山ガールとは

出典：news.yahoo.co.jp

 

山ガールとは、おしゃれに登山を楽しむ若い女性のことです。2009年ごろから、おしゃれに登山を楽しむ女性が増え、テレビや雑誌、インターネットメディアなどで「山ガール」という言葉が使われるようになりました。

 

一昔前までは、登山は男性が楽しむもので、どちらかと言えば、「むさくるしい」、「汗臭い」、「つらい」、「きつい」というイメージがありました。

 

しかし、山ガールの出現によって、おしゃれに自然を楽しむ女性、気軽に登山を楽しむ女性が増え、登山人口が拡大しました。

 

2010年には、ユーキャン新語・流行語大賞の候補60語にも選ばれています。

 

ただ、登山ルールを守らなかったり、軽装で無謀な登山をしたりなど、山ガールの出現による問題も発生しています。

 

そのため、山ガールはもともと「登山をする若い女性」を意味していましたが、「オシャレばかりを気にして、登山をなめている女性（笑）」のように、登山の危険性を把握せずに登山をする女性をバカにする呼称としても「使われるようになりました。

 

 

山ガールの8つの特徴

山ガールはオシャレに登山を楽しむ女性のことです。ここでは、山ガールの中でも特におしゃれを重視していて、ネット民からは「山ガール（笑）」と言われるようなタイプの山ガールの特徴をご紹介していきます。

 

 

特徴①：ファッション重視

 

山ガールの最大の特徴は、とにかくファッションを重視することでしょう。

 

登山をすることよりも、登山ファッションをそろえる方が楽しかったり、かわいいコーディネートを考える方が楽しかったりします。

 

山ガールはアウトドアファッション・登山ファッションを楽しむことが大切で、「山に登る」よりも「かわいい」が大切。「山に登るオシャレでかわいい私」が大切なんです。

 

 

特徴②：「登山ガチ勢」とは違う

 

山ガールという言葉ができた当初はそのような意味はありませんでしたが、山ガールのブームが到来するころには、「山をなめていて、オシャレばかり気にする女性」という意味が追加されるようになりました。

 

そのため、山ガールは「登山ガチ勢」とは違います。男性と肩を並べてアイゼンやザイル、ピッケルなどの登山用具を用いて難所の山に登る登山ガチ勢は、山ガールとは言いません。そのような登山ガチ勢の女性は、「登山家」ですよね。

 

山に登る若い女性がみんな山ガールというわけではありません。

 

かわいいファッションをして、気軽に趣味の1つとして山に行く女性が山ガールなんです。

 

 

特徴③：オシャレ優先

 

山ガールはオシャレ優先です。だから、オシャレ優先では登れないような本格的な山は登りません。重装備でおしゃれなんて気にしていられないような山には行きません。

 

登山をする男性に山に誘われても、オシャレができないような厳しい山であれば、その誘いは断ります。

 

山ガールはあくまでもファッション重視でオシャレ優先で登る山を選びます。

 

 

特徴④：厳しい環境は苦手

 

山ガールが「私、山が好きなんです！」とか「自然が大好き！」と言っていても、それはあくまで快適な環境の中での山・自然になります。

 

汗だくになって厳しい岩山を登ったり、危険がある崖をよじ登ったり、ラッセルワークが必要な雪山やアイゼン必須の山に登ることもありません。

 

富士山のようにある程度登山道が整備されているような山小屋なら良いですが、トイレも自動販売機も電気もないような場所でテントを張って宿泊するのは絶対に嫌！という山ガールも多いです。

 

登山に適した季節に、気軽に快適に日帰り登山をする。これが、山ガールの特徴の1つと言えるでしょう。

 

 

特徴⑤：SNS映えが大切

 

山ガールはSNS映えを気にします。だから、ファッションもかわいいものでそろえるし、良い景色・SNS映えする景色を撮れる山を選びます。

 

せっかくかわいいファッションで山に登るのですから、その記念に写真をたくさん撮って、SNSで自慢したい！

 

これが山ガールなんです。

 

 

特徴⑥：意識高い系が多い

 

山ガールは「意識高い系」が多い傾向にあります。平日は大学の勉強を頑張ったり、仕事をバリバリしているようなタイプですね。

 

上昇志向が強い「意識高い系」は、週末になると「自然を愛する私」、「平日とは全然違う過ごし方をする私」を感じたくなるのかもしれません。

 

