1980年代を代表するアイドルの1人、柏原芳恵さんにまつわる「電動こけし事件」という都市伝説が話題です。
この記事では柏原芳恵さんの電動こけし事件の詳細な内容や噂が広まった真相、デマである可能性が高いと言われている理由などについてまとめました。
この記事の目次
柏原芳恵のプロフィール
柏原芳恵のプロフィール
生年月日:1965年10月1日
出身地 :大阪府大阪市
身長 :157cm
血液型 :A型
柏原芳恵さんは、1980年代に活躍したアイドルの1人で、歌手、女優、タレントとして幅広く活躍して絶大な人気を集めました。
柏原芳恵さんは1979年、日本テレビの伝説的オーディション番組「スター誕生!」でグランドチャンピオンに輝き、1980年にシングル「No.1」にてアイドル歌手としてデビューし、日本テレビ音楽祭新人賞、日本歌謡大賞新人賞、ABC歌謡新人グランプリ新人賞などその年の新人賞を総なめにしました。
1981年10月リリースの7thシングル「ハロー・グッバイ」の40万枚の大ヒットにより本格的にブレイクを果たし、松田聖子さんと並ぶトップアイドルとなりました。この年には日本レコード大賞ゴールデンアイドル賞、日本テレビ音楽金の鳩賞、ゴールデンアロー賞グラフ賞に輝いています。
以降、1980年代を通じてトップアイドルとして君臨し、「花梨」(1982年日本レコード大賞・金賞)、「春なのに」(1983年日本レコード大賞・金賞)、「最愛」(1984年日本レコード大賞・金賞)などヒット曲を連発し、NHK紅白歌合戦にも1983年と1985年の2度出場を果たしています。
1980年代後半からは、歌手活動から女優業とグラビアアイドルとしての活動に軸を移し、ドラマや映画に多数出演。写真集も数多く発表しています。
柏原芳恵の電動こけし事件の詳細
柏原芳恵さんにまつわる有名な都市伝説に「空港電動こけし事件」があります。柏原芳恵電動こけし事件の詳細について紹介します。
柏原芳恵電動こけし事件とは、柏原芳恵さんが人気絶頂であった1980年代に実しやかに囁かれていた都市伝説です。
さて柏原の有名な都市伝説といえば、「こけし伝説」である。
空港で手荷物の検査をしていると、柏原の荷物の中から電動こけしが発見された。あまりにも恥ずかしくて柏原が顔を赤くしていると、マネージャーが怒ったという。
「なんでこんなの持ってるの?」すると、柏原は恥ずかしそうにこういった。
「だってガマンできないんだもん」
当時囁かれていた柏原芳恵電動こけし事件の内容をさらに詳細に示すと、ある日、海外の撮影のために空港で搭乗手続きをしていた柏原芳恵さんが手荷物検査で引っかかり、バッグの中から「ウィーン」というモーター音を響かせながらウネウネと動く「電動こけし」(性器具のディルド型の大型バイブレーターの通称で当時話題になっていた)が発見されてしまうという内容で始まります。
これに、同行していた柏原芳恵さんのマネージャーが「お前3日も我慢できないのか!」と叱りつけたところ「聖子ちゃんだって使ってるもん!」と逆ギレしたとの話が続きます。聖子ちゃんとはもちろん柏原芳恵さんと同時期に絶大な人気を誇った松田聖子さんを指しています。
このオチにはいくつかの派生型があり、松田聖子さんではなく「明菜ちゃんだった使ってるもん」と中森明菜さんだったというパターンや「ちえみちゃんだった使っているもん」と堀ちえみさんだったというパターンが存在します。
他にも「なおなおはもっと大きいの使ってるもん!」と反論したとのパターンや、「これはなおなおの物を預かっているだけです」と釈明したとするパターンもあるようです。「なおなお」とは、アイドル歌手の河合奈保子さんの事で、柏原芳恵さんとは親友同士の関係で知られていました。
また、この柏原芳恵さんの電動こけし事件は当時の週刊誌やスポーツ紙でも報じられたなどとも噂されましたがそのような事実はありません。
