聲の形の作者が死亡?都市伝説・ひどいなど考察・打ち切り疑惑とその後も総まとめ

『聲の形』は2011年に『別冊少年マガジン』に掲載された作品で、2016年には映画化もされました。『聲の形』のあらすじやひどいと言われる理由の考察、登場人物のその後、作者の大今良時さん死亡説や打ち切り疑惑など都市伝説を紹介します。

聲の形の概要

 

出典:https://kc.kodansha.co.jp/

 

漫画『聲の形』は2011年に『別冊少年マガジン2月号』で初掲載された漫画作品です。

 

その後は2013年に『週刊少年マガジン12号』でリメイク作品が発表され、同誌の2013年36号・37合併号 から2014年51号にかけて連載化もされています。作者はすべて大今良時さんです。

 

物語は、先天性の聴覚障害を持つ少女・西宮硝子(にしみやしょうこ)と、小学生の頃に自身が通う学校に転校してきた硝子をいじめ、そのことが原因でクラスから孤立してしまった過去を持つ少年・石田将也(いしだしょうや)を中心に進みます。

 

本作は第19回手塚治虫文化賞新生賞を受賞したほか、2015年版「このマンガがすごい!オトコ編」で第1位を獲得、「マンガ大賞2015」では第3位にランクウインしました。

 

また、2016年9月17日には京都アニメーション制作の映画『 聲の形』も公開され、第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞など数多くの賞を受賞しています。

 

 

 

聲の形のあらすじと連載までの流れ

 

『聲の形』は作者の大今良時さんが2008年に『週刊少年マガジン』の新人賞に投稿した作品で、第80回週刊少年マガジン新人漫画賞で入選を受賞しました。

 

本来ならば同賞での入選作品は『マガジンSPECIAL』2008年12月号に掲載される予定だったのですが、『聲の形』は「健常者による聴覚障害者へのいじめ」という重いテーマを扱っていたために掲載が見送られ、日の目を見ることはありませんでした。

 

出典:http://nearfuture8.blog45.fc2.com/

 

その後、大今良時さんは2010年に創刊された『別冊少年マガジン』で、冲方丁氏のSF小説『マルドゥック・スクランブル』のコミカライズ版の連載を開始。

 

これが話題を集めたことから編集部内で「なんとかして『聲の形』も掲載できないか」と会議が重ねられることとなります。

 

そこで講談社の法務部や全日本ろうあ連盟、弁護士と協議し、全日本ろうあ連盟から「このまま、変更無しで掲載してください」との助言を得て2013年に初掲載となりました。

 

 

 

オリジナル版のあらすじ

 

出典:http://koenokatachi.seesaa.net/

 

『聲の形』のオリジナル版は47ページの読み切り作品です。

 

物語は主人公・石田将也の小学校6年生の頃の回想はメインとなります。将也のクラスには西宮硝子という聴覚障害を持つ少女がいました。

 

硝子の障害は軽度のものではなく通常の会話にも支障が出るレベルで、発話も不完全でした。発表や質問も筆談形式のため、彼女が原因で授業が中断されることも珍しくありません。

 

そのため硝子はクラスから浮いた存在となっており、障害を理由にクラスメイトからいじめられていました。なかでも将也は面白半分に硝子の障害をからかい、次第に執拗ないじめをするようになっていきます。

 

しかし、最初こそ将也の行為を笑っていたクラスメイトですが、行き過ぎたいじめはクラスメイトの嫌悪感を煽り、今度は将也がクラス中からいじめにあうようになります。

 

その後、硝子は転校により学校を去っていくのですが、彼女がいなくなるとともに将也をいじめていたクラスメイトたちは態度を急変させ、何事もなかったかのように彼に接してきたのです。

 

このことから自分のクラスに潜む異常さ、人間の怖さを痛感した将也は、硝子のためになにかできないかと動き出します。

 

 

 

リメイク版のあらすじ

 

出典:https://twitter.com/

 

2013年に発表されたリメイク版は61ページの読み切り作品で、大まかなストーリーはオリジナル版と変わりません。

 

しかし、硝子から将也にいじめのターゲットが移るまでの過程や2人の受けたいじめなどのシーン、硝子と将也のやり取りなどが加筆されており、いじめに関する描写はいっそう残酷なものとなっています。

