日本では年間およそ8万人が行方不明になっていますが、その中には神隠しのように消えてしまったケース、事件性があるのかすらわからないケースがあります。
日本の失踪・神隠し事件の一覧と有名ランキングを未解決と解決済みに分けてまとめました。
この記事の目次
- 日本の失踪/神隠し事件一覧
- 日本の失踪/神隠し事件有名ランキング未解決編:第41位~第36位
- 日本の失踪/神隠し事件有名ランキング未解決編:第35位~第31位
- 日本の失踪/神隠し事件有名ランキング未解決編:第30位~第26位
- 日本の失踪/神隠し事件有名ランキング未解決編:第25位~第21位
- 日本の失踪/神隠し事件有名ランキング未解決編:第20位~第16位
- 日本の失踪/神隠し事件有名ランキング未解決編:第15位~第11位
- 日本の失踪/神隠し事件有名ランキング未解決編:第10位~第6位
- 日本の失踪/神隠し事件有名ランキング未解決編:第5位~第1位
- 日本の失踪/神隠し事件有名ランキング解決済み編:第14位~第11位
- 日本の失踪/神隠し事件有名ランキング解決済み編:第10位~第6位
- 日本の失踪/神隠し事件有名ランキング解決済み編:第5位~第1位
- 日本の失踪/神隠し事件のまとめ
日本の失踪/神隠し事件一覧
日本の失踪・神隠し事件を一覧にしてまとめました。
失踪/神隠し事件:未解決事件
まずは、未解決の失踪・神隠し事件を見ていきましょう。どこに行ったのか、生きているのか?死んでいるのか?事件性があるのか?などもわからない事件をまとめました。
発生日時 | 事件名 |
1965年7月3日 | 鈴木俊之くん行方不明事件 |
1969年2月23日 | 庄山仁くん失踪事件 |
1973年6月23日 | 自衛隊員乗り逃げ事件 |
1973年7月3日 | 猪原修くん失踪事件 |
1978年3月3日 | 田畑作之介ちゃん連れ去り事件 |
1981年6月20日 | 安達俊之さん行方不明事件 |
1983年11月1日 | 宮崎県川崎町3歳女児行方不明事件 |
1984年6月4日 | 山本美保さん失踪事件 |
1986年12月26日 | 水戸ミス梅むすめ失踪事件 |
1987年3月15日 | 西安義行さん失踪事件 |
1989年3月7日 | 松岡伸矢君行方不明事件 |
1989年7月26日 | ルメイヤスさん母子失踪事件 |
1990年12月31日 | 石嵜容子さん失踪事件 |
1991年3月15日 | 加茂前ゆきちゃん失踪事件 |
1991年7月25日 | 石井舞ちゃん行方不明事件 |
1991年10月1日 | 野村香ちゃん失踪事件 |
1992年2月19日 | 増山ひとみさん失踪事件 |
1992年11月23日 | 風船おじさん行方不明事件 |
1996年7月7日 | 太田市パチンコ店女児連れ去り事件 |
1997年6月13日 | 北山結子さん行方不明事件 |
1997年6月29日 | 金子恵理ちゃん行方不明事件 |
1998年5月3日 | 赤城神社主婦失踪事件 |
1999年8月13日 | 井出真代さん行方不明事件 |
1998年11月24日 | 伊勢女性記者行方不明事件 |
2001年3月6日 | 室蘭市女子高生失踪事件 |
2001年9月24日 | 田辺信子さん行方不明事件 |
2001年10月25日 | 小林雅尚ちゃん行方不明事件 |
2003年5月20日 | 吉川友梨ちゃん失踪事件 |
2005年4月29日 | 坂出市タケノコ掘り女児行方不明事件 |
2008年1月5日 | 岡山地底湖行方不明事故 |
2009年7月24日 | 郡上市ひるがの高原キャンプ場女児不明事件 |
2009年12月19日 | 多島斗志之失踪事件 |
2011年9月12日 | 大分県日出町主婦失踪事件 |
2012年1月15日 | 旭川市男子中学生失踪事件 |
2013年3月7日 | 遠田高大さん失踪事件 |
2014年6月9日 | 藤野千尋さん行方不明事件 |
2014年6月17日 | 千葉女子中学生連れ去り事件 |
2016年9月26日 | 大分市横尾女性失踪事件 |
2018年7月4日 | 山野下せい香さん失踪事件 |
2018年7月29日 | 日光市フランス人女性行方不明事件 |
2022年5月3日 | 阿蘇郡南小国町山菜採り女性失踪事件 |
失踪/神隠し事件:解決済み
次は、解決済みの日本国内で起こった失踪事件・神隠し事件を一覧にしてまとめました。
発生日時 | 事件名 |
1978年8月15日 | 足立区女性教師殺人事件 |
1984年1月10日 | 城丸君事件 |
1984年12月28日 | 平塚5遺体事件 |
1989年11月4日 | 坂本堤弁護士一家殺害事件 |
1990年11月13日 | 新潟少女監禁事件 |
1991年6月9日 | 川崎2少年失踪事件 |
1996年5月5日 | 坪野鉱泉失踪事件 |
1997年~1998年 | 北九州監禁殺人事件 |
2001年6月4日 | 広島一家行方不明事件 |
2002年3月10日 | 茂原市重機オペレーター殺害事件 |
2011年2月19日 | 福島県南相馬市女子高生失踪事件 |
2013年7月11日 | 中川沙弥香さん行方不明事件 |
2014年3月10日 | 朝霞市女子中学生誘拐事件 |
2019年9月21日 | 山梨キャンプ場女児失踪事件 |
日本の失踪/神隠し事件有名ランキング未解決編:第41位~第36位
第41位:安達俊之さん行方不明事件
安達俊之さん行方不明事件
発生日:1981年6月20日
発生場所:石川県石川郡鶴来町付近
失踪者:安達俊之さん(当時18歳)と同僚女性
1981年6月20日の午後6時ごろ、安達俊之さんは同僚の女性と一緒に石川県石川郡鶴来町の友人宅を訪ねますが、友人は不在でした。その後、午後7時~7時半の間に同僚女性を助手席に乗せて車を運転する安達さんを別の友人が見かけたのを最後に行方が分からなくなりました。
安達さんは過去にも数日間家に帰らないことがあったため、家族はそこまで心配していませんでしたが、数日後に勤務先から無断欠勤しているとの連絡が入り、失踪したことが判明しています。
安達さんは通帳や印鑑、まとまった現金は持っていませんでした。失踪から8日後の6月28日に幼い女の子のような言葉で「俊之つかまっているよ」という怪しい電話があり、その10分後にも無言電話がありました。
現在も安達さんの行方は分かっておらず、北朝鮮に拉致された可能性が高いと見られています。
第40位:西安義行さん失踪事件
出典:chosa-kai.jp
西安義行さん失踪事件
発生日:1987年3月15日
発生場所:京都府山陰本線綾部駅前
失踪者:西安義行さん(当時21歳)
1987年3月15日、友人と舞鶴方面にドライブに行き、綾部駅前で「列車で帰る」と言って車を降り、友人と別れました。その1時間後に友人に「無事についたか?」と電話をし、その後行方不明になっています。
失踪から約2ヶ月後の1987年5月には「僕、学校の横」という電話がかかってきました。失踪から1年後には名古屋中央郵便局の消印で、該当者のいない電話番号入りのはがきが届きます。さらに、1993年には女の子の声で、「明かりをつけましょ、ぼんぼりに・・・」と歌う不審な電話、1998年には実家の近所の区長宅を2人組の男が訪問し、「西安義行さんの両親の家はどこか?」と尋ねてきました。2007年11月にも不審な電話がありました。
2000年ごろに北朝鮮の平壌で撮影された義行さんとみられる男性の写真が「特定失踪者問題調査会」から公開されていて、北朝鮮に拉致された可能性があります。
第39位:鈴木俊之くん行方不明事件
出典:youtube.com
鈴木俊之くん行方不明事件
発生日:1965年7月3日
発生場所:鈴木俊之くん(当時7歳)
失踪者:静岡県伊東市の自宅近く
1965年7月3日16時15分ごろ、小学2年生だった鈴木俊之君が「遊びに行く」と言って自宅から出た後に失踪しました。
