使われなくなった状態で長年放置されている廃墟。最近は廃墟ブームが来ていて、廃墟を探検・散策したい人も多いと思います。
ここでは現存している廃墟を中心に、日本の廃墟の有名&怖いランキングをまとめました。
この記事の目次
- 日本の廃墟の怖い&有名ランキング:87位~86位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキング:85位~81位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキング:80位~76位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキング:75位~71位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキング:70位~66位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキング:65位~61位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキング:60位~56位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキング:55位~51位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキング:50位~46位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキング:45位~41位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキング:40位~36位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキング:35位~31位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキング:30位~26位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキング:25位~21位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキング:20位~16位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキング:15位~11位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキング:10位~6位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキング:5位~1位
- 日本の廃墟の有名&怖いランキングのまとめ
日本の廃墟の怖い&有名ランキング:87位~86位
第87位:レキオリゾート
出典:ameblo.jp
レキオリゾート
場所:沖縄県名護市二見1
日本の廃墟の有名&怖いランキングの87位は、沖縄県名護市にあるレキオリゾートです。名護市の海沿いにあるこの大型リゾート施設は、バブル期の1980年代後半に開業しましたが、2000年前後に廃業しました。
その後は建物が取り壊されることなく廃墟となっていて、現在は沖縄の有名な心霊スポットになっています。
第86位:下の茗温泉
下の茗温泉
場所:富山県富山市八尾町下ノ名
下の茗温泉は富山県富山市にあった温泉旅館です。野口雨情や竹久夢二も訪れたことがある温泉地でしたが、客足が落ち込み、1999年に廃業となっています。
それ以降はずっと長く閉鎖されていて、現在はボロボロの廃墟となっています。
日本の廃墟の有名&怖いランキング:85位~81位
第85位:御文庫附属庫
御文庫附属庫
場所:東京都千代田区千代田
御文庫附属庫は、皇居吹上御苑内にある防空壕です。昭和天皇ご一家のために、昭和16~17年にかけて作られた防空壕で、内部には会議室や機械室、天皇の休所と次室などがあります。
戦後は使用されていないため、廃墟となっていて、一般には非公開となっていましたが、2015年8月1日に宮内庁によって画像・動画が公開されています。
第84位:生駒山上廃別荘群
生駒山上廃別荘群
場所:大阪府東大阪市上石切町
生駒山上廃別荘群は生駒山上遊園地近くにある廃墟となった別荘が集まっている場所です。
会社の保養所として使われていたと思われる別荘が複数ありますが、現在は完全に廃墟となっています。2000年代にはすでに廃墟となっていたようです。
第83位:広島大学旧理学部1号館
出典:wiki3.jp
広島大学旧理学部1号館
場所:広島市中区東千田町1丁目1-89
広島大学旧理学部1号館は広島大学の旧施設で、1945年には原子爆弾で被爆しますが、倒壊は免れています。1991年までは広島大学の施設として使われてい見足が、理学部が東広島市に移転したことで廃墟となっています。
老朽化が進んでいるものの、現存する数少ない被爆施設のため、保存する方向で協議が続いています。
第82位:巌窟ホテル
巌窟ホテル
場所:埼玉県比企郡吉見町
岩窟ホテルは埼玉県吉見町にある人工の洞窟をホテルにしていた廃墟です。明治後期から大正時代にかけて、農夫だった高橋峰吉によって掘られた洞窟で、正式名称は巌窟ホテル・高壮館です。
もともとはホテルとして作られたわけではなく、「岩窟掘ってる」が訛って「岩窟ホテル」となったようですが、物珍しい観光地として多くの見物人が訪れました。
しかし、1980年代に台風被害に遭い、閉鎖されて、廃墟となっています。
第81位:別子銅山跡
別子銅山跡
場所:愛媛県新居浜市
別子銅山は愛媛県新居浜市にあった銅山です。住友が巨大財閥となる礎となった銅山で、1973年に閉山しています。その後は廃墟となっていて、東洋のマチュピチュと呼ばれるような神秘的な姿になっています。
現在はマイントピア別子として、その廃墟を見学できるようになっています。
日本の廃墟の有名&怖いランキング:80位~76位
第80位:東濃朝鮮初中級学校
出典:twitter.com
東濃朝鮮初中級学校
場所:岐阜県土岐市泉町大富
東濃朝鮮初中級学校は、1975年に開校した朝鮮学校でしたが、1997~1998年に愛知県にある東春朝鮮初中級学校に統合されたため、校舎は廃墟となり、草木に包まれています。
