「池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故」の犯人の名倉佳司の出所時期が注目されています
この記事は名倉佳司の起こした池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故の詳細、生い立ちや兄などの家族、結婚や元彼女、裁判での判決や現在などについてまとめました。
この記事の目次
名倉佳司は池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故の犯人
名倉佳司は、2014年6月24日に東京都豊島区池袋で発生した「池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故」の犯人です。
名倉佳司は脱法ハーブ(当時の呼称)を吸引した状態でRV車(日産のエクストレイル)を運転して暴走させ、歩道へ乗り上げて歩行者の列へと突っ込んで次々と撥ね、1人を死亡させ6人に重軽傷を負わせました。
極めて悪質な犯行内容でネット上でも批判されていた名倉佳司ですが、裁判では懲役8年の判決が確定しており、未決勾留期間を考慮すると2022年〜2023年中には出所の可能性が高く一部ネット上で再び注目されているようです。
ここではこの「池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故」の犯人・名倉佳司についてわかっている内容を改めてまとめていきます。
名倉佳司の起こした池袋危険ドラッグ吸引RV死亡事故の経緯
はじめに、名倉佳司の起こした「池袋危険ドラッグ吸引RV死亡事故」の経緯を改めてみていきます。
名倉佳司は2014年6月24日の20時前、池袋で脱法ハーブ(危険ドラッグ)を購入して、その後すぐに車内でタバコのように火をつけて吸引しそのまま運転を始めました。
1分ほどは正常に運転し、池袋駅西口付近の横断歩道の手前で停止したものの、再び発進した後に暴走しハンドルやブレーキ操作をせずにカーブを直進して歩道に乗り上げ、通行人を次々と撥ねるもスピードを緩める事なく約40メートルも走行。郵便ポストをなぎ倒し、電話ボックスに激突してようやく停止しました。
名倉佳司が暴走させたRV車に撥ねられたのは、20代から30代の男女計7人で、このうち30歳の女性(中国籍の飲食店店員・林雪琴さん)が心肺停止の状態で病院に搬送された後に死亡が確認され、他6名は男女3人が骨折などの重傷、男性3人が軽傷を負いました。
RV車は前部が大破しており、運転席の名倉佳司は、泡のようなものが口の周りに付着して涎を垂らした状態で意識が朦朧とした状態でした。名倉佳司は駆けつけた警察官に自動車運転処罰法違反容疑で現行犯逮捕されました。
名倉佳司の生い立ち
「池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故」の犯人の名倉佳司の生い立ちはあまりわかっていませんが、事件当時37歳だった事から1977年か1976年の生まれと思われます。
出身地については、当時経営していた飲食店が埼玉県吉川市にあると報じられている事や、メディアの家族に対する取材映像などから見て埼玉県吉川市に実家がある可能性が高い事から、埼玉県の出身ではないかと推測されていますが正確なところは不明です。
生い立ちについては子供時代や学生時代などの情報は出ていませんが、池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故から見て11年前の2003年11月25日に貸金業違反(無登録営業)と出資法違反(高金利)で逮捕され服役していた事がわかっています。どうやら闇金業のような事をしていたようです。
名倉佳司は上記の事件での刑期を終えた後、総合格闘家の山本KID徳郁さん(2018年に死去)の主宰する総合格闘技ジム「KILLER BEE」のマネージャーを務めていたとの情報も一部スポーツ紙が伝えています。
また「日刊サイゾー」などによると、名倉佳司は池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故を起こす前の2014年中に六本木にもバーを開業していたようです。(逮捕時の報道では埼玉県吉川市で飲食店経営とのみ報じられていた)
容疑者は10年以上前にヤミ金融事件で逮捕歴があるというが、近年は格闘技関係者との付き合いが深く、一時は山本KID徳郁が立ち上げたジムのマネジャーも務めたほどだった。今年になって六本木でバーを開業したが、前出の友人は「“無料だから”と、知人に呼ばれて行って飲んだり踊ったりした。
名倉佳司の生い立ちや経歴について現在までにわかっているのはこの程度です。
名倉佳司の家族は兄が取材に応じている
出典:https://livedoor.blogimg.jp/
名倉佳司の家族についても、生い立ちと同様にほとんど情報は出ていません。
ただ唯一、家族のとしては、池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故後に名倉佳司の兄がメディアの取材に応じています。
名倉佳司の兄は、日本テレビの取材に対して「死人が出ているから、それは本当に申し訳ない。なんでそうなったのか分からない。」と答え、「名倉佳司は脱法ハーブを以前から使っていたのか?」という質問に対しては「それはちょっと分からないです」と回答しています。
名倉佳司の家族については現在のところこの兄以外の情報は出ておらず詳しいことは不明です。
ただ、名倉佳司の兄がインタビューに応じた場所は埼玉県吉川市の一軒家だったようなので、この場所が名倉佳司の家族の実家である可能性が高いと見られています。
名倉佳司は結婚はしていない可能性が高いが元雑誌モデルの恋人がいた
名倉佳司の家族については結婚していたのかなどにも関心が集まっていました。
名倉佳司は結婚はしていませんでしたが、恋人がいた事は一部のメディアが報じていました。
名倉佳司容疑者(37)の元恋人とみられる女性が、音信不通となっている。女性の友人によると「事故があった翌日の深夜、連絡があり、“いろんな人から電話がきた。私のところに警察から連絡来る?”と聞いてきた」というが、その後に連絡は途絶え、この夜から勤務先を無断欠勤したままだという。
