毎日のようにぞっとするほど恐ろしいニュースが報じられていますが、世界事件史上一番恐ろしい事件は何だと思いますか?
今回はシリアルキラーが起こした世界事件史上一番恐ろしい事件をランキング形式でまとめました。
この記事の目次
- 世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:57位~56位
- 世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:55位~51位
- 世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:50位~46位
- 世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:45位~41位
- 世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:40位~36位
- 世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:35位~31位
- 世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:30位~26位
- 世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:25位~21位
- 世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:20位~16位
- 世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:15位~11位
- 世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:10位~6位
- 世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:5位~1位
- 世界事件史上一番恐ろしい事件ランキングのまとめ
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:57位~56位
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング、まずは57位~56位です。この時点でかなり恐ろしい事件ですが、まだまだ恐ろしさでは序の口になります。
第57位:オークランド郡チャイルド・キラー
オークランド郡チャイルド・キラー
発生日時:1976年~1977年
発生場所:アメリカのミシガン州
被害者:4人以上
犯人:不明
オークランドのチャイルドキラーは1976年から1977年にかけて、少なくとも4人の子供が誘拐殺害されました。殺害された子供の中には強姦された人もいました。
このオークランドのチャイルドキラー犯行であると確認できているのは4人のみですが、そのほか7人の子どもも犠牲になっているのではないか?と疑われています。
この事件では容疑者が何人か浮上していますが、現在でもまだ犯人は逮捕されていません。
第56位:パリ人肉事件
出典:bunshun.jp
パリ人肉事件
発生日時:1981年6月11日
発生場所:フランスのパリ
被害者:1人
犯人:佐川一政
1981年6月11日、フランスのパリに留学していた佐川一政は友人のオランダ人女子学生を自宅に呼び出して、射殺した後に屍姦しました。その後、生のまま遺体の肉を食べ、さらにフライパンで調理して食べています。この犯行の目的は強姦・食肉目的でした。
佐川一政は子供のころからカニバリズムの欲求があり、日本でもドイツ人女性を襲い逮捕されたことがありました。
フランスでも逮捕されましたが、心神喪失状態だったとして不起訴になり、日本に帰国後は精神病院に1年間入院した後退院し、自由の身となっています。
殺人・強姦・食肉をしても、起訴されずに入院後に自由の身になるなんて、本当に恐ろしいです。
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:55位~51位
第55位:ブーヘンヴァルトの魔女
ブーヘンヴァルトの魔女
発生日時:1937年~1943年
発生場所:ドイツ
被害者:不明
犯人:イルゼ・コッホ
イルゼ・コッホは女性看守です。夫がナチスの親衛隊幹部で強制収容所の所長だったことから、1937年に彼女も収容所の看守となります。そして、囚人に虐待行為を行ったり、注射で薬殺してから遺体の皮を剥いで収集し、ランプシェードやブックカバー、手袋を作ったと言われています。
彼女の犠牲者が何人いるのか?具体的な数は不明です。またどこまで真実なのかも明らかになってはいません。
第54位:アルファベット殺人事件
アルファベット殺人事件
発生日時:1971年11月16日~1973年11月26日
発生場所:アメリカのニューヨーク州
被害者:3人
犯人:不明
アルファベット殺人事件とは、1971年~1973年にかけて3人の少女が殺害された事件です。被害者の少女は10~11歳で、3人とも性的暴行を受けたのちに絞殺されています。
3人の被害者は名前と姓が同じイニシャルであり、しかも遺体遺棄現場は被害者の名前と同じ文字で始まる名前の場所でした。
この推理小説のような恐ろしい事件は、容疑者は何人か浮上したものの逮捕には至らず、現在でも未解決事件のままとなっています。
第53位:プレイン・フィールドの屠殺解体職人
プレイン・フィールドの屠殺解体職人
発生日時:1954年~1957年
発生場所:アメリカのウィスコンスィン州
被害者:2人
犯人:エド・ゲイン
プレイン・フィールドの屠殺解体職人という異名を持つエド・ゲインは、女性2人を殺害しています。また、エド・ゲインは墓荒らしをして、遺体を掘り起こし、遺体を解剖して、人体の一部を使って次のような様々なものを作成しました。
・女性の乳首から作ったベルト
・遺体の顔を使って作った仮面
・ヒトの顔の皮膚から作ったランプシェイド
実際に殺害した被害者は2人だけですが、墓荒らし・遺体の解剖・皮を剥いで被る・人体を創作の材料とするなどの行為を行っているため、シリアルキラーの代表的な存在として有名になっています。
第52位:華城連続殺人事件
華城連続殺人事件
発生日時:1986年~1991年
発生場所:韓国の華城市
被害者:10人
犯人:イ・チュンジェ
1986年~1991年にかけて韓国の華城市の農村地帯で、10人の女性が強姦され殺害される事件が起こりました。この事件では農機具修理工が逮捕され20年間服役した後に仮釈放されましたが、後に冤罪だったことが判明しています。
2006年に公訴時効を迎えたため、この事件は未解決のまま捜査は終了しています。
2019年に妻の妹への強姦殺人・屍体遺棄で服役していたイ・チュンジェが犯人であることがDNA検査で判明しました。イ・チュンジェ本人も自白して、華城連続殺人事件を含めて14件の殺人と30件あまりの強姦事件の犯行を認めましたが、すでに公訴時効を迎えているため、逮捕されることはありません。
第51位:マルセル・プショー