第79位:摩耶花壇
摩耶花壇
場所:兵庫県神戸市灘区上野
摩耶花壇は兵庫県神戸市にあった宿泊施設です。1926年に木造モルタルの洋館が建てられ、宿泊施設として使われていましたが、1960年ごろには解体されています。
その跡地にはバンガローや茶店が建てられていましたが、いつごろからか無人になり、廃墟となっています。
近年の廃墟ブームで摩耶花壇周辺の廃墟めぐり・山歩きツアーが実施されていて、摩耶花壇も人気の廃墟の1つとなっています。
第78位:旧太子駅
出典:travel.co.jp
旧太子駅
場所:群馬県吾妻郡中之条町太子251番地4
群馬県吾妻郡中之条町太子にあった国鉄の廃駅です。
1971年に廃駅となった後は、観光地として整備されていますが、車止めや鉱石積み出しのホッパーなどが遺構として残っていて、廃墟の雰囲気や当時の駅の様子などを見ることができます。
第77位:五色園
五色園
場所:愛知県日進市岩藤町一ノ廻間932番地31
五色園は日本で唯一の宗教公園です。五色園自体は現役施設できちんと整備されている公園ですが、内部にある五色園休憩所は廃墟となっています。
五色園が宗教公園として、普通の公園とは違う異質な感じがあることに加え、休憩所が不気味な廃墟になっていることから、廃墟マニアの中では人気がある場所になっています。
第76位:鶯花荘
出典:twitter.com
鶯花荘
場所:三重県三重郡菰野町菰野
三重県の湯の山温泉にある鴬花荘は廃旅館です。1964年に開業しましたが、2000年代に廃業となり、それ以降は廃墟になり、若者のたまり場になっていたこともありました。
2022年3月21日には廃墟だった鶯花荘で火災があり、放火による火災ではないかと見られています。
日本の廃墟の有名&怖いランキング:75位~71位
第75位:大阪砲兵工廠化学分析場跡
大阪砲兵工廠化学分析場跡
場所:大阪府大阪市中央区大阪城3-30
旧大阪砲兵工廠科学分析場は大阪府大阪市にあった大日本帝国陸軍の兵器工廠です。現在は大阪城公園の一部となっています。1998年まで自衛隊大阪地方連絡部として利用されていましたが、現在は廃墟となっています。
第74位:さくら野百貨店仙台店
さくら野百貨店仙台店
場所:仙台市青葉区
JR仙台駅西口にあったさくら野百貨店仙台店は1946年に創業しましたが、2017年2月に軽破綻して、閉店しています。その後は建物は取り壊されることなく、廃墟となっています。
ただ、2024年着工予定で再開発計画が進んでいて、この廃墟はそのうち取り壊されるかもしれません。
第73位:京浜急行電鉄平沼駅跡
京浜急行電鉄平沼駅跡
場所:神奈川県横浜市西区平沼
平沼駅は神奈川県横浜市に存在した鉄道駅です。太平洋戦争中に営業を休止し、1944年に廃止、1945年には横浜大空襲で壊滅的な被害を受け、その後は廃墟となっていました。
1999年には老朽化が進んでいた屋根の部分が撤去されましたが、貴重な戦争遺跡として残されています。
第72位:大久野島(毒ガス島)
大久野島(毒ガス島)
場所:広島県竹原市
大久野島は瀬戸内海にある広島県竹原市の無人島です。現在ではウサギの島として有名で、レジャー・レクリエーション施設がありますが、終戦までは太平洋戦争で使う毒ガスが製造されていました。
その毒ガス製造施設は終戦後は廃墟となり、戦争遺産として残されています。
第71位:旧日立航空機立川工場変電所
旧日立航空機立川工場変電所
場所:東京都東大和市桜が丘2丁目
旧日立航空機立川工場変電所は1938年から1993年まで使用されていた変電所です。戦争の激化に伴い、空襲で被災し、機銃掃射の弾痕を残しながら、平成5年まで変電所として使われていました。
現在は廃墟となっていますが、東大和市が保存・管理を行っていて、毎月第2日曜日の午後に一般公開されています。
日本の廃墟の有名&怖いランキング:70位~66位
第70位:旧志免鉱業所竪坑櫓
旧志免鉱業所竪坑櫓
場所:福岡県糟屋郡志免町
1943年に作られた元国鉄志免鉱業所(志免炭鉱;旧海軍炭鉱)の産業遺産です。地上8階・地下1階のエレベーターのような造りで、地下から石炭を上げたり、鉱員を地下の石炭層まで移動させる目的で使われていました。
1964年の志免鉱業所閉山と共に稼働を停止し、廃墟となっていますが、2009年に国指定重要文化財に指定されています。
第69位:日本BE研究所
出典:ghostmap.net
日本BE研究所
場所:静岡県田方郡函南町桑原
伊豆の山の中にある日本BE研究所は、行徳哲男氏が洗脳をするような自己啓発教育(人間開発・感性のダイナミズムを取り戻す4泊5日間の山中訓練)を行っていた施設で、1999年まで使われていました。
1999年以降は廃墟となっていて、かなり荒廃してボロボロになっています。この日本BE研究所は心霊スポットとして有名で、「ほんとにあった!呪いのビデオ 首の塚」で紹介され、首の塚としても有名になっています。
第68位:峰之沢鉱山
峰之沢鉱山
場所:静岡県磐田郡龍山村
峰之沢鉱山は1907年に本格的な開発が始まり、1956年に最盛期を迎えた銅山です。最盛期には従業員700名が住んでいて、鉱山施設のほかに住宅や診療所などが立ち並んでいました。
しかし、1969年に閉山となり、従業員はこの地を離れ、鉱山施設や住宅は廃墟となっています。現在は従業員用の住宅(アパート)は緑に包まれていて、神秘的な雰囲気を漂わせています。
第67位:喫茶いずみ
出典:sakuramon.jp
喫茶いずみ
場所:沖縄県宮古島市城辺長間
喫茶いずみは沖縄県の宮古島にある元喫茶店の建物です。1970年代に「喫茶いずみ」として開業しましたが、2000年ごろには廃業して、廃墟となっています。地元では心霊スポットとして有名でしたが、稲川淳二の「恐怖の現場」シリーズで取り上げられたことで、全国的に心霊スポット・廃墟として人気となりました。
地元の人によると、オーナーが行方不明になり、その後に奥様が自殺したという事件があったそうです。
第66位:王子アルカディアリゾートホテル
王子アルカディアリゾートホテル
場所:岡山県玉野市永井
王子アルカディアリゾートホテルは、未完成のホテルの廃墟です。1992年に着工しましたが、バブル崩壊の影響で完成前に工事が中断し、そのまま廃墟になりました。
王子リゾートは2011年に解散となり、負債総額は38億円となっています。現在は入り口はベニヤ板で封鎖され、外壁は落書きだらけとなっていて、不気味な状態になっていて、廃墟マニアからは人気となっています。
