中村桜洲の生い立ちと現在!父親と姉・事件の動機のからかわれた・判決まとめ【和歌山小5男児/森田都史くん殺害事件】

中村桜洲は2015年に発生した和歌山小5殺害事件の犯人で、からかわれたと思ったという動機で森田都史君を殺害しました。この記事では中村桜洲の生い立ちや経歴、父親、母親、姉などの家族、結婚の有無、判決や現在について紹介していきます。

中村桜洲とは【和歌山小5殺害事件の犯人】

 

出典:https://www.youtube.com/

 

2015年2月5日、歌山県紀の川市後田で「田んぼの中で男の子が倒れている」という110番通報がありました。

 

警察がかけつけて調べたところ、倒れていた男の子はすでに心肺停止状態で、左胸をナタかノコギリのようなもので心臓を貫くほど深く刺されていたとされます。

 

田んぼといっても事件現場は住宅地にあったため、目撃者の証言によって男の子を襲ったのは30歳前後の紺色の作業着を着た男だったと発覚します。

 

被害者の男の子は、近くにある市立名手小学校に通う小学5年の森田都史(とし)君でした。都史君は病院に搬送された後、数時間後に死亡。

 

そして翌日の6日の夕方には事件関与の疑いがあるとして、紀の川市内に住む中村桜洲(おうしゅう・当時22歳)が任意同行され、7日の未明には都史君殺害の容疑で逮捕されたのです。

 

出典:https://ameblo.jp/

 

当初、中村桜洲は「男の子なんて知らない」「事件が起きた時間には家でテレビを観ていた」と容疑を否認していました。

 

しかし、逮捕の翌週には弁護士に「森田都史君にからかわれて腹が立ったから殺した」と殺害を認める供述をはじめたといいます。

 

犯行を認めたといえ、あまりに理解不能な動機であったことから裁判では事件時に中村桜洲に責任能力があったのか否かが争われました。

 

結果、一審と二審で精神鑑定の結果は異なったものの責任能力が認められ、中村桜洲には懲役16年の判決が下されています。

 

また、この事件では逮捕後の家宅捜査で中村桜洲の実家からおびただしい数の刃物が押収されたことや、事件前より奇行が見られたことなどから、同居していた親はなぜ気づかなかったのか、といった家族に対する疑問の声もあがりました。

 

 

 

中村桜洲の生い立ちと経歴① 少年時代

 

出典:https://twitter.com/

 

中村桜洲は地元の区長も務める大学教授の父親、民生委員を務め、茶道の先生をしていた母親という、紀の川市内では一目置かれるような家の生まれでした。

 

兄弟は姉が2人いたとされますが、姉はとても優秀であったため、近隣住民からは「姉弟で比較されて育ったため、窮屈な思いをすることもあったのではないか」との話も出ています。

 

また中村家の子どもたちはみな、父親に対して敬語を使っていたそうです。

 

堅苦しい家庭に育ったように見える中村ですが、小・中学生時代は素直で真面目な性格で、近所の人と会うと必ず挨拶するような礼儀正しい少年だったといいます。

 

小学生時代はドッジボール部に所属し、剣道教室にも通うスポーツ少年だったとのことで、当時の彼を知る同級生からは、事件発覚後に以下のような証言も出ていました。

 

性格も真面目で笑顔が多かったといい、同級生の間では「『おうちゃん』と事件を結びつけることができない」「『おうちゃん』には笑顔のイメージしかない」と衝撃が広がった。

 

引用:小5殺害事件 あの真面目な「おうちゃん」が…容疑者同級生に衝撃

 

大人しい性格ではあったものの決して暗いというわけではなく、一見すると友人関係も良好なごく普通の少年だった様子です。

 

しかし、小学校時代の友人からは中村の異常な一面を窺わせるような話も出ていました。

 

この友人は、ちょっとした行き違いから小学校高学年の頃に中村を怒らせてしまったことがあるそうです。

 

その時に連日10通ほども嫌がらせのメールを送り続けられ、子どもながらに中村に恐ろしさを感じたといいます。

 

「基本的に明るい人間だったが、変なところで怒ることがあった。冗談のつもりが本気で怒られたこともあり、根に持つタイプだった」

 

