八尺様(都市伝説)の正体や身長!元ネタの2chの怖い話・地域や関連する神社・映画もまとめ

ネットで人気の高い怖い話で萌キャラ化もされている「八尺様」が話題です。

 

この記事では八尺様の正体の考察、女性の姿や男性が魅入られる説、身長やかわいいイラスト、元ネタとなった2chの怖い話、地域や関連する神社、魅入られた時の対処法や映画などについてまとめました。

八尺様は大きな女性の姿をした化け物でネット上で語られる都市伝説

 

出典:https://thumb.ac-illust.com/

 

「八尺様」は2008年からインターネット上で語られるようになった身長が2メートルを大きく超える巨大な女性の姿をした化け物で、現在も日本のネット上で最も有名な都市伝説、怖い話、ウェブ怪談の1つとして知られています。

 

八尺様は、見る者によって年齢や服装の違う女性の姿(元ネタを投稿した体験者の前には帽子をかぶった白っぽいワンピース姿で現れた)で現れ、「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ…」という濁音とも半濁音ともとれる奇怪な声を発するとされています。

 

ある地域の田舎に古くから伝わる八尺様は、成人前の若者、特に子供を狙う存在で、運悪く八尺様に魅入られた者は数日のうちに取り殺されてしまうとされます。

 

八尺様は、このある地域に封印されていた存在でしたが、現在はその封印が破壊されて解き放たれており、全国各地での目撃情報がネット上で報告されています。

 

元ネタでは恐ろしい存在として描写された八尺様ですが、現在はネット上で非常に人気の高い存在となっており、かわいいイラストが多数描かれるなどキャラクター化されています。

 

成人前の若者や子供をストーカーのようにしつこく狙うとされるメンヘラ的な性質、白いワンピースに帽子の女性という、どこか清楚さをイメージさせる特徴、「ぽぽぽ」という意味不明な声を発するという不気味ながらもどこか愛嬌を感じてしまう習性などから、八尺様は特定の少年を守護したり、メンヘラ気質で気に入った男性に執着したりする、長い黒髪の美しい女性といった姿でイメージされる事が多いようです。

 

ここではそんな「八尺様」についてまとめていきます。

 

 

 

八尺様の正体① 祟り神

 

八尺様の正体についても色々な考察が存在します。

 

その1つに、何らかの「祟り神」ではないかという説も有力視されています。

 

元ネタとなった2chに書き込まれた話によると、八尺様はかなり昔にその地域を訪れた旅人についてきた存在だとされており、周辺の村との協定で、外へと移動して行かないように、東西南北に地蔵を建ててその地域に封印されたと伝わっているという事でした。

 

その地域では「厄介な存在」として伝わっており、十数年に1度のペースで八尺様によって取り殺される被害者が出ているという事です。

 

八尺様は、地域で祀られているという描写はないため、その地域で古から祀られている神様だった可能性は低そうです。

 

しかし「様」と敬称で呼ばれている事や、人間では抗えない力だと目されている事、それを神仏(地蔵)の力を借りてどうにか封じていた事、「供物」を欲する事(目をつけた未成年の若者や子供を取り殺す)などから、その正体はどこか別の地域から移動してきた「祟り神」の類ではないかと考察されています。

 

 

 

八尺様の正体② 妖怪の類

 

八尺様の正体は、妖怪の類ではないかという説も有力とされています。

 

八尺様の最大の特徴は、巨大な女性の姿をしているというものですが、大きな女性の姿をした妖怪は日本の全国各地に伝わっています。

 

八尺様の正体ではないかと言われている妖怪の類をいくつか紹介します。

 

 

九州各地の沿岸に伝わる磯女

 

2chの洒落怖スレに初めて八尺様の元ネタの話が投稿された時に、最初に正体ではないかと言われたのが、九州沿岸地方の沿岸に伝わる妖怪「磯女」でした。

 

九州沿岸に生息すると言われる磯女という妖怪に似ているな。護岸工事で磯に住めなくなって陸に上がってきたのだろうか。
現代風にワンピース着るとかオシャレには気を使ってるんだな。

 

引用:2ch 「死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない? 196」より

 

磯女は、伝承では、上半身は美女の姿をしているが下半身は幽霊のようにぼやけて見えるとも、竜や蛇のようになっているとも言われていますが、普通の髪の長い美しい女性に見えると伝わる地域もあります。

 

人間を襲って血を吸うとも、その姿を目撃しただけでも命を取られるとも伝えられています。

 