日本の廃墟の有名&怖いランキング:65位~61位
第65位:小川脳病院
小川脳病院
場所:茨城県小美玉市
小川脳病院の正式名称は、聖仁会小川病院と言います。もともと精神病院だったそうで、1970年代までは病院として機能していたそうです。
この小川脳病院は遺体をホルマリン漬けにしていた、人体実験が行われていたなどの噂が付きまとっていて、有名な心霊スポットになっています。
廃墟となってからかなりの年月が経っているため、現在は老朽化が進んでいて、建物は朽ち果てています。
第64位:友ヶ島
出典:trip-s.world
友ヶ島
場所:和歌山県和歌山市加太
友ヶ島は和歌山県和歌山市に属する無人島です。
明治時代から大日本帝国軍により砲台や防備衛所が作られ、第二次世界大戦中も要塞施設として使われていました。終戦時には第2砲台は爆破処分されましたが、それ以外の施設は終戦後に廃墟となった後も良好な状態で残されています。
緑に囲まれた軍事施設は「天空の城ラピュタのようだ」と評判で、廃墟マニアがフェリーで訪れています。
第63位:きぬ川館本店
出典:pinterest.jp
きぬ川館本店
場所:栃木県日光市
きぬ川館本店は1942年に鬼怒川温泉に作られたホテルです。歴史のあるホテルでしたが、団体客に特化した構造・影響スタイルだったため、バブル崩壊後は経営が傾き始め、さらに巨額投資や放漫経営もあったために、1999年に30億円の負債を抱えて倒産しています。
倒産後は巨額の解体費用が掛かるために、解体することもできず、廃墟として残されていて、鬼怒川温泉の巨大廃墟群を形成する廃墟の1つとなっています。
第62位:高子沼グリーンランド
高子沼グリーンランド
場所:福島県福島市瀬上町沼西1
高子沼グリーンランドは福島県福島市にある遊園地の廃墟です。
1973年にオープンし、ジェットコースターやゴーカート、観覧車などの遊戯施設が人気となりました。しかし、1999年には客足が減ったことで閉園しています。
閉園後は廃墟となりましたが、『仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』のロケが行われたり、ホラーゲーム「SIREN2」のモデルになったりしていました。
2006年に遊具類が撤去されましたが、現在はソーラーパネルが設置されていますが、なんとも不気味な雰囲気が漂っています。
第61位:旧厚保郵便局
出典:twitter.com
旧厚保郵便局
場所:山口県美祢市西厚保町本郷
山口県美祢市にある旧厚保郵便局は、1934年に建築された郵便局です。
厚保郵便局は現在は既に移転していますが、旧厚保郵便局の建物は現在でも残されています。レトロな雰囲気とツタが覆う神秘的な雰囲気は、地元民だけでなく廃墟マニアからも人気となっています。古い建物ですが、比較的良好な状態を保っています。
日本の廃墟の有名&怖いランキング:60位~56位
第60位:行川アイランド
行川アイランド
場所:千葉県勝浦市浜行川
行川アイランドは千葉県勝浦市に合ったレジャー施設です。房総半島にあり、南国系をモチーフにしたレジャー施設で、家族連れに人気でしたが、客足が落ちてきたこともあり、2001年8月に閉園となっています。この行川アイランドのすぐ近くに行川アイランド駅が作られましたが、現在は無人駅となっています。
閉園して廃墟となった後は、複合リゾート施設「ウエルネスの森」が作られる予定でしたが、現在でもそのようなものが作られる気配はなく、今でも廃墟のままとなっています。
第59位:広島陸軍被服支廠
広島陸軍被服支廠
場所:広島県広島市南区
広島陸軍被服支廠は広島県広島市にある大日本帝国陸軍の被服廠で、原爆が投下された時には倒壊せずに、臨時救護所として使われました。
終戦後は学生寮や運輸倉庫として使われていましたが、1990年代後半からは廃墟となっています。廃墟になってから長い期間経っていますが、日本の鉄筋コンクリート造りの建物は現存最古級であり、被爆建物でもあることから、廃墟のままで保存する動きが出ています。
第58位:金比羅火口災害遺構
出典:360navi.com
金比羅火口災害遺構
場所:北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉町
北海道の洞爺湖の南にある有珠山は2000年に噴火しています。この噴火で熱泥流が発生し、近くに建っていた桜ヶ丘団地の2階部分に激突しました。また、桜ヶ丘団地は火山灰で1階部分がすっぽり埋もれてしまい、団地は廃墟となっています。
近くにある公営浴場の「やすらぎの家」も被害を受け、団地も「やすらぎの家」も廃墟となりましたが、災害遺構として残されていて、周囲は散策路が作られています。
第57位:甲賀ファミリーランド
出典:traveroom.jp
甲賀ファミリーランド
場所:滋賀県甲賀郡甲西町
甲賀ファミリーランドは滋賀県甲賀郡甲西町に合った遊園地です。
1970年ごろに開業していますが、交通の便があまり良くなく、客足が少なくなったため、1985年に閉鎖されています。
廃墟になった後も遊具は残されていて、「風で回る無人の観覧車」などが人気となり、無許可で立ち入る人が後を絶たなかったため、遊具は撤去されてしまいました。ただ、現在は廃墟となった建物が残っています。
第56位:ホテルキャデラックハウス
ホテルキャデラックハウス
場所:山梨県北杜市高根町清里
ホテルキャデラックハウスは山梨県の避暑地である清里にある廃業したホテルです。
このホテルのオーナーは元プロ野球選手の江夏豊氏で、1985年にオープンしましたが、バブル崩壊の煽りもあってか、1996年ごろに廃業しています。
1999年にこの建物は競売にかけられて落札されています。しかし、落札したのがオウム信者であることが発覚し、大きな騒動となりましたが、結局は一般の会社が所有することで事態は収まりました。
その後は、この建物が何かに使われることはなく、廃墟のままずっと残されていますが、バブル期に建てられた豪華な外見と周囲の廃れた感じギャップがもの悲しさを感じさせます。
日本の廃墟の有名&怖いランキング:55位~51位
第55位:信州観光ホテル
信州観光ホテル
場所:長野県千曲市上山田温泉
信州観光ホテルは1951年に上山田温泉にオープンしたホテルです。開業当初は木造3階建ての小さなホテルでしたが、少しずつ大きくしていき、400人が宿泊できる施設に成長しました。
