ハイランダー症候群の寿命やデマ説!日本人は荒木飛呂彦や鈴木杏樹の噂・Sammyやイザベルなど総まとめ

ハイランダー症候群は肉体が老いることなく生きられるという奇病です。この記事では本当にハイランダー症候群ではと噂される荒木飛呂彦さんや鈴木杏樹さんら日本人やイザベル・アジャーニら著名人、有名なSammyの画像の嘘、寿命などを紹介します。

ハイランダー症候群とは・症状や寿命の概要

 

ハイランダー症候群とは年齢を重ねても外見が変わらないという奇病のことです。

 

奇病といっても学術的に認められている病気ではなく、日本でこの病気が広く知られるようになったきっかけは韓国の情報メディアだと言われています。

 

出典:https://www.foreign-news.net/

 

上の画像の男性、ヒョムユン・シンさんは、小学生のような外見でありながら当時の実年齢は26歳(1989年生まれ)とのことで、2015年に韓国の地方局で紹介された人物です。

 

シンさんは声変わりもしておらず、身長も10歳頃から変化がなく、163㎝で成長が止まっているとのこと。

 

健康上の問題はなく、ナイトクラブでお酒を飲むこともあるそうですが、決まってIDカードを見せるように命じられるとの話を番組内で披露していました。

 

出典:https://www.foreign-news.net/

 

この番組内で、「シンさんはハイランダー症候群という奇病に罹患しているため、容姿が成長しない」という紹介があったことが海外のネット上で話題になったことから、日本にもハイランダー症候群が伝わったとされています。

 

なお、「ハイランダー」という名称は1986年公開の映画『ハイランダー 悪魔の戦士』に着想を得たものと考えられているそうです。

 

この映画のなかでは首を切り落とされない限り死なず、戦い続ける戦士のことをハイランダーと呼んでおり、そこから不老不死を指す病名をつけたとされます。

 

後述しますが、シンさんが話題になる前後にネット上で「この人は本当にハイランダー症候群なのではないか?」と噂される少女の画像が出回ったこともあり、明確なソースはないが実在する病気と囁かれたようです。

 

 

ハイランダー症候群の寿命

 

ハイランダー症候群は、正式に医学的に定義された病気ではありません。そのため罹患者の寿命の統計もありません。

 

ただ、細胞の異常が原因で発症する病気と言われていることから、実在するのなら短命なのではないかと考えられています。

 

また、ハイランダー症候群の人のなかには20歳前後で外見の成長が止まる人と、幼少期に成長が止まる人の2種類がいるといい、寿命を迎える前の数日間で一気に老化するとの話もあるようです。

 

 

ハイランダー症候群は本当?議論を呼んだ少女・Sammyの真実

 

出典:https://twitter.com/

 

前述の韓国人男性の話が伝わる以前にも、ネット上ではハイランダー症候群が話題になったことがありました。その原因となったのが、上の少女の画像です。

 

彼女の名前は「Sammy(サミー)」といい、「10歳に満たない少女にしか見えないが、実際は22歳らしい」という噂とともに、小さな手でタバコを吸う画像数枚が拡散されました。

 

いつ頃からSammyが話題になり始めたのか詳しい時期は不明ですが、2012年~2013年頃にはSNS上で「ハイランダー症候群の女性」「合法ロリ」として話題になっているのが確認されています。

 

 

当時は半信半疑ながらも、画像は本物ではないかという意見が多くあったようです。画像の出どころがまったくわからなかったため、嘘だと証明する根拠がなかったためでしょう。

 

しかし、後にこの写真はディープウェブから流出したものであり、画像の人物は本当に年端のいかない少女であったことが明らかになっています。

 

日本で拡散されたこの少女の画像は、煙草を手にしてはいるもののきちんと服を着ており、健全とされる部類のものだけでした。

 

ところが海外のポルノサイトには、容貌や服装がSammyと瓜二つの少女のポルノ動画がアップされており、出回った画像はこの動画から切り抜いたのではないかと見られています。

 

ポルノサイトでも少女の動画には「Sammy」というタイトルがついているとのことです。

 

なお、少女の正体についてそれ以上のことはわかっていません。韓国の掲示板「ILBE(イルベ・日本の5ちゃんねるのようなもの)」には、少女の父親と称する人物による「娘は性的虐待の果てに亡くなった」という書き込みがあったともいいますが、匿名掲示板の話なので真偽は不明です。

 