出典:twitter.com
マルセル・プショー
発生日時:1941年~1944年
発生場所:フランス
被害者:26人以上
犯人:マルセル・プショー
マルセル・プショーは26人以上を殺害したシリアルキラーです。
フランスがナチス・ドイツの占領下に置かれると、迫害を恐れたユダヤ人の富裕層に「25,000フランで国外脱出を手配する」と言い、自宅に誘い込んで毒ガスで殺害しました。しかも、ただ殺害するだけでなく、毒ガスに被害者が苦しむ様子を見て楽しんでいたとのことです。
起訴されたのは26人ですが、プショーは63人を殺害したと自白しています。
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:50位~46位
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング、まだまだ世界には恐ろしい事件がたくさんあります。
第50位:ハンバーガー司祭殺人事件
ハンバーガー司祭殺人事件
発生日時:1986年11月26日~1987年3月19日
発生場所:アメリカのペンシルベニア州
被害者:2人
犯人:ゲイリー・マイケル・ハイドニック
ハンバーガー司祭ことゲイリー・ハイドニックは、強姦・殺人鬼です。1971年に宗教法人「神のしもべ統一教会」を設立し、スラム街で信者獲得のためにマクドナルドのハンバーガーを振舞っていたことから、「ハンバーガー司祭」と呼ばれるようになりました。
彼は子供への執着が異常に強く、知的障害の女性に自分の子どもを産ませていましたが、母親に養育能力がないと判断されて、養子に出されています。
そのような中、1986年11月26日にハイドニックは黒人の女性を次々に誘拐し、自宅に監禁します。そして、自分の子どもを産ませて大家族を作るという計画を立てました。女性を強姦・虐待し、自分に強く抵抗した2人を殺害してしまいます。
殺害されたのは2人だけですが、この異常な事件はアメリカで大きく報道され、マスコミの取材合戦となり、報道規制が敷かれました。
第49位:ヒンターカイフェック事件
ヒンターカイフェック事件
発生日時:1922年3月31日
発生場所:ヴァイマル共和国・バイエルン州(現在のドイツ)
被害者:6人殺害
犯人:不明
1922年4月4日にミュンヘン近くの小さな農村で夫婦・娘・孫娘2人、使用人の合計6人の遺体が発見されました。この6人は3月31日に殺害されたものと見られています。
この事件はいまだに未解決で犯人がわかっていません。
・閉鎖的な村で人里離れた農村で起こった
・村の嫌われ者で近親相姦の噂がある家族が被害者
・事件前に不可解な出来事があった
・警察は頭部を切断して霊媒に頼った捜査をしていた
これらのことがあるため、事件から100年以上経った現在でも、世界のミステリーマニアの興味を引いている恐ろしい事件です。
第48位:テッド・バンディ事件
テッド・バンディ事件
発生日時:1974年~1978年
発生場所:アメリカのワシントン州やオレゴン州
被害者:30人以上
犯人:テッド・バンディ
1974年~1978年にかけて、テッド・バンディは30人以上の若い女性を強姦して殺害しました。
スタイルが良い少女や若い女性を狙い、相手を殴りつけて意識を失わせた後に強姦し、その後殺害するという犯行方法で、バンディはアナルセックスが好きだったとも言われています。しかも、殺害後の遺体は遠くに運んでから切断し、さらに屍姦まで行ったそうです。
テッド・バンディが自白した殺害人数は30人ですが、実際は36人ともそれ以上とも言われています。「シリアルキラー」という言葉は、彼を表現するために生み出された言葉だそうです。
第47位:サムの息子事件
サムの息子事件
発生日時:1976年~1977年
発生場所:アメリカ
被害者:6人
犯人:デビッド・バーコウィッツ
デビッド・バーコウィッツは1976年から1977年にかけて若い女性やカップルを襲って6人を殺害し、8人に重軽傷を負わせました。
バーコウィッツは被害者から金品を奪ったり性的暴行を加えたりなどはしませんでしたが、「サムの息子」という名前でマスコミや警察に支離滅裂な手紙を送り付けています。
また、逮捕後は2,000件にも上る放火を自白しています。
第46位:ヘンリー・ルーカス事件
出典:the-sun.com
ヘンリー・ルーカス事件
発生日時:1960年~1983年
発生場所:アメリカのミシガン州・テキサス州
被害者:3人?(8人?、数百人?)
犯人:ヘンリー・ルーカス
ヘンリー・ルーカスは全米17州で殺人を行い、総数360人を殺害した殺人鬼です。ただ、虚偽の自白を行っているため、実際に殺害した被害者数はわかっていません。物的証拠がそろい起訴できたのは2件だけですが、3,000人を殺害したという自白をしたこともあります。
ヘンリー・ルーカスはFBIに捜査協力をしていたことから、「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクターのモデルになったシリアルキラーと言われています。
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:45位~41位
世界事件史上一番恐ろしい事件のランキングの45位~41位はこちらです。
第45位:黄金州の殺人鬼
黄金州の殺人鬼
発生日時:1974年~1986年
発生場所:アメリカ・カリフォルニア州
被害者:殺人13人、強姦50人以上
犯人:ジョセフ・ジェームズ・ディアンジェロ
アメリカのカリフォルニア州で1974年~1986年にかけて、少なくとも13人を殺害し、50人以上を強姦、100件以上の強盗をしたシリアルキラーがいました。
このシリアルキラーは「黄金州の殺人鬼」や「イースト・エリアの強姦魔」などと呼ばれて、大きなニュースとして扱われましたが、犯人はなかなか特定できず、容疑者が浮上してもDNA鑑定やアリバイで容疑が晴れ、逮捕に至りませんでした。
しかし、最初の事件から40年以上経った2018年4月、DNA鑑定の結果、当時72歳で元軍人・元警察官のジョセフ・ジェームズ・ディアンジェロが逮捕されています。2020年には仮釈放なしの終身刑が言い渡されました。
第44位:ビンガムトン銃乱射事件
出典:afpbb.com
ビンガムトン銃乱射事件
発生日時:2009年4月3日
発生場所:アメリカのニューヨーク州
被害者:14人
犯人:ジバリー・ウォン
2009年4月3日、アメリカのニューヨーク州のビンガムトンにあるアメリカ市民協会で帰化ベトナム移民である自バリー・ウォンが銃を乱射しました。この銃乱射で13人が死亡し、犯人も自分の撃った銃弾で死亡しています。
犯人が死亡しているため、動機については明確になっていませんが、英語が未熟であるために「過小評価と軽蔑」を受け、さらに仕事が見つからないことに不満を爆発させたのではないかと言われています。
こんな身勝手な理由で銃を乱射して14人が死亡するなんて、銃社会は本当に恐ろしいです。
第43位:ブラリ事件
出典:netflix.com
ブラリ事件
発生日時:2018年
発生場所:インドのデリー
被害者:11人
犯人:次男(ラリット)?
