フジテレビの伝説のバラエティ番組の1つであるめちゃイケ(めちゃ2イケてるッ! -What A COOL we are!-)は、2018年に打ち切りになりました。
めちゃイケのメンバーや視聴率、死亡事故、打ち切り理由や都市伝説、やらせ問題やパクリ炎上などをまとめました。
この記事の目次
めちゃイケとは土曜8時の伝説的番組
めちゃイケとは、フジテレビで土曜8時から放送されていた人気バラエティ番組です。正式名称は「めちゃ2イケてるッ! -What A COOL we are!-」で、略してめちゃイケと呼ばれていました。
・メンバー:おだいばZ会(ナイナイやよゐこなど後述)
・放送期間:1996年10月19日~2018年3月31日
・放送回数:全728回
・放送局:フジテレビ
・放送時間:土曜日20時~
ナインティナインを中心として、お笑い芸人やグラビアアイドルたちが体当たりの企画に挑戦し、人気となりました。
めちゃイケの前身
フジテレビの土曜8時のバラエティ番組と言えば、「オレたちひょうきん族」があり、その後継番組としてスタートしましたが、めちゃイケはもともと次のような前身番組がありました。
・とぶくすり(1993年4月8日~9月23日)
・殿様のフェロモン(1993年10月16日~1994年3月26日)
・めちゃ2モテたいッ!(1995年10月28日~1996年9月28日)
これらの前身番組の中でメンバーや企画の方向性などが固まっていき、満を持して1996年10月から土曜8時でめちゃイケがスタートしました。
めちゃイケのコーナーや企画
めちゃイケはたくさんの人気企画、人気コーナーがありました。
・THE STAMP SHOW!!
・七人のしりとり侍
・単位上等!爆走数取団
・笑わず嫌い王決定戦
・クイズ濱口おさる
・恋のかま騒ぎ
・シンクロナイズドテイスティング
・爆烈お父さん
・フジTV警察24時
・めちゃ日本女子プロレス
・やべっち寿司
・少年愚連隊シリーズ
・中居&ナイナイの日本一周
・抜き打ちテスト
・私立岡村女子高等学校
・岡村オファーシリーズ
これ以外にもたくさんの人気企画・コーナーがめちゃイケの中で生まれました。
めちゃイケのメンバー
出典:natalie.mu
めちゃイケ初期メンバー
めちゃイケメンバーは「おだいばZ会」と呼ばれていました。ナインティナインの矢部浩之さんがリーダーで、岡村隆史さんがキャプテンという立ち位置です。
その週の番組企画には出演していなくても、レギュラーのめちゃイケメンバーは「おだいばZ会」として、番組最後のエンドロールには必ず名前が掲載されていました。
<めちゃイケ初期メンバー>
・岡村隆史(ナインティナイン)
・矢部浩之(ナインティナイン)
・加藤浩次(極楽とんぼ)
・山本圭一(極楽とんぼ)
・濱口優(よゐこ)
・有野晋哉(よゐこ)
・雛形あきこ
・鈴木紗理奈
・武田真治
・光浦靖子(オアシズ)
・大久保佳代子(オアシズ)
めちゃイケは、このナイナイ、極楽とんぼ、よゐこ、オアシズの4組と雛形あきこ、鈴木紗理奈、武田真治が初期メンバーです。ただ、オアシズの大久保佳代子さんは、2000年からレギュラーとして出演するようになり、最初期は光浦靖子さんだけが出演していました。
大久保佳代子さんがめちゃイケに出演するようになった時は、「光浦さんの相方だけど、OLとして働いている」といういじられ方をしていました。実際に大久保さんはめちゃイケにレギュラー出演しながらも、2009年までOLとして働いていました。
また、極楽とんぼの山本圭一さんは2006年7月に未成年淫行・強姦容疑で書類送検される(不起訴)という不祥事を起こし、それ以降レギュラーを降板することになっています。2016年に吉本興業に復帰してからは、不定期出演を続け、最終回となる2018年3月にはレギュラー扱いに戻りました。
