ホテル活魚(油井グランドホテル)の現在!昔の殺人事件と犯人・立ち入り禁止の今・場所と行き方も紹介【千葉の廃墟・心霊スポット】

千葉県最恐とも言われる廃墟・心霊スポットの「ホテル活魚」(油井グランドホテル)が話題です。

 

この記事ではホテル活魚で実際に起きた殺人事件やその被害者と犯人、心霊の噂と廃墟としての魅力、立ち入り禁止の現在と場所や行き方、現在は警察の巡回が厳しくなっている事などについてまとめました。

ホテル活魚(油井グランドホテル)は千葉最恐とされる廃墟・心霊スポット

 

出典:https://sfushigi.com/

 

「ホテル活魚」(ほてるかつぎょ)は、千葉県東金市に所在する廃墟で、心霊スポットとして全国的に知られています。

 

ラブホテル「油井グランドホテル」として開業し、割烹料亭「ホテル活魚」に転業を経て廃業して、そのまま建物が放置されて廃墟化しました。

 

廃墟化した後に、当時17歳の女子高校生が被害者となった殺人事件も発生し心霊スポットとしても有名化しました。

 

 

ホテル活魚(油井グランドホテル)の歴史

 

出典:https://encrypted-tbn0.gstatic.com/

 

現在は千葉県最恐の廃墟・心霊スポットとして知られる「油井グランドホテル」ですが、その始まりは決して不吉なものではありませんでした。

 

この建物がどのような経緯で生まれ、そしてなぜ全国的に知られる廃墟・心霊スポットへと変貌を遂げたのか、まずはその歴史についてざっくりと紹介していきます。

 

 

ラブホテル「油井グランドホテル」として昭和50年代に開業

 

「油井グランドホテル」が千葉県東金市に開業したのは、昭和50年代の事でした。

 

当時は、いわゆるラブホテルとして運営されており、周囲を森に囲まれた立地は、人目を忍ぶカップルにとって都合が良く、一定の需要があったものと推測されます。2階建ての建物には、趣向を凝らしたであろう客室が並び、現在もラブホテル時代の名残を見る事ができます。

 

しかし開業から程なくして、油井グランドホテルの経営は傾きました。経営不振の理由は定かではありませんが、「宿泊客同士の痴情のもつれから刺殺事件が起きた」、「客が焼身自殺を図った」といった不穏な噂が囁かれており、これらの事件が経営難に拍車をかけたと言われています。

 

ただし、当時の報道記録などは確認できず、あくまで噂の域を出ません。しかし、こうした噂が立つこと自体、ホテルが順風満帆ではなかったことの証左と言えるでしょう。結果的に、「油井グランドホテル」は1995年(平成7年)頃にその歴史に幕を下ろし、1度目の閉業を迎えています。

 

 

生け簀のある割烹料亭「活魚」へと業態転換し再出発もすぐに廃業

 

ラブホテル「油井グランドホテル」としての歴史を終えた後、ホテルの跡地は、「生け簀のある割烹料亭」として再出発する事になりました。

 

地元の漁港から仕入れた新鮮な魚を生け簀で泳がせ、それを客が眺めながら食事ができるという、当時としては斬新なコンセプトでした。建物のシンボルタワーや看板には大きく「活魚」の文字が掲げられ、これが、後に廃墟「ホテル活魚」の通称で広く知られる理由となりました。

 

ラブホテルの面影が色濃く残る全室個室の空間で、本格的な魚料理を提供するというミスマッチ感は、成功すれば大きな話題を呼んだかも知れませんが、この起死回生の一手も、残念ながら実を結ぶ事はありませんでした。

 

人里離れた立地が災いしたのか、そもそも業態転換に無理があったのか、その経営は長くは続かず、わずか数年後の1998年(平成10年)頃に「活魚」もまた、静かにその看板を下ろしました。

 

 

廃業後に建物が放置され廃墟・心霊スポット化

 

2度の閉業を経て、建物は完全に打ち捨てられました。多額の借金を抱えた経営者は行方をくらませたとされ、所有者不明のまま、建物は誰にも顧みられる事なく朽ち果てて廃墟化。

 

