益野友利香さんは、2012年8月に渡航先のルーマニアで殺害された女子大学生です。
この記事では、益野友利香さんの父親や母親、兄弟などの家族、大学などの経歴、東大生の彼氏の噂、アイセックへの批判や事件の概要、犯人や目玉破裂の噂、事件の真相や現在などについてまとめました。
この記事の目次
- 益野友利香さんはルーマニア邦人女子大生殺害事件の被害者
- 益野友利香さんの家族① 父親は神戸製鋼系列企業の社長の噂も
- 益野友利香さんの家族② 母親の情報はなし
- 益野友利香さんの家族③ 兄弟は少なくとも弟が1人いる模様
- 益野友利香さんの経歴① 小林聖心女子学院高等学校
- 益野友利香さんの経歴② 事件当時は聖心女子大学文学部英語英文学科2年
- 益野友利香さんの彼氏は東大生だったという噂も
- 益野友利香さんが殺害されたルーマニア邦人女子大生殺害事件の概要
- 益野友利香さんをルーマニアに派遣したアイセック・ジャパンへの批判も
- 益野友利香さん殺害事件の犯人のブラッド・ニコラエは過去に性犯罪歴多数
- 益野友利香さん殺害事件の犯人のブラッド・ニコラエの動機
- 益野友利香さんの遺体は目玉が破裂するなど凄惨な状態だったとの噂も
- 益野友利香が殺害されたルーマニア邦人女子大生殺害事件の真相の噂も
- 益野友利香が殺害されたルーマニア邦人女子大生殺害事件の現在
- まとめ
益野友利香さんはルーマニア邦人女子大生殺害事件の被害者
益野友利香(ますの・ゆりか)さん(事件当時20歳)は、2012年8月に発生した「ルーマニア邦人女子大生殺害事件」の被害者です。
益野友利香さんは当時、東京都渋谷区の私立「聖心女子大学」の2年生で、国際学生団体「アイセック・ジャパン」に所属して活動しており、海外での就業体験の一環としてルーマニアで日本語を教えるボランティア活動に参加していました。
益野友利香さんは、2012年8月14日に成田空港からオーストリアのウィーンを経由し、単身でルーマニアに渡航し、15日の夜間に首都のブカレストにある「アンリ・コアンダ国際空港」に到着しました。
益野友利香さんは空港に到着した直後に犯人として逮捕されるブラッド・ニコラエ(Vlad Nicolae)容疑者(当時26歳)に声をかけられて一緒にタクシーに乗り込み、その後、ブタレストの郊外で強姦された上、首を絞められて殺害されました。
犯人のブラッド・ニコラエは8月17日に逮捕され、益野友利香さんの遺体は同日にブタレスト郊外の道路脇で見つかっています。
事件が報じられた当初、治安の悪いルーマニアでの益野友利香さんの危機管理能力の低さを批判するような声も起こりましたが、事件の事態が明らかになるにつれて、そもそも迎えも手配せずに夜中に1人で行かせたアイセック・ジャパンが悪いとして同団体への批判が殺到するという展開となりました。
この記事では、そんな益野友利香さんについて現在までにわかっている内容をまとめていきます。
益野友利香さんの家族① 父親は神戸製鋼系列企業の社長の噂も
益野友利香さんの家族についてはほとんど情報が出ていません。
益野友利香さんは、お金持ちが多い地域である兵庫県宝塚市の出身と、お嬢様学校として名高い「聖心女子学院高等学校」を経て「聖心女子大学」に通っていた事などがわかっているため、家族はお金持ちではないかとの推測もされています。
そうした推測からか、益野友利香さんの父親は、東証プライム上場の大手鉄鋼メーカー神戸製鋼の子会社である「コベルコマテリアル銅管」の社長の益野裕氏(2018年に退任)ではないかとの噂が出ています。
しかし、益野裕さんが益野友利香さんの父親だとする証拠はなく単なる噂です。
益野友利香さんの家族② 母親の情報はなし
益野友利香さんの母親の情報は一切何も出ていません。
益野友利香さんの家族③ 兄弟は少なくとも弟が1人いる模様
益野友利香さんの兄弟は、少なくとも弟が1人いる可能性が高いようです。
益野友利香さんがルーマニア到着直後に行方不明になった後、益野友利香さんの弟を名乗るハンドルネーム「まっすん」という方がTwitter(現在のX)で姉の安否を心配し、アイセック・ジャパンを運営していた東大生(当時)の環野真紀さんとやり取りをしています。
現在はこのアカウントは削除されていますが、当時、益野友利香さんの兄弟を名乗るこの方が投稿されていたのは以下の内容でした。(ツイート部分は原文のまま)
2012年8月17日午前0時11分:益野友利香の弟です。ゆりかにツイートできますか?
