目撃情報はあるものの正式に生息が認められたわけではない生き物を未確認生物、またはUMAと呼びます。
この記事では人気・有名な未確認生物、UMAの詳細や生息地を日本と世界に分けてそれぞれランキング形式で紹介していきます。
この記事の目次
- 未確認生物・UMAの定義
- 世界の未確認生物(UMA)有名・人気ランキングベスト40
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング40位・46-B
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング39位・マピング・アリ
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング38位・メロン・ヘッド
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング37位・太歳(たいさい)
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング36位・カンダハール・ジャイアント
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング35位・ドロップベア
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング34位・インカニヤンバ
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング33位・グロブスター
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング32位・フロッグマン
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング31位・コビトゾウ
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング30位・フライング・ヒューマノイド
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング29位・コジェ・ヤ・メニア
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング28位・ナリーポン
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング27位・スクリュー尾のガー助
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング26位・スクヴェイダー
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング25位・ニンキナンカ
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング24位・スキンウォーカー
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング23位・ハギス
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング22位・ハニースワンプモンスター
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング21位・バンイップ
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング20位・シャドーピープル
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング19位・ゴートマン
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング18位・ジャージーデビル
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング17位・スカンクエイプ
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング16位・エイリアン・ビッグ・キャット
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング15位・チャンプ
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング14位・スカイフィッシュ
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング13位・ドーバーデーモン
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング12位・モノス
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング11位・翼猫
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング10位・モンゴリアン・デス・ワーム
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング9位・ジャッカロープ
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング8位・モケーレ・ムベンベ
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング7位・ビッグフット
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング6位・ニンゲン
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング5位・フラットウッズ・モンスター
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング4位・チュパカブラ
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング3位・モスマン
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング2位・イエティ
- 世界の未確認生物(UMA)ランキング1位・ネッシー
- 日本の未確認生物(UMA)有名・人気ランキングベスト10
