世界の国々には、スラム街があります。世界のスラム街は治安が悪いところが多く、興味本位で足を踏み入れてはいけないと言われるところも少なくありません。
世界のスラム街の危険度ランキングをまとめました。日本に住んでいると決して体験することができない光景が世界のスラム街には広がっているんです。
この記事の目次
- スラム街とは
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第23位 ブラウンズヴィル(アメリカ)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第22位 九龍村(韓国)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第21位 バルスワ(インド)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第20位 デイヴィッド・タワー(ベネズエラ)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第19位 ソウェト(南アフリカ)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第18位 クロントイ・スラム(タイ)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第17位 ミギンゴ島(ケニア)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第16位 セメタリースラム(フィリピン)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第15位 マンシェット・ナセル(エジプト)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第14位 ダラビ(インド)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第13位 バリアーダス(ペルー)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第12位 カエリチャ(南アフリカ)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第11位 トレンチタウン(ジャマイカ)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第10位 トンド(フィリピン)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第9位 ネザ・チャルコ・イツァ(メキシコ)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第8位 スクレ市ペタレ地区(ベネズエラ)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第7位 オランギタウン(パキスタン)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第6位 ラ・ぺルラ(プエルトリコ)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第5位 カニャダレアル(スペイン)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第4位 キベラ(ケニア)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第3位 ファヴェーラ(ブラジル)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第2位 サン・ペドロ・スーラ(ホンジュラス)
- 世界のスラム街の危険度ランキング:第1位 シテ・ソレイユ(ハイチ)
- 世界のスラム街の危険度ランキングのまとめ
スラム街とは
スラム街とは都市部に広がっている貧民街・貧民窟です。密集したバラックのような家が立ち並び、そこにたくさんの人たちが住んでいて、人口過密地帯となっています。
多くのスラム街は、公共サービスが受けられず、無法地帯と化しているため、ごみが散乱し、治安は非常に悪く、ゴミ拾いなどで生計を立てていることも少なくありません。
違法薬物の売買や強盗・殺人等の犯罪、アルコール依存問題、自殺率の高さ、教育水準の低さ、衛生面など問題が山積みとなっていますが、あまりにも治安が悪く、行政もなかなか手を出すことができないため、「都市部の暗部・闇」と言われることも少なくありません。