バブル期には売上ピークを記録しましたが、その後は徐々に売り上げが落ちていき、1997年に営業が停止となっています。
廃業後は取り壊しに莫大な費用が掛かるなどの理由で、ずっと廃墟のまま残されていました。2018年には群馬県の業者が土地・建物を取得していますが、現在でも廃墟状態は続いています。
第54位:オホーツクマリンパレス
オホーツクマリンパレス
場所:北海道網走市藻琴
北海道網走市にあるオホーツクマリンパレスは、ファミリーレストランやお土産屋さん、ドライブインとして営業していた建物です。詳しい廃業時期は不明ですが、親会社が倒産したために、2000年代半ばごろに廃業したものと推測されていいます。
洋館やお城のような立派な造りとなっていますが、現在は老朽化が進み、薄汚れた雰囲気となっているため、不気味さが漂っています。
第53位:旧台東区立下谷小学校
出典:usao.jp
旧台東区立下谷小学校
場所:東京都台東区東上野4丁目
台東区立下谷小学校は、1886年11月に創立した小学校です。現存する建物は関東大震災の復興校として、鉄筋コンクリート造りで建てられました。
上野駅から徒歩3分という好立地ながら、1990年に清島小学校と統合された上野小学校ができたために廃校となり、校舎は廃墟となりました。
現在は基本的には廃墟のままですが、臨時の駐車場や区役所職員のクラブ活動、避難所として利用しているそうです。
第52位:八丈オリエンタルリゾート
出典:youtube.com
八丈オリエンタルリゾート
場所:八丈島八丈町三根
八丈オリエンタルリゾートは、1968年に八丈ロイヤルホテルという名前で開業したリゾートホテルです。
当時は海外旅行が今ほど一般的ではなく、沖縄もアメリカの占領下だったため、南国旅行と言えば八丈島が一般的で、この八丈オリエンタルリゾートには団体客が訪れていました。
当時は「東洋のハワイ」と呼ばれていたこともありましたが、海外旅行が一般的になるにつれて、少しずつ客離れが進んでいき、2005年に廃業となっています。
この八丈オリエンタルリゾートは三大廃墟の1つと言われています。
第51位:富士ガリバー王国
富士ガリバー王国
場所:山梨県西八代郡上九一色村
富士ガリバー王国はガリバーをモチーフにしたテーマパークで、1997年に開業しました。しかし、交通の便が悪く、オウム真理教のサティアンがあった場所に近かったことなどが原因で、客足は伸びずに2001年に廃業となり、その後は廃墟となっています。
2005年に『ほんとにあった! 呪いのビデオ 15』に取り上げられ、人気の廃墟になりました。
更地にして大型リゾートホテルなどの計画もありましたが、大型ホテルは建てられていません。遊具やガリバー像は撤去されているものの、建物は廃墟のまま残されています。
日本の廃墟の有名&怖いランキング:50位~46位
第50位:ホテル大宮
ホテル大宮
場所:群馬県利根郡みなかみ町
ホテル大宮は水上温泉にあったホテルです。1964年に開業したホテルでしたが、1989年に戦友会の老人がエレベーターに乗り込んだところ、搬器がなく、5階から1階まで落下し全治6ヶ月の重傷を負っています。
この事故がきっかけで、ホテル大宮は営業停止になり、廃業に追い込まれました。このホテル大宮は駅前にありましたが、駅前のホテルが廃墟となったことで、水上温泉全体が荒廃した雰囲気になってしまいました。しかし、現在でも取り壊されておらず、廃墟のまま残っています。
第49位:ほととぎす旅館
出典:twitter.com
ほととぎす旅館
場所:大阪府阪南市山中渓
ほととぎす旅館は山中渓温泉にあった温泉旅館です。大阪の奥座敷とも呼ばれていました温泉地でしたが、1974年に阪和自動車道建設による立ち退きのために、複数の旅館が廃業となって衰退していき、2005年にはほととぎす旅館を含む山中渓温泉の旅館はすべて廃業となっています。
ほととぎす旅館は取り壊されることなく廃墟となって残っていて、2021年には「世界の何だコレ!?ミステリー」でロケが行われています。
第48位:鳥島気象観測所跡地
鳥島気象観測所跡地
場所:東京都の伊豆諸島
鳥島気象観測所跡地は伊豆諸島の鳥島にある建物跡です。アホウドリの生息地として知られる鳥島は無人島でしたが、気象庁鳥島気象観測所がありました。しかし、この気象庁鳥島気象観測所は1965年の火山活動による群発地震で閉鎖されてしまい、その後は廃墟となっています。
第47位:白石工業桑名工場
出典:hotetu.net
白石工業桑名工場
場所:三重県いなべ市
三重県いなべ市にあった白石工業桑名工場は炭酸カルシウムの需要の増大により、1921年に桑名工場が創業されました。
1969年に閉山となり、それ以降は廃墟となっています。白石工業桑名工場の廃墟は西日本最大の廃墟であり、白亜の迷宮と呼ばれていて、廃墟マニアに人気の場所でしたが、2009年に不審火があったことをきっかけに解体されています。
木造の建築物は解体されてしまいましたが、現在は工場跡は廃墟として残っていますので、今でも廃墟の雰囲気を十分に味わうことができます。
第46位:男鹿プリンスホテル
男鹿プリンスホテル
場所:秋田県男鹿市北浦湯本
男鹿プリンスホテルは男鹿温泉郷にあるホテルです。1969年に開業しましたが、1981年に経営不振で廃業となっています。それ以降も建物は残されていて廃墟となりましたが、荒れ果てた状態で残されています。
また、暴走族のたまり場となったり、自殺騒動があったこともあり、秋田県では有名な心霊スポットになっています。
日本の廃墟の有名&怖いランキング:45位~41位
第45位:屋島ケーブル
屋島ケーブル
場所:香川県高松市
屋島ケーブルは屋島登山口駅から屋島山上駅に至る屋島登山鉄道のケーブルカー路線でしたが、2004年に営業が休止され、2005年には運営会社が自己破産を申請し、負債総額は9億円で廃止となりました。
屋島ケーブルが廃止された後は、駅のホームは残されていて登山口駅に車両2つが留置されているものの、かなりさび付いていて、窓ガラスが割られているものもあります。また、屋島山上駅は完全に廃墟となっていて、朽ち果てています。
第44位:ウェスタン村
出典:twitter.com
ウェスタン村
場所:栃木県日光市栗原315-1