- 日本の未確認生物(UMA)ランキング10位・ケサランパサラン
- 日本の未確認生物(UMA)ランキング9位・龍魚
- 日本の未確認生物(UMA)ランキング8位・クッシー
- 日本の未確認生物(UMA)ランキング7位・タキタロウ
- 日本の未確認生物(UMA)ランキング6位・雷獣
- 日本の未確認生物(UMA)ランキング5位・ヤマピカリャー
- 日本の未確認生物(UMA)ランキング4位・ヒバゴン
- 日本の未確認生物(UMA)ランキング3位・イッシー
- 日本の未確認生物(UMA)ランキング2位・河童
- 日本の未確認生物(UMA)ランキング1位・ツチノコ
- 未確認生物・UMAについてのまとめ
未確認生物・UMAの定義
未確認生物とは目撃情報や伝承などはあるものの、実際に生息が認められていない生物を指す言葉です。
日本では Unidentified Mysterious Animal (謎の確認されていない生物)という和製英語を省略して「UMA(ユーマ)」とも呼ばれます。
そのためUMAという呼び名は日本国内でしか通用しません。海外では未確認生物のことを「CRYPTID(クリプティッド)」と呼びます。
オカルトに分類されることもありますが、現在では実在の動物だと誰もが認めるパンダ、コビトカバ、イッカク、コモドドラゴンなどもかつてはUMAとして扱われていました。
現在では小型のサイ、コビトサイなどが実在する可能性のあるUMAとして調査されています。(リベリアでは「センゲ」と呼ばれる小型のサイの目撃情報が僅かながらにある)。
また、シーラカンスのように絶滅したと思われていたのに目撃情報があがる生物も、生息が確認されるまではUMAに分類されることがあります。
未確認生物の研究は隠棲動物学という学問に分類されており、アメリカのアリゾナ州には「国際隠棲動物学会」という組織もあり、フィールドワークによる調査も盛んにおこなわれています。
世界の未確認生物(UMA)有名・人気ランキングベスト40
古代から現代に至るまで、世界の陸、海、空ではさまざまな未確認生物が目撃され、場合によっては研究対象にされてきました。
ここでは世界で発見された未確認生物を有名、人気度順にランキングで40位から1位まで紹介していきます。
世界の未確認生物(UMA)ランキング40位・46-B
基本データ
名称:46-B
目撃された場所:南極・ボストーク湖
発見された時期:2017年
体長:約10m
特徴:擬態ができる、強い毒性を持つ、高い再生能力を持つ
46-Bは2017年にボストーク湖の掘削調査を行っていたロシアの研究チームによって発見された、大型のタコのような姿をした未確認生物です。
この未確認生物の目撃情報を公表したのは、掘削調査隊の一員であったアントン・パダルカ博士でした。パダルカ博士によると湖に潜ったところ14本もの足を持つ巨大なタコと遭遇し、チームの3人が捕食されたといいます。
タコの姿をした未確認生物は「46-B」と名付けられましたが、この生物は高い知能を持ち、人間やその他の生物に擬態ができる、スミを吐く漏斗に似た器官から毒を噴出して獲物を麻痺させる、体の切断された箇所を再生させる能力まで有するそうです。
荒唐無稽な話にも聞こえますが、ボストーク湖は外界とは隔絶された独自の生態系を築いており、これまでもキワ・ヒルスタ(毛むくじゃらの白い蟹)などの固有種が発見された場所です。
また46-Bの能力も、ごく一般的なタコの特質を強化したようなものであるため、ロシアが秘密裏に開発した生物兵器なのでは?とも囁かれています。
世界の未確認生物(UMA)ランキング39位・マピング・アリ
出典:https://cryptidz.fandom.com/
基本データ
名称:マピング・アリ
目撃された場所:ブラジル、アマゾン川周辺
発見された時期:不明
体長:約5m
特徴:長い鉤爪を持つ、獲物の舌を引き抜いて食べる
マピング・アリはナマケモノによく似た姿を持つ未確認生物です。しかしナマケモノと違って完全肉食らしく、周辺の村の家畜を襲っては舌を引き抜いて食べるとされています。
ほかにもマピング・アリの目撃情報のなかには、顔の中心に赤くて大きな1つ目を持ち、腹部にはぎっしりと鋭い牙が生えた口が縦に裂けるように配置していた、というものもあるそうです。
どちらの目撃情報でも3〜5mの巨体の持ち主で全身毛むくじゃら、巨大な鉤爪を持ち二足歩行をすることから、マピング・アリは「南米のビッグフット」とも呼ばれます。
正体はおよそ1万年前に絶滅したとされるナマケモノの近縁属、メガテリウムが独自に進化した生物ではないかとも考察されています。
世界の未確認生物(UMA)ランキング38位・メロン・ヘッド
基本データ
名称:メロン・ヘッド
目撃された場所:アメリカ、オハイオ州北部カートランド、チャードン周辺
発見された時期:1964年
体長:約1m
特徴:小さな体と異様に膨れ上がった頭を持つ、人間を捕食する
メロン・ヘッドはアメリカのオハイオ州やコネチカット州、ミシガン州など、さまざまな場所で目撃情報がある人型の未確認生物です。
収容所にいた水頭症の子どもたちが虐待されて森に捨てられて、怨霊となってメロン・ヘッドが生まれた、孤児院で子どもの脳に水を注入する実験をしていたマッドサイエンティストがいて、逃げた被験体の子どもたちがメロン・ヘッドの正体だ、といった説などがあります。
世界の未確認生物(UMA)ランキング37位・太歳(たいさい)
基本データ
名称:太歳
目撃された場所:中国の山中
発見された時期:古代
体長:約30cm〜
特徴:高い再生能力を持つ、食べると不老不死になれる
太歳は目も口も鼻も持たない、ブヨブヨの肉の塊のような未確認生物です。
太歳が現れるのは不幸の前兆だともされていますが、食べると不老不死になれるとの言い伝えもあり、太歳(と思われるもの)が捕獲されると中国では高値で取引されます。
近年でも2016年に太歳(と思われるもの)が発見され、1kgで35,000円の価格で取引されました。
しかし、中国の研究科の間では太歳の正体は生物と菌類の中間に位置づけられる変形菌、もしくは結合したバクテリアなのではないか?と考えられており、このようなものを高値での売買するのは詐欺にあたるとの指摘もあります。
世界の未確認生物(UMA)ランキング36位・カンダハール・ジャイアント
基本データ
名称:カンダハール・ジャイアント
目撃された場所:アフガニスタン
発見された時期:2000年
体長:約4m
特徴:赤い長髪で、刃物などの武器を持っている
カンダハール・ジャイアントは、アフガニスタンで任務中であったアメリカ軍兵が2000年に目撃したという巨人型の未確認生物です。
