兵庫県の加古川河口付近で目撃情報が多発している未確認生物(UMA)のムッシーが話題になっています。
この記事ではムッシーの目撃場所は加古川のどこかや、その姿が撮影された動画、様々な説がささやかれているその正体についてまとめました。
この記事の目次
ムッシー(加古川のUMA)は兵庫県加古川で目撃された未確認生物
ムッシーは、2022年に兵庫県の加古川で目撃された未確認生物(UMA)で、ラジオ関西のラジオ番組「バズろぅ!」のパーソナリティ・わきたかしさんが紹介した事でネット上でも大きな話題となっています。
わきたかしさんによると、ある日の16時頃に加古川と播磨灘の河口付近の川沿いを歩いていたある人物が、川の中に大きな青黒い影を発見。この黒い影は川面を波打たせながらうごめいており、目撃者は「何だろう!?」と不思議に思い、咄嗟にスマホのカメラ機能で動画撮影されたという事です。
目撃者は、撮影した動画データをわきたかしさんの元へと送り正体の調査を依頼。わきたかしさんは自ら何度か目撃場所に足を運んで取材を行った上で、ラジオ関西トピックス「ラジトピ」というウェブサイトにこの「ムッシー」を紹介する記事を発表し番組でも紹介されました。
この「ムッシー」という名称は目撃情報の多い場所が「向島公園」である事から頭文字の「む」を取って名付けられたという事です。(ムッシーの目撃場所がどこかについては次の見出しで紹介)
この未確認生物・ムッシーについてわかっている情報は、推定の大きさが「6メートル〜10メートル」である事、色は「青黒い」ように見える事、ウネウネと動きながら前に進んでいるように見える事などがありますが、現時点ではほとんど何もわかっていません。
ムッシー(加古川のUMA)が目撃された場所は兵庫県加古川の河口付近
未確認生物・ムッシーの目撃情報が多発している場所は兵庫県加古川の河口にある向島公園周辺です。
わきたかしさんによると、ムッシーを目撃し番組に調査を依頼した撮影者が動画を撮影した場所も「兵庫県加古川市の播磨灘と加古川の河口付近」の向島公園側の川沿いだという事です。
ある日の午後4時ごろ、撮影者が兵庫県加古川市の播磨灘と加古川の河口付近を、高砂市の向島(むこうじま)公園側から見たところ、奇妙な影があった。水面が波立ち、青黒く大きな生物らしきものを発見したため、スマホで動画撮影したという。
メディアで紹介されて以来、地元ではムッシーフィーバーが起きているそうで、この場所にはムッシーを撮影しようとカメラを持った人が連日大勢訪れているようです。
ムッシーが目撃された場所(向島公園)の地図
ムッシーの目撃情報が多発している「向島公園」の場所の地図です。
ムッシー(加古川のUMA)の動画もネットで話題に
ラジオ関西「バズろぅ!」のわきたかしさんの元に送られたムッシーの動画もネットで話題になっています。
動画を見る限り、確かに巨大な細長い生き物がうねりながら泳いでいるように見えます。
ムッシーフィーバーを受けてABEMAニュースでもムッシーが特集されていました。(下の動画)
ムッシー(加古川のUMA)の正体① スナメリやアカエイ、小型のクジラ説
ムッシーの正体についても様々な説が出て盛り上がっています。
オカルト系のウェブメディア「TOCANA」の現地取材によれば、地元ではその正体はスナメリやアカエイなどの海洋生物ではないかとする説が有力になっているようです。
取材させていただいた方々は皆ムッシーのことを知っており、スナメリやアカエイなどではないかと語っていた。
ちなみに、オカルト研究家の山口敏太郎さんは、ムッシーの正体について小型のクジラの可能性もあるが長時間観察していても潮を噴いていないと指摘されていました。
汽水(淡水と海水が混じり合い塩分の少ない水)部分に出没していることから淡水にも適応が可能かもしれません。スナメリの可能性が指摘されていますが、大きさから判断すると、もっと違うものじゃないでしょうか。小型のクジラの可能性もありますが、クジラにしては長時間観察してる間に潮を吹いていません。
ムッシー(加古川のUMA)の正体② 突然変異した超大型のウナギ説
最初にムッシーを取り上げたわきたかしさんは、その正体について「突然変異した巨大ウナギ」ではないか?と専門家に尋ねられていました。
実はこのあたりにはうなぎが数多く生息しているため、私はしばしば釣りに訪れるのです。そんなことを思い出し、川崎さんに「謎の生き物の正体は、突然変異で何百年も長生きをした“巨大うなぎ”なんてことはないやろうか?」とぶつけてみました。
突拍子もない私の言葉に、「10メートルのうなぎ!? それはもう怪獣やん!」とひと言。その後も「うーむ、なんやろなあ。わからんなあ……」と頭を悩ませ続けました。
ムッシー(加古川のUMA)の正体③ アシカやオットセイ等海棲哺乳類説
動物研究家のパンク町田さんは、ムッシーの正体について見解を尋ねられ「アシカの形にしか見えない」、「オットセイが疑わしい」と、海棲哺乳類の可能性を指摘されていました。
パンク町田氏は「何らかの生物が正体であるというのは当たり前」としつつ「僕が見た感じではアシカの形にしか見えない。とくにオットセイが疑わしい」と断言する。
引用:川の河口に謎の物体が出現 カメラが捉えた証拠映像に反響と憶測広がる 「UMA、アシカ、アザラシ、波…」専門家の見解は?