管理者を失った建物は、地元の若者たちの格好の遊び場となり、不法侵入が繰り返されるようになりました。ガラスは割られ、壁という壁はスプレーで埋め尽くされ、備品は破壊され尽くし、建物は急速に荒廃していきました。

 

そして2004年、この廃墟は日本中を震撼させる、あまりにも悲惨な殺人事件の舞台となります。この事件こそが、「ホテル活魚」を単なる廃墟から、決して足を踏み入れてはならないとされる呪われた心霊スポットへと変貌させる決定的な要因となりました。

 

 

ホテル活魚(油井グランドホテル)茂原市女子高生殺人事件と被害者や犯人

 

出典:https://lh6.googleusercontent.com/

 

廃墟と化した「ホテル活魚」の名を、おぞましい形で全国に知らしめたのが、2004年12月に発生した「茂原市女子高生殺人事件」でした。

 

この殺人事件のあまりの残虐性と悲劇性こそが、この場所を最恐の心霊スポットたらしめる根源であり、社会的にも決して風化させてはならない記憶です。

 

 

茂原市女子高生殺人事件の発生

 

ホテル活魚で発生した殺人事件「茂原市女子高生殺人事件」は2004年12月22日の未明に発生しました。

 

千葉県茂原市のJR茂原駅前で、友人とカラオケを楽しんだ後に帰路についていた県立高校2年生の高中香織さん(当時17歳)が、5人組の男たちに突然襲われました。

 

一緒にいた友人は暴行を受け、現金やバッグなどを奪われたものの、その場から逃げ出す事ができ、すぐに警察へ通報。しかし、高中香織さんは車で拉致され、そのまま行方が分からなくなります。

 

友人の悲痛な通報から始まった捜査線上に、地元の不良グループ(カラーギャングと呼ばれる集団で当時流行していた)のメンバーたちが浮上します。そして同日夜、犯人グループの1人である斎藤義仁(当時20歳)らが犯行を自供。そのおぞましい供述に基づき、捜査員が向かった先こそ、JR茂原駅から約20キロ南に位置する、廃墟と化した「ホテル活魚」でした。

 

 

茂原市女子高生殺人事件の被害者・高中香織さん

 

ホテル活魚での「茂原市女子高生殺人事件」被害者となった高中香織さんは、将来を夢見るごく普通の高校2年生で、非行少女といった事実はありませんでした。

 

被害者の高中香織さんは3人姉妹の次女で、昼間はアルバイトをしながら定時制高校に通い、教科書を無償で支給される奨学生に選ばれるほど勉学に励んでいた事も明かされています。また、中学生の頃から交際していた男性と結婚を約束していました。

 

しかし、高中香織さんの未来は何ら直接的な面識のない凶悪な犯罪者たちによって、あまりにも理不尽に、そして無残に踏みにじられました。

 

 

茂原市女子高生殺人事件の犯人は斎藤義仁、神明勝信ら5人組の不良グループ

 

出典:https://gobou-chan.com/

 

ホテル活魚での「茂原市女子高生殺人事件」の犯人は、主犯格の斎藤義仁(当時20歳)、神明勝信(当時21歳)と、16歳から18歳の少年3名からなる計5人組でした。

 

彼らは茂原駅周辺でひったくりや強盗を繰り返す不良グループという域を超えた犯罪者集団であり、その日も金品を奪う目的で犯行に及びました。当初の計画は強盗、そして強姦目的であったとされています。

 

しかし、拉致した後、犯人の1人が被害者の高中香織さんと顔見知りであった事(犯人の妹と被害者が中学の同級生だった)が発覚。この偶然が、最悪の事態を引き起こす引き金となりました。自分たちの顔を見られたことによる事件の発覚を恐れた犯人らは、口封じのために高中香織さんを殺害するという、決して後戻りのできない凶行に及びました。

 

 

犯人らが暴行の末に被害者の高中香織さんを殺害しホテル活魚の冷蔵庫内に遺棄

 

ホテル活魚に連れ込まれた高中さんに対し、犯人グループは非道な暴行を加えました。タバコの火を体に押し付けるなどの凄惨なリンチの後、最終的に電気コードで首を絞めて殺害。そして、その亡骸をホテル内にあった業務用の大型冷蔵庫の中に遺棄しました。

 

そして、12月23日の午前0時過ぎ、自供に基づき現場に駆け付けた捜査員によって、高中さんは血まみれの痛ましい姿で発見されました。

 