それから2日後に自宅から約200m離れたホテル、近所の親せき宅、父親の勤め先、近所の鮮魚店に不審な電話がかかってきました。
誘拐事件とみられましたが、身代金要求などはありませんでした。また、近所の山なども捜索されましたが、手掛かりなどはなく、事件から50年以上たった現在も、行方は分かっていません。
第38位:宮崎県川崎町3歳女児行方不明事件
出典:生死無常事件史.com
宮崎県川崎町3歳女児行方不明事件
発生日:1983年11月1日
発生場所:宮崎県川崎町の路上
失踪者:澁谷美樹ちゃん(当時3歳)
宮崎県川崎町で、1983年11月1日に保育園から帰宅途中の澁谷美樹ちゃんが行方不明になりました。
澁谷美樹ちゃんは午後4時30分ごろ、保育園から祖父が運転する車に乗り込み、保育園から帰宅します。
祖父は途中で知人を見つけたため、車を停め、美樹ちゃんには車の中で待っているように指示して、その知人と畑の中まで降りていき、農作業の打ち合わせをしました。そして、2~3分後に車に戻ると、美樹ちゃんは消えていたのです。
祖父の車の近くにスリップ痕と血痕があったこと、車の近くに30歳前後の所が立っていたこと、猛スピードで走り去る車が近くで目撃されていることなどから、澁谷美樹ちゃんは連れ去られたと見られていますが、現在でも行方は分かっていません。
第37位:遠田高大さん失踪事件
出典:mps-j.or.jp
遠田高大さん失踪事件
発生日:2013年3月7日
発生場所:JR盛岡駅
失踪者:遠田高大(当時22歳)
2013年3月7日、東京都大田区から出張で岩手県盛岡市に来ていた遠田高大さんは、仕事を終えて東京に戻るために新幹線の改札口に向かいますが、自動改札機で止められます。その後、トイレに30分こもり、タクシー乗り場に歩いていったのを最後に失踪しました。のちにビジネスバッグや携帯電話が見つかっていますが、遠田さんとそのほかの荷物は見つかっていません。
第36位:猪原修くん失踪事件
猪原修くん失踪事件
発生日:1973年7月3日
発生場所:熊本県大津町の病院近く
失踪者:猪原修くん(当時5歳)
1973年7月3日、母親が出産間近で入院していた病院に父親と一緒にお見舞いに行った猪原修くんは、父親が目を話したすきに行方不明になりました。周辺一帯の用水路や山林などを捜索しましたが、猪原修くんは発見されませんでした。
それから約2年後の1975年6月16日、両親に「猪原修くんをはねて遺体を山の中に遺棄した」という内容の手紙が届きました。手紙は指紋を消すなどの細工がされていて、その内容の信ぴょう性が高いと見て、警察は道交法違反・死体遺棄事件として捜査を開始しましたが、猪原修君の遺体を発見することはできませんでした。
日本の失踪/神隠し事件有名ランキング未解決編:第35位~第31位
第35位:小林雅尚ちゃん行方不明事件
小林雅尚ちゃん行方不明事件
発生日:2001年10月25日
発生場所:岡山県賀陽町の祖父母宅
失踪者:小林雅尚ちゃん(当時1歳10ヶ月)
2001年10月25日、岡山県岡山市に住んでいた小林雅尚ちゃんは、母親の体調が悪いために賀陽町の祖父母宅に兄(4歳)と一緒に預けられていました。
祖母は裏庭で兄と雅尚ちゃんを遊ばせて、その近くで小豆を取る作業をしていましたが、5~10分ほど目を離していたすきに雅尚ちゃんだけがいなくなっていたのです。裏庭には犬が2匹いましたが、犬は吠えませんでした。
近所の人や警察が総出で近くの畑や山林を捜索しましたが、雅尚ちゃんの行方は分からず、手掛かりも一切見つかっていません。
第34位:田畑作之介ちゃん連れ去り事件
田畑作之介ちゃん連れ去り事件
発生日:1978年3月3日
発生場所:大阪府大阪市住之江区東加賀屋の市道
失踪者:田畑作之介(当時3歳)
1978年3月3日16時半ごろ、田畑作之介ちゃんは5歳の友達と自宅近くの路上で遊んでいたところ、車にはねられました。
運転手は車から降りてきて、「救急車を待っている時間はないので、自分の車で病院に連れていく」と言い残し、田畑作之介ちゃんを車に乗せて連れ去りました。
一緒に遊んでいた友達はすぐに田畑作之介ちゃんの自宅に行き、そのことを伝えましたが、その時はすでに田畑作之介ちゃんは車で連れ去られた後で、母親は手あたり次第病院を探しましたが見つからず、警察に通報するも行方はわかりませんでした。
第33位:水戸ミス梅むすめ失踪事件
水戸ミス梅むすめ失踪事件
発生日:1986年12月26日
発生場所:茨城県水戸市
失踪者:大畠美智子さん(当時21歳)
大畠美智子さんは、茨城県水戸市の「ミス梅むすめ」に選ばれたOLでした。12月26日の15時ごろに給料をもらって退社した後、行方が分からなくなっています。大畠さんはすでに辞表を提出していて、この日が最後の出社日で、「友人に会う」と言って会社を出ています。
失踪してから数日後に、会社から15~20km離れた笠間市で大畠さんの毛髪と血痕が付いた毛布が発見されましたが、本人は見つかりませんでした。
会社の上司が大畠さんに付きまとっていたという情報がありましたが、上司はアリバイがあり、容疑は晴れています。
第32位:北山結子さん行方不明事件
出典:twitter.com
北山結子さん行方不明事件
発生日:1997年6月13日
発生場所:三重県明和町
失踪者:北山結子さん(当時17歳)
1997年6月13日、アルバイトが終わった北山結子さんは一緒に勉強をするために友人宅に向かっていました。20時30分ごろに公衆電話から「あと10分くらいで着く」と電話した後、行方が分からなくなっています。
北山結子さんはポケベルを持っていたため、友達がずっとポケベルにメッセージを入れていたところ、その友達に不審な人物から「北山さんのポケベルを預かっている」という連絡が入りました。
警察はその不審な人物(露天商手伝い46歳)を逮捕して取り調べをしましたところ、その人物のワゴン車から結子さんの漢和辞典が発見され、毛髪等も採取できましたが、北山結子さんの行方は分からず、証拠不十分ということで釈放となりました。
その後も、北山結子さんは発見されず、未解決となっています。
第31位:庄山仁くん失踪事件
庄山仁くん失踪事件
発生日:1969年2月23日
発生場所:長崎県佐世保市
失踪者:庄山仁くん(当時14歳)
1969年2月23日に長崎県佐世保市で、中学2年生の庄山仁くんが行方不明になりました。
庄山仁くんは14時ごろに「玉屋デパートに工作の材料を買いに行く」と言い残し、その後失踪しています。その当日の18時30分ごろに、見知らぬ男が庄山仁くんの自宅を訪ねてきて、庄山仁くんに現金46万円を奪われたと主張ししました。また、翌日には庄山仁くんが差出人の人のお金を盗んだことへの謝罪の手紙が届いています。
46万円を奪われたと主張した男性には不審な点がありますし、手紙も怪しい点がありましたが、決定的な証拠はなく、庄山仁くんは失踪したままで、事件は未解決となっています。
日本の失踪/神隠し事件有名ランキング未解決編:第30位~第26位
第30位:金子恵理ちゃん行方不明事件
金子恵理ちゃん行方不明事件
発生日:1997年6月29日
発生場所:岩手県普代村上村の自宅裏の沢
失踪者:金子恵理ちゃん(当時6歳)
1997年6月29日、岩手県普代村の自宅裏の沢で遊んでいた金子恵理ちゃんが行方不明になりました。
16時30分ごろまでは母親が金子恵理ちゃんの声を聞いていましたが、父親が16時55分に恵理ちゃんがいないことに気づきました。それからすぐに家族で恵理ちゃんを探しましたが見つかりませんでした。
きちんと言いつけを守る賢い子で、自宅周辺で迷子になることは考えにくいとのことですが、自宅に脅迫電話や身代金要求が来ることもなく、恵理ちゃんの行方は分からないまま、神隠しに遭ったような状態になったまま未解決となっています。
第29位:大分市横尾女性失踪事件
出典:asahi.com