いずれにしても海外のサイトにアップされている彼女の画像のなかには、所持しているだけで法に抵触する可能性があるものも存在するといいます。

 

日本でもみだりに児童ポルノを所持する行為は児童ポルノ禁止法違反となるため、Sammyの画像の出どころについてはあまり深く調べないほうが良いかもしれません。

 

彼女の動画や画像をダウンロードできるサイトもあるそうですが、アクセスしないほうが無難でしょう。

 

 

ハイランダー症候群ではないかと噂される著名人① 荒木飛呂彦

 

出典:https://twitter.com/

 

日本でも『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる人気漫画家の荒木飛呂彦さんが、ハイランダー症候群なのではないか?と噂されています。

 

2020年に還暦を迎えていますが、20歳は若く見えることから、「年々若くなっているように見える」「不老不死なのでは?」とたびたび話題になるほどです。

 

下の画像はデビュー時から還暦に至るまでの荒木飛呂彦さんの容貌の変遷なのですが、たしかに1990年半ばからまったく変わっていないように見えます。

 

出典:https://twitter.com/

 

ハイランダー症候群なのではないかという噂のほかにも、吸血鬼なのではないか?サンジェルマン伯爵の正体なのではないか?と、若々しい外見を冗談交じりに称賛されることが多い荒木飛呂彦さん。

 

もちろん不老不死やハイランダー症候群などではなく、若さの秘訣は徹底した自己管理にあるそう。

 

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2016年時のインタビューによると、毎朝10時から仕事を始めて夜は早く寝る、仕事は月曜日から木曜日の4日間で終わらせ、金・土・日は休むというスケージュールを崩さないとのことです。

 

 

ハイランダー症候群ではないかと噂される著名人② 鈴木杏樹

 

もう1人、日本人でハイランダー症候群ではないかと囁かれているのが、女優の鈴木杏樹さんです。

 

鈴木杏樹さんは1969年生まれで、2023年現在の時点で50歳を超えています。しかし、若い頃からあまり変わらないように見えることから、ハイランダー症候群を疑う声があがったようです。

 

 

上の画像が2023年時点のもの、下の画像が 1993年時点のものですから、比べてみるとたしかにあまり外見に変化がないように感じられます。

 

出典:https://www.amazon.co.jp/

 

ただ、鈴木杏樹さんもまったく外見が変化していないわけではありませんし、不老というわけではないでしょう。

 

若く見えるのは若い頃から現在に至るまで笑顔を絶やさず、上品で可愛らしい印象を周囲に与えることや、姿勢が美しく肌や髪が綺麗なことが理由だと思われます。

 

 

 

ハイランダー症候群ではないかと噂される著名人③ イザベル・アジャーニ

 

1975年に映画『アデルの恋の物語』で一躍有名になったフランス人女優のイザベル・アジャーニも、ハイランダー症候群ではないかと言われています。

 

出典:https://plaza.rakuten.co.jp/

 

上の画像が、『アデルの恋の物語』に出演した時のイザベル・アジャーニです。当時は19歳でした。そして下の画像が、なんと50歳の時の写真です。

 

出典:https://plaza.rakuten.co.jp/

 

イザベル・アジャーニは10代の頃から30年間に渡って容姿が変わらないと言われており、「まるで妖精のようだ」と多くの女性から羨望のまなざしを向けられてきました。

 

ただ、近年は少し外見に変化が見られることから、彼女も不老というわけではないようです。

 

出典:http://hlywdfile.blog.fc2.com/

 

上の画像は2021年時点、66歳当時のものなのですが、60代には見えないものの以前のような浮世離れした雰囲気はなくなり、貫禄ある大女優といった印象です。

 

 

ハイランダー症候群は嘘・日本人に発症例はない

 

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韓国のメディアや、ディープウェブから流出した画像がきっかけとなって知られるようになったハイランダー症候群。

 

噂の出どころからも予想がつく方も多いでしょうが、ハイランダー症候群は実在しない架空の奇病、つまり嘘です。

 

成長が止まってしまう病気は存在しますが、ハイランダー症候群のように外見の成長だけが止まって脳や健康には何の影響もない病気というのは存在しませんし、過去に日本人で発症が確認されたケースもありません。

 

ただ、ハイランダー症候群の本質的な出典はわかっておらず、元ネタについては諸説あるようです。ここではぞのなかでも有力視されている2つの説を紹介していきます。

 

 

ハイランダー症候群は漫画発祥の奇病?

