「相模原女性死体遺棄事件」の犯人・佐藤一麿が注目されています。
この記事では佐藤一麿の生い立ちや父親と元女子アナの母親などの家族、虚言ばかりの高校や大学と経歴、結婚や北川景子と過去に交際の嘘、共犯・秋山智咲や被害者・阿部由香利さんとの関係、事件の動機と判決、現在についてまとめました。
この記事の目次
- 佐藤一麿は「相模原女性死体遺棄事件」の主犯格
- 佐藤一麿の生い立ち
- 佐藤一麿の家族① 父親は大手証券会社勤務のエリート
- 佐藤一麿の家族② 母親は文化放送元アナウンサー・佐々木なほ子さんか
- 佐藤一麿の経歴① 高校時代
- 佐藤一麿の経歴② 高校卒業後は駒澤大学へ進学
- 佐藤一麿の経歴③ 大学卒業後はフリーターだったが「テレビマン」と詐称
- 佐藤一麿の結婚と北川景子との関係
- 佐藤一麿が阿部由香利さんを殺害し死体を遺棄した「相模原女性遺体事件」
- 佐藤一麿と共犯者・秋山智咲との関係
- 佐藤一麿が阿部由香利さんを殺害し死体を遺棄した動機
- 佐藤一麿の裁判と懲役17年の判決…二転三転した司法の判断
- 佐藤一麿の「相模原女性死体遺棄事件」の阿部由香利さん長男行方不明の謎
- 佐藤一麿の現在
- まとめ
佐藤一麿は「相模原女性死体遺棄事件」の主犯格

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佐藤一麿(さとう・かずまろ)受刑者は、2015年6月に発覚した「相模原女性死体遺棄事件」の主犯格です。
佐藤一麿受刑者は、元交際相手の阿部由香利さん(事件発覚当時25歳)を何らかの方法で殺害し、遺体を神奈川県相模原市の墓地に遺棄したとして殺人容疑で実刑判決を受け2026年現在も服役中です。
佐藤一麿受刑者は一体どのような人物で、なぜ凄惨な事件の主犯として名を連ねる事になったのか、この記事では、佐藤一麿受刑者の生い立ちから事件の全容、そして現在に至るまでを現在までに報じられている内容を基に詳細に掘り下げていきます。
裕福な家庭に生まれた生い立ちを持ちがらも虚飾に満ちた半生を送り、やがて殺人という凶行に手を染めた男の人物像についてみていきます。
佐藤一麿の生い立ち

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佐藤一麿受刑者は、誰もが羨むような華麗な家庭環境で育った事がわかっています。そのように恵まれた生い立ちを持つ佐藤一麿が、なぜ残忍な犯行に手を染める事になったのか。その生い立ちを深く掘り下げると、恵まれた環境が逆に作用し、歪んだ自己愛と深刻な劣等感を育んでいった過程が浮かび上がってきます。
佐藤一麿の生い立ち① エリート家族の長男として誕生
佐藤一麿は、東京都内でも屈指の高級住宅街として知られる渋谷区上原に生まれました。約200平方メートルの敷地に建つ鉄筋コンクリート3階建ての実家は、資産価値3億円ともいわれる豪邸である事も報じられています。
主犯格とみられる佐藤容疑者は都内でも有数の高級住宅街に住んでいた。約200平方メートルの敷地に鉄筋コンクリート3階建ての豪邸で、資産価値はおよそ3億円前後。約5年前に建て替えている。
「そもそも、おばあさまとお母さまが35年ほど前、旧宅を購入して引っ越してこられた。その後、お父さまと結婚されて、男の子を2人もうけたのです」(近所の主婦)
父親は大手証券会社に勤務し、相模原女性死体遺棄事件から見て数年前に定年退職してからは悠々自適な生活を送っていたといいます。
また、母親は、文化放送の元アナウンサーで、ラジオディレクターとしても活動していた佐々木なほ子さんだと報じられています。退職後も嘱託として同局に勤務していたと報じられており、聡明で社交的な人物だったという事です。近所の住民は、佐藤の両親を「美男美女で立派な人」と評していました。
一家は両親と佐藤一麿、そして3歳下の弟の4人家族で、何不自由ない環境で、周囲からはエリート一家と見られていたようです。
佐藤一麿の生い立ち② 容姿へのコンプレックスと弟への嫉妬