女性の姿をしているところと人間の命を奪うところは八尺様と似ていますが、磯女が巨大だという伝承はなく、普通の人間サイズのようです。

 

 

 

山陰地方に伝わる七尋女房という大女の妖怪

 

八尺様の正体は、山陰地方に伝わる七尋女房(ななひろにょうぼう)という妖怪ではないかとも言われています。

 

七尋女房は、「七尋女」、「七丈女(ななたけおんな)」とも呼ばれる妖怪で、島根県東部の出雲地方や隠岐地方(隠岐諸島)、鳥取県中西部の伯耆地方などで伝承されています。

 

名前にある「尋」は、尺貫法の長さの単位で、一尋は六尺に相当し、メートル法では「約1m80cm」です。七尋女房は、身長、もしくは首の長さが7尋(約12.6メートル)もある女性の姿をした化け物だとされ、人を襲う事はないものの、その奇怪な姿で驚かすと伝わっています。

 

また、一部地域では、大変な美女で7尋もある長い衣を引きずり物乞いをするとも伝わっています。

 

 

 

京都府の伝承にある疫病を流行させる大女

 

元禄15年(西暦1702年)に丹後国与謝郡上宮津村(現在の京都府宮津市)で疫病が流行りました。そんな時、ある百姓が、夜に身長が「1丈(約3m)」もある白装束の女性を目撃し、その晩から高熱を発して寝込んでしまいます。

 

この百姓はうなされながら「我は昔の城主に仕えた女だったが、讒言(ある人物を陥れるために目上の人に嘘をつかれる事)によって、処刑された。その無念から、疫神とともに疫病を流行らせている。命日の2月17日に弔いの祭りを行うなら、今後は村の守り神になる」などと口走りました。

 

村人がその通りにしたところ、村の疫病はたちどころに収まったのだそうです。

 

 

熊野の山中で身長八尺の女の死骸をみたという話も伝わる

 

江戸時代中期から後期にかけての儒学者である岡田新川が1799年に著した随筆「秉穂録」の中に、和歌山県の熊野の山中に、身長が八尺もある女性の屍(死体)があったという逸話が記されています。

 

目撃者は、この巨大な女は、足に届くほど髪が長く、口は耳のあたりまで裂けて、目も普通よりも大きかったと語ったという事です。

 

 

 

八尺様の正体③ 人間の怨念が具現化した存在

 

 

八尺様の正体は神様や妖怪ではなく、人間の女性の怨念が具現化した存在ではないかとする説も存在します。

 

八尺様は若い人間や子供に執着するという事から、子供を亡くしたり、恋人を失ったりしたのを苦に亡くなった女性の怨念が化けた姿ではないかといった考察がされています。

 

 

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八尺様は女性の姿は共通しているが見る者によって年齢や服装が違う

 

 

八尺様は、2chに投稿された元ネタでは、白っぽいワンピースを着て帽子を被った女性の姿で目撃されています。

 

しかし、この体験者が祖父に聞いた話によると、八尺様は異常なほど大きな女性の姿をしているという点と頭に帽子など何かを載せているという点、「ぽぽぽ」という声は共通しているものの、見る者にによって年齢と服装は全く違って見えるのだそうです。

 

人によって、喪服を着た若い女だったり、留袖の老婆だったり、野良着姿の年
増だったりと見え方が違うが、女性で異常に背が高いことと頭に何か載せてい
ること、それに気味悪い笑い声は共通している。

 

引用:2ch 「死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない? 196」より

 

 

 

八尺様は男性を狙うとされているが元ネタには特にそのような情報はない

 

八尺様は若い男性や男の子を狙うというイメージが定着していますが、元ネタとなった2chの洒落怖に投稿された話の中には、特に男性を狙うといった描写はありません。

 

また、元ネタでは若者や子供を狙うとは書かれているものの、大人は狙わないとは言及されておらず、男性や若者に限らず、誰でも八尺様に魅入られる可能性は残されているようです。

 

 

 

八尺様の身長は2メートル超(八尺は約240cm)

 

八尺様の身長については、元ネタの2ch洒落怖スレへの書き込みでは、「2メートルほどある生垣から頭を出せるほどの身長」、「八尺ほどの背丈」といった描写がありました。

 

一尺は「約30cm」なので、八尺ほどは240cmです。この事から、八尺様の身長は2メートル40cmほどのようです。

 

 

 

八尺様にはかわいいという声もありイラスト化されるなど人気

 

出典:https://matome.eternalcollegest.com/

 