大分市横尾女性失踪事件
発生日:2016年9月26日
発生場所:大分県大分市
失踪者:五條堀美咲(当時24歳)
2016年9月25日夜に、五條堀美咲さんは友人と食事し、自宅で雑談した後、日付をまたいで9月26日の1時30分ごろまで友人とLINEをしていました。
しかし、9月26日に勤務先のユニクロに現れず、連絡が取れなくなり、失踪してしまったのです。
9月26日朝の6時30分ごろに自宅から1km離れたコンビニで五條堀さんの携帯電話の微弱な電波が確認されています。
また、五條堀さんの自宅は荒らされた様子はなく、施錠もされていました。部屋には財布やスマホはなく、失踪する理由がないため、事件に巻き込まれた可能性が高いと見ていますが、行方は分かっていません。
第28位:田辺信子さん行方不明事件
田辺信子さん行方不明事件
発生日:2001年9月24日
発生場所:広島県安芸郡府中町青崎のマンション
失踪者:田辺信子さん(50歳)
2001年9月24日朝、田辺信子さんは友人とランチの約束をしました。11時20分ごろに友人は信子さんから「用意ができた」と連絡があったため、友人は信子さんを車で迎えに行きました。11時48分に信子さんから着信がありましたが、運転中だったため出ることができず、11時50分に信子さんの自宅前に着いてから折り返し電話をしました。
すると、「あー」という声が聞こえ数秒で切れてしまいました。友人は不審に思いましたが、すぐに出てくるだろうと思い、そのまま車で待っていました。しかし、10分待っても信子さんが来ないため、12時過ぎにもう一度電話をしましたが、また「あー」、「うー」という声が聞こえて、すぐに切れてしまいました。友人は信子さんの玄関前まで行きましたが、鍵がかかっていたし、応答がなかったため、友人は約束をすっぽかされたと思って、怒って帰宅しました。
しかし、19時すぐにやはり信子さんのことが気になりだし、当時入院していた信子さんの夫に連絡をして、自宅に様子を見に行きました。信子さんは自宅にいませんでしたが、部屋は荒らされた様子はなく、現金25万円やカード類などが入った信子さんのバッグはなくなっていました。
信子さんの失踪から5日後に、信子さんの不倫を匂わせる「私もやっと妻子と別れ、はれて信子と一緒になることが出来ました。ふたりを探さないで下さい。」という手紙が届きました。この手紙で信子さんは駆け落ちによる失踪かと見られましたが、友人たちは信子さんが不倫していたことは全く知らず、直前も夫の看病を熱心にしていたため、不倫していたとは考えにくいと見られています。
第27位:石嵜容子さん失踪事件
出典:twitter.com
石嵜容子さん失踪事件
発生日:1990年12月31日
発生場所:茨城県猿島郡三和町
失踪者:石嵜容子さん(当時14歳)
1990年12月31日、中学2年生だった石嵜容子さんは友人と一緒にスーパーで買い物をして友達と別れた後に、行方不明になっています。川沿いに容子さんの自転車が放置されていて、17時~18時頃に何者かに連れ去られたと見られています。
行方不明になってから4日後に、友人宅に容子さんを名乗る女性から電話があり「家出をした」と話しています。また、その2日後に容子さんを名乗る人物から自宅に「新宿にいる。人が大勢いて帰れない」という電話が入りました。
しかし、その後は全く連絡がなく、行方は分からなくなっています。
第26位:藤野千尋さん行方不明事件
藤野千尋さん行方不明事件
発生日:2014年6月9日
発生場所:広島県広島市佐伯区
失踪者:藤野千尋さん(当時25歳)
2014年6月7日、仕事が終わった18時ごろに友人に車で地毛バス停に送ってもらった後、藤野千尋さんは行方が分からなくなりました。藤野千尋さんはふだんはそこからバスに乗って帰宅するのですが、その日は交通系ICカードの利用履歴がなかったため、この日は友人と別れた後にバスには乗っていないものと思われます。
また、18時ごろに普段は電話しない大学時代の先輩に電話をかけていたことがわかっています。この時、先輩は電話に出ることができなかったため、30分後に折り返しかけなおしていますが、藤野さんは電話に出ることはありませんでした。
行方不明から2日後の6月9日に五日市駅付近で目撃情報があったり、付近で携帯電話の電波を感知しましたが、藤野さんの姿を発見することはできませんでした。
日本の失踪/神隠し事件有名ランキング未解決編:第25位~第21位
第25位:多島斗志之失踪事件
多島斗志之失踪事件
発生日:2009年12月19日
発生場所:京都の新都ホテルを出発後
失踪者:多島斗志之(当時61歳)
多島斗志之さんは直木賞候補にもなった小説家ですが、2009年12月19日に京都市内の新都ホテルを出た後に行方不明になっています。当日、友人や出版社には「筆を置き、社会生活を終了します」という手紙が届きました。
多島斗志之さんは右目は失明していて、左目も調子が悪く失明するかもしれないと状態だったようで、それを苦に自殺をしたと見られていますが、遺体は見つかっておらず、消息不明のままとなっています。
第24位:ルメイヤスさん母子失踪事件
ルメイヤスさん母子失踪事件
発生日:1989年7月26日
発生場所:愛知県名古屋市千種区城山町
失踪者:ルメイヤス科乃さん(当時30歳)達来(ダライ)君(当時3歳)、長尾宣卓さん(当時33歳)
ルメイヤス科乃さんはオランダ人の夫と別居して、長男の達来くんとオランダから帰国していました。そして、長尾さんと同居していました。
1989年7月26日の午後1時ごろ、科乃さんは達来くんと父親のところを訪れて、27日から長尾さんを含めた3人で四国に行くと話していました。そして、その日の午後9時過ぎに科乃さんさんは隣人と話をしています。これを最後に、科乃さんの行方が分からなくなりました。
長尾さんは7月28日までは近所の人に目撃されていて、7月27日には「科乃さんと息子は先に旅行に出発したので、自分もこれから追いかける」とと話していたことがわかっていますが、長尾さんも7月28日を最後に失踪しています。
科乃さんは長尾さんと別れようと思っていたという情報もありますし、科乃さんの自宅からは科乃さんと同じ血液型の血痕が発見されています。
また、科乃さんたちはオウム真理教の施設に出入りしていたことが判明していて、その関連で失踪したのかと見られていますが、明らかな証拠はありません。科乃さんら3人は現在も行方が分かっていません。
第23位:増山ひとみさん失踪事件
増山ひとみさん失踪事件
発生日:1992年2月19日
発生場所:福島県南相馬市原町区
失踪者:増山ひとみさん(当時21歳)
増山ひとみさんは結婚を3週間後に控えていて、1994年2月19日は市内の歯科医院を寿退社する日で13時10分ごろに歯科医院を出て帰宅しました。
しかし、その後行方が分からなくなっています。
増山さんの軽自動車は近所のスーパーの駐車場に放置されたままになっていて、所持品は車の中に残されていました。
婚約が決まった後から、増山ひとみさんには無言電話がかかってくるなど嫌がらせがあり、行方不明になる当日にも職場に不審な電話がかかってきていました。
また、増山さんの手帳には婚約者には別の女の影があったことが記されていて、そのトラブルに巻き込まれる形で失踪したのではないかと見られています。
第22位:山本美保さん失踪事件
出典:sankei.com
山本美保さん失踪事件
発生日:1984年6月4日
発生場所:山本美保(当時20歳)
失踪者:山梨県甲府市
1984年6月4日午前10時ごろ、山本美保さんは「図書館に行く」と言ってオートバイで外出しましたが、そのまま失踪しています。オートバイは甲府駅前に置かれているのを発見しましたが、美保さんの所持品は失踪から4日後の6月8日に、失踪場所から遠く離れた新潟県柏崎市の荒浜海岸で発見されています。