 

茂原市女子高生殺人事件の犯人らの裁判判決とその後

 

「茂原市女子高生殺人事件」で凶悪な犯行に及んだ犯人5人は全員逮捕されました。裁判では、事件時に成人しており、主犯格の斎藤義仁と神明勝信には無期懲役の判決が言い渡されました。

 

その他、犯行時未成年だった犯人らに対しては、斎藤義仁の弟で無職の少年(事件当時16歳)に懲役14年、県立高校一年の男子生徒(事件当時16歳)に懲役13年の判決が言い渡され、それぞれ確定しています。

 

犯人のうち残る1人である配管工の少年(事件当時18歳)は、判決が言い渡される前の2005年10月、拘置されていた千葉刑務所内で首を吊り自らの命を絶っています。罪の意識からか、あるいは未来への絶望からか、はっきりした理由は定かではありません。

 

この殺人事件は、犯行の残忍さ、犯人グループに未成年者が含まれていた事、そして「女子高生コンクリート詰め殺人事件」を思い起こさせるような凄惨さから、世間に大きな衝撃を与えました。

 

そして、事件現場となった「ホテル活魚」が、1人の少女が無念の死を遂げた呪われた場所として、人々の記憶に深く、そして暗く刻み込まれる事につながりました。現在もこの場所で囁かれる心霊の噂にもこの凄惨な事件に関連づけられて語られているものがあります。

 

 

ホテル活魚(油井グランドホテル)には心霊の噂が絶えない

 

出典:https://pbs.twimg.com/

 

2004年に「茂原市女子高生殺人事件」という凄惨な殺人事件が起きた事も影響し、「ホテル活魚」は日本有数の心霊スポットとして全国的に知られるようになりました。

 

凄惨な事件によって命を落とした被害者の無念や怨念が、この場所に渦巻いているなどと囁かれるようになりました。

 

ここでは、実際にホテル活魚を訪れた人々によって報告されている、心霊の噂について詳しく紹介します。

 

 

ホテル活魚の心霊の噂① 女性の悲鳴や少女の幽霊の噂

 

ホテル活魚で最も多く報告されている心霊の噂が、「女性の悲鳴」や「助けを求める声」が聞こえるというものです。

 

深夜、静まり返った廃墟の中に、突如として甲高い叫び声が響き渡るそうです。これは、殺害された女子高生の最期の叫び声なのではないかと噂されています。

 

また、白い服を着た少女の霊が、廊下を彷徨っていた、窓からこちらを見ていた、という直接的な目撃談も後を絶ちません。これらの女性の声や霊の噂は、殺人事件の悲劇性を直接的に想起させ、訪れる者に強烈な恐怖を与えています。

 

 

ホテル活魚の心霊の噂② 2階奥から2番目の客室が危険と言われている

 

ホテル活魚の内部でも、特に危険だとされているのが「2階の奥から2番目の部屋」です。

 

この部屋に入ると、突如として金縛りにあったように体が動かなくなる、激しい頭痛や吐き気に襲われるといった異常な身体現象が報告されています。

 

なぜこの部屋が特に危険なのか、その理由は定かではないが、一説にはこの部屋が事件と何らかの関わりがあった場所なのではないか、あるいはホテル営業時代の自殺現場だったのではないか、などと囁かれています。

 

霊感の強い人間がこの部屋で特に強い霊気を感じ取るという話もあり、多くの心霊マニアが最も危険視するスポットとなっています。

 

 

ホテル活魚の心霊の噂③ 不可解な現象の数々

 

出典:https://livedoor.blogimg.jp/

 

 

ホテル活魚では、特定の場所に限らず、建物全体で、以下のように様々なポルターガイスト現象や不可解な出来事などの心霊現象が報告されています。

 

ホテル活魚の心霊現象① 機材の不調

 

懐中電灯の光が突然消えたり、ついたり点滅したりする現象が多く報告されています。カメラやビデオが作動しなくなる、ノイズが入るなど、電子機器の異常も頻繁に起こるようです。

 

ホテル活魚の心霊現象② 勝手に開閉する扉

 

誰も触れていないはずのドアが、「ギィ…」という音を立ててひとりでに開いたり、バタンと大きな音を立てて閉まったりすると言います。

 