このUMAに遭遇した兵士は「武器で切りつけられて仲間が殺された」「銃弾を何発打ち込んでも倒れなかった」「最終的には巨人を殺害した」という証言を残しています。
戦闘終了後、巨人の遺体はヘリコプターで基地に移送され、巨人を目撃した兵士は戦闘行為を隠匿する旨の契約書を軍に提出したとされます。
なお、カンダハール周辺では以前から洞窟に巨人が住んでいるという伝承があり、巨人が人間を食べに来るという言い伝えもあるそうです。
世界の未確認生物(UMA)ランキング35位・ドロップベア
基本データ
名称:ドロップベア
目撃された場所:オーストラリア
発見された時期:1962年
体長:約1m
特徴:ユーカリの樹から飛びかかってくる
ドロップベアはコアラにそっくりの外見を持つ未確認生物で、ユーカリの樹の上から獲物に飛びかかり、相手が気絶しているうちに捕食するとされます。顔はコアラに似ているものの肉食で牙を持ち、筋肉質で体重は160kg以上あるそうです。
オーストラリアンジオグラフィックによると、タスマニア大学では6頭のドロップベアの調査に成功したそうで、縄張り意識が強く生活範囲が狭いこと、そして現地の人よりも観光客を襲う割合が多いことがわかったといいます。
観光客を狙う理由としては、オーストラリア人が好んで食べるベジマイトという発酵調味料のにおいを嫌うためではないか?と考えられています。
大学が捕獲して研究したと聞くと、本当にいる生物なのか!と早合点しそうになりますが、実はドロップベアの記事はオーストラリアンジオグラフィックがエイプリルフールのジョークとして掲載したものです。そのため実際にはいないことが明らかになっています。
世界の未確認生物(UMA)ランキング34位・インカニヤンバ
基本データ
名称:インカニヤンバ
目撃された場所:南アフリカ共和国、ホーウィック滝
発見された時期:1962年
体長:約20m
特徴:気性が荒い、集団で行動する
インカニヤンバは南アフリカ共和国のホーウィック滝で目撃された、大蛇のような姿の未確認生物です。肉食でぬめりけのある巨大な体を持ち、集団で獲物に襲いかかるとされます。
季節によって移動しているようで、ホーウィック滝での目撃情報は秋から春に限定されるそうです。実際に滝から70kmほど離れた場所にあるムコマジ川で、夏にインカニヤンバのような生物が目撃されたといいます。
また滝壺では二重構造の卵の殻なども見つかっており、インカニヤンバと関係があるのではないかと見られています。
世界の未確認生物(UMA)ランキング33位・グロブスター
基本データ
名称:グロブスター
目撃された場所:オーストラリアほか、世界各地の海
発見された時期:1960年
体長:約2〜12m
特徴:世界中の浜辺に漂着している、悪臭がする
グロブスターは気持ちが悪いという意味の「グロテスク」と、かたまりという意味の「ブロブ」をあわせて作られた名前を持つ未確認生物で、海岸に漂着した正体不明なもの全般を指します。
薄汚れた白い毛のようなものに覆われた肉の塊で、2019年には日本の富津市でも発見されました。(あまりの悪臭からすぐに燃やされたため、調査などはされていません)。
正体はクジラの死骸から分離した脂肪が海水で洗われたもの、死んだ生物の肉が固まったものと考えられています。
世界の未確認生物(UMA)ランキング32位・フロッグマン
基本データ
名称:フロッグマン(カエル男、カエル人間)
目撃された場所:アメリカ、オハイオ州のリトルマイアミの川
発見された時期:1972年
体長:約50cm〜1.2m
特徴:臆病、二足歩行ができる、跳躍力がある
フロッグマンは二足歩行をする巨大なカエルのような姿をした未確認生物です。
1972年にオハイオ州ラブランド近くのリトルマイアミの川でパトロール中の警官が目撃したことから、各地で同様のUMAの目撃情報が寄せられるようになりました。
21世紀に入ってフロッグマンを発見したという警官が「あれは未確認生物ではなく大柄なイグアナだった」と誤認を告白したことから、ブームは去ったかと思われました。
しかし2013年にフロッグマンの姿を捉えた動画がネット上で拡散され、リトルマイアミの川付近には大型の両生類、もしくは爬虫類がいるのかもしれないと再度注目が集まっています。
世界の未確認生物(UMA)ランキング31位・コビトゾウ
出典:https://biggame.iza-yoi.net/
基本データ
名称:コビトゾウ(アフリカでは「ワカワカ」と呼ばれている)
目撃された場所:アフリカ、シェラレオネからコンゴにかけての熱帯雨林
発見された時期:1982年
体長:約1.6〜1.8m
特徴:現存するゾウのなかで飛び抜けて小さい
コビトゾウはその名のとおり、大人になっても人間程度の大きさまでしか肩高が成長しない、ごく小型のゾウです。
1982年にコンゴ共和国のリクエラ地帯で大人4頭、幼獣2頭からなる群れが目撃され、新種のゾウが発見されたと話題になりました。
しかしながら現在の位置づけは現存する小型のゾウ「マルミミゾウ」の亜種、もしくは栄養不良の個体と考えられており、コビトゾウは独立した種として認められていません。
今後、より多くの個体を見つけることができ、調査が進めば独立種として認められる可能性もあるため、コビトゾウは実在する可能性がもっとも高いUMAの1つと言えます。
世界の未確認生物(UMA)ランキング30位・フライング・ヒューマノイド
基本データ
名称:フライング・ヒューマノイド
目撃された場所:メキシコほか世界各地
発見された時期:2004年
体長:約3m
特徴:ビルくらいの高さの空を飛行する
フライング・ヒューマノイドは世界中の空で目撃されている人型の未確認生物です。このUMAが出現したあとは不吉なことが起きるとされ、頻繁に目撃されるメキシコでは魔女に関わりがあるという見方もされています。
また正体は飛行機能を持つロボットではないか?宇宙人ではないか?とも考察されていますが、ジェットパックを背負ったただの人間ではないのか、風船の見間違いではないのかといった指摘もされています。
世界の未確認生物(UMA)ランキング29位・コジェ・ヤ・メニア
基本データ
名称:コジェ・ヤ・メニア
目撃された場所:カメルーン
発見された時期:19世紀
体長:約4m〜
特徴:鋭い牙とアルマジロのような硬い甲羅を持つ
コジェ・ヤ・メニアはカメルーンやアンゴラ共和国での目撃情報がある、ライオンのような大型の肉食獣です。
捕食のためではなく、獲物を追いかけて殺すことを楽しむ残酷な性格を持ち、カメルーン周辺では鋭い牙で噛みつかれて絶命したカバの死体や、カバを追跡したと思われる大きな獣の足跡などが発見されています。