しかし、その華やかなエリート家族の内側で、佐藤一麿の心は静かに蝕まれていたようです。近隣住民によると、美男美女の両親とは対照的に、佐藤一麿の容姿は「残念な顔、ブサイク」と評されることがあったといいます。
加えて、幼い頃からひどいアトピー性皮膚炎に悩まされており、首まで症状が及んでいたそうです。
一方で、3歳下の弟は母親似の端正な顔立ちで、「イケメン」と評判だったようです。母親が昔から弟ばかりを可愛がっていたとの実家の近隣住民の証言もあり、佐藤一麿はこの優秀な弟に対して強烈なコンプレックスと嫉妬心を抱いていたとされます。
「残念な顔、ブサイクなんです。それに昔からひどいアトピー性皮膚炎で、首までね。3歳下の弟さんはお母さん似で可愛いというか、イケメン。お母さまは昔から弟さんばかりかわいがっておられた」
恵まれた環境にありながら、3歳下の弟と常に比較され、満たされない思いを抱えていたことが、佐藤一麿の歪んだ自己愛を形成する一因となった可能性は否定できません。
佐藤一麿の生い立ち③ 小・中学時代から見られた問題行動
後に凄惨な事件を起こす事になる佐藤一麿の問題行動は、すでに幼少期からその兆候を見せていたようです。
佐藤一麿は、小学生時代はバスケットボールを中学時代はコンピューター部に所属していたという事ですが、小学校時代の先輩は「大ボラを吹いたり、友達の家のおもちゃなどを黙って持って帰ったりするやつだった」と証言しています。
「小学校ではスポーツ団でバスケをやっていた。中学校はコンピューター部。だけど、大ボラを吹いたり、友達の家のおもちゃなどを黙って持って帰ったりするやつですからね。弱い者には強く、強い者には弱い典型ですよ。だから、好かれない。友達も少ないんです」(前出の先輩)
また、目立たなくて暗く、嘘つきで何を考えているかわからない変な奴だったとの証言もあります。
「目立たなくて、暗くて、ウソつきで、何を考えているかわからない変なやつだったので、ああ、あいつならやりかねないと思いました」(小・中学校時代の1学年先輩)
また、小・中学校時代には後輩の女の子を体育館に閉じ込めるなどの悪質ないたずらをしていたというエピソードも残っています。これらの行動は、注目を集めたいという佐藤一麿の承認欲求の歪んだ表れだったのかもしれません。
近所の男性も次のようなエピソードを覚えている。「小・中学校時代、後輩の女の子を体育館に押し込んで閉じ込めてしまったことがあってね。そういうワルだった」
佐藤一麿の家族① 父親は大手証券会社勤務のエリート

佐藤一麿の家族についてももう少し掘り下げてみていきます。
生い立ちのところでも触れたように、佐藤一麿の父親は、大手証券会社に勤務していたエリートサラリーマンだったと報じられています。相模原女性死体遺棄事件から見て数年前に定年退職し、事件当時は悠々自適な生活を送っており、近隣住民によると、趣味はテニスで、妻と共に「美男美女」と評される人物でした。
渋谷区上原に建つ資産価値3億円ともいわれる豪邸は、元々佐藤一麿の祖母と母親が約35年前に購入した土地に、父親との結婚後に建て替えられたものとも報じられています。何不自由ない裕福な家庭を築き上げた父親は、世間的には成功者そのものでした。しかし、その輝かしい経歴が、息子である佐藤一麿に何らかのプレッシャーを与えていたのかも知れません。
なお、佐藤一麿の父親は「佐藤和夫さん」という方ではないかと言われていますが真偽は定かではありません。
佐藤一麿の家族② 母親は文化放送元アナウンサー・佐々木なほ子さんか
佐藤一麿の母親は、文化放送の元アナウンサーで、ラジオディレクターとしても活動していた佐々木なほ子さんではないかと言われています。
佐藤容疑者は、渋谷区の3階建ての豪邸に住み、母親が元文化放送のアナウンサーで、父親は有名企業に勤務していた。誰もが羨(うらや)む生活だった。
これは、佐藤一麿の3億円の実家の表札に佐藤和麿容疑者の父親方の姓である「佐藤」ともう1つ「佐々木」の姓が表記されている事などが根拠とされています。
佐藤一麿の母親とされる佐々木なほ子さんは、東京女子大学を卒業後、1973年に文化放送に入社。『走れ!歌謡曲』などの人気番組を担当し、退職後も嘱託としてラジオ番組の制作に携わっていました。