2018年にインドのデリーで一家11人が死亡していた事件がありました。家族最年長の祖母は絞殺されていましたが、残りの10人(15歳~50歳)は首を吊っている状態で遺体が発見されています。一家10人は同じ部屋で首をつっていて、口はテープでふさがれ、耳は綿でふさがれ、手は後ろ手で縛られたり、目隠しをされている遺体もありました。
この状況だけを見ると、大量殺人のようにも見えますが、警察は集団自殺として片づけています。
この事件の真相は精神を病んだ次男(45歳)が日記に父親からの指示(とされるもの)を書き、父親の魂は自分に憑依していると話すようになりました。
そして、日記に書かれていた「儀式」と事件現場の状況(首吊りの状況)が酷似していたため、次男の指示によって、儀式を行った結果、集団自殺のようになったのではないかと見られています。
第42位:切り裂きジャック
出典:twitter.com
切り裂きジャック
発生日時:1888年~1891年
発生場所:イギリスのロンドンのイーストエンド
被害者:5人?
犯人:不明
切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)は世界でもっとも有名なシリアルキラーです。
1888年8月末~11月にかけて中年の売春婦を殺害しました。喉を掻き切って殺害した後に、身体をバラバラにするという残酷な方法で殺害し、さらに新聞に自分の犯行声明を投書しています。
一般的に、切り裂きジャックの犯行とされる被害者は5人とされていますが、この時期にイーストエンドでは女性への襲撃事件が多発していたため、切り裂きジャックが関係した事件かどうかの判別が難しく、切り裂きジャックは最大で20人を殺害したのではないかとも言われています。
第41位:ロングアイランドの連続殺人鬼
ロングアイランドの連続殺人鬼
発生日時:2010年~2013年
発生場所:アメリカのニューヨーク州
被害者:10人~16人
犯人:不明
ロングアイランドの殺人鬼は、売春婦の女性たちが殺害され、遺体がニューヨーク州のロングアイランドのビーチ付近で次々に発見された事件です。
2010年12月には4人の遺体が発見され、2011年3月4月には6人の遺体が発見されました。警察はこの10人の遺体は、同一人物による犯行の犠牲者であると結論付けています。このほかにも、同様の6件の不審な遺体遺棄事件も、同一犯による犯行ではないかと見られています。
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:40位~36位
世界事件史上一番恐ろしい事件のランキングはまだまだ続きます。次は40位から36位です。
第40位:BTK事件
出典:gendai.media
BTK事件
発生日時:1974年1月15日~1991年1月19日
発生場所:アメリカのカンザス州
被害者:10人
犯人:デニス・レイダー
デニス・レイダーは自分自身をBTKと名乗ったシリアルキラーです。BはBind(緊縛)、TはTorture(拷問)、KはKill(殺害)のBKTです。
1974年から1991年の間に次々に拷問殺人事件を起こしましたが、自分の犯罪を解説するような手紙を警察やマスコミに送りつけていたことが特徴です。2005年に逮捕されて、10回の終身刑に服しています。
第39位:尼崎事件
出典:bunshun.jp
尼崎事件
発生日時:1987年~2012年
発生場所:兵庫県尼崎市
被害者:8人(+3人行方不明)
犯人:角田美代子
尼崎事件とは、角田美代子がマインドコントロール・洗脳を巧みに使いながら、次々と4つの家族を乗っ取り、家族を崩壊させ、財産を巻き上げて、家族同士で暴行を行い、殺害していった事件です。
角田美代子は逮捕後に留置所で首をつって自殺をしてしまったため、事件の全容解明は不可能かと思われましたが、角田美代子が死んだことで恐怖から解放された人たちが供述を始めたため、現在はほぼ事件の真相は解明されました。
第38位:ミルウォーキーの食人鬼
ミルウォーキーの食人鬼
発生日時:1978年~1991年
発生場所:アメリカのオハイオ州やウィスコンシン州
被害者:17人殺害
犯人:ジェフリー・ライオネル・ダーマー
ミルウォーキーの食人鬼と呼ばれたジェフリー・ライオネル・ダーマーは、1978年から1991年にかけて、17人の青少年を絞殺した後に屍姦し、その後に死体を切断して、死体の肉を食べるという恐ろしい行為を続けました。
逮捕後は終身刑を言い渡されていますが、1994年に刑務所内で黒人の受刑者に撲殺されています。
第37位:ワグナー事件
ワグナー事件
発生日時:1931年9月4日
発生場所:ドイツ
被害者:14人
犯人:エルンスト・アウグスト・ワグナー
精神疾患を発症していたワグナーは村人に嘲笑され迫害されていると思い込むようになり、家族を道連れにして、村人に復讐しようと考えるようになりました。まず、家族5人を殺害し、それから銃などの武器を所持して、生まれ育った村に向かい、9人を殺害し、12人に重傷を負わせました。
この事件は同時期に日本で起こった津山30人殺しと多くの共通点が指摘されています。
第36位:相模原知的障害者施設襲撃事件
相模原知的障害者施設襲撃事件
発生日時:2016年7月26日
発生場所:神奈川県相模原市緑区
被害者:19人
犯人:植松聖
2016年7月26日未明、神奈川県相模原市にある知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」に元職員の植松聖が刃物を持って侵入し、職員を結束バンドなどを使って拘束し、入所者を次々に襲って殺害しました。
植松は施設を辞めさせられたことを恨んでいたほか、「重度障害者は社会に不要な存在だから、安楽死させれば世界平和につながる」という思想を持って犯行に及んでいます。
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:35位~31位
第35位:マルク・デュトルー事件
マルク・デュトルー事件
発生日時:1995年~1996年
発生場所:ベルギー
被害者:5人
犯人:マルク・デュトルー
マルク・デュトルーは1989年に連続強姦犯として逮捕されましたが、模範囚であったためにわずか3年で釈放されました。
その3年後の1995年に8歳の少女2人を拉致監禁しています。その2ヶ月後には17歳と19歳の少女2人を拉致監禁しましたが、この2人は薬物を打たれて窒息死させられました。
デュトルーは1995年末に車両窃盗で逮捕され、半年間刑務所に入っていたため、最初に拉致された8歳の少女2人はこの間に拉致したものと見られています。デュトルーの妻は少女2人が監禁されていて食事を与えるようにデュトルーから命じられていましたが、監禁されている少女を見るのが怖くて、食事を与えに行けなかったと供述しています。