そもそも、山ガールのようにオシャレをして山に登りたいという人は、山ガールファッション一式をそろえなければいけないので、経済的に余裕がある「意識高い系」でないと、山ガールになれないのかもしれません。

 

 

特徴⑦：癒しを求める

 

山ガールの特徴、7つ目は「登山に癒しを求める」ということです。これは、先ほどの「意識高い系が多い」に関係しているかもしれません。

 

山ガールは、日ごろはバリバリ働いているような意識高い系の女性が多いんです。自然の中に入ることで、日ごろのストレスを発散し、癒しを得ようとします。

 

山ガールはいつも頑張っているからこそ、自然の中に入ると癒されて、日常生活とのギャップで「山」にハマるのかもしれません。

 

出典：twitter.com

 

ドラマ「魔法のリノベ」で波留さんが演じた真行寺小梅は、まさにこのタイプの山ガールでしたよね。

 

 

特徴⑧：人生に悩んでいる

 

山ガールの最後の特徴は、人生に悩んでいることです。

 

山ガールは「自分探し」をしている人が多いことも特徴です。毎日毎日消耗しながら生活しているけれど、自分が本当は何をやりたいのかわからない。どこに向かっているのかわからない。というタイプの女性が多く、山登りをして、自然に触れて、自分探しをしたいと思って、山ガールになる人もたくさんいました。

 

自分探しの手段の1つが、「山登り」ということですね。

 

 

山ガールはファッションがかわいい

山ガールはファッションがかわいいですよね。アウトドアに適した服装なのに、とてもかわいいんですよね。

 

山ガールのようなかわいいファッションをするためのポイントを見ていきましょう。

 

 

山ガール御用達のブランド

出典：twitter.com

 

まずは、山ガール御用達のブランドからです。山ガールのファッションはアウトドアブランドの服を用いることが多いです。

 

アウトドアブランドというと、機能性重視というイメージがあるかもしれませんが、ここ最近は機能性が高いのにカラフルでかわいいデザインのものが増えてきています。

 

山ガールに人気のブランドはこちらです。

 

 

この辺りのブランドが山ガールの定番ブランドです。

 

ただ、これらのブランドはなかなか値が張りますので、このようなアウトドアブランドにワークマンやユニクロ、GUなどのブランドを組み合わせる山ガールも多いです。

 

特に、最近はワークマンがオシャレで機能性が高いので、山ガールには人気になっています。

 

 

山ガールのかわいいファッションコーデ

山ガールのかわいいファッションの基本コーデをご紹介します。

 

 

このセットが山ガールファッションの基本です。

 

出典：wear.jp

 

出典：wear.jp

 

出典：wear.jp

 

日焼けをしないためのかわいいハット。また、トレッキングパンツを履く場合もありますが、ショートパンツやスカートにレギンス・スパッツをあわせるのが山ガールの定番ですね。

 

また、カラフルなマウンテンパーカーやフリースなどの防寒具、大きすぎずに持ちやすいサイズのバックパック、機能性＋ファッション性のトレッキングシューズも重要です。

 

 

山ガールは臭い？

 

山ガールは、オシャレでファッション性の高い服を着て山に登っています。でも、結局のところ、山に登るなら臭いんじゃないの？と思う人も多いと思います。

 

確かに、山に登って汗をかいて、何日もテント泊をしたり、ビバークしたりするのであれば、いくらオシャレな女性でも体臭が気になるようになり、臭くなると思います。

 

ただ、山ガールはそんなに本格的な登山はしません。日帰り登山が基本です。朝に登山をスタートして、その日の夕方にはホテルや自分の家に戻れるような日程で登山をしますので、山ガールが臭いということはほぼありません。

 

どんなに汗だくになっても、半日で臭くはなりませんよね。

 

また、山ガールはオシャレ優先ですから、デオドラントケアなどは可能な限り行っています。汗拭きシートやデオドラントスプレーなどはきちんと用意しているので、おじさん登山家のような臭いはないと思って良いでしょう。

 

 

山ガール＆登山好きな女性芸能人9人（1～4）

山ガールがブームになった頃には、芸能人にも山ガールは出現していました。登山が趣味だったり、「山ガール」を自称していた女性芸能人9人をご紹介します。

 

 

釈由美子さん

 

