マンゴーワームとは人間や犬の皮膚の中に寄生するハエの幼虫で、検索してはいけない言葉とされています。
マンゴーワームの感染経路や動画、痛みや症状、傷跡、治療や除去方法、人間や犬に寄生したマンゴーワーム画像や動画をまとめました。
この記事の目次
マンゴーワームとは人間や犬に寄生するハエの幼虫
マンゴーワームとはハエの幼虫です。しかも、人間や犬に寄生するハエの幼虫なんです。「マンゴー」という言葉に騙されてはいけません。ハエの幼虫が人間の皮膚に寄生すると考えただけで、ゾッとして鳥肌が立つのではないでしょうか。
マンゴーワームはヒツジバエ・ウマバエの幼虫
マンゴーワームとは、ヒツジバエやウマバエの幼虫のことです。
ヒツジバエの幼虫のことです。ヒツジバエは羊やヤギに寄生するハエですが、そのヒツジバエの中に次の2つのハエがいます。
・ヒトクイバエ
・ヒトヒフバエ
この2つのハエの幼虫は人間や犬の皮膚の中に入り込んで、寄生するのです。
■ヒトクイバエ
成虫は体長1cm程度。アフリカに広く分布しているハエで、幼虫が人間の皮膚に入り込んで寄生する。人間以外にも犬や猿に寄生する。
■ヒトヒフバエ
メキシコからアルゼンチンにかけた中南米に分布しているハエ。成虫の体調は15~18mm。幼虫が皮膚に入り込んで、そこで成長し、皮膚から出た後にさなぎになって成虫になる。
ヒトクイバエもヒトヒフバエも、日本には生息していないハエです。そのため、現時点では日本で普通に生活していれば、マンゴーワームに寄生される心配はありません。
人間や犬にも寄生する!
マンゴーワームはハエの幼虫ですが、人間や犬に寄生するという恐ろしいものです。南米やアフリカに行って、マンゴーワームに寄生された人はたくさんいます。
日本でも、アフリカやメキシコから帰国後にマンゴーワームに寄生されたことが発覚した人もいました。
マンゴーワームは検索してはいけない言葉
マンゴーワームはハエの幼虫ですが、インターネット上では検索してはいけない言葉の1つに分類されています。
「検索してはいけない言葉」とは、その言葉を検索すると、精神的にダメージを受けるリスクが高いワードを指します。
マンゴーワームは「検索してはいけない言葉 wiki」の中では「ウマバエ」として登録されています。
実際にはヒツジバエ科のヒトヒフバエの幼虫が人体に寄生する。
動画検索すると人体に寄生したハエの幼虫を駆除する動画などが出てくる。
ハエの幼虫、要するにウジムシである。人体からウジが湧く動画に耐性のない人は注意。ちなみにこの幼虫は通称「マンゴーワーム」と呼ばれている。
Youtubeなどでマンゴーワームで検索すると、人間や犬に寄生したマンゴーワームの映像がたくさん出てきます。このマンゴーワームの動画、本当にヤバいんです。グロ耐性がある人でも、なかなか直視できないくらい、本当にグロいです。
この記事の最後の方に、マンゴーワームの画像や動画を掲載していますが、あまり興味本位で見ると、食欲をなくしたり、悪夢にうなされるかもしれません・・・。
ちなみに、「検索してはいけない言葉 wiki」ではマンゴーワーム(ウマバエ)は危険度5に分類されています。分類は危険度1~7の7段階に分かれています。危険度5というのは、危険度7はあまりにもヤバいまとめサイト・ウイルスサイトになるので、ある意味例外です。
そのため、マンゴーワームは上から2番目の危険度であり、腐乱した遺体画像や首切り動画と同レベルになります。
マンゴーワームの寄生原因・感染経路
マンゴーワームの寄生原因や感染経路を確認しておきましょう。一般的なハエの幼虫も人間に寄生することはあります。例えば、傷口に「ウジ」が寄生することはありますよね。
ただ、マンゴーワームの場合は、このようなウジが寄生するのとはわけが違います。マンゴーワームは傷口がない健康な皮膚からも、人間の皮膚の中に入り込んでくるのです。
ヒトクイバエのマンゴーワームの感染経路・原因
アフリカに生息しているヒトクイバエのマンゴーワームが人間に寄生する原因は洗濯物です。ヒトクイバエは、人間の皮膚に直接卵を産み付けるわけではありません。
干してある洗濯物など人間の皮膚に触れるものに卵を産み付けます。その卵が洗濯物を介して人間の皮膚に付着し、そこで孵化して、人間の皮膚の中に入り込んで寄生するのです。
まさか、洗濯物に、マンゴーワームの卵が付いていて、それから自分の皮膚に付いてしまい、マンゴーワームが皮膚に入り込むなんて思いませんよね・・・。
ヒトクイバエのマンゴーワームは犬の皮膚に多数入り込むことでも知られています。
ヒトヒフバエのマンゴワームの感染経路・原因