デュトルーが出所すると、少女2人が餓死していたため、1996年5月に12歳の少女を拉致監禁し、強姦し続けました。その3ヶ月後に14歳の少女を拉致しましたが、この時の犯行を通行人に見られていたため、デュトルーは逮捕され、少女2人は救出されました。
第34位:サン・イシドロ・マクドナルド銃乱射事件
サン・イシドロ・マクドナルド銃乱射事件
発生日時:1984年7月18日
発生場所:アメリカのカリフォルニア州サンディエゴ
被害者:22人
犯人:ジェイムズ・ヒューバティ
犯人のジェイムズ・ヒューバティは、3歳の頃にポリオを患っていて歩行障害を持っていました。その障害と関係あるのかは不明ですが、仕事がなくなり、自暴自棄に陥ります。
そして、1984年7月18日にサンディエゴのサン・イシドロ地区にあるマクドナルドにショットガンとマシンガンを持って乗り込み、銃を乱射したのです。この銃乱射事件で21人の人が亡くなり、犯人のジェイムズ・ヒューバティはSWATに射殺されました。
この事件の後、犯人の妻と娘には殺害予告が届き、引っ越しを余儀なくされ、娘は改名せざるを得なくなりました。
第33位:北九州監禁殺害事件
出典:fnn.jp
北九州監禁殺害事件
発生日時:1996年~2002年
発生場所:福岡県北九州市
被害者:7人
犯人:松永太・緒方純子
北九州監禁殺人事件は1996年~2002年にかけて起こった連続監禁殺人事件です。主犯の松永太は内縁の妻である緒方純子の親族を監禁して、自分の支配下に置いて抵抗できない状態にした挙句、家族同士で殺害させたという恐ろしい凶悪事件です。
この北九州監禁殺害事件で7人が殺害されました。あまりにも凶悪で残忍な事件だったため、報道規制が敷かれたとも言われています。
第32位:「恐怖の館」殺人事件
「恐怖の館」殺人事件
発生日時:1964年~1992年
発生場所:イギリス
被害者:12人
犯人:フレデリック・ウォルター・スティーヴン・ウェストと妻ローズ
フレデリック・ウォルター・スティーヴン・ウェストとその妻のローズは、近親相姦が当たり前という歪んだ倫理観の中で育ち、その2人が出会って結婚し夫婦となりました。
ウェストは自分の子どもたちと近親相姦をし、妻のローズは自分の父親と近親相姦をして、ウェストはそれを壁の穴から覗いて興奮するという生活をしていましたが、同時に女性を誘拐して殺人を行うようになりました。
ウェストは女性たちをただ殺害するだけでなく、強姦し、さらに手足を切り落としたり、膝をたたき割るなどの拷問を行い、殺害後は遺体を解体して、庭に埋めました。このあまりにもおぞましい犯行に、ウェストたちが逮捕された後の自宅は「恐怖の館」と呼ばれるようになっています。
第31位:山岳ベース事件
出典:mainichi.jp
山岳ベース事件
発生日時:1971年~1972年
発生場所:群馬県榛名山、迦葉山、妙義山
被害者:12人
犯人:森恒夫と永田洋子
連合赤軍は1971年末から群馬県山中に設置した山岳ベースで軍事訓練を行うことになりました。その軍事訓練の中で「総括」という名目で暴行・拷問・極寒での放置・絶食などを強要し、29人中12人を死に追いやりました。
名目は総括でしたが、この連合赤軍の中心メンバーである永田洋子の個人的な嫉妬による部分も大きく、結局は難癖をつけてリンチしたようなものでした。
嫉妬や難癖をつけて行った総括で12人の命を奪ったというのは、恐ろしいですよね。この山岳ベース事件の残党が、あの悪名高いあさま山荘事件を引き起こしています。
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:30位~26位
次は世界事件史上一番恐ろしい事件のランキング、30位から26位です。
第30位:デュッセルドルフの吸血鬼
出典:stern.de
デュッセルドルフの吸血鬼
発生日時:1892年~1930年
発生場所:ドイツのデュッセルドルフ
被害者:9人?80人?
犯人:ペーター・キュルテン
ペーター・キュルテンはデュッセルドルフの吸血鬼と呼ばれたシリアルキラーです。9歳の時に友人を筏から突き落として溺れさせたことが、キュルテンの最初の殺人と言われています。その後、動物虐待を覚え、そこから人へ攻撃をすることで快楽を覚えるようになりました。
1913年、30歳の時には14歳の少女を強姦して殺害しました。その後、1929年にはデュッセルドルフの凶行に及びます。デュッセルドルフで次々に強姦・殺人を繰り返し、デュッセルドルフをパニックに陥れ、この犯人は「デュッセルドルフの吸血鬼」と呼ばれるようになりました。
1930年には妻にそれまでの犯行を告白し、妻が警察に通報して逮捕されています。彼は80件の犯行を自白しましたが、裁判で立証されたのは、9件の殺人と7件の殺人未遂だけでした。
キュルテンには死刑判決が言い渡されましたが、死刑執行前には「私に残された最後の望みは、自分の首が切り落とされ、血飛沫を噴き出す音をこの耳で聴くことです」という言葉を残しています・・・。
第29位:ハッピーランド放火事件
ハッピーランド放火事件
発生日時:1990年3月25日
発生場所:アメリカのニューヨーク
被害者:87人
犯人:フリオ・ゴンザレス
1990年3月25日、アメリカのニューヨークにあるナイトクラブ「ハッピーランド」で放火事件が起こり、87人が死亡しました。犯人のフリオ・ゴンザレスは、キューバから亡命してきた男性でしたが、仕事を解雇されたばかりで、さらに恋人とも別れたばかりでした。
ハッピーランドはその別れた恋人が勤務するナイトクラブで、3月25日にゴンザレスは復縁を迫るためにハッピーランドを訪れます。何度も復縁を要求しましたが拒否され、最終的には店の用心棒に追い出されてしまいました。
ゴンザレスはガソリンを購入した後に店に戻り、店の唯一の出入り口である階段にガソリンをまいて火をつけました。この放火で87人が亡くなるという大惨事になっています。
第28位:ボストン絞殺魔事件
ボストン絞殺魔事件
発生日時:1962年6月14日~1964年1月4日
発生場所:アメリカのボストン
被害者:13人
犯人:アルバート・デザルボ
アメリカのボストンで、1962年6月から1964年1月までの1年半で19歳~75歳の13人の女性が性的に暴行・強姦され、殺害された事件が起こりました。
女性たちはみな発見時は全裸で、性的暴行または強姦されて、ほとんどが絞殺されていました。
この事件では、ほかの強姦事件の犯人として精神病院に収容されていたアルバート・デザルボが犯人であることが発覚し逮捕されました。アルバート・デザルボは司法取引で強姦事件のみで裁かれることになり、終身刑が宣告されましたが、1973年に刑務所の独房内で刺殺体となって発見されています。
第27位:ジェニーン・ジョーンズ事件
ジェニーン・ジョーンズ事件
発生日時:1970年~1980年代
発生場所:アメリカ
被害者:2人(60人以上?)
