スタジオジブリの人気映画の1つであるハウルの動く城。少しわかりにくいところがある映画ですよね。
ハウルの動く城の都市伝説や裏設定と怖い謎の考察・解説をまとめました。これでハウルの動く城をもっと楽しめるはずです。
この記事の目次
- ハウルの動く城は大人気ジブリ映画
- ハウルの動く城の都市伝説や裏設定①:最初は宮崎駿監督ではなかった
- ハウルの動く城の都市伝説や裏設定②:違うタイトルだった
- ハウルの動く城の都市伝説や裏設定③:TEAM NACSが出た理由
- ハウルの動く城の都市伝説や裏設定④:ハウルの城が動く理由
- ハウルの動く城の都市伝説や裏設定⑤:ソフィーの呪いのヒント
- ハウルの動く城の都市伝説や裏設定⑥:実はソフィーも魔法使い
- ハウルの動く城の都市伝説や裏設定⑦:ソフィーとハウルのその後は?
- ハウルの動く城の都市伝説や裏設定⑧:犬のヒンのモデルは押井守監督
- ハウルの動く城の都市伝説や裏設定⑨:カルシファーは宮﨑監督作
- ハウルの動く城の都市伝説や裏設定⑩:木村拓哉は台本を持たずに収録
- ハウルの動く城の都市伝説や裏設定⑪:原作では戦争がない
- ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説①:ハウルの緑の液体の正体
- ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説②:「未来で待ってて」が伏線回収
- ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説③:ソフィーの年齢は心の表れ
- ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説④:荒地の魔女の魔法はいつ解けた?
- ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説⑤:カルシファーがハウルと契約した理由
- ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説⑥:ハウルが浮気性の理由
- ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説⑦:ソフィーが呪いをかけられた理由
- ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説⑧:戦争が起こったのはサリマンの嫉妬?
- ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説⑨:戦争は終わったのか?
- ハウルの動く城の都市伝説や裏設定と謎の考察・解説のまとめ
ハウルの動く城は大人気ジブリ映画
出典:amazon.co.jp
ハウルの動く城は、2004年11月に公開されたスタジオジブリの長編アニメ映画です。
イギリスのダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジー小説「魔法使いハウルと火の悪魔(Howl’s Moving Castle)」を原作としていますが、宮崎駿監督がかなりの脚色を加えて作られました。
・製作:鈴木敏夫
・音楽:久石譲
・主題歌:倍賞千恵子「世界の約束」
・製作会社:スタジオジブリ
・興行収入:196億円
ハウルの動く城では、ハウル役を人気絶頂の木村拓哉さんが演じたことでも大きな話題になりました。
ハウルの動く城の登場人物
出典:ghibli.jp
ハウルの動く城の主な登場人物を確認しておきましょう。
・ソフィー:荒地の魔女の呪いで90歳の老婆に変えられてしまう
・荒地の魔女:ハウルの心臓を狙う魔女
・カルシファー:ハウルと契約した火の悪魔
・マルクル:ハウルの弟子の少年
・かかしのカブ:頭にカブをつけたカカシ
・サリマン:ハウル以上に強大な魔力を持つ魔女
・ヒン:サリマンの使い魔
ハウルの動く城のあらすじ
出典:amazon.co.jp
帽子屋の18歳の少女ソフィーは街で兵隊に絡まれているところを、魔法使いのハウルに助けられました。ハウルは”荒地の魔女”に追われているところで、その日の夜にソフィーは”荒地の魔女”の呪いで90歳の老婆に姿を変えられてしまいます。
ソフィーは帽子屋にいられなくなり、かかしのカブを助けた縁で、ハウルの動く城に出会いました。そして、ハウルの動く城に住むことになりました。
