ケサランパサランの正体が判明?目撃情報や捕まえ方もまとめ【謎の生き物・UMA】

ケサランパサランは江戸時代以降、謎の生き物として語り継がれている綿毛状のUMAです。

 

空中を漂う姿が目撃されており、その存在場所は全国~世界各地に点在します。捕まえ方や正体も諸説あり、判明している面が多々ある事が明らかになっています。

ケサランパサランという生き物

 

出典:http://www.bunkashinbun.co.jp/

 

ケサランパサランの伝承・発見例は現代から江戸時代にまで遡ります。

 

特徴的な名前の由来はスペイン語の『ケ・セラ・セラ』(※1957年(昭和32年)かの有名なヒッチコック監督作「知りすぎていた男」の主題歌「なるようになるさ」由来であり、この年に流行語になりました)他には『袈裟羅・婆裟羅(けさら・ばさら)』という梵語由来、パサパサした羽毛を模した言葉「何がなんだかさっぱりわからん」を意味する東北地方の方言など、様々な説があります。

 

白い綿毛状の形を持ち、基本的には群体…つまり群れ単位で空から無数の“ケサランパサラン”が舞い落ちてくるという現象が多く報告に上がります。

 

ケサランパサランを見つけると“幸運が舞い込む”という縁起物的な逸話があり、ひっそりと飼い他人にバレてしまうとその効力が弱まってしまうという事が、まことしやかに言い伝えられています。

 

出典:https://leisurego.jp/

 

ほとんどの人はただの綿毛にしか見えないという感想を抱くと思いますが、単純な綿毛でしたら未確認生物という生き物として話題には上がらないでしょう。
 
ケサランパサランの生態の特徴として、その本体が次第に大きくなり分裂を無数に行いその数を次々に増殖させていきます。しかも餌を与えて育てることもでき「穴の開いた桐の箱」でおしろいを与え飼育できると言われ、飼い主・持ち主に幸せを運ぶという、まことしやかな話もついて回ります。注意すべきは桐箱に空気穴がないと窒息死してしまい、餌であるおしろいは香料や着色料が含まれず、無添加の物が望ましいそうです。
 
その観察にも注意が必要で、1年に2回以上その姿を見てしまうと、そのご利益的な効果は一切消失してしまいます。代々密かに“ケサランパサラン”を累代飼育している旧家も存在してるという都市伝説もあるほどです。
 
欧州やアメリカなどの海外でも同一種と思しきものが発見されており、ゴッサマー(gossamer)やエンゼル・ヘア(angel hair)などの名称が付けられています。
 

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ケサランパサランは奇しくも「ツチノコブーム」と同じ時期である1970年代、折からのオカルトブームにより一躍全国的に名を知られるようになりました。
 
 
そして江戸時代には“ケサランパサラン”は、実は長らく妖怪の類とされており、物の怪や未確認生物の類として語り継がれてきています。
 
現在でも大まかな説はあるものの「これぞ、ケサランパサラン!」という確たる証拠もありません。
 
 
 

ケサランパサランの目撃例

 

出典:https://www.youtube.com/

 

ケサランパサランは海外でも多数目撃例があり、もっとも有名なのがエンゼル・ヘアー(Angel Hair)というUMAです。

 

1917年に初めて目撃され、UFOなどの未確認飛行体が現れた後に“天使の髪の毛”の様な物体が降り注ぎ、それを手に取るとスライム状に溶けてなくなるという逸話があります。国内より少し前の1960年代にその目撃例が多数寄せられています。

 

日本の様にふわふわとした綿毛ではなく、粘着性のある細い糸のような繊維物質を持ち、空から無数に突然降ってくるのが通説です。

 

国内に目を向けて目撃者の調査結果をまとめて見ると、北関東地方での目撃談が群を抜いており総報告数の21.3%にも上ります。次点が首都圏の11%であり、全国の他の地域と比べると極めて群を抜いています。

 

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北と南での目撃例も若干ですが多くなり、北海道・東北地方で約17%・九州・沖縄地方で約10%と他地区に比べ高くなります。

