぶつかったなどと因縁をつけて突然殴りかかり、止めに入ったAさんの友人で元力士の浅田宗佑さんの頭部を1kgのカラオケ用リモコンで殴り死亡させたというものです。
橋詰知明は傷害の容疑で現行犯逮捕され、傷害致死で再逮捕されています。橋詰知明は酒に酔っていて覚えていないなどと容疑を否認し、裁判でも相手が先に頭突きをしてきたなどとして正当防衛を主張していましたが、懲役7年の実刑判決が下されています。
橋詰知明は2023年の現在も服役しているはずで、出所の予定は2026年頃と見られています。
加害者知り合いだよ(°_°)
今、新聞読んでてビックリした
極道一家だからね…家庭環境は極悪
引用:元ボクサーがリモコンで元力士殴り1時間後死亡…容疑否認