花吐き病は実在しない奇病/症状と元ネタ・花言葉ごとの意味・死亡の真相もまとめ

花吐き病とは片想いをこじらせると花を吐くという架空の奇病で、元ネタは『花吐き乙女』という漫画です。

 

この記事では花吐き病の症状、原因、花言葉ごとの意味、死亡することはあるのか、治し方、その他の実在しない創作奇病について紹介していきます。

花吐き病とは?元ネタは『花吐き乙女』に登場する実在しない奇病

 

出典:https://kc.kodansha.co.jp/

 

花吐き病とは松田奈緒子さんの漫画『花吐き乙女』に登場する奇病です。片想いをこじらせ、辛さがピークに達すると口から花を吐いてしまうという病気で、正式名称を「嘔吐中枢花被性疾患(おうとちゅうすうかひせいしっかん)」といいます。

 

SNSなどを中心に「片想いをこじらせると花を吐く」という設定だけを使った二次創作が多く誕生したことから、アニメファンや漫画ファンの間で派生した架空の奇病と勘違いされることもありますが、元ネタは上記の漫画です。

 

また、正式名称があることから実在する病気と勘違いされることもあるようですが、花吐き病は架空の病気で、このような症状の奇病はありません。

 

なお、二次創作では耽美なイメージで描かれることが多い花吐き病ですが、元ネタの『花吐き乙女』は花を吐くシーンを「ゲロ花」と表現するなど、コメディテイストが強い作品となっています。

 

 

 

花吐き病の原因と症状・死亡することはある?

 

出典:https://prcm.jp/

 

花吐き病の症状は口から花や花びらを吐くだけです。『花吐き乙女』のなかでは、「はるか昔から流行と潜伏を繰り返してきた」と説明されており、片想いで苦しんでいる人全員が花吐き病を発症するわけではないとされています。

 

感染力は強いらしく、花吐き病の人が吐いた花に触ってしまうと病気がうつるとの設定もあります。

 

この時、片想いをしている相手がいない人は花吐き病を発症しませんが、「潜伏期間がある」という設定から、後に片想いをした時に時間差で花吐き病を発症するとも考えられています。

 

 

片想いが実らないと死亡する?

 

出典:https://prcm.jp/

 

二次創作では片想いが実らなかった場合、花吐き病に罹った人は死ぬというバッドエンドを迎えることもあります。赤い花びらを吐くことを吐血になぞらえることもあるようです。

 

なお、元ネタとなった『花吐き乙女』にはそのような設定はなく、片想いが実るまで花を吐き続けるだけです。

 

 

 

花吐き病の治し方

 

出典:https://pixabay.com/

 

『花吐き乙女』のなかでは花吐き病の治療法は確立されておらず、恋が実る以外に治る方法はありません。また意中の相手と両想いになり。花吐き病が治った場合は最後に白銀の百合を吐くとされています。

 

二次創作の作品では逆に恋が実らないことを知った時に黒い百合を吐き、恋をしていたことを忘れてしまうという設定のものもあるそうです。

 

 

 

花吐き病の元ネタとなった『花吐き乙女』の内容

 

出典:https://itsudoco.com/

 

花吐き病の元ネタとなった漫画『花吐き乙女』は、1話完結のオムニバスストーリーです。物語は花吐き病の研究を続ける種堂新准教授が中心となって展開されていきます。

 

オムニバスなので花吐き病に苦しむ人物は毎回異なり、同性相手にかなわない恋をしているキャバ嬢や恋人のいる部活のコーチに片想いをしている女子高生などさまざまです。

 

また、作品全体の主人公でありストーリーテラーのポジションにある種堂新准教授自身は癖のあるイケメンで、「これまでに人を好きになったことがない」という設定の人物です。花吐き病の研究をしているのも自身の好奇心からではなく、亡くなった父親が花吐き病の研究をしていて「詐欺師」呼ばわりされたためだといいます。

 

そのような種堂准教授と、彼に長年片想いをし続けている図書館司書の女性、生前に花吐き病に罹っていたこと以外は記憶がないという正体不明の幽霊など、各話の主人公以外のレギュラー登場人物の行く末も気になる話となっています。

 

基本的には各話の主人公の恋は報われず、悲恋の物語ばかりなのですが、どの話も明るく前向きに失恋を受け入れているので読後感は爽やかです。

 

 

『花吐き乙女』以前に花吐き病を扱った作品があった?