引用:「和歌山小5男児刺殺事件」の深い闇…精神鑑定で刑事責任の有無焦点 一回りも年下の男児になぜ

 

また、上のような話も出ていることから普通の人が笑って流せるようなことに突っかかり、固執するようなたちであったことが窺えます。

 

 

 

中村桜洲の生い立ちと経歴② 高校受験での挫折

 

出典:https://www.pakutaso.com/

 

小学校卒業後、地元の中学校に進学した中村は剣道部に所属して剣道を続ける一方で、読書や漫画にのめり込んでいきました。自分で描いた漫画のオリジナルキャラクターを友人同士で見せ合ったりしていたといいます。

 

そして高校受験を迎えますが、志望校に落ちてしまい第一志望ではなかった和歌山工業高等学校に通うこととなりました。

 

和歌山工業高等学校は剣道の強豪校のため、小学生から剣道を続けていた中村も受験したのでしょう。

 

ところが、この高校は比較的ヤンチャな生徒が多く、大人しい中村は学校になじめずに次第に投稿に数が減っていってしまいました。

 

また高校では酷いいじめにあっていたといい、入部した剣道部でリンチのようなことをされていた、大阪までたこ焼きを買いに行ってくるように脅されたといった話も出ています。

 

このような環境にあったために勉強も手につかなくなったのか、中村は成績も悪くなっていき、当時の同級生からは「めっちゃ頭悪いというイメージ」「勉強はできない奴だったという印象」という証言もありました。

 

進級も危ぶまれるほどの成績と出席日数であった息子を案じて、両親が学校に出向いていて「息子は朝、起きられないのだ」と弁明していたこともあったそうです。

 

しかし結局、中村は2年時に高校を中退し、それからは家に引きこもるようになってしまいました。

 

 

中村桜洲の生い立ちと経歴③ 家庭内暴力と奇行

 

出典:https://www.photo-ac.com/

 

高校を中退した中村は、勉強をするわけでも働くわけでもなくニート生活を始めます。そして次第に、家庭内で暴力を振るうようになっていったのです。

 

刃物の柄の部分で父親を殴打することもあったといい、次第に親も「接し方を考えないと何をするかわからない」と中村を恐れるようになっていきました。

 

両親は中村がインターネットで大型の刃物などを購入したり、自室で刃物を研いだりしている様子があるのを確認していたものの、「趣味の範囲でやっていることだろうから、家の外に持ち出さなければ問題ないだろう」と軽視していたそうです。

 

そうして自宅にこもりがちだった中村ですが、しばらくすると家の外に出るようになります。

 

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しかし、これは社会復帰への一歩とは程遠いものでした。家の外に出た中村は近隣住民を困惑させるような奇行を繰り返したのです。

 

近所に住む人の話によると、まず、大きくて目立つゴーグルをつけて奇声を発しながら木刀や竹刀を振り回す様子が見られるようになったといいます。

 

そして事件を起こす前年の2014年の春には近所の小学生を集めて素振りを教えていたといいますが、その際に中村は「もっとこうやれ、はやくやれやぁ」と大声で絶叫しており、異様な光景だったとされます。

 

さらに2014年の夏ごろには、外での素振りに木刀や竹刀ではなくナタなどの大型刃物に代わっていたというのです。

 

近隣住民もこれはさすがに看過できない、危険すぎると不安に思い、数人で中村のもとを訪れて「なぜそんなもので素振りの練習をするのか?」と質問しました。

 

ところが中村は質問を無視して、何も答えなかったといいます。

 

 

中村桜洲の家族① 父親

 

出典:http://blog.livedoor.jp/

 

中村の父親は高野山大学の教授の中村本然氏であることが、逮捕時の報道で明らかになっています。

 

週刊文春と週刊新潮がともに報じているが、中村の父親は和歌山県の私立高野山大学で教授を務める密教の権威、中村本然氏で、母親も同じ大学を出ている教育熱心な家庭だという。

 

引用:小5男児惨殺の中村桜洲「父親は高野山高僧」教育熱心な立派な一家の暗い闇

 

中村本然氏は『図説 真言密教がわかる! 空海と高野山』などの書籍も上梓しており、いずれは高野山大学の学長と目されていた人物です。

 