近隣住民は佐藤一麿の母親について「控えめで優しい方」と語り、亡くなった姑の介護を最後まで献身的に行っていたとも証言しています。一方でハイヤーで職場に向かう姿がたびたび目撃されるなど、母親は華やかな一面も持ち合わせていたようです。
しかし、この聡明で社会的に成功した母親の存在が、佐藤一麿の心に複雑な影を落としていた可能性が指摘されています。
佐藤一麿の経歴① 高校時代
佐藤一麿がどこの高校に通っていたかについての具体的な情報は出ていません。
産経新聞は、佐藤一麿の高校の卒業文集の内容を掲載しており、佐藤一麿が高校時代にバドミントン部や茶道部に所属し、生徒会でも活動していたことなどが明らかにされています。
高校の卒業文集では、交友関係の広さを誇示する言葉が並ぶ。
《一年生の時はバドミントン部と茶道部、二年生は部活に生徒会、三年生は応援と、ありとあらゆる物をやっていました》《そのおかげで友達、とくに他学年で多くつくることができました》
佐藤一麿の経歴② 高校卒業後は駒澤大学へ進学

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佐藤一麿は、駒澤大学の学生だったと報じられています。被害者である阿部由香利さんと出会ったのも、駒澤大学に在学中のことだったとされています。
「子どもと3人で東京都国分寺市に住んでいたものの、1年足らずで別居状態になって離婚。若いシングルマザーとして風俗業で働くようになった。そのころ出会ったのが、当時、駒澤大学の学生だった佐藤容疑者なのです」(全国紙記者)
しかし、佐藤一麿が周囲に語っていた経歴は全くの別物でした。
佐藤一麿は駒澤大学である事を隠し、「慶応ボーイを名乗り」、「慶応大学の大学院生」であるなどと偽っていました。この嘘は、佐藤一麿のしょうもないプライドを満たすと同時に、一部の(浅はかな)女性を惹きつけるための強力な武器となりました。特に、共犯となった秋山智咲は、アナウンサー志望の名門女子大生であり、エリートを装う佐藤一麿の虚像に強く惹かれた1人だったとされます。
佐藤一麿の経歴③ 大学卒業後はフリーターだったが「テレビマン」と詐称

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大学を卒業した後の佐藤一麿の現実は、彼が大学時代に作り上げた虚像とはほど遠いものでした。逮捕時に報じられた佐藤一麿の職業は「飲食店アルバイト」であり、いわゆるフリーターとして生計を立てていました。
しかし、佐藤一麿はその現実を隠し、さらに大きな嘘を重ねていました。
「フジテレビ勤務」だと詐称
佐藤一麿は、自らが「フジテレビ勤務」であると装っていました。自宅周辺では、高価そうなスーツを着て「オレは会議でEXILEを推そうかと思っている」などと、あたかも業界人であるかのように大声で電話をするふり(「エア電話」と揶揄されていた)を繰り返す姿が目撃されています。
この「テレビマン」という偽りの肩書は、アナウンサー志望だった秋山智咲の心を掴む上で決定的な役割を果たしたと考えられています。
「金持ちで遊び人のデキる男をアピールしたからとみられている。慶応ボーイを名乗り、フジテレビ勤務を装っていたけど経歴は全部ウソ。秋山容疑者も上昇志向の強い野心家というから、“使える男”と思って慌てて飛びついたのではないか」(スポーツ紙記者)
佐藤一麿は、この嘘を信じ込ませるために、芸能人の名前を会話に織り交ぜたり、業界用語をひけらかしたりと、用意周到な演技を続けていたとされます。
破綻したエリート像の末路
結局のところ、佐藤一麿の学歴と経歴は、そのほとんどが彼の劣等感を糊塗するための虚構でした。駒澤大学の学生という現実を隠し、慶應大学院生、そしてフジテレビの社員という華やかな嘘で自身を飾り立てていただけでした。しかし、その嘘はあまりにも脆く、現実の彼がフリーターであるという事実は変えようがありませんでした。
この埋めがたい現実と理想のギャップが、佐藤一麿を精神的に追い詰め、2人の女性との歪んだ関係を生み出し、最終的には取り返しのつかない悲劇が引き起こされたとも考えられます。