ウェスタン村は栃木県日光市にあるテーマパークです。1973年に運営会社の大高企業が「鬼怒川ファミリー牧場」を開業し、その後にウェスタンショーなどを行うことになったため、「ウェスタン村」に改名しています。
2006年に12月7日から2007年3月末までメンテナンスを理由に冬季休業をすると公式サイトで発表がありましたが、結局は4月以降も休園することが発表され、従業員も全員解雇となっています。
それ以降「休園」のままで、事実上の閉園となっていますが、更地にはなっておらず、現在でも廃墟となったウェスタン村を確認することができます。
第43位:矢納水力発電所
出典:twitter.com
矢納水力発電所
場所:埼玉県児玉郡神川町矢納
矢納水力発電所は1914年に運用が開始となった水力発電所です。1966年に上流にダムが建設されたため、送電が廃止されていて、その後は廃墟となっています。
この矢納水力発電所は東京電力が所有している土地・建物ですので、個人が無許可で見学・侵入することは禁止されています。
第42位:雄別炭鉱
雄別炭鉱
場所:北海道釧路市
雄別炭鉱は北海道釧路市にあった炭鉱です。1919年から開発が開始されていて、1964年には最大出炭量を記録しました。この炭鉱の周辺には約4000名もの従業員が生活していましたが、1969年には爆発事故が起こり、エネルギー革命もあったために、1970年に閉山となり、その後は廃墟になりました。
この雄別炭鉱付近にはたくさんの廃墟がありますが、特に雄別炭鉱病院は心霊スポットとしても有名で、廃墟マニアに人気の場所になっています。
第41位:グリュック王国
出典:traveroom.jp
グリュック王国
場所:北海道帯広市
グリュック王国は1989年に開園したドイツやグリム童話とグリム兄弟をモチーフにしたテーマパークです。
1990年~1991年には年間入場者数は70万人を記録しましたが、その後は少しずつ減少し、2003年に閉園しています。
その後も新しいスポンサーは見つからず、廃墟となりました。現在でも建物や観覧車が残されていて、廃墟ブームの中で、無断で侵入する人が後を絶たずに問題となっています。
日本の廃墟の有名&怖いランキング:40位~36位
第40位:羽幌炭鉱
羽幌炭鉱
場所:北海道苫前郡羽幌町曙
北海道北西部留萌炭田にあった炭鉱で、1935年に操業が開始されています。良質な石炭を算出することで有名ですが、1970年に閉山しました。
閉山した時には羽幌炭鉱には1万人以上がいましたが、現在はそのほとんどが廃墟となり、炭砿アパートは不気味な雰囲気を漂わせています。そのほかにも、第二選炭工場・貯炭場、運搬立坑、大五商事羽幌砿給油所、病院、消防団庁舎など様々な廃墟が残されています。
第39位:三井三池炭鉱
出典:4travel.jp
三井三池炭鉱
場所:福岡県大牟田市・三池郡高田町
三井三池炭鉱は江戸時代から採掘が行われてきた炭鉱で、1997年に閉山しています。
閉山後は炭鉱の施設は廃虚となっていましたが、日本近代化遺産の面から注目を集め、宮原坑・万田坑や三池炭鉱専用鉄道敷跡は、2015年にはユネスコの世界文化遺産である「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として指定されました。
世界遺産に指定されているものの、廃墟としての雰囲気はしっかり残されています。
第38位:東の川簡易郵便局
東の川簡易郵便局
場所:奈良県吉野郡上北山村西原1161番地の1
奈良県にある東の川簡易郵便局は坂本ダムに面している無人集落にあった東の川簡易郵便局は、
1950年に設置されました。
1959年に着工した坂本ダムにより、住民の多くは移住しましたが、水没しなかった地域の住民が郵便局受託を続けたために、無人集落に残り続けました。しかし、2005年に廃止となっています。
廃墟になった後も建物は残り続け、郵便局マニア・廃墟マニアに人気となっています。
第37位:平安閣
出典:ameblo.jp
平安閣
場所:茨城県笠間市押辺192
平安閣は茨城県笠間市にある結婚式場です。1980年に結婚式場としてオープンしましたが、1990年代に廃業していて、それ以降は廃墟となっています。
不法投棄されたゴミが散乱していて、2011年には不審火も起こっています。それでも、建物は残っていて、周辺住民により、定期的に見まわりなどが行われているそうです。
第36位:アフリカケンネル
アフリカケンネル
場所:埼玉県熊谷市万吉
アフリカケンネルは埼玉愛犬家連続殺人事件の犯人夫婦が経営していたペットショップです。このアフリカケンネルで犯人夫婦は詐欺まがいの商売をしていて、顧客とトラブルが起こり、その顧客らを殺害しました。
現在のアフリカケンネルは建物は残っていて、廃墟のようになっていますが、誰かが使用しているという噂もあります。
日本の廃墟の有名&怖いランキング:35位~31位
第35位:油井グランドホテル
出典:ameblo.jp
油井グランドホテル
場所:千葉県東金市油井258
油井グランドホテルは「ホテル活魚」としても知られている廃墟です。
もともとはラブホテルでしたが、経営難で割烹料理店に生まれ変わり、その後はモーテルになりますが、結局は経営不振で廃墟になっています。この廃墟では千葉県茂原市女子高生殺人事件が起こるなど、犯罪の現場にもなっています。
油井グランドホテルはその後も廃墟として残されていますが、現在は東金市が管理しています。
第34位:尾小屋鉱山
出典:ihoku.jp
尾小屋鉱山
場所:石川県小松市尾小屋町
尾小屋鉱山は、金・銀・銅・亜鉛・鉛・硫化鉄などが採掘された鉱山ですが、1971年に閉山しています。
鉱山操業最盛期には、尾小屋の人口は最大5,000人を数えた時期もありましたが、閉山と共に人口は減り、廃墟になりました。
現在はほとんどの施設が撤去されていますが、尾小屋鉱山煙突跡などが残り、その当時の雰囲気を感じることができます。また、廃墟となった旧坑道を600mを利用した尾小屋マインロードが作られ、近世から現代までの採掘の様子を見学することができます。
第33位:シゲタ動物薬品工業
シゲタ動物薬品工業
場所:富山県小矢部市小森谷4569-1
シゲタ動物薬品工業株式会社は1984年に設立されましたが、2007年に社長らが未承認のものを販売したとして逮捕され、倒産しています。
倒産後は廃墟となっていますが、「危険!触れるな!病原性ウィルス飛散の可能性あり」などの張り紙があり、不気味な雰囲気となっています。