美保さんが失踪してから半年後から4年半にわたり、無言電話やすすり泣くような声の電話が続いていました。また、美保さんの父親は警察官でしたので、美保さんの可能性のある遺体がないかを細かく確認していました。
そのような中、北朝鮮亡命者が北朝鮮国内で美保さんと思われる女性を目撃したという情報があり、北朝鮮に拉致された可能性が高く、特定失踪者問題調査会でも「拉致濃厚」としています。
しかし、2004年に山梨県警から美保さんの遺体が見つかったと連絡が入ります。双子の妹とDNAが一致したことが根拠ですが、このDNAデータや鑑定は明らかに不審な点が多く、山梨県警が偽造したのではないかと見られています。
第21位:日光市フランス人女性行方不明事件
出典:daily.co.jp
日光市フランス人女性行方不明事件
発生日:2018年7月29日
発生場所:栃木県日光市
失踪者:ティフェヌ・ベロン(当時36歳)
フランス人のティフェヌ・ベロンさんは、観光のために日本を訪れていて、日光市内のホテルに宿泊していました。2018年7月29日にティフェヌ・ベロンさんはホテルから徒歩で外出した後、行方がわからなくなっています。
家族がフランスから訪日して、懸命に捜索していますが、手掛かりもありません。てんかんの持病を持っているとのことで、発作が出てしまったのではないか?とも考えられています。
日本の失踪/神隠し事件有名ランキング未解決編:第20位~第16位
第20位:室蘭市女子高生失踪事件
出典:twitter.com
室蘭市女子高生失踪事件
発生日:2001年3月6日
発生場所:北海道室蘭市
失踪者:千田麻未さん(当時16歳)
北海道室蘭市で高校1年生の千田麻未さんが行方不明になりました。
千田麻未さんは自宅近くのパン屋さんでアルバイトをしていましたが、2001年3月6日は高校入試日のために学校が休みで自宅から少し離れたパン屋の本店でコーヒーの講習を受けることになっていました。
その日は13時に本店に行く約束をしていて、それに間に合うよう自宅を出たのですが、本店最寄りのバス停で降りずに、室蘭サティ近くのバス停でバスを降りています。
また、13時~13時30分ごろには室蘭サティにいたことが防犯カメラや目撃情報でわかっています。
その後、本店に向かうバスに乗り、13時42分には彼氏に「今、着いた」と報告し、本店最寄りのバス停付近で千田さんのPHSの電波が確認されています。また、13時46分に彼氏と「今、話せないからあとでかけなおすね」と話した後、行方が分からなくなっています。
バス停からパン屋本店まではたった20mの距離。彼氏には「今着いた」と話し、バス停付近でPHSの電波が確認されているのに、千田さんはパン屋本店に現れることはありませんでした。
パン屋のオーナーは地元では「女好きの変人」として知られていて、当初は犯人ではないかと疑われていましたが、結局は逮捕されることはなく、千田さんの行方は分からないままとなっています。
第19位:野村香ちゃん失踪事件
出典:ameblo.jp
野村香ちゃん失踪事件
発生日:1991年10月1日
発生場所:横浜市旭区本宿町
失踪者:野村香ちゃん(当時8歳)
1991年10月1日、小学校3年生の野村香ちゃんは学校から帰宅し、15時30分ごろに姉に宿題をしているところを目撃されています。その後、姉はエレクトーン教室に出かけました。
その日、香ちゃんは16時から書道教室があり1人で行くことになっていました。
そして、17時ごろ母親が帰宅した時には自宅に鍵がかかっていて、香ちゃんはいませんでした。いつも香ちゃんは17時ごろに帰ってくるのですが、書道教室の道具がなかったので、母親は特に気にも留めなかったのです。
しかし、18時30分になっても香ちゃんは帰ってこず、母親は心配になり、書道教室に電話しましたが、「今日は来なかった」と書道教室からは返答があり、ここで香ちゃんが失踪したことが判明したのです。
香ちゃん失踪後の手掛かりはほとんどなく、拉致説やひき逃げ説、変質者犯人説などが出ましたが、行方はいまだにわかっていません。
第18位:阿蘇郡南小国町山菜採り女性失踪事件
阿蘇郡南小国町山菜採り女性失踪事件
発生日:2022年5月3日
発生場所:熊本県南小国町
失踪者:野元アツ子さん(当時73歳)
2022年5月3日に山菜採りをしていた野元アツ子さんの行方が分からなくなりました。
夫婦で山菜採りに来ていましたが、夫は少し離れたところで山菜を採っていて、気づいた時にはアツ子さんがいなくなっていたそうです。
捜索が行われましたが、目撃情報も遺留品のようなものも全く発見されておらず、いまだに行方が分かっていません。
第17位:大分県日出町主婦失踪事件
大分県日出町主婦失踪事件
発生日:2011年9月12日
発生場所:光永マチ子(当時36歳)
失踪者:大分県日出町
2011年9月12日、大分県日出町の主婦・光永マチ子さんが失踪しました。
失踪当日の午前11時30分ごろ、光永さんは長女を学校に送り届けた後に「家に帰って寝ている、終わったら電話して」と長女に告げて帰宅しています。
しかし、長女が学校から帰宅した15時ごろには光永さんの姿はありませんでした。自宅からは愛用の枕や長女のバスタオルなどがバッグやポーチ、車のカギなどがなくなっていましたが、車は残されたまま。また、携帯電話も自宅に残ったままでした。
当初は、不倫による家出か?と見られていましたが、それでも長女のバスタオルや枕を持っていたことから、不審な点が非常に多いです。
自ら姿を消したのか?事件に巻き込まれたのかはまだ分かっておらず、光永さんは行方不明のままです。
第16位:山野下せい香さん失踪事件
山野下せい香さん失踪事件
発生日:2018年7月4日
発生場所:千葉県佐倉市
失踪者:山野下せい香さん(当時21歳)
2018年7月4日午後11時ごろ、山野下せい香さんは自宅から失踪しました。
スマホや財布は部屋に置いたままでしたが、貯金箱の中身はなくなっていました。また、家族あての手紙が残されていて、「私は、皆の神様になります。」などと書かれていました。
失踪直前には彼氏と別れていて、そのやり取りがツイッターに残されていて、彼氏と破局したことにショックを受けて失踪したのでは?と見られていましたが、ツイッターのやり取りはすべて自作自演だったという説もあり、山野下せい香さんはなぜ失踪したのか?動機が全く分からなくなっています。
ただ、自作自演だと思われているTwitterアカウントの1つが、2020年12月に1度だけツイートしているので、山野下せい香さんは今もどこかで生きている可能性はあります。
日本の失踪/神隠し事件有名ランキング未解決編:第15位~第11位
第15位:旭川市男子中学生失踪事件
旭川市男子中学生失踪事件
発生日:2012年1月15日
発生場所:佐藤智広くん(当時13歳)
失踪者:北海道旭川市
2012年1月15日21時15分ごろ、北海道旭川市に住む中学1年生の佐藤智弘君は凍てつく北海道の夜に自宅を飛び出しました。
所持金は1,000円程度、携帯電話は家に置いたままで、ダウンを羽織っただけの軽装でした。
家族はすぐに帰ってくると思っていましたが、1時間経っても帰ってこないため心配になり、家の周りを探しましたが見つからず、そのまま行方不明になってしまいました。
失踪から3年後には、新宿2丁目で智宏くんに似た人物の目撃情報もありましたが、智宏くんの発見には至っていません。
第14位:井出真代さん行方不明事件
出典:vpoint.jp
井出真代さん行方不明事件
発生日:1999年8月13日
発生場所:井出真代さん(当時18歳)
失踪者:東京都町田市
井出真代さんは、1999年8月13日ごろに失踪し、行方が分からなくなっています。
美術大学に通い、モデル活動をしていたほどの美人女子大生だった井出真代さんは、「歯医者の予約がある」と言って、毎年恒例の母方の実家への帰省をキャンセルしました。そして、8月13日17時50分ごろにレンタルビデオ屋でビデオを返却したのを最後に、行方が分からなくなっています。