 

出典:https://www.amazon.co.jp/

 

作者の松田奈緒子さんが明言したわけではないのですが、ファンの間で『花吐き乙女』の元ネタになったのではないか?と言われているのが、1947年フランスの作家、ボリス・ポール・ヴィアンが発表したSF小説『日々の泡(邦題・うたかたの日々)』です。

 

本作には花を吐くという病気ではないのですが、肺の中に睡蓮の蕾ができるという奇病が登場しており、この病気に罹った恋人を助けるために、主人公の青年が花で彼女を囲むという描写があります。

 

花が絡む儚い奇病と悲恋という共通点から、『日々の泡』から花吐き病は着想を得たのではないかとも考察されています。

 

 

花吐き病の著作権は?

 

花吐き病の著作権は、『花吐き乙女』の作者である松田奈緒子さんにあります。そのため花吐き病という設定を全面に押し出して商業作品をつくろうとする、お金儲けをしようとするなどすれば、訴訟になる可能性も否定できません。

 

ただ二次創作での利用については、現状を見る限り松田奈緒子さんも出版社も黙認してくれている様子です。

 

これについては花吐き病のパロディ作品を書いている人のなかでも「『花吐き乙女』という元ネタがある設定だから、作者さんに失礼がない範囲で使わせてもらうよう注意しないと」と、公序良俗に反する作品では花吐き病は使わないようにしよう、との呼びかけがされていました。

 

 

 

花吐き病で使われる花にも意味がある?人気の花と花言葉一覧

 

花吐き病を題材にした二次創作では、吐く花の種類や花言葉で罹患者の気持ちがわかるという設定のものも少なくないようです。ここでは花吐き病のパロディで使われることが多い花と、その花言葉を一覧で紹介していきます。

 

 

①薔薇

 

出典:https://pixabay.com/

 

花吐き病のパロディイラストで最もよく使われるのが、赤い薔薇です。見た目の美しさもさることながら、赤い薔薇の花言葉は「愛情」「情熱」「熱烈な恋」と、花吐き病にぴったりなため人気が高いのでしょう。

 

 

②椿

 

出典:https://pixabay.com/

 

花びらではなく、花ごと吐き戻す描写が多いのが椿です。赤い椿の花言葉は「謙虚な美徳」「控えめな素晴らしさ」であり、華やかな見た目にもかかわらず香りがほとんどないことから、このような花言葉になったといいます。

 

花吐き病のパロディでは、自己主張が苦手で控えめな性格のキャラクターと組み合わせられることが多い様子です。

 

 

③勿忘草

 

出典:https://ja.wikipedia.org/

 

勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉は、「私を忘れないで」「真実の愛」です。勿忘草は英語では「Forget-me-not」、ドイツ語では「Vergissmeinnicht」と、そのまま「忘れないで」という意味の名前を持つ珍しい花といえます。

 

勿忘草は花言葉だけではなく、花の名前も悲しい恋物語にちなんでつけられており、「事故死した青年が息を引き取る前に、『どうか、自分のことを忘れないで欲しい』と遺言とともに恋人に渡した花」とされています。

 

悲恋と切っても切れない関係にある花のためか、勿忘草も花吐き病の創作で頻繁に使われている様子です。

 

 

④クロッカス

 

出典:https://pixabay.com/

 

クロッカスの花言葉は「明るい未来」「あなたを待っています」「愛をもう一度」。紫のクロッカスには「愛の後悔」という花言葉があります。

 

このような花言葉から、クロッカスは別れてしまった恋人を諦めきれない、というストーリーなどで使われることが多いようです。

 

 

⑤黄色い水仙

 

出典:https://pixabay.com/

 

水仙も花吐き病でよく使われる花です。そして、なかでも人気が高いのが黄色の水仙です。黄色い水仙の花言葉は「もう一度愛してほしい」「私のもとへ帰って」。

 

こちらもクロッカス同様に、別れてしまった恋人を忘れられないという設定の話で使われることが多い花です。

 

 

⑥アネモネ

 

出典:https://pixabay.com/

 

アネモネの花言葉は「儚い恋」「薄れる希望」「恋の苦しみ」です。可憐な見た目からは想像がつかないような花言葉ですが、これはギリシャ神話に由来してつけられたものです。

 

ギリシャ神話では、アネモネは美の女神・アフロディーテが、息子のキューピッドの矢が原因で恋をした少年・アドニスの血と神酒ネクターから産み出した花とされています。

 