隣の国との戦争が始まり、王室付きでハウルの師匠であるサリマンは、ハウルに協力を要請しますが、ハウルはそれを断り、ソフィーの帽子屋に引っ越しました。しかし、街は空襲を受け、ハウルはソフィーを守るために戦いに行ってしまいました。
ソフィーはハウルを助けるために動く城に戻りますが、ひょんなことからカルシファーに水をかけてしまい、ハウルの城は魔力を失って、ソフィーは谷底に落ちてしまいます。そこで別の世界につながるドアを見つけ、ドアの先には少年時代のハウルがいました。そして、「きっと行くから未来で待ってて」とソフィーは少年ハウルに告げ、元の世界に戻ります。
元の世界に戻ると、生気のない悪魔のような姿でハウルが待っていました。ソフィーは荒地の魔女が持っていたハウルの心臓をハウルに戻すと、ハウルは精気を取り戻し、カルシファーは流星に戻って飛び去って行きました。
すると、カルシファーの魔力が完全になくなり、城の残骸も谷底に落ちそうになりますが、かかしのカブのおかげで、ギリギリで踏みとどまりました。ソフィーからのお礼にキスでかかしのカブは人間(隣国の王子)に戻り、戦争を終わらせるために帰っていきます。
ハウルとソフィーはキスして、カルシファーも一緒にいたいと戻ってきて、物語は終わりました。
ハウルの動く城の都市伝説や裏設定①:最初は宮崎駿監督ではなかった
出典:prtimes.jp
ハウルの動く城は宮崎駿監督の作品ですが、実は当初の予定では監督は細井守氏でした。細井守氏は、「時をかける少女」や「サマーウォーズ」、「未来のミライ」などを手掛けた監督です。
2000年8月に東映アニメーションからスタジオジブリに出向し、ハウルの動く城の監督に就任しました。しかし、2002年4月に作業はいったんストップし、細井チームは解散します。そして、その後2002年10月に宮崎駿氏が監督になって、プロジェクトは再スタートしました。
細井守監督が途中で辞めた理由は、母親の脳梗塞とも言われていますが、ジブリとの意見の衝突やスケジュールの延期、スタッフの拘束などいろいろなトラブルがあったためとも言われています。
ハウルの動く城の都市伝説や裏設定②:違うタイトルだった
出典:ghibli.jp
ハウルの動く城は、実は当初は違うタイトル案があったんです。宮崎駿氏は、「ハウルの蠢く城」(ハウルのうごくしろ)というタイトルを推していたんです。
でも、プロデューサーの鈴木敏夫氏が強引に宮崎駿監督のタイトル案を却下して、「ハウルの動く城」に変えました。
鈴木敏夫氏は、「これはダメだ」と思った宮崎駿氏の案を却下することがあります。千と千尋の神隠しの前に進められていた「煙突描きのリン」も、鈴木敏夫氏が却下しています。
宮崎駿氏の案を却下できるのは、盟友の鈴木敏夫氏だけだと思います。宮崎駿監督の作品がずっとヒットし続けていて、スタジオジブリが高い評価を得ているのは、鈴木敏夫氏の存在が大きいのかもしれません。
ハウルの動く城の都市伝説や裏設定③:TEAM NACSが出た理由
出典:ananweb.jp
ハウルの動く城には、現在最もチケットが入手できない演劇ユニットと言われるTEAM NACSの5人(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)が全員出演しています。
現在では5人とも大活躍している俳優・タレントですが、2004年当時はまだまだ全国区というわけではありませんでした。それなのに、5人全員が出演できたのは、ジブリ内にTEAM NACSのファンがいたからのようです。
Q:TEAM NACS全員の役はどうやって決めましたか? 鈴木:ジブリの社内に大ファンのスタッフがいたからです。
— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) April 2, 2021
ジブリスタッフということは東京在住でしょう。東京在住で、2004年当時からTEAM NACSのファンということは、かなりのコアなファンということになりますね。
ハウルの動く城の都市伝説や裏設定④:ハウルの城が動く理由
出典:hmv.co.jp
ハウルの城はなぜ動くのでしょうか?ハウルの動く城の映画を見ると、ハウルの城が動くのは「荒地の魔女から逃げるため」とか「戦いから逃げるため」と思うかもしれません。映画の中だとそのように思うかもしれませんが、原作では違うんです。