犯人:ジェニーン・ジョーンズ
ジェニーン・ジョーンズはアメリカの准看護師です。ジョーンズは病院の小児集中治療室で働いていましたが、次々に子供が亡くなっていき、訴訟を恐れた病院がジョーンズら准看護師を解雇しました。その後、転職した小児病院で子どもたちに筋弛緩薬を盛ったことが判明し、1983年に逮捕されています。
殺人として立証されたのは2人のみですが、60人以上の乳幼児殺害した可能性があります。このジェニーン・ジョーンズは代理ミュンヒハウゼン症候群やヒーロー・コンプレックスを抱えていた言われています。
第26位:フリッツ・ハールマン事件
フリッツ・ハールマン事件
発生日時:1919年~1924年6月
発生場所:ドイツ
被害者:24人(27人以上?)
犯人:フリッツ・ハールマン
フリッツ・ハールマンは精肉店を営んでいた連続殺人鬼です。ハノーファー中央駅にいる若い男性の浮浪者や家出少年、男娼を自宅に誘いこみ、性行為をしている最中に相手の喉をかみちぎって殺害しました。この被害者の服を安く売りさばくだけでなく、遺体の肉を缶詰の豚肉として売りさばいていたとも言われています。
裁判で認定された被害者は24人ですが、実際は27人以上、ハールマン自身は48人を殺害したと自白しています。
また、ハールマンは警察の協力者であり、警察にほかの犯罪者を引き渡すこともあったため、「探偵」ハールマンやハールマン「刑事」とも呼ばれていました。警察の関係者とも言える存在だったのに、警察はハールマンが連続殺人鬼だったと気づかなかったことから、大きな社会問題になっています。
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:25位~21位
世界事件史上一番恐ろしいランキング、次は25位から21位を見ていきましょう。まだまだ恐ろしい事件はたくさんあります。
第25位:ネパール王族殺害事件
出典:jiji.com
ネパール王族殺害事件
発生日時:2001年6月1日
発生場所:ネパールのカトマンズ
被害者:10人
犯人:ディペンドラ王太子?
2001年6月1日午後9時ごろ、王族が全員集まった晩餐会で結婚を反対された王太子が銃を乱射し、国王や王妃、第二王子など9人を殺害し、自分も自殺するという衝撃的な事件が起こりました。
この事件は王太子の犯行であり、結婚を反対された恨みによる犯行とも言われていました。
この事件の後、国王も王太子も死亡したことから、国王の弟であるギャネンドラが国王に即位しました。
しかし、国王の弟であるギャネンドラは、「王族全員集合」の場に唯一いなかった王族であり、ギャネンドラの家族は無事だったこと。さらに、王太子の自殺には不自然な点があることなどから、ギャネンドラによるクーデターだったのでは?とも見られています。
また、親中だったビレンドラ国王を邪魔に思っていたアメリカとインドがギャネンドラを使って、ビレンドラ国王を始末したとも言われいます。国王が殺害されたのに、なんともモヤモヤした結末で謎が多い恐ろしい事件です。
第24位:京都アニメーション放火事件
京都アニメーション放火事件
発生日時:2019年7月18日
発生場所:京都府京都市伏見区
被害者:36人
犯人:青葉真司
2019年7月18日、「らき☆すた」や「けいおん!」などの人気アニメを制作していた京都アニメーションに、犯人の青葉真司が侵入し、建物1階にバケツでガソリンをまいて、ライターで着火しました。現場は爆発音とともに爆燃現象が発生し、建物は全焼。中にいたスタッフら70人中36人が死亡し33人が負傷しました。
犯人の青葉真司も全身の93%に火傷を負い、命の危機に瀕しましたが、医療チームの懸命な治療で回復しています。
第23位:張永明食肉事件
張永明食肉事件
発生日時:2008年~2012年
発生場所:中国の雲南省
被害者:20人?50人以上?
