バター犬とは?意味とやり方・炎上と事件・漫画や小説まとめ

バター犬とは、性的快楽のために性器を舐める犬のことです。

 

バター犬の意味ややり方・育て方、バター犬のリスク、炎上案件やバター犬関連の事件、題材にした漫画や育て方などをまとめました。

バター犬の意味とは

 

バター犬とは、オナニー(マスターベーション)のために使役させられる犬のことです。

 

女性の陰部や乳首にバターを塗って、それを舐めさせることで性的快感を得るための犬を「バター犬」と呼んでいました。そのため、「バター犬=バターを塗った女性の陰部を舐める犬」という意味だったんです。

 

ただ、現在ではバター犬という言葉は、単純にオナニーを手伝わせて快感を得るための犬という意味で使われています。別に、女性だけでなく男性の性器を舐めさせることもありますし、犬に舐めさせるためにバターを用いないこともあります。

 

「自分が性的快感を得るためのオナニーを手伝わせる犬=バター犬」になります。また、女性に奉仕する男性を「バター犬」と呼ぶこともあります。

 

 

バター犬の歴史は古い?

 

「バター犬」という名前が初めて使われたのは、谷岡ヤスジの漫画の中だったと言われています。1970年代から1980年代初頭にかけて生まれた言葉だと思われます。

 

ということは、その頃に初めて犬が女性の陰部を舐めるために用いられたのかというと、そういうわけではありません。

 

言葉としての「バター犬」の歴史は50年程度ですが、「犬が女性のオナニーを手伝う」という意味でのバター犬の歴史はもっと古いです。

 

1900年代初頭には女性の性器を舐める犬の絵が、退廃主義芸術の世界で描かれていました。デカダン派のフランツ・フォン・バイロスは犬に陰部を舐めさせる女性の絵画を制作しています。

 

つまり、今から100年以上前から「バター犬」というものは存在していたし、日本だけのものではなく、欧米にもバター犬はいたということになります。中世から存在していたという情報もあります。

 

アダルト・変態分野は日本が突出していると言われていますが、バター犬に関しては欧米にも100年前から存在する分野だったんですね。

 

ちなみに、欧米ではバター犬(犬に女性の陰部を舐めさせる)はDog cunnilingusと呼ばれています。

 

 

バター犬のやり方・育て方

バター犬のやり方

 

バター犬は一種の獣姦になりますし、犬に無理やり舐めさせるために動物虐待の側面を持っていますので、はっきり言ってバター犬をやることはおすすめできません。

 

それでもバター犬を体験したいという人のために、バター犬のやり方をご紹介します。

 

1.犬と仲良くしてなつかせる

2.舐めてほしいところにバターを塗る

3.犬に舐めてもらう

 

たったこれだけです。犬はバターが好きなので、バターを塗るのが一般的ですが、ピーナッツバターを塗る人もいますし、そのほか犬が好きなもの(喜んで舐めてくれるもの)を塗っておくと良いでしょう。

 

 

バター犬の育て方

 

自分の飼い犬をバター犬に育てたいという場合は、次のような方法を実践してみましょう。

 

1.飼い犬を空腹にする
2.舐めてほしいところに好きなものを塗る
3.舐めてくれたらしっかりほめる
4.これをひたすら繰り返す
5.バター犬育成完了

 

満腹状態だとなかなか舐めてくれませんので、基本的に犬は空腹状態にすると良いですが、あまり空腹にすると噛みつかれるリスクもありますので、注意が必要です。

 

また、舐めてもらったら、しっかりほめてあげましょう。ほめることで、犬は「飼い主が喜んでくれた」と思って、また同じように舐めてくれるようになります。芸を教え込むのと同じですね。

 

 

バター犬を育てる時には犬一択!

 

バター犬に興味を持っている人は、犬じゃなくて猫とかほかの動物・ペットでも良いのでは?と思っていませんか?