ホテル活魚の心霊現象③ 心霊写真

 

撮影した写真に、人の顔のようなものや、白いオーブ、説明のつかない影が写り込む事が多いと言われています。特に、「茂原市女子高生殺人事件」で被害者の遺体が遺棄された冷蔵庫周辺では、不可解な写真が撮れるとの噂が絶えません。

 

ホテル活魚の心霊現象④ 多様な例の目撃談

 

殺人事件の被害者とされる少女の霊だけでなく、男性の霊や、正体不明の複数の霊気を感じるという報告も多く上がっています。これは、ホテル営業時代にあったとされる自殺や刺殺事件の霊ではないかと考えられています。

 

 

ホテル活魚(油井グランドホテル)は廃墟スポットとしても人気が高い

 

出典:https://pbs.twimg.com/

 

「ホテル活魚」は心霊スポットとしてだけでなく、廃墟好きの間でも有名な場所です。建物自体が放つ、圧倒的な荒廃と退廃の雰囲気は、ノスタルジックな魅力を放っています。ここでは、廃墟としてのホテル活魚の内部構造や、時の経過と共に刻まれた傷跡について紹介します。

 

スポンサーリンク

 

廃墟としてのホテル活魚① 無秩序と破壊の痕跡が刻まれている

 

出典:https://hitoritabikenkyu.com/

 

2度の閉業から20年以上の歳月が流れ、建物は自然の浸食と人為的な破壊によって見るも無残な姿となっています。

 

外観

 

かつてのラブホテル、そして割烹料理屋として営業されていた頃の面影はほとんどなくなり、壁は色褪せ、至る所に蔦が絡みつき、自然に還ろうとしているかのようだ。窓ガラスの多くは割られ、黒々とした空洞が不気味に口を開けています。

 

内部

 

建物内部は、まさに混沌という言葉がふさわしい。床には割れたガラスや瓦礫が散乱し、天井は剥がれ落ち、鉄骨が剥き出しになっている箇所も多く見られます。

 

家具や備品はほとんどが破壊されるか持ち去られていますが、一部には客室の浴槽や便器などが残されており、かつてここがホテルであったことを辛うじて示しています。

 

壁には多くの落書き

 

出典:https://stat.ameba.jp/

 

壁という壁は、原色のスプレーで描かれた無数の落書きで埋め尽くされています。

 

意味不明な単語、挑発的なメッセージ、不気味なイラストなどが入り乱れ、無法地帯と化したこの場所の歴史を物語っているようです。これらの落書きのカラフルさが逆に異様さと不気味さを際立たせています。

 

 

廃墟としてのホテル活魚② 特徴的な構造と残留物

 

廃墟探索者の報告によると、建物内部にはいくつかの特徴的な場所や残留物が存在します。

 

1階部分

 

割烹料理屋「活魚」時代の名残である厨房や、事務所として使われていたと思われるスペースが確認できます。殺人事件で遺体が遺棄された大型冷蔵庫もこの階にあったと言われています。

 

2階部分

 

主に客室が並ぶフロアで、ラブホテル時代の構造を色濃く残しています。赤やピンクといった派手な色調の部屋も残っており、往時の姿を偲ばせます。

 

心霊現象が多発するとされる「奥から2番目の部屋」もこのフロアにあり、ひときわ異様な雰囲気を放っています。

 

残留物

 

敷地内には、乗り捨てられたワンボックスカーの廃車が放置されています。なぜここに車が残されているのかは不明ですが、それもまたこの場所のミステリアスな雰囲気を高める一因となっています。

 

 

ホテル活魚(油井グランドホテル)は立ち入り禁止で警察の見回りも

 

出典:https://yatte-blog.com/

 

多くの心霊の噂や廃墟としての魅力もある「ホテル活魚」に惹かれて、実際に訪れてみたいと考える者もいるかも知れません。

 

しかし、ホテル活魚は「立ち入り禁止」とされており、許可なく足を踏み入れれば法的に罰せられる可能性があります。

 

ホテル活魚が「立ち入り禁止」とされている理由は主に2つです。

 

 

ホテル活魚が立ち入り禁止の理由① 物理的な危険性

 