 

韓国で話題になったのとどちらが先かについては議論がありますが、ハイランダー症候群の出典は2012年から月刊ニュータイプで連載していた漫画『悪魔のリドル』ではないかとの説もあります。

 

出典:https://www.amazon.co.jp/

 

この漫画に登場する首藤涼という登場人物が、作中でハイランダー症候群で不老不死という設定のため、漫画発祥の奇病がネット上で都市伝説化したのではないかとも言われています。

 

なお、明確に病名は出てこないものの2009年公開のホラー映画『エスター』にも、外見が9歳の少女のまま老いることのない女が登場しており、こういった設定自体は珍しいものではありません。

 

 

ハイランダー症候群は韓国の都市伝説?

 

出典:https://www.instiz.net/

 

上の画像は韓国で「世界最高齢のハイランダー症候群の少年」として出回ったものです。

 

この画像を紹介していた韓国のサイトによると、中央の少年はクリスチャンセンという名前で実年齢は85歳、世界最高齢のハイランダー症候群とあります。

 

そして真偽は定かではありませんが、この写真が撮られたのは2004年と書かれていました。さらに写真を紹介する記事がアップされたのが、2010年であることも確認できました。

 

写真の少年の実年齢が85歳というのはもちろん噓でしょうが、気になるのは『悪魔のリドル』や日本でSammyの画像が話題になる以前から、韓国では「ハイランダー症候群」という言葉が使われていたらしい点です。

 

少なくとも2010年の時点でハイランダー症候群の紹介記事がネットにアップされていて、それに対してコメントがついていたところを見ると、ハイランダー症候群は韓国発祥の都市伝説のようなものなのかもしれません。

 

 

ハイランダー症候群に似た実在の病気

 

ハイランダー症候群は実在しない架空の病気ですが、外見の成長が幼少期で止まってしまう難病は実在しますし、逆に実年齢よりも早く老化が進む病気も存在します。

 

ここでは実際に確認されている、ハイランダー症候群に似た奇病や、その症状について紹介していきます。

 

 

滑脳症

 

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出典:https://pixabay.com/

 

滑脳症(かつのうしょう)は脳の未発達に起因する病気で、知的な発達遅滞や運動能力の発達遅滞、てんかんや肺炎発症のリスクなどを伴います。

 

遺伝子変異が原因で起きる先天性の病とされており、大脳のしわ(溝)が少ない、あるいは薄いという特徴が見られます。

 

症例は少なく、約10万人に1人の割合で発症するとのことです。正式には神経細胞移動異常症と呼ばれます。

 

身体の発達そのものが遅れることから、滑脳症を発症すると幼児期で外見が止まってしまうような人も見られるそうです。

 

2016年放送の『ザ!世界仰天ニュース』で取り上げられたアメリカ・モンタナ州に住む少女のケースでは、実年齢は11歳、身長や体重などは0歳児と同じと紹介されていました。

 

感染症にかかると重篤化しやすい、さまざまな病気を併発するリスクがあるほか、滑脳症の患者は短命だとされています。平均寿命は20歳〜40歳とも言われるほどです。

 

MRIにより乳児期での診断が可能になった病気ではありますが、現在のところ根本的な治療方法はなく、難病に指定されています。

 

 

先天性甲状腺機能低下症

 

先天性甲状腺機能低下症は、甲状腺のはたらきが弱さが原因で甲状腺ホルモンが不足することによって起きる生まれつきの病気です。

 

甲状腺ホルモンは幼少期の脳や身体の発達において重要な役割を持っているため、先天性甲状腺機能低下症を発症すると脳の発達や身体の発達に遅れが生じるとされます。

 

こちらの病気も2016年放送の『ザ!世界仰天ニュース』で取り上げられており、番組で紹介されたブラジル人の先天性甲状腺機能低下症の女性は、実年齢34歳にもかかわらず、身長は76cmと乳児のような外見でした。

 

ただ、幸いなことに先天性甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの内服治療によって症状を抑えることが可能とされています。

 

そのためきちんとした服薬を続ければ滑脳症のように短命であったり、ほかの病気を併発するリスクも抑えられるといいます。

 

上記の『ザ!世界仰天ニュース』で取り上げられたブラジルの女性のケースは、貧しさから新生児期に十分な検査が受けられず、原因がわからないまま時間が過ぎてしまったのだそうです。

 

なお、女性は2011年から支援を申し出てくれた医師によって適切な治療を受けることとなったとのことで、番組放送時には身長も15㎝伸び、歩けるようになるなど急激な発達を見せていました。

 

 