犯人:張永明
中国の雲南省昆明市で2012年に張永明が逮捕されました。昆明市では2008年以降に20人以上の男性(12歳~80歳)が失踪していて、張永明が殺害したと見られています。
張永明は以前にも殺人事件で逮捕されたことがありました。
香港紙によると、この張永明の自宅には人間の目玉を漬け込んだお酒や吊るされた人間の太もも、人骨などが多数見つかっていて、張永明は食肉目的でたくさんの人を殺害したようです。
張永明の自宅には50足以上の男性の靴があったことから、実際の被害者はもっと多いのではないか?とも言われています。
張永明は2013年1月に死刑が執行されました。
第22位:太陽寺院集団自殺事件
太陽寺院集団自殺事件
発生日時:1994年10月
発生場所:スイス・カナダ・フランス
被害者:74人
犯人:教団(太陽寺院)
太陽寺院集団自殺事件は、カルト教団の太陽寺院の信者が集団自殺した事件です。
1994年10月にスイスで23人が銃殺、さらに別の場所では25人が薬物を投与されて焼死、カナダの山小屋では5人の遺体が発見され、翌年の1995年12月にはフランスで16人が焼死体で発見、1997年にもカナダで信者5人が遺体で発見されています。
集団自殺ではあるものの、この自殺事件の真相は完全にはわかっていません。
第21位:津山30人殺し
出典:bunshun.jp
津山30人殺し
発生日時:1938年5月21日
発生場所:岡山県津山市
被害者:30人
犯人:都井睦雄
津山30人殺しは日本で最も有名な大量殺人事件です。
犯人の都井睦雄は夜這いの風習が残る村で育ち、村の女性と関係を持っていましたが、徴兵検査で丙種合格となったことなどを理由に女性たちに関係を拒絶されるようになりました。
それを逆恨みして、犯行を計画します。
都井は1938年5月20日に送電線を切断し、5月21日未明に学生服と軍用のゲートルを着て、頭にはハチマキ巻いて、そこに懐中電灯を左右に結わえ付け、腰に日本刀と匕首、手には銃を持って家を出ます。そして、近隣住民を次々に殺害していき、この事件の犠牲者は30人にものぼりました。
その後、都井は山頂で猟銃で自殺をしています。
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:20位~16位
第20位:クウェート結婚式放火事件
出典:nbcnews.com
クウェート結婚式放火事件
発生日時:2009年8月15日
発生場所:クウェート
被害者:57人
犯人:ナスラ・ユセフ・モハマド・エネズィ
2009年8月15日、クウェート市内で開かれていた結婚式に、夫の前妻が侵入してガソリンを放ち放火したことで、57人が死亡しました。前妻は夫への復讐目的でこの犯行に及んでいます。
個人的な恨みで57人を死亡させる。しかも、幸せいっぱいの結婚式の最中に放火するのですから、事件現場のパニックはかなりのもので地獄絵図のような状態だったと思われます。
この事件の犯人は死刑判決となり、2017年に死刑が執行されました。
第19位:ラスベガス・ストリップ銃乱射事件
出典:bbc.com
ラスベガス・ストリップ銃乱射事件
発生日時:2017年10月1日
発生場所:アメリカのネバダ州ラスベガス
被害者:61人
犯人:スティーブン・パドック
2017年10月1日、アメリカのラスベガスのラスベガス・ストリップ沿いの会場で開かれていた音楽イベント「The Route91 Harvest」の会場に向けて、隣接したホテル(マンダレイ・ベイ・リゾートアンドカジノ)の32階の客室からライフルを乱射するという銃乱射事件が発生しました。
この事件で、現場で58人が死亡867人が負傷するという大惨事になりました。のちに負傷した2名も死亡したため、被害者は60人となり、さらに現場で犯人も自殺していますので、この事件での死亡者は61人となっています。
犯人のスティーブン・パドックはうつ病を発症していて、またカジノや不動産投資で資産を失っていましたが、それでも裕福な生活を送っていたため、具体的な動機は不明となっています。
第18位:殺人ピエロ(キラー・クラウン)
出典:bunshun.jp
殺人ピエロ(キラー・クラウン)
発生日時:1972年1月~1978年12月
発生場所:アメリカ
被害者:33人
犯人:ジョン・ゲイシー
父親から虐待を受けて育ったジョン・ゲイシーは、26歳の時に少年への性的虐待の罪で逮捕・服役することになります。服役中に離婚し、自分に虐待をしていた父親が死去したことで、何らかのタガが外れたのかもしれません。
出所後、ジョン・ゲイシーは少年を狙って殺人を繰り返しました。少年たちを「バイトの面接」と言って誘い出して拉致した後、拘束して拷問をしながら強姦し、その後に絞殺するという手口でした。
ジョン・ゲイシーは子供向けの慈善活動も行っていて、その時にはピエロのコスプレをして福祉施設を訪れるなどの活動をしていたため、殺人ピエロ(キラー・クラウン)と呼ばれるようになっています。
第17位:デートゲーム・キラー
出典:buzzfeed.com
デートゲーム・キラー
発生日時:1971年6月12日~1979年
発生場所:アメリカ
被害者:8人~130人
犯人:ロドニー・ジェームス・アルカラ
ロドニーアルカラは1971年~1979年まで少なくとも8人を殺害した連続強姦殺人魔です。アルカラの犯行は被害者の首を絞め意識を失わせ、そのまま放置し、意識を回復したらまた同じように首を絞めるという行為を繰り返す残忍なものでした。
1978年にはデートゲームという人気バラエティ番組に出演していたこともあり、「デートゲーム・キラー」と呼ばれるようになっています。
また、アルカラが所持していた写真には性的なポーズを取った女性のほかに10代の少年も含まれていたことから、少年も被害に遭っていた可能性が高いです。
裁判で認定された被害者の人数は8人だけですが、実際の被害者は130人近くいるのではないかとも言われています。
第16位:サミュエル・リトル事件
出典:cnn.co.jp
サミュエル・リトル事件
発生日時:1970年~2002年
発生場所:アメリカ
被害者:3人?90人?
犯人:サミュエル・リトル
サミュエル・リトルは高校を中退後に自宅を出て、万引きや窃盗・殺人を行いながら全米を転々としていたシリアルキラーです。2012年にホームレス保護施設で薬物関連の罪で逮捕された後、DNA鑑定が行われた結果、1987年~1989年にロサンゼルスで発生した殺人事件に関与していたことが判明し、終身刑の判決を受けています。
サミュエル・リトルは刑務所内で93件の殺人事件を自供していて、そのうち50件は捜査当局によって裏付けが取れているため、50人以上は殺害していたことはほぼ間違いなく、90人、もしくはそれ以上を殺害している可能性もあります。
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:15位~11位
世界事件史上一番恐ろしい事件のランキング。15位~11位を見ていきます。これまで以上に犠牲者が多かったり、残虐性が高かったりする事件ばかりです。
第15位:ディアトロフ峠事件
出典:nikkei.com
ディアトロフ峠事件
発生日時:1959年2月2日
発生場所:ソ連のウラル山脈
被害者:9人
犯人:?