背中に甲羅があるという変わった特徴を持つものの、体の大きさや牙の生え方から絶滅したサーベルタイガーの亜種ではないかとも考えられています。
世界の未確認生物(UMA)ランキング28位・ナリーポン
出典:https://bloggersiva.files.wordpress.com/
基本データ
名称:ナリーポン(マカリーポンとも呼ばれる)
目撃された場所:タイ
発見された時期:古代〜
体長:約15cm〜
特徴:人間の言葉を理解する、人の心を惑わす
ナリーポンは「ワクワクの木」という樹木にみのる、人間の少女の姿をした実です。同じくワクワクの木には少年の姿をした実がなることもあるのですが、これはマカリーポンと呼ばれます。
指先から人の形に成長していき、完全に熟すと「ワクワク」と鳴いて地面に落ちるそうです。その後、1〜2週間は小人のように歩き回るといいます。
タイ北部の仏教寺院にはナリーポンのミイラが保存されており、国立病院がミイラを調査したところ、骨は無いが人間と同じような内臓を持っていることがわかったという話もあります。
世界の未確認生物(UMA)ランキング27位・スクリュー尾のガー助
基本データ
名称:スクリュー尾のガー助
目撃された場所:アメリカ、モンタナ州のフラッドヘッド湖
発見された時期:1960年代
体長:約8m
特徴:スクリューのようにねじれた尻尾を持つ
スクリュー尾のガー助はカモノハシのような嘴とねじれた尻尾を持つ水棲の未確認生物です。
ガーガーとアヒルのような声で鳴くことから日本では愛嬌のある呼び名がつけられましたが、生息地とされるアメリカでは「ハーキマー・モンスター」と呼ばれています。
可愛らしい見た目で、昭和の子どもたちには人気の高いUMAだったそうです。正体については、ハドロサウルスの生き残りではないか?とも言われています。
世界の未確認生物(UMA)ランキング26位・スクヴェイダー
基本データ
名称:スクヴェイダー
目撃された場所:スウェーデン、スンツヴァルの森のなか
発見された時期:20世紀初頭
体長:約50〜80cm
特徴:ライチョウとウサギをかけ合わせたような見た目を持つ
スクヴェイダーは、20世紀の初頭にある男が「こんなに珍しい動物を狩った」と自慢したことから生まれた未確認生物です。
もとがほら話のため存在しないことがわかっているUMAですが、見た目の可愛らしさから未だに高い人気を誇り、スンツヴァルの博物館には模造の剥製も展示されています。
また博物館の近くには「スクヴェイダーの飛び出しに注意!」というジョーク標識も設置されています。
世界の未確認生物(UMA)ランキング25位・ニンキナンカ
基本データ
名称:ニンキナンカ
目撃された場所:ガンビア共和国
発見された時期:2003年
体長:約10〜50m
特徴:火を吹く、姿を見た人は数週間以内に死ぬ
ニンキナンカはガンビア共和国のキエン・ウエスト国立公園で目撃された、ドラゴンのような姿を持つ巨大な未確認生物です。
ガンビアの言葉ではニンキナンカとは「悪魔の龍」という意味で、このUMAの姿を見た人は呪われて死ぬという都市伝説も生まれました。
2006年にはイギリスの動物学者を中心としたチームがニンキナンカの調査をおこないましたが、姿を見ることはできなかったといいます。
世界の未確認生物(UMA)ランキング24位・スキンウォーカー
出典:出典:https://www.youtube.com/
基本データ
名称:スキンウォーカー
目撃された場所:アメリカの森
発見された時期:2017年
体長:約2m
特徴:素早く這い回る、獣の皮を被って擬態する
スキンウォーカーは裸の人間のような外見の未確認生物で、素早く四足歩行し、目撃者に気づくと追いかけてくることもあるといいます。
2017年にこのUMAを目撃した青年は、狼男のような見た目の怪物に追われたと証言していますが、これは狼の皮を被ったスキンウォーカーだったのではないかと考えられています。
ネイティブアメリカンの伝承には変身能力を持つ人型の怪物、スキンウォーカーの伝承が残っており、目撃者の青年もネイティブアメリカンであったことから、言い伝えにある化け物が現れたと思ったそうです。
世界の未確認生物(UMA)ランキング23位・ハギス
出典:https://commons.wikimedia.org/
基本データ
名称:ハギス
目撃された場所:スコットランドの高地
発見された時期:不明
体長:約40〜60cm
特徴:心の綺麗な人にだけ姿が見える
ハギスはリスやムササビに似た小獣で、カモノハシのような嘴を持つ未確認生物です。右足か左足のいずれかが長く、右足が長いものは山の斜面を反時計回りに、左足が長いものは山の斜面を時計回りに走るといいます。
またハギスは満月の夜のみに現れ、その姿が見られるのは心が綺麗な人だけという伝承があります。
なお、スコットランドにはハギスという家庭料理がありますが、この料理とUMAのハギスは無関係だそうです。
世界の未確認生物(UMA)ランキング22位・ハニースワンプモンスター
基本データ
名称:ハニースワンプモンスター
目撃された場所:アメリカ、ルイジアナ州のハニーアイランド沼
発見された時期:1963年
体長:1.5〜2m
特徴:悪臭
ハニースワンプモンスターは二足歩行型の未確認生物で、1963年にルイジアナ州のハニーアイランド沼で目撃されました。
ヌメヌメとしたヘドロのような体毛を持ち、肉の腐ったような臭いをふりまきながら数体の群れで行動するといわれています。
ハニーアイランド沼ではワニに捕食されたような、三本の爪で引っかかれた跡のある蛇の死骸が発見されていることから、ハニースワンプモンスターはチンパンジーとワニの間に生まれた生物なのではないか?とも考察されています。
世界の未確認生物(UMA)ランキング21位・バンイップ
基本データ
名称:バンイップ(バニップ)
目撃された場所:オーストラリア
発見された時期:1812年頃
体長:約1.5〜2m
特徴:大きな牙で噛みつく
バンイップ(バニップ)は、オーストラリアのニューサウスウェールズ州やクイーンズランド州の湖や沼での目撃されているゾウアザラシのような姿を持つ未確認生物です。日本でも南方熊楠が柳田國男にあてた書簡のなかで、バンイップについて触れています。
また、オーストラリアの博物館にはバンイップの頭骨とされる骨がいくつか保存されていますが、どれも奇形の馬のものやゾウのものだったことが判明しています。
正体については淡水域に迷い込んでしまったゾウアザラシやヒョウアザラシではないか、プレシオサウルスの生き残りではないかと考察されましたが、現在も不明のままです。