八尺様はインターネット上ではヒロイン化、アイドル化しており「かわいい」という声もあります。

 

ネット上では、かわいい(いわゆる萌化した)イメージでのイラスト化も多くなされていて、コメディテイストの漫画なども数多く発表され人気を集めています。

 

八尺様のかわいいイラストのうち、ネット上でよく紹介され人気になっているものをいくつか紹介しておきます。

 

出典:https://matome.eternalcollegest.com/

 

出典:https://matome.eternalcollegest.com/

 

出典:https://matome.eternalcollegest.com/

 

出典:https://matome.eternalcollegest.com/

 

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出典:https://matome.eternalcollegest.com/

 

最近では、人気イラストレーターで漫画家の八木戸マトさんの「バズった分だけかわいくなっていく八尺様」の連作イラストもかわいいと話題になっています。

 

 

最近では、元ネタの怖い話ではなく、こうしたかわいいイラスト作品から八尺様の存在を知ったという方も少なくないようです。

 

 

 

八尺様の元ネタは2chオカ板洒落怖スレ2008年に語られた怪異体験

 

八尺様の元ネタは、2008年8月26日に2ch(現在の5ch)のオカルト板のスレッド「死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない? 196」に投稿された体験談形式を取った怖い話です。

 

八尺様の元ネタの2ch投稿の怖い話の簡単なあらすじを書いて行きます。

 

 

八尺様(2ch元ネタ)のあらすじ① 祖父母宅で異常に身長の高い女性を目撃

 

八尺様の元ネタの投稿者は当時高校生の男性でした。

 

八尺様にまつわる怖い話は、この投稿者が高校3年生に上がる直前の春休みにバイクで祖父母の家に遊びに行った時の体験だとして書かれています。

 

祖父母の家のある地域については特に言及されておらず、父方の実家で農家をしており、自宅から車で二時間弱のところとだけ表現されています。ただ、おそらく全体の雰囲気からそれなりに田舎の地域ではないかという印象を受けます。

 

その日の昼間、投稿者が祖父母宅の縁側でくつろいでいると、「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ…」という、濁音とも半濁音ともとれる奇怪な音を耳にします。

 

そのすぐ後、投稿者は、庭の2メートルほどの高さの生垣の上に顔を出して歩く、帽子を被った白っぽいワンピースを着た女性の姿を目にします。この時には投稿者は、身長の高い女性とは思ったものの、超厚底の靴を履いているか、身長の高い男性が女装をしているのだろうと考えて、それほど不思議には思いませんでした。

 

 

八尺様(2ch元ネタ)のあらすじ② 恐ろしい存在に魅入られた事を告げられる

 

その後、投稿者はこの事を祖父母に話します。最初は聞き流していた祖父母でしたが、「垣根より背が高かった。帽子を被っており『ぽぽぽ』と変な声を出していた」と話した途端、祖父母の態度が豹変します。

 

祖父は切羽詰まった様子でどこかへ連絡を取ると、投稿者に今日は絶対に泊まっていくように命じた後、「Kさんを迎えに行ってくる」と祖母に伝えてどこかへ出掛けて行きました。

 

祖父が出掛けている間に、投稿者は祖母から、大きな女性の正体はこの地域に昔からいる「八尺様」という存在で、名前の通り八尺ほどの身長の女性の姿で、頭に何かを載せている、「ぼぼ
ぼぼ」と男のような声で変な笑い方をし、見る者によって、喪服を着た若い女や留袖の老婆、野良着姿の年増の女などと、年齢と服装の見え方が変わる事などの説明を聞きます。

 

祖母は続けて、八尺様はこの地域の東西南北に建てられた地蔵によって封印されていて、地域の外へと出る事はできないが、その地域内にいる人間は八尺様に狙われる事があり、魅入られた者は数日以内に取り殺されてしまう事などを明かしました。

 

つまり、投稿者は、この八尺様に魅入られており、このままでは数日以内に命を取られてしまうという事でした。

 

 

八尺様(2ch元ネタ)のあらすじ③ 匿われた祖父母宅2階での恐ろしい体験

 

やがて、ど祖父が「Kさん」という老婆を連れて戻ります。

 

投稿者はお札を渡されると、Kさんの指示に従って祖父母宅の2階の1室で朝まで過ごす事になります。この部屋は全ての窓を新聞紙で目張りされて上からお札が貼られており、四隅に盛り塩がされ、木の箱状のもの(投稿者によると祭壇と呼べるような物ではなかったとの事)の上に仏像が置かれていました。