 

物語は小学校6年生の将也が通うクラスに、聴覚障害を持つ硝子が転校してくるシーンから始まります。

 

硝子は転入時の自己紹介で自分に障害があること、筆談ノートを通じて仲良くしてほしいことなどを伝えましたが、やはり授業を止めてしまうことなどから疎ましがられる存在になっていました。

 

そして、クラスで参加した合唱コンクールでの入賞を逃したのは硝子のせいだという意見が出たことから、彼女に対するいじめが発生。いじめの内容は徐々に過激になり、筆談ノートを捨てる、補聴器を取り上げて隠すなど悪質さを増していきました。

 

そんな折、たびたび娘の補聴器が紛失することを不審に感じた硝子の母親が学校に相談し、いじめが発覚します。

 

校長同伴の学級会が開かれるのですが、担任教師はいじめの責任を将也に負わせようと彼を糾弾。同じく硝子をいじめていたクラスメイトたちも暗黙のうちに結託し、いじめをしていたのは将也1人だと訴え始めたのです。

 

そしてこの日を境に将也が次のいじめターゲットとなります。将也へのいじめは硝子に対するいじめよりも暴力的で、卒業まで続きました。

 

唯一、将也に優しくしようとしてくれたのは硝子だけでしたが、自分に笑いかけてくれる硝子に対して後ろめたさや情けなさ、惨めさを感じた将也は彼女に暴言を浴びせ、取っ組み合いの喧嘩をしてしまいます。この喧嘩の後、仲直りをすることもできずに硝子は転校していきました。

 

迎えた卒業式の日、クラスメイトによって描かれた自分の机のいたずら書きを消していた将也は、転校までの間に硝子が朝早く登校して拭いていた机は自分のものであったことに気づきます。

 

てっきりまだ硝子もまだいじめを受けていて、机に落書きをされているのだと思っていた将也は、自分が傷つかないようにと彼女が陰で守っていてくれたことを知り、硝子に対してしてしまった仕打ちと和解できずに別れてしまった後悔に涙を流しました。そして硝子のために行動を起こすことを決意します。

 

 

 

連載版のあらすじ

 

出典:https://natalie.mu/

 

2013年から2014年にかけて『週刊少年マガジン』に掲載された連載版は、全7巻の単行本化もされました。

 

物語は高校生の将也が、小学生の頃に酷いことをしてしまった相手である硝子を探しているシーンから始まります。

 

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その後にリメイク版の読み切りに近い内容の小学生時代の回想シーンが入り、中学生になった将也もあいかわらずいじめられている様子が描かれます。

 

中学進学後、新しい人間関係を築いていた将也でしたが、自分をいじめていた小学校時代のクラスメイトによって「障害のある女の子をいじめていた最低の奴」とある事ない事言いふらされてしまうのです。

 

その後、高校生に成長した将也はこれまでの経験から人間不信になっており、自分の将来に対しても悲観的で、自殺を考えていました。

 

そして死ぬ前に硝子に会って謝り、小学生時代に硝子から盗ってしまった補聴器の賠償金を渡したいと思った将也は、賠償金を母親の枕元に置いて硝子が所属しているという手話サークルを訪れます。

 

そこで硝子と再会した将也は、彼女に対して「友達になってほしい」と告げ、彼女もそれに応じました。この再会がきっかけとなって将也は自殺を思いとどまり、心機一転、新たな生活を始めるのでした。

 

 

 

聲の形はひどい?あり得ないと言われる理由と考察

 

高く評価されている一方で、『聲の形』に対して「ひどい話だ」「途中で読むのをやめた」といった批判も多く見られます。なぜひどいと言われているのか、その主な理由と考察を紹介していきます。

 

 

 

いじめの描写が残酷過ぎる

 

出典:https://pocket.shonenmagazine.com/

 

作品の根幹となる部分なので仕方がないことなのですが、『聲の形』のいじめ描写については「気分が悪くなった」「障害者をここまでいじめるって、どんな民度の学校だよ」など批判的な意見も見られます。

 

