2020年5月15日に北海道函館市の恵山で佐藤晶さんが行方不明になりました。遭難したのか、自分の意思で家出をしたのかわかっていません。
佐藤晶さんの恵山遭難行方不明事件の概要や家族・高校、不審な点、どこに消えたのかの考察と現在をまとめました。
佐藤晶は恵山で遭難し行方不明に
出典:mainichi.jp
姉と2人で恵山に
2020年5月15日午前8時ごろ、北海道函館市に住む高校1年生(当時15歳)の佐藤晶さんは姉2人と一緒に、函館市内の恵山(標高618mの活火山)に登山に出かけました。
恵山の登山口(標高300m)までは車で行くことができ、佐藤晶さんもそこから登山を始めて姉2人と頂上に向かいました。
登山口から頂上までは片道約70分程度で、佐藤晶さんたちは午前9時30分に頂上に着き、その後に頂上で記念撮影をして、下山することになりました。
1人で先に下山し行方不明
頂上に向かう時は、佐藤晶さんは姉2人と一緒に登りましたが、佐藤晶さんは「1人で先に下山する」と姉2人に伝え、先に1人で下山しました。頂上から最初のカーブまでは姉2人が佐藤晶さんの姿を確認しましたが、その後は佐藤さんは行方不明になってしまいました。
姉2人は待ち合わせ場所である駐車場に午前11時ごろに着きましたが、佐藤さんの姿はなく、その後も佐藤さんが姿を見せることはありませんでした。
捜索は難航
姉2人は午後8時ごろに警察に通報し、5月16日の午前4時30分から消防や警察50人以上で捜索が行われましたが、霧が深いこともあり、捜索が難航しました。その後も捜索は続き、約10日間で540人を動員して捜索しましたが、佐藤晶さんの行方はわかりませんでした。
家族の情報によると、佐藤晶さんは下山時、携帯電話や食料は持っていなかったし、服装も軽装だったそうです。
その後も捜索したり、チラシ配りで情報提供を呼び掛けていましたが、行方は分かっていません。
佐藤晶の家族や高校
出典:hakobura.jp
佐藤晶さんは函館市内在住で高校1年生であることがわかっています。
・身長:175cm
・年齢:15歳(高校1年生・当時)
・やせ型
・黒髪短髪
・黒縁四角メガネ
・黒のつば付帽子
・黒のジャンパーと黒のズボン、白スニーカー
また、当日は姉2人と一緒に恵山の登山に来ていました。家族の情報については、これ以上は出ておらず、ご両親の情報などはわかっていません。
佐藤晶の遭難・行方不明の不審な点
佐藤晶さんの遭難行方不明には、いろいろと不審な点があります。佐藤晶さんの遭難行方不明の不審点・疑問点を見ていきましょう。
恵山は簡単な山
恵山は遭難したり、行方不明になったりするような山ではありません。
恵山は活火山で写真を見ると荒涼としていて険しい山というイメージがあるかもしれませんが、恵山は登山初心者向けの山です。日本百低山の1つで、登山口から往復2時間半~3時間程度しかかかりません。登山道も整備されていますし、見晴らしが良いので、視界が開けていて、遭難するリスクもとても低いです。
そのような初心者向けの山で、15歳の男子高校生が遭難して行方不明になるというのは、なんか不思議な気がします。もしかしたら、遭難してしまうこともあるかもしれません。でも、大規模な捜索をして見つからないというのは疑問が残ります。見晴らしが良い初心者向けの山で15歳の男子高校生が捜索しても見つからない。
このような事実を知ると、「神隠しではないか?」と思ってしまいます。
なぜ1人で下山した?
佐藤晶さんは1人で恵山に登ったわけではありません。姉2人と一緒に登っています。
でも、下山する時は1人でした。
なぜ、1人で下山したのでしょうか?
佐藤晶さんは障害を持っていたという情報があります。その障害の詳細は不明ですが、難聴の障害があったようです。
あるところの記事には、小・中学校はろう学校に行っていたと書いていたのでそれが本当なら、耳に障害があって携帯も無し、お姉さん達と一緒にってのは、理解出来るな
ろう学校に行くほどの難聴があったのに、1人で下山というのはどうなのでしょうか?しかも、携帯電話を持っていなかったというのも不思議ですよね。
2020年に高校1年生の男子が携帯電話を持っていない状態で、1人で行動するというのはなんとなく変じゃないですか?
難聴の障害を持っていて、1人で行動する。しかも、簡単な山とは言えど、1人で下山するとなれば、何らかの連絡手段は持っておくはず。携帯電話を持っていないのであれば、1人行動はしないように思うのですが・・・。
家族からの通報が遅い?
