「電車ガール」とは検索してはいけない言葉で衝撃的な踏切事故の瞬間を捉えた動画です。
この記事では検索してはいけない言葉「電車ガール」の本家である外国版の動画と事故の内容、日本版電車ガールの動画と事故の内容、死亡したメアリーさんなどについてまとめました。
この記事の目次
電車ガール【検索してはいけない言葉】は列車事故の瞬間を捉えた動画
「電車ガール」とは、インターネットの「検索してはいけない言葉」の1つで、その内容は列車事故(踏切人身事故)の瞬間を捉えた動画です。
電車ガールの本家本元は、アメリカ・イリノイ州シカゴ・デュページ郡のダウナーズグローブ(Downers Grove)という町のMetraのフェアビュー・アベニュー駅(Fairview Avenue Station)前の踏切で、1991年8月26日の17時50分頃に発生した人身事故の瞬間を捉えた動画で、海外のグロ系動画サイト「Ogrish.com」(現在は存在しないサイト)に投稿されたものです。
この電車ガールの元々の動画は「Traingirl」というタイトルでネット上で広まり、日本でも「電車ガール」という直訳されたタイトルで広まり、その衝撃的な内容から「検索してはいけない言葉」として知られるようになったという経緯でした。
こちらの電車ガール(外国版)の大元の動画は、ニコニコ動画で視聴する事ができますが、かなり衝撃的で、こういった動画に慣れていない人が見ると精神的なショックを受けるような内容なので視聴には注意が必要です。
また、このオリジナルの「電車ガール」(外国版)から派生して、愛知県一宮市今伊勢町の奥村街道踏切で1992年9月27日に発生した踏切事故の瞬間を捉えた動画が、日本版「電車ガール」として拡散されています。
ただし、この日本版の電車ガールは踏切内に進入した女性が直前を通過した列車の風圧で吹き飛ばされて転倒するもので、衝撃的ではあるもののグロ画像というわけではありません。
ここではこの「検索してはいけない言葉」として知られる「電車ガール」について紹介していきます。
電車ガール【検索してはいけない言葉】の外国版の事故概要と動画の内容
「検索してはいけない言葉」として知られる「電車ガール」の大元である外国版の動画の内容は、遮断器が降りているのに踏切内に進入した女性が、走行してきた列車に撥ねられて吹き飛ばされる瞬間までを捉えたものです。
動画は、踏切内の線路を列車の進行方向の斜め前方から撮影したもので、列車の進入を知らせる警報が鳴り響いている場面から始まります。
動画が始まってすぐ、画面左端から女性と男性が並んで歩いてきて、男性が小走りに反対側へと渡ろうとし、それに女性が続く形で線路内へと進入します。
男性は寸前で列車が間近に迫っている事に気が付いて引き返しますが、女性はそのまま線路内に突入して猛スピードで走行してきた列車に撥ねられ、その衝撃で撮影するカメラの方向へと弾き飛ばされて撮影者に激突。映像が乱れたところで動画は終了します。
事故を伝える海外のニュースサイトなどによると、撥ねられた女性は当時41歳のメアリー・テレサ・ウォイティラ(Mary Theresa. Wojtyla)さんという方で、時速96kmで走行してきたメトラ(シカゴ周辺で運行されている通勤鉄道)の急行列車「EMD E9」に撥ねられて即死したという事です。
また、撥ねられたメアリー・T・ウォイティラさんと歩いていた男性は、離婚訴訟中だったメアリーさんが雇っていた弁護士で、メアリーさんはこの弁護士との会話に気を取られ、列車が走行してくる左側に全く注意を払う事なく線路へと進入して撥ね飛ばされた事なども報じられています。
電車ガールの動画撮影者は、ちょうどその日最終運転を迎えていた「EMD E9列車」を撮影するために現地に孫を連れて訪れていた老人の鉄道ファンでした。
撥ね飛ばされたメアリーさんはこの動画撮影者に直撃しており、撮影者も足を骨折する怪我を負っています。また、この撮影者と一緒に彼の孫も近くにいたそうで、この孫も打撲の怪我を負ったという事です。(いずれも海外のニュースサイトで報じられた内容)