午前0時57分:始めまして、なんか、やばいことになってるんですよ。現地の人とも連絡が取れていなくて
午前6時28分:アイセックの人達に連絡して下さい お願いします
午前9時6分:見ました。ありがとうございます。現地の人と連絡がとれているのに、皆さんと連絡が取れていなかったっておかしくないですか?現地の人が怪しいと思うんですけど
(ここで、アイセックの環野真紀さんがTwitterアカウントを削除)
午後6時38分:姉が心配
(その後、犯人が逮捕され、益野友利香さんの遺体が発見される)
8月18日午後6時38分:つらい、つらすぎる。
この弟さんのツイートのスクショ画面がネット上で確認できます。
それを見ると、弟さんは現地(ルーマニア支部)のアイセック関係者を疑っており、アイセックの運営にかかっていた東大生の環野真紀さんに助けを求めたが、環野真紀さんは事が大きくなるやTwitterアカウントを削除して連絡を絶ってしまった経緯などがわかります。
益野友利香さんの経歴① 小林聖心女子学院高等学校
出典:https://livedoor.blogimg.jp/
益野友利香さんの詳しい経歴もほとんど明かされていませんが、兵庫県の宝塚市の出身で、高校はお嬢様校として知られる庫県宝塚市塔の町にあるミッションスクール「小林聖心女子学院高等学校」を卒業している事がわかっています。
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現在は小林聖心女子学院高等学校は完全中高一貫校となっており、高校からの入学は受け付けていませんが、益野友利香さんが通っていた当時は高校からの入学もあったため、益野友利香さんが小学校や中学も小林聖心女子学院に通っていたのかまではわかっていません。
益野友利香さんの経歴② 事件当時は聖心女子大学文学部英語英文学科2年
出典:https://livedoor.blogimg.jp/
益野友利香さんは「小林聖心女子学院高等学校」を卒業後は、姉妹校である「聖心女子大学」(偏差値45)へと進学しています。この聖心女子大学はお嬢様大学として知られています。
当時の報道によると、益野友利香さんは聖心女子大学の文学部英語英文学科に通っていたという事です。
聖心女子大学文学部英語英文学科2年・益野友利香さんは15日、日本語を教える研修のため現地を訪れていたが、当初の予定では空港に着いた夜、そのまま約30分の距離にある駅までタクシーで向かう予定だったが、なぜか声をかけてきた男と一緒にタクシーで駅とは逆方向に向かってしまった。
益野友利香さんの彼氏は東大生だったという噂も
公開されている益野友利香さんの画像がかわいらしかったためか、益野友利香さんに彼氏がいたのかにもネット上で注目が集まっていました。
そして、ネット上では益野友利香さんの彼氏は東大生だったとの噂が流れました。
この噂は、益野友利香さんの彼氏の東大生はアイセックを運営していた女子東大生と同じ研究室におり、それに嫉妬したアイセック運営の東大生女子が、わざと危険なルーマニアに益野友利香さんを送り込んで事件を誘発させとする恐ろしい説でした。
当然ながら単なる噂であり、益野友利香さんの彼氏が東大生という事も含めて事実無根だったようです。
益野友利香さんが殺害されたルーマニア邦人女子大生殺害事件の概要
益野友利香さんが殺害された「ルーマニア邦人女子大生殺害事件」の概要を改めて見ていきます。
NPO「アイセック」仲介でルーマニアで日本語を教えるボランティア活動に参加
出典:https://blog-imgs-50-origin.2nt.com/
益野友利香さんは、国際学生団体「アイセック」の日本支部である「アイセック・ジャパン」の仲介で、海外インターンシップとして、ルーマニアの南部の都市「クラヨバ」で日本語を教えるボランティア活動に参加しました。
2012年8月14日に成田空港を出発し、丸1日かけてオーストリアのウィーンを経由してルーマニアの首都・ブカレストの「アンリ・コアンダ国際空港」へ向かい、そこから1人で深夜電車に乗って3時間かけてクラヨバに向かう予定が組まれていました。
益野友利香さんがウィーン到着後にTwitterで不安を吐露