佐藤晶さんの恵山の遭難行方不明事件は、家族からの通報が遅いということも不審な点の1つと言えます。
佐藤晶さんが行方不明になった5月15日の行動を時系列で見ていきましょう。
・午前9時30分:頂上に到着。その後1人で下山開始
・午前11時:姉2人が待ち合わせの駐車場に到着するも姿が見えず
・午後8時:近くの旅館の人に促されて警察に通報
姉2人と一緒に登山をして、1人で先に下山をした佐藤晶さん。午前11時に姉2人は駐車場に着きましたが、先に到着しているはずの佐藤晶さんはいませんでした。その後、姉2人は自分たちで探したようですが、見つかりません。
そして、その日の午後8時になって近くの旅館の人に促されて、姉2人はようやく警察に通報しました。行方不明になったことが判明したのは午前11時。そして、警察に通報したのが午後8時。9時間もかかっています。難聴がある弟がいなくなったとしたら、心配になるはずですよね。
それでも、通報までに時間がかかったのは何らかの理由があるはず。ここからはあくまでも推測ですが、頂上で佐藤晶さんは姉2人と喧嘩したのではないでしょうか?報道で使われている佐藤晶さんの写真は、行方不明になった当日に恵山の頂上で撮られたものです。
姉2人と一緒に3人で登ったのに、1人で記念写真を撮るというのはなんとなく違和感があります。姉2人が報道されたくないから、たまたま1人で撮ったものをマスコミに提供しただけかもしれませんが・・・。
喧嘩して険悪なムードだったから1人でさっさと写真を撮って、携帯電話も持っていなかったのに、1人でさっさと下山したのではないでしょうか?姉2人も喧嘩した弟だから、「1人で拗ねているんじゃないか?」と思って、すぐに警察に連絡しなかったとも考えられます。
佐藤晶はどこに行った?
出典:asahi.com
佐藤晶さんは一体どこに行ってしまったのでしょうか?佐藤晶さんがどこに行ったのかを探っていきましょう。
クラックに落ちた
佐藤晶さんは恵山のクラックに落ちたのではないか?と言われています。
恵山は活火山、土というよりは岩肌で崩れやすいところも多く、火山活動でできた「クラック(割れ目)」が数多く見られます。クラックの多くは割れ目の上に薄い砂が積もっているので、落とし穴のようになっています。
恵山は活火山です。火山活動によってできたクラック(割れ目)がたくさんあります。しかも、クラックの上にはうっすら砂が積もっているので、落とし穴のようになっています。もちろん。整備された登山道にはクラックはないのですが、登山道を外れると、クラックがあります。
クラックは浅いものもありますが、深いものものもあります。深いクラックに落ちると、自力では脱出不可能です。しかも、その深さのクラックに落ちると、その時点で大けがを負ったり、頭を打って動けなくなったり、意識を失ったりする可能性もありますし、捜索隊が付近を捜索して声を出しても、声が捜索隊に届かないこともあります。佐藤晶さんはろう学校に通うほどの難聴であれば、普段は自分から声を出さず、声が通りにくいことがあったのかもしれません。
だから、大規模な捜索を行っても見つからないし、上空からヘリコプターで捜索しても見つからないのかもしれません。いたずら心や冒険心で、ちょっと登山道から外れたところを歩いていたら、深いクラックに落ちてしまったということは十分にあり得ることではないでしょうか。
捜索隊はクラックも隅々まで探したとのことですが、深いクラックなら見つからなくても不思議ではありません。
家出をした
佐藤晶さんは家出をした可能性もあります。なぜ、姉2人と一緒に登ったのに、1人でさっさと下山したのか?それは家出をしようと思ったからではないでしょうか。
1人で下山すれば、姉2人に見つかる前に姿をくらますことができます。
本気で家出をして家族と離れたかったから、携帯電話も持っていなかったと考えることもできます。
事件に巻き込まれた
佐藤晶さんは事件に巻き込まれた可能性もあります。何者かによって拉致された可能性は捨てきれません。北朝鮮による拉致の可能性もありますし、そのほかの犯罪集団に拉致された可能性もあります。
また、恵山にはヒグマが出没します。函館市の恵山の紹介ページには次のような注意喚起がありました。
○ヒグマに遭遇しないように次のことに注意してください。
1 音を出してヒグマに自分の位置をしらせましょう。
2 天候の悪い日は特に注意!
3 周囲に気を配る!
4 ゴミは絶対残さない!(ヒグマを引き寄せる要因になります)
だから、佐藤晶さんがヒグマに襲われた可能性はあります。ただ、ヒグマに襲われたなら、血痕が残ったり、衣服や何らかの遺留物があるはずです。それすらも見つかっていないので、ヒグマに襲われた可能性は低いかもしれません。
佐藤晶は現在も見つかっていない
出典:twitter.com
佐藤晶さんは現在も見つかっていません。2022年5月は警察が函館市内で情報提供を呼び掛けていますが、まだ佐藤さんの行方は分かっていません。
現在は捜索こそ打ち切られていますが、恵山には登山客がいますので、何らかの手掛かりがあれば見つかるはずです。それでも、見つからないし手掛かりもないというのは、やはり深いクラックに落ちてしまったか、自分の意思で家出をした可能性が高いと言えます。
佐藤晶の遭難・行方不明のまとめ
佐藤晶さんの恵山での遭難行方不明事件の概要や家族・高校について、不審な点やどこに行ったのか?現在の行方などをまとめました。
もし、自分の意思で姿をくらましたのであれば、何とか生きていてほしいですね。