原作では、女性から逃げるためにハウルは城を動かしています。ハウルは超イケメンのモテ男です。しかもハウルは浮気性で、過去にたくさんの女性に手を出してきました。だから、過去に手を出してきた女性たちからハウルは恨みを買っているんです。
女性たちに追われているので、ハウルは逃げるために城を動かしているんですね。さすがハウルです。
ハウルの動く城の都市伝説や裏設定⑤:ソフィーの呪いのヒント
出典:ghibli.jp
ハウルの動く城では、18歳のソフィーは荒地の魔女の魔力で90歳の老婆の姿に変えられてしまいました。この少女が老婆に変わってしまうという設定は、原作者の牛乳アレルギーの経験から来ています。
原作者は牛乳アレルギーで、一番ひどい時には顔がしわだらけになり、髪の毛も白くなって、杖をつかないと歩けない状況になってしまったんだとか。
その経験から、「ソフィーの老婆化」という設定を思いついたとのこと。
ジョーンズ 84年のある日、突然牛乳アレルギーになりました。牛乳をちょっとなめただけで魔法かのろいにでもかかったように体が衰え、つえがないと歩けなくなったの。髪の色が変わり、しわも一気に増え、いきなり老人になったように感じたわ。この経験がきっかけで、少女が突然お婆さんになってしまうという設定を思いつきました。
引用:「ハウル」原作者 ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんに聞く―前編 : 100人のジブリ : ジブリをいっぱい : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
ここまでのアレルギーは大変だったと思いますが、ハウルの動く城の設定を思いついたのは、ある意味「不幸中の幸い」と言えます。
ハウルの動く城の都市伝説や裏設定⑥:実はソフィーも魔法使い
出典:ghibli.jp
ハウルの動く城ではハウルやサリマン、カルシファーなどの魔力が目立ちますが、実はソフィーも魔法を使うことができるんです。
原作ではソフィーは無自覚だけど、「言霊の魔法を使える」魔女という設定なんです。「無自覚」のため、ソフィー本人は自分が魔法を使えるとは思っていません。
でも、言霊の魔法を使えるから、ソフィーはカルシファーを従えることができたし、ハウルを救うことができたんですね。
ハウルの動く城の都市伝説や裏設定⑦:ソフィーとハウルのその後は?
出典:ghibli.jp
ハウルの動く城では、最後にソフィーとハウルがキスして、ハッピーエンドを迎えます。でも、その後が気になりますよね。
いくら心臓が戻ったとはいえ、ハウルはあれだけの美男子ですし、もともとが浮気性ですから、その後も2人は幸せになったのか心配です。
でも、安心して下さい。ハウルとソフィーは結婚して子供が生まれています。ハウルと動く城の原作である「魔法使いハウルと火の悪魔」の続編である「アブダラと空飛ぶ絨毯」では、ハウルとソフィーは結婚して子供がいることがきちんと書かれているんです。
ハウルの動く城の都市伝説では「ソフィーとハウルは死んでしまう」のようなものもありますが、ちゃんと幸せになっているんですね。
ハウルの動く城の都市伝説や裏設定⑧:犬のヒンのモデルは押井守監督
ハウルの動く城にはサリマンの使い魔である犬のヒンが出てきます。犬のヒンを見て、「誰かに似ているな」と思った人はいませんか?
実は犬のヒンは、押井守監督がモデルとなっています。
出典:twitter.com
出典:twitter.com
確かに、めちゃくちゃ似ていますね。押井守監督はうる星やつらやニルスのふしぎな旅、機動警察パトレイバーなどを手掛けた人物です。
本人も自分がモデルになっていて、「イジられている」と分かったそうです。
ハウルの動く城の都市伝説や裏設定⑨:カルシファーは宮﨑監督作
出典:twitter.com
ハウルの動く城の重要キャラクターにはカルシファーがいます。カルシファーはハウルと契約していて、城の動力になっている炎ですね。
このカルシファーはいろいろなアニメーターが作画を担当しましたが、宮崎駿監督は全部納得がいかず、イメージ通りではなかったために、結局は全部自分で描くことになったそうです。
ハウルの動く城の都市伝説や裏設定⑩:木村拓哉は台本を持たずに収録
ハウルの動く城の「ハウル」は木村拓哉さんが演じました。木村拓哉さんはアテレコの時に、台本を持たずに全部演じきったそうです。
Q:木村拓哉さんのアフレコ時に印象的だったエピソードは?