佐藤一麿の結婚と北川景子との関係

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佐藤一麿の結婚歴については、明確な情報はありません。しかし、佐藤一麿の女性関係を語る上で欠かせないのが、女優・北川景子の存在です。
相模原女性遺体事件で共犯となった秋山智咲元被告の裁判では、佐藤が「元カノの女優・北川景子とヨリを戻して、景子に埋めてもらうからいい」などと語り、秋山智咲被告を懐柔していたことが明らかになりました。
裁判が始まってみると「佐藤から『(犬の死骸を)保管してくれないなら元カノの女優北川景子とヨリを戻して、景子に埋めてもらうからいい』と言われ、勝ち負けじゃないんですけど、北川景子に負けたくないと思った」などと荒唐無稽な主張を繰り返す被告にメディアもだんだんとあきれ顔。美人女子大生からイタイ女被告人へと報道姿勢を変えていった。
にわかに信じがたい事ですが、秋山智咲元被告はこの佐藤一麿の荒唐無稽な言葉を信じ、「北川景子に負けたくない」という思いから、死体遺棄に協力してしまったと供述しています。
当然ながら、佐藤一麿と北川景子さんが交際していたという事実はなく、これも彼のついた真っ赤な嘘でした。しかし、まともな大人なら絶対に信じないようなこの嘘は、お嬢様育ちで世間知らずだったことに加えて、アナウンサー志望で上昇志向の強かった秋山智咲被告の心を捉え、彼女を犯罪の道へと引きずり込む決定的な要因となったと見られています。
佐藤一麿が阿部由香利さんを殺害し死体を遺棄した「相模原女性遺体事件」

佐藤一麿が主犯とされる「相模原女性死体遺棄事件」の被害者となったのは、当時25歳の阿部由香利さんでした。阿部由香利さんは10代で結婚と長男の出産を経験しましたが、後に離婚し、シングルマザーとして風俗業で生計を立てていました。
阿部由香利さんは佐藤一麿の元交際相手であり、2007年から2008年頃に交際を開始したと推測されています。
2013年6月頃、阿部由香利さんと長男が忽然と姿を消します。その後、約2年の歳月が流れた2015年6月、事態は急展開を迎えます。佐藤一麿のもう1人の交際相手であった秋山智咲の供述に基づき、神奈川県相模原市緑区の墓地を捜索したところ、ブルーシートに包まれた阿部由香利さんの遺体の一部が発見されたのです。
これを受け、警視庁は佐藤一麿と秋山智咲を死体遺棄容疑で逮捕しました。
佐藤一麿と共犯者・秋山智咲との関係

相模原女性死体遺棄事件の共犯者である秋山智咲は、事件当時、白百合女子大学に通う学生でした。
静岡県富士宮市の裕福な茶農家に生まれ育ち、アナウンサーになることを夢見ていました。佐藤一麿は、テレビ局関係者を装って秋山智咲に近づき、交際関係に発展したとみられています。
佐藤一麿は秋山智咲に対し、「芸能プロダクションの社長からトラの死体を預かっていて、違法だから隠さなければいけない」などと、常人では考えられないような嘘を語っていました。
秋山被告は友人に、「彼(佐藤被告)が芸能プロ社長からトラの死体を預かっていて、違法だから隠さなければいけない」などと説明していたという。
当初、秋山智咲は遺体を「犬の死体だと思っていた」と供述していましたが、佐藤一麿の巧みな嘘と、「北川景子」の名前を使った心理操作によって、結果的に殺人事件の共犯者となってしまったと見られています。
秋山智咲が借りていた世田谷区のマンションの一室は、阿部由香利さんの遺体を約1ヶ月間保管する場所として使われ、その間、異臭騒ぎも起きていました。
佐藤一麿が阿部由香利さんを殺害し死体を遺棄した動機
相模原女性死体遺棄事件の動機は、佐藤一麿の二股交際に起因する三角関係のもつれだったとみられています。
佐藤一麿は、阿部由香利さんと交際する一方で、アナウンサー志望の女子大生であった秋山智咲とも関係を持っていました。
検察側は、佐藤一麿が秋山智咲との関係を深める上で、阿部由香利さんの存在が障害になったと考えたのが殺害の動機だと主張しました。
一方、佐藤一麿は阿部由香利さんの殺害については裁判を通じて否認し、「睡眠薬を飲んで自殺したと思う」、「気付いたら死んでいた」などと主張していました。したがって、佐藤一麿自身からは阿部由香利さんを殺害した動機は語られていません。