めちゃイケの追加メンバー
めちゃイケでは2010年に新メンバーが追加され、レギュラーメンバーは16名という大所帯になりました。
<追加の新メンバー>
・敦士
・後藤淳平(ジャルジャル)
・福徳秀介(ジャルジャル)
・白鳥久美子(たんぽぽ)
・川村エミコ(たんぽぽ)
・重盛さと美
・三中元克
この新メンバーは番組の大黒柱である岡村隆史が休養したことで、「ピンチをチャンスに変えよう」という試みで行われました。
1次・2次・3次・最終オーディションを経て選ばれたのが、上記の7名です。
この中で唯一の素人が三中元克でした。ただ、2016年にめちゃイケの番組内でめちゃイケの再オーディションを受けることになり、オーディションに不合格となって、2016年3月で番組を卒業(降板)することになりました。
めちゃイケのレギュラーメンバーの中で、最終回にいなかったのは三中元克さんだけです。
めちゃイケでは死亡事故があった
めちゃイケでは2001年に死亡事故が起こりました。
2001年10月23日18時40分ごろ、フジテレビ本社のスタジオ内で、美術スタッフの男性(25歳)が番組のセットを設営中に倒れたセットの下敷きになり、病院に救急搬送されましたが、死亡が確認されています。
このスタッフは収録準備のために、同僚と2人で高さ3m・重さ100kg以上のアルミ製の門を製作していましたが、門に登ろうとした時にバランスを崩して一緒に倒れ、頭を強く打ちました。
このスタッフの死亡事故によって、その週のめちゃイケの放送はなくなり、「ターミネーター2特別編」が放送されています。また、事故直後の収録もなくなったようです。当時の2ちゃんねるに次のような書き込みがありました。
11 :名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/24 01:35
明日めちゃいけのコント収録の観覧バイトが
あったのだけれど、収録自体なくなった。
それってこれに関係してるの?!
めちゃイケの前の土曜8時のバラエティ番組である「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」では、番組収録中に香港のロックバンドBEYONDの黄家駒(ウォン・カークイ)さんがセットから足を滑らせて転落しなくなるという死亡事故があり、番組が打ち切りになっています。
この番組も片岡飛鳥さんがディレクターとして参加していて、めちゃイケでは片岡さんは総監督として参加していました。めちゃイケもこの死亡事故後は打ち切りか?と言われましたが、事故直後に1回お休みを挟んだだけで、番組は継続となりました。
めちゃイケ全盛期の視聴率がすごい
出典:oricon.co.jp
めちゃイケの全盛期は視聴率がすごかったんです。
・2003年12月27日:25.1%(数取団・草彅剛、年末ジャンボバカ)
・1999年2月27日:24.2%(「14年越しの夢実現!新田恵利の家に行こう」)
・2005年4月30日:23.4%(有野晋哉結婚企画・後編」
・2006年10月7日:23.1%(WBC(ワールドバカクラシック)/やべっち寿司相席SP)
最高視聴率は33.2%!この視聴率はテレビバラエティ番組の視聴率歴代9位となっています。
テレビバラエティ史における歴代視聴率ベスト10で『8時だョ!全員集合』『欽ちゃんのどこまでやるの!?』『笑点』など錚々たるタイトルと肩を並べ第9位にランクインしている。
引用:(5ページ目)「最高33.2%、最低4.5%」『めちゃイケ』歴代視聴率のエグい振り幅――フジ片岡飛鳥の告白 | 文春オンライン
2000年代にバラエティ番組で視聴率33.2%を叩き出すというのは、本当にすごいと思います。
ちなみに、テレビバラエティ番組の視聴率歴代3位の番組はこちらです。
2位:欽ちゃんのどこまでやるの!