鈴木:台本を持たずにアフレコの現場にきて、最後まで演じきったことです。
引用:ハウル役の木村拓哉さん「台本持たず現場に」 鈴木敏夫プロデューサーのQ&Aがとっても楽しい【一挙紹介】 | ハフポスト
119分の長編アニメのアテレコを台本持たずに完璧に演じるなんて、さすがキムタクですね。
ハウルの動く城の都市伝説や裏設定⑪:原作では戦争がない
出典:twitter.com
ハウルの動く城では戦争が1つのキーポイントになっています。戦争があったから、ハウルはサリマンから逃げることになったし、ソフィーを守るために戦いに行きました。
しかし、原作の「魔法使いハウルと火の悪魔」では戦争は出てこないんです。戦争は宮崎駿監督のオリジナルというわけですね。
宮崎駿監督は「戦火の恋」を描きたかったから、戦争のシーンを入れたとのことです。宮崎駿監督は「風立ちぬ」でも戦火の恋を描いていますので、ご本人の中でかなり大きなテーマになっているのかもしれませんね。
ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説①:ハウルの緑の液体の正体
出典:twitter.com
ハウルの動く城の謎には、ハウルから出てくる緑色の液体があります。あれは、一体なんでしょう?
ソフィーがお風呂の掃除をしたことで、ハウルの髪の毛は金髪から黒髪になってしまいます。そのことにハウルは癇癪を起こし、絶望して、体から緑色の液体を出します。しかも、ドロドロの液体です。
これはハウルの絶望・悲しみを表すものとのことです。弟子のマルクルが、ハウルが女性に振られた時も体から液体を出したと語っていました。
でも、絵コンテには「セロリのソース」と書かれているんです。
出典:twitter.com
絶望して悲しみのあまりに体からセロリのソースを出していると考えると、ちょっと面白いシーンですよね。
ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説②:「未来で待ってて」が伏線回収
出典:twitter.com
ハウルの動く城では、ソフィーが少年ハウルに「未来で待ってて」と言うシーンが印象的ですよね。実はこのシーンは、最初のシーンの伏線を回収しているんです。
最初にソフィーとハウルが出会ったシーンでは、ハウルはソフィーに「やあ、ごめんごめん。探したよ」と言っています。
少年ハウルは「未来で待ってて」とソフィーに言われて、それからずっと待っていたんです。そして、ソフィーを探していました。
そこから冒頭のシーンにつながります。ずっと待っていたソフィーにようやく会うことができた。だから、「探したよ」となるんですね。
ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説③:ソフィーの年齢は心の表れ
出典:ghibli.jp
ソフィーは荒地の魔女に90歳の老婆の姿に変えられてしまいますが、寝ている時は元の少女の姿に戻ったり、感情によって見た目の年齢は変わります。
これは、ソフィーの心情が表れていると考えられます。ハウルにときめいたり、自分に自信を持てた時は若返るし、卑屈になったり自信がない時は年老いてしまいます。寝ている時は卑屈になることがないので、若返っているのでしょう。
これを踏まえてハウルの動く城を見直してみると、ソフィーの心情がよりわかるようになるはずです。
ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説④:荒地の魔女の魔法はいつ解けた?
出典:ghibli.jp
ハウルの動く城では、最終的にソフィーは18歳の少女の姿に戻ります。でも、いつ呪いは解けたのでしょうか?
これは2つの説があります。
2.ソフィーが自分で解いた
ハウルにこんなことを言われたら、自分に自信が持てますし、自己肯定感はMAXになるはずです。ソフィーはそれまでも自分に自信が持てると若返っていましたから、ハウルから最高の言葉を言われたら、老婆になる呪いも解けるのではないでしょうか?
ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説⑤:カルシファーがハウルと契約した理由
出典:twitter.com
ハウルの動く城の謎には、なぜカルシファーはハウルと契約したのか?というものもあります。
カルシファーは流れ星で、燃え尽きて落ちてくるところをハウルに助けられました。ハウルは駆け出しの魔法使いで、もっと魔力を必要としていました。
カルシファーとハウルは次のような契約をしたと考察できます。
・カルシファー:ハウルの心臓を貰うことで生きられるけれど、城に縛られることになる
お互いにメリット・デメリットがある契約だったけれど、メリットが大きいと判断して契約を結んだものと考えられます。
ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説⑥:ハウルが浮気性の理由
出典:ghibli.jp
ハウルは女性から逃げ回らなくてはいけないほどの浮気性でした。でも、なぜあんなに浮気性なのでしょうか?