 

祖父は、投稿者に翌朝の午前7時になるまで、何があっても絶対に部屋から出てはならないと言いつけ、自分たちは絶対に外部から呼びかける事はないと伝えました。

 

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投稿者は部屋に置かれたテレビを点けたまま、布団をかぶって震えていましたが、いつの間にか眠っており、再び目を覚ました時は午前1時を回っていました。

 

投稿者が、テレビに映った深夜番組を眺めながら「嫌な時間に起きたな」などと考えていると、「コツコツ」と窓ガラスを外側から手で軽く叩くような音が聞こえる事に気がつきます。

 

そして、それから少しして「おーい、大丈夫か。怖けりゃ無理せんでもいいぞ」と部屋の扉の外から祖父の声が聞こえました。

 

思わずドアを開けそうになった投稿者でしたが、祖父の「自分達が呼びかける事はない」という言葉を思い出し、踏みとどまってお札を握りしめ、震えながら仏像に「助けてください」と必死に祈りました。

 

すると、「ぽぽっぽ、ぽ、ぽぽ…」というあの声が聞こえ、再び窓ガラスを「コツコツ」と叩く音も聞こえ始めました。

 

恐ろしい事が次々と起こる中、投稿者はいつの間にか眠るか気を失うかしており、次に気がついた時には夜が明けており、点けたままのテレビからのニュース番組が流れており時刻表示は7時13分になっていました。部屋の隅に置かれた盛り塩は黒く変色していました。

 

投稿者が恐る恐る部屋のドアを開けると、外で安堵した様子で涙を流す祖母とKさんが迎えてくれました。

 

 

 

八尺様(2ch元ネタ)のあらすじ④ 車に隠されて結界の外へと脱出

 

投稿者が1階に降りると連絡を受けた父親が来ており、祖父に促されて庭へ出ると、9人乗りのワンボックスカーが1台停まっており、投稿者はそれに乗せられました。

 

投稿者は中列の真ん中に座らされ、知らない6人の男達がそれを取り囲むように座りました。隣に座った50代くらいの男性から「俺たちには何も見えんが、お前には見えてしまうだろうから、いいと言うまで我慢して目を開けるな」と告げられます。

 

助手席にKさんが乗り込み、知らない男性の運転でワンボックスカーは走り出しました。前を祖父の運転する軽トラックに、後ろを父親の運転する乗用車で挟まれる形で、時速20キロほどのゆっくりとしたペースで車列は進みます。

 

しばらくして、助手席のKさんが「ここが踏ん張りどころだ」と呟いて念仏のようなものを唱え始めました。

 

「ぽっぽぽ、ぽ、ぽっ、ぽぽぽ…」

 

車の外から、またあの声が聞こえ始めました。投稿者はお札を握りしめ、必死に目を瞑って下を向いていましたが、ついに恐怖に耐えられなくなり、薄目をあけて窓の外をチラリと見てしまいます。

 

投稿者は、窓の外に白っぽいワンピースを目にします。車の移動に合わせて、大股で歩いてついて来ているようでした。そして、それは車内を覗き込もうとするように、屈むような動きをし始めたため、投稿者は思わず「ひっ!」と声を上げ、慌てて目を瞑りお札を握り締めました。

 

車の窓ガラスを外側から手で叩くように「コツコツ」という音が響き、Kさんの念仏に力が入ります。

 

しばらくしてその音と「ぽぽぽ」という声が途切れたと思うと、Kさんが「うまく抜けた」と声を上げました。周囲の男達からも「よかったなあ」と安堵の声が上がりました。

 

 

 

八尺様(2ch元ネタ)のあらすじ⑤ 数年後八尺様を封じていた地蔵が壊される

 

その後、投稿者は父親の乗用車に乗り換えて自宅へと無事帰ります。

 

投稿者が後で聞かされた話によれば、父親も子供の頃に友人の1人が八尺様に魅入られて亡くなっており、祖父から連絡を受けて慌てて駆けつけたという事でした。また、車に乗っていた知らない男達は皆、投稿者とは遠い血縁に当たる人々で、八尺様の目を欺くために急遽集めらた事も知らされます。

 

この体験以来、投稿者は祖父母の住む地域への立ち入りを禁じられ、1度も訪れていませんでした。しかし、それから10年が経過したある日、祖母から電話で「八尺様を封じている地蔵様が誰かに壊されてしまった。それも、お前(投稿者)の家へと通じる道に建てられていたものが」と告げられます。