 

バター犬を育てる時には、絶対に犬が良いです。なぜなら、犬は賢くて舌が滑らかだから。

 

バター犬には敏感な部分を舐めさせますが、万が一噛まれたら大変なことになります。気軽に飼えるペットの中では最も犬が賢いですし、飼い主に従順ですよね。だから、性格・頭脳的に犬が向いているんです。

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また、犬の舌はなめらかですが、猫の舌はざらざらしていますので、敏感な部分を舐めさせるには刺激が強すぎると言われています。

 

ちなみに江戸時代は足の裏に塩を塗りこんで、ヤギに舐めさせるという拷問がありました。ヤギの舌はザラザラしているので、長時間舐めさせると皮がずる剥けになりとんでもない苦痛を感じるのです。

 

性的快楽を得ようとして、拷問の苦痛を得てしまうこともあるのです。それを回避するためにも、バター犬はやっぱり犬が良いんです。

 

 

バター犬は超危険?

 

バター犬のやり方・育て方をご紹介しましたが、バター犬は危険です。いくらいつも従順な犬をバター犬にしたとしても、あくまで「犬」です。絶対に安全に舐めてくれるとは限りません。

 

何か気に入らなかったら思いっきりかみつくかもしれません。もしくは、バターが好きすぎて、肉だと勘違いして思いっきり噛む可能性もあるのです。

 

犬に敏感な陰部を噛まれたらどうるでしょう?はい、自分の陰部を犬に噛まれたと想像してみましょう。ゾッとしたのではないでしょうか?

 

犬は噛みつく力が強いため、損傷が大きいです。さらに、感染のリスクがあります。日本では狂犬病の心配は今のところありませんが、犬咬傷はとても厄介で、必ず病院を受診したほうが良いです。

 

あなたはバター犬に陰部を噛まれた後、病院にすんなり行けますか。医師や看護師になぜ陰部を噛まれたのか、その受傷理由を説明できるでしょうか。

 

そのようなことを考えると、バター犬はどんなに興味があってもやめた方が良いです。

 

 

バター犬特集で大炎上?

出典:zakzak.co.jp

 

バター犬はアダルトなワードです。そのため、アダルトサイトや18禁の雑誌、AVなどでは「バター犬」という言葉が使われたり、バター犬に関係した企画・特集が組まれることもあります。

 

逆に、18禁でない媒体でバター犬の企画・特集が組まれることはありません。だって、バター犬はアダルトワードですから。

 

そんな常識を打ち破った雑誌がありました。その雑誌とは、「Men’s egg」です。Men’s eggは、ギャル雑誌「egg」から派生したギャル男系のファッションをメインとした男性向けファッション誌で、1999年~2013年、2019年~2020年に発行されていました。

 

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Men’s eggはファッションがメインですが、それ以外にもライフスタイル・趣味・恋愛・性などのコンテンツを幅広く扱っていました。10代後半から20代前半の若い男性向けの内容でしたので、ややアダルトな内容を扱うこともありました。

 

そんなMen’s eggは、2010年5月号でバター犬を特集したんです!しかも、カラー写真での特集でしたので、Men’s eggとしてはバター犬特集はかなり自信があるものだったのでしょう。

 

確かに10代後半~20代前半の男性は「性への興味」が強いので、バター犬特集は読者が食いつくコンテンツだったかもしれません。ただ、Men’s eggはあくまでも「ファッション誌」です。

 

バター犬特集はファッション誌でやるべきものではなく、18禁のアダルト誌でやるべきコンテンツですよね。

 

しかも、Men’s eggのバター犬特集は、なかなか「ゲス」な企画内容でした。

 

先月14日発売の5月号にカラー写真で掲載された特集は、バターを塗った30代の全裸男性の股間を4匹の小型犬になめさせるという企画で、ページ下部には《よい子の皆さんは、危ないので決してマネをしないでね》と追記されていたが、やはりタダでは済まなかった。

 

引用:男版“バター犬”に非難殺到! 男性ファッション誌回収騒動 – 芸能 – ZAKZAK

 

30代の全裸男性の股間を4匹の犬が舐める・・・。これをファッション誌で特集する。もちろん、大炎上です。

 