8月16日に家族が帰省から戻ってきても、井出真代さんは帰ってきておらず、歯医者にも行っていないことが判明し、8月17日に捜索願が出されました。
いったいなぜ、井出真代さんが失踪したのか、現在でもわかっていません。
第13位:加茂前ゆきちゃん失踪事件
加茂前ゆきちゃん失踪事件
発生日:1991年3月15日
発生場所:加茂前ゆき(当時8歳)
失踪者:三重県四日市市冨田
1991年3月15日、小学2年生の加茂前ゆきちゃんが行方不明になりました。
学校から帰宅した加茂前ゆきちゃんは14時半ごろに母親と電話で話しています。16時前には小学6年生の姉が帰宅しますが、この時にはすでにゆきちゃんは自宅にいませんでした。しかし、飲みかけのココアはまだ温かかったということです。
つまり、14時30分~16時までの間にゆきちゃんは自宅からいなくなり、失踪したことが考えられます。また、自宅には夜勤に疲れて寝ていた父親がいました。
ゆきちゃんが行方不明になって3年後に、不審な怪文書が父親宛てに届きました。その怪文書には「カアイソウ カアイソウ」などと書かれていて、その怪文書を読み解くと、朝鮮半島やロシアに連れていかれたのではないか?と言われています。
第12位:郡上市ひるがの高原キャンプ場女児不明事件
郡上市ひるがの高原キャンプ場女児不明事件
発生日:2009年7月24日
発生場所:岐阜県郡上市のひるがの高原キャンプ場
失踪者:下村まなみちゃん(当時10歳)
2009年7月24日、小学5年生の下村まなみちゃんは学校の野外活動でひるがの高原キャンプ場に来ていました。同級生3人と一緒に肝試しコースの下見のために林道を歩いていました。折り返し地点で校長が「元気そうだね」と声をかけています。この時、まなみちゃんは同級生3人の少し後ろを歩いていたそうです。
その後しばらくして、校長先生はまなみちゃんの後を追うように歩き始めます。さらに、同級生3人が「まなみちゃんがいなくなった」と引き返してきました。
普通に考えれば、校長先生と同級生3人の間にまなみちゃんがいるはずなのに、まなみちゃんは忽然と神隠しのように消えてしまいました。その後7日間で延べ1,700名を投入して、まなみちゃんの捜索を行いましたが、見つかりませんでした。当初はクマに襲われたのでは?と言われていましたが、衣服や靴などが発見されていないため、何者かによって連れ去られたのでは?と推測されています。
第11位:石井舞ちゃん行方不明事件
石井舞ちゃん行方不明事件
発生日:1991年7月25日
発生場所:福島県田村郡船引町の自宅
失踪者:石井舞ちゃん(当時7歳)
1991年7月24日21時30分ごろ、石井舞ちゃんが自宅で眠ったのを母親が確認しました。さらに22時30分ごろにも母親は舞ちゃんが寝ているのを確認しています。しかし、舞ちゃんは翌朝にはいなくなっていたのです。家族みんなで近所などを探しましたが、石井舞ちゃんは見つかりませんでした。
石井舞ちゃんを連れ去ったのは、舞ちゃんの父親の姪っ子の彼氏である玉川和弥ではないか?と疑われていましたが、事件当日は郡山などでの目撃証言もあり、容疑者からは外れています。石井舞ちゃんはどうやって、なぜ自宅から連れ去られたのか?舞ちゃんは今どこで何をしているのか?現在でもわかっていません。
日本の失踪/神隠し事件有名ランキング未解決編:第10位~第6位
第10位:千葉女子中学生連れ去り事件
千葉女子中学生連れ去り事件
発生日:2014年6月17日
発生場所:千葉市若葉区の路上
失踪者:佐久間奈々さん(当時13歳)
中学1年生の佐久間奈々さんは近所でも美少女で有名でした。1991年10月26日、テストが終わった中学1年生の佐久間奈々さんは友達3人とお泊り会をしていました。日付が変わった27日深夜0時過ぎ、夜食を買うために、みんなで4キロ離れたコンビニに自転車で出かけました。
帰り道、奈々さんは自転車で転んでしまい、そこでみんなで話していたら、40代くらいの男が補導員を装って近づいてきて、奈々さんだけを連れて行ってしまったのです。
友達は奈々さんの自宅に戻りますが、鍵は奈々さんが持っていたため、玄関前で待つことにしました。午前3時になっても奈々さんは戻ってこなかったため、心配になり親に報告します。みんなで奈々さんを探しましたが、見つけることができず、午前4時20分に警察に届け出ました。
警察も捜索活動を行いましたが、奈々さんの行方は分からず、未解決となっています。
第9位:伊勢女性記者行方不明事件
出典:jprime.jp
伊勢女性記者行方不明事件
発生日:1998年11月24日
発生場所:三重県伊勢市
失踪者:辻出紀子(当時24歳)
三重県伊勢市内の出版社に勤めていた辻出紀子さんは、1998年11月24日23時ごろに勤務先を出て、そのまま失踪しました。
当日、退社後には知り合いの男性と会う約束をしていて、実際にその男性は辻出紀子さんとは会ったことは認めています。
しかし、「辻出さんとは車内で話をした後、セックスをして別れました。一緒にいたのは1~2時間ぐらいで、後のことは知りません」と供述していて、失踪には関与していないと話しています。
この男性は別件で逮捕されて、辻出紀子さんの逮捕監禁について追及しましたが、裁判では無罪が確定しています。しかし、「無罪が確定すればすべてを話す」と述べていて、辻出さんの失踪を何か知っていることを匂わせていましたが、沈黙を貫き続けています。
この男性が辻出紀子さんの失踪に関連しているのかどうかもわかっていません。
第8位:自衛隊員乗り逃げ事件
自衛隊員乗り逃げ事件
発生日:1973年6月23日
発生場所:陸上自衛隊北宇都宮駐屯地
失踪者:菅野行夫(当時20歳)
1973年6月23日21時ごろ、栃木県宇都宮市にある陸上自衛隊北宇都宮駐屯地から富士 LM-1連絡機が離陸しました。
この離陸は予定外のことで駐屯地内は大騒ぎになり、調査によって整備員をしていた菅野行夫3等陸曹が飲酒した上で行方不明になっていることが判明しました。レーダーには引っかからなかったので、かなりの低空飛行と思われます。菅野行夫3等陸曹は整備士で、操縦訓練は受けていませんでした。
この事件後1ヶ月にわたり捜索が行われましたが、機体も菅野行夫3等陸曹も発見されていません。機体は5時間20分程度しか燃料が持たないため、燃料が尽きて墜落したと見られています。ただ、機体も本人も発見されていないので、一体どこに向かったのか?墜落したのかどうか?墜落したならどこで墜落したのか?などは全部わかっていません。
第7位:風船おじさん行方不明事件
出典:nicovideo.jp
風船おじさん行方不明事件
発生日:1992年11月24日
発生場所:太平洋上
失踪者:鈴木嘉和さん(当時52歳)
鈴木嘉和さんは1992年11月23日、ヘリウム風船をたくさんつけたゴンドラ「ファンタジー号」に乗り、琵琶湖湖畔で飛行実験を行っていましたが、そこから「アメリカに行く」と言い残して飛んでいきました。
11月24日深夜にファンタジー号からSOS信号が発信され、25日8時半ごろに海上保安庁の捜索機が宮城県金華山沖でファンタジー号を確認しました。この時、ファンタジー号はSOS信号をやめ、飛行継続の意思を見せたことから、捜索機は3時間ほどファンタジー号を監視してから追跡を打ち切っています。
それ以降はSOS信号が発せられることはありませんでしたが、家族から捜索願が出されたことを受けて、12月2日に海上保安庁はアメリカ・カナダ・ロシアに救難要請をしています。
しかし、鈴木嘉和さんとファンタジー号はその後発見されることはなく、どこまで行ったのか?どうなっているのか?などはわかっていません。
第6位:松岡伸矢君行方不明事件
出典:twitter.com
松岡伸矢君行方不明事件
発生日:1989年3月7日
発生場所:徳島県美馬郡貞光町親戚宅前
失踪者:松岡伸矢(当時4歳)