 

出典:https://sirabee.com/

 

 

 

ケサランパサランが見られる場所

 

ケサランパサランが頻繁に見られる場所は前述のとおり「北関東地方」「北海道・東北地方」「九州・沖縄地方」が主です。

 

この3地域が主なケサランパサラン発見場所ですが、これらの他にも実はその目でケサランパサランを見ることができる場所が、限定的に全国には少数ですが存在します。そのほとんどが一部の地域ではごく一般的な家庭であり、寺院などで長期飼育?をされているケースもあります。実際に公に公開されケサランパサランを見ることのできる場所や地域・施設などを紹介していきます。

 

 

山形県鶴岡市のケサランパサラン

 

山形県の鶴岡市(旧温海町)庄内地方では古くからケサランパサランを縁起物として、神棚などに大切に祀り上げる風習があります。この地区では2月・3月の冬に山あいや神社から風に乗り、天から舞い降りてくることが度々あり、これを手に入れた者は「家族繁栄」「一族安泰」などの恩恵を受けられると信じられています。

 

確実にケサランパサランを目にすることができるのは『山形県立博物館』です。

 

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因みに山形県立博物館は周囲を山岳地帯に囲まれており、地理的にかなり孤立した地区にあります。

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また同じ山形県、日本海に面する『加茂水族館』はその昔閉館の危機に陥りましたが、当時の館長がケサランパサランを捕まえ展示したところ、それが話題を呼び…新たに「クラゲ主体の水族館」として立て直した逸話があります。

 

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ちなみに二か所の距離は同一県内とは言え“山間部”・“日本海近郊”と地理的状況が大きく異なり、その距離もかなり東西に長くなります。

 

 

鶴岡市には年配の方のご家庭で『ケサランパサラン』を祀り上げているご家庭も多いと聞きますが、二回人の目にさらされてしまうと、そのご加護や“ケサランパサラン”そのものが消失するという性質から、取材などをしてもおいそれと人目に見せる世帯はなく、あくまで地元民から聞いた伝聞のみになります。

 

同市温海地域の中山間地を訪ねた。近くの農業男性によると、嵐の前などに雷とともに降ってくるのだという。「うちにはないが家宝にしている家は確かにある」と証言。「見せてくれる人はいないから加茂水族館に行ってみろ」と教えられた。

引用:毎日新聞

 

 

 

宮城県孝勝寺別院のケサランパサラン

 

出典:https://www.tripadvisor.jp/

 

場所は宮城県小牛田町『孝勝寺別院』。大正7年(1913年)に2体のケサランパサランが飛来します。当時の住職が白粉(おしろい)を入れた桐箱に長い間しまっていたそうですが、近年桐箱を空けると15体に増え、おしろいは減っていたそうです。

 

孝勝寺本院には保存されておらず“孝勝寺別院”に保管されており、残念ながら一般公開は現在行っていないようです。

 

 

 

姫路市立動物園のケサランパサラン

 

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兵庫県姫路市にある市営の『姫路市立動物園』では簡素な形ですが、実際にケサランパサランが木箱に入れられ展示されています。

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ケサランパサランの正体について「姫路市立動物園」では毛玉説を提唱していますが、動物園らしく他にも牛や馬等の家畜の腸内結石とする説、アザミやオキナグサなどの花の冠毛・種子につく冠毛が何らかの条件で集合体となった、植物由来説なども唱えているそうです。

 

 

 

西洋におけるケサランパサラン

 

出典:https://0ccult.online/

 

ケサランパサランは日本国内だけでなく海外でも広く確認されています。

 

英語圏では「Angel Hair」あるいは「Gossamer」と名付けられており、その扱いは未確認生物…もしくは妖精の類と考えられています。

アメリカのケサランパサランは日本のそれと少し翌朝が異なり、捕獲したとたんゼリー状になって消滅してしまうそうです。

 

 

 

ケサランパサランの捕まえ方

 

出典:https://jocr.jp/raditopi/

 