Men’s eggを出版している大洋図書には動物愛護家などから抗議の電話やメールが殺到しました。そして、Men’s eggの編集長は公式ホームページで謝罪しています。

 

《多くの方々に不愉快な思いをさせてしまったことを、ここに謝罪いたします。(中略)今後は、雑誌制作における社会的責任やモラルを熟考し、真摯に誌面作りに取り組むように編集部一同邁進いたします。本当に申し訳ありませんでした》

 

引用:男版“バター犬”に非難殺到! 男性ファッション誌回収騒動 – 芸能 – ZAKZAK

 

炎上したMen’s egg5月号は在庫分はすべて回収し、すでに出来上がっている6月号も破棄して、新たに1ページの謝罪を掲載しての出版となりました。

 

やっぱり、どう考えてもファッション誌でバター犬はアウトですよね。

 

 

バター犬関連の事件①:イギリスで男性が噛み千切られる

 

バター犬関連の事件、1つ目はイギリスでの出来事です。

 

これはバター犬ならぬピーナッツバター犬の事件です。イギリスのスコットランドに住んでいた22歳の男性が、股間にピーナッツバターを塗って、飼い犬のブルドッグに舐めさせていたら、局部を噛みちぎられたという事件がありました。

 

性器を嚙みちぎられた男性は救急車を呼びましたが、救急車が到着した時には血まみれの状態。病院に搬送されましたが、男性の性器はすでに愛犬のブルドッグのお腹の中に入っています。そのため、男性の性器は縫合されることはなく、諦めることになりました。

 

このブルドッグは性器を噛みちぎられた男性の意思で殺処分になったとのことです。

 

この事件、性器を噛みちぎられた男性もかわいそうですが、何よりブルドッグがかわいそうですよね。男性はある意味、自己責任というか自業自得です。でもブルドッグは・・・。ブルドッグは大好きなピーナッツバターに夢中になって食いついただけなのに・・・。しかも、最後の晩餐が飼い主の性器・・・。やり切れません!

 

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こういう結末を見ても、バター犬は誰も幸せにならない動物虐待と言えるかもしれません。

 

 

バター犬関連の事件②:中学生が性器全切除

 

 

バター犬にハマった中学生が性器を全切除することになった事件もありました。

 

14歳の中学生男子。

家族が旅行で留守中にバター犬を試していました。最初はバターを局部に塗っていましたが、どんどんエスカレートしていきます。バターから鰹節+醤油になり、さらに温かい肉汁になったそうです。

 

そして、肉汁にを塗ったら、犬に性器全体を何度も噛まれてしまいました。

 

出血がひどかったので、性器全体を根元からきつく縛って出血を止めました。しかし、噛まれたのは14歳の中学生男子。そして、家族はその場にいませんでした。中学生男子は恥ずかしくて病院に行くこともできず、家族が旅行から帰ってきた後も恥ずかしくて隠し続けました。

 

すると、噛まれた部分から化膿して感染が広がります。また、性器を根元からきつく縛り続けたため、血流が遮断され性器が壊死していったのです。つまり、14歳の男子中学生の性器は感染+壊死になってしまったのです。

 

ようやく病院に行った時にはすでに手遅れで、壊死した部分を丁寧に切除していこうとしましたが、温存はj困難と判断し、最終的に陰茎全摘・陰嚢切除・両側除睾術となりました。

 

 

バター犬関連の事件③:バター犬たろうが自殺

出典:sponichi.co.jp

 

バター犬関連の事件、最後はバター犬たろうさんの自殺です。これは「性器を舐める犬」の事件ではなく、「バター犬太郎」という名前の元芸人さんが自殺した事件ですので、厳密にはバター犬の事件とは言えないかもしれませんが、バター犬つながりということで、簡単に紹介します。

 

2001年にアパートで首を吊って自殺しました。このバター犬たろうはさんは、ダンカンさんの付き人をしていましたが、ダンカンさんから凄惨ないじめ・しごきを受けていたことが発覚しています。