前日に祖母のお葬式に出席していた松岡伸矢ちゃんは1989年3月7日の朝、宿泊していた親戚の家の前を家族で数分間散歩しました。しかし、伸矢ちゃんは玄関から入ってなかったので、父親が玄関先に出て伸矢ちゃんを探しましたが、見つけることができませんでした。すぐに家族みんなで探し、警察にも通報しましたが、発見することはできませんでした。
父親が伸矢ちゃんから目を離したのは、たった20秒程度だったとのことです。
2014年には和田竜人(仮名)が伸矢ちゃんなのでは?とニュースになりましたが、DNA鑑定の結果、別人物であることがわかっています。
北朝鮮の船が来航する徳島県海部郡日和佐町の弁天浜で男性に抱かれている伸矢ちゃんによく似ている子供の目撃証言があり、北朝鮮に拉致されたのではないか?と考えられています。
日本の失踪/神隠し事件有名ランキング未解決編:第5位~第1位
第5位:吉川友梨ちゃん失踪事件
吉川友梨ちゃん失踪事件
発生日:2003年5月20日
発生場所:大阪府泉南郡熊取町
失踪者:吉川友梨ちゃん(当時9歳)
2003年5月20日、社会科見学を終えた吉川友梨ちゃんは友達と一緒に下校していました。
自宅まで560mの地点で友達と別れ、自宅まで400mのところで同級生とすれ違っています。しかし、そこから100m(自宅まで300m)の商店前を友梨ちゃんが通ることはなく、忽然と消えてしまったのです。
吉川友梨ちゃんを必死に探す両親は「人探しのプロ」に扮した詐欺師に6800万円をだまし取られる被害に遭っています。
怪しい車の目撃情報などもありますが、現在でもまだ吉川友梨ちゃんは見つかっていません。
第4位:坂出市タケノコ掘り女児行方不明事件
坂出市タケノコ掘り女児行方不明事件
発生日:2005年4月29日
発生場所:香川県五色台ビジターセンター
失踪者:大西有紀ちゃん(当時5歳)
2005年4月29日、香川県坂出市にある五色台ビジターセンターでタケノコ堀りイベントがあり、大西有紀ちゃんは母親と姉の3人で参加していました。
そのイベントの途中で、有紀ちゃんは1人でもう一本取ってくると言い残し、遊歩道の方向に歩いていったのです。その後、集合時間を過ぎても有紀ちゃんは戻ってこなかったため、イベント参加者みんなで有紀ちゃんを探しましたが見つけることができず、警察に通報しています。
警察犬も投入して、池の水を全部抜くなど大掛かりな捜索が行われましたが、有紀ちゃんの行方は全くわかりませんでした。1人不審な男が目撃されていますが、その男が事件に関係しているのかどうかは不明です。
第3位:赤城神社主婦失踪事件
出典:savag.net
赤城神社主婦失踪事件
発生日:1998年5月3日
発生場所:群馬県前橋市三夜沢町にある赤城神社
失踪者:志塚法子さん(当時48歳)
1998年5月3日、志塚法子さんは家族と一緒につつじ鑑賞目的で赤城神社に来ていましたが、参拝途中に行方不明になりました。当日は雨が降っていたので、法子さんの夫と叔父だけが参拝に行き、法子さんたちは車で待っていたのですが、しばらくしてから法子さんも「せっかくだから」と1人で参拝に行くことにしました。
法子さんはメニエール病があったため、途中で発作が起こったら大変だと思い、娘さんは心配して後を追います。しかし、法子さんは神隠しに遭ったかのように失踪してしまったのです。法子さんが1人で車を降りてから、娘さんが探しに行くまでわずか6分間のことでした。その後も大規模な捜索が行われましたが、法子さんの姿も手掛かりすらも見つかりませんでした。
法子さんは宗教がらみで出家したのではないか?誰かに拉致されたのではないか?不倫の末の家出ではないか?などいろいろな噂が出ました。
第2位:岡山地底湖行方不明事故
岡山地底湖行方不明事故
発生日:2008年1月5日
発生場所:岡山県新見市・日咩坂鐘乳穴
失踪者:名倉祐樹さん(当時21歳)
高知大学学術探検サークルの5名は、2008年1月5日に岡山県新見市にある日咩坂鐘乳穴に探検に行きました。メンバーの1人である名倉祐樹さんが、この鍾乳洞奥の地底湖で泳いでいて、急に姿が見えなくなったという通報があり、警察による捜索が始まりました。
この鍾乳洞の地底湖は深さ30m、奥行き20m、入り口から水面までは5mというもので、警察が必死に捜索しましたが、名倉さんを発見することはできませんでした。
ほかのメンバーの証言によると、名倉さんは衣服をつけたまま地底湖で泳ぎ始めたとのことですが、地底湖の大きさを見ると、あまりにも不自然です。また、事故後のほかのメンバーの挙動にも不審な点があり、この岡山地底湖行方不明事故は、いろいろと闇を感じずにはいられない恐ろしい失踪事件となっています。
第1位:太田市パチンコ店女児連れ去り事件
出典:twitter.com
太田市パチンコ店女児連れ去り事件
発生日:1996年7月7日
発生場所:群馬県太田市のパチンコ店
失踪者:横山ゆかりちゃん(当時4歳)
1996年7月7日に群馬県太田市のパチンコ店で両親がパチンコしている間に4歳の横山ゆかりちゃんが行方不明になりました。
防犯カメラには横山ゆかりちゃんに話しかけ、外に行こうと誘っている不審な男が映っていました。
ゆかりちゃんは母親に「~~~のオジサンがいるよ」と伝えていて、母親は「絶対についていっちゃだめ」と注意しましたが、その10分後にはゆかりちゃんはいなくなっていました。防犯カメラにはその不審な男が出ていった数分後に、ゆかりちゃんが1人で外に出ていく様子が映っています。
ゆかりちゃんの失踪後はは身代金の脅迫電話などはありませんし、遺体も発見されていません。
この太田市パチンコ店女児連れ去り事件は北関東連続幼女誘拐殺人事件との関係が疑われています。
菅家利和さんが逮捕されていたことから、横山ゆかりちゃんの事件と北関東連続幼女誘拐殺人事件は無関係と思われていましたが、菅家利和さんが冤罪であることがわかり、横山ゆかりちゃんの事件と北関東連続幼女誘拐殺人事件は関連が疑われています。
日本の失踪/神隠し事件有名ランキング解決済み編:第14位~第11位
第14位:川崎2少年失踪事件
川崎2少年失踪事件
発生日:1991年6月9日
発生場所:神奈川県川崎市
失踪者:中学1年生・小学2年生の男子2名
1991年6月9日、中学1年生男子と小学2年生の男子はほかの同級生らと一緒に公園などで遊び、16時半ごろ同級生らと別れました。しかし、2人は帰宅することはありませんでした。2人は川崎から木更津行のフェリーに乗ったと見られ、住民数人にコンビニなどで買い物しているところを目撃されています。
6月19日には君津市でバスに乗りバス停で降りた後、鹿野山方面に歩いていくのを目撃されています。しかし、この後の2人の目撃情報はありませんでした。
そして、9月2日に鹿野山にミョウガを採りに来ていた76歳の男性が白骨化した遺体を発見し、警察に通報しています。服装などから2人は川崎市で失踪した少年2人と断定され、司法解剖の結果、事件性はなく、餓死した可能性が高いと見られています。
第13位:城丸君事件
城丸君事件
発生日:1984年1月10日
発生場所:札幌市豊平区
失踪者:城丸君(当時9歳)
1984年1月10日に札幌市豊平区で9歳の男の子・城丸君がかかってきた電話に出ました。その電話が終わると、城丸君は母親に「ちょっと出かけてくる」と言って、外出しました。この時、「ワタナベのお母さんが僕の知らないうちに僕のものを借りていたから返したいと言っている」と城丸君は母親に話しています。
不審に思った兄が城丸君の後をつけていったものの、途中で見失いました。そして、そこには「ワタナベ」という表札はあったものの、城丸君の行方は分からなくなってしまったのです。
城丸家は資産家だったので、身代金目的の誘拐かと思われましたが、身代金要求の連絡はありませんでした。