また、2021年4月には火災が起こり、一部が焼けていますが、建物は現在もそのまま残っています。
第32位:上北山村立東ノ川小中学校
上北山村立東ノ川小中学校
場所:奈良県上北山村西原
1964年に鉄筋コンクリート構造で作られた東ノ川小中学校でしたが、急激な人口流出で1969年に休校となりました。休校となった後は廃墟となりましたが、暴走族のたまり場のようになり、窓ガラスが割られたり、落書きされたりしています。
廃墟マニアは東の川簡易郵便局とセットで見学に行くケースが多いようです。
第31位:新潟ロシア村
出典:twitter.com
新潟ロシア村
場所:新潟県北蒲原郡笹神村
新潟ロシア村は1993年にロシアとの文化交流を目的に新潟県内初のテーマパークとして開園しましたが、メインバンクである新潟中央銀行が破綻したことで経営の資金繰りが悪化し、2004年に閉園しています。
その後、テーマパーク内全体が廃墟となり、2009年にはホテル棟が全焼する火事が起こるなどしたために、施設の撤去が進められていますが、現在でもホテル棟や教会棟などの建物は残されています。
日本の廃墟の有名&怖いランキング:30位~26位
第30位:スパガーデン 湯~とぴあ
スパガーデン 湯~とぴあ
場所:青森県南津軽郡大鰐町大鰐
スパガーデン 湯~とぴあは1989年のバブル期に青森県の大鰐温泉に作られた大型スパ施設です。大鰐温泉を大型リゾート化すべく作られた施設でしたが、バブル崩壊と共に客足が減少し,
1996年に閉業しました。
その後はそのまま廃墟となっていますが、解体する計画があることは大鰐町から発表されています。
星野リゾートの旅館が隣接していることから、今後何らかの施設に生まれ変わる可能性はあるでしょう。
第29位:横浜競馬場(根岸競馬場)
出典:mainichi.jp
横浜競馬場(根岸競馬場)
場所:神奈川県横浜市中区根岸台
横浜競馬場は1866年に日本初となる常設の様式競馬場として開設されましたが、1943年に閉場しています。
アメリカ人建築家J・H・モーガンによって設計されていて、一等馬見所は現在も残っていて、近代化産業遺産に認定されたものの、何かの施設に活用されているわけではなく、現在は立ち入り禁止の廃墟となっていて、老朽化が進んでいます。
第28位:若松鉱山
若松鉱山
場所:鳥取県日野郡日南町新屋
若松鉱山は鳥取県日野郡日南町にあったクロム鉱山で、1899年から1995年まで発掘が行われていて、2001年に閉山しています。日本有数のクロム鉱山で近代化産業遺産に選定されています。
選考場や貯鉱場、本工場、金属工作工場、発電室、坑道、軌道などが残っています。通常は廃墟として閉鎖されていますが、観光協会に申し込めば有料で見学することができます。
第27位:玄岳ドライブイン
玄岳ドライブイン
場所:静岡県田方郡函南町畑
玄岳ドライブインは「伊豆スカイライン」の途中にあり、熱海高原ロープウェイの山頂駅でもある建物です。この玄岳ドライブインは1967年に営業を開始しましたが、1970年には母体の会社が倒産したため閉店しています。
ただ、ロープウェイの駅としては使われることはありませんでしたが、ドライブインとしては1973年から営業を再開し、2005年まで営業されていました。2006年から2008年までは「地球環境&エネルギー資料館」として利用されてれています。
その後は、廃墟となっていてますが、レストランやロープウェイの設備は残されたままで、管理会社が時々、イベントや撮影、サバイバルゲームなどに貸し出しは行われています。
第26位:阿蘇観光ホテル
出典:youtube.com
阿蘇観光ホテル
場所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村
阿蘇観光ホテルは1939年に政府資金融資を受けた国策ホテルとして開業しました。昭和天皇が戦後に宿泊し、このホテルをとても気に入り、その後も阿蘇に立ち寄られた際はこのホテルにご宿泊されています。
1964年には火災を起こして全焼していますが、1年間の休業後に営業を再開しています。
しかし、親会社の経営不振で2000年に閉館しています。その後、新館と別館は解体されていますが、本館は廃墟として残されています。この阿蘇観光ホテルの廃墟は映画「輪廻」のロケ地としても利用されました。
日本の廃墟の有名&怖いランキング:25位~21位
第25位:柏崎トルコ文化村
出典:twitter.com
柏崎トルコ文化村
場所:新潟県柏崎市鯨波
柏崎トルコ文化村は1996年に開業したトルコをテーマにしたテーマパークです。1999年にメインバンクの新潟中央銀行が破綻して資金繰りが困難になり、2001年に休業しています。
2002年には柏崎市が買い取り、入場料を無料にして再出発しましたが、2004年に発生した新潟県中越地震の影響などで客足は少なくなり、閉鎖されています。
その後、トルコ大使館とのトラブルもあったり、一部が結婚式場として使われていましたが、結局は廃墟となりました。現在はモスクのような建物や円形劇場などの建物は残っています。
第24位:姫川病院
出典:wowcar.jp
姫川病院
場所:新潟県糸魚川市大字大野290-1
姫川病院は1987年に開業した114床の病院で、地域の急性期病院を支える医療機関でしたが、医師不足による一部診療科の廃止などから経営難に追い込まで、2007年6月に閉院しました。
閉院後の姫川病院の建物は廃墟となり、肝試しなどで若者たちが無断で侵入することが増え、さらに2021年には不審火騒ぎもありました。しかし、現在でも建物はボロボロの状態で残されたままになっています。
第23位:尾去沢鉱山
尾去沢鉱山
場所:秋田県鹿角市尾去沢
尾去沢鉱山は秋田県鹿角市に合った鉱山で、江戸時代以前から金山として発掘されていました。その後、銅鉱が発見され、1966年まで発掘が続けられ、1978年には閉山しています。
閉山後は選鉱場、シックナー、大煙突などが残されていますが、廃墟のようになっています。一部は坑内や鉱山施設の見学や砂金取り体験のできるテーマパーク史跡 尾去沢鉱山になっています。
第22位:池島
出典:4travel.jp
池島
場所:長崎県西彼杵半島の沖(長崎県長崎市)
池島は池島炭鉱で栄えた島ですが、2001年に炭鉱は閉鉱しています。最盛期だった昭和40年代には池島には7500人が住んでいて、閉鉱時は2700人が住んでいましたが、そのほとんどは閉鉱と同時に島を離れているため、一部はまだ住民がいますが、ほとんどの住居が廃墟となっています。