長年にわたり放置された廃墟は、著しく老朽化が進んでいます。床が抜け落ちる、天井が崩落する、壁が倒壊するなど、いつ重大な事故が発生してもおかしくない、極めて危険な状態にあります。

 

実際に内部はガラスや瓦礫が散乱しており、一歩足を踏み間違えれば大怪我に繋がりかねません。

スポンサーリンク

 

興味本位で侵入し、命を落とすようなことがあっては、あまりにも愚かであり、殺人事件の被害者をも冒涜する行為だと言えます。

 

 

ホテル活魚が立ち入り禁止の理由② 「住居侵入罪」



たとえ廃墟であっても、「ホテル活魚」の建物と土地には所有者が存在します(現在の所有者は千葉県内の乗馬関連の会社)。許可なく敷地内に侵入する行為は、刑法第132条に定められた「住居侵入罪」に該当する、れっきとした犯罪行為です。

 

過去には心霊スポットに不法侵入した者が逮捕・書類送検された事例も数多く存在します。監視カメラや人感センサーが設置されている可能性も指摘されており、「見つからなければ大丈夫」という安易な考えでの侵入は大きなリスクを伴います。

 

これらの理由から、ホテル活魚は現在、柵などで囲われ、侵入できないようになっているとの情報も報告されています。警察による見回りも随時行われており、不法な侵入は厳に慎むべきです。

 

 

ホテル活魚(油井グランドホテル)の場所と行き方

 

出典:https://hitoritabikenkyu.com/

 

立ち入り禁止とされている「ホテル活魚」ですが、それでもなお、その場所を知りたいという声も多く見られるため、最低限の情報を記載しておきます。

 

ホテル活魚の場所は、「千葉県東金市油井258付近」です。

 

ホテル活魚への行き方ですが、東金街道(国道126号)を経由し、国道409号、県道301号へと進んだ場所にあり、森の中に建造物の特徴的な屋根が確認できるはずです。

 

公共交通機関でのアクセスは困難で、車での訪問が主となりますが、前述のように敷地内は立ち入り禁止とされており、現地へ赴く事は本記事では推奨しません。この場所の雰囲気は、Googleストリートビューなどのオンラインマップサービスの利用でも味わえるので、そちらで気軽に楽しむ事をおすすめします。

 

それでもどうしても現地の雰囲気を味わってみたいという方は、公道上から外観を眺めるに留め、決して敷地内には立ち入らないようにしましょう。

 

 

ホテル活魚(油井グランドホテル)の現在

 

「ホテル活魚」は実際に殺人事件も起きたという曰く付きの物件であり、現在の状況についてもネット上で様々な噂が飛び交っているようです。

 

長年、所有者が不明であるため、現在も行政による解体もままならない状況が続いているとされていましたが、実際には2011年7月に千葉県内の乗馬体験事業などを展開する県内の会社が建物と土地を、敷地全体を乗馬クラブにするために購入しています。

 

この会社によると、建物を改装し、利用者のクラブハウスとして使用する予定だったとの事ですが、何者かによって電気配線が盗まれたり、不審者によるとみられるぼやが発生して焼け跡が残ったりした事で使用が困難となり、購入から十数年、現在も手つかずの状態が続いているとの事でした。

 

地域住民からは、治安悪化や景観の問題から解体を望む声が上がっているものの、費用の問題もあり、現在も具体的な話は進んでいない様子です。

 

しかし、廃墟となってから長い年月が経過し、建物の危険性も増していることから、いつ取り壊されてもおかしくない状況である事は間違いありません。

 

一部のウェブサイトやブログでは「既に解体された」との情報も見られるが、2025年10月現在の時点ではこれは誤情報で、解体はされずホテル活魚の廃墟は現存しています。

 

2025年9月27日配信の「読売新聞オンライン」の記事では、ホテル活魚への侵入者が110番通報され、警察官が急行したとの内容が紹介されています。

 

「(廃虚に)男性2人が入っていった」と110番があったのは、すっかり夜が更けた15日午前0時10分頃。通報を受けて東金署員が向かったのは、若者の間で「ホテル活魚」と呼ばれる廃ホテルだ。現場に到着すると、敷地内から10~20歳代の男女計8人がぞろぞろと出てきた。署員が「これは犯罪になる可能性がある。人生を台無しにするな」と注意すると、若者らは「もう絶対に来ません」と言い残し、去っていった。