また、兄が城丸君を見失った場所に二楽荘があり、その二階に元ホステスの部屋があり、城丸君は二楽荘の階段を昇って行ったという目撃情報があったため、警察はその元ホステスから事情を聞きますが、有力な情報は得られませんでした。
城丸君から約2年後の1986年12月30日、事件は動きます。その元ホステスは結婚していましたが、その嫁ぎ先の家が火事になり、夫が火事で死亡しました。そして、夫には1億円の生命保険が掛けられていたのです。
死亡した夫の弟が焼けた家を整理していたところ、人骨が出てきました。再度、元ホステスに事情を聴きましたが、当時の技術では骨の身元が分からず、ホステスも黙秘を貫いたため、逮捕されることはありませんでした。時効1ヶ月前の1998年12月、短鎖式DNA型鑑定をしたところ、この人骨は城丸君であることが判明し、元ホステスは殺人罪で起訴しました。しかし、元ホステスは完全黙秘を貫いたこともあり、「殺意」を立証できず、殺人罪では無罪判決となっています。
死体遺棄や死体損壊、傷害致死は時効が成立していたため、起訴することができず、この元ホステスが犯人である可能性が高いにもかかわらず、完全無罪になってしまいました。
第12位:茂原市重機オペレーター殺害事件
茂原市重機オペレーター殺害事件
発生日:2002年3月10日
発生場所:千葉県茂原市
失踪者:江沢重雄さん(当時53歳)
2000年3月10日に重機オペレーターの江沢重雄さんが行方不明になりました。
当時は、ただ中年男性が失踪しただけで、事件性はないと考えられていましたが、2004年10月に江沢さんの娘が依頼してテレビ朝日の「奇跡の扉 TVのチカラ」で情報提供を呼び掛けたところ、「江沢さんの重機の不法投棄」、「男性2人に江沢さんが暴行を加えられていた」という2つの情報が寄せられました。
番組はこれらの情報を放送で流すと、犯人の逃亡や証拠隠滅、証言者の身の安全の保証などの問題が出てくるくるため、警察と検察に情報提供を行い、2005年3月16日に江沢さんに暴行を加えていた2人の男性を傷害容疑で逮捕、さらに殺人罪でも逮捕しています。
このテレビ番組のおかげで、ただの失踪と思われていた事件は、殺人事件であることが判明し、犯人が逮捕されたことになります。
第11位:足立区女性教師殺人事件
足立区女性教師殺人事件
発生日:1978年8月15日
発生場所:東京都足立区
失踪者:石川千佳子(当時29歳)
1978年8月15日、東京都足立区で小学校教師をしていた石川千佳子さんは、当直当番にも関わらず何の連絡もないまま出勤しなかったため、不審に思った校長が石川さんの実家に電話しましたが、実家の母親も石川さんの所在を知らなかったため、捜索願が出されています。石川さんを最後に目撃したのは、小学校で警備主事をしていた和田信也でした。
この後、警察は石川さんの行方を捜しますが、発見できず、北朝鮮に拉致されたのではないか?と言われるようにもなったのです。
しかし、石川さんの失踪から26年が経った2004年8月21日、事件の真相が判明します。石川さんの最後の目撃者である和田信也が警察に自首し、石川さんの殺害を自供したのです。和田信也は校内で石川さんと肩がぶつかり、激しくとがめられたことでカッとなって殺害し、自宅の床下に埋めたと供述しています。
和田信也の自宅は道路拡張のために土地区画整理の対象となり、立ち退きを余儀なくされるために、死体発覚は避けられないために、自首したとのことです。
しかし、すでに時効が成立していたために、殺人罪で起訴することができませんでした。
日本の失踪/神隠し事件有名ランキング解決済み編:第10位~第6位
第10位:中川沙弥香さん行方不明事件
中川沙弥香さん行方不明事件
発生日:2013年7月11日
発生場所:中川沙弥香さん(当時17歳)
失踪者:千葉県茂原市の本納駅付近
2013年7月11日、千葉県茂原市の本納駅付近で高校3年生の中川沙弥香さんが行方不明になりました。自宅から2km離れた本納駅の防犯カメラに映った姿は確認することができましたが、それ以降の足取りはわからず、行方不明になっています。
行方不明になってから約1か月後の8月7日~9日にかけて大規模な捜索が行われましたが、中川さんを発見することはできませんでした。
しかし、思わぬ形でこの失踪事件は解決します。失踪してから約1か月半後の2013年9月26日に自宅からわずか400m離れた神社に潜んでいる中川さんを、近所の男性が発見したのです。中川さんはやせ細って衰弱していましたが、意識ははっきりしていました。
この事件の真相は統一教会と2世の問題が関係していると言われています。中川さんのご両親は統一教会の信者で中川さんは2世信者でした。中川さんは統一教会とご両親から逃げるために、失踪したのではないか?と見られています。
第9位:平塚5遺体事件
平塚5遺体事件
発生日:1984年12月28日
発生場所:神奈川県平塚市
失踪者:岡本利英くん(当時6歳)
1984年12月28日、神奈川県平塚市で6歳の男の子・利英君が行方不明になりました。その母親の岡本千鶴子は捜索願を出し、テレビにも出演して、大々的に捜索を呼びかけました。
2002年ごろからは、岡本千鶴子は利英君は北朝鮮に拉致されたと話すようになっていましたが、利英君の行方は分からないままでした。
2006年5月1日午前11時ごろ、岡本千鶴子が住んでいたアパートから山内峰宏さん(当時35歳)と岡本利加香さん(当時19歳)の遺体が発見されました。遺体を発見したのは山内峰宏さんの実の母親です。山内峰宏さんと岡本利加香さんは異母兄妹で、山内さんの実母が2人の遺体の発見者であり、岡本千鶴子は岡本利加香さんの実の母親になります。
峰宏さんの遺体のそばには「死にたい。一緒にいさせて」という手紙があり、パソコンのディスプレイには「利加香と同じ墓に入れてほしい」と書かれていたため、異母兄妹による無理心中かと思われましたが、捜査を進めていくと、アパートからは乳児2人の遺体と男児1人の遺体が発見されたのです。
つまり、岡本千鶴子のアパートからは5人の遺体が発見されたことになります。そして、捜査を進めると、男児の遺体は1984年に失踪した岡本千鶴子の息子・利英君であることが判明したのです。
峰宏さんの遺書には、岡本千鶴子と利加香さんとの性的な三角関係をうかがわせるような記載があり、その結果、利加香さんが殺害されてしまったと見られています。また、乳児2人の遺体も岡本千鶴子の子供であることも判明しました。
峰宏さんは自殺であることが確定。また、3人の子供はすでに時効が成立していて、岡本千鶴子は岡本利加香さん殺害でのみ起訴されました。裁判では岡本千鶴子は真犯人は峰宏さんであると主張しましたが、岡本千鶴子による殺人が認められ、懲役12年の実刑判決が言い渡されました。
第8位:福島県南相馬市女子高生失踪事件
出典:mainichi.jp
福島県南相馬市女子高生失踪事件
発生日:2011年2月19日
発生場所:福島県南相馬市
失踪者:清水沙也香さん(当時18歳)
2011年2月19日に高校3年生の清水沙也香さんが「彼氏に会いに行く」と家族に言い残して失踪しました。家族は2月21日に捜索願を出し、警察は彼氏から事情聴取しましたが、彼氏は失踪への関与を否定しました。
しかし、2月23日に彼氏の車が全焼し、さらに2月25日に彼氏が首をつって自殺しているところを発見されました。
しかし、清水沙也香さんの行方は分からないままでした。清水沙也香さんの失踪から約3週間後に東日本大震災が起こります。東日本大震災で遺体の捜索を行っている時に、がれきの下から清水さんの遺体が発見されたのです。遺体の損傷が激しく、死亡推定時刻は2月中旬から3月中旬とされました。
カギを握る彼氏はすでに自殺してしまっているので、事件の真相は分からないままですが、ご遺体が家族のもとに戻ってきたことがせめてもの救いと言えるでしょう。
第7位:坪野鉱泉失踪事件
出典:news.line.me
坪野鉱泉失踪事件
発生日:1996年5月5日
発生場所:坪野鉱泉?