女優でタレントの釈由美子さんは、山岳部だった父親の影響で子どもの頃から登山をしていました。芸能界に入ってからは長く登山をしていませんでしたが、登山関係の番組に出演したのをきっかけにまた、「山ガール」として登山を楽しむようになっています。

 

しかも、ただの山ガールではなく、3000m峰にも上り、山小屋に泊まって複数の峰を縦走することもある本格派で、現在は息子と一緒に富士山や乗鞍岳などに登っています。

 

釈由美子さんは「山ガール（笑）」ではなく、しっかりと登山を楽しむ女性と言えるでしょう。

 

 

松岡茉優さん

 

女優の松岡茉優さんも山ガールの芸能人です。基本的にはインドア派ですが、山登りも好きとのことです。

 

その素顔は「超インドア」と話すが、一方で山登り好きで、遠方に足を伸ばすだけでなく、過酷な冬山を登った経験も持つ筋金入りだ。

 

引用：8月11日「山の日」は松岡茉優と一緒に山登りがしたい！【記念日アイドルを探せ】 | 日刊大衆

 

ハロプロオタクで、ドラマ『その「おこだわり」、私にもくれよ！！』の中ではバッキバキに割った腹筋を披露するほどストイックなタイプですから、松岡茉優さんはふわふわ系の山ガールではなく、本格的な登山をする女性かもしれません。

 

 

杏さん

 

女優の杏さんも山ガールです。登山関係の番組に出演していたこともありましたし、国内の難関ルートの1つである北アルプスの奥穂高岳にも登頂していました。

 

また、ただ日帰りのオシャレ山ガールではなく、本格的に国内の山を数日間縦走したり、海外の山にも登っています。

 

 

門脇麦さん

 

女優の門脇麦さんは、日ごろからかなりアウトドアが好きなようで、登山を趣味としている山ガールです。本格的な登山をするようで、八ヶ岳や赤岳、宝剣岳などを登っているそうです。

 

でも、山の上に登って、山頂から朝日が昇ってくるのを見て、「わーーーい！！」と心の底から湧いてくる感情が私自身の「軸」だと思っていて。

 

引用：ホステリングマガジン｜日本ユースホステル協会

 

門脇麦さんは祖父母もご両親も登山を楽しむアウトドア家系とのことです。

 

 

山ガール＆登山好きな女性芸能人9人（5～9）

押切もえさん

 

モデルの押切もえさんは、2011年にテレビ番組の「山ガールが行く！」で山ガールデビューをしました。

 

「カラフルなファッションも楽しいし、何より自分の脚で一歩一歩登って見る山頂の景色は感動的。苦しい思いをしながら辿り着いたときの達成感はひとしおです。“生きてる”って強く実感できるんです」（押切）

 

引用：山にハマる芸能人続々　押切もえは「生きてるって強く実感」｜NEWSポストセブン

 

押切もえさんは、このテレビ番組で登山にハマり、番組内だけでなくそれからも登山をするようになったそうです。

 

 

南野陽子さん

 

女優の南野陽子さんも、山ガールです。山登りを始めたきっかけは、「開放的な時間が欲しい」と思い、足腰を使って自分のペースで楽しめる山が良いと思い、年に2回くらいのペースで山に登るようになりました。

 

2023年8月からは、BS朝日の番組「そこに山があるから」のレギュラー登山者になって、登山の楽しみ方を提案しています。

 

 

川田裕美さん

 

フリーアナウンサーの川田裕美さんは、2017年ごろから登山を始めました。八ヶ岳や大菩薩嶺、谷川岳、地蔵岳などに登っています。

 

写真を見た友人が「山ガール！」と言ってくれましたが、まだまだほんとの山ガールには程遠いです…

 

引用：足はまだ痛い | 川田裕美オフィシャルブログ「Sweet Room」Powered by Ameba

 

川田さんは2019年に結婚していますが、旦那さんとは登山仲間の紹介で知り合ったそうです。

2023年1月に放送された日本テレビの『沸騰ワード10』の中で佐藤栞里さんと上白石萌音さんと一緒に神奈川にある大山に登る企画がありました。

 

ただ、川田さんは産後半年でまだ体調が万全ではなかった状態だったため、かなりつらかったようです。

 

「産後体調が……」「体力なくなってるかも」と体調不良を匂わすも、ロケは中断することなく、佐藤と上白石が手で引っ張ったり支える形で続行。

 