ケサランパサランの目撃例は全国各地に渡るので、タイミングが合えばどこでもその捕獲が可能でしょう。捕まえ方はいたってシンプルです。

 

素早く動き回ることはできないので捕獲するのは、かなり容易です。ただ、その姿を見つけ出す事が難しいようです。ケサランパサランはなぜか?ビワの木が生えている周辺でよく発見されると言われているので、ビワの木周辺を探すと見つかりやすいかもしれません。

 

他説では“屋根裏”や“納戸”など家の片隅に潜んでいるので。マメにそういった所を探索してみても良いかもしれません。捕え方はその白い綿毛などが崩れやすいので、そっと包み込むように優しく扱ってください。

 

ケセランパサランを捕まえた瞬間から持ち主には幸運が訪れると言われます。フタのついた瓶や木製の箱などに入れ、餌はおしろい…なければ小麦粉等が代替食になると言われています。

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ケサランパサランの正体は判明している?

 

出典:https://www.pinterest.jp/

 

ケサランパサランの正体については4つの諸説があります。最も有力なものが『植物説』次に続くのが『動物説』『鉱物説』『昆虫説』となります。

 

植物説はタンポポの綿毛を想像すると分かりやすいですね。植物性のケサランパサランは中心に穴が開いていたり、黒っぽい色味を持っており、放射状にふさふさとした白い毛が伸びているのが一番の特徴です。

 

アザミ類の種子の誤認説が最も有力ですが、ビワの木周辺で見つかる事が多いことからこの木にのみ生える『カビ』という話もあります。

 

次に『昆虫性説』ですが『アオバハゴロモの幼虫』『コナカイガラムシ』はその正体なのでは?という話もあります。

 

出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/

 

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成虫は黄緑色をした蛾の仲間なのですが、幼虫時代は打って変わり全身が真っ白な羽毛に覆われています。また成長するにつれ、その身にロウをまとう『カイガラムシ類』もケサランパサランの候補に挙げられます。

 

農業用の樹木の害虫として広く知られるカイガラムシ類は全国各地に生息し、その特異な姿からも初見ではなかなか生物として気付く方は少ないのではないでしょうか?

 

こちらがカイガラムシ類でもことさら、成虫時にロウ状の分泌物を身にまとう『コナカイガラムシ』となります。

 

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出典:https://shisetsuengei.com/

 

出典:https://shisetsuengei.com/

 

単独ではなく通常この下写真の様に群体で木々に寄生する害虫です。ケサランパサランと誤認するケースがあるのも腑に落ちますよね?

 

また『動物説』としては「野生哺乳類の体毛」ではないか?というものがその全てです。具体的には鳥類やノウサギ・タヌキ・ネズミ等々…毛が生えている生き物全般が対象となります。またタカなどの猛禽類は消化しきれない羽毛・体毛などを「ペレット」という塊状のものとして吐き出す性質があります。

 

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最後に『鉱物説』です。

 

この『鉱物説』には一番違和感が湧くと思いますが、実はその種類はかなり幅広く、一目見ると“ケサランパサラン”そのもの!と言ったものがあるんです。

 

それがこの『オケナイト』別名“オーケン石”と呼ばれるものです。

 

出典:https://www.pinterest.jp/

 

拡大写真がこちらです。

 

出典:https://www.pinterest.jp/

 

いかがでしょう。ケサランパサランの正体は必ずしもこれだ!というものは判明していませんが、これら4つの説を組み合わせると…少しだけその正体に近づけたのではないか?というような気がします。

 

 

 

まとめ

 

日本国内では江戸時代にその存在が確認されており、1970年代の“ツチノコブーム”などに代表される折からの“オカルトブーム”により、その存在が注視されるようになった妖怪?生物?がケサランパサランです。

 

海外でもかなり幅広く報告例がある事から存在自体は立証済みですが、何かしらの自然由来物との誤認という評論が近年は大半を占めています。

 

もし読者の方が見つけるようなことがあったら、その姿を目にしないように大切に保管して引き出しの片隅にでもしまい、ご利益を期待しても良いかもしれませんね。

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