益野友利香さんは2012年8月14日の午前中に成田空港を出発し、15日にオーストリアのウィーンに到着。益野友利香さんはウィーンに到着後、Twitter(現在のX)でウィーンで買い物をした事を投稿。
事件後に益野友利香さんおTwitterアカウントは削除されているため、当時の投稿を引用して紹介します。
音楽の首都ウィーン!!テンション上がってお買い物した〜!音楽の都ウィーン!!テンション上がってお買い物した〜!(p’v`q*★)゜+モーツァルトのヴァイオリンのチョコー!!!トランジット楽しいー!(*’▽’*)笑
引用:益野友利香のTwitter
テンションが上がっている様子でしたが、その後にはルーマニアについてからの不安も吐露していました。
ルーマニア着いてから一人で深夜電車に3時間乗らなきゃだから、それが最大の不安というか 何というか辿り着けたら奇跡だと思う(>_<)
引用:益野友利香のTwitter
その後、益野友利香さんは「それでは、いざブカレストへー!!!\(^o^)/」と投稿。これが益野友利香さんの最後のツイートとなりました。
ルーマニアの「アンリ・コアンダ国際空港」到着直後に犯人に声をかけられる
ウィーンを出発した益野友利香さんは、8月15日の20時過ぎにルーマニアの首都ブカレストにある「アンリ・コアンダ国際空港」に到着しています。
益野友利香さんが空港に到着して1人で途方に暮れていたところ、犯人のブラッド・ニコラエが声をかけてきました。この時、益野友利香さんは空港からブカレスト北駅(ブカレスト・ノルド駅)までのバスのチケットを購入しようとしたが、最終バスが既に出発したのを知り、呆然としていたとの目撃情報があります。
犯人のブラッド・ニコラエの供述によれば、「タクシーを探すのを手伝う、ブカレスト・ノルド駅まで連れて行く」といって益野友利香さんに近づいたようです。(バスがないからタクシーで行くしかないとなった可能性も考えられる)
どういった事情かは不明ですが、益野友利香さんはこのブラッド・ニコラエを信用し、一緒に空港を出てタクシーに乗り込んでいます。
益野友利香さんが犯人にブカレスト郊外で強姦され殺害される
益野友利香さんと犯人のブラッド・ニコラエの乗ったタクシーは、ブカレスト・ノルド駅とは反対の方向へ向かい、幹線道路の途中で2人は下車し、道路脇にあった森の中で益野友利香さんは強姦された上に殺害されました。
益野友利香さんの遺体はそれから2日後の8月17日にブカレスト郊外で発見されました。同日に犯人のブラッド・ニコラエは逮捕されています。
ルーマニアの首都ブカレスト郊外で、20歳の日本人女性が殺害されているのが見つかったと、現地メディアが19日までに報じた。在ルーマニア日本大使館が、身元や詳しい状況の確認を急いでいる。関係者によると、女性は、所持品などから、マスノ・ユリカ(漢字表記不明)さんとみられる。また現地報道によると、警察が、殺害に関与した疑いで、地元の26歳の男を逮捕したという。
被害者の女性は、17日、ブカレスト郊外の道路近くにある森の中で、遺体となって発見された。
益野友利香さんをルーマニアに派遣したアイセック・ジャパンへの批判も
益野友利香さんが殺害された「ルーマニア邦人女子大生殺害事件」では、事件が報じられた当初は治安が悪い事が知られているルーマニアで当時20歳の女子大学生が夜間に1人で行動し、声をかけてきた見ず知らずの男に警戒心もなく付いて行って殺害されている事から、益野友利香さんに対して「自業自得」、「危機管理ができていないのが悪い」などといった誹謗中傷が起こりました。
しかしその後、益野友利香さんのルーマニア行きと目的地までの予定を立てたのが国際学生団体の「アイセック・ジャパン」だった事がわかると、益野友利香さんが殺害された責任はアイセック・ジャパンにあるのではないかという声が多く起こり、同団体に対する批判が殺到しました。
アイセックが益野友利香さんを無理にルーマニアに送り込んだとの説も
益野友利香さんは、事件前にTwitterで「やばい…ほんと死ぬ…こんなになるとは全く思わなかった」などと不安をツイートしています。
やばい…ほんと死ぬ…こんなになるとは全く思わなかった(>_<)BSメンバーお見送りに来てくれなかったら今絶対リジェクトしてた。・°°・(>_<)・°°・。