シンドロームX

 

シンドロームXとは、解明されていない未知の症状のことを指すアメリカの医学用語です。

 

つまり原因不明、治療法もまだ確立されていない奇病の総称なのですが、このシンドロームXのなかにも、乳児期で成長が止まってしまう病気があるといいます。

 

原因がわからないまま成長が止まってしまった少女として報告されているのが、オクラホマ州に住むレイラ・クオルズです。

 

レイラは2015年に『news9.com』で「シンドロームXの少女」として紹介され、実年齢は3歳を迎えたにもかかわらず、生後10ヶ月から成長が止まっていると報じられました。

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彼女については広範な遺伝子検査の結果、DNAが同じ年頃の平均的な子供と変わらないことが明らかになっており、医師のほかに遺伝学と生物統計学の博士らも検査に協力したものの原因がわからなかったといいます。

 

原因が不明で成長が止まっているということは、彼女こそハイランダー症候群なのでは?と思う人もいるかもしれません。

 

しかし、レイラは少なくとも2015年の時点では話すことも、歩くこともできないと紹介されており、外見が老いない以外は普通に暮らせるというハイランダー症候群とは決定的があります。

 

レイラと同じシンドロームXと診断され、成長が止まったまま早逝した患者も存在します。1993年にアメリカのメリーランド州に生まれたブルック・グリーンバーグという女性です。

 

出典:https://ameblo.jp/

 

ブルックは出生時から体重がわずか1.8㎏という小ささで、股関節前方脱臼を患っていました。

 

生後すぐに脱臼は治療されましたが、その後も原因不明の穴あき胃潰瘍や脳卒中を発症し、脳の腫瘤が原因で2週間も昏睡状態に陥ったこともあったといいます。

 

そして、突然の病気を繰り返すほかにブルックには4歳から5歳の間で外見の成長が完全に止まってしまうという例を見ない特徴がありました。

 

彼女の両親は娘の病気の原因を調べるためにさまざまな病院に駆け込んだとされますが、既知の遺伝子疾患や染色体異常はまったく確認されず、成す術もなく時間が流れていったそうです。

 

2009年にはブルックについてのドキュメンタリー『Child Frozen In Time』がアメリカで放送され、以前から彼女の検査を担当していた内分泌生理学者は番組内で「ブルックの身体のユニットは、まるで別個体のように同期せずに発達している」と指摘。

 

16歳当時のブルックの脳は新生児期から発達しておらず、精神年齢は1歳未満と推定された一方で、骨は10歳の子ども程度の発達が見られるなど、組織によって成長の速度に大幅なばらつきが見られたのです。

 

奇妙な症状の原因がわからないまま、ブルックは2013年に亡くなっています。死因は気管支軟化症でした。

 

気管支軟化症は気管支壁の軟骨の弱さが原因で呼吸困難が引き起こされる病気で、通常は小児期に見られるとのことです。

 

レイラやブルックのほかにも、世界中で原因不明で成長が止まっているシンドロームXの患者は5人いるとされます。

 

 

ウェルナー症候群

 

ウェルナー症候群は、思春期頃から急速に老化が始まるという遺伝性疾患で、ハイランダー症候群とは真逆の病気とも言えます。

 

ウェルナー症候群の患者は10代後半から20代でほぼ100%の確率で白内障を発症し、筋肉や皮膚にも衰えが見えるとされます。

 

日本人にとくに多い疾患とされており、その理由は明らかになっていません。ただ、近親婚が原因で発症しやすいとされているため、島国であることが関係しているのではないかと指摘されています。

 

 

ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群

 

出典:https://www.amazon.co.jp/

 

プロジェリア症候群は、ウェルナー症候群と同様に「早老症」と呼ばれる実年齢よりも早く老化が進む病気で、早老症のなかでもっとも重篤とされています。

 

新生児期から皮膚や骨の硬化が見られ、発症者の平均寿命はわずか13歳。もっとも有名なプロジェリア症候群の患者であるアシュリー・ヘギも、17歳で亡くなりました。

 

 

 

ハイランダー症候群についてのまとめ

 

今回は精神年齢は通常に発達するものの、外見の成長だけが止まるという架空の病気・ハイランダー症候群について、話題になったSammyの画像やハイランダー症候群なのではないかと噂される有名人を中心に紹介しました。

 

調べてもハイランダー症候群の正式な出典がわからなかったのは残念でしたが、不老不死というのは国や時代を超えて人の心を惹きつける魅力があるのでしょう。

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