世界のスラム街の危険度ランキング:第23位 ブラウンズヴィル(アメリカ)
世界のスラム街の危険度ランキング、第23位はアメリカのニューヨークにあるブラウンズヴィルです。
ブラウンズヴィルの場所
ブラウンズヴィルは、アメリカのニューヨークのマンハッタンにあります。
マンハッタンのイーストビレッジと呼ばれる場所にあります。
ブラウンズヴィルはニューヨークの中で治安最悪
世界の最先端都市の1つであるアメリカのニューヨークですが、そのニューヨークのマンハッタンの中にスラム街があります。そのスラム街がブラウンズヴィルです。
ブラウンズヴィルは、ニューヨークで最も治安が悪い場所であり、ニューヨーク在住者はもちろん、黒人も近寄りたくない場所と言われています。
2018年には少年が午後4時に頭を撃たれて死亡、2019年には夜に銃乱射事件が起こり、1人が死亡・12人がケガをする事件がありました。ブラウンズヴィルは「毎日殺人が起こる場所」とも言われるスラム街です。
世界のスラム街の危険度ランキング:第22位 九龍村(韓国)
九龍村の場所
九龍村は韓国の首都・ソウルにあるスラム街です。
九龍村はソウルのセレブエリアで高層ビルやタワーマンションが立ち並ぶ江南エリアにあり、地下鉄の九龍駅から徒歩15分程度の場所にあります。
九龍村はセレブエリアのスラム街
韓国のソウルは日本の若者にも人気の都市です。そのソウルの中でもセレブなエリアとして知られる江南地区。江南地区の外れには、九龍村というスラム街があります。
この九龍村はソウルオリンピックなどの開発で、もともと住んでいた場所を追われた住民たちが、九龍村に集まり、その場所を不法占拠してスラム街を形成していったと言われています。
高層ビルとスラム街の対比が、アカデミー賞受賞の映画「パラサイト」の世界観をそのまま表現している光景となっています。
世界のスラム街の危険度ランキング:第21位 バルスワ(インド)
バルスワの場所
バルスワは、インドの首都のデリーの北西部に位置しています。
バルスワはデリー最大のスラム街
デリーの住民の約4人に1人はスラム街に住んでいるとされていますが、このバルスワには22,000人以上が生活しています。
児童就労が多いスラムとして知られていて、ゴミ捨て場でもあるため、衛生状況は非常に劣悪です。
世界のスラム街の危険度ランキング:第20位 デイヴィッド・タワー(ベネズエラ)
デイヴィッド・タワーの場所
デイヴィッド・タワーはベネズエラの首都・カラカスにある超高層ビルです。
ベネズエラでは3番目に高いビルになります。
デイヴィッド・タワーは超高層スラム街
このデイヴィッド・タワーは正式名称をセントロ・フィナンシエロ・コンフィナンサスと言い、高さ190mの超高層ビルです。このビルは未完成の状態が長く続いたことがあり、2007年ごろから不法占拠の住民が住み着き始め、世界でも珍しい超高層ビルのスラム街となりました。
しかし、2014年に居住者の撤去が始まり、2015年には撤去が完了していますので、現在はスラム街ではありませんが、2018年の地震で被害を受けているようです。
世界のスラム街の危険度ランキング:第19位 ソウェト(南アフリカ)
ソウェトの場所
ソウェトは南アフリカのヨハネスブルグ市にあるスラム街です。
アパルトヘイトに抗議して起こったソウェト蜂起の場所です。
ソウェトはヨハネスブルグ近郊のスラム街
ソウェトは反アパルトヘイト運動の最重要地としての知られる地で、住民のほとんどが黒人です。
アパルトヘイト時代からソウェトはスラム街でしたが、今では一部が高級住宅地となり、治安も良くなってきています。
しかし、ソウェト全体が高級住宅地になったわけではなく、ソウェトの中にはスラム街が残っています。
世界のスラム街の危険度ランキング:第18位 クロントイ・スラム(タイ)
出典:sva.or.jp
クロントイ・スラムの場所
クロントイ・スラムはタイの首都バンコクにありあmす。
クロントイ・スラムはタイのバンコクのチャオプラヤ川の近くにあるスラム街です。バンコクの中でも日本人が集まるプロムポンエリアから2~3kmという場所にあります。
クロントイ・スラムはタイ最大のスラム
バンコクには1800ものスラムが存在していますが、タイ最大にして最古のスラムであるクロントイ・スラムには人口約10万人が暮らしています。
クロントイ・スラムはバンコクの玄関港であるクロントイ港で働く人たちが集まって住み始めたのが始まりで、徐々に大きくなっていき、いつの間にかタイ最大のスラムになっています。
ただ、就学率は98%とのことですので、ほかの世界的なスラムに比べると、そこまで危険度は高くないようです。