世界の未確認生物(UMA)ランキング20位・シャドーピープル
出典:https://plaza.rakuten.co.jp/
基本データ
名称:シャドーピープル
目撃された場所:アメリカ各地
発見された時期:2006年
体長:約1.7m
特徴:予言を残すことがある、ポルターガイスト現象を起こす
シャドーピープルはアメリカの市街地に姿を見せる未確認生物で、名前のとおり人間の影のような姿をしています。
シャドーピープルが現れるときには焦げたようなにおいとともに、静電気が走るようなピリッとした痛みを感じることが多いとされます。
また動きが素早いことからパーティ会場などに紛れ込んでいても気づかれず、写真や動画に影のように写り込んだ姿が発見されるケースが多いそうです。
世界の未確認生物(UMA)ランキング19位・ゴートマン
基本データ
名称:ゴートマン(ヤギ男)
目撃された場所:アメリカ、カリフォルニア州のサンタ・ポーラの廃工場
発見された時期:1925年
体長:約2m
特徴:凶暴、ナタを持っていて襲いかかってくる
ゴートマンはヤギの頭に人間の体を持つ二足歩行の未確認生物です。姿を見られるとナタで襲いかかってくるという凶暴な性格を持ちます。
とくにカップルが嫌いなようで、ドライブ中のカップルを見かけると車を壊すほど暴れるといいます。
ゴートマンが現れる付近にある工場は実は酪農工場を装った軍の秘密研究所で、ゴートマンはそこで生まれた生物兵器だという都市伝説もあります。
世界の未確認生物(UMA)ランキング18位・ジャージーデビル
基本データ
名称:ジャージーデビル
目撃された場所:アメリカ、ニュージャージー州の農場
発見された時期:1778年
体長:約1.8m
特徴:馬のような体とコウモリのような翼を持つ
ジャージーデビルは、ニュージャージー州南部に住んでいたリーズ家の13番めの子どもが、生まれてすぐに悪魔に変身した姿だという伝説を持つ未確認生物です。
ニュージャージーやカリフォルニアではたびたび目撃情報が出ており、カンガルーを使ってジャージーデビルの偽の標本が作られたこともあるそうです。
正体については顔が馬に似ていてコウモリの翼を持つという点から、ウマヅラコウモリの見間違いではないか?という説が有力です。
世界の未確認生物(UMA)ランキング17位・スカンクエイプ
基本データ
名称:スカンクエイプ
目撃された場所:アメリカ、フロリダ州のエバーグレーズ国立公園
発見された時期:1942年
体長:約2m
特徴:スカンクのような悪臭を放つ
スカンクエイプはオラウータンのような外見の未確認生物で、スカンクのような強烈な刺激臭を放ちながら現れるといいます。
豆が大好物で基本的には木の実やりんごなどを主食にしているものの、人間や家畜、ペットなどを襲うこともあるそうです。
正体についてはオラウータンを見間違えたのではないかという説と、10万年以上前に生息していたという地球史上最大の類人猿・ギガントピテクスの生き残りか亜種ではないかという説があります。
世界の未確認生物(UMA)ランキング16位・エイリアン・ビッグ・キャット
出典:https://cryptidz.fandom.com/
基本データ
名称:エイリアン・ビッグ・キャット
目撃された場所:イギリスの高原地帯
発見された時期:1700年代
体長:約80cm〜1m
特徴:テレポーテーションができる
エイリアン・ビッグ・キャットは巨大な黒猫のような見た目の未確認生物で、空間移動をしながら家畜を捕食するといいます。頭文字をとって「ABC」とも呼ばれます。
目撃情報があった地域にはクロヒョウが生息しているため、クロヒョウの見間違えではないか(テレポーテーションしたように見えるのは、偶然、別の個体が現れたなどの理由)という説が有力です。
ほかにもかつてイギリスの貴族の間では珍獣を飼うことがステータスになっていたことから、貴族が飼育していたネコ科の大型獣が野生化したものがエイリアン・ビッグ・キャットの正体なのではないか?とも言われています。
世界の未確認生物(UMA)ランキング15位・チャンプ
出典:https://images5.fanpop.com/
基本データ
名称:チャンプ
目撃された場所:アメリカのシャンプレーン湖
発見された時期:1609年
体長:約7〜24m
特徴:クジラの鳴き声に反応する
チャンプは300件以上もの目撃情報がある、首長竜のような姿を持つ未確認生物です。
当初はチョウザメの見間違えではないかと指摘されていましたが、2006年になってFBIの元長官も「シャンプレーン湖にはまだ発見されていない生物がいる可能性が高い」と、チャンプの生息をほのめかすような発言をしています、
なお、チャンプはご当地キャラクターとしても人気があり、「チャンプの日」というお祭りが毎年開催されていたり、バーモント州のマイナーリーグ球団のマスコットキャラクターになっていたりもします。
世界の未確認生物(UMA)ランキング14位・スカイフィッシュ
基本データ
名称:スカイフィッシュ
目撃された場所:メキシコほか世界中の空
発見された時期:1994年
体長:約10〜30cm
特徴:高速で飛ぶ
スカイフィッシュは半透明のトビウオに似た姿で、時速約280kmで空を飛ぶとされる未確認生物です。アメリカではロッド、またはフライング・ロッドとも呼ばれます。
頻繁に目撃情報があるメキシコ周辺では「コロニー」と呼ばれるスカイフィッシュの繁殖地があり、周辺で飛行する様子も見られています。
近年の研究で、スカイフィッシュの正体はハエや小型の昆虫がカメラに映り込んだ場合に見られるモーションブラー現象であることが明らかになりました。
世界の未確認生物(UMA)ランキング13位・ドーバーデーモン
基本データ
名称:ドーバーデーモン
目撃された場所:アメリカのマサチューセッツ州、ドーバー
発見された時期:1977年
体長:約1.2m
特徴:頭が大きく体は細身、肌の色はピンクがかったベージュ
ドーバーデーモンは1977年の4月21日からたったの2日間だけ目撃情報がある未確認生物です。
最初に目撃されたのは4月21日の午後10時半ころで、次はその2時間後に最初に発見された地点から2kmほど離れた場所、最後に23日の午前零時ころ、2回めの発見からさらに4km近く離れた場所に姿を見せたといいます。
その後、地元紙などのメディアでこの話が取り上げられてドーバーデーモンは有名になりましたが、上記以降の目撃情報はまったくありません。
正体はヘラジカの幼獣ではないか、宇宙人ではないか、動物実験施設から逃げ出した猿ではないか、と考察が飛び交いましたが、現在も不明のままです。