メキシコからアルゼンチンにかけての中南米に生息するヒトヒフバエが人間に寄生する原因・感染経路は、ヒトクイバエよりもやや複雑です。
ヒトヒフバエは蚊やハエ、ダニを捕らえて、その腹部に自分の卵を産み付けます。そして、その蚊やダニなどが人間などの温血動物にから吸血するタイミングで、その動物の皮膚に卵が付着します。動物の皮膚は温かいので、その体温で卵が孵化し、孵化から1時間以内に皮膚に入り込んでいきます。
その後、皮膚の中で成長して2回も脱皮します。成熟幼虫になると、自分で皮膚から出てきて、地面に落ち、外界の環境で成虫になっていくのです。
蚊やダニなどに咬まれたと思っていたら、いつの間にかマンゴーワームが皮膚の中に入り込んでいたなんて、想像しただけで寒気がしますね。
マンゴーワームの痛みや症状
マンゴーワームが皮膚の中に寄生した時の痛みや症状を見ていきましょう。
マンゴーワームに寄生された時の症状は、次の3つが典型的な症状となります。
・掻痒感(かゆみ)
・うごめく感覚
・激しい疼痛(電撃のような)
ハエの幼虫(マンゴーワーム)が皮膚の中に入り込むと、激しい痛みだけでなく、皮膚の中で何かが動く感覚も出てくるんですね。考えただけでヤバいです・・・。
ちなみに、成熟幼虫となったマンゴーワームは、体長が1~2cmにも達します。1~2cmの幼虫が皮膚の中にいると考えたら・・・。皮膚の中で動くような感覚があるのも納得できますし、神経を刺激すると、とんでもない激しい疼痛が襲ってくるのも納得できます。
マンゴーワームには主にヒトクイバエとヒトヒフバエの2種類がいると説明しましたが、ヒトクイバエとヒトヒフバエでは皮膚に寄生する場所が異なります。基本的にはどこの皮膚にでも寄生するのですが、その感染経路・原因が違うことで、寄生する皮膚の場所が変わってくるのです。
・ヒトクイバエ:頸部や背部、頭部
・ヒトヒフバエ:顔面、頭皮、四肢
ヒトクイバエは干してある洗濯物に卵を産むので、洋服に覆われている部位に寄生しやすいのですが、ヒトヒフバエは蚊やダニが人間の血を吸った時に卵が皮膚に付着しますので、洋服に覆われない場所(蚊に刺されやすい場所)に寄生するんですね。
メキシコでヒトヒフバエのマンゴーワームに寄生された男性の経過を引用します。
旅行中右上腕を蚊のような昆虫に刺された。その2日後より,右上腕虫刺部に発赤・腫脹を生じるようになり,中心部には硬結がみられ,血漿侵出液を伴う瘻孔を認めるようになった。帰国後,受傷11日目には右腋窩リンパ節の腫脹がみられるようになった。受傷14日目,患者自身が瘻孔より出現してきた虫体の採取に成功し,虫体を持参の上,神戸大学医学部皮膚科外来を受診した。
この男性の場合は、発赤・腫脹があり、硬結が見られ、さらにリンパ節が腫れてきて、皮膚に穴が開いていた。そこから虫が出現して、自分で虫を採った。自分の皮膚から虫が見えたら・・・。本当にゾッとしますね。
マンゴーワームの治療・除去方法
もし、マンゴーワームに寄生されたら、どのように治療すれば良いのでしょうか?ハエの幼虫が皮膚の中にいるなんて、どうやって治療して除去すれば良いのか想像ができないという人も多いと思います。
マンゴーワームの治療方法・除去方法は主に4つの方法がありあす。
圧出法
1つ目は圧出法です。圧出法とは、圧をかけてマンゴーワームを取り出す方法です。先ほど紹介したメキシコに旅行していてマンゴーワームに寄生され、神戸大学医学部皮膚科外来を受診した男性は、この圧出法で自分でマンゴーワームを除去しています。
マンゴワームは体長1~2cmになります。これだけ大きな幼虫が皮膚の中にいれば、皮膚に瘻孔(穴)ができます。にきびを押しつぶすような感じで、その瘻孔に周囲から圧をかけると、マンゴーワームがむにゅっと出てくることがあります。
また、マンゴーワームが見えていれば、ピンセットなどでつまんで取り出して、除去するケースもあります。
瘻孔をふさぐ
マンゴーワームが生きていくためには、酸素が必要になります。そのため、マンゴーワームが人間や犬の皮膚に寄生すると、瘻孔を作って酸素を確保するのです。
その瘻孔を何らかの方法でふさいでしまえば、酸素がなくなりますので、マンゴーワームは自ら自然に皮膚の外に出てきます。もしくは、皮膚の表面近くに近づいてきますので、圧出法で取り出しやすくなります。
瘻孔をふさぐ方法は、ワセリンやマニキュア液、ベーコン、タバコのペーストなどがあります。ただ、瘻孔をふさいで、外に出てくる前にマンゴーワームが皮膚の中で死んでしまうと、除去することが難しくなります。また、その死骸で炎症反応が起こってしまうこともあります。
外科的切開法
マンゴーワームを除去する時は、皮膚を切開して、取り出す方法もあります。局所麻酔をして、皮膚を切開し、マンゴーワームを除去します。