 

・VTRなしで無銭ヒッチハイクでひとりで日本一周させた
・阪神が負けると気絶するまで殴り続けた
・犬小屋で裸の状態で残飯をメシとして一週間過ごさせる

 

これらのことをしていたと言われています。

 

自殺したのは付き人を辞めて約1年経った頃でしたが、この頃のしごき・いじめが原因で鬱状態となり、自殺したのでは?と言われています。

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バター犬をネタにした漫画①:谷岡ヤスジの作品

出典:twitter.com

 

バター犬をネタにした漫画の1つ目は、「バター犬」という言葉を作ったとされる谷岡ヤスジさんの漫画作品です

 

谷岡ヤスジさんの漫画の中に「バター犬」というキャラクターが登場します。このバター犬は女性の陰部を舐める仕事をしている「犬」で、基本的には都会にいるけれど、たまには村にも現れるという設定でした。いわゆる「バター犬」と違うのは、自分でバターを背負っていることです。

 

このバター犬が出てくるのは、「アギャキャーマン」という漫画で1973年~1988年まで、週刊漫画サンデーで連載されていました。

 

村に住むタゴやタロ、都会をさまようバター犬など、人間と動物が入り混じったシュールな世界を描く。1話ずつの読み切り。タイトルページに、時事ネタや社会風刺ネタが盛り込まれていることが多い。

 

引用:アギャキャーマン(漫画)- マンガペディア

 

女性の股間を舐める仕事をしているバター犬が登場する漫画ですので、下品でエログロ系の作風ですが、アダルトテイストというよりはギャグテイストが強い作品です。

 

 

バター犬をネタにした漫画②:柏木ハルコのいぬ

出典:amazon.co.jp

 

バター犬をネタにした漫画の2つ目は、「いぬ」です。「いぬ」は柏木ハルコ先生が1995年~1996年に週刊ヤングサンデーに連載されていた漫画で、単行本は全6巻出版されています。

 

この「いぬ」の作者の柏木ハルコ先生は2018年に吉岡里帆さん主演でドラマ化された「健康で文化的な最低限度の生活」の作者でもあります。

 

この「いぬ」は主人公の清美のバター犬が死ぬところから始まります。

 

大学生の清美はかわいいし彼氏もいるのですが、彼氏とのセックスにはちょっとネガティブな思いを持っています。それでも、性欲はやたら強いので、ペットの犬をバター犬にして自慰行為にふけっていたのですが、そのバター犬がバターを舐めすぎて糖尿病になって死んでしまいました。

 

そこで清美は自分に好意を持つさえない大学生の中島タモツを性欲処理用のバター犬にするのです。ただ、清美は中島に恋愛感情は持っておらず、ただの性欲のはけ口としてしか見ていない(ただ罪悪感はある)のに対し、中島は清美と恋人になれたと勘違いが生まれ、そこから2人の関係は続いていくという内容です。

 

このあらすじだけ見ると、「18禁のアダルト漫画」のように思えますが、エロ描写はあるものの、主人公の清美やそのほかの登場人物の心理描写がリアルで、ただのエロ漫画というわけではありません。

 

 

バター犬をネタにした小説は官能小説

 

バター犬を題材にした小説は、やはり官能小説です。バター犬(バター犬として扱われる男性も含め)が登場する官能小説は出版されているものもありますし、インターネット上になろう系のようなWeb上で公開されている小説にもバター犬が登場するものもあります。

 

いろいろな小説がありますので、自分好みのものを探してみると良いでしょう。

 

 

バター犬のまとめ

バター犬の意味ややり方・育て方、バター犬での炎上や事件、バター犬を題材にした漫画や小説などをまとめました。

 

バター犬はあくまでも「アダルト・ポルノ界の1つのジャンル」であり、自分でやってみようとは思わないほうが良いでしょう。興味のある人は漫画や小説、またはAVなどを見るだけにして、自分でやるのはおすすめできません。犬もかわいそうですし、リスクも大きいですから。

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