 

投稿者は迷信だと、自分に言いいかせつつもいつかまたあの「ぽぽぽ」という声が聞こえたらと心配になっていると吐露してこの話は終わっています。

 

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八尺様の出没地域は東北・九州・山陰・愛知・岐阜などの説が存在

 

八尺様の元ネタである、2chに投稿された話の中には、地域などは書かれておらず不明です。

 

元ネタの書き込みの中で唯一、地域に関連する情報として以下のような内容が書かれています。

 

この地区(今は○市の一部であるが、昔は×村、今で言う「大字」にあたる区
分)

 

引用:2ch 「死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない? 196」より

 

インターネット上では八尺様が伝わる地域は東北のどこかという説が有力とされています。これは、青森県上北郡七戸町「八尺堂」という地域がある事や、元ネタが書き込まれて以降に、ネットに書き込まれた八尺様と類似した怪異の体験談が東北地方に多い事などが根拠とされています。

 

また、岐阜県と愛知県に「八尺」という珍しい苗字がある事などから、八尺様の地域は愛知県や岐阜県ではという説もあります。

 

この他にも、特徴の似た妖怪や怪異が多いという事などから、九州や山陰地方のどこかの地域ではという説も出ています。

 

 

 

八尺様と愛媛県の八尺神社は無関係

 

八尺様の正体は神様ではという説もありますが、愛媛県に「八尺神社」という神社があり、関連が考察された事がありました。

 

この八尺神社は「やさか・じんじゃ」と読み、祭神は建速須佐之男命と櫛稲田比売命で、その縁起もはっきりしているため、八尺様とはなんの関係もありません。

 

 

 

八尺様に魅入られた時の対処法

 

 

八尺様に魅入られてしまった時の対処法は、元ネタの話では、新聞紙などで目張りされ、お札や盛り塩、仏像などで守られた部屋に閉じこもり、翌朝に血縁者でカモフラージュしつつ、八尺様を封印している地域外へと脱出するというものでした。

 

ただ、既に八尺様を封印していた地蔵の1つが破壊され、八尺様は結界外へと解き放たれていると見られているため、現時点で効果的な対処法が存在するのかは不明となっています。

 

元ネタによれば、少なくとも、お札や仏像、盛り塩などは若干の効果があるようなので、そうした呪術的なもので防御するかどこかに封印するしかないという事なのかも知れません。

 

また、投稿者は八尺様の方を見てはいけない、呼びかけられても反応してはいけないといった対処法を周囲から指示されていた事などから、八尺様を見てしまった場合はできる限り、気が付いていないフリをするのが良いという事かも知れません。

 

いずれにしても、八尺様の正体がはっきりしていない以上、効果的な対処法を見つけるのは難しそうです。

 

 

 

八尺様をモチーフにした映画など

 

出典:https://m.media-amazon.com/

 

八尺様をモチーフにした単独の映画作品は2022年の現時点においては製作されていませんが、2021年9月10日に公開された「劇場版ほんとうにあった怖い話 ~事故物件芸人3~」という芸人の実話体験談をドラマ仕立てにした映画作品の1エピソードに八尺様を絡めたものがあります。

 

また、映画ではありませんが、iOSやAndroid向けに配信されているホラーゲーム「Silent Playhouse Residence」は、廃墟の中を八尺様から逃げ回るという内容です。

 

他にも小説「裏世界ピクニック」にも八尺様が登場しています。

 

 

 

まとめ

 

今回は、インターネット上で人気の高い怖い話「八尺様」についてまとめてみました。

 

八尺様は、2008年に2chの洒落怖スレで語られた怖い話が元ネタで、その正体については、神様や妖怪、人間の怨念が具現化したものなどの様々な説が語られています。

 

その姿は身長が八尺(約2m40cn)にもなる巨大な女性の姿をしており、白っぽいワンピースに帽子を被った姿をしています。ネット上ではかなり人気のある存在で、萌えキャラ化されてかわいいイラストも多数描かれています。

 

八尺様の地域については、東北や山陰、九州、愛知や岐阜など様々な説がありますがはっきりしていません。また、愛媛県に「八尺神社」という神社が実在しますが、これは八尺様とは関係がありません。

 

対処法としては、お札や盛り塩などで防御しつつ、八尺様が封印されている地域から抜け出す事が考えられますが、現在、八尺様の封印は破壊されて解き放たれた状態にあるとされるため、こうした対処法は有効ではないと思われます。

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