しかし、息子の起こした事件が原因で2015年には高野山大学を退職しています。

 

中村本然氏は息子の裁判で証言台に立った際、検察側後方に座っている都史君の父親に深く頭を下げ、下のように謝罪していました。

 

「幼くして何者にも代えられない命が奪われた都史さんとご家族の思いを思うと、おわびの言葉もありません。本当に申し訳ございませんでした」

 

引用:被告父の証人尋問「高校中退前後から家庭内暴力」 和歌山地裁

 

ところがその後、民事裁判で提示された都史君の遺族への賠償金はいっさい支払っていないと報じられています。

 

この件については後述しますが、世間からは厳しい批判が寄せられている様子で「中村本然」と検索すると「賠償金 払わない」というサジェストが出てくるほどです。

 

また、子どもたちには相当きびしいしつけをしていたらしく、とくに長男である中村には一倍の期待を寄せていた様子です。

 

しかし、中村が受験に失敗したのが気に入らなかったのか、高校進学以降は目に見えてイライラしていたとの証言も、近隣住民から寄せられていました。

 

「お父さんは桜洲君を河川敷に連れ出して、よく縄跳びをさせたり竹刀の素振りをさせたりしてました。お父さんは厳しい人で、子供はもちろんお母さんにも、自分に対して敬語を使わせてました。一人息子の桜洲君にはとくに期待を掛けていたように思います。そやから桜洲君が志望校に合格できずに地元の工業高校に進学した頃は、機嫌が悪うて、道で会(お)うても挨拶もしてくれませんでした」

 

引用:和歌山小5殺人犯の父が大学講義で公言した「息子が嫌い」の確執劇

 

高野山大学関係者からも「講義中に学生に対して『自分の息子が大嫌いです』『うちは親子関係が悪い』と言い切っていて、その場にいた職員が驚いた」という話も出ています。

 

また、中村同様に些細なことでキレるという性質を持っていたらしく、中村が通っていた剣道道場でも「ちょっとしたことで突然怒り出して防具を蹴り飛ばしたり、ほんの子供相手に本気で打ち込んだりといった面もあった」といいます。

 

 

中村桜洲の家族② 母親

 

上でも触れましたが中村の母親は地域の民生委員をしており、教育熱心な性格でした。

 

しかし、神経質すぎる面もあったようで中村が中学生の頃、近所の犬が首輪を外して脱走するというちょっとした事故が起きた際、犬の飼い主の家に怒鳴り込んだことがあったといいます。

 

実際に自分の子どもには何の被害もなかったにもかかわらず、飼い主に対して「うちの子が嚙まれたらどう責任を取るの!?」とまくしたて、警察にまで通報したのです。

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逃げ出した犬の種類にもよりますが、もう中学生にもなる子どもが犬に嚙まれて怪我をするかもしれないと大騒ぎする親はそれほど多くないでしょう。

 

そのため近所では、この件以降「あの家の母親は少し過保護すぎではないか」と見られるようになったそうです。

 

 

中村桜洲の家族③ 2人の姉

 

中村の2人の姉についてはあまり情報がなく、少なくとも長姉は事件時には東京の私立大学を卒業して一流企業に就職し、すでに独立していたとのことです。

 

次姉は事件当時に実家にいたとのことですが、弟とはどのような関係だったのかなどは不明です。

 

また、次姉についてはネット上で「親に反発して非行に走ったらしい」「中村桜洲と同じようにひきこもりだったらしい」といった噂が流れていますが、これが真実なのかはわかりません。

 

 

 

中村桜洲は結婚していた?