電車ガール【検索してはいけない言葉】の外国版の事故動画
電車ガール(外国版)の動画は、現在もネット上に数多く拡散されており、普通に視聴する事ができます。
ニコニコ動画で「Train Girl USA FLL」というタイトルで検索すると視聴可能です。このニコニコ動画に投稿された電車ガール動画は2010年に投稿されていますが、ずっと削除されていないので、今後も視聴可能のまま残される可能性が高そうです。
YouTubeにも電車ガールの動画は多数投稿されていますが、暴力的な内容だとして定期的に削除されているようです。
下の動画は、電車ガールについて解説したまとめ動画で、動画の最後には実際の映像も収録されています。ただし、女性が列車に接触する瞬間の直前で切られており、暴力的コンテンツと判断されないよう対策されているようです。
なお、YouTubeでも「Traingirl」で検索すると、女性が撥ね飛ばされる瞬間も入った動画も見つかりますが、年齢制限が設けられているためここに掲載する事はできません、興味のある方はYouTubeのサイトやニコニコ動画で検索してみると良いでしょう。(衝撃的な内容のため自己責任で視聴しましょう)
電車ガール【検索してはいけない言葉】の日本版の事故概要と動画の内容
出典:https://livedoor.blogimg.jp/
本家本元である「電車ガール」外国版が知られるようになった後の2008年頃に、日本版の「電車ガール」と名付けられた動画がインターネット上に拡散され話題になりました。
こちらの日本版電車ガールの動画は、愛知県一宮市今伊勢町にある奥村街道踏切で1992年9月27日に撮影されたもので、女子高校生が電車が通過する寸前の踏切内へと進入し、走行してきた
JR東海の113系電車に撥ねられそうになるも、間一髪で反対側へと駆け抜け、その風圧で転倒する瞬間までを捉えた内容です。
日本版電車ガールの動画の冒頭には、「あー!!危ないって危ない!」と撮影者が大声で叫ぶ音声が入っており、この声の大きさが恐怖心を掻き立てました。
転倒した女子高生は軽傷を負っただけで済みましたが、踏切での危険行為を戒める意味で、この動画が教習用として活用されました。その教習用の動画がネット上に流出し「日本版電車ガール」として広く知られるようになりました。
電車ガール【検索してはいけない言葉】の日本版の事故動画
この電車ガール日本版の動画は、最近まで「電車ガール ハネダ avi.」というタイトルでYouTubeに動画がアップロードされていましたが、現在は暴力的コンテンツと判断されて削除され、視聴する事はできなくなっています。
また、同じ動画をアップロードする人が現れるかもしれませんが、2023年1月の現在はYouTubeでもニコニコ動画でも、海外を含めてその他の動画サイトでも日本版電車ガールの動画を見つける事はできないようです。
ちなみに、「電車ガール」というワードが検索してはいけない言葉としてネット上で流行し始めたのは2000年代ですが、この頃は踏切や電車ホームでの事故のグロ動画全体が「電車ガール」というカテゴリにされる形で、グロ動画サイトなどで多数紹介されていました。
その当時、ここで紹介した日本版電車ガールとは別に「日本版電車ガール」というタイトルであるグロ画像がネットにアップロードされ、かなり話題になりました。
こちらの日本版電車ガールの画像は、おそらく駅での人身事故の時に撮影されたもので、ホームと電車の隙間に女性の頭が挟まり、すり潰されて半分原型をとどめていないという衝撃的な死体画像でした。
こちらの「日本版電車ガール」の画像は、現在は簡単にはネット上で見つける事はできません。ただ、海外のグロ画像・動画サイトなどで、定期的にアップされる事があるようです。なお、こちらの画像は「日本版電車ガール」とタイトリングされていたものの、本当に日本で発生した列車事故を捉えたものかどうかは不明です。
電車ガール【検索してはいけない言葉】外国版で死亡した女性メアリーさん