3位:欽ドン!良い子悪い子普通の子
これらの番組に肩を並べることになりますので、めちゃイケは伝説のバラエティ番組と言って良いでしょう。
めちゃイケの打ち切り理由は視聴率が悪いから
人気バラエティ番組のめちゃイケは、全盛期は視聴率20%超えは当たり前でした。そして、1996年に番組が始まってから、20年以上も続いていたのですが、2018年3月31日に番組は最終回を迎えました。
めちゃイケが終わるのは大円団でやるべきことをやったからというわけではなく、打ち切りであると言われています。そして、打ち切り理由は「視聴率が悪いから」という説が有力です。
この視聴率が悪いから番組が打ち切りになるというのは、めちゃイケにかぎったことではなく、テレビ番組全般に言えることです。確かに、めちゃイケ末期の視聴率は土曜の8時のゴールデンタイムとしては芳しくないものでした。
そんなある日に女子力が高いコーナーも作ったほうがいいんじゃないのって鈴木紗理奈MCの「サリナンデス!」って企画をやったら、まさかの視聴率4.5%(笑)。
引用:(4ページ目)「最高33.2%、最低4.5%」『めちゃイケ』歴代視聴率のエグい振り幅――フジ片岡飛鳥の告白 | 文春オンライン
視聴率33.2%を叩き出した番組が、まさかの視聴率4.5%・・・。
しかし、全盛期は視聴率33.2%を叩き出した人気番組だったのに、なぜ視聴率が下がってしまったのでしょうか?視聴率が下がって打ち切りになった理由を探っていきます。
コンプライアンス的にNG
出典:bunshun.jp
時代の流れとともに、バラエティ番組のコンプライアンスが厳しくなってきました。そのため、暴力的なものを含む企画ができなくなってしまったのです。
これらの人気コーナーの多くは暴力要素があるものでした。
・七人のしりとり侍
・単位上等!爆走数取団
・爆裂お父さん
特にしりとり侍は罰ゲームの袋叩きがいじめを助長するとして、コーナー打ち切りになりました。
また、爆裂お父さんではアイドルにジャイアントスイングをしたり、アナウンサーにプロレス技をかけたりしていました。
これらは当時はOKだったとしても、2010年以降のテレビ界のコンプライアンスには合わなくなり、過激な企画ができなくなっていったと思われます。
また、めちゃイケ内では光浦靖子さんも大久保佳代子さんもブスいじりされていました。
「光浦は笑えるブスで、大久保は笑えないブス。ブスは2人もいらない」という番組の意向によるものだそうだ。
ブスいじりも現在は「ルッキズム」になるのでNGです。そのようないじりもできなくなり、めちゃイケは方向性を変えざるを得なくなり、今までのような面白い企画ができなくなり、視聴率が下がっていったと考えられます。
ほかのコンテンツが増えた
出典:oricon.co.jp
めちゃイケの視聴率が下がって打ち切りになった理由の2つ目は、ほかのコンテンツが増えたことです。これはめちゃイケにかぎったことではなく、テレビ業界全般に言えることですが、テレビ番組は全体的に視聴率が下がっていますよね。
以前は人気番組なら視聴率20%超えも珍しくありませんでしたが、現在では視聴率20%超えはレギュラー番組ではなかなか出なくなりました。
その理由はコンテンツの多様化だと言われています。Youtubeやその他の動画配信サイトもありますし、TVerなどで見逃し配信もあるので、リアルタイムで視聴する必要がない。
だから、めちゃイケの視聴率も下がっていったと思われます。
めちゃイケの場合、「見逃し配信で時間がある時に見ればいいか」と視聴者に思われていたのかもしれません。
出演者が大人になった
出典:natalie.mu
めちゃイケがスタートしたころ、番組は「若者の青春感」がありました。めちゃイケの最終回で岡村隆史さんがめちゃイケは青春だったと語っています。
そして「こんなこと、恥ずかしいですけど、最後に言わせていただきます。めちゃイケは僕の青春でした」と号泣した。
めちゃイケは20代の若者たちが、全力で面白いものに向かって頑張る姿、仲間たちと体当たり企画に臨む姿が初々しく、また面白く映る番組だったと思います。しかし、番組開始から20年以上の年月が流れ、初期のレギュラーメンバーたちは40代後半になっていました。