世界の未確認生物(UMA)ランキング12位・モノス
基本データ
名称:モノス
目撃された場所:ベネズエラ
発見された時期:1920年
体長:約1.5〜1.6m
特徴:二足歩行で尾はなく、性格は獰猛
モノスは1920年にスイスの地質学者フランソワ・ド・ロワが率いる調査チームによってベネズエラの森で発見された、獣人型の未確認生物です。
遭遇した際、糞を投げるなどして攻撃してきたことから調査チームが銃殺してしまい、持ち帰ったメスのモノスを写真に収めたものが上の画像だとされます。
後にド・ロワの友人が「モノスの正体は、当時ド・ロワが飼っていたペットのクモザルで、尾がないのは病気で切断したためだ」と告白したことで、正体が明らかになりました。
それ以降もクモザルにしては大きすぎるといった反論がありましたが、2008年にベネズエラ科学研究機構の研究で「ブラウンケナガクモザルで間違いない」という結論が出ています。
なお、ブラウンケナガクモザルは長らくケナガクモザルの亜種とされており、2016年にやっと固有種として認められています。
そのため、写真が撮られた時点ではモノスは固有種として認められていない、本物の未確認生物だったとも言えます。
世界の未確認生物(UMA)ランキング11位・翼猫
基本データ
名称:翼猫(天使猫とも呼ぶ)
目撃された場所:世界各地
発見された時期:1899年
体長:約1m
特徴:背中にコウモリのような翼がある
翼猫は名前のとおり背中にコウモリの被膜のような翼を持つ猫です。30cmほどの高さなら飛べるという情報もありますが、本当に飛べるのかどうかは不明です。
正体は、猫皮膚無力症に罹った猫の背中の皮膚が変形したものと考えられています。
翼以外はごく普通の、可愛らしい見た目の猫なのですが、中国では「天使猫」と呼ばれる縁起物とされ、無理に背骨や皮膚を翼状に変形させた猫を生み出そうとしたり、ヨーロッパでは「悪魔の使い」と忌み嫌われて迫害されたりと悲しい過去を持ちます。
世界の未確認生物(UMA)ランキング10位・モンゴリアン・デス・ワーム
基本データ
名称:モンゴリアン・デス・ワーム
目撃された場所:モンゴルのゴビ砂漠
発見された時期:1800年〜
体長:約60cm〜1.5m
特徴:毒を吐く、砂に潜って移動する
モンゴリアン・デス・ワームは巨大なミミズのような姿の未確認生物です。肉食で人間や家畜を襲い、口から毒液を吐き出して攻撃してくるといいます。
外見がよく似た生物がアメリカのパニック映画『トレマーズ』に登場したことで、有名になりました。
電撃を打つ、雨の日によく姿を見せるという説から、正体は陸上で進化をしたデンキウナギの亜種ではないかと言われています。
また近年では足を持たない「アシナシイモリ」が、モンゴリアン・デス・ワームの正体ではないかとも考えられています。
世界の未確認生物(UMA)ランキング9位・ジャッカロープ
基本データ
名称:ジャッカロープ
目撃された場所:アメリカ、ワイオミング州の草原
発見された時期:2005年以前
体長:約50〜80cm
特徴:ウィスキーや焚き火が好き、人間の声真似をする
ジャッカロープはウサギの体に鹿の角を持つ未確認生物で、その乳は万能薬になる、捕まえると幸福が訪れるという伝承があります。
2005年8月にはジャッカロープと思われる生物の死骸が発見されましたが、これはウサギ乳頭腫ウイルスに罹患したウサギのものと判明しています。
正体については町おこしのために作った架空の生物という見方が有力です。実際にアメリカでは、ジャッカロープの模造剥製やぬいぐるみなどがお土産として多数売られています。
世界の未確認生物(UMA)ランキング8位・モケーレ・ムベンベ
出典:https://gaetaniumberto.wordpress.com/
基本データ
名称:モケーレ・ムベンベ
目撃された場所:コンゴ共和国のテレ湖
発見された時期:1776年
体長:約8〜15m
特徴:水面をジャンプすることがある、尻尾の先が3つに割れている
モケーレ・ムベンベは蛇のように長い首と、先が3つにわかれた長い尻尾を持つ水棲の未確認生物です。
19世紀の末にモケーレ・ムベンベを捕らえて食べた民族がいたが全員が毒にあたって死んだ、という伝承があり、目撃地周辺では不吉の象徴として恐れられてきました。
ここからモケーレ・ムベンベを見かけても、その話を誰にもしてはいけない、話すと呪われるという噂も生まれたといいます。
正体については、プレシオサウルスなどの水棲恐竜の生き残りという説と、未知の大型爬虫類説(新種のワニなど)があります。
世界の未確認生物(UMA)ランキング7位・ビッグフット
基本データ
名称:ビッグフット
目撃された場所:カナダ、アメリカの山岳地帯
発見された時期:1958年
体長:約2.5m
特徴:二足歩行、すぐに隠れてしまう
ビッグフットが目撃される以前から、アメリカの山岳地域では「サスカッチ」という巨大な二足歩行の獣の伝説が伝わっていました。
1958年にカリフォルニア州で縦約41cm、幅約18cm、深さ約5cmの大きな足跡が発見され、そこから大きな足=ビッグフットの生息が取り沙汰されるようになったといいます。
その後、1967年に最初に目撃されたブラフ・クリークで、初めてビッグフットの姿が撮影され(パターソン・ギムリン・フィルムと呼ばれている)、地元の新聞に掲載されたことで、ビッグフットの知名度も格段にあがりました。
正体についてはギガントピテクスの生き残りではないか、という説がある一方で、グリズリーを観間違えたのではないか、写真に撮られたビッグフットは単なる着ぐるみを来た人間ではないか?とも指摘されています。
世界の未確認生物(UMA)ランキング6位・ニンゲン
基本データ
名称:ニンゲン
目撃された場所:南極の海
発見された時期:2002年
体長:約20〜30m
特徴:テレパシーで人間とコンタクトを取ることがある、頭が2つある個体もいる
ニンゲンは、南極近くの海で泳いでいるところを捕鯨船や探査船に目撃されたことで知られるようになった未確認生物です。体は大きいものの人を襲うことはなく、基本的には穏やかな性格だといいます。
実はニンゲンは2002年5月に2ちゃんねるの「巨大魚・怪魚板」で生み出された想像上の生物で、上記の生態についての説明や目撃情報も創作によるものです。
しかしエヴァンゲリオンの使徒のような不気味な見た目と、南極という普通の人間には近づけない場所に出現することから、もしかしたらいるのかもしれない、実在するなら見てみたいと好奇心を刺激するのか、現在も高い人気を誇るUMAです。
世界の未確認生物(UMA)ランキング5位・フラットウッズ・モンスター