きっかけが何であれ、かなわなかった悲恋から生まれた花であるため「儚い恋」など、実らない恋を連想させる花言葉がつけられたのです。

 

 

 

花吐き病のような実在しない奇病一覧

 

花吐き病のような実在しない奇病はほかにもたくさんあります。ここでは著作権問題が絡まないもののなかから、花吐き病のようにビジュアルが美しい人気の創作奇病を紹介していきます。

 

 

忘愛症候群

 

出典:https://www.pakutaso.com/

 

忘愛症候群(ぼうあいしょうこうぐん)は花吐き病とは違い、ファンダムの奇病です。

 

相思相愛の恋人同士、もしくは両片想いの状態にある人だけが罹る病気で、忘愛症候群になると好きな相手のことを完全に忘れてしまうとされます。相手のことを忘れるスピードは決まっておらず、少しずつ忘れていくケースもあれば、一晩で綺麗に忘れ去ってしまうこともあるようです。

 

相手が自分のことを忘れてしまっても最初から関係を築きなおせば良いのでは?と思われますが、一度この病気に罹ったものは新しい記憶もどんどん失くしていってしまうため、関係を再構築することは不可能です。

 

また忘愛症候群は忘れてしまった恋人が死ぬことのみで完治し、相手が死ぬと忘れていた記憶が戻るといいます。

 

このように救いがない設定の奇病のため、忘愛症候群が使われた二次創作作品は、ほぼ間違いなくバッドエンドを迎えています。

 

 

 

瞳石症候群

 

出典:https://pixabay.com/

 

瞳石症候群も二次創作発祥の創作奇病で、pixivにフリー設定として投稿されたことから人気が出ました。

 

絶対に実らない片想いをしている人が罹る病気とされており、罹患すると瞳が徐々に宝石になっていくという症状が現れます。

 

さらに瞳石症候群に罹った者はどんどん骨がもろくなっていき、発症から3週間で死に至るそうです。また、死ぬ時にはぼろぼろになった骨が灰のように消えてしまうことから、宝石になった瞳だけが残るとされます。

 

宝石として遺った瞳を見ることで、瞳石症候群に罹って死んだ者の生前の記憶がわかるという設定です。

 

 

 

星涙病

 

出典:https://pictkan.com/

 

星涙病は考案者がTwitterで発表したことで人気となった創作奇病です。二次創作での使用制限はないそうですが、作中で使う際には設定を書いたTwitterかpixivのURLを出典表記して欲しいとのことです。

 

症状は感染者が片想いをしていると涙が星の形になり、一時的なことも多いとされます。ただ症状が重いと徐々に色彩が感じ取れなくなっていく、記憶を失くしていくこともあるそうです。

 

また星型の涙が落ちる時には「コロン」といった音がする、片想いの時の涙はしょっぱい味がするが、両想いになると涙の味が甘くなり、色も暖色系になるなど非常に可愛らしい設定もあります。

 

 

 

天使病

 

出典:https://prcm.jp/

 

天使病は花吐き病などと違って、片想いをしているなどの条件がなくても発症する病気とされています。

 

天使病の罹患者の背中には大きな羽のような器官ができ、この器官の形成と修復にエネルギーがとられるために、罹患者はどんどん痩せていくそうです。

 

翼が大きく美しくなるほど、罹患者は痩せて生気がなくなっていき、有効な治療法はないといいます。

 

この天使病は、実在すると噂されたことがあります。2015年にイギリスで誕生したオリバー君という少年の背中に大きな黒い痣があり、それがまるで天使の羽のようだと話題になったのです。

 

オリバー君の背中にある天使の羽は痣ですから、創作奇病の天使病のように骨を変形させたり、栄養を奪って成長するようなものではありません。そもそもオリバー君の痣には先天性色素細胞性母斑という症状であり、天使病ではありません。

 

しかし、天使の羽を持つ男の子がいるというニュースから派生して「天使病は実際にある難病だ」との噂が流布してしまったようです。

 

 

 

花吐き病についてのまとめ

 

今回は創作の奇病・花吐き病について、元ネタや症状、創作でよく使われる花と花言葉などをふくめて紹介しました。

 

絵的にも美しいことから二次創作でよく使われる花吐き病ですが、元ネタとなった『花吐き乙女』は、パロディから花吐き病を知った人の想像を覆すような秀逸なコメディ漫画です。

 

男性にも読みやすい作風ですので、『花吐き乙女』を読んだことがないという方は是非手にとってみてはいかがでしょうか。

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