 

外に出ることがそう多くなく、高校中退後は周囲とのかかわりも絶っていたとのことですから、中村が結婚していたとは思えません。

 

裁判に出廷したのも家族では父親だけの様子で、服役後に獄中結婚したとの報道もないため、中村は犯行時も現在も独身の可能性が高いでしょう。

 

 

 

中村桜洲と被害者・森田都史君の関係

 

出典:https://www.youtube.com/

 

中村と和歌山小5殺害事件の被害者である森田都史君の出会いは、2015年の1月頃でした。

 

いつものように中村が大声をあげながら素振りをしていると、こちらを指さして笑ったり、真似をしたりする少年に気づいたといいます。

 

この少年こそが森田都史君だったのです。都史君は中学生の兄と一緒に歩いているところで中村を見かけ、面白がって真似をしたとされます。

 

また、偶然にも都史君は中村が少年時代に通っていた剣道道場に通っていたことから「俺のほうがうまい」とも言っていたそうです。

 

この時、中村は都史君に気づいてニヤリと笑みを返した後、立ち去る兄弟を鬼のような形相で睨みつけていました。

 

森田都史君は、中村の家から70mほど離れた場所で暮らす小学5年生、11歳の少年でした。

 

性格は明るくて人懐こくヤンチャで、愛嬌のある元気な子だったとのことです。おそらく兄が一緒だったこともあり、気が大きくなって悪気なく中村の真似をしてしまったのでしょう。

 

この日を機に、中村は都史君兄弟に妙な執着を見せるようになります。

 

ある時、都史君の兄が塾に行こうと自転車を押しながら自宅を出てきたところ、突然傘を持った中村が現れて追い回してきました。

 

都史君の兄は慌てて逃げ、怪我をするようなことはありませんでしたが、中村は「この家の子どもが嫌がらせをしてくる」と憎しみを募らせていくようになったのです。

 

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そしてどういわけか、まだほんの少年の都史君兄弟が暴力団関係者だという妄想にとらわれるようになっていきました。

 

都史君たちは危険な存在だ、自分に害を及ぼしているという妄想に憑りつかれた中村は、何度も森田家を訪れては家の周辺を歩き回っていたといいます。

 

そして事件を起こす直前には、森田家付近で「うー!」と奇声をあげながら木刀を振り回す姿も目撃されていました。

 

 

 

中村桜洲の犯行動機は「からかわれた」こと?

 

出典:https://www.youtube.com/

 

逮捕後に中村は都史君を殺害した動機について「事件を起こした当日に素振りをからかわれて、頭にきたため」と供述していました。

 

事件発生当初は「亡くなった少年は、恨まれるほど長期にわたって加害者を馬鹿にしていたのだろうか」「よほど酷いことを言ったのではないか」等、都史君の言動にも問題があったのではないかという声がネット上には見られました。

 

しかし、裁判が始まると1月に都史君に素振りの真似をされてから、中村が都史君兄弟に対する被害妄想を膨らませていったことが明らかにされ、中村の責任能力の有無が争う割れることとなります。

 

そのため、実際には家庭のことや高校で受けたいじめや挫折などで精神的な苦痛が爆発寸前までたまっていたところでたまたま行き会った都史君兄弟が中村の様子を真似してしまい、一身に憎しみを向けられることになったのではないか、という見方がされています。

 

 

 

中村桜洲の裁判と判決

 

出典:https://ameblo.jp/

 

逮捕時、中村は頬を膨らませて指でつつく仕草をしていました。ニュースでこの映像が流れると、特徴的な仕草にはどのような意味があるのかと話題になり、頬を膨らませる仕草には拒絶や反対といった意味があるとしてワイドショーなどでは「反省していないのではないか」と取り沙汰されました。

 

実際に中村は逮捕後も「男の子なんて知らない」「顔を見たこともない」と犯行を否認。

 

しかし、家宅捜索でアウトドア作業や狩猟で使われるククリナイフのような大型の刃物が押収され、どこから都史君のDNAが検出されたことから容疑が確定します。

 

証拠を突き付けられた中村は「えらいことやってもうた」と犯行を認める発言をして、そこから都史君殺害を認めていきました。

 

なお、犯行を認めたといっても、取り調べ中に机の上に立って1時間ほど仁王立ちのような姿勢でいたり、長々と独り言を呟いたりと中村の態度には異様さが見られたといいます。

 

 

 

中村桜洲の一審

 

中村桜洲の初公判は裁判員裁判となり、2017年3月6日に和歌山地裁で開かれました。

 

裁判の公判前整理手続きでは、弁護側も起訴内容は認めたうえで責任能力について争う姿勢を見せていたとされます。

 

しかし、じっさいに公判が始まると中村は供述を一変。またしても「僕はやってない!」と起訴内容を否認したのです。

 