池島は第二の軍艦島と呼ばれていて、観光ツアーで上陸することができます。
第21位:御宿町火葬場
出典:ameblo.jp
御宿町火葬場
場所:千葉県夷隅郡御宿町
1964年に千葉県の御宿町に作られた火葬場です。老朽化が進んでいるため、2007年ごろには使われなくなり。廃墟となっています。
2016年には心霊系DVD「ほんとにあった! 呪いのビデオ69」に収録されたことから、全国的に廃墟・心霊スポットとして知られるようになりました。火葬場の廃墟ということで、その不気味さが増していて、訪れる人は後を絶ちませんが、有刺鉄線や監視カメラで内部には侵入できないように管理されています。
日本の廃墟の有名&怖いランキング:20位~16位
第20位:住友奔別炭鉱
住友奔別炭鉱
場所:北海道三笠市奔別町260
1990年に開鉱した北海道の炭鉱で、1960年代には東洋一の立坑と呼ばれましたが、1966年に爆発事故を起こし、1971年に閉山しています。
閉山後の炭鉱施設はそのまま廃墟として放置されています。敷地外からの見学・撮影はできますが、敷地内に入っての見学・撮影は禁止されています。
第19位:小倉沢小中学校
小倉沢小中学校
場所:埼玉県秩父市中津川
埼玉県秩父市にあった日窒鉱山の関連遺構の1つである小倉沢中学校は1949年に開校します。1952年に火事で全焼しますが、新校舎が建てられて学校は再開しました。
最盛期の1959年には生徒数は274名になりましたが、日窒鉱山の閉山と共に生徒数は減少し、1985年に閉校しています。その後、校舎は取り壊されることなく、廃墟として残っていました。
しかし、2022年度には解体工事を開始する予定と秩父市は発表しています。
第18位:坪野鉱泉
坪野鉱泉
場所:富山県魚津市坪野
坪野鉱泉は富山県魚津市にある鉱泉です。
この鉱泉に建てられたホテル坪野は、1980年に廃業となりました。このホテル坪野は廃業後も解体されることなく残されています。また、鉱泉はそのものは現在でも枯れておらず湧き出ています。
坪野鉱泉のホテル坪野は心霊スポットとしても知られていて、暴走族や若者が訪れ、落書きをしたり、内部を破壊していて、すっかり荒廃しています。
1996年にはホテル坪野の廃墟を訪れた少女2人が行方不明になり、2020年に2人の遺体は全く違う場所で発見されました。
第17位:曽木発電所遺構
曽木発電所遺構
場所:鹿児島県伊佐市大口曽木
曽木発電所遺構は1909年に建設された水力発電所ですが、1965年に鶴田ダムが完成したことで廃墟となり、そのまま水没しました。
渇水期でダムの水位が下がる5~9月のみ建物全体が顔を出しますが、その廃墟の様子はまるで「天空の城ラピュタ」のようだと廃墟マニアからは人気となっています
第16位:キューピーの館
出典:ameblo.jp
キューピーの館
場所:岡山県岡山市高松稲荷
キューピーの館は1970年前後に作られた宗教施設で、キューピー人形や赤ちゃんの人形などが室内にたくさんぶら下がっていることから、「キューピーの館」と呼ばれました。
2000年ごろには廃墟となっているようで、現在はキューピーの館は老朽化が進み朽ち果てています。現在は何者かによって人形はゴミ袋に入れてまとめられていますが、建物はそのままボロボロになって残されています。
日本の廃墟の有名&怖いランキング:15位~11位
第15位:北沢浮遊選鉱場跡
北沢浮遊選鉱場跡
場所:新潟県佐渡市相川北沢町3-2
北沢浮遊選鉱場跡は新潟県佐渡市になった佐渡金山の選鉱所です。
北沢浮遊選鉱場跡は月間5万トンの原鉱を処理する大選鉱場として操業され、1940年には佐渡鉱山史上最高産出量を記録しました。
しかし、1952年には施設は廃止され、廃墟となりました。現在は浮遊選鉱場は階段状のコンクリート躯体とシックナーが残っていて、隣接する旧北沢青化・浮選鉱所や旧北沢火力発電所の遺構も残されていて、その神秘的な廃墟はまるで天空の城ラピュタのようだと言われています。
第14位:足尾銅山
足尾銅山
場所:栃木県上都賀郡足尾町
足尾銅山は1550年に発見された銅山で、明治以降は富国強兵政策を背景に、急速な発展を遂げ、20世紀初頭には日本の銅の40%を生産する大銅山となっています。しかし、1973年には採鉱を停止し閉山となりました。
その後、足尾銅山の遺構の多くは取り壊されていますが、わたらせ渓谷線廃線跡や古河橋、旧本山精錬所、大煙突などの廃墟群は残されていて、当時の雰囲気を感じることができます。
第13位:米軍府中基地跡
米軍府中基地跡
場所:東京都府中市浅間町1丁目
府中市にあるアメリカ軍の基地のだった場所です。戦後にアメリカ軍に接収されていた場所が日本に返還され、そこにあった建物がそのまま廃墟として残されています。
大型パラボラアンテナとその関連施設は府中トロポサイトは米軍府中基地跡の有名な廃墟であり、見学のために敷地内に侵入する人が後を絶ちません。
第12位:化女沼レジャーランド
化女沼レジャーランド
場所:宮城県大崎市古川小野遠沢
化女沼レジャーランドは宮城県古川市にあった遊園地で、1979年に開園しています。開園当初は人気施設でしたが、バブル崩壊とともに客足が遠のき、2001年には休園となりました。
元運営者が夢を受け継いでくれる人が現れるまでは撤去しないという方針だったため、休園から20年以上経った現在でも遊具などはそのまま残されています。
第11位:千歳楼
出典:ameblo.jp
千歳楼
場所:愛知県春日井市玉野町
玉野川渓谷に面する場所に建設された千歳楼は、1928年に創業し名古屋の奥座敷として、政府系金融機関の総裁をはじめ、事業家、高僧、文人などが客として訪れていましたが、信州や飛騨に客を奪われる形になり、2003年に倒産しています。
その後、千歳楼の建物はそのまま放置されて廃墟となり、荒廃が進んでいきましたが、管財人と連絡が取れなくなったため、取り壊しを行うことが難しくなり、建物はその残されています。
その後、2008年からは不審火が相次いで起こるようになり、2012年には身元不明の白骨化した遺体が見つかったことなどから、心霊スポットと呼ばれるようになりました。
日本の廃墟の有名&怖いランキング:10位~6位
第10位:犬島精錬所跡
犬島精錬所跡
場所:岡山県岡山市東区犬島