出典:https://paintingvalley.com/
基本データ
名称:フラットウッズ・モンスター
目撃された場所:アメリカ、ウエストバージニア州
発見された時期:1952年
体長:約3m
特徴:霧状のガスを噴出する、低空飛行する
フラットウッズ・モンスターはウエストバージニア州のフラットウッズという街に出現した未確認生物です。
スカートをはいたような足元からマスタードガスのような毒ガスを出しながら空中を飛んで移動するといいます。好奇心が強く、人間を見つけると自分から寄ってくるそうです。
フラットウッズ・モンスターが目撃された周辺ではUFOが同時に現れることも多いため、宇宙人のペットなのではないか?と言われていますが、単にメンフクロウかアライグマを観間違えたのではないか?とも指摘されています。
ちなみに現在出回っているフラットウッズ・モンスターの絵は1952年時に新聞が大げさに描いたイラストで、本当は巨大な冷蔵庫のような見た目をしているという説もあります。
世界の未確認生物(UMA)ランキング4位・チュパカブラ
出典:https://paintingvalley.com/
基本データ
名称:チュパカブラ
目撃された場所:プエルトリコ
発見された時期:1995年
体長:約3m
特徴:家畜の血を吸う、四足で高速移動する
チュパカブラは鋭い牙と鉤爪で家畜、とくにヤギの血を好んで吸うという獣型の未確認生物です。高速移動や跳躍が得意なほか、周囲の環境に合わせて体色を変えるという説もあります。
ネッシー、ビッグフットとともに「世界三大UMA」と呼ばれるほどの知名度を誇りますが、正体は狂犬病に罹った野生動物ではないかという説が有力です。
チュパカブラは世界中で目撃されているのですが、目撃者によって「カンガルーに似ていた」「宇宙人のリトル・グレイのようだった」など、外見の情報がバラバラであるうえ、目撃地の多くが狂犬病が流行した地域なのです。
また、チュパカブラが初めて目撃される一ヶ月前にプエルトリコで公開された映画『スピーシーズ 種の起源』のビジュアルに影響されて生まれた架空の生物なのではないか?という説もあります。
世界の未確認生物(UMA)ランキング3位・モスマン
出典:https://bloody-disgusting.com/
基本データ
名称:モスマン
目撃された場所:アメリカ、ウエストバージニア州
発見された時期:1966年
体長:約2m
特徴:大事故や天災を連れてくる不幸の象徴とされている
モスマンは1996年にウエストバージニア州のポイントプレザントで目撃された未確認生物で、巨大な翼が生えた人間のような姿を持ちます。
人間のような姿と言っても頭はなく、胴にあたる部分に真っ赤な大きな目が光るといいます。また、全身を褐色か灰色の長い毛が覆われているそうです。
人間を襲うことはないものの、モスマンが現れると大きな不幸が訪れると恐れられており、このUMAが姿を見せたシルバー・ブリッジは同日に大規模な崩落を起こしたとされます。
またモスマンを扱った映画『プロフェシー』の製作者のなかにも、不審死を遂げたスタッフがいました。
不吉な印象がある一方で人気も高く、モスマンが目撃されたポイントプレザントでは「モスマン・フェスティバル」というお祭りが開かれており、目撃場所を巡るツアーも評判のようです。
世界の未確認生物(UMA)ランキング2位・イエティ
基本データ
名称:イエティ
目撃された場所:ヒマラヤ山脈
発見された時期:1889年
体長:約1.3〜3m
特徴:小型のものと中型のもの、大型のものがいる、1頭のみで行動する
イエティは1889年に英国陸軍中尉だったワッデルという人物が、ヒマラヤで巨大な足跡を見つけたことから存在が議論されるようになった未確認生物です。
チベットの僧院にあるイエティの頭皮がヒマラヤカモシカのものであったこと、またチベットの村で売られていたイエティの毛皮がヒグマの皮、イエティのの足がヒグマの足であったことから、イエティは実在しないのではないか?とも指摘されています。
また2017年に糞や毛皮などイエティの遺物とされるものの大規模なDNA鑑定がおこなわれたのですが、結局、鑑定にかけられたものの大半がヒグマやツキノワグマの亜種のものだったといいます。
そのためイエティはヒグマなのではないかという説が有力ですが、目撃者からは「あれは決してヒグマではなかった」という反論もあるため、現在もはっきりとした正体はわかりません。
世界の未確認生物(UMA)ランキング1位・ネッシー
基本データ
名称:ネッシー
目撃された場所:スコットランドの湖
発見された時期:1933年
体長:約7〜20m
特徴:背中にはコブがあり、コブが目撃されることも多い
ネッシーは1933年にスコットランドのネス湖で目撃された、長い首を持つ水棲の未確認生物です。
1934年に夫人外科医のロバート・ケネス・ウィルソンが撮影したネッシーの写真(通称・外科医の写真)がデイリー・メール紙に掲載されたことで、このUMAの存在が世界中に知られるようになりました。
当初はネッシーの正体はプレシオサウルスの生き残りではないか?と噂されていましたが、ネス湖には巨大な生物が生きていけるだけの酸素と餌がないことから、流木の見間違いなのではないかとも指摘されています。
しかし現在でもネッシーの愛好家は多く、その姿を一目見るために25年以上もネス湖に張り込みをする猛者もいるそうです。
日本の未確認生物(UMA)有名・人気ランキングベスト10
もともと大型の陸上生物が少ないためか、やや地味な印象を受けるものの日本国内でもUMA、未確認生物の目撃情報は複数あります。
ここでは日本国内で発見された未確認生物を有名、人気度順にランキングで10位から1位まで紹介していきます。
日本の未確認生物(UMA)ランキング10位・ケサランパサラン
基本データ
名称:ケサランパサラン
目撃された場所:日本各地
発見された時期:江戸時代
体長:約2〜3cm
特徴:空を漂う、増える
ケサランパサランは白い綿毛のような未確認生物で、空を漂っているところを捕まえると幸せになれると言われています。
おしろいの粉が好きで、桐の箱にいれておくと増えるそうです。正体は植物の種ではないか、オケナイトという鉱物ではないか、動物の毛玉ではないか、などと考えられています。
日本の未確認生物(UMA)ランキング9位・龍魚
基本データ
名称:龍魚
目撃された場所:茨城県
発見された時期:1873年
体長:約2.4m
特徴:体に葵の紋のような不思議な模様がある
龍魚は明治時代に茨城県の湖に現れたという巨大な魚の未確認生物です。このUMAを見たものは幸せになれるといい、当時の新聞にも姿が描かれました。