世界のスラム街の危険度ランキング:第17位 ミギンゴ島(ケニア)
出典:karapaia.com
ミギンゴ島の場所
ミギンゴ島はアフリカのケニアにあるビクトリア湖内にあるスラム街です。
島全体がスラム街になっています。
ミギンゴ島
ミギンゴ島は2,000㎡の大きさですが、島全体にバラックが立ち並び、800人もの人が住んでいます。つまり、人口密度は非常に高く、さらに入居待ちの人もいるそうです。
2015年のにTBSの「クレイジージャーニー」で「世界一危険島まるごとスラム」として取り上げられて有名になりました。しかし、水産業で稼いでいるため、ナイロビの平均月収よりも平均月収は高いという不思議な島で、見た目的には完全にスラムですが、収入面ではスラムとは言えないのかもしれません。
世界のスラム街の危険度ランキング:第16位 セメタリースラム(フィリピン)
出典:4travel.jp
セメタリースラムの場所
セメタリ―スラムはフィリピンのセブ島の海沿いあるスラムです。
セメタリ―スラムはナボタス墓地という名前の墓地の中にあります。
セメタリースラムはお墓のスラム
フィリピンを代表するリゾート地にあるスラムが、セメタリ―スラムです。
セメタリースラムはお墓が集まっている場所にあります。このお墓の建物に住み、墓の管理などをして暮らす人たちが集まっています。
そのため、ほかのスラムのように犯罪が日常茶飯事で治安が特別に悪いということはないようで、お墓のスラムであるセメタリ―スラムはほかのスラムとは一線を画しています。
ただ、衛生的とは言い難く、Google Mapのストリートビューで見ても、スラム街といって遜色はないエリアです。
世界のスラム街の危険度ランキング:第15位 マンシェット・ナセル(エジプト)
マンシェット・ナセルの場所
マンシェット・ナセルはエジプトのカイロ郊外にあるスラム街です。
エジプトのゴミの街としても知られています。
マンシェット・ナセルはゴミのスラム街
マンシェット・ナセルは9割がイスラム教徒のエジプトの中では珍しく、キリスト教のコプト教徒が住む地区で、カイロのゴミ収集やリサイクルをしている人たちが暮らしています。
カイロのゴミを一手に引き受けているため、街はゴミであふれかえり、衛生面は劣悪ですが、ほかのスラムほど治安が悪いというわけではないようです。
世界のスラム街の危険度ランキング:第14位 ダラビ(インド)
出典:asahi.com
ダラビの場所
ダラビはインド最大の都市ムンバイにあるスラム街です。
ダラビは人口70万人~100万人が暮らす人口密度が高いスラムです。
ダラビは『スラムドッグ$ミリオネア』のスラム街
ダラビは映画『スラムドッグ$ミリオネア』の舞台として有名になったスラム街です。
スラム街というと貧民窟で、貧しい人々が暮らしていますが、地区内の経済活動は年間数十億ドルに達するなど経済活動は活発で、交通アクセスも良好なため、一般的なスラムとは少し違います。
また、治安はほかのスラムよりは比較的良好とされていますが、人口が密集しているため、新型コロナウイルスの流行時はダラビで感染爆発が起こり、その感染状況は把握できないほどになったとされています。
世界のスラム街の危険度ランキング:第13位 バリアーダス(ペルー)
出典:skyticket.jp
バリアーダスの場所
バリアーダスは、南米ペルーの首都・リマにあるスラム街です。
バリアーダスは観光名所のサンクリストバルの丘を取り囲むように位置していて、斜面にへばりつくようにしてカラフルな家が立ち並んでいます。
バリアーダスは工業化でできたスラム
ペルーの首都・ラマにあるバリアーダスは、リマの工業化によって農村部から貧しい人たちがリマに流入したことでできたスラム街です。バリアーダスは「非合法街区」を意味します。
バリアーダスに住んでいる人や現地のペルー人であれば、そこまで治安の悪さは感じないとのことですが、観光客・外国人を狙う強盗は多発しているようですので、日本人は安易に近づいてはいけないエリアです。
世界のスラム街の危険度ランキング:第12位 カエリチャ(南アフリカ)
カエリチャの場所
カエリチャは南アフリカのケープタウンにあるスラム街です。
アパルトヘイト政策によって、黒人が強制的に移住させられた地域であり、現在でもカエリチャの人口の98.6%は黒人です。
カエリチャは世界トップ5のスラム街
カエリチャは、世界トップ5の規模のスラムを形成しています。
カエリチャはケープタウンの中でも最も貧しい地域であり、世帯当たりの年収はUS $ 1,872で、ケープタウンの中央値の約半分しかありません。また、約12万世帯の約半数が不法占拠の住宅に住んでいるとされていて、5家族で1つのトイレを共有しているため、衛生状況は非常に悪く、感染症も蔓延しています。