ただ、この外科的切開法で治療をする時には、ある程度、皮膚の表面近くにマンゴーワームを近づかせておく必要があります。
薬剤での除去
マンゴーワームは薬剤で除去することもあります。イベルメクチンを内服したり、外用薬として患部に塗布したりすることで、マンゴワームを殺したり、皮膚の表面に移動を誘発させたりできることがあります。
ただ、前述のように皮膚の中でマンゴーワームが死んでしまうと、強い炎症を引き起こすこともあります。犬になどの動物に寄生したマンゴーワームを除去する時には、イベルメクチンなどの薬剤を用いることが多いです。
マンゴーワームの傷跡がグロい【閲覧注意】
ここまでは、マンゴーワームとはどんなものなのか?そのグロさ・気持ち悪さ・ヤバさをひたすら説明してきました。ただ、具体的な画像は見せず、フルーツの「マンゴー」の画像でごまかしてきました。
しかし、ここからはマンゴーワームの画像をお見せしていきます。ただ、本当にグロいので、ここからは完全に「閲覧注意」です。もし、ご覧になる方は自己責任でお願いします。おそらく、グロ耐性がある方でも、マンゴーワームの画像を見ると、精神的なダメージは追うはずです。
覚悟はできたでしょうか?では、参りましょう。
こちらが、マンゴーワームの画像です。これは、皮膚に寄生していない状態のマンゴーワームですね。マンゴーワーム(ヒトヒフバエの幼虫)は、白の徳利状の頭部とふくらみのある頭部が特徴です。また、胴体には黒褐色のリング状の模様があります。そして、成熟幼虫は1~2cmにもなります。
出典:youtube.com
想像してみてください。これが皮膚の中にいるんですよ?皮膚に硬結ができて、穴(瘻孔)があいて、その中を覗いてみたら、このマンゴーワームがいた・・・。卒倒する自信があります。
続いて、人間に寄生したマンゴーワームとその傷跡の画像です。見て下さい。こんなに長くて大きいものが皮膚からムニュって出てくるんです。
出典:youtube.com
こちらは何匹もマンゴーワームが寄生していた人の傷跡とのことです。
出典:youtube.com
次は、もっともっとグロい画像になります。マンゴーワームが犬に寄生すると、本当にヤバ意ことになります。人間にマンゴーワームが寄生する場合は、基本的に1匹のみということが多いようです。でも、犬にマンゴーワームが寄生すると、1匹だけではなく、数百匹単位(もしかしたらもっと?)で寄生していきます。
犬に寄生するマンゴーワームは、ヒトクイバエの幼虫が多いです。そのため、アフリカの犬はマンゴーワームに侵されるリスクがあります。
マンゴーワームに寄生された犬の皮膚はボコボコしていて、一見しただけで皮膚の中に何かいることがわかります。そして、獣医が犬の皮膚を軽く押し出すように圧をかけると、たくさんのマンゴーワームが犬の皮膚から出てくるんです。
その時の画像がこちらです。
出典:youtube.com
出典:youtube.com
この画像は、まだまだ序の口の画像です。もっとひどいマンゴーワームの画像はたくさんありますので、興味のある人は自己責任で探してみてください。
【閲覧注意】マンゴーワームの動画集
最後に、マンゴーワームの動画をご紹介します。マンゴーワームの動画はYoutubeにたくさんアップされています。
「マンゴーワーム」と検索してもたくさん出てきますし、「Mango Worm」と検索すると、さらにたくさんのグロい動画が出てきます。グロい動画と言っても、犯罪関係の動画ではなく、マンゴーワームに寄生された犬を治療する動画なので、合法的なものです。
では、とりあえずYoutubeでマンゴーワームと検索した時に上位に出てくる動画を3つご紹介していきます。
これらの動画は本当にグロいですが、寄生されている犬がみんな痩せていてグッタリしていることがわかると思います。
確かに、これだけたくさんのマンゴーワームに寄生されていたら、グッタリするのも納得できます。それにしても、なぜこんなにたくさんのマンゴーワームに寄生されているのか?
種類によっても多少違うと思いますが、ハエは1回の産卵で50~150個の卵を産みます。1度に10匹のヒトクイハエに卵を産み付けられたら、このような状態になってしまうのでしょう。
それにしても、本当にグロいですね・・・。
マンゴーワームのまとめ
人間や犬に寄生するマンゴーワームとは何か?、検索してはいけない言葉の理由、感染経路や寄生原因、痛みや症状、治療方法や駆除方法、マンゴーワームの画像や動画などをまとめました。
マンゴーワームは本当にグロいですから、閲覧する時には十分注意するようにしてください。