引用:益野友利香のTwitter
別に何があったという訳ではなく、ただただ不安になっただけです(>_<)うめさんに電話で大泣きしたらちょっと落ち着きました!笑引用:益野友利香のTwitter
このツイートの内容から、益野友利香さんが15日になって突然ルーマニアに1人で向かう事をアイセック側から告げられて、動揺していたのではないかとの憶測が生まれました。
「BSメンバーお見送りに来てくれなかったら今絶対リジェクト(拒否)してた」の部分についても、「BS」(詳細不明)と呼ばれる何者かが、ルーマニア行きを号泣して拒否する益野友利香さんを無理に説得したのではないかとの憶測を呼びました。
アイセック・ジャパンを運営していた東大生2人の噂が広まる
ネット上では益野友利香さんを1人でルーマニアに送り込んだアイセック・ジャパンへの批判が強まりましたが、その流れの中で、アイセックの対応の杜撰さが問題にされました。
ネット上で言われていたのが、当時、アイセック・ジャパンの運営を担当していた東大生の女子2人がこの益野友利香さんのルーマニア行きの計画を立てており、益野友利香さんには10日前に突然ルーマニア行きが告げられたというものです。
しかも、現地では迎えが来られない事を告げ、1人で夜行電車に乗って移動するように伝えたのだそうです。
益野友利香さんはルーマニアの治安の悪さを知り、拒否しようとするも2人の東大生は「行かないと単位が取れない(そもそも大学が違うので意味不明だが)」などと脅して無理矢理に行かせたのだとか。
しかも、このアイセック・ジャパンの東大生2人は、益野友利香さんがルーマニア入りした後、連絡を断ち、1人で途方にくれる益野友利香さんを放置していたのだそうです。
ただしこれはネット上で広まった噂で事実ではないと思われます。
益野友利香さんの弟さんがTwitterで連絡を取っていたアイセック・ジャパンの東大生の環野真紀さん(ネットで批判された東大生の1人)が、弟さんを放置してTwitterを削除して連絡を絶った事に対して批判が集まり、こうした噂へと発展したという経緯でした。
アイセック・ジャパンが責任を取ろうとせず自己保身に走った事も批判される
益野友利香さんが殺害された責任はアイセック・ジャパンの不手際にあるとの批判が大きくなりましたが、アイセック・ジャパンは益野友利香さんの遺体が発見された3日後の8月20日に「遺族の意向を踏まえ、一切の説明を差し控える」との声明を出して以降、益野友利香さんが殺害された事件について全く触れませんでした。
いくら遺族の意向で説明を控えるにしても、追悼のコメントくらいは出しても良いはずですが、アイセックはそれすらもしていません。
当然この対応にはネット上で批判が巻き起こりましたが、そうした声に対してアイセック・ジャパンの役員の太田康広さんという方がTwitterで反論を始めてしまいます。
例えば、「アイセックってNPOの名を借りた国際的なスーフリの一種ではないかと思った。漠然とした目的でインターンシップをするほどこちとら暇ではない。」とのツイートに対して、太田康広さんは下のように反論。
聞き捨てなりません。訂正と謝罪をするのが順当でしょう。 RT @euroseller: アイセックってNPOの名を借りた国際的なスーフリの一種ではないかと思った。
引用:太田康広Twitter
また、この事件の顛末を聞いて「アイセックという組織に殺されたようなもの」とある方がツイートしました。
その死んだ子はアイセックのことを本当に信じていたんだろうけど、振り返ってみるとそのアイセックという組織に殺されたようなものなんだよな。深夜にルーマニアの電車とタクシーに乗るようなプラン組まされて死んだわけで。しょせん他人だし知らない人だけど、悲しくなってくるね
このツイートに対しても太田康広さんは下のように反論されています。
さすがに「アイセックという組織に殺されたようなもの」とはひどい。アイセックにも反省すべき点はあるとは思いますが。 RT @UmaMurak: その死んだ子はアイセックのことを本当に信じていたんだろうけど、振り返ってみるとそのアイセックという組織に殺されたようなものなんだよな。
引用:太田康広Twitter