とくにリメイク版以降は硝子の補聴器を将也らが何度も盗んでは隠す、壊すを繰り返して、なんと170万円もの被害額を出しており、さらに取り上げる時に耳を怪我させて流血させる描写もあります。

 

これについてはひどいと感じた読者が多いようで、ネット上でも「小学生とはいえ、謝って済むレベルじゃない」「ただの窃盗罪と傷害罪だよね。いじめなんて軽い話じゃない」といった感想が見られました。

 

しかも硝子がいじめられる原因を作ってしまったのは「西宮は特別な配慮が必要な子だから」と、子どもたちに同級生への「配慮」という曖昧なものを押し付けた先生や周囲の大人たちでした。

 

大人たちが硝子に対してはもちろんのこと、彼女を受け入れる側のクラスメイトたちにも配慮できていれば、硝子がクラスメイトたちから目の敵にされることもなかったと思われます。

 

本人にはどうすることもできない理由でいじめられ、ただ耐えるしかできない硝子の様子に胸が締め付けられた読者は少なくなかった様子です。

 

ただ、このいじめの描写ですがAmazonに投稿されていた聴覚障害者の方の『聲の形』の単行本の複数のレビューによると、「いじめの描写は過不足なくリアルで、肢体不自由などと違って見た目にわからない障害であるだけに、理解されることは難しい」とのこと。

 

作者の大今良時さんは、物語を盛り上げるために露悪的な描き方をしたわけではないのでしょう。

 

 

 

いじめ被害者の硝子と加害者の将也の関係

 

出典:https://yamakamu.net/

 

硝子が将也の「友達になろう」という提案を受け入れ、その後に手話を覚えて自分とコミュニケーションを取ろうとする将也に好意を持つという展開がひどい、あり得ないとの感想も見られました。

 

いじめられたという大幅にマイナス評価の相手の謝罪を受けて、「どうでもいいから、2度と目の前に現れないで」という反応ならまだしも、硝子が将也と友達になろうとするのは意味がわからない、と感じた方は多かったようです。

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なかには「犯罪の被害者遺族の前に出所した犯人がやってきて『友達になりましょうよ』と言ってくるようなものでは?」との指摘も見られました。

 

さらに好意を持つだなんて話についていけない、少年漫画だけに硝子は男性読者の理想像を具現化した魅力のないキャラクターだと、硝子自体にも「気持ち悪い」という批判の声が寄せられています。

 

しかし、作者の大今良時さんは硝子の性格や行動について「優しいわけではなく、ああするしかないと思っているから」と『まんが千夜一夜』で明かしていました。

 

後述しますが硝子の育った家庭環境は、決して良いものではありませんでした。産まれた時から他者とのコミュニケーションが困難な聴覚障害を持っていた硝子にとって、人間関係の基礎となる親子の関わりは普通の子ども以上に重要だったはずです。

 

そこが欠けていたために硝子はいじめられても笑ってやり過ごすことしかできなかったように、人に何かを求められても拒否することができず、掌を返したように自分に優しくする将也に好意を持ったのだろうか、とも考えられます。

 

 

 

硝子の親がひどい

 

出典:https://takamine.blog.jp/

 

作中では硝子が先天性の聴覚障害を負ったのは母親の八重子が妊娠中に風疹にかかったからだ、ということをにおわせる描写があります。

 

硝子の両親はそろって風疹の予防接種をしておらず、父親が先に感染、八重子にうつした可能性も示唆されています。

 

しかし、硝子の父親とその両親(祖父母)は障害を持った子どもが産まれたことを受容できず、「こんな子が産まれるのは、八重子と硝子が前世で罪を犯したからだ」「(障害を持っていても)悪くないというのなら、一人で育てろ」と八重子を追い込んだ挙げ句、離婚。

 

元夫とその両親から硝子の障害について散々否定された八重子は、「あいつらを見返すために、娘を一人前の『普通の人間』に育て上げてやる」という決意を固め、その結果、硝子をろう学校ではなく普通小学校に入学させてしまったのです。

 

母親から「普通」を強要されてきた硝子は手話を覚えることも禁止され、結果として「普通」の子どものコミュニティにも聴覚障害児のコミュニティにも入ることができず、他者とのコミュニケーションの取り方を学べないまま成長してしまいました。

 