そんなオジサンたちが体当たりの企画をしてもなんだか痛々しいだけで、あの初々しさや仲間たちとの青春感がなくなっていったのではないでしょうか。もちろん、オジサンたちだからこそ面白いという企画もあると思いますが、めちゃイケの場合はうまくハマらなかったのかもしれません。
追加メンバーからスターが生まれず
出典:bunshun.jp
めちゃイケが打ち切りになった理由の3つ目は、追加メンバーからスターが生まれなかったことでしょう。
岡村隆史さんが体調不良で休養を取っている時、番組のテコ入れや話題作りのために、新規メンバーを募集しました。そして、ジャルジャルやたんぽぽ、重盛さと美さんら7名が新メンバーとして、めちゃイケに加わりました。
このめちゃイケに新メンバーを追加したことが、めちゃイケの視聴率低下につながったと言えるでしょう。なぜなら、古参のめちゃイケファンが離れてしまったからです。
https://twitter.com/yurarikarakara/status/965061902945546240
めちゃイケ昔の方が面白かった。
新メンバーいらないと思う。
ジャルジャル嫌い。— 山領 (@Yes0r) July 13, 2013
古参のめちゃイケファンは、初期メンバーだけで番組を続けてほしかったと思っていた人が多かったようです。特に、新メンバーが決まってからその1ヶ月後には、岡村隆史さんが復帰していますので、「何のための新メンバーだったのか?」と思う視聴者も多かったし、岡村隆史さんの復帰で新メンバーがかすんでしまいました。
しかも、新メンバーは初期メンバーほどのインパクトがありませんでしたし、番組内でも初期メンバーが中心で、新メンバーの扱いがあまり良くありませんでした。
そんな状態だったので、新メンバーからスターが生まれることはなく、めちゃイケが面白く&新しく生まれ変わることもありませんでした。
岡村隆史への心配&哀れみ
出典:bunshun.jp
めちゃイケの視聴率が下がって打ち切りになった理由には、岡村隆史さんへの心配と哀れみもあると思います。
岡村隆史さんは2010年に体調を崩して休養しました。そして、2010年12月にめちゃイケで復帰したのですが・・・。
めちゃイケにかぎったことではないのですが、復帰当初の岡村隆史さんは「腫れ物に触るような」状態で、また体調不良にならないか?本当に大丈夫なのか?と思い、何か体当たり的な企画をやる時も純粋に楽しんで見ることができないこともありました。
これは、岡村隆史のオールナイトニッポンで岡村さんが大炎上した翌週(2020年4月30日)、矢部浩之さんがゲスト出演して岡村さんを説教した時に岡村さんに指摘していたことでもあります。
プロデューサーが変わった
めちゃイケの打ち切り理由の最後はプロデューサーの変更です。
中嶋優一氏(中嶋P)は番組最初期からADからAP、そしてプロデューサーとして2011年まで担当していました。その後もアドバイザリースタッフとして番組制作にかかわっていましたが、中心からは外れています。その後に明松功(カガリP)がプロデューサーになりましたが、そのことをきっかけにめちゃイケが面白くなくなったと感じる視聴者は少なくなかったようです。
https://twitter.com/marimaririn/status/980091382244130817
めちゃイケが詰まらなくなったのって完全にプロデューサーが今の出たがりなカガリPになってガリタ食堂とか訳のわからんクソ企画ばっかりやり始めてからなんだよな
中嶋Pの頃は面白かったし戦犯は間違いなくカガリよ— 鴉@ (@karasupixie) March 31, 2018
トレンドに上がってるガリタってめちゃイケのカガリの事か。
めちゃイケがクソ詰まらなくなった戦犯だろ
— 名無し (@soccer_fron) December 23, 2022
もちろん、カガリPがプロデューサーになったのは、テレビ業界全体が下降線になりだした頃でしたし、新メンバーがうまく機能しない時期でもありましたので、一概にはプロデューサーが変わったから打ち切りになったとは言えません。
でも、そのように感じる視聴者・めちゃイケファンは多いのは事実です。
めちゃイケの都市伝説:キャイ~ンがメンバー?
