2006年9月28日に発生した「たつの市小4女児殺人未遂事件」が話題です。
この記事ではたつの市小4女児殺人未遂事件の詳細や、別の少女殺人事件で裁判中の勝田州彦が犯人というのが真相ではないかとする説、その後も捜査の進展や現在の状況などについてまとめました。
たつの市小4女児殺人未遂事件の詳細
「たつの市小4女児殺人未遂事件」は、2006年9月28日の18時22分頃、兵庫県たつの市新宮町の路上で、当時9歳だった小学校4年生の女児が、何者かに刃物様のもので刺され怪我を負わされた事件です。犯人は現場から逃走して現在も捕まっていません。
事件があったのは、JR姫新線播磨新宮駅南東約400メートルほどの住宅街で、被害者女児が利用していた学習塾前の路上でした。
被害者女児はこの学習塾での勉強を終えて、自転車に乗って帰宅する途中に、前方から歩いてきた男(以下犯人)に意味不明な事を話しかけられたという事です。被害者女児が自転車から降りたところ、犯人がリュックサックを触ろうとしてきたため被害者女児がこれを拒否すると、犯人は突然手に持っていた白いポリ袋のようなもので叩くようにしてきたという事です。
犯人はこの白いポリ袋状のものの中に刃物を忍ばせており、被害者女児は左胸の下あたり2カ所を刺され、左腕も切りつけられる怪我を負いました。
驚いた被害者女児は、引き返して学習塾内へと逃げ込んで塾講師に訴え、この塾講師がすぐに通報した事から事件が発覚しました。
大事には至らなかったものの、被害者女児の怪我のうち左胸の下部の刺し傷の1つは肺にまで達しており、一歩間違えれば命の危険もありました。この事から警察は殺人未遂容疑で犯人の行方を追っています。
たつの市小4女児殺人未遂事件の犯人の特徴
出典:http://tatsuno-mirai.sakura.ne.jp/
「たつの市小4女児殺人未遂事件」の犯人は未だ捕まっていません。
犯人の情報については、被害者女児の目撃情報や防犯カメラなどの映像から、犯人は20歳から40歳くらい(事件発生当時)の男で、身長は165cm〜175cmくらいの中肉で、がっしりとした体型である事や、白っぽい半袖のシャツを着て、運動靴を履き、濃い紺色か黒っぽい色のリュックサックを背負っていた事などがわかっています。
また、犯人の背負っていたリュックサックには網目の紐かゴムがついており、側面に黄色のマスコット(ワッペンかキーホルダー)がつけられていたという事です。
たつの市小4女児殺人未遂事件の真相…犯人は勝田州彦ではないかという説
出典:https://koku-byakunews.com/
「たつの市小4女児殺人未遂事件」の犯人は、2022年の現在まだ逮捕されておらず、未解決事件のままです。
たつの市小4女児殺人未遂事件の真相の噂として、犯人は、2004年9月に当時9歳の小学校3年生・筒塩侑子さんが岡山県津山市で殺害された事件で殺人や強制わいせつ致死などの罪で起訴されている勝田州彦(かつた・くにひこ)ではないかという説が存在します。
勝田州彦は、兵庫県加古川市の生まれで、元々、幼い少女を殴ったり刺したりして、相手が苦しんでいる姿を空想して興奮するという異常な性的嗜好を持っていたと取調べや裁判などで供述しています。
勝田州彦はそうした空想を実行に移すようになり、2000年には兵庫県明石市で10歳前後の少女6名に対して立て続けに、腹部などを殴る暴行や淫部を触るなどの暴行及び強制わいせつ事件を起こして逮捕され、保護観察処分と執行猶予付きの有罪判決を受けています。
その後、2004年9月に、偶然町で見かけた筒塩侑子さんのあとをつけて、自宅に侵入した上で首を絞めたり、刃物で刺したりして殺害して逃走。この事件はずっと犯人が発覚せず、勝田州彦は野放しの状態でした。
さらに、勝田州彦は2009年にも兵庫県姫路市や太子町などで、6歳から18歳までの少女合計5名の腹部を殴る、ドライバーの先で刺して怪我を負わせるなどの連続傷害事件を起こし、2010年に懲役4年の実刑判決を受けています。
さらに、2015年にも兵庫県姫路市内で当時中学3年の少女の腹部などをナイフで刺したとする殺人未遂事件でも逮捕されています。
勝田州彦は兵庫県一帯で何度もこうした小学生、中学生、高校生などを狙った凶悪犯罪を繰り返しており、同様の地域で当時9歳の少女が襲われた「たつの市小4女児殺人未遂事件」の犯人も勝田州彦なのではないかと疑われています。
他にも、2007年に兵庫県加古川市で当時小学校2年生だった鵜瀬柚希ちゃんが殺害された事件の犯人もこの勝田州彦ではないかと疑われています。
警察もこれらの事件と、勝田州彦の関与を疑っているとする内容も一部の週刊誌系メディアが書いています。
じつは兵庫県内には、少女が襲われた未解決事件が2件ある。2006年、たつの市で小学4年の女児が男に胸などを刃物で刺され、重傷を負った殺人未遂事件。そして2007年に加古川市で小学2年の女児が自宅前で何者かに左胸と腹を刃物で刺し殺された事件だ。
兵庫県警は、これらの解決に向け捜査を進める。手口や時期などから勝田容疑者が関与している可能性も視野に入れ、岡山県警と情報交換を継続するという。
たつの市小4女児殺人未遂事件のその後
「たつの市小4女児殺人未遂事件」は2022年9月28日で発生から16年が経過していますが、今も犯人は見つかっていません。
その後も、警察は捜査を続けており、2021年9月28日には、兵庫県警察の署員が、現場近くのスーパーなどで情報提供を求めるビラ配りなどを行なっていました。
兵庫県たつの市で2006年、当時小学4年生だった女児が男に刃物で刺され重傷を負った殺人未遂事件は28日、発生から丸15年となった。容疑者逮捕には至っておらず、たつの署員ら10人が現場近くのスーパー2店舗で計300枚のビラを配り、情報提供を呼び掛けた。
まとめ
今回は、2006年9月28日に兵庫県たつの市で発生した「たつの市小4女児殺人未遂事件」についてまとめてみました。
たつの市小4女児殺人未遂事件は、当時小学校4年生だった9歳女児が、学習塾からの帰宅時に、前から歩いてきた20歳〜40歳くらいの男性に突然胸のあたりや左腕などを刺されるなどして重軽傷を負わされた事件です。
犯人はその場から逃走して今も捕まっていません。
たつの市小4女児殺人未遂事件の真相の噂として、犯人は、別の少女殺害などの罪で裁判を受けている勝田州彦ではないかとする説もあり、警察もこの事件との関連を疑っているとする報道も一部メディアから出ています。
しかしその後もたつの市小4女児殺人未遂事件の犯人は特定されておらず、現在も警察による捜査が続いています。