1959年2月2日、男女9人がウラル山脈北部で登山をしていましたが、9人全員が死亡する事件が起こりました。
-30度という極寒の中、テントを内側から引き裂いて裸足で飛び出していたという不可解な点があったほか、2体は頭がい骨骨折、2体は肋骨骨折、1体は眼球や舌がなかったことなどから、ただの凍死なのか事件性があったのかなどがわかっていません。しかも、犠牲者の衣服からは高い線量の放射性物質が検出されています。
しかも、事件後3年間、発生した地域への立ち入りをソ連当局は禁じていました。
あまりにも不気味な点が多いため、この事件は世界一不気味な遭難事件と言われています。
第14位:ブッチャーベイカー
ブッチャーベイカー
発生日時:1971年~1983年
発生場所:アメリカのアラスカ州
被害者:少なくとも17人
犯人:ロバート・ハンセン
1971年から1983年の間にアメリカのアラスカ州のアンカレッジ周辺で少なくとも17人以上の女性を強姦し殺害しました。
しかも、その犯行方法は残虐で恐ろしいものでした。
犯人のロバート・ハンセンは売春婦を自分が所有している軽飛行機に乗せて、アラスカの荒野にある小屋に連れて行き、そこで強姦します。その後、被害者を荒野に放って、自動小銃やナイフを使ってじわじわと追い詰めて殺害する「人間狩り」を楽しんでいたのです。
第13位:人民寺院集団自殺事件
人民寺院集団自殺事件
発生日時:1978年11月18日
発生場所:ガイアナのジョーンズタウン
被害者:918人
犯人:ジム・ジョーンズ
人民寺院は1955年にジム・ジョーンズが設立した社会主義キリスト教系のカルト宗教団体です。この人民寺院は南米のガイアナにジョーンズタウンを開拓し、ユートピアと称して集団生活を作っていました。
しかし、そのコミューンでは、強制労働や性的虐待、麻薬の使用などが行われ、飢餓状態にある人もいたとのことです。
このジョーンズタウンをマスコミは問題視するようになり、1978年11月17日にアメリカの下院議員が視察に訪れます。信者の一部がこの下院議員にジョーンズタウンを離れたいと申し出て、翌日に議員と一緒にアメリカに戻る予定になっていました。しかし、人民寺院の信者たちが空港で議員一行と脱退者を襲撃し、3人が殺害されました。
その日の夕方、教祖のジム・ジョーンズが信者たちにシアン化合物を飲ませ、集団自殺を行ったのです。ただ、この集団自殺をした人の中には、自殺に抵抗したけれど、無理やり毒を飲まされたりした人もいたとのことです。
第12位:オウム真理教事件
オウム真理教事件
発生日時:1980年代末期~1990年代中期
発生場所:日本
被害者:31人?
犯人:オウム真理教(麻原彰晃)
オウム真理教事件はカルト宗教のオウム真理教が起こした一連の事件です。
坂本堤弁護士一家殺害事件や松本サリン事件、地下鉄サリン事件などが有名ですね。この中でも、1995年3月20日に起こった地下鉄サリン事件は通勤ラッシュ時の東京の地下鉄を狙った化学兵器による無差別テロは世界でも類を見ないものでした。
サリンやVXガスなど普通では耳にしないような化学兵器を使ったオウム真理教は、日本を恐怖の底に陥れました。現在でもオウム真理教事件は、日本犯罪史上最も凶悪で特筆すべき恐ろしい事件と言えるでしょう。
第11位:アンガルスクの狂気
アンガルスクの狂気
発生日時:1992年~2010年
発生場所:ロシアのウラジオストク
被害者:78人?83人?200人?
犯人:ミハイル・ポプコフ
ロシアの極東にあるウラジオストクで警察官をしていたミハイル・ポプコフは、夜にパトロールしている時に売春婦たちを「家まで送る」と言って車に乗せて強姦し、斧やナイフなどで刺殺して殺害しました。ポプコフは一人暮らしの女性ばかりを狙ったので、失踪してもそれほど不審に思われず、事件の発覚が遅れたという事情があったようです。
ポプコフが殺害した人数は確定しているだけでも83人。実際は200人以上いるのではないか?と言われています。
2022年には6ヶ月従軍すれば赦免という条件に釣られて、ウクライナとの戦争に参戦を志願したことでも話題になりました。
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:10位~6位
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング、続いては10位~6位です。
第10位:ゴードン・ノースコット事件
ゴードン・ノースコット事件
発生日時:1926年~1928年
発生場所:アメリカ
被害者:3人?23人?
犯人:ゴードン・スチュアート・ノースコット
ゴードン・ノースコットは、1926年~1928年に起こった連続少年誘拐事件の犯人です。ゴードン・ノースコットは少年を狙って誘拐し、自分が働く養鶏場に監禁して、自分の歪んだ性的欲求のはけ口にして、殺害しました。しかも、自分の性的欲求を満たすだけでなく、ノースコットと同じ性的嗜好を持つ顧客に、誘拐した少年を貸し出していました・・・。
起訴されたのは少年3人の殺害だけですが、実際の犠牲者は20人以上いるとも言われています。
第9位:グリーン・リバー・キラー
出典:gendai.media
グリーン・リバー・キラー
発生日時:1982年~1984年
発生場所:アメリカ・カナダ
被害者:49人?70人以上?
犯人:ゲイリー・リッジウェイ
ゲイリー・リッジウェイは1982年から1984年の間に70人以上を殺害した殺人鬼です。売春婦や家出少女を狙い、強姦した後に絞殺し、遺体をグリーン・リバーに遺棄しました。
遺棄していた遺体を見に来て、屍姦することもあったそうです。
長期間、犯人はわかっていませんでしたが、2001年にDNA鑑定によって、ゲイリー・リッジウェイが犯人であることが判明して逮捕されています。
裁判では49人の殺害が判明しましたが、実際は70人以上を殺害したと見られています。
第8位:チェスボード・キラー
出典:afpbb.com
チェスボード・キラー
発生日時:1992年~2001年
発生場所:ロシア
被害者:48人(61~63人?)