 

引用:「心霊スポット」廃ホテルに若者が相次ぎ侵入、警察「人生台無しにするな」と激怒…騒音やポイ捨ても

 

この記事からは、地域住民もホテル活魚への若者の侵入者が増えている事に強い懸念を示している事が読み取れ、実際に警察もパトロールを強化しているとの内容も書かれています。

 

こうした状況から見て、現在、ホテル活魚に不法に侵入すれば場合によっては逮捕される恐れもあります。安易な気持ちでの内部への侵入は自重しましょう。

 

 

まとめ

 

今回は、千葉県にある全国的に有名な廃墟・心霊スポット「ホテル活魚」(油井グランドホテル)についてまとめてみました。

 

ホテル活魚は、元々はラブホテルや割烹料亭として経営されていましたが廃業して廃墟化し、2004年に「茂原市女子高生殺人事件」という当時17歳の女子高校生が5人の不良グループに暴行され殺害されるという凄惨な事件が起こり、心霊スポットとして全国的に知られる場所となりました。

 

ホテル活魚での殺人事件の被害者は高中香織さんという少女で、犯人は主犯格の斎藤義仁(当時20歳)、神明勝信(当時21歳)、16歳から18歳の少年3名からなる5人で、いわゆる当時流行していた「カラーギャング」でした。

 

ホテル活魚の場所は「千葉県東金市油井258付近」で、行き方は車で東金街道(国道126号)を経由し、国道409号、県道301号を進むというものです。しかし、現在のホテル活魚は立ち入り禁止とされており、不法に侵入すれば逮捕や法的に罰せられる恐れもあるし、所有者や近隣住民に多大な迷惑となるため自重してください。

記事に関連するキーワード

キーワードから記事を探す

関連する記事①

今と同じカテゴリーの記事

かもめ荘(島根の心霊廃墟)の現在!昔の地下室や開かずの扉・解体終了と跡地まとめ

日本人形

淡嶋神社の怖い話!場所と歴史や人形供養・宮司死亡の噂と真相・心霊スポットとして知られる現在まとめ

開聞トンネルの歴史と現在!場所と地図・写真・心霊スポット化もまとめ

雄別炭鉱の歴史と現在!事故や病院跡地の霊安室と心霊写真・監視カメラやヒグマ出没の噂もまとめ【宜保愛子も恐れたやばい場所】

坪野鉱泉の現在!女性失踪事件の真相・場所と廃業理由・宜保愛子が恐れた心霊の噂・牛首村の映画化まとめ

カローラ山荘の現在は取り壊し済!場所と歴史・内部と看板・怖い話や心霊写真もまとめ

湯沢町の現在!怖い話や廃墟と心霊・事件や事故・出身有名人・場所や人口と面積・リゾートとしての魅力もまとめ

日本のバブル遺産一覧35選!ホテルやマンション・ハコモノをランキングで紹介

関連する記事②

近い内容の記事

信楽高原鐵道列車衝突事故の原因や犠牲者の遺体は?業務課長や運転士・ 慰霊碑・朝ドラのスカーレット・その後現在もまとめ

免田事件の真相と真犯人!免田栄の生い立ちと家族・結婚や女性関係・保証金や死因も総まとめ

山本美保さん失踪事件と現在!行方不明は北朝鮮拉致?妹とDNA鑑定で一致した真相もまとめ

藤沢悪魔払いバラバラ殺人事件の犯人と現在!被害者など詳細・その後もまとめ

栗岡梨沙の現在!龍野高校テニス部熱中症事故・裁判の判決やその後まとめ

中村橋派出所警官殺害事件の犯人/柴嵜正一の現在!生い立ちと家族や結婚・今も死刑執行されない理由など総まとめ

夕張市の現在!財政破綻の原因とその後・出身有名人・借金時計・人口推移とゴーストタウン化もまとめ

ファンと仁とのEternal(エターナル)の意味と2chコピペ・赤西仁本人の反応や現在もまとめ

記事へのコメント

気軽に意見を書いてね

前後の記事

興味があればチェックしてね

金山ダム(心霊スポット)で何があった?死亡事件や事故・心霊写真や現在も紹介

カテゴリー一覧

カテゴリーから記事を探す