めちゃイケの都市伝説の1つに、キャイ~ンがめちゃイケメンバーのはずだったというものがあります。
【都市伝説】キャイ~ンの二人、実は『めちゃイケ』メンバー内定していた… https://t.co/XaUDOCoOwg
— 山口敏太郎 (@bintarou) March 28, 2018
めちゃイケメンバーのコンビ芸人は、ナイナイ・極楽とんぼ・よゐこでしたが、そこにキャイ~ンが入るはずだったという都市伝説的な噂がありました。確かに、キャイ~ンはナインティナインと同世代の芸人ですが、キャイ~ンがめちゃイケメンバーって、なんか雰囲気が合わないようにも感じます。
しかし、この都市伝説は本当でした!
めちゃイケがスタートする時、キャイ~ンの2人にレギュラーメンバーのオファーがあったそうです。しかし、自ら考えて、そのオファーを断ったと2022年になってキャイ~ンの2人は語っています。
「めちゃ×2イケ」の前身番組である「めちゃ×2モテたいッ!」にも出演しており、96年に「めちゃ×2イケ」がスタートする時にはレギュラーメンバーとしてのオファーもあったという。しかし2人で話し合い「グループの中では自分たちの良さが出せない」と出演を断っていた。
引用:キャイ~ン「めちゃイケ」レギュラー断っていた!立ち上げ時にオファーも苦渋の決断/芸能/デイリースポーツ online
また、2014年にはウド鈴木さんが、天野君をないがしろにしたからオファーを断ったと語っていました。
最初にウドに話をすると、「天野君が座布団配りをやらされていた姿が僕は許せないんです。あの天野君をないがしろにした姿が許せないんです。だから、ぐっちゃんの頼みでも僕は聞けません」とウドは断り、「その絆はすごいな」と濱口は感心したという。
都市伝説は嘘のものが多いですが、このめちゃイケの都市伝説は本当だったんですね。
めちゃイケはやらせだった?
めちゃイケは楽しい企画・体当たり企画が多かったですが、やらせばかりだったのでは?という噂があります。
これは、番組が放送されていたころから「めちゃイケはやらせではないか?」と噂されていましたが、番組が終わってから、出演者たちがやらせに関する暴露をし始めて、「やっぱりやらせだったのか!」と言われるようになりました。
やらせの暴露がある
出典:twitter.com
2018年に『ジンギス談!』という番組に出演した時、よゐこの濱口優さんは「めちゃイケは全部台本である=やらせである」と暴露しました。
番組で『めちゃイケ』の話になると濱口は「『めちゃイケ』ってビックリするほど一言一句決まっている」「超台本やねん。めちゃくちゃ台本ぶ厚い」と打ち明け、共演者からは驚きの声が上がっていた。
引用:よゐこ・濱口優が『めちゃイケ』の裏話を暴露!「セリフが一言一句決まっている」と明かして話題 (2018年11月8日) – エキサイトニュース
元SMAPの中居君も台本ありきだったと暴露しました。
中居は不定期で『中居&ナイナイ日本一周』という人気企画に出演し、自身のファンや番組ファンを楽しませていたのですが、今回の『笑いの正体』で、『めちゃイケ』は一言一句、全部台本通りのセリフで、リアクションや間の取り方についても、参考VTRが用意されていたと暴露したんです
引用:中居正広、『めちゃイケ』は「全部台本」「面白くない」と暴露! 波紋呼んだ“裏話”(2022/07/09 15:00)|サイゾーウーマン
新メンバーの三中元克のオーディション受け直しでは、三中元克がめちゃイケメンバーになるかどうかは国民投票にゆだねられるという企画でした。
しかし、投票が始まる前なのに、ネット配信の方ではに「三ちゃん不合格残念会」と表示されていたのです。これで、すでに三中元克が不合格になるのは既定路線であり、国民投票は意味がなく、番組はやらせであることが確定しました。
片岡飛鳥が解説
出典:bunshun.jp
このめちゃイケのやらせ問題に対して、めちゃイケの前身番組から関わっていて、制作統括・総合監督をしていた片岡飛鳥氏は、次のようにめちゃイケのやらせ問題について語っています。
『めちゃイケ』っていうのはなによりも出演者の人間性や喜怒哀楽を引き出したい番組です。だから、それをより魅力的に見せるためのストーリー性やドラマ性は演出していました。
言わばコント的なフリオチは設定されている。結局岡村はその「いくつかの設定」だけは役柄として守りつつ、あとは好き勝手に振舞っている感じなんですけどね……でも、こんな裏側ぶっちゃけてるの無粋ですよね?
