「検索してはいけない言葉」として知られる「眞鍋かをり 住所」とは、2007年まで実在したあるウェブサイトがヒットするワードでした。この記事では、「眞鍋かをり 住所」で表示されるサイトの内容と、検索してはいけないとされる理由などについて詳しくまとめました。
この記事の目次
眞鍋かをり 住所とは「検索してはいけない言葉」として知られるワード
「眞鍋かをり 住所」とは、「検索してはいけない言葉」としてインターネット上で知られているワードです。
2007年頃までは「眞鍋かをり 住所」と検索すると、「心機一転やり直し!!裏インターネット マニュアル&眞鍋かをりの個人情報を公表するサイト!!」というタイトルの個人運営と見られるウェブサイトがヒットしました。
このウェブサイトにアクセスすると、不快な思いをしたり、コンピューターに不具合が生じたりするため「検索してはいけない言葉」として知られるようになりました。
一部サイトでは「眞鍋かをり 住所」は都市伝説で本当は存在しないかのように言われていますが、2007年まで確かに実在した悪質で危険なウェブサイトでした。
ただし、現在は既に当該のページは削除されていてヒットしません。
ここではこの検索してはいけない言葉「眞鍋かをり 住所」について紹介していきます。
タレントの眞鍋かをりとは一切関係がない
眞鍋かをりのプロフィール
生年月日:1980年5月31日
出身地 :愛媛県西条市
身長 :165cm
血液型 :A型
そもそも「眞鍋かをり 住所」というワードの眞鍋かをりさんは、2000年代に高い人気を誇ったマルチタレントです。「元祖ブログの女王」とも呼ばれ、芸能人のアメブロがブームになった時期に特に人気を集めた存在でした。
かねてから交際が報じられていたロックバンド「THE YELLOW MONKEY」の吉井和哉さんと2015年に結婚し、同年には子供が生まれて以降は抑え目に活動されているようですが、現在も芸能活動を続けられています。
そして、この記事で紹介している「眞鍋かをり 住所」と、タレントの眞鍋かをりさんには一切関係がありません。
かつて、「眞鍋かをり 住所」と検索するとヒットしたウェブサイト「心機一転やり直し!!裏インターネット マニュアル&眞鍋かをりの個人情報を公表するサイト!!」は、当時非常に人気の高かった眞鍋かをりさんの自宅や実家などの個人情報を公開していると謳ってアクセス数を稼いで、来訪者に不快な思いをさせたり、コンピューターに何らかの不具合を生じさせたりする悪質なサイトでした。
そのため、眞鍋かをりさんもこのサイトや、「眞鍋かをり 住所」が「検索してはいけない言葉」として有名なった事で大きな被害を被っているといえます。
実際に、当時の眞鍋かをりさんの所属事務所は、インターネットセキュリティを請け負う会社に対応を依頼するなどして対策をしていたようです。
「極まりないズサン運営遊園地」と同一の運営者だとみられている
「眞鍋かをり 住所」と検索するとかつてヒットしたウェブサイト「心機一転やり直し!!裏インターネット マニュアル&眞鍋かをりの個人情報を公表するサイト!!」の運営者は正体不明ですが。同じく「検索してはいけない言葉」としても知られるウェブサイト「極まりないズサン運営遊園地」と同じ運営者ではないかと言われています。
こちらの「極まりないズサン運営遊園地」も、サイトに入ると、不快な画像や大音声が流れるウェブサイトで、大阪府の遊園地「エキスポランド」で発生した死亡事故を批判した上で、同遊園地の対応などを含めて誹謗中傷する文章が延々書き綴られています。一見すると正義ヅラをしているものの、内容は難癖をつけているとしか思えないもので、いわゆる釣り系のネタサイトであると言えます。
サイトの構造や文体がよく似ているため、「眞鍋かをり 住所」と「極まりないズサン運営遊園地」は同一の人物が運営していたと見られています。
眞鍋かをり 住所を検索してはいけない理由① 怖い画像と不快な音声が出る