失踪者:屋敷恵美さん・田組育鏡さん(当時19歳)
1996年5月5日、富山県氷見市に住む19歳の女性2人が、魚津市に肝試しに行くと言って外出したまま行方が分からなくなりました。魚津市の肝試しと言えば、坪野鉱泉ではないかと思われ、警察もその周辺を中心に捜索を行いましたが、手掛かりはつかめないまま、時間だけが過ぎていきました。
2人の失踪から18年後の2014年、「女性2人が乗った自動車が海に転落したのを見たと話している人がいる」という情報を富山県警が入手。さらに2019年にはその目撃者とされる男性3名を特定して、事情聴取を行いました。
男性3人は「射水市の『旧海王丸パーク』で声をかけようとしたら、2人が乗った車が後ろ向きに発車して海に転落した」「怖くなってその場を立ち去った」「責任を問われるのが怖くて通報しなかった」などと供述しています。
そして、2020年3月に海底から女性2人が乗った軽自動車が見つかり、車内からは人骨が発見され、DNA鑑定の結果、失踪していた2人の遺体であることがわかっています。24年ぶりに2人の女性は発見されたことになります。
第6位:朝霞市女子中学生誘拐事件
出典:asahi.com
朝霞市女子中学生誘拐事件
発生日:2014年3月10日
発生場所:埼玉県朝霞市
失踪者:中学1年生(当時13歳)
2014年3月10日に中学1年生の13歳の少女が行方不明になりました。自宅には「探さないで」と書かれたメモが残されていて、行方不明から10日後には「迷惑をかけてごめんなさい」という手紙が届けられました。警察は捜索しますが、少女の足取りはつかめませんでした。
2016年3月27日、少女から母親に助けを求める電話があり、母親は110番するように伝え、自らも警察に通報しました。そして、少女は約2年ぶりに警察官に保護されたのです。実は、この少女は2年間も監禁されていました。
少女を監禁していたのは寺内樺風です。寺内樺風は少女を自室に監禁し、「君は家族から見放された。帰るところはない」と繰り返し言い聞かせ、少女が脱出できない心理状態にしていきました。それでも、少女は2年間で2回脱出し、周囲の人に助けを求めましたが、誰も助けてくれずに、また部屋に戻ったことがあるそうです。
そして、3度目の脱出で親に電話することができ、無事保護されました。寺内樺風は少女に逃げられたことで、首を切って自殺を図りましたが、死にきれずに血だらけのままで通りがかりの新聞配達員に助けを求め、逮捕されました。
日本の失踪/神隠し事件有名ランキング解決済み編:第5位~第1位
第5位:新潟少女監禁事件
新潟少女監禁事件
発生日:1990年11月13日
発生場所:新潟県三条市
失踪者:小学4年生の少女(当時9歳)
1990年11月13日、新潟県三条市の路上で小学4年生(9歳)の女の子が行方不明になりました。誘拐なのか、北朝鮮による拉致なのかもわからない状態が長く続きましたが、2000年1月28日にこの事件は大きく動きます。
新潟県柏崎市四谷一丁目に住む佐藤宣行(当時37歳)の母親が、「息子の家庭内暴力に悩んでいる」と医師や保健所職員が、佐藤宜行を強制入院させるために佐藤の自宅を訪れたところ、佐藤の部屋に19歳の少女がいるのを発見しました。この少女は9年2ヶ月にわたり佐藤に暴行を受けながら監禁され続けていたことが発覚したのです。
少女は9年前に佐藤に誘拐され、それからずっと監禁されていました。
この少女は報道によると、その後は家族と共に日常を取り戻しながら、平穏に生活しているそうです。
第4位:広島一家行方不明事件
出典:youtube.com
広島一家行方不明事件
発生日:2001年6月4日
発生場所:広島県世羅郡世羅町
失踪者:家族4人
2001年6月4日に広島県世羅郡世羅町で一家4人が忽然と失踪した事件がありました。
・朝ごはんが用意されていた
・妻は翌日から社員旅行の予定
・娘は結婚間近
・貴重品は残されていた
・パジャマ&サンダル姿
などなど拉致されたわけではなく、失踪する理由もない家族でした。それなのに、一家4人が神隠しに遭ったかのように失踪したのです。
しかし、約1年後の2002年9月7日、京丸ダムの湖底から車が発見され、中には4人の遺体がありました。この4人の失踪は夫の政弘さんによる無理心中なのではないか?と見られています。
第3位:北九州監禁殺人事件
北九州監禁殺人事件
発生日:1997年~1998年
発生場所:北九州市
失踪者:緒方純子の一家6人
北九州監禁殺人事件は日本の犯罪史上最も凶悪であると言っても良いほど胸糞悪い連続殺人事件です。主犯は松永太、従犯が松永の内縁の妻である緒方純子です。
松永は緒方純子の家族を呼び寄せ、小倉のマンションに監禁しました。表向きは緒方の家族は突然失踪したように見えています。松永と緒方純子は緒方の家族を精神的に支配下に置き、虐待や殺人、遺体解体などを命令し、緒方純子の家族を全滅に追い込みました。
この北九州監禁殺人事件はあまりにもむごい事件だったため、報道規制がかけられたとされていて、残虐な事件なのにそこまで知名度は高くありません。
第2位:山梨キャンプ場女児失踪事件
出典:twitter.com
山梨キャンプ場女児失踪事件
発生日:2019年9月21日
発生場所:小倉美咲(当時7歳)
失踪者:山梨県南都留郡道志村のキャンプ場
2019年9月21日、山梨県南都留郡道志村のキャンプ場に7家族27人で遊びに来ていました。9人が150m先の沢に遊びに行ったのを美咲ちゃんは追いかけていきます。しかし、9人のもとに美咲ちゃんは現れず、神隠しに遭ったように失踪してしまいました。2週間以上にわたり、大規模な捜索を行いましたが、手掛かりすら見つけられず、美咲ちゃんの行方は分からないままでした。
しかし、2022年4月23日、ボランティアで捜索していた男性が付近の山の中で子どもの後頭部と思われる人骨を発見します。これをきっかけに再び捜索を行うと、人骨や運動靴・靴下・服などが発見されました。人骨のDNA鑑定を行ったところ、小倉美咲ちゃんであることが判明しました。ただ、美咲ちゃんが事故で死亡したのか、事件に巻き込まれたのかはわかっていません。
第1位:坂本堤弁護士一家殺害事件
出典:mainichi.jp
坂本堤弁護士一家殺害事件
発生日:1989年11月4日
発生場所:神奈川県横浜市磯子区の自宅
失踪者:坂本堤さん(当時33歳)、都子さん(当時29歳)、龍彦ちゃん(当時1歳)
坂本堤弁護士はオウム真理教の脱会の手助けをし、「オウム真理教被害者の会」を組織していました。その活動を見て、オウム真理教は坂本堤弁護士を殺害することを決めます。
1989年11月4日にオウム真理教の幹部6人が岡崎一明・村井秀夫・新実智光・早川紀代秀・中川智正・端本悟が坂本弁護士の自宅に侵入し、3人を殺害して、遺体は上九一色村に運ばれた後に、山の中に遺棄されています。
殺害の際に中川がオウム真理教のバッジを現場に落としたため、坂本一家の失踪にはオウム真理教が関係していると見られていましたが、決定的な証拠はなく、遺体も発見されなかったため、長い間坂本弁護士一家は失踪という扱いになっていました。
しかし、地下鉄サリン事件が起こり、オウム真理教が警察の捜査のメスが入ったことで、実行犯の岡崎が坂本一家殺害を自供し、その自供をもとに捜索したところ遺体が発見されています。
日本の失踪/神隠し事件のまとめ
日本の失踪事件・神隠し事件を未解決・解決に分けてまとめました。未解決の失踪・神隠し事件は、何とか生きたまま見つかってほしいですし、せめて事件の真相がわかってほしいですね。