引用：日テレ番組、産後半年の川田裕美に強制登山？「ゾッとした」体調不良訴えるシーンに心配の声、炎上状態続く | リアルライブ

 

無事登頂できていましたが、視聴者から批判の声が殺到し、軽くプチ炎上しました。

 

 

工藤夕貴さん

 

女優の工藤夕貴さんも山ガールです。2007～2008年ごろに富士山登山をしたのをきっかけに、日本百名山を含むたくさんの山に登るようになりました。

 

2016年にはNHKのBSプレミアムのドラマ「山女日記」に主演して登山ガイドの女性を演じています。

 

プライベートで登山した時には、怖い思いをしたこともあるそうです。

 

また、工藤は過去の登山を振り返り「以前、足音で気がついたのだけれど、後ろからつけられたことがある」と恐怖体験を告白。

 

引用：工藤夕貴、登山での恐怖体験を告白「後ろからつけられたことがある」 – サンスポ

 

やはり、女性1人での登山は危険なこともあるんですね。

 

 

市毛良枝さん

 

女優の市毛良枝さんは、「山ガール」という枠組みでは収まらず、登山ガチ勢の登山家です。

 

スポーツ経験がない状態で40歳から登山を始め、南アルプス聖岳～荒川岳単独テント泊縦走など国内の山はもちろん、海外のキリマンジャロ（5,895ｍ）やネパールのヤラピーク（5,550ｍ）などの登頂も経験しています。

 

環境庁の環境カウンセラーに登録され、登山家の田部井淳子さん率いる環境調査隊にも参加したことがあります。

 

 

山ガールは消えた？

 

山ガールという言葉ができたのは、2008～2009年ごろでした。2015年ごろまでは「山ガール」という言葉をよく耳にしましたが、現在はあまり「山ガール」を聞かなくなりましたよね。山ガールは消えたのでしょうか？

 

山ガールを登山が好きな女性としてとらえるのであれば、山ガールは消えていません。しかし、SNS映えしてオシャレの一環として登山を利用しているタイプの「山ガール（笑）」であれば、山ガールは消えました。

 

山ガールはブームになりましたが、登山はそんな気軽にできるほど簡単なものではありません。体力的にも辛いし、危険もあるし、日焼けもするし、交通費やファッション・用具などでお金もかかります。

 

だから、本当に山が好きというわけではなく、ファッションの1つとして登山をしていた山ガールは続かなかったんです。ただ、本当に山が好きな女性は、そのまま登山を続けています。

 

山ガールのブームは登山人口を増やしましたが、山ガールブームに乗って登山を経験して、そこで山にハマった人はそのまま登山を続けたし、ブームに乗っただけだった人はすぐに辞めてしまったというだけになります。

 

ちなみに、Yahoo!知恵袋には、次のような回答がありました。

 

「自意識過剰な女が手軽に映える自分探しとして山ガールが良さそうだと思ったものの、意外と面倒でリターンが低かった」

「ブームで増えた女を狙った下心丸出しのキモ男や犯罪者が激増した」

この２点でブーム消滅したのでしょう。

 

引用：山ガールってなぜ定着しなかったのですか？ – Yahoo!知恵袋

 

まさにこの通りだと思います。ただ単に流行りに乗っかった人たちが去っていったのと、山ガールを狙ったヤバい人が増えたということで、山ガールブームは終了したのでしょう。

 

 

山ガールの遭難事故・事件①：山小屋OL殺人事件

 

山ガールの遭難事故・事件の1つ目は、1983年の山小屋OL殺人事件があります。22歳のOL・今井忍さんが1人で奥秩父連峰瑞牆山に1泊2日の予定で登りましたが、帰宅予定の日になっても戻ってこないため、家族が警察に捜索願を出しました。

警察が捜索した結果、行方不明から約2週間後に今井さんの腐乱した遺体が山林で発見されました。

捜査により、今井さんが宿泊予定だった山小屋の管理人・大柴勉が容疑者として浮上しました。

 

大柴勉は今井さんをレイプしようとして抵抗されたため窒息死させ、遺体を遺棄したと自供し、逮捕されています。

 

大柴勉は、以前にも女性1人が止まった時にレイプしようとして、女性が別の山小屋に逃げ込んだというトラブルも起こしていました。

 

 

山ガールの遭難事故・事件②：山コン沢口山遭難事故

 