片岡飛鳥氏は台本はあったことは認めています。ただ、この発言を見ると「一字一句決まっている」というわけではなく、大まかな設定・大筋だけは決まっているけれど、それ以外は出演者任せのように思います。
それだと、濱口さんや中居正広さんの暴露とは少し違いますね・・・。まぁ、ノンフィクション番組ではないので、面白い番組であれば、やらせでもなんでも良いとは思います。ただ、めちゃイケが面白くなくなって、視聴率が下がってきたからこそ、そのような「やらせ疑惑」が出てきたのではないでしょうか。
めちゃイケのパクリ問題をメンバーは知らされず?
めちゃイケが終了してから4年以上経った2022年、めちゃイケが再び注目を集めることになりました。
注目を集めたのは、パクリ疑惑が浮上したからです。めちゃイケはパクった側ではなく、パクられた側です。
呼び出し先生タナカがめちゃイケ企画のパクリで炎上
出典:twitter.com
めちゃイケの企画をパクったのでは?と炎上したのは、2022年4月からスタートした「呼び出し先生タナカ」というフジテレビのバラエティ番組です。
この番組の中で、抜き打ちテストが行われるのですが、この抜き打ちテストがめちゃイケの企画にそっくりだったのです。
生徒役のタレントが学力テストを受けて、そのオモシロ解答・珍解答を先生役の田中卓志さんが紹介し解説していって、テスト結果を順位ごとに発表するという内容です。確かに、めちゃイケの抜き打ちテストにそっくりですよね。
実は、この呼び出し先生タナカはめちゃイケスタッフが多数関わっているそうなんです。
岡村隆史や加藤浩次は知らなかった
めちゃイケスタッフが関わっていたこの「呼び出し先生タナカ」ですが、めちゃイケメンバーだった岡村隆史さんや加藤浩次さんは、このパクリをまったく知らされていませんでした。
岡村隆史さんはラジオの中でこのパクリ騒動でスタッフを批判しています。
岡村は『別にアンガールズの田中くんは何も悪くないよ』『(元めちゃイケスタッフは)どう思って番組作ってるのか。俺とか(よゐこの)濱口とかの顔は全く浮かばへんかったのかなと思ってさ。こんな悲しいことある?』と田中には同情し、スタッフにはかなり批判的でした」
加藤浩次さんは週刊文春の取材に次のように答えました。
「全く一緒というのは、あり得ないと思う。それはあり得ないでしょ?というのが僕の正直な感想です。全く構造も一緒。岡村も知らなかったの!?ってめちゃめちゃビックリしている」
ちなみに、番組MCの田中卓志さんと所属事務所はフジテレビに「めちゃイケの焼き直しですが、ナイナイやスタッフに許可を取っているのか?」と確認をしていたそうですので、このパクリ問題は完全にフジテレビの問題と言えます。
めちゃイケのまとめ
めちゃイケの概要やメンバー、全盛期の視聴率、死亡事故、打ち切り理由ややらせ疑惑とパクリ炎上をまとめました。
めちゃイケは伝説的なバラエティ番組です。「呼び出し先生タナカ」でパクられるほど面白い企画をやっていたということでしょう。また、あのような面白いバラエティ番組が生まれることはあるのでしょうか?