ムッシー(加古川のUMA)の正体④ 軍事用イルカや人造生物
ムッシーの正体については、人類が作り出した動物や軍事目的のイルカではないかという説も出ています。
ただこの説について、元航空幕僚長で軍事評論家の田母神俊雄さんは、軍事的な見地から見ても懐疑的な見解を示されていました。
第29代航空幕僚長の田母神俊雄氏は「魚とか動物とかそういう種類のものではないか」と推測する一方「人類が作り出した動物という話も出ているが、本当にあるのかは疑問に思っている」と懐疑的な見方を示した。また“軍事目的のイルカ”という説については「そういう研究もやっているという話は聞いたことがある」と話すにとどめた。
引用:川の河口に謎の物体が出現 カメラが捉えた証拠映像に反響と憶測広がる 「UMA、アシカ、アザラシ、波…」専門家の見解は?
ムッシー(加古川のUMA)の正体⑤ 波の形が偶然そう見えただけ説
漁師系YouTuber・はまゆうさんは、ムッシーの正体について波の形が何らかの自然現象や気象条件によって偶然そのように見えただけではないかとする見方を示されています。
漁師系YouTuberのはまゆうは「海がモコモコしているようにしか僕らには見えない。何かしらの現象によって波が起こっている。海は遠くから見た時に色が濃いところ薄いところがある。雲の影や水質によって変化するが、(今回の映像は)濃くなっている部分なので、より濃く見えたということだろう」と推測
引用:川の河口に謎の物体が出現 カメラが捉えた証拠映像に反響と憶測広がる 「UMA、アシカ、アザラシ、波…」専門家の見解は?
ムッシー(加古川のUMA)の正体⑥ 浅瀬に引っかかった竹の見間違い説
オカルト系メディア「TOCANA」では、現地取材でムッシーの目撃場所である加古川の河口付近で、河川を掘る工事が行われて河川の両端の岸に浅い部分が出来ており、そこに上流から流されてきた木や竹などが浅瀬に引っかかって水面に影を作っている事を指摘し、ムッシーの正体は浅瀬に引っかかった竹の見間違いではないかとする説が展開されています。
ムッシー発見現場の加古川の河原を歩いているとき、流されてきた多くの竹の一部が、浅瀬で引っかかり水面に黒い影を作っていることに気づいたのである。
前述のように加古川河口付近は浅瀬が多く、最近まで川底を掘る工事も行われていたことから、一部のムッシー目撃情報は浅瀬に引っかかった竹の見間違いだった可能性もありそうだ。
まとめ
今回は、兵庫県の加古川河口付近の向島公園という場所で目撃情報が多発しブームになっている未確認生物(UMA)のムッシーについてまとめてみました。
2022年7月にラジオ関西の番組「バズろぅ!」で取り上げられた事からブームになったムッシーは、現在も地元で話題になっており、目撃された向島公園にはカメラを持った人々が連日訪れているそうです。
ムッシーの正体については、スナメリやアカエイ、小型のクジラ、アシカやオットセイなどの自然の生物説をはじめ、突然変異した大型ウナギ説や人間が研究して作った人造生物説なども出ています。
一方で、波の形が偶然そう見えただけとする説や、浅瀬に引っかかった竹の見間違い説などの現実的な分析をする声もあります。