さらに母親にできないことを求められ続けた結果、自己肯定感が著しく下がり、硝子は「自分のせいで周りに迷惑がかかる」「いじめられるのも自分が障害者で、迷惑をかけるせいだ」と思い込んでいるようにも見えます。

 

そのため読者からは「硝子の母親が娘に向き合っていないのがひどい」「母親が胸糞すぎる」といった意見や、「ここまで母親がおかしくなったのは父親のせい。父親が諸悪の根源」という意見があがっていました。

 

 

 

登場人物が全員嫌い

 

「登場人物が全員ひどい奴」「主人公を含めて誰にも共感できない」という理由から、『聲の形』が嫌いだという意見も見受けられました。とくに批判を集めているのが、以下の2人です。

 

植野直花

小学生の頃は硝子をいじめる女子グループのリーダーであり、「自分が嫌いな相手にはそれを態度で示してもいい」という持論に基づいて、暴言や暴力で硝子を追い詰めた。

 

将也のことが好きだったため、高校生になっても嫉妬から硝子をいじめる。

 

これだけでも読者は嫌悪感を抱くが、さんざん引っ掻き回しておきながら後で反省している描写が入るなど、「感情の振れ幅が大きすぎて不安になる」「情緒不安定すぎて怖い」とも指摘されている。

 

川井みき

硝子がいじめられている様子を笑って見ていたり、隠れて陰湿ないじめをしていたにもかかわらず、「(主犯格ではなかったから)自分はいじめをしていない」と本気で思っている。このズレた思考が「本当に気持ち悪い」と批判されている。

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とりわけ葛藤する様子が描かれており、実は手話を勉強していたことが発覚する植野に比べて、終始自分のことしか考えていないように見える川井については「こいつだけは本当に無理」という読者が少なくない様子です。

 

 

川井が嫌いな人が多い理由については「実際にあんないじめがクラスで起きたら、川井のように日和見主義的な態度を取る人が多いのではないか。同族嫌悪で川井を嫌いになるのでは?」という考察もされています。

 

 

 

聲の形はいじめを正当化している?作品のテーマを考察

 

出典:https://comicfan.net/

 

将也のみならず硝子をいじめた植野や、硝子と仲良くしようとしているという理由で植野から嫌がらせを受けて転校した佐原など、どうやっても仲良くはできないような人物が和解していくことから、「『聲の形』はいじめを正当化している!」「感動ポルノだ」と批判もされました。

 

ただ、作者の大今良時さんは本作のテーマを「コミュニケーションとディスコミュニケーション」としています。

 

「耳が聞こえない」ということがどういうことなのか理解できず、その結果、いじめという間違った関わり方を選んでしまった将也。その正常ではないコミュニケーションを、硝子が「自分と関わろうとしてくれている。友達になれるかもしれない」と勘違いしてしまい、硝子と将也の間にはこじれた関係ができあがってしまいます。

 

『聲の形』はいじめを正当化し、いじめっ子が許される話ではなく、小学生時代のディスコミュニケーションを互いに少しずつ解いていき、正常なコミュニケーションができるように向き合う物語なのではないかと思います。

 

 

 

聲の形の都市伝説① 最終話は打ち切りだった?

 

硝子に次いで将也がいじめのターゲットとなった時、率先した彼をいじめたのはもともと仲が良かった島田や広瀬といった男子生徒でした。

 

しかも島田は中学に入っても将也が硝子をいじめていたことを蒸し返し、噂を流すことで将也を孤立させて追い込んだ人物です。

 

高校に入ってから植野が島田を将也に会わせるシーンがあるものの、将也は自分をいじめた島田を許すことも、恨み言を言うこともできないまま口をきかずに別れています。

 

出典:https://takamine.blog.jp/

 

その後、マンションのベランダから飛び降り自殺しようとする硝子を引き止めたかわりに将也がベランダから落下してしまった際、彼を助けたのが島田だったため、和解する描写があるのではないかと予想した読者も少なくありませんでした。

 

ところが最終話まで将也と島田がどうなったのかは描かれずじまいで、唐突に話が終わったことから「打ち切りなのではないか?」との噂が流れた様子です。

 

連載中も『聲の形』は人気作品でしたし、もちろん打ち切りで終わりを迎えたわけではありません。当初から長期の連載はせずに、単行本10巻以内で終わらせる予定だったそうです。

 

硝子が自分を許したように将也も島田を許せるのか、というのは物語の重要な部分にあたるため、あえて描かずに読者の想像に任せたのかもしれません。

 

 

 

聲の形の都市伝説② 作者は死亡している?