益野友利香さんがアイセック・ジャパンの指示に従って、治安の悪いルーマニアに1人で送り込まれ、夜間に1人で目的地へ向かうという計画が立てられ、その結果殺害された事は紛れもない事実であるにも関わらず、組織の擁護を最優先しているというのはおかしいのではないかとの批判が殺到しました。
この太田康広さんですが、現在もアイセック・ジャパンの幹事を務められているようです。
益野友利香さん殺害事件の犯人のブラッド・ニコラエは過去に性犯罪歴多数
益野友利香さんを殺害した犯人は、ルーマニア人のブラッド・ニコラエ(Vlad Nicolae、事件当時26歳)でした。
その後の裁判で、犯人のブラッド・ニコラエが、過去に何度も性犯罪を犯していて益野友利香さんを含めて少なくとも3人を殺害していた事が判明しています。
判決では、ブラッド被告が、益野さんら3人を殺害したほか、レイプや強盗などを繰り返していたことも認定された。
裁判記録によると、犯人のブラッド・ニコラエは2011年から2012年8月にかけて強盗や性的暴行、強盗殺人事件を少なくとも5件(益野友利香さんの事件はのぞく)も起こしていました。
2011年2月、強盗・性的暴行未遂
2012年3月、86歳女性を強盗殺人・性的暴行
2012年4月、住居侵入・性的暴行
2012年2月、被害者は85歳女性を強盗・性的暴行
2012年8月6日、73歳女性を強盗殺人・性的暴行
さらにこれ以外にも約600人の被害者がいる可能性も示唆されていました。
犯人のブラッド・ニコラエは、70代と80代の女性に対しても性的暴行を加えており、その異常性から精神鑑定も受けていたようです。
なぜこのような危険な人間が野放しになっていたのか日本人の感覚では理解できませんが、ルーマニアはヨーロッパの諸国の中でも最も貧しい国の1つで、DNA鑑定を行う予算がなかったため確たる証拠がなく信じがたい事に無罪放免となっていたという事です。
他にも、現地の報道で、犯人のブラッド・ニコラエはルーマニアで人種的な差別を受けてきたジプシーの「ロマ族」で、貧しい家族に育ち、従兄弟の1人は殺人を犯して終身刑になっている事などが明らかにされています。
益野友利香さん殺害事件の犯人のブラッド・ニコラエの動機
犯人のブラッド・ニコラエが益野友利香さんを殺害した動機ははっきりとはわかっていませんが、過去の犯罪歴の内容から見ても、強盗と性的暴行をする事が動機だったのは明白だと思われます。
事実として、益野友利香さんは強姦されており、持っていた現金と貴金属は全て犯人のブラッド・ニコラエに奪われていました。
益野友利香さんの遺体は目玉が破裂するなど凄惨な状態だったとの噂も
出典:https://livedoor.blogimg.jp/
益野友利香さんの遺体の状態が、目玉が破裂するなど凄惨な状態だったとの噂もネット上で拡散されています。
この噂は、益野友利香さんは犯人のブラッド・ニコラエによって激しく暴行を受け、検死の結果、口腔内、膣、肛門など、身体中の穴という穴が激しく損傷しており、中からは犯人の体液が検出されたというもので、特に眼孔から目玉が飛び出しており、破裂して水晶体が飛び散っていたとするものでした。
これについては、結論から言うと正しい部分と誤っている部分があります。ルーマニアに検察はが益野友利香さんの遺体の状態に関する所見を公開しており、その内容を要約すると益野友利香さんの遺体の状態は以下のようなものでした。
全身に殴打された痕が残されていた。
括約筋(直腸と肛門の周りの筋肉)が強制的に拡張された痕跡があった。
膣内、腸内、口腔内から犯人の体液が検出された。
死因は胸部と頸部圧迫による窒息死だった。
この報告書には、益野友利香さんの目玉が破裂していたとする表記は確認できません。
益野友利香さんの遺体が激しく損傷していたのは事実のようですが、目玉が破裂していた、穴という穴が犯されていたといった噂は事実ではありません。
益野友利香が殺害されたルーマニア邦人女子大生殺害事件の真相の噂も
益野友利香さんが殺害された事件の真相に関する噂もネット上で根強く囁かれています。
この真相の噂とは、犯人のブラッド・ニコラエとアイセックが裏で繋がっており、しかもアイセックの背後にはイルミナティと統一教会がいるという陰謀論的な内容です。