「眞鍋かをり 住所」を検索してはいけない理由はいくつもありますが、第一に挙げられるのは、サイトにアクセスした瞬間に画面いっぱいに真っ白い顔に真っ赤な目をして、口から血を流した不気味な画像(上の画像)が表示され、女性の悲鳴のような不協和音が大音量で流れる事です。
この時に表示される怖い画像ですが、通称で「クレイジーゴースト」と呼ばれている、有名なびっくり系のフラッシュ画像で、当時はこの画像がいきなり表示させて不快な大音量が流れて来訪者を怖がらせるという悪質なサイトがいくつも存在していました。
また、黎明期のYouTubeで一時期話題になった動画「生放送中の事故 (韓国)」にも、この「クレイジーゴースト」のフラッシュ画像を使用して視聴者を驚かせるという内容でした。
他にも、この画像はこうしたサイト以外にも2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)で釣りURLのアクセス先で表示させる定番のフラッシュで、当時のディープなネットユーザーにはかなり馴染みの深いものだと言えます。
ちなみにこの「クレイジーゴースト」の画像ですが、元々は中国で作られたもので正式名称は「一只可愛的女鬼寵物」直訳すると「かわいい女性の幽霊ペット」となります。
眞鍋かをり 住所を検索してはいけない理由② コンピューターウイルス
「眞鍋かをり 住所」のワードを検索してはいけない理由の2つ目は、コンピューターウイルスに感染する危険性があったという事が挙げられます。
「眞鍋かをり 住所」と検索すると当時ヒットしたウェブサイト「心機一転やり直し!!裏インターネット マニュアル&眞鍋かをりの個人情報を公表するサイト!!」には、真っ黒な背景に赤い文字で眞鍋かをりさんを小馬鹿にしたり誹謗中傷するような文章やこのウェブサイトを監視しているネットセキュリティー会社に対する悪口などを中心に中身のない文章を延々と書き綴られていました。
そして、その長文の合間合間に、興味を惹くような短い文をつけたボタンが配置されており、そのリンク先に飛ぶとウイルスのダウンロードに誘導する仕掛けがされていました。
これらのリンク先にはフィッシング詐欺などはなく、純粋にウイルス感染させるのが目的に設置されており、ただ単に人に不快な思いをさせたり、何らかの実害を被らせるためだけに作られたウェブサイトだったと言えます。
サイト中に貼られたこれらのリンク先に飛ぶと、コンピューターウイルスだけでなく、人間の排泄物や性器などの不快なグロ画像が掲載されたページに誘導されたり、ポップアップが表示されたりもしたので、当時はアクセスすると気分が悪くなる不快なウェブページとしてネットで知られていました。
また、当時のインターネットでは、気に入らない人をあえてこの「眞鍋かをり 住所」のウェブサイトに誘導する行為なども流行していました。
眞鍋かをり 住所を検索してはいけない理由③ ブラウザクラッシャー
「眞鍋かをり 住所」を検索してはいけない理由の3つ目に挙げられるのは、「ブラウザクラッシャー」という要素がこのサイトにあったためです。
「ブラウザクラッシャー」とは、簡単に言えば、ページの閲覧者が使用しているWebブラウザ(Google ChromeやInternet Explorerなど)を標的として悪意のあるスクリプトなどを設置し、閲覧に使っているパソコンやスマートフォンに対して高負荷をかけ、異常な動作を起こさせたりしてダメージを与える事を目的としたウェブサイトです。
「眞鍋かをり 住所」でかつてヒットしたウェブサイト「心機一転やり直し!!裏インターネット マニュアル&眞鍋かをりの個人情報を公表するサイト!!」にも、閲覧しているとパソコンが重くなったり、異常動作を引き起こしたりするブラウザクラッシャーの要素が含まれていました。