この後、弁護側の申し立てでいったん休廷となり、午後にもう一度、裁判長から罪状認否が行われました。

 

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すると今度は中村も罪を認めて、消え入りそうな声で「認めます…」と呟いたといいます。

 

公判には中村の父親も証人として出廷し、「自分の職業のせいで、周囲からプレッシャーを感じていたのが犯行の原因となったのなら申し訳ない」と述べました。これに対して中村は激しく首を振り、否定するような仕草を見せたとのことです。

 

犯行の動機や逮捕後の行動を見ても、中村桜洲の考え方や言動には成人しているとは思えない幼さが窺えます。

 

逮捕後に行われた精神鑑定では中村は統合失調症または妄想性障害を発症している疑いがあると出ており、都史君の殺害にもこの症状が大きく影響した可能性があると指摘されました。

 

しかし、検察はこの鑑定を踏まえたうえで「犯行後に凶器を洗うなど隠ぺい工作をしていることから、責任能力はあった」と主張して懲役25年を求刑。犯行時には責任能力がなかったとする弁護側と対立します。

 

結局、第一審の判決では「被告は犯行時、統合失調症または妄想性障害で心神耗弱状態にあった」として、懲役16年が言い渡されました。

 

この判決には検察、弁護側が異議を訴えて控訴することとなります。

 

 

 

中村桜洲の控訴審

 

中村桜洲の控訴審の初公判は、2018年1月23日に大阪高裁で開かれました。

 

控訴審では再び中村の精神鑑定が行われ、「被告には自閉症スペクトラム障害の症状が見られるものの、軽度である」との結果が出ます。

 

そして争点になった責任能力についても「犯行時の被告は心神耗弱状態ではなく、完全責任能力があった」と一審とは異なる見解が示されたのです。

 

普通に考えればこの鑑定結果を参考に、控訴審では一審よりも重い量刑となるはずです。

 

ところが二審の判決でも中村に言い渡された刑は懲役16年でした。

 

判決が言い渡された後、都史君の父親は「一審と変わらない判決だが、完全責任能力を認めながらのこの判断は、一段と軽い刑罰になったような気がする」と悔しさと怒りをにじませていました。

 

この後、検察は上告せず、弁護側のみ上告したものの中村本人が上告を取り下げたため、懲役16年で刑が確定します。

 

 

 

中村桜洲の現在

 

出典:https://www.youtube.com/

 

中村桜洲は現在も服役中であり、刑期どおりであればあと8年で出所すると予想されます。

 

逮捕から現在に至るまで、反省する様子は一貫して見られないといい、都史君の遺族にも謝罪の言葉は一言もないそうです。

 

また、2018年には都史君の父親が民事裁判で中村を訴えて約4400万円の賠償金を支払うように言い渡されていますが、このお金も中村はおろか社会的地位のある両親からも1円も支払われていないとのこと。

 

中村の両親も一審の判決が出た後に森田さんの家を一度訪れただけで、その後は都史君にお線香をあげることもないといいます。

 

調べたところ中村の父親の中村本然氏は大学を辞めた後も講演や出版活動をしており、経済的に賠償金を支払えない状態にあるとは見えません。

 

一方で都史君の父親は民事裁判の弁護士費用や印紙代、都史君の葬儀費用などで200万円の出費があったといい、息子を奪われただけではなく経済的な負担まで強いられたとされます。

 

 

 

中村桜洲と和歌山小5殺害事件についてのまとめ

 

今回は2015年に当時小学5年生であった森田都史君を殺害した中村桜洲について、生い立ちや経歴、犯行動機、判決などを中心にまとめました。

 

現在に至るまで遺族に謝罪がないことを考えると、中村は反省も更生もしないまま出所してくる可能性も考えられるでしょう。

 

そうなった場合、やはり同じく遺族への謝罪も賠償金の支払いもしない中村の両親が殺人の前科がある息子を引き取るのだろうか?また同じような事件を起こしてしまうのではないか?と危惧する声も上がっています。

 

万が一にも同様の事件が起きれば、都史君の遺族はいっそう悲しみ、苦しむことになってしまいます。都史君や遺族のためにも、中村の両親にはせめて出所後の息子に責任を持ってほしいと願います。

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