固有の進化をした鯉の一種ではないかとも考えられていましたが、正体はチョウザメだという説が有力です。
日本の未確認生物(UMA)ランキング8位・クッシー
出典:https://livedoor.blogimg.jp/
基本データ
名称:クッシー
目撃された場所:北海道弟子屈町の屈斜路湖
発見された時期:1972年
体長:約20m
特徴:肉食、巨大なナメクジに似ているという説と首長竜に似ているという説がある
クッシーは大型の魚が棲むのは困難だとされる酸性の水質の湖、屈斜路湖に現れるという未確認生物です。
1972年に目撃された後、1973年に遠足で屈斜路湖を訪れた43人もの中学生に目撃されたことで一躍有名になりました。
アイヌの伝承には屈斜路湖の主にまつわるものがあるため、関連性があるのではないかとも考察されています。
日本の未確認生物(UMA)ランキング7位・タキタロウ
基本データ
名称:タキタロウ
目撃された場所:山形県鶴岡市大鳥池
発見された時期:1615年
体長:約2m
特徴:用心深い性格で素早く逃げる
タキタロウは漫画『釣りキチ三平』に登場したことで有名になった未確認生物です。1917年にはタキタロウを食べたという記録もあり、これまでに大鳥池ではタキタロウと思われる巨大魚の目撃情報が多数寄せられています。
大鳥池は酸素濃度からみても大型の魚が生息できる環境であるため、新種の魚が発見されても不思議ではないといいます。
そのためタキタロウの正体については巨大化したイワナやアメマスではないか?という説のほか、未発見の固有種ではないのか?という説もあります。
日本の未確認生物(UMA)ランキング6位・雷獣
出典:https://minkara.carview.co.jp/
基本データ
名称:雷獣
目撃された場所:日本の各地
発見された時期:江戸時代
体長:約30cm
特徴:雷を呼ぶ
雷獣は江戸時代から目撃情報があった未確認生物です。1907年には千葉県銚子市の漁港で網にかかっているところを捕獲され、見せ物小屋などで公開されました。
イタチに似た外見で手には水かきがついているといい、新潟県西生寺には雷獣のミイラも保管されています。
雷に打たれて落ちてきたイタチだったのではないか、と考えられていますが、見せ物小屋で雷獣を見たという古今亭志ん生さんは「ナマケモノに似ていた」と言っていることから、いまだに正体は不明です。
日本の未確認生物(UMA)ランキング5位・ヤマピカリャー
基本データ
名称:ヤマピカリャー
目撃された場所:沖縄県西表島
発見された時期:1940年
体長:約50〜1.2m
特徴:鋭い爪を持つ大型のヤマネコ
ヤマピカリャーは別名「イリオモテオオヤマネコ」と呼ばれる、イリオモテヤマネコの2倍ほどの大きさのネコ科の未確認生物です。
夜行性で群れをつくり、樹上生活をするとされていますが、目撃情報はあってもヤマピカリャーの撮影に成功した人はいません。
動物園などから逃げ出したウンピョウなのではないか?とも言われていますが、実在してほしいと期待する人も多いUMAです。
日本の未確認生物(UMA)ランキング4位・ヒバゴン
出典:https://www.yahokojichi.com/
基本データ
名称:ヒバゴン
目撃された場所:広島県比婆山
発見された時期:1970年
体長:約1.5m
特徴:移動速度が早く、あちこちで目撃されている
ヒバゴンは1970年に工事現場で足跡が発見された後に大ブームになり、翌年の1971年には比婆山のある西城町の役場に「類人猿科」という問い合わせ窓口まで設けられたという異色のUMAです。
広島県内のあちこちで目撃情報があったものの詳細はわからず、1980年代に目撃されたときにはヒバゴンに白髪が生えていたそうです。
ヒバゴンにも老化があるのだとしたら、もう死んでいるのかもしれません。近年では残念ながら目撃情報も途絶え、正体も消息も不明のままです。
日本の未確認生物(UMA)ランキング3位・イッシー
出典:https://auctions.yahoo.co.jp/
基本データ
名称:イッシー
目撃された場所:鹿児島県指宿市の池田湖
発見された時期:1978年
体長:約10〜20m
特徴:背中に2つのコブがある
イッシーは日本版ネッシーとも呼ばれる、巨大な水棲未確認生物です。イッシーが現れたという池田湖には江戸時代から龍神が棲んでいるという伝説があり、関係があるのではないかと言われています。
また、池田湖には指宿市の天然記念物に指定されている2mを超すオオウナギや1mを超す大型の外来魚が生息しているため、これら大型魚のうちのいずれかがイッシーに間違えられた可能性があるという説が有力です。
日本の未確認生物(UMA)ランキング2位・河童
基本データ
名称:河童
目撃された場所:日本各地の淡水域
発見された時期:室町時代
体長:約40〜1m
特徴:相撲が好き
古くは室町時代から目撃情報のある河童ですが、妖怪ではなく哺乳類、もしくは両生類の生物なのではないかという説があります。
河童の目撃情報のなかには頭に皿がないものや甲羅を持たないものもあり、正体は大型の蛙なのではないか?アメリカで目撃されたフロッグマンと同じ種類なのでは?とも言われているのです。
また室町時代の書物には「カワウソが老いて河童になる」という記述があるため、河童は未確認生物ではなくカワウソの見間違いではないのかとも指摘されています。
日本の未確認生物(UMA)ランキング1位・ツチノコ
基本データ
名称:ツチノコ
目撃された場所:北海道、沖縄以外の日本各地
発見された時期:712年
体長:約30〜80cm
特徴:2mほど跳躍できる、胴回りのみ太い
ツチノコはエッセイストの山本素石氏が1959年に目撃情報を発表したことで、熱狂的なブームを日本中で巻き起こした未確認生物です。
過去に何度も高額な賞金を設けて捜索がおこなわれましたが、目撃情報は多数あがってもツチノコが捕らえられたことは未だにありません。
正体についてはアオジタトカゲ、獲物を飲み込んだばかりのヤマカガシ、といった既知の爬虫類と見間違えられたという説がある一方で、新種の蛇、もしくはトカゲの可能性も支持されています。
未確認生物・UMAについてのまとめ
今回は世界と日本の未確認生物、UMAをそれぞれ人気と知名度順にランキング形式で紹介しました。
未確認生物、UMAの情報のなかには新種の生物の目撃情報と思われるものもあるため、今後あのUMAが実在した!というニュースを聞く日が来るかもしれません。2017年にも新種のオラウータンが認められており、これからも未知の中型や大型の獣が見つかる可能性があります。楽しみですね。