名倉佳司の元恋人は、雑誌のモデルの経歴もある20代前半の女性で、池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故の当時は東京都内のキャバクラ店に勤めていたようですが、事件後に行方をくらませて、勤務先も無断欠勤したままだったようです。
この元カノは雑誌モデルもやっていた20代前半の女性で、最近は都内のキャバクラ店に勤務。
この元恋人と名倉佳司は格闘技観戦を通じて知り合ったという事ですが、交際していた期間は半年未満だったという事です。
元カノは名倉容疑者と格闘技観戦を通じて知り合ったというが「確か、半年にも満たない付き合いで別れたはず」と友人。
この内容から見て、名倉佳司は池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故の当時は結婚はしていなかった可能性の方が高いと思われます。
名倉佳司の裁判
名倉佳司は池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故で、自動車運転処罰法違反容疑で現行犯逮捕された後、2014年9月に自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷)の罪で起訴されています。
裁判では、名倉佳司は冒頭に「私の浅はかな行動で被害を与え、まことにすいません。深く反省し、心よりおわび申し上げます」と小さな声で謝罪し、被告人質問では「事件前に吸った脱法ハーブは初めて買った種類で、意識を失うような効果があるとは思わなかった」と主張しました。
担当弁護士も「(名倉佳司は)店で『売れ筋ランキング1位』とこの脱法ハーブを勧められて初めて使用しており、1口2口で意識に変調を起こすとは思っていなかった」として、犯意はなかったと主張しました。また、被害者と示談が成立している事や、名倉佳司は周囲からは「温厚で優しく愛される人物」と評価されている事などを理由に情状酌量を求めました。
弁護士は「店で“売れ筋ランキングナンバーワン”のハーブを勧められ、初めて使用した。一口二口で意識に変調を起こすとは思わなかった」と、犯意はなかったと主張。さらに「被害者や(事故で壊れた物の)所有者とは示談が成立した。被告はハーブやマリフアナを吸ったことがあるが、周囲からは温厚で優しく愛される人物と評価されている」と情状酌量を求めた。
しかし、名倉佳司は脱法ハーブやマリファナ(大麻)の常習使用者で、自身のFacebookのプロフィールには、趣味の欄に「脱法ドラッグ」などと記載していました。
Facebookには「趣味=脱法ドラッグ」と書くほどの常習者
こうした事から検察側は「同様の事故を予防する見地から厳しい処罰を与えるべき。」、「常習性に加えて、犯意を否認している事から(むしろ)再犯の恐れが多い」、「近年は脱法ドラッグによる事故が何度も報じられて危険性が周知され、また本人も吸引した友人が気分が悪くなる姿を見ており、吸引したら運転に支障が出る事を知らなかったとは到底考えられない」といった趣旨の主張をして懲役10年を求刑しました。
名倉佳司の判決は懲役8年
名倉佳司の起こした「池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故」の裁判の判決は2016年6月に懲役8年の実刑判決が確定しています。
2016年1月15日に東京地方裁判所が、「制御を失った車は走る凶器と化した。極めて危険で悪質な犯行」と指摘し、懲役8年の判決を下しています。
名倉佳司と弁護側はこの判決を不服として控訴しましたが、同年6月8日に東京高裁裁判所は東京地裁の判決を支持し、名倉佳司側の控訴を棄却しました。
東京・池袋の繁華街で2014年、危険ドラッグを使って車を運転し、7人が死傷する事故を起こしたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪に問われた名倉佳司被告(39)の控訴審判決が8日、東京高裁であった。栃木力裁判長は懲役8年とした一審・東京地裁判決を支持、弁護側の控訴を棄却した。
名倉佳司と弁護側は上告せずにこの判決を受け入れ、懲役8年の判決が確定しました。
名倉佳司の現在
名倉佳司は、「池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故」での懲役8年での判決確定後は服役しています。服役先の刑務所などは明かされておらず不明です。
名倉佳司の現在ですが、未決勾留期間が算入されていた場合は、2014年の起訴から懲役8年なので、2022年9月に刑期を終えて出所している事も考えられます。
ただ、名倉佳司の現在については情報がなく不明です。兄などの家族もいるという事なので、出所後はしばらくは家族の元に身を寄せる可能性が高いのではないかと思います。
また、名倉佳司の現在の年齢は45歳前後のはずです。
まとめ
今回は、2014年6月24日に東京都池袋の駅前で発生した「池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故」の犯人の名倉佳司についてまとめてみました。
名倉佳司は、脱法ハーブ(危険ドラッグ)を吸引した状態で自動車を運転し、歩道へと乗り上げて歩行者を撥ね飛ばし、1人を死亡させて6人に重軽傷を負わせました。
名倉佳司の生い立ちについては、1977年か1976年の生まれで、埼玉県吉川市の出身の可能性が高いとみられていますが、詳しいことは不明です。
経歴としては、2003年11月25日に貸金業違反(無登録営業)と出資法違反(高金利)で逮捕されて服役した後、総合格闘家の山本KID徳郁さんの運営していた総合格闘技ジムのマネージャーを務めていた事などが報じられています。その後は埼玉県吉川市で飲食店を経営し、2014年には六本木でもバーを開店していたとの情報も出ています。
家族については兄の存在が明らかになっていますが詳しいことは不明です。結婚はしていなかった可能性が高いですが、20代前半で元雑誌モデルの元恋人がいた事がわかっています。
裁判では懲役8年の実刑判決が確定しています。名倉佳司の現在については不明ですが、未決勾留期間などを考慮すると、2022年中か遅くとも2023年には出所する可能性が高いと見られています。(既に出所している可能性も考えられる)