2010年10月31日、静岡県川根本町の沢口山で、会社員や大学院生の20代の男女5人が登山中に遭難して2日後に救助されるという事故がありました。この5人は、山ガール3人と男性2人の5人で、「山登りでの合コン＝山コン」をしていて遭難したことがわかりました。

この5人は雨が降る悪天候の登山にしては軽装で、地図やコンパスも持っていませんでした。ちなみに、この沢口山は標高1425mで、小学生の遠足にも選ばれる初心者向けの山です。町役場の人は、「沢口山で遭難なんて聞いたことがない」と驚いていたと報じられています。

 

 

山ガールの遭難事故・事件③：八ヶ岳遭難事件

 

2015年2月に学習院大学の山岳部員5人が阿弥陀岳で遭難しました。男子学生4名と女子学生1名（1年生）のパーティーでしたが、女子学生は大学入学後に登山を始めた初心者でした。

降雪・強風の悪天候の中、女子学生が遅れだしたため、4年生の山岳部主将はほかの男子学生3名は先行するように指示し、自分は女子学生に付き添いましたが、2人は遭難し、遺体となって発見されました。

 

 

山ガールの遭難事故・事件④：福島県北塩原村での遭難未遂事故

 

2016年2月13日、福島県北塩原村のスキー場・グランデコスノーリゾートに西大巓に登山していたと思われる女性から「下山途中に方向がわからなくなった」という連絡が入りました。

 

スキー場から通報を受けた警察や消防が捜索をしましたが発見できず、翌日も朝から捜索していました。ヘリコプターを使っての捜索も行われましたが、遭難した女性を捜索できませんでした。

 

しかし、2月16日、思わぬ事実が発覚します。

 

なんと、2月13日に遭難したと連絡をしてきた女性は、その日のうちに自力で下山し、そのまま東京の自宅に帰宅していたんです。

 

警察は女性の携帯電話に何度も連絡していましたが、つながりませんでした。2月16日になって、着信履歴に気づいた女性から、警察に連絡が入り、自力下山の事実が発覚しています。

 

13日の捜索では県警のヘリが呼びかけを続けていましたが、女性は「まさか自分のこととは思わなかった」と話していたそうです。

 

 

山ガールの遭難事故・事件⑤：三重県遭難ブチ切れ事件

 

2017年に三重県の御在所岳で女性ブロガーが遭難しました。この山ガールは地図は持っておらず、下山ルートを決めていなかったため、登山届も出していませんでした。そのような状態で遭難し、女性は警察に救助を依頼しています。

 

女性は近くを通るロープウェイの職員の助けを受けて安全な場所に移動し、その後警察に合流して無事救助されました。

 

しかし、この時の警察の対応が気に入らなかったらしく、自分のブログに警察官の態度について不満を書き連ねました。

 

ブログによれば、女性は警官から「単独で登山するとこうゆうことになるんだ」（原文ママ）などと説教を受けた後、詳しい事情を聞くために近くの警察署に移動することを求められたという。
こうした対応について、女性は「（警官が）なんだかすごく感じ悪かった」「何様なの？」との不満を漏らした上で、

 

引用：遭難女性が救助の警官にブチ切れ　ブログで「何様なの？」「酷い対応」: J-CAST ニュース【全文表示】

 

自分の準備不足で遭難しておきながら、このような不満をブログに書いたため、この女性は大炎上しています。

 

このような山ガールが多かったから、山ガールという言葉ははちょっと小馬鹿にしたような「山ガール（笑）」という意味で使われるようになったのかもしれません。

 

 

山ガールの遭難事故・事件⑥：剣岳遭難事故

出典：yamakei-online.com

 

2019年9月、横浜市の19歳の山ガールが剣岳に登頂後に滑落して亡くなりました。剣岳は日本でも最難関の山ですが、遺族の情報によると、次のような軽装だったそうです。

 

 

警察によると、剣岳に登頂した後に夕暮れの暗さと霧による視界不良で、150m下に滑落したとのことです。

 

 

山ガールのまとめ

山ガールの意味や特徴、かわいいファッションや臭いという噂、山ガールの芸能人、消えたのかどうか、遭難事故や事件をまとめました。

 

オシャレをして山に登るのは良いことです。やっぱり楽しくオシャレをした方が気分は上がりますから。でも、十分な準備・装備で登りたいですね。