世界のスラム街の危険度ランキング:第11位 トレンチタウン(ジャマイカ)
出典:tavitt.jp
トレンチタウンの場所
トレンチタウンはカリブ海に浮かぶジャマイカの首都・キングスタウンの中にあります。
治安が悪いため、日本人は足を踏み入れない方が良いと言われている場所です。
トレンチタウンはレゲエ発祥のスラム街
トレンチタウンはジャマイカの首都・キングストンのスラム街です。この地名は下水道のために作られた大きな堀(トレンチ)に由来しています。
治安は非常に悪く、衛生状態も最悪で、住民はもちろん貧困に苦しんでいますので、幼児死亡率は異常に高いです。
ただ、このトレンチタウンはレゲエ音楽の発祥の地と言われていて、アルトン・エリス、デルロイ・ウィルソン、リロイ・シブルスなどはこのトレンチタウン出身で、ボブ・マーリーなどの著名なミュージシャンもトレンチタウンを拠点としていました。
世界のスラム街の危険度ランキング:第10位 トンド(フィリピン)
トンドの場所
トンドはフィリピンの首都・マニラの北西部に位置するエリアです。
多くのスラムがひしめきあっています。
トンドは東洋一のスラム街
トンドは東洋一のスラム街と言われているエリアで、フィリピンのスラム街+ゴミ捨て場として有名だったスモーキーマウンテンも、このトンドにありました(スモーキーマウンテンは現在は閉鎖)。
世界有数の人口密集地ということもあり、フィリピンの新型コロナウイルスはこのトンド地区で最初に流行爆発が起こったと言われています。
衛生状況は悪く、ストリートチルドレンも多いため、危険エリアと言われていますが、現地の旅行会社では見学ツアーも行われているようです。
世界のスラム街の危険度ランキング:第9位 ネザ・チャルコ・イツァ(メキシコ)
出典:ocococo.com
ネザ・チャルコ・イツァの場所
ネザ・チャルコ・イツァはメキシコの首都であるメキシコシティの隣のメヒコ州に位置するメキシコ最大のスラム街です。
もともとは埋立地として使われていた場所にスラム街ができました。
ネザ・チャルコ・イツァはメキシコ最大のスラム街
ネザ・チャルコ・イツァには400万人が住むと言われていて、メキシコ最大のスラム街です。メキシコのほかのエリアから移住してきた人たちが住みついた場所で、電気や水道はありますが、1990年代にギャングが形成されて以降、非常に犯罪率が高くなっています。
この400万人という数字はメキシコシティの約10分の1を占めています。
世界のスラム街の危険度ランキング:第8位 スクレ市ペタレ地区(ベネズエラ)
出典:diggity.info
スクレ市ペタレ地区の場所
スクレ市ペタレ地区は、ベネズエラの首都カラカスに隣接する地域です。
カラカス首都圏のエリアで、山にへばりつくようにスラム街が広がっています。
スクレ市ペタレ地区は超危険なスラム街
スクレ市ペタレ地区はカラカス最大のスラム街で、警察でも安易に近づくことができない非常に危険なエリアです。日本の外務省は次のように説明しています。
カラカス首都区に隣接するスクレ市ペタレ地区には、カラカス首都圏最大の貧民街(スラム街)が広がっており、殺人、強盗、誘拐等の凶悪事件が日常的に発生するなど大変危険な地域です。同地区は、警察でも数十人規模の部隊を編成しなければ、危険で立ち入れない場所で、また、ひったくり、置き引き、スリ等の犯罪件数も依然として高水準で推移しています。これらの犯罪の約60%は公道上で昼夜問わず発生しています。
引用:外務省海外安全情報
警察でも数十人規模の部隊でないと立ち入れない場所。日本人の常識の範囲を超えています。
世界のスラム街の危険度ランキング:第7位 オランギタウン(パキスタン)
出典:iied.org
オランギタウンの場所
オランギタウンはパキスタンの大都市であるカラチにあるスラム街です。
カラチの中心部の北部に位置していて、インドのムンバイにあるスラム街よりも、2倍以上の人が住んでいます。
オランギタウンはパキスタン最大のスラム街
パキスタンのカラチにあるオランギタウンは、アジア最大のスラム街の1つです。このスラム街では240万人が生活していて、オランギパイロットプロジェクトという貧困緩和政策が1980年にスタートしてからは、トイレ事情は多少は良くなったようですが、いまだに水不足が深刻で、汚染された水によりたくさんの乳幼児が死亡しています。
また、衛生状況は悪く、コレラやデング熱などの感染症が蔓延しています。また、ギャングが存在し、治安も非常に悪く、レイプが日常生活茶飯事になっています。
世界のスラム街の危険度ランキング:第6位 ラ・ぺルラ(プエルトリコ)
ラ・ペルラの場所