この噂では、犯人のブラッド・ニコラエが益野友利香さんが到着してすぐに声をかけている事から、あらかじめ益野友利香さんが来るのを知っていたのではないかとし、それは事前にアイセック側がブラッド・ニコラエに伝えていたからだとされています。
そして、アイセックとは、実は秘密結社「イルミナティ」の工作組織だとしています。陰謀論者の間では、イルミナティは人身売買やカニバリズムを行っていると噂されており、益野友利香さんはその犠牲になったのが事件の真相であるとこの話を繋げているのです。
さらに、アイセックがイルミナティの下部組織であるとする根拠として、アイセックの諮問(しもん)委員会を構成する「クレディ・スイス」、「田中グローバル」、「五常アンドカンパニー」がいずれもイルミナティと統一教会と関係が深い事を挙げています。ただ、この根拠についてはどう見てもこじつけで無茶苦茶なので、ここでは紹介しません。
もう1つ、もう少しライトな事件の真相の噂として、当時、アイセック・ジャパンを運営していた東大生の女子学生2人が、益野友利香さんの彼氏の東大生に想いを寄せており、益野友利香さんが邪魔だったのであえて危険なルーマニアに行かせて、ブラッド・ニコラエに情報を流して事件を誘発させたというものがありますが、こちらも荒唐無稽であり得ないでしょう。
益野友利香が殺害されたルーマニア邦人女子大生殺害事件の現在
益野友利香さんが殺害された「ルーマニア法人女子大生殺害事件」のその後や現在ですが、犯人のブラッド・ニコラエは裁判で終身刑が言い渡されています。
しかし、犯人のブラッド・ニコラエは現在は既に出所しているとの噂もあるようです。噂によれば、ルーマニアでは終身刑とは名ばかりですぐに仮釈放されて出所するのだとか。これは真偽不明です。
一方、責任を追及され批判されていたアイセック・ジャパンは、現在も変わらず活動を続けています。
まとめ
今回は、2012年8月に発生した「ルーマニア邦人女子大生殺害事件」の被害者の益野友利香さんについてまとめてみました。
益野友利香さんは、国際学生団体「アイセック・ジャパン」を通じて、ルーマニアに日本語を教えに行くボランティアに参加しましたが、ルーマニアに到着した直後に男に声をかけられて同行してしまい、その後強姦された上に殺害されました。
益野友利香さんの家族については、父親が神戸製鋼の子会社の元社長という噂がありますが真偽不明です。母親については情報がありません。兄弟は弟が1人いるようで、益野友利香さんが行方不明になった後、弟さんがアイセック関係者とTwitterで連絡をとっていました。
益野友利香さんの経歴については、兵庫県宝塚市の出身で、お嬢様学校として知られる「小林聖心女子学院高等学校」を経て「聖心女子大学」に進学した事がわかっています。この大学2年生だった20歳の時に今回の事件に巻き込まれ亡くなっています。
益野友利香さんに彼氏がいたのかは不明ですが、ネット上では東大生の彼氏がいたとの噂さが流れました。
益野友利香さんが殺害された事件では、仲介した「アイセック・ジャパン」の責任を追及し批判する声も上がりました。しかし、アイセックはこの事件については「遺族の意向で一切説明しない」と言ったきり一切言及せず取材も拒否しており、益野友利香さんへの追悼コメントすらも発表していません。
益野友利香さんを殺害した犯人は、ルーマニア人のブラッド・ニコラエという男で、過去に強盗や強姦、殺人を繰り返し、約600人もの被害者がいると見られていた事も裁判で判明。この犯人には裁判で終身刑が言い渡されていますが、現在はすでに仮釈放されているとの噂も流れています。
犯人のブラッド・ニコラエの動機は不明ですが、過去の犯罪歴から見て、強盗と強姦が目的だった可能性が高いようです。
益野友利香さんの遺体は激しく損傷しており、眼孔から目玉が飛び出して破裂していたとの噂も流れています。しかし、益野友利香さんの遺体が激しく損傷していたのは事実のようですが、ルーマニアの検察が公開した情報を見る限り、目玉が破裂していたとの内容は確認できません。
益野友利香さん殺害事件の真相として、アイセックが共犯だったとする説や、背後にイルミナティがいるという説、アイセックの運営をしていた東大生女子2名が嫉妬から事件を仕組んだとする説などが囁かれていますが、いずれも荒唐無稽で事実ではないと思われます。