また、同サイトは精神的ブラクラ(精神的ブラウザクラッシャー)をもたらすウェブサイトとしても有名でした。精神的ブラクラとは、言葉の通り、閲覧することで精神的にダメージを与えてくるコンテンツ、もしくはウェブサイトのことで、不快な画像や不快な音声、不快な内容の文章などを、人に不快感を与える目的のみで掲載しているサイトを指して使用される場合もあります。
言わずもがな、「眞鍋かをり 住所」でかつてヒットしたウェブサイト「心機一転やり直し!!裏インターネット マニュアル&眞鍋かをりの個人情報を公表するサイト!!」は、閲覧者を不快な気分にさせる事を目的に作成されたウェブページであり、この精神的ブラクラをもたらすウェブサイトの代表格だと言えます。
眞鍋かをり 住所は現在は閉鎖されているがウェブアーカイブは閲覧可能
「眞鍋かおり 住所」と検索するとかつては検索エンジンのトップに表示されたウェブページ「心機一転やり直し!!裏インターネット マニュアル&眞鍋かをりの個人情報を公表するサイト!!」でしたが、現在は既に存在していません。
同ウェブサイトが確認できたのは2007年半ば頃までで、同年後半にサイト文章が突然文字化け状態になり、年末までには閉鎖されて消滅しました。
そのため、現在は「眞鍋かおり 住所」でヒットしたウェブサイト「心機一転やり直し!!裏インターネット マニュアル&眞鍋かをりの個人情報を公表するサイト!!」を通常の検索で閲覧する事はできません。
ただし、ウェイバックマシンにはウェブアーカイブが不完全ながら残されており、そちらで検索する事で現在も閲覧可能です。
ウェブアーカイブにある「心機一転やり直し!!裏インターネット マニュアル&眞鍋かをりの個人情報を公表するサイト!!」は、http://web.archive.org/web/20070302171710/http://www.geocities.jp/manave_kawori/index.htmlで閲覧できます。
これを閲覧する事でコンピューターウイルスに感染するなどの危険はありませんが、例の恐ろしい「クレイジーゴースト」の画像がトップに表示され、リンクを踏むことで排泄物や性器などの不快なグロ画像が掲載されたページに飛ぶ場合もあります。
また、パソコンの設定によっては不快なポップアップが表示される場合もあるので、自己責任の上で閲覧してください。
まとめ
今回は、「検索してはいけない言葉」として知られる「眞鍋かをり 住所」についてまとめてみました。
2007年半ば頃まで、「眞鍋かをり 住所」と検索すると、かつて存在したウェブサイト「心機一転やり直し!!裏インターネット マニュアル&眞鍋かをりの個人情報を公表するサイト!!」が検索上位に表示されました。
この「心機一転やり直し!!裏インターネット マニュアル&眞鍋かをりの個人情報を公表するサイト!!」が、かなり不快かつ不適切なウェブサイトで、アクセスするといきなりトップページに、通称で「クレイジーゴースト」と呼ばれる、真っ赤な目をして口から血を流した女性の顔の恐ろしい画像が表示され、大音量で女性の悲鳴のような不協和音が響き渡るという仕掛けがされていました。
他にも「眞鍋かをり 住所」を検索してはいけない理由はいくつもあり、コンピューターウイルスをダウンロードさせるリンクが貼られていたり、人間の排泄物や性器の画像が掲載されていたり、ブラウザクラッシャーの要素が組み込まれていたりと、アクセスした人に実害を及ぼしたり、不快な思いをさせる仕掛けがふんだんに盛り込まれているサイトでした。
現在は、「眞鍋かをり 住所」でかつて表示された同ウェブサイトは閉鎖されており閲覧できませんが、ウェブアーカイブを利用する事で不完全ながら当時のサイトを閲覧可能です。ただし、恐ろしい画像や不快なグロ画像はアーカイブでも表示されるため、自己責任の上で閲覧してください。
なお、現在も活躍するタレントの眞鍋かをりさんと「眞鍋かをり 住所」でかつて表示されたウェブサイトとは何の関係もなく、眞鍋かをりさんがこのサイトの最大の被害者だといえるかもしれません。