ラ・ペルラはカリブ海のプエルトリコの海沿いにあるスラムです。
写真で見ると、そこまで「スラム街!」という印象はありませんが、内部に入ると非常に危険なスラムです。
ラ・ぺルラはヘロイン売買のスラム
カリブ海に浮かぶ島国のプエルトリコは貧困が問題になっていて、7割の世帯が生活保護を受けていると言われています。
そんなプエルトリコの北部にラ・ペルラは治安が悪いスラム街で、ドラッグ(特にヘロイン)の取引が行われる場所として有名です。長屋のようなボロボロな家が海岸沿いに並んでいるのですが、その中にそれなりにきれいな家があるのは、ドラッグのディーラーの家とのことです。
ラ・ペルラは強盗・殺人・レイプは日常茶飯事で、プエルトリコの殺人事件のほとんどはラ・ペルラで行われているとのことです。
世界のスラム街の危険度ランキング:第5位 カニャダレアル(スペイン)
出典:skyticket.jp
カニャダレアルの場所
カニャダレアルはスペインの首都・マドリード郊外にあるヨーロッパ最大級のスラム街です。
マドリードから車で15分ほどの場所にあります。
カニャダレアルはヨーロッパ最大のスラム街
カニャダレアルはセクション1~6まで分かれていて、数字が大きくなるほど危険度が増すそうです。
不法占拠でできたスラム街なので、公共サービスを受けることはできず、セクション6では日中堂々と麻薬取引が行われています。また、警察もほぼ入らない地域のため、治安はヨーロッパの中でも非常に悪い地域となっています。
世界のスラム街の危険度ランキング:第4位 キベラ(ケニア)
出典:prtimes.jp
キベラの場所
キベラはケニアのナイロビにあるスラム街です。
アフリカ最大級のスラムの1つです。
キベラはケニア最大のスラム街
キベラはナイロビ郊外にあるスラム街で、100~200万人が住んでいます。下水などの設備はなく、衛生面は劣悪です。
ただ、マゴソスクール寺子屋があり、子供たちが学ぶ場は用意されていて、日本人女性もその学校を支援しています。また、スタディツアーが行われていることもあり、キベラはそこまで治安が劇的に悪いというわけではないようです。
世界のスラム街の危険度ランキング:第3位 ファヴェーラ(ブラジル)
出典:courrier.jp
ファヴェーラの場所
ファヴェーラとは、ブラジルのスラムを表す言葉ですが、ここではリオデジャネイロのファヴェーラを扱います。
リオデジャネイロのファヴェーラは、約1,300ヶ所もありますが、最大のファヴェーラはホシーニャです。
ファヴェーラはリオのスラム街
リオの人口の4人に1人はスラムに住むと言われています。
治安はリオデジャネイロ自体が悪いのですが、ファヴェーラは特に治安は悪く、日本人は足を踏み入れられない場所です。
2022年にはリオのスラム街2ヶ所に警察1,300人が動員され、治安回復への努力が行われています。
世界のスラム街の危険度ランキング:第2位 サン・ペドロ・スーラ(ホンジュラス)
出典:jptrp.com
サン・ペドロ・スーラの場所
サン・ペドロ・スーラはホンジュラスの北西部にある都市です。
ホンジュラス第2の人口を持つ有する都市で、とにかく治安が悪いことで有名です。
サン・ペドロ・スーラは都市全体がスラム街
サン・ペドロ・スーラは町全体がスラムのような場所です。「世界一治安が悪い都市ランキング」では常に上位(ほぼ1位)であり、麻薬組織間の抗争が日常茶飯事で、殺人事件が多発しています。
都市全体が治安が悪すぎて、日本人は近づかない方が良い場所です。
世界のスラム街の危険度ランキング:第1位 シテ・ソレイユ(ハイチ)
シテ・ソレイユの場所
シテ・ソレイユはカリブ海の島国・ハイチの首都ポルトープランスの首都圏の北部の海岸沿いにあるスラムです。
もともとはごみの埋め立て地だった場所に貧しい人たちが集まってきて生活し、スラム街が形成されました。
シテ・ソレイユには32のギャンググループが・・・
このして・ソレイユは北半球・西半球で最大のスラム街と言われていて、人口は20~30万人と推計されています。
下水設備やお店はなく、警察・電気は少ない場所です。また、32のギャンググループが存在し、犯罪率は高い場所です。
識字率は非常に低く、国連の事務総長は「国連の平和維持活動最重要課題」と発言するほどの問題が多いスラムです。言うまでもなく、治安は非常に悪い場所ですので、近づいてはいけないエリアと言えるでしょう。
世界のスラム街の危険度ランキングのまとめ
世界のスラム街の危険度ランキングをまとめました。スラム街に興味を持って、見学したいという人も多いと思います。でも、スラム街に興味本位で足を踏み入れるのは危険です。どうしても見学したいという人は、スタディツアーなどを利用するようにしましょう。