 

『聲の形』の作者である大今良時さんが死亡しているという噂が流れたこともありますが、これはデマです。

 

おそらく映画『聲の形』でキャラクターデザインと総作画監督を務めた西屋太志さんが、2019年7月18日に発生した京都アニメーション放火殺人事件に巻き込まれて亡くなられたことから、このような噂が発生したのではないかと考えられます。

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聲の形の登場人物のその後

 

出典:https://www.amazon.co.jp/

 

 2016年9月に『聲の形』の公式ファンブックが発売され、その後の登場人物たちが物語終了後にどのような生活を送っているのかについて、大今良時さんのコメントが掲載されました。ここでは登場人物たちのその後について紹介していきます。

 

 

石田将也

 

作者によると「家業をついで理髪師になっている」とのことです。ただ過去の所業のせいで自分を好きになれず、モヤモヤし続けているのではないかとも言及していました。

 

 

西宮硝子

 

連載終了後、東京に住み続けるのか、それとも将也のいる地元に戻るのかが注目された硝子。彼女については「師匠の眠彦のもとで理容師をしながら、東京で一人暮らしをしている」とのことです。

 

同じく東京で仕事をしている佐原みよ子や植野直花とは交流があるのではないか、ともコメントがありました。

 

 

佐原みよこと植野直花

 

2人でファッションブランドを立ち上げ、東京で仕事をはじめた佐原と植野。この2人は「その後も一緒に仕事を続けて、成功しているのではないか」とのことです。

 

物語のラストで佐原からプレゼントされた指輪を植野が「イケメン社長からもらった」とふざけるシーンがあるため、この2人がくっつくのか!?と話題になりましたが、2人のその後の関係については「恋愛に近い関係にはいるのかも」とのコメント。

 

恋人関係ではないけれど、親友であり仕事のパートナーという特別な存在になっているようです。

 

 

川井みき

 

真柴を追いかけて同じ国立大学に進学するも、「付き合えてはいないんじゃないでしょうか」とのことです。確かにいじめを憎んでいる真柴が、川井の好意を受け入れる日が来るとは思えません。

 

 

将也と硝子はくっつかない?

 

出典:https://takamine.blog.jp/

 

物語終了後に結婚するのではないかとまで言われていた将也と硝子ですが、この2人はその後も「恋愛関係には発展しない」とのことです。

 

それどころか将也は植野とくっつく可能性があるかもしれない、ともコメントがありました。

 

あれだけ距離を縮めていった将也と硝子が何も進展していないとなると、やはり作者はいじめを正当化しているわけではないのだなという印象を受けます。

 

作中で硝子が将也を好きになるのはいじめの正当化・美化だという指摘もありますが、硝子は本当に将也を好きだったのかも不明です。

 

正常なコミュニケーションを知らない硝子が、自分に歩み寄ってきてくれた人物に対して刷り込みのように「好き!」と思い込んでしまっただけなのではないかという気もします。

 

将也も本当に過去の所業の数々を反省しているのなら、自分の罪の象徴のような硝子を恋愛対象にはとても見れないはずです。

 

そのためファンブックで「2人に進展はない、将也には硝子への恋愛感情はない」と、きっぱり否定が入ったのではないでしょうか。

 

 

 

聲の形という作品についてのまとめ

 

今回は大今良時さんの漫画『聲の形』について、あらすじや「ひどい、理解できない」と批判される理由、テーマの考察や登場人物のその後を含めて紹介しました。

 

『聲の形』は伏線やあえて描かずに読者の想像に委ねるシーンが多く、読む人によって解釈が分かれる作品です。

 

一度読んだだけでは理解できない、納得できないと感じる描写も少なくないため、「いじめのシーンが酷すぎて読むのをやめた」という方にも、できればもう一度、最初から読んでいただきたいです。最初に手にした時とは違った感想が得られるかもしれません。

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