犯人:アレクサンドル・ピチュシキン
アレクサンドル・ピチュシキンはロシアのシリアルキラーです。1992年に友人を殺害したのを皮切りに、次々に殺人を繰り返し、チェスボードのマス目である64人を目指して人を殺していたと言われています。
彼の殺害対象は主に高齢のホームレスでした。少なくとも48人を殺害していますが、61~63人は殺害したとも言われています。
第7位:殺人鬼・ロバート・ピックトン
出典:bbc.com
殺人鬼・ロバート・ピックトン
発生日時:1983年~2002年
発生場所:カナダ
被害者:49人
犯人:ロバート・ピックトン
ロバートピックトンはカナダの養豚業者であり、カナダ史上最も恐ろしい連続殺人犯です。
養豚業者だったロバートピックトンは売春婦を狙って、自身の農場で次々に殺害し、遺体の肉を豚の餌にしていました。しかも、遺体の肉を販売用の豚肉に混ぜてひき肉にして販売していた疑惑があります。
ピックトン自身は49人を殺害したと自供していますが、起訴されたのは26件の殺人、さらに有罪になったのは6件だけでした。
このロバート・ピックトンは終身刑を言い渡されましたが、25年で仮釈放される可能性があるとのことです・・・。
第6位:石家荘爆発事件
石家荘爆発事件
発生日時:2001年3月16日
発生場所:中国の河北省石家荘
被害者:109人
犯人:靳如超
犯人の靳如超は以前に強姦罪で10年間刑務所に入っていた前科があります。出所後の2001年には女性と同棲していましたが、女性がこっそりと実家に戻ったため、靳如超はその女性を追いかけていき殺害しました。
そして、石家荘に戻った靳如超は3月13日に硝酸アンモニウムを大量に購入し、3月16日に元妻やその夫、自分の継母、トラブルがあった隣人などが住む4ヶ所の社員寮に爆発物を仕掛け、次々に爆発させ108人を死亡させました。
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング:5位~1位
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキング、5位から1位を見ていきます。
第5位:アンドレイ・チカチーロ事件
アンドレイ・チカチーロ事件
発生日時:1978年12月22日~1990年11月20日
発生場所:ソ連
被害者:57人?
犯人:アンドレイ・チカチーロ
アンドレイ・チカチーロはソ連(現在のウクライナ領)生まれの凶悪な殺人鬼です。
被害者たちを人目がないところに誘い込み、暴行して拷問をくわえながら惨殺しました。チカチーロは遺体を切り刻んで腸を切断し、両目をくりぬき、さらに遺体の一部を食べていたことがわかっています。
チカチーロの犠牲者は未成年の少年・少女か若い女性ばかりでした。
第4位:アイス・メタル・キャスケット
アイス・メタル・キャスケット
発生日時:2019年
発生場所:タイのバンコク
被害者:298人?
犯人:アピチャイ・オンウィシット
タイのバンコクで親の遺産で悠々自適に暮らしていた40歳のアピチャイ・オンウィシットが逮捕されました。
アピチャイ・オンウィシットは当時交際していた22歳の女性を監禁・暴行・殺害しました。そして、警察がアピチャイ・オンウィシットの自宅を捜索したところ、298人にものぼる人骨が発見されたというのです。
アピチャイは若い女性を殺害し、自宅の池で飼っている肉食魚に遺体を食べさせたのではないかと見られています。
第3位:おもちゃ箱の殺人鬼
おもちゃ箱の殺人鬼
発生日時:1957年~1999年
発生場所:アメリカ
被害者:14人~60人
犯人:デビッド・パーカー・レイ
デビッド・パーカー・レイは1957年~1999年までに14人~60人の女性を拷問し殺害したシリアルキラーです。
元々SMプレイに興味を持ったサディスティックな嗜好を持っていたデビッド・パーカー・レイは、自分のトレーラーを防音仕様にした拷問部屋に改造し、そこで女性を拷問・強姦・殺害しました。
この拷問部屋にはノコギリや手術用のメス、鞭、鎖などの拷問グッズがそろっていたとのことです。
第2位:満月の狂人アルバート・フィッシュ
出典:tocana.jp
満月の狂人アルバート・フィッシュ
発生日時:1910年~1934年
発生場所:アメリカのニューヨーク州
被害者:400人?
犯人:アルバート・ハミルトン・フィッシュ
満月の狂人と呼ばれたアルバート・フィッシュは1910年~1934年までに400人以上を殺害し、遺体の肉を食べる食人鬼でした。
フィッシュはサディスティックとマゾヒズムが同居している特殊性癖をしていて、被害者を拷問するだけでなく、遺体の肉を食べ、さらに尿や血液、排泄物までも食べています。
1936年に電気椅子による死刑が執行されましたが、死刑執行前には、「一生に一度しか味わえない、最高のスリル」と語ったそうです。
第1位:アメリカ同時多発テロ事件
アメリカ同時多発テロ事件
発生日時:2001年9月11日
発生場所:アメリカ
被害者:2,996人
犯人:アルカイダ
世界事件史上一番恐ろしい事件と言えば、やはりアメリカ同時多発テロではないでしょうか。
ニューヨークのマンハッタンのシンボル的存在だったワールドトレードセンターに2機の旅客機が激突し、建物が崩壊。さらにアメリカ国防省であるペンタゴンに旅客機が墜落。これらのテロで約3,000人が犠牲となりました。
ここからアフガニスタン紛争が起こり、イスラム過激派のの危険性が高まったことからも、この事件は世界事件史上一番恐ろしい事件と言えます。
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキングのまとめ
世界事件史上一番恐ろしい事件ランキングをまとめました。世界では恐ろしい事件がいろいろと起こっています。
また、日本は治安が良いと言いながらも、たくさんの恐ろしい事件が起こっていますよね。