当時は現在のようにインターネットもなくSNSもなかったため、芸能人のプライベートは謎に包まれていて様々な噂が流れました。
特に80年代アイドルのプライベートは徹底的に隠されて魅力的なイメージが崩れないように細かく管理されており、わからないからこそ逆に様々な都市伝説が生まれました。
柏原芳恵さんの電動こけし事件はそんな80年代アイドルの都市伝説の中でも特に完成度が高く有名なものとして現在まで語り継がれています。
柏原芳恵さんは14歳でデビューしていますが、当時からどこか大人びた雰囲気があり、ボディラインもセクシーであったためかそうしたエロティックな噂が広まったとも言われています。
柏原芳恵の電動コケシから熊田曜子のウーマナイザーへと、やはり時代は進化しているのだなと思わずにいられない
— サムソン高橋 (@samsontakahashi) June 11, 2021
柏原芳恵といえば電動こけし
— ゆーじちゃん@2023はー忙しい忙しい💦ver. (@yuji032823) July 17, 2023
柏原芳恵の電動こけし事件から派生した都市伝説も多数
出典:https://image.biccamera.com/
柏原芳恵さんの電動こけし事件の都市伝説が原因となって、柏原芳恵さんのいくつもの性的な都市伝説が派生しています。
柏原芳恵さんが電動バイブを持っていた理由は、当時アイドルキラーとして知られていた田原俊彦さんに柏原芳恵さんは相手にされなかっため、自分から抱いてくださいとお願いしたという噂や、NHKの連想クイズ番組に出演した柏原芳恵さんが「こけし」という言葉から連想されるワードして「電動」と回答し、これが原因で内定していたNHK紅白出場が取り消されたという噂。
さらに、柏原芳恵さんは電動こけしに「よしえ」とマジックペンで書いて持ち歩いているという噂まで広まりました。
当然ながら全てデマで事実ではありません。柏原芳恵さんは当時のアイドル歌手の中でも特に10代の男性に人気が高い存在でした。当時はまだインターネットもなかったために性的な情報を得る事が難しく、10代男子特有の様々な妄想が掻き立てられた事もあり、このような荒唐無稽な都市伝説が数多く生まれた側面もあったようです。
柏原芳恵の電動こけし事件の真相① タモリのオールナイトニッポンで広まった
柏原芳恵さんの電動こけし事件の真相として語られているのが、当時ニッポン放送の人気ラジオ番組だった「タモリのオールナイトニッポン」で、パーソナリティのタモリさんが話したため広まったとする説です。
それによれば、タモリのオールナイトニッポンに視聴者から寄せられたネタ話しの中に柏原芳恵さんが電動こけしを持っていて空港で止められていたという話があり、それをタモリさんがラジオで読み上げたため、瞬く間に広がって都市伝説化したのだとか。
柏原芳恵の空港ネタの出どころが、タモリのオールナイトニッポンのネタハガキという説が濃厚。言われてみれば、タモリと柏原芳恵のテレビ共演は見たことがない。柏原側がタモリを共演NGにしていた可能性がある。
— 幕下裸体力 (@makushita_ra) April 14, 2014
柏原芳恵といえば、空港での○イ○事件(タモリがラジオで広めた嘘話)。 #歌のゴールデンヒット
— はんぱ(完全独立型のケアマネ事務所経営と、クイズサークル運営中) (@torazidie) February 12, 2018
これが原因で柏原芳恵さんとタモリさんが共演NGになったという噂もあるようですが、柏原芳恵さんは1990年にタモリさんがストリーテラーを務めるオムニバスドラマ「世にも奇妙な物語」の「半分こ」という作品に主演しています。
「世にも奇妙な物語」といえばタモリさんというイメージも強いため、仮に柏原芳恵さんとタモリさんが共演NGだったのなら、これに出演するとは考えづらく、共演NGの噂は事実ではない可能性が高いようです。