「電車ガール」の外国版の動画で捉えられた電車事故で死亡した女性は、Mary T. Wojtyla(メアリー・T・ウォイティラ)という名前の当時41歳だった女性です。
事故を報じる海外のニュースサイトなどによると、電車ガール(外国版)で列車に撥ねられたメアリーさんは、1949年11月8日生まれの女性で、旧姓はウォルチ(Walch)。結婚していて旦那がおり、子供も3人いたそうです。
既に触れていましが、この当時メアリーさんは旦那との離婚訴訟を闘っており、電車ガールの動画で一緒に歩いていた男性はこの訴訟のために彼女が雇った弁護士でした。
この事故に遭った時、メアリーさんはこの弁護士の事務所へ一緒に行って離婚届に署名をしてきた帰りだったという事で、旦那さんとの婚姻関係の解消が確定していたそうです。
そのため、新しい人生をスタートすべき日に彼女は人生最後の日を迎える事になったなどとかなりセンセーショナルに報道されていたようです。
また、電車ガールの動画を見ると、この弁護士の男性がメアリーさんに何事か話しかけた後に、小走りに線路の向こう側方向へと歩き始め、それにメアリーさんが従って歩いているように見えます。
この様子から、この弁護士がメアリーさんに電車が来る前に反対側へ渡り切ってしまおうと話しかけ、メアリーさんはそれに従った結果死亡する事になったのではないか?という憶測が広がりました。
この弁護士はこの事故について、公式な見解は示しておらず、当時のニュース報道でも名前などは明かされませんでした。そのため、現在もこの弁護士が誰だったのかは特定されていません。
一方、電車ガールの動画で有名になったこのメアリーさんの遺族はその後、当該の鉄道を運営していた北東イリノイ地域鉄道公社(Northeast Illinois Regional Commuter Railroad Corporation)などを相手取って不法死亡の訴訟(unlawful death lawsuit)を起こしましたが、メアリーさんが警報器が鳴り響く中、遮断機を乗り越えて線路内に進入している事などから敗訴に終わっています。
出典:https://i0.wp.com/reprobatepress.com/
電車ガールで有名になったメアリーさんは、アメリカのインターネット上では現在もよく知られており、彼女の命日となった8月26日には定期的に特集動画などが上げられています。命日にはそのお墓を訪れる人もいるようです。
まとめ
今回は、インターネット上で検索してはいけない言葉として知られている「電車ガール」についてまとめてみました。
電車ガールとは、アメリカのイリノイ州シカゴ・デュページ郡のダウナーズグローブのフェアビュー・アベニュー駅近くの踏切で1991年8月26日に発生した人身事故の瞬間を捉えた動画です。
内容は、警報が鳴り響き遮断機が降りた状態の踏切内に進入した女性が、猛スピードで走行してきた列車に撥ねられ、カメラの方向に向かって弾き飛ばされ、映像が乱れて終わるという短い動画です。
この女性は即死で、弾き飛ばされた女性が直撃した動画の撮影者も足を骨折する怪我を負いました。
オリジナルの動画は、かつてよく知られていた海外のグロ動画投稿サイト「Ogrish.com」にアップされたもので、「Traingirl」の名称で知られるようになりました。
日本でも直訳で「電車ガール」として紹介され、人が死亡する瞬間を捉えた衝撃的な動画という事から、日本でも「検索してはいけない言葉」として広まりました。
また、この本家の電車ガールから派生する形で、日本版「電車ガール」の動画も拡散されました。日本版電車ガールの内容は、女子高校生が電車が間近に迫っている踏切内に進入するも、寸前で電車の接近に気がつき、間一髪で反対側へと走り抜けて九死に一生を得るという内容です。
この日本版電車ガールの女子高生は風圧で弾き飛ばされたものの、軽傷を負っただけで済んでいます。
現在も、本家の外国版「電車ガール」の動画はネット上で視聴できます。日本版電車ガールの動画も定期的にネット上にアップされていますが、2023年1月の現在はどの動画サイトでも確認できないようです。