犬島精練所は岡山市にあった銅の精錬所で、最盛期には2000人を超える従業員がいましたが、1919年には操業を停止、1925年には廃止となりました。
その後は廃墟となってましたが、操業停止から100年経った今でも、巨大煙突や溶鉱炉跡などの遺構が多数残っています。瀬戸内海に浮かぶ島に、犬島特有の黒い煉瓦の遺構が残る景色は、廃墟マニアから高く評価されています。
2001年にはベネッセコーポレーションの会長が買収し、アートプロジェクトによる活用が進められています。
第9位:奥多摩湖ロープウェイ
出典:bike-news.jp
奥多摩湖ロープウェイ
場所:東京都西多摩郡奥多摩町留浦
奥多摩湖ロープウェイは小河内観光開発によって、1962年に営業が開始されましたが、営業不振によって1966年には運行を一時停止、1975年には正式に運行休止となっています。
奥多摩湖ロープウェイは運行休止後も、そのまま施設やロープウェイのゴンドラが残されていて、廃墟駅となっています。
現在は運行休止から50年以上経っているので、かなり荒廃していて、事実放棄された状態です。ゴンドラには落書きされていて、鋼索の切断や鉄塔の倒壊などの危険性が指摘されています。
第8位:鬼怒川第一ホテル
出典:news.line.me
鬼怒川第一ホテル
場所:栃木県日光市藤原2
鬼怒川第一ホテルは、1956年に開業している温泉ホテルで、鬼怒川温泉を代表するホテルでした。しかし、鬼怒川温泉への団体客が減少し、経営が傾いて2008年に閉業しました。
閉業後も建物はそのまま残されていて、隣のきぬ川館本館と合わせて巨大廃墟群となっていて、鬼怒川温泉のマイナスイメージを増幅させています。ただ、川岸から見ると「荒廃した廃墟」ですが、国道側から見るときれいな外観を保っていて、どちらから見るかによってやや印象は異なります。
第7位:笠置観光ホテル
出典:traveroom.jp
笠置観光ホテル
場所:京都府相楽郡笠置町有市
1962年に笠置山の観光の拠点としてオープンした笠置観光ホテルは、1980年ごろから客足が遠のき、1988年に改装に着手しますが、資金繰りに行き詰まりそのまま閉業となりました。
建物はそのまま取り残され、現在は廃墟となっています。また、2004年にテレビで「笠置観光ホテルで肝試し」の企画の番組が放送されると、心霊スポットの廃墟として有名になり、全国から廃墟マニア・心霊マニアが集まるようになりました。
現在は老朽化が進み、安全性に問題があるものの、まだ建物は残っています。
第6位:摩耶観光ホテル
摩耶観光ホテル
場所:兵庫県神戸市灘区の摩耶山中腹
摩耶観光ホテルは1930年に完成したホテルです。もともとは摩耶鋼索鉄道の福利厚生施設としてスタートしましたが、その後はホテルとして営業していました。
しかし、1967年の台風被害でホテルの営業をやめ、1970年から1993年までは、摩耶学生センターとして、学生用の合宿所として使われていました。
その後は老朽化が進み、合宿所としての使用も停止されていて、そのまま建物だけが取り残されています。廃墟ブームに乗って、全国的に有名になり、「廃墟の聖地」「廃墟の女王」と呼ばれている廃墟です。
日本の廃墟の有名&怖いランキング:5位~1位
第5位:松尾鉱山
松尾鉱山
場所:岩手郡松尾村
松尾鉱山は岩手県にあった鉱山で、19世紀末から採掘がはじまり、1969年に閉山しています。最盛期の1960年には鉱山の労働者とその家族で、周辺の人口は1万3594人にもふくれあがりました。
労働者確保のために、当時最先端の鉄筋コンクリートの集合住宅が作られ、さらに学校や病院、娯楽施設などもあったため、「地上の楽園」と呼ばれています。
しかし、1969年に閉山となった後は、木造建築物は焼却されたものの、鉄筋コンクリートの建物だけが廃墟となって残っています。山の中にひっそりとたたずむアパート(緑ヶ丘アパート)と緑や紅葉のコントラストは、なんとも言えない不思議な光景で、廃墟マニアや写真家から人気となっています。
第4位:田老鉱山
田老鉱山
場所:岩手県下閉伊郡田老町
田老鉱山は岩手県宮古市にあった硫化鉱の鉱山です。江戸時代末期に鉄鉱床が発見され、最盛期には4000人が暮らす大規模な鉱山でしたが、1971年に閉山しています。
現在は大規模な選鉱所や従業員住宅が廃墟として残っています。特に、選鉱所は光が差し込む神殿のような神秘的な廃墟になっていて、写真映えがする廃墟の1つです。
第3位:ニッチツ鉱山
ニッチツ鉱山
場所:埼玉県秩父市中津川字小倉沢420番地
日窒鉱山(秩父鉱山)は1910年から本格的に鉄鉱開発を行い、最盛期には年間50万トンを出鉱し、従業員とその家族が2000人も暮らしていた大規模鉱山でした。
しかし、1978年には採掘を中止しています。事業場は現役で稼働していますが、日窒社宅や日窒診療所(日窒鉱山病院)などは廃墟となって遺構として残っています。東京近郊の本格的な廃墟として有名です。
第2位:原爆ドーム
原爆ドーム
場所:広島県広島市中区大手町1丁目10
広島の原爆ドームは原爆の悲惨さを伝える被ばく建造物の1つで、世界遺産に登録されている廃墟です。
原爆投下前は広島県物産陳列館として開館され、広島県産業奨励館と呼ばれていました。爆心地付近に位置していた原爆ドームは3階建ての本体はほぼ全壊しましたが、中央のドームだけは枠組みと外壁が残り、負の遺産として原爆の悲惨さを後世に語り継いでいます。
第1位:軍艦島(端島)
出典:asahi.com
軍艦島(端島)
場所:長崎県長崎市(旧西彼杵郡高島町)
軍艦島は明治から昭和にかけて海底炭鉱によって栄えた島です。日本初の鉄筋コンクリート造りの高層集合住宅が作られ、最盛期の1960年代には東京以上の人口密度を誇っていました。1974年に閉山してからは、島民全員が島を離れ、無人島になっています。
島の上にグレーの高層集合住宅の廃墟が立ち並び、一種異様な光景が広がっていますが、2015年にはユネスコの世界文化遺産に指定され、廃墟マニアだけでなく、一般の観光客も軍艦等に訪れています。
日本の廃墟の有名&怖いランキングのまとめ
日本の廃墟の有名&怖いランキングをまとめました。すでに撤去されたり、更地になっている廃墟はランキングに載せていません。
廃墟ブームに乗って廃墟の散策をしたいと思っている人は、ルールを守って廃墟の見学をしましょう。私有地などで立ち入りが禁止となっている廃墟もありますので、注意してください。