柏原芳恵の電動こけし事件の真相② メーカーのステルスマーケティング説
この都市伝説が広まった当時、ディルド型のバイブレーターが開発されたばかりで国内で出回り始めたばかりの頃だったため、柏原芳恵こけし事件の都市伝説はバイブレーターのメーカーが世の中に広めるために意図的に流したステルスマーケティングだったのが真相だとする説もあるようです。
柏原芳恵の電動こけし事件がデマな理由① 手荷物検査で引っかかった理由が不明
1980年代に広まり、現在まで伝説的に語り継がれている柏原芳恵さんの電動こけし事件ですが、事実ではなくデマだとする説が有力です。
柏原芳恵さんの電動こけし事件がデマだとする根拠としては、そもそも電動こけしをバッグに入れていたとしても、空港の手荷物検査で引っかかる事はないという事が挙げられています。
確かに、電動こけしは卑猥なグッズであるだけで危険な物でも違法な物でもないため、空港職員が発見したとしてもそれを理由に止める事はあり得ないでしょう。
別の何らかの理由で柏原芳恵さんが手荷物検査に引っかかり、その際に電動こけしが偶然見つかったという事も考えづらいかと思います。
やはり何者かが面白半分に考えた作り話が広まってしまい、都市伝説化したと考えるのが自然です。
真相だとされる「タモリのオールナイトニッポン」のハガキがきっかけとする説も、元々広まっていたこの噂話を視聴者が面白ネタとして投稿し、それをパーソナリティのタモリさんが読み上げたために全国的に広まったと考える方が辻褄が合うのではないかと思います。
得てして、都市伝説というものはそのようにして広まっていくものではないでしょうか。
柏原芳恵の電動こけし事件がデマな理由② 情報が漏れた経緯が不明
柏原芳恵さんの電動こけし事件がデマとされる理由としては、仮に事件が事実だったとしても、その情報が外に漏れた経緯がよくわからないという事も挙げられています。
当時は携帯電話もインターネットもなく、柏原芳恵さんの荷物の中に電動こけしが入っていたとして、それを偶然見かけた誰かがその情報を拡散させる事は難しいでしょう。
また、そもそも検査にあたっていた空港職員や同行していたマネージャーなどが意図的にリークしない限り、こうした情報が表に出るわけがないとしてデマ情報である可能性が高いと言われています。
まとめ
今回は、1980年代を代表するアイドル歌手の柏原芳恵さんにまつわる都市伝説「電動こけし事件」についてまとめてみました。
柏原芳恵さんの電動こけし事件の詳細な内容は、ある日海外での撮影のために空港で飛行機の搭乗手続きを行なっていた柏原芳恵さんが手荷物検査に引っかかり、バッグの中からディルド型バイブレーター(通称・電動こけし)が見つかったというものです。
この都市伝説には続きがあり、電動こけしをバッグに入れていた事を知ったマネージャーが「お前3日も我慢できないのか!」と叱りつけたところ、柏原芳恵さんは「(松田)聖子ちゃんだって使ってるもん!」と逆ギレしたというオチがつきます。
この松田聖子さんのところが、中森明菜さんや堀ちえみさん、河合奈保子さんなどの当時活躍していた別のアイドル歌手になっている複数のパターンが存在しているようです。
柏原芳恵さんの電動こけし事件の真相として、当時ニッポン放送で放送されていた「タモリのオールナイトニッポン」で視聴者からこの噂がハガキで寄せられ、それをパーソナリティのタモリさんが紹介したため広まったという説が有力とされています。また、電動こけしのメーカーがステルスマーケティングのために広めたという説もあるようです。
ただ、柏原芳恵さんの電動こけし事件はほぼ間違いなくデマだと言われており、その理由として、そもそも電動こけしは空港の手荷物検査で引っかからないという点や、仮に事実で目撃者がいたとしても、携帯電話やネットがない時代に広まる事はあり得ないといった点が挙げられています。