佐藤一麿の裁判と懲役17年の判決…二転三転した司法の判断
佐藤一麿と秋山智咲の裁判は、長期にわたり、司法の判断も二転三転しました。
佐藤一麿の裁判と判決
まず、佐藤一麿の裁判では、阿部由香利さんの死体遺棄罪について、佐藤一麿は起訴内容を認め、2015年12月に懲役1年8ヶ月、執行猶予3年の有罪判決が確定しました。
そしてその後、2016年2月、佐藤一麿は阿部由香利さんに対する殺人容疑で再逮捕され、3月に起訴されました。裁判で佐藤側は「睡眠薬を飲んで自殺したと思う」などと殺害を否認し、無罪を主張しました。
2019年7月、東京地裁は、検察側の主張をほぼ認め、懲役17年(求刑懲役18年)の判決を言い渡しました。佐藤一麿側はこの判決を不服として控訴。
2020年12月、東京高裁は、一審で死因の根拠とされた歯の変色について「法医学分野で広く承認された手法ではなく、証拠として不十分」と指摘し、審理を東京地裁に差し戻しました。
2024年2月、差し戻し審で東京地裁は、改めて審理を行った結果、再び懲役17年の判決を言い渡しました。この判決を佐藤一麿側は不服として上告しています。
そして、2025年7月、最高裁は被告側の上告を棄却し、懲役17年の実刑が確定しました。
秋山智咲の裁判と判決
阿部由香利さんの死体遺棄の共犯として秋山智咲は一貫して無罪を主張しましたが、一審で懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受け、控訴・上告も棄却され、有罪が確定しました。
秋山智咲は殺人ほう助の容疑でも逮捕されましたが、証拠不十分で不起訴(処分保留で釈放)となりました。
佐藤一麿の「相模原女性死体遺棄事件」の阿部由香利さん長男行方不明の謎
佐藤一麿が主犯となった相模原女性死体遺棄事件には、もう1つの大きな謎が残されています。
それは、阿部由香利さんと共に姿を消した長男の行方です。2016年8月、川崎市の山林で子供のものとみられる骨や歯が発見され、DNA鑑定の結果、阿部由香利さんの長男のものであることが確認されました。
しかし、死因や殺害状況を特定する証拠が不十分だったため、佐藤一麿を長男の殺人容疑で立件することはできませんでした。
このため、裁判では阿部由香利さん1人に対する殺人罪のみが問われることになり、「母子2人を殺害しておきながら懲役17年は軽すぎる」といった批判の声も上がりました。ただし、長男の死の真相は、今もって闇に包まれたままで、佐藤一麿が阿部由香利さんの長男の死に関わっている事を示す証拠はありません。
佐藤一麿の現在
懲役17年の実刑判決が確定した佐藤一麿は、現在、刑務所で服役中です。佐藤一麿の出所は、満期で務めれば50歳を過ぎた頃になります。
佐藤一麿が自らの犯した罪と向き合い、更生する日は来るのでしょうか。虚飾と嘘で塗り固められた半生を送ってきたこの男が、真実の自分と向き合うことは、決して容易なことではないでしょう。
まとめ
今回は、2015年に発覚した「相模原女性死体遺棄事件」の主犯格として有罪判決を受け、現在は服役中の佐藤一麿受刑者についてまとめてみました。
佐藤一麿が引き起こした事件は、1人の人間の歪んだ自己愛と虚言が、いかに悲惨な結果を招くかを浮き彫りにしました。大手証券会社の父親と元アナウンサーの母親という恵まれた家庭環境に育った生い立ちを持ちながらも、彼は現実の自分を受け入れることができず、自己承認欲求を満たすために学歴や経歴を詐称。
その嘘は、女優・北川景子と交際していたなど、荒唐無稽な内容でしたが、それを信じた共犯者・秋山智咲を操り、交際相手であった阿部由香利さんの命を奪い死体を遺棄するという凶悪な事件へと発展しました。その残忍な犯行の動機は、あまりにも身勝手な自己保身と虚栄心でした。
現在、懲役17年の判決で服役中の佐藤一麿が犯した罪は、1人の男の転落人生として片付けられるものではなく、虚飾が人の心を蝕み、取り返しのつかない悲劇を生むという現代社会の闇を、突きつけています。

