これは、ハウルが心臓を取られていることが関係していると考察できます。心臓がないハウルは心がぽっかりと空いているのです。だから、愛を求めていろいろな女性を追い求めてしまうし、1人の女性だっけでは満足できなくなってしまうのでしょう。
ハウルが浮気性なのは、カルシファーとの契約が関係しているんですね。
ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説⑦:ソフィーが呪いをかけられた理由
出典:ghibli.jp
ハウルの動く城では、ソフィーは荒地の魔女に90歳の老婆になる呪いをかけられてしまいます。一体なぜソフィーは呪いをかけられてしまったのでしょう?
これは荒地の魔女の嫉妬によるものと思われます。荒地の魔女はかなりの肥満体ですが、若さ・美しさに強い執着を持っています。そして、美男子のハウルの心臓を狙い、ハウルを追いかけていました。
そんな時、ハウルは18歳のソフィーを助けたんです。「美しいハウルが若い少女を助けるなんて!」と嫉妬して、その日の夜にソフィーに呪いをかけたのでしょう。
荒地の魔女は「荒地の魔女に張り合おうなんて、いい度胸ね。」とソフィーに言っていることからも、荒地の魔女はソフィーに嫉妬していたことが分かります。
ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説⑧:戦争が起こったのはサリマンの嫉妬?
出典:ghibli.jp
ハウルの動く城では戦争が起こりましたが、なぜ戦争が起こったのでしょうか?戦争が起こった理由は、ほとんど劇中で描かれていません。
これは、戦争が起こった原因はサリマンの嫉妬だったのかもしれません。サリマンは戦争が始まった時、ハウルに協力を求め、協力しなかったら魔力を奪うと宣言しています。このことから、サリマンはどうしてもハウルに協力してもらいたかったことが分かります。
ハウルよりも強大な魔力を持つサリマンは、なぜそこまでハウルに執着するのか?それはサリマンもハウルに恋をしていたから?恋というよりも、自分の手元に置いておきたかったからではないでしょうか?
そのきっかけを作るために、隣の国と戦争を起こしたのです。サリマンは総理大臣に命じることができるほどの権力を持つ人物でしたから、この考察は納得できるものだと思います。
かかしのカブの正体が隣の国の美しい王子で、ハウル側にいたのはただの偶然なのかもしれません。でも、隣の国と戦争を起こすために、サリマンが王子に呪いをかけて、かかしにしてしまった可能性も十分にあると思います。
ハウルの動く城の怖い謎の考察・解説⑨:戦争は終わったのか?
出典:ghibli.jp
ハウルの動く城の最後の謎は戦争は終わったのか?という謎です。ハウルの動く城では、かかしのカブがソフィーのキスで人間に戻ってから、戦争を止めるために国に帰っていきます。
荒地の魔女が「あなたは国へ帰って、戦争でも止めさせなさいな。」と言ったら、王子(かかし)は「そうさせていただきます。戦争が終わりましたら、また伺いましょう。」と言っていました。
また、サリマンは総理大臣を呼び出して、「この馬鹿げた戦争をやめさせましょう」と伝えていました。
そして、ソフィーとハウルはキスしてハッピーエンド。ということだったんですが・・・。どうやら戦争は終わっていないようなんです。
出典:twitter.com
絵コンテには、「とはいえ戦はすぐにおわらない」と書いてあります。「え~!そうなの?」と思ってしまいますよね。せっかくハッピーエンドで終わったのに、戦争は終わらないなんて。
でも、戦争はそんなに簡単に終わるものではないという現実の厳しさを宮崎駿監督は伝えたかったのかもしれません。
ハウルの動く城の都市伝説や裏設定と謎の考察・解説のまとめ
ハウルの動く城の都市伝説や裏設定、謎の考察・解説のまとめましたが、いかがでしたか?ハウルの動く城は、ジブリの映画の中でもちょっと難しくてわかりにくいところがありますよね。
ハウルの動く城の都市伝説や裏設定、謎の考察・解説を